[go: up one dir, main page]

JPH05196163A - 遮断弁 - Google Patents

遮断弁

Info

Publication number
JPH05196163A
JPH05196163A JP835092A JP835092A JPH05196163A JP H05196163 A JPH05196163 A JP H05196163A JP 835092 A JP835092 A JP 835092A JP 835092 A JP835092 A JP 835092A JP H05196163 A JPH05196163 A JP H05196163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
core
valve
spring
forming means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP835092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Yamaguchi
正樹 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP835092A priority Critical patent/JPH05196163A/ja
Publication of JPH05196163A publication Critical patent/JPH05196163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部手段の遮断復帰装置がロックされた場合
でもガス通路を遮断可能な遮断弁において、潤滑剤がプ
ランジャの摺動を阻害することを防止し、またコイルの
巻きスペースを大きくする手段を提供する。 【構成】 コアー7のプランジャ5と接触する軸7bの
外径をプランジャ5の摺動距離よりも若干長い範囲で細
く形成することによって、第2のOリングパッキン17
に塗布された潤滑剤が、コアー7の摺動にともなってパ
イプ10内に塗り広げられる場所が制限され、プランジ
ャ5を固着させない。また、内側挿入穴18cにコアー
7を摺動可能に配し、コアー7の弁座1と逆方向への移
動を制限するよう形成された管状継鉄18が、第1ヨー
ク6からプランジャ5と逆方向に突出して配されている
ため、第2のスプリング14の密着長の部分とスペース
を共用でき、コイル11の巻きスペースを大きくとれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスの事故を未然に防
ぐガス遮断装置のガス遮断機構として使用される遮断弁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス事故を未然に防ぐため従来より種々
の安全装置が利用され、ガスの異常使用およびガス漏れ
時等を検出しガスを遮断するガス遮断装置が注目されて
いる。特に近年、流量センサによりガスの流量を監視
し、マイコンによりガスの使用状態を判断し、ガス遮断
機構によりガスを遮断する、電池電源によるマイコンガ
ス遮断装置がガスメータに内蔵されるようになってき
た。マイコンガス遮断装置は電池電源により駆動され、
電池の消耗を抑えるため閉弁動作の瞬間のみ電流を印加
し、閉弁および開弁状態の保持にはエネルギーを必要と
しない自己保持型電磁弁が主に利用されている。
【0003】従来の遮断弁は図4の従来例に示すような
構造になっている(特願平2−199434号)。
【0004】以下図面を参照しながら、上述した従来の
遮断弁の一例について説明する。弁座21とフランジ2
2がガス流路23に気密に固定され、弁座21に対向し
て弁体24を設け、一端25aに弁体24を固定し磁力
とスプリング付勢力のバランス関係により軸方向に運動
する棒状で磁性材料製のプランジャ25を設ける。プラ
ンジャ25の他端25bの同軸上に挿入穴を有し磁性体
製の第1ヨーク26がフランジ22に支持され、外径の
細い端27aが第1ヨーク26の挿入穴26aに挿入さ
れ、外径の太い他の端27bがプランジャ25と接触可
能で、挿入穴26aに沿ってプランジャ25の同軸上を
摺動可能な棒状で磁性体製のコアー27を備える。
【0005】プランジャ25をはさんで同極が対向し他
極が第1ヨーク26に接して配され、プランジャ25と
コアー27と第1ヨーク26との間に磁気回路を形成
し、プランジャ25とコアー27とを吸引させる方向に
