JPH05196220A - ごみ焼却装置 - Google Patents
ごみ焼却装置Info
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- JPH05196220A JPH05196220A JP583692A JP583692A JPH05196220A JP H05196220 A JPH05196220 A JP H05196220A JP 583692 A JP583692 A JP 583692A JP 583692 A JP583692 A JP 583692A JP H05196220 A JPH05196220 A JP H05196220A
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Links
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Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ごみを焼却するに先立って、ごみの分別などの
前処理を行う必要がなく、また、燃焼炉の寿命を保ちな
がらごみの燃焼を良好に行えるようにする。 【構成】ごみが移動する方向に、低温燃焼に耐えうる材
料で構成された低温燃焼部と高温燃焼に耐えうる材料で
構成された高温燃焼部とで形成される燃焼炉と、燃焼炉
内のごみが移動する方向の温度分布を測定する温度分布
測定手段と、温度分布測定手段からの信号を入力し、前
記低温燃焼部領域付近のごみの燃焼温度を所定の温度以
下になるように制御すると共に、前記高温燃焼部領域付
近の燃焼温度を所定の温度以上になるように制御する燃
焼温度制御手段とで構成される。
前処理を行う必要がなく、また、燃焼炉の寿命を保ちな
がらごみの燃焼を良好に行えるようにする。 【構成】ごみが移動する方向に、低温燃焼に耐えうる材
料で構成された低温燃焼部と高温燃焼に耐えうる材料で
構成された高温燃焼部とで形成される燃焼炉と、燃焼炉
内のごみが移動する方向の温度分布を測定する温度分布
測定手段と、温度分布測定手段からの信号を入力し、前
記低温燃焼部領域付近のごみの燃焼温度を所定の温度以
下になるように制御すると共に、前記高温燃焼部領域付
近の燃焼温度を所定の温度以上になるように制御する燃
焼温度制御手段とで構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみを焼却するに先立
って分別する必要のないごみ焼却装置に関し、更に詳し
くは、ごみの燃焼状態を検出する複数の検出手段を備え
た計装制御設備と、これらの検出手段からの信号に基づ
いて燃焼制御を行う演算機能を有する制御設備とで構成
されるごみ燃焼装置に関する。
って分別する必要のないごみ焼却装置に関し、更に詳し
くは、ごみの燃焼状態を検出する複数の検出手段を備え
た計装制御設備と、これらの検出手段からの信号に基づ
いて燃焼制御を行う演算機能を有する制御設備とで構成
されるごみ燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、市民生活に伴って発生する一般都
市のごみの急増傾向は、様々なごみに関する社会問題を
引き起こしている。このために各自治体では、環境を保
全しながら効率的なごみ処理を行う必要性に迫られてい
る。従来より、ごみ処理の一つの手法として、ごみ焼却
炉による処理が行われているが、この場合に用いられる
ごみ焼却炉は、ストーカ式あるいは流動床式ごみ焼却炉
が中心に採用されてきている。
市のごみの急増傾向は、様々なごみに関する社会問題を
引き起こしている。このために各自治体では、環境を保
全しながら効率的なごみ処理を行う必要性に迫られてい
る。従来より、ごみ処理の一つの手法として、ごみ焼却
炉による処理が行われているが、この場合に用いられる
ごみ焼却炉は、ストーカ式あるいは流動床式ごみ焼却炉
が中心に採用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの焼却炉は、炉
の起動や停止が短時間にでき、炉の停止時に煙や臭気の
発生が比較的少ないという特長があるが、燃焼に先立っ
て燃焼可能なごみの種類を分別する必要があるなど、前
処理が必要な上に、この前処理設備でのトラブルが多い
という課題があった。また、ごみの種類(例えばプラス
チック等)によっては、燃焼によって高温となる物質も
あり、これらが炉を傷め燃焼炉の寿命を短くしていると
いう課題もあった。
の起動や停止が短時間にでき、炉の停止時に煙や臭気の
発生が比較的少ないという特長があるが、燃焼に先立っ
て燃焼可能なごみの種類を分別する必要があるなど、前
処理が必要な上に、この前処理設備でのトラブルが多い
という課題があった。また、ごみの種類(例えばプラス
チック等)によっては、燃焼によって高温となる物質も
あり、これらが炉を傷め燃焼炉の寿命を短くしていると
いう課題もあった。
【0004】本発明は、この様な点に鑑みてなされたも
ので、ごみを焼却するに先立ってごみの分別などの前処