磁力Φを発生させる2個の永久磁石28と、中央にプラ
ンジャ25を挿入可能な穴を有し外周に永久磁石28を
配され、プランジャ25と永久磁石28との間の磁気抵
抗を減少させる板状で磁性体製の第2ヨーク29、ま
た、フランジ22、第2ヨーク29の内側に配され中央
をプランジャ25とコアー27が摺動可能な非磁性材料
製のパイプ30の外周に、電流を印可することにより、
前記磁気回路を励磁するコイル31を設ける。
【0006】前記非磁性体製のフランジ22は、弁体2
4が弁座21に接近する方向にプランジャ25を付勢
し、弁体24との間に圧縮されて配された第1のスプリ
ング32を備える。前記コアー27の端27cに配され
たスプリング受け33は、コアー27を弁座21から遠
ざける方向に付勢し、第1ヨーク26との間に圧縮され
て配され、第1のスプリング32より強い反力を持つ第
2のスプリング34を有する。パイプ30はフランジ2
2の内周面との間をガスシールする第1のOリングパッ
キン36と、パイプ30内周面とコアー27との間をコ
アー27が摺動可能にガスシールする第2のOリングパ
ッキン37を有し、ガス流路23を流れるガスの外部へ
の漏れを防止している。パイプ30の内側に第1ヨーク
26に接して配され、コアー27が摺動可能な円管状で
磁性材料性の第3ヨーク38を備えている。
【0007】以上のように構成された遮断弁に付いて、
以下その動作について説明する。遮断弁が開弁している
図示の開弁保持状態に於いては、永久磁石28の起磁力
による磁束Φが作る吸着力Fによって、第1スプリング
32の反力fに抗してプランジャ25とコアー27が吸
着し、その結果弁体24が弁座21から離れ弁座21と
弁体24の間をガスが通過可能な開弁状態が保持されて
いる。この時コアー27は第2のスプリング34により
第1のスプリング32の反力fより大きな逆方向の力f
sによって反力fとは逆方向に付勢され、端27bがヨ
ーク26に接触して保持されている。
【0008】次に閉弁動作の瞬間には、磁束Φの逆方向
の磁束を発生させるようコイル31に電流が印可され、
結果として吸着力Fが減少し第1のスプリング32の反
力fより小さくなり、プランジャ25が開弁保持のバラ
ンスを失いコアー27より離脱し、弁座21に弁体24
が接触して運動を停止される位置まで運動を行い、図5
に示す閉弁状態となる。この時コアー27は、第2のス
プリング34の反力fsによって第1のスプリング32
の反力fとは逆方向に付勢され静止・保持されている。
そして、プランジャ25とコアー27が図の1で示すよ
うに充分離れていて永久磁石28による吸着力Fが近似
的に零となり、第1のスプリング32の反力によって弁
体24は弁座21に接した位置を保持し閉弁保持の状態
が保たれる。また、コアー27は第2のスプリング34
の反力fsによって第1のスプリング32の反力fとは
逆方向に付勢され保持されている。
【0009】弁座21と弁体24を開弁し遮断弁を開弁
状態にする開弁復帰時は、例えば手動等によりコアー2
7に第2のスプリング34の反力fsより大きな逆方向
の外部荷重Pをスプリング受け33に加え、コアー27
が移動しプランジャ25に接触し、永久磁石28の起磁
力による磁束Φが作る吸着力Fが再度第1のスプリング
32の反力fより大きくなり、プランジャ25とコアー
27が「図6」に示すように吸着する。その後外部加重
Pが取り除かれると、第2のスプリング34の反力fs
によってコアー27はプランジャ25を吸着し、コアー
27の端27bがヨーク26に接触し運動を停止する位
置まで移動し、弁体24を弁座21から引き離し、弁座
21と弁体24との間に隙間を生じガスが通過可能な開
弁状態に復帰する。
【0010】以上のように、従来の遮断弁は、例えば自
損行為や子供のいたずら等により、スプリング受け33
に外部荷重Pが継続して印加された状態においては、閉
弁状態か弁体24が閉弁動作の途中にあり、コイル31
に電流を印加すると後者の場合でも閉弁遮断し、閉弁の
状態を保持するため、強制開弁状態が実現不能で外部荷
重の解除されない状態や自損・いたずら行為防止のフェ
ールセイフ機能を有していることを特徴としていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、第2のOリングパッキン37の摩擦抵
抗によってコアー27の摺動が阻害される度合いを軽減
するために、第2のOリングパッキン37に塗布されて
いる鉱物油などの潤滑剤が、コアー27の摺動にともな
ってパイプ30内周面30aに塗り伸ばされてゆきプラ