理を行う必要がなく、また、長期間の使用に耐えるごみ
焼却装置を提供することを目的とする。
ので、ごみを焼却するに先立ってごみの分別などの前処
理を行う必要がなく、また、長期間の使用に耐えるごみ
焼却装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この様な目的を達成する
本発明は、ごみが移動する方向に、低温燃焼に耐えうる
材料で構成された低温燃焼部と高温燃焼に耐えうる材料
で構成された高温燃焼部とで形成される燃焼炉と、燃焼
炉内のごみが移動する方向の温度分布を測定する温度分
布測定手段と、温度分布測定手段からの信号を入力し、
前記低温燃焼部領域付近のごみの燃焼温度を所定の温度
以下になるように制御すると共に、前記高温燃焼部領域
付近の燃焼温度を所定の温度以上になるように制御する
燃焼温度制御手段と、を備えたごみ焼却装置である。
本発明は、ごみが移動する方向に、低温燃焼に耐えうる
材料で構成された低温燃焼部と高温燃焼に耐えうる材料
で構成された高温燃焼部とで形成される燃焼炉と、燃焼
炉内のごみが移動する方向の温度分布を測定する温度分
布測定手段と、温度分布測定手段からの信号を入力し、
前記低温燃焼部領域付近のごみの燃焼温度を所定の温度
以下になるように制御すると共に、前記高温燃焼部領域
付近の燃焼温度を所定の温度以上になるように制御する
燃焼温度制御手段と、を備えたごみ焼却装置である。
【0006】
【作用】温度分布測定手段は、ごみの移動方向全体の燃
焼温度の分布情況を測定する。燃焼温度制御手段は、燃
焼炉に供給する1次空気の量や2次空気の量を制御する
ことにより、燃焼炉の低温燃焼部領域の温度を所定の温
度以下になるように、また、高温燃焼領域の温度を所定
の温度以上になるように制御する。
焼温度の分布情況を測定する。燃焼温度制御手段は、燃
焼炉に供給する1次空気の量や2次空気の量を制御する
ことにより、燃焼炉の低温燃焼部領域の温度を所定の温
度以下になるように、また、高温燃焼領域の温度を所定
の温度以上になるように制御する。
【0007】これにより燃焼炉を傷めないで、ごみの完
全燃焼を実現する。
全燃焼を実現する。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す全体構成図
である。図において、1はごみ供給クレーン、2はホッ
パ、3はごみ燃焼炉で、ここでは、一端の入口側に投入
されたごみが、回転によって攪拌されながら他端出口方
向に移送されるような構造(ロータリーキルン式構造)
の回転火格子4を含んで構成されている。5は回転火格
子4の回転駆動用のモータである。
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す全体構成図
である。図において、1はごみ供給クレーン、2はホッ
パ、3はごみ燃焼炉で、ここでは、一端の入口側に投入
されたごみが、回転によって攪拌されながら他端出口方
向に移送されるような構造(ロータリーキルン式構造)
の回転火格子4を含んで構成されている。5は回転火格
子4の回転駆動用のモータである。
【0009】ごみ供給クレーン1は、図示してないごみ
ピットからのごみを持ち上げ、ホッパ2内に投入するた
めのものである。ホッパ2の底部付近には、回転火格子
4の入口41側にごみを落下させるためのごみ供給プッ
シャ21が設けられている。このごみ供給ブッシャ21
は、プッシャ駆動手段22によりその往復速度が制御さ
れ、燃焼炉へのごみ供給量を制御できるようになってい
る。また、回転駆動モータ5は、モータ制御手段51に
よりその回転速度が制御され、回転火格子4内のごみの
移動速度を制御できるようになっている。
ピットからのごみを持ち上げ、ホッパ2内に投入するた
めのものである。ホッパ2の底部付近には、回転火格子
4の入口41側にごみを落下させるためのごみ供給プッ
シャ21が設けられている。このごみ供給ブッシャ21
は、プッシャ駆動手段22によりその往復速度が制御さ
れ、燃焼炉へのごみ供給量を制御できるようになってい
る。また、回転駆動モータ5は、モータ制御手段51に
よりその回転速度が制御され、回転火格子4内のごみの
移動速度を制御できるようになっている。
【0010】回転火格子4は、入口41からごみが移動
する方向に沿う領域A部分は、材料として、比較的低温
(例えば500℃以下)の燃焼に耐えられる材料、例え
ば普通鋼、あるいはステンレス材等で構成されており低
温燃焼領域部となっている。また、この領域Aから出口
42まで続く領域B部分は、材料として比較的高温(例
えば500℃以上)の燃焼にも耐えうる材料、例えば、
高クローム鋼、あるいはタングステン、タンタル、カン
タルなどを主要成分とする鋼材で構成されており、高温
燃焼領域部となっている。
する方向に沿う領域A部分は、材料として、比較的低温
(例えば500℃以下)の燃焼に耐えられる材料、例え
ば普通鋼、あるいはステンレス材等で構成されており低
温燃焼領域部となっている。また、この領域Aから出口
42まで続く領域B部分は、材料として比較的高温(例
えば500℃以上)の燃焼にも耐えうる材料、例えば、
高クローム鋼、あるいはタングステン、タンタル、カン
タルなどを主要成分とする鋼材で構成されており、高温
燃焼領域部となっている。
【0011】6は1次空気の供給管路、60はこの供給
管路に設置した送風ポンプである。供給管路6から供給
される空気は管路61,62,63を経て、回転火格子
4の下方に供給されている。ここで管路61の出口は低
温燃焼領域A内に、管路62の出口は低温燃焼領域Aと
高温燃焼領域Bの境界付近に、管路63の出口は高温燃
焼領域B内にそれぞれ設置されている。また、各管路6
1〜63内には、そこを通過する空気の流量をそれぞれ
独自に制御するためのダンパ64〜66が設置されてい
ると共に、その下流側には空気流量を検出する流量セン
サ67〜69が設置してある。
管路に設置した送風ポンプである。供給管路6から供給
される空気は管路61,62,63を経て、回転火格子
4の下方に供給されている。ここで管路61の出口は低
温燃焼領域A内に、管路62の出口は低温燃焼領域Aと
高温燃焼領域Bの境界付近に、管路63の出口は高温燃
焼領域B内にそれぞれ設置されている。また、各管路6
1〜63内には、そこを通過する空気の流量をそれぞれ
独自に制御するためのダンパ64〜66が設置されてい
ると共に、その下流側には空気流量を検出する流量セン
サ67〜69が設置してある。
【0012】7は2次空気の供給管路で、ここから供給
される空気は管路71,72を経て、回転火格子4の上
方に供給されている。ここで管路71の出口は低温燃焼
領域Aの上方付近に、管路72の出口は高温燃焼領域B
の上方付近に吐き出されるように設置されている。ま
た、各管路71,72内には、そこを通過する2次空気
の流量を独自に制御するためのダンパ73,74が設置
されていると共に、その下流側には空気流量を検出する
流量センサ75,76が設置してある。
される空気は管路71,72を経て、回転火格子4の上
方に供給されている。ここで管路71の出口は低温燃焼
領域Aの上方付近に、管路72の出口は高温燃焼領域B
の上方付近に吐き出されるように設置されている。ま
た、各管路71,72内には、そこを通過する2次空気
の流量を独自に制御するためのダンパ73,74が設置
されていると共に、その下流側には空気流量を検出する
流量センサ75,76が設置してある。
【0013】81は回転火格子4の低温燃焼領域A付近
に設置した温度センサ、82は低温燃焼領域Aと高温燃
焼領域Bの境界付近に設置した温度センサ、83は高温
燃焼領域B付近に設置した温度センサ、84は燃焼炉の
中央部付近に設置され、燃焼ガスの温度を検出する温度
センサである。これらの各温度センサとしては、例えば
熱伝対あるいは測温抵抗体を用いたものが用いられてい
る。
に設置した温度センサ、82は低温燃焼領域Aと高温燃
焼領域Bの境界付近に設置した温度センサ、83は高温
燃焼領域B付近に設置した温度センサ、84は燃焼炉の
中央部付近に設置され、燃焼ガスの温度を検出する温度
センサである。これらの各温度センサとしては、例えば
熱伝対あるいは測温抵抗体を用いたものが用いられてい
る。
【0014】43は回転火格子4から排出される残灰の
放出口、44は燃焼室、45は燃焼炉内に発生する高温
ガスによって熱交換し蒸気を発生するボイラで、廃熱を
有効に利用するために設けられている。なおこのボイラ
は、必ずしも必要でない。46は電気集じん器、47は
煙突、48は誘引送風機、49は有害ガスの除去設備で
ある。これらの各設備は従来装置のものと変わらない。
放出口、44は燃焼室、45は燃焼炉内に発生する高温
ガスによって熱交換し蒸気を発生するボイラで、廃熱を
有効に利用するために設けられている。なおこのボイラ
は、必ずしも必要でない。46は電気集じん器、47は
煙突、48は誘引送風機、49は有害ガスの除去設備で
ある。これらの各設備は従来装置のものと変わらない。
【0015】23は残灰の放出口43から放出された灰
を運ぶコンベア、24は灰ピットである。図2は、本発
明に係わる焼却炉上の温度分布を制御する制御装置の機
能ブロック図である。なお、この燃焼炉にはボイラが設
置されているので、その出力蒸気圧等を制御するための
制御装置も備えられているが、本発明と直接関係しない
のでここでは省略してある。
を運ぶコンベア、24は灰ピットである。図2は、本発
明に係わる焼却炉上の温度分布を制御する制御装置の機
能ブロック図である。なお、この燃焼炉にはボイラが設
置されているので、その出力蒸気圧等を制御するための
制御装置も備えられているが、本発明と直接関係しない
のでここでは省略してある。
【0016】図において、図1の各部分に対応する部分
には同一の符号を付してある。RINは燃焼炉を総括し
て示したものであり、内部には、回転火格子4の下部付
近に供給する1次空気量を制御するためのダンパ64〜
66、その空気量を検出する流量センサ67〜69、回
転火格子4の上部付近に供給する2次空気量を制御する
ためのダンパ73,74、その空気量を検出する流量セ