ンジャ25に付着し、低温下において潤滑剤の粘度が上
昇しプランジャ25の摺動抵抗が高くなりプランジャ2
5が動きづらくなったり、熱ストレスを受けること等に
よって潤滑剤中の揮発成分が失われプランジャ25とコ
アー27またはプランジャ25とパイプ30が固着する
危険性がある。
【0012】この場合、遮断弁が開弁状態にロックさ
れ、マイコンガス遮断装置が動作を必要とする条件にな
っても弁体24が弁座21へ運動不能のため、ガス遮断
装置がガス流路23の遮断をできないという課題があっ
た。
【0013】また、第2のOリング37がコアー27と
パイプ30内周面の間を有効にガスシールするために
は、第2のOリング37をバックアップする働きも兼ね
備えた第3ヨーク38の軸方向の長さ1bは少なくとも
コアー27の摺動長1よりも長くする必要があり、ま
た、開弁・復帰可能とするためには、コアー27のヨー
ク26に挿入された径の細い端27aの軸方向の長さI
aは少なくとも第2のスプリング34の密着長とプラン
ジャ25の摺動長1と第1ヨーク26の板厚の和よりも
長くする必要がある。少なくとも前記IbおよびIa
は、通常の手段ではコイル31の巻けないスペースとな
るため、ガスメータに内蔵されるためにフランジ22取
付面からスプリング受け33までの長さを規制された場
合、コイル31の巻きスペースが短くなり巻き数が少な
くなり、閉弁動作に必要なエネルギーが多くなり電池電
源の特性に合致しないという課題があった。
【0014】本発明は上記課題を解決するために、外部
手段の遮断復帰装置がロックされた場合でもガス通路を
遮断可能な遮断弁において、潤滑剤がプランジャの摺動
を阻害することを防止する手段を提供することによって
長期間の安定した動作を実現し、またコイルの巻きスペ
ースを大きくする手段を提供することによって省電力の
遮断弁を実現することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の第1の手段は、永久磁石とコイルへの通電に
より磁気回路を形成する磁気形成手段と、この磁気形成
手段に収納され共通軸上を摺動するプランジャおよびコ
アーと、磁気形成手段より突出したプランジャ端部に固
定され、第1のスプリングを介して付勢され、磁気形成
手段に対向した弁座に当接してガス流路を遮断する弁体
と、前記コアーは、一端が磁気形成手段より第2のスプ
リングを介してプランジャと反対方向に付勢されて突出
しプランジャに当接可能な他端からプランジャの摺動距
離より若干長い部分の外径はプランジャの径と比較して
細くし、このコアーを磁気形成手段内部に戻す外部手段
を備えたものである。
【0016】また本発明の第2の手段は、永久磁石とコ
イルへの通電により磁気回路を形成する磁気形成手段
と、この磁気形成手段に収納され共通軸上を摺動するプ
ランジャおよびコアーと、磁気形成手段より前記プラン
ジャと逆方向に突出したプランジャ端部に固定され、第
1のスプリングを介して付勢され、磁気形成手段に対向
した弁座に当接してガス流路を遮断する弁体と、磁気形
成手段より突出して配され内側穴部にコアーを緩挿され
コアーの弁座と逆方向への移動を制限する移動距離制限
機構を有する管状継鉄と、第2のスプリングを介してプ
ランジャと反対方向に付勢されてこの管状継鉄より突出
したコアーと、このコアーを磁気形成手段内部に戻す外
部手段を備えたものである。
【0017】
【作用】上記第1の手段により、本発明の遮断弁は、O
リングパッキンに塗布されている潤滑剤が、コアーの摺
動にともなってパイプ内面に塗り伸ばされた場合でも、
プランジャに潤滑剤が付着する可能性が小さく、プラン
ジャとパイプが固着しないために、遮断弁が開弁状態に
ロックされず、マイコンガス遮断装置の長期間の安定し
た動作を実現できる。
【0018】また、上記第2の手段により、本発明の遮
断弁は、ガスメータに内蔵されるためにフランジ取付面
からスプリング受けまでの長さを規制された場合でも、
充分なコイルスペースを確保できるため、マイコンガス
遮断装置の電池電源の特性に合致でき、安定した動作を
実現できる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
【0020】本発明の一実施例の遮断弁を、図1に示
す。弁座1と非磁性体のフランジ2がガス流路3に気密
に固定され、弁座1に対向して弁体4を設け、弁体4を
一端5aに固定し、磁力とスプリング付勢力のバランス
関係により軸方向に運動する棒状で磁性材料製のプラン
ジャ5を設ける。プランジャ5の他端5bの同軸上に挿
入穴6aを有した磁性体製の第1ヨーク6がフランジ2
に支持される。管状継鉄18は外径の細い筒18aが第
1ヨーク6の挿入穴6aに挿入され外径の太い段部18
bが第1ヨーク6の挿入穴6aに係止され、フランジ2
から遠ざかる方向への動きを抑止され、中心に挿入穴1
8cと、先端の挿入穴18dの内径が他の部分の内径よ
り細く形成される。
【0021】コアー7は外径の細い軸7aが管状継鉄1
8の挿入穴18dに挿入され、外径の太い軸7cが管状
継鉄18の挿入穴18dに係止され、フランジ2から遠
ざかる方向への動きを抑止され、他の軸7bはプランジ
ャ5と接触可能な他の端7dからプランジャ5の摺動距
離1(図2に示す)よりも若干長く、かつ外径がプラン
ジャ5の外径と比較して細く形成され、管状継鉄18の
挿入穴18cに沿ってプランジャ5の同軸上を摺動可能
な磁性体とする。2個の永久磁石8はプランジャ5をは
さんで同極が対向し、他極が第1ヨーク6に接して配さ
れ、プランジャ5とコアー7と第1ヨーク6との間に磁
気回路を形成し、プランジャ5とコアー7とを吸引させ
る方向に磁力Φを発生させる。
【0022】第2ヨーク9は中央にプランジャ5を挿入
可能で外周に永久磁石8を配され、プランジャ5と永久
磁石8との間の磁気抵抗を減少させる板状の磁性体とす
る。パイプ10はフランジ2、第2ヨーク9の内側に配
され、中央をプランジャ5とコアー7が摺動可能な非磁
性材とし、パイプ10の外周にはコイル10を設け、電
流を印加することにより前記磁気回路を励磁する。フラ
ンジ2と弁体4間に挟持した第1のスプリング12は、
弁体4を弁座1に接近する方向に付勢し、弁体4との間
に圧縮されて配される。
【0023】前記コアー7の軸端7eに配されたスプリ
ング受け13は、コアー7を弁座1から遠ざける方向に
付勢し、管状継鉄18の第1ヨーク6から突出した筒1
8aに周設される。第2のスプリング14は第1ヨーク
6との間に圧縮されて配され、第1のスプリング12よ
り強い反力を持つ。パイプ10はフランジ2を貫通して
第1のOリングパッキン16によりガスシールする。第
2のOリングパッキン17はパイプ10とコアー7の軸
7cとの間をコアー7が摺動可能にガスシールし、ガス
流路3を流れるガスの外部への漏れを防止している。第
2のOリングパッキン17は、管状継鉄18によってね
じれや、片寄りが発生しないようにバックアップされて
いて、また摩擦抵抗によってコアーの摺動を阻害しない
ように、鉱物油などの潤滑剤(図示していない)が塗布
されている。
【0024】以上のように構成された遮断弁に付いて、
以下その動作について説明する。遮断弁が開弁している
図示の開弁保持状態に於いては、永久磁石8の起磁力に
よる磁束Φが作る吸着力Fによって、第1スプリング1
2の反力fに抗してプランジャ5とコアー7が吸着す
る。その結果、弁体4が弁座1から離れ、弁座1と弁体
4の間をガスが通過可能な開弁状態が保持されている。
この時、コアー7は第2のスプリング14により第1の
スプリング12の反力fより大きな逆方向の力fsによ
って反力fとは逆方向に付勢され、軸7cが管状継鉄1
8の筒18aに接触して保持されている。
【0025】次に、閉弁動作の瞬間には、磁束Φの逆方
向の磁束を発生させるようコイル11に電流が印可さ
れ、結果として吸着力Fが減少し、第1のスプリング1
2の反力fより小さくなり、プランジャ5が開弁保持の
バランスを失いコアー7より離脱し、弁座1に弁体4が
接触して運動を停止される位置まで運動を行い、図2に
示す閉弁状態となる。この時コアー7は、第2のスプリ
ング14の反力fsによって第1のスプリング12の反
力fとは逆方向に付勢されて静止・保持されている。そ
して、プランジャ5とコアー7が図1で示すように充分
離れ、永久磁石8による吸着力Fが近似的に零となり、
第1のスプリング12の反力によって弁体4は弁座1に
接した位置を保持し、閉弁保持の状態が保たれる。ま
た、コアー7は第2のスプリング14の反力fsによっ
て第1のスプリング12の反力fとは逆方向に付勢され
保持されている。
【0026】弁座1と弁体4を開弁し、遮断弁を開弁状
態にする開弁復帰時は、例えば手動等によりコアー7に
第2のスプリング14の反力fsより大きな逆方向の外
部荷重Pをスプリング受け13に加え、コアー7が移動
してプランジャ5に接触し、永久磁石8の起磁力による
磁束Φが作る吸着力Fが再度第1のスプリング12の反
力fより大きくなり、プランジャ5とコアー7が「図