ンサ75,76、燃焼炉内の各部分の温度を検出する温
度センサ81〜84等が含まれている。
には同一の符号を付してある。RINは燃焼炉を総括し
て示したものであり、内部には、回転火格子4の下部付
近に供給する1次空気量を制御するためのダンパ64〜
66、その空気量を検出する流量センサ67〜69、回
転火格子4の上部付近に供給する2次空気量を制御する
ためのダンパ73,74、その空気量を検出する流量セ
ンサ75,76、燃焼炉内の各部分の温度を検出する温
度センサ81〜84等が含まれている。
【0017】60は1次空気流量を制御するための制御
手段で、各流量センサ67〜69からの信号を入力し、
各ダンパ64〜66にそれぞれ個別に操作信号を出力し
ている。70は2次空気流量を制御するための制御手段
で、各流量センサ75,76からの信号を入力し、各ダ
ンパ73,74にそれぞれ個別に操作信号を出力してい
る。
手段で、各流量センサ67〜69からの信号を入力し、
各ダンパ64〜66にそれぞれ個別に操作信号を出力し
ている。70は2次空気流量を制御するための制御手段
で、各流量センサ75,76からの信号を入力し、各ダ
ンパ73,74にそれぞれ個別に操作信号を出力してい
る。
【0018】91は燃焼ガスの温度を検出する温度セン
サ84からの信号を入力する燃焼ガス温度調節手段で、
その制御出力は2次空気量制御手段70に与えられてい
る。92は回転火格子4の各部分の温度を検出する温度
センサ81〜83、および温度センサ84からの信号を
それぞれ入力する温度分布推定手段(温度分布測定手
段)で、回転火格子4内のごみの移動方向の温度分布を
推定するように構成してある。なお、この温度分布推定
手段は、複数の温度センサからの信号に基づいて温度分
布を推定するようにしているが、例えば燃焼炉全体を捕
らえる赤外線カメラを設置して、それらの信号に基づい
て温度分布を測定するような構成でもよい。
サ84からの信号を入力する燃焼ガス温度調節手段で、
その制御出力は2次空気量制御手段70に与えられてい
る。92は回転火格子4の各部分の温度を検出する温度
センサ81〜83、および温度センサ84からの信号を
それぞれ入力する温度分布推定手段(温度分布測定手
段)で、回転火格子4内のごみの移動方向の温度分布を
推定するように構成してある。なお、この温度分布推定
手段は、複数の温度センサからの信号に基づいて温度分
布を推定するようにしているが、例えば燃焼炉全体を捕
らえる赤外線カメラを設置して、それらの信号に基づい
て温度分布を測定するような構成でもよい。
【0019】93は回転火格子4の回転軸方向(ごみの
移動方向)の温度分布を設定する温度分布設定手段で、
回転火格子4のA領域は例えば500℃以下の温度、B
領域は500℃以上の温度になるような温度分布が設定
される。94は温度分布推定手段92による推定結果
と、温度分布設定手段93からの設定値とが与えられる
温度分布制御手段である。この温度分布制御手段94
は、温度分布の推定結果に基づいて求められた各補正信
号を、それぞれ1次空気量制御手段60、2次空気量制
御手段70、プッシャ駆動手段22、モータ制御手段5
1に個別に与えるように構成してある。これにより、回
転火格子4の下部付近に供給する1次空気量、回転火格
子の上部付近に供給する2次空気量、回転火格子内のご
み量やその移動速度を、温度分布制御手段94からの指
示で制御できるようになっている。95はCTRのよう
な表示手段、96はキーボードで、これらはマンマシン
インターフェースとして機能する。
移動方向)の温度分布を設定する温度分布設定手段で、
回転火格子4のA領域は例えば500℃以下の温度、B
領域は500℃以上の温度になるような温度分布が設定
される。94は温度分布推定手段92による推定結果
と、温度分布設定手段93からの設定値とが与えられる
温度分布制御手段である。この温度分布制御手段94
は、温度分布の推定結果に基づいて求められた各補正信
号を、それぞれ1次空気量制御手段60、2次空気量制
御手段70、プッシャ駆動手段22、モータ制御手段5
1に個別に与えるように構成してある。これにより、回
転火格子4の下部付近に供給する1次空気量、回転火格
子の上部付近に供給する2次空気量、回転火格子内のご
み量やその移動速度を、温度分布制御手段94からの指
示で制御できるようになっている。95はCTRのよう
な表示手段、96はキーボードで、これらはマンマシン
インターフェースとして機能する。
【0020】ここで、温度分布推定手段92、温度分布
制御手段94、その他の制御手段は、例えば分散形制御
システムを用いて構成することが可能である。この様に
構成した装置の動作を次に説明する。図3は、温度分布
設定手段93が設定する温度分布設定値の様子を示す図
である。ここで、横軸は回転火格子4内のごみの移動方
向を示しおり、図示するように回転火格子4のA領域は
例えば最高温度が500℃以下の温度分布となるよう
に、B領域は最高温度が500℃以上で、かつ最適な燃
焼状態のときの燃焼炉上の温度分布を想定したデータが
設定されている。この温度分布設定データとしては、理
想的な燃焼状態の時の、例えば等温曲線100℃と等温
曲線200℃といったように複数本の温度分布曲線を設
定してもよい。
制御手段94、その他の制御手段は、例えば分散形制御
システムを用いて構成することが可能である。この様に
構成した装置の動作を次に説明する。図3は、温度分布
設定手段93が設定する温度分布設定値の様子を示す図
である。ここで、横軸は回転火格子4内のごみの移動方
向を示しおり、図示するように回転火格子4のA領域は
例えば最高温度が500℃以下の温度分布となるよう
に、B領域は最高温度が500℃以上で、かつ最適な燃
焼状態のときの燃焼炉上の温度分布を想定したデータが
設定されている。この温度分布設定データとしては、理
想的な燃焼状態の時の、例えば等温曲線100℃と等温
曲線200℃といったように複数本の温度分布曲線を設
定してもよい。
【0021】ごみ供給クレーン1により、ホッパ2内に
投入されたごみは、プッシャ21により回転火格子4の
入口付近に落下される。回転火格子4内に落下したごみ
は、回転火格子4の回転とともに強力に攪拌されながら
回転軸方向に送られる。この間、ごみは、はじめにA領
域入口付近において乾燥され、次に着火され比較的低温
で燃焼する。続いてB領域に移動し比較的高温で燃焼
し、やがて灰となって放出口43から排出される。
投入されたごみは、プッシャ21により回転火格子4の
入口付近に落下される。回転火格子4内に落下したごみ
は、回転火格子4の回転とともに強力に攪拌されながら
回転軸方向に送られる。この間、ごみは、はじめにA領
域入口付近において乾燥され、次に着火され比較的低温
で燃焼する。続いてB領域に移動し比較的高温で燃焼
し、やがて灰となって放出口43から排出される。
【0022】燃焼用の1次空気は、管路6から各管路6
1,62,63に分かれ、回転火格子4の下部に送ら
れ、格子の隙間から回転火格子内に噴出してごみを乾燥
させると共に燃焼に寄与する。また、回転火格子を下側
から冷却して、高温腐食を防止する。燃焼により発生し
た燃焼ガスは、燃焼室44からボイラ45を通り、電気
集じん器46、有害ガス除去設備49を経て煙突47か
ら外部へ排出される。
1,62,63に分かれ、回転火格子4の下部に送ら
れ、格子の隙間から回転火格子内に噴出してごみを乾燥
させると共に燃焼に寄与する。また、回転火格子を下側
から冷却して、高温腐食を防止する。燃焼により発生し
た燃焼ガスは、燃焼室44からボイラ45を通り、電気
集じん器46、有害ガス除去設備49を経て煙突47か
ら外部へ排出される。
【0023】ところで、回転火格子4上の温度分布は、
複数の温度センサ81〜84からの信号を入力する温度
分布推定手段92によって、各温度センサが設置されて
いる位置とそれらからの信号の大きさに基づいて、燃焼
状態での温度分布が求められる。また、複数の温度セン
サに代えて、赤外線カメラを用いる場合は、回転火格子
4上を平面的に縦方向に複数個、横方向に複数個のマト
リックス状に区分けして、それに赤外線カメラからの信
号をコンピュータグラフィックスにより画像処理して求
める。
複数の温度センサ81〜84からの信号を入力する温度
分布推定手段92によって、各温度センサが設置されて
いる位置とそれらからの信号の大きさに基づいて、燃焼
状態での温度分布が求められる。また、複数の温度セン
サに代えて、赤外線カメラを用いる場合は、回転火格子
4上を平面的に縦方向に複数個、横方向に複数個のマト
リックス状に区分けして、それに赤外線カメラからの信
号をコンピュータグラフィックスにより画像処理して求
める。
【0024】図4は、この様にして求められた燃焼炉上
の温度分布情況をCRT等の表示手段95に視覚的に分
かりやすい形で表示した図である。ここでは、等温曲線
によって温度分布情況を示している。温度分布推定手段
92は、これらの温度分布情況の中から、温度分布設定
手段93に設定されている温度分布データに対応するデ
ータ、例えば、等温曲線100℃と等温曲線200℃と
いったような複数本の温度分布曲線を抽出し、温度分布
制御手段94に与える。
の温度分布情況をCRT等の表示手段95に視覚的に分
かりやすい形で表示した図である。ここでは、等温曲線
によって温度分布情況を示している。温度分布推定手段
92は、これらの温度分布情況の中から、温度分布設定
手段93に設定されている温度分布データに対応するデ
ータ、例えば、等温曲線100℃と等温曲線200℃と
いったような複数本の温度分布曲線を抽出し、温度分布
制御手段94に与える。
【0025】温度分布制御手段94は、温度分布設定手
段93から与えられる温度分布設定データと、温度分布
推定手段92から与えられる実際の燃焼炉内の温度分布
を示すデータとを比較し、実際の温度分布が設定された
温度分布に等しくなるように、あるいは近似するように
各補正設定値信号を、1次空気量制御手段60、2次空
気量制御手段70、プッシャ駆動手段22、モータ制御
手段51に個別に与える。
段93から与えられる温度分布設定データと、温度分布