3」に示すように吸着する。その後外部加重Pが取り除
かれると、第2のスプリング14の反力fsによってコ
アー7はプランジャ5を吸着した状態でコアー7の端7
cが管状継鉄18の挿入穴18cの内径の細い端18a
に接触し、運動を停止する位置まで移動し、弁体4を弁
座1から引き離し、弁座1と弁体4との間に隙間を生
じ、ガスが通過可能な開弁状態に復帰する。
【0027】ここで、第2のOリングパッキン17に塗
布されている潤滑剤がパイプ10の内面にと塗り伸ばさ
れていく過程を考えると、潤滑剤はコアー7の摺動にと
もなってコアー7の軸7c全体に広がり、次にパイプ1
0の内面の径の細い部分の10aのコアー7の軸7cが
移動する点10bまで塗り伸ばされる。しかし、コアー
7の軸7bの長さがプランジャの摺動距離よりも若干長
いため、潤滑剤はプランジャに付着せず、パイプ10の
内面のプランジャの摺動する部分にも付着しない。この
ため、潤滑剤が固化、または乾燥した場合でも、プラン
ジャ5とパイプ10が固着しないため、遮断弁が開弁状
態にロックされず、マイコンガス遮断装置の長期間の安
定した動作を実現できる。
【0028】また、コイル11の巻きスペースについて
考えると、第2のOリング17によってコアー7とパイ
プ10内周面の間を有効にガスシールするために管状継
鉄18はコアー7の摺動距離lより長い軸方向長さが必
要であるが、第1ヨーク6から突出しているため、第2
のスプリング14の密着長の部分とスペースを共用でき
る。このため、コアー7の軸7aの長さは、コアー7の
摺動距離lと管状継鉄の筒18aの厚みの和と余裕分で
良く、コイル11の巻けるスペースを大きくとれるた
め、図1の遮断弁は、ガスメータに内蔵されるためにフ
ランジ2の取付面からスプリング受け13までの長さを
規制された場合でも、充分なコイル11の巻きスペース
を確保できるため、マイコンガス遮断装置の電池電源の
特性に合致でき、安定した動作を実現できる。
【0029】以上のように、本発明の一実施例の遮断弁
は、潤滑剤がプランジャの摺動を阻害することを防止す
る手段を提供することによって長期間の安定した動作を
実現し、またコイルの巻きスペースを大きくする手段を
提供することによって省電力の遮断弁を実現することが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の遮断弁は、外部手段の遮断復帰装置がロックされた
場合でもガス通路を遮断可能な遮断弁において、潤滑剤
がプランジャの摺動を阻害することを防止する手段を提
供することによって長期間の安定した動作を実現し、ま
たコイルの巻きスペースを大きくする手段を提供するこ
とによって省電力の遮断弁を実現することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における遮断弁の開弁保持状
態を示す断面図
【図2】同遮断弁の閉弁保持状態を示す断面図
【図3】同遮断弁の開弁復帰時の途中状態を示す断面図
【図4】従来の遮断弁の開弁保持状態を示す断面図
【図5】同遮断弁の閉弁保持状態を示す断面図
【図6】同遮断弁の開弁復帰時の途中状態を示す断面図
【符号の説明】
1 弁座 3 ガス通路 4 弁体 5 プランジャ 7 コアー 8 永久磁石 10 パイプ 11 コイル 12 第1のスプリング 14 第2のスプリング 17 第2のOリングパッキン 18 管状鉄芯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石とコイルへの通電により磁気回路
    を形成する磁気形成手段と、この磁気形成手段に収納さ
    れ共通軸上を摺動するプランジャおよびコアーと、磁気
    形成手段より突出したプランジャ端部に固定され、第1
    のスプリングを介して付勢され、磁気形成手段に対向し
    た弁座に当接してガス流路を遮断する弁体と、前記コア
    ーは、一端が磁気形成手段より第2のスプリングを介し
    てプランジャと反対方向に付勢されて突出し、プランジ
    ャに当接可能な他端からプランジャの摺動距離より若干
    長い部分の外径はプランジャの径と比較して細くし、こ
    のコアーを磁気形成手段内部に戻す外部手段を備えた遮
    断弁。
  2. 【請求項2】永久磁石とコイルへの通電により磁気回路
    を形成する磁気形成手段と、この磁気形成手段に収納さ
    れ共通軸上を摺動するプランジャおよびコアーと、磁気
    形成手段より突出したプランジャ端部に固定され、第1