推定手段92から与えられる実際の燃焼炉内の温度分布
を示すデータとを比較し、実際の温度分布が設定された
温度分布に等しくなるように、あるいは近似するように
各補正設定値信号を、1次空気量制御手段60、2次空
気量制御手段70、プッシャ駆動手段22、モータ制御
手段51に個別に与える。
【0026】ここで、回転火格子4内において、ごみの
燃焼状態は、ごみの質や量、その移動速度等各種条件に
よって変動する。また、1次空気の量や2次空気の量に
よっても変動する。すなわち、回転火格子4の入口付近
に落下したごみは、はじめに管路61から吹き出される
1次空気や管路71から吹き出される2次空気、さらに
燃焼による輻射熱などにより乾燥し、やがて着火するこ
とになるので、例えば、管路61から吹き出される1次
空気の量を減少させると、ごみの乾燥効率が低下するこ
ととなり、着火時間を遅らせることができる。また、管
路71から吹き出される2次空気により、燃焼室内の燃
焼ガスの流れを押し流すことが可能である。
燃焼状態は、ごみの質や量、その移動速度等各種条件に
よって変動する。また、1次空気の量や2次空気の量に
よっても変動する。すなわち、回転火格子4の入口付近
に落下したごみは、はじめに管路61から吹き出される
1次空気や管路71から吹き出される2次空気、さらに
燃焼による輻射熱などにより乾燥し、やがて着火するこ
とになるので、例えば、管路61から吹き出される1次
空気の量を減少させると、ごみの乾燥効率が低下するこ
ととなり、着火時間を遅らせることができる。また、管
路71から吹き出される2次空気により、燃焼室内の燃
焼ガスの流れを押し流すことが可能である。
【0027】なお、2次空気の燃焼室内への吐き出し口
は、2次燃焼に効果的に作用するように、また、回転火
格子4上の温度分布を効果的に変更できる位置に、複数
個設けられているものとする。従って、例えば管路61
を通って回転火格子4内に噴射される1次空気量を制御
するとともに、管路71を通って燃焼室44に吐き出さ
れる2次空気を、燃焼ガスがB領域方向に押し流される
ように制御することで、A領域の燃焼温度を比較的低
く、B領域の燃焼温度を比較的高くするような温度分布
の制御を行うことができる。また、例えば管路63から
吹き出される1次空気の量を増大させることにより、B
領域での燃焼を促進し、ごみの完全燃焼と有害ガスの発
生を低減することができる。
は、2次燃焼に効果的に作用するように、また、回転火
格子4上の温度分布を効果的に変更できる位置に、複数
個設けられているものとする。従って、例えば管路61
を通って回転火格子4内に噴射される1次空気量を制御
するとともに、管路71を通って燃焼室44に吐き出さ
れる2次空気を、燃焼ガスがB領域方向に押し流される
ように制御することで、A領域の燃焼温度を比較的低
く、B領域の燃焼温度を比較的高くするような温度分布
の制御を行うことができる。また、例えば管路63から
吹き出される1次空気の量を増大させることにより、B
領域での燃焼を促進し、ごみの完全燃焼と有害ガスの発
生を低減することができる。
【0028】この様な、1次空気量と2次空気量とを制
御する中で、例えば良質のごみの場合は、回転火格子4
内のごみの高温燃焼部がA領域側に移動する傾向にあ
り、逆に悪質のごみの場合は、B領域の出口付近に移動
する傾向になる。モータ制御手段51は、良質のごみの
場合は、回転火格子4内のごみが早く移動するように、
モータの駆動スピード(回転火格子の回転スピード)を
上げるように、悪質のごみの場合は、回転火格子4内の
ごみがゆっくり移動するように、モータの駆動スピード
を下げるように制御する。また、全体の燃焼温度が温度
分布設定手段93で与えられた温度に比べて高くなるよ
うな場合、回転火格子4内に落下させるごみの量が多い
ことが一つの原因であり、プッシャ駆動手段22は、回
転火格子4内に落下させるごみの量を少なくするよう
に、プッシャの駆動スピードを低下させる制御を行う。
御する中で、例えば良質のごみの場合は、回転火格子4
内のごみの高温燃焼部がA領域側に移動する傾向にあ
り、逆に悪質のごみの場合は、B領域の出口付近に移動
する傾向になる。モータ制御手段51は、良質のごみの
場合は、回転火格子4内のごみが早く移動するように、
モータの駆動スピード(回転火格子の回転スピード)を
上げるように、悪質のごみの場合は、回転火格子4内の
ごみがゆっくり移動するように、モータの駆動スピード
を下げるように制御する。また、全体の燃焼温度が温度
分布設定手段93で与えられた温度に比べて高くなるよ
うな場合、回転火格子4内に落下させるごみの量が多い
ことが一つの原因であり、プッシャ駆動手段22は、回
転火格子4内に落下させるごみの量を少なくするよう
に、プッシャの駆動スピードを低下させる制御を行う。
【0029】なお、回転火格子4内に落下させるごみの
量の制御は、定量供給が実現されているような場合に
は、必ずしも必要でない。このような、回転火格子4の
下部付近に各管路を通って供給する1次空気量の制御
や、回転火格子の上部付近に供給する2次空気量の制
御、回転火格子内に落下させるごみの量の制御やその移
動速度の制御は、いずれも相関関係にあり、温度分布制
御手段94はこれらの相関関係を考慮しながら各部分に
制御信号を与えることとなる。
量の制御は、定量供給が実現されているような場合に
は、必ずしも必要でない。このような、回転火格子4の
下部付近に各管路を通って供給する1次空気量の制御
や、回転火格子の上部付近に供給する2次空気量の制
御、回転火格子内に落下させるごみの量の制御やその移
動速度の制御は、いずれも相関関係にあり、温度分布制
御手段94はこれらの相関関係を考慮しながら各部分に
制御信号を与えることとなる。
【0030】ところで燃焼炉の燃焼制御は、制御対象で
あるごみ燃焼炉のモデルが複雑で、これまで熟練オペレ
ータが経験と知識から最適な制御条件を模索し、最適な
制御運転を実現してきている。従って、前述したような
温度分布制御手段94による温度分布の制御は、各種の
プロセス状態量に対する各種の操作量との関係を、熟練
オペレータの持つ最適運転に対する知見(例えば、「A
領域の温度が所定の値に近くなったら、管路61の空気
量を減少する」といったような曖昧な関係を、「if〜
then〜」のようなルールにした知見)を搭載したフ
ァジィ推論手段を用いて行うと効果的である。
あるごみ燃焼炉のモデルが複雑で、これまで熟練オペレ
ータが経験と知識から最適な制御条件を模索し、最適な
制御運転を実現してきている。従って、前述したような
温度分布制御手段94による温度分布の制御は、各種の
プロセス状態量に対する各種の操作量との関係を、熟練
オペレータの持つ最適運転に対する知見(例えば、「A
領域の温度が所定の値に近くなったら、管路61の空気
量を減少する」といったような曖昧な関係を、「if〜
then〜」のようなルールにした知見)を搭載したフ
ァジィ推論手段を用いて行うと効果的である。
【0031】この様にして、温度分布制御手段94は、
温度分布測定手段の測定結果に基づいて、1次空気量,
2次空気量等を制御することにより、燃焼炉のA領域と
B領域の温度分布を設定された分布状態に制御でき、燃
焼炉の寿命を保ちながら、ごみの燃焼を良好に行うこと
ができる。なお、上記の実施例では燃焼炉は回転火格子
を含む構成としたが、入口に落下したごみが連続的に移
送されるような火格子を用いる燃焼炉にも適用すること
ができる。また、燃焼炉内を低温燃焼領域Aと高温燃焼
領域Bの2つの部分に分けたものであるが、更に複数の
領域に分けるようにしてもよい。また、ごみの移動方向
と直行する方向の温度分布についても、最適な燃焼が行
われるように2次空気の噴射位置や空気量を制御するよ
うにしてもよい。
温度分布測定手段の測定結果に基づいて、1次空気量,
2次空気量等を制御することにより、燃焼炉のA領域と
B領域の温度分布を設定された分布状態に制御でき、燃
焼炉の寿命を保ちながら、ごみの燃焼を良好に行うこと
ができる。なお、上記の実施例では燃焼炉は回転火格子
を含む構成としたが、入口に落下したごみが連続的に移
送されるような火格子を用いる燃焼炉にも適用すること
ができる。また、燃焼炉内を低温燃焼領域Aと高温燃焼
領域Bの2つの部分に分けたものであるが、更に複数の
領域に分けるようにしてもよい。また、ごみの移動方向
と直行する方向の温度分布についても、最適な燃焼が行
われるように2次空気の噴射位置や空気量を制御するよ
うにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、燃焼炉内をごみの乾燥や低温燃焼に適合する領域
部分と高温燃焼に適合する領域部分とを材料を異にして
構成するとともに、ごみの移動方向に対する温度分布の
制御を行うようにしたもので、ごみを焼却するに先立っ
てごみの分別などの前処理を行う必要がなく、また、燃
焼炉の寿命を保ちながらごみの燃焼を良好に行えるごみ
焼却装置を実現できる。
れば、燃焼炉内をごみの乾燥や低温燃焼に適合する領域
部分と高温燃焼に適合する領域部分とを材料を異にして
構成するとともに、ごみの移動方向に対する温度分布の
制御を行うようにしたもので、ごみを焼却するに先立っ
てごみの分別などの前処理を行う必要がなく、また、燃
焼炉の寿命を保ちながらごみの燃焼を良好に行えるごみ
焼却装置を実現できる。
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係わる焼却炉内の温度分布を制御する
ための装置の機能ブロック図である。
ための装置の機能ブロック図である。
【図3】温度分布設定手段が設定する温度分布設定値の
様子を示す図である。
様子を示す図である。
【図4】温度分布測定手段からの信号に基づいて表示手
段に表示される温度分布情況を示す図である。
段に表示される温度分布情況を示す図である。
RIN 燃焼炉 4 回転火格子 64〜66、73,74 ダンパ 67〜69、75,76 流量センサ 81〜84 温度センサ 60 1次空気流量制御手段 70 2次空気流量制御手段 91 燃焼ガス温度調節手段 92 温度分布推定手段 93 温度分布設定手段 94 温度分布制御手段