    のスプリングを介して付勢され、磁気形成手段に対向し
    た弁座に当接してガス流路を遮断する弁体と、磁気形成
    手段より前記プランジャと逆方向に突出して配され内側
    穴部にコアーを緩挿されコアーの弁座と逆方向への移動
    を制限する移動距離制限機構を有する管状継鉄と、第2
    のスプリングを介してプランジャと反対方向に付勢され
    てこの管状継鉄より突出したコアーと、このコアーを磁
    気形成手段内部に戻す外部手段を備えた遮断弁。
JP835092A 1992-01-21 1992-01-21 遮断弁 Pending JPH05196163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP835092A JPH05196163A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 遮断弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP835092A JPH05196163A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 遮断弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05196163A true JPH05196163A (ja) 1993-08-06

Family

ID=11690778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP835092A Pending JPH05196163A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 遮断弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05196163A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014101943A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Aisin Seiki Co Ltd 流体制御弁
CN105452744A (zh) * 2013-11-15 2016-03-30 株式会社鹭宫制作所 电磁阀

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014101943A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Aisin Seiki Co Ltd 流体制御弁
CN105452744A (zh) * 2013-11-15 2016-03-30 株式会社鹭宫制作所 电磁阀
CN105452744B (zh) * 2013-11-15 2017-10-03 株式会社鹭宫制作所 电磁阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002043126A (ja) 保持ソレノイド弁用位置センサ
JPH05196163A (ja) 遮断弁
GB2060827A (en) Fluid shut-off valve
JP3099207B2 (ja) 電磁弁
JP3661117B2 (ja) 自己保持型ソレノイド
JP3074706B2 (ja) 遮断弁
JP3075037B2 (ja) 遮断弁
JPH01302707A (ja) 電磁石
JP2998432B2 (ja) 遮断弁
JPH01286301A (ja) 電磁石
JPS59133884A (ja) 電磁弁
JPH10122419A (ja) 遮断弁
JPH06281044A (ja) 遮断弁
CN110307201A (zh) 一种紧凑型低功耗高速响应无泄漏液压截止阀
JPS6334386A (ja) ガス遮断弁
JPH0351944B2 (ja)
JP2526340Y2 (ja) 遮断弁
JPH0660701B2 (ja) ガスの非常遮断装置
JPS6353371A (ja) ガス遮断弁の復帰装置
JPH0617959A (ja) 電磁弁
JPH10231948A (ja) 電磁式ガス遮断弁
JP2006105264A (ja) 遮断弁
JPS62237186A (ja) ガス遮断弁
JP2962057B2 (ja) 自己保持型電磁ソレノイド
JPS59906A (ja) 自己保持型ソレノイド