Claims (6)
- 【請求項1】ごみが移動する方向に、低温燃焼に耐えう
る材料で構成された低温燃焼部と高温燃焼に耐えうる材
料で構成された高温燃焼部とで形成される燃焼炉と、 燃焼炉内のごみが移動する方向の温度分布を測定する温
度分布測定手段と、 温度分布測定手段からの信号を入力し、前記低温燃焼部
領域付近のごみの燃焼温度を所定の温度以下になるよう
に制御すると共に、前記高温燃焼部領域付近の燃焼温度
を所定の温度以上になるように制御する燃焼温度制御手
段と、を備えたごみ焼却装置。 - 【請求項2】燃焼炉は、一端の入口側に投入されたごみ
を回転によって他端出口方向に攪拌しながら移送する回
転火格子を含んで構成されていることを特徴とする請求
項1のごみ焼却装置。 - 【請求項3】温度分布測定手段として、ごみが移動する
方向に分布するように設置された複数個の温度センサ
と、 これらの複数の温度センサからの信号を入力し、ごみの
移動方向の温度分布を推定する温度分布推定手段とを備
えたことを特徴とする請求項1のごみ焼却装置。 - 【請求項4】温度分布測定手段として、燃焼炉全体をと
らえる赤外線カメラを用いることを特徴とする請求項1
のごみ焼却装置。 - 【請求項5】燃焼温度制御手段は、温度分布測定手段が
測定した温度分布情況に基づいて、燃焼炉の下部付近に
供給する1次空気量と、燃焼炉の上部付近に供給する2
次空気量と、燃焼炉内のごみの移動速度とを制御するこ
とを特徴とする請求項1のごみ焼却装置。 - 【請求項6】温度分布測定手段からの信号を、等温曲線
で表したグラフィックとして表示する表示手段を設けた
ことを特徴とする請求項1のごみ焼却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP583692A JPH05196220A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | ごみ焼却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP583692A JPH05196220A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | ごみ焼却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05196220A true JPH05196220A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11622118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP583692A Pending JPH05196220A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | ごみ焼却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05196220A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0949623A (ja) * | 1995-06-02 | 1997-02-18 | Nkk Corp | ごみ焼却炉の燃焼制御装置及びその方法 |
WO2010073770A1 (ja) | 2008-12-25 | 2010-07-01 | 住友電気工業株式会社 | 気体モニタリング装置、燃焼状態モニタリング装置、経年変化モニタリング装置、および不純物濃度モニタリング装置 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP583692A patent/JPH05196220A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0949623A (ja) * | 1995-06-02 | 1997-02-18 | Nkk Corp | ごみ焼却炉の燃焼制御装置及びその方法 |
WO2010073770A1 (ja) | 2008-12-25 | 2010-07-01 | 住友電気工業株式会社 | 気体モニタリング装置、燃焼状態モニタリング装置、経年変化モニタリング装置、および不純物濃度モニタリング装置 |
US8624189B2 (en) | 2008-12-25 | 2014-01-07 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Gas monitoring device, combustion state monitoring device, secular change monitoring device, and impurity concentration monitoring device |
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