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JPH05195996A - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

Info

Publication number
JPH05195996A
JPH05195996A JP564892A JP564892A JPH05195996A JP H05195996 A JPH05195996 A JP H05195996A JP 564892 A JP564892 A JP 564892A JP 564892 A JP564892 A JP 564892A JP H05195996 A JPH05195996 A JP H05195996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
cooling fan
compression unit
fans
side plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP564892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Takada
保之 高田
Toshiaki Nagai
利昭 永井
Mitsusachi Yamamoto
光幸 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP564892A priority Critical patent/JPH05195996A/ja
Publication of JPH05195996A publication Critical patent/JPH05195996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却ファンからの騒音を減少させることにあ
る。 【構成】 羽根ピッチの異なるファンを組み合せること
によって、あるいは、羽根ピッチを不均一にすることに
よって、発生する音における基本周波数を分散させてい
る。 【効果】 基本周波数が可聴帯域において分散され、ピ
−クが特定周波数にないため、冷却ファンからの発生す
る音を人にとって聞きやすい音質とさせることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気圧縮機にかかわ
り、さらに詳しくは、潤滑油や圧縮空気の冷却系統に組
み込まれる、改良された冷却ファンをもつ空冷式空気圧
縮機に関している。
【0002】
【従来の技術】空冷式空気圧縮機は、たとえば、圧縮ユ
ニットと駆動ユニットとを上下に配置し、駆動ユニット
によって圧縮ユニットを作動させる構造となっている。
圧縮ユニットにたいする潤滑油および圧縮ユニットから
吐き出される圧縮空気の冷却は圧縮ユニットにつながれ
たク−ラによってなされている。これらの冷却を効率よ
くおこなうために、圧縮ユニットおよび駆動ユニットは
ケ−シングの内部に収納され、駆動ユニットの出力軸端
に取り付けた冷却ファンが外気をケ−シングにある吸気
口から吸い込み、ク−ラをとおってケ−シングにある排
気口から外部に排出するようにしている。冷却ファン自
体は通常羽根が均一のピッチで配列されたシロッコファ
ンからなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】空気圧縮機はよく知ら
れているようにかなりの騒音発生源である。ひとつには
冷却ファンが、前述のように、複数の羽根を均一のピッ
チで配列したものからなっており、冷却ファンから発生
する騒音の基本周波数が可聴帯域の一点において高いピ
−クとなっている。図5は、騒音測定結果の一例を示し
ていて、周波数が1000Hz前後に高いピ−クをもっ
ており、人の耳に聞こえるうるささを評価する騒音評価
数NはN=60dB(A)となっている。
【0004】本発明の目的は、冷却ファンからの騒音を
減少させることにあり、このために改良された冷却ファ
ンをもつ空気圧縮機を提供しようとするものである。
【0005】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空気圧縮機は、圧縮ユニット、圧縮ユニッ
トを作動させる駆動ユニット、圧縮ユニットの潤滑系統
および圧縮ユニットから吐き出される圧縮空気の系統に
組み込まれたク−ラおよびク−ラを通過する空気流を発
生させる冷却ファンを具備しているが、冷却ファンが同
軸配置され、たがいに羽根の取り付けピッチの異なる複
数のファンからなっている。
【0006】また、上記目的を達成するために、本発明
の空気圧縮機は、圧縮ユニット、圧縮ユニットを作動さ
せる駆動ユニット、圧縮ユニットの潤滑系統および圧縮
ユニットから吐き出される圧縮空気の系統に組み込まれ
たク−ラおよびク−ラを通過する空気流を発生させる冷
却ファンを具備しているが、冷却ファンがこれを構成す
るファンの羽根を不均一なピッチでもって配列されてい
る。
【0007】
【作用】これらの空気圧縮機において、冷却ファンが回
転すると、空気がク−ラおよび圧縮ユニットにみちびか
れ、ク−ラをとおる潤滑油や圧縮ユニットから吐き出さ
れる圧縮空気を設計温度に維持する。冷却ファンが回転
すると、音が冷却ファンから発生する。が、最初の空気
圧縮機では、冷却ファンを構成するファンの各々は羽根
の配列ピッチがそれぞれ異なっているため、それぞれの
ファンから発生する音の基本周波数が異なりかつ可聴帯
域内に分散され、特定周波数の音のみが耳につかなくな
り、人の耳に聞こえるうるささのレベルが低下して、聞
きやすい音質となる。つぎの空気圧縮機では、冷却ファ
ンの羽根が不均一なピッチで配列されているため、同様
に基本周波数のピ−クが可聴帯域内に複数分散され、特
定周波数の音のみが耳につかず、耳に聞こえるうるささ
のレベルが低下し、聞きやすい音質となる。
【0008】
【実施例】本発明の空気圧縮機の実施例は以下に図1な
いし図3を参照して説明する。
【0009】この空気圧縮機は、図1に示すように、圧
縮ユニット10および圧縮ユニット10を駆動する駆動
ユニット11、ク−ラ12、冷却ファン13、これらに
たいするケ−シング14を具備している。
【0010】圧縮ユニット10は、たとえばスクリュ−
式の空気圧縮機からなっていて、駆動ユニット11の上
部に設置されている。駆動ユニット11は、モ−タを含
むもので、基台15に固定されている。モ−タの出力軸
は、ベルトおよびベルト車によって、圧縮ユニット10
のスクリュ−ロ−タのシャフトにつながれている。
【0011】ク−ラ12は、基台15に固定されてい
る。ク−ラ自体は、たとえば上下に潤滑油のための通路
と圧縮空気にたいする通路とをもつもので、潤滑油通路
は適当する配管によって圧縮ユニット10と油ポンプと
のあいだにつながれ、圧縮空気通路は圧縮ユニットの吐
出口と外部機器とのあいだにつながれている。
【0012】冷却ファン13は駆動ユニット11におけ
るモ−タの出力軸端に取り付けられている。しかし、こ
の空気圧縮機において、冷却ファン13は、複数のファ
ンからなっている、たとえば同軸に配置された三個のフ
ァン16、17、18からなっている。ファン自体は、
図2によく示されているように、シロッコファンからな
っている。ファン16は中央に開口をもつ側板19、盲
となっている側板20および側板19、20のあいだに
配置された羽根24からなり、ファン17は側板20、
中央に開口をもつ側板22および側板20、21のあい
だに配置された羽根25から、そして、ファン18は側
板22、中央に開口をもつ側板23および側板22、2
3のあいだに配置された羽根26からなっている。各々
のファンにおける羽根24、25、26は、ファン1
6、17、18の各々において、ピッチP24、P25、P
26がそれぞれ均等になるように配列されているが、ファ
ン同志において、羽根の配列ピッチP24、P25、P26
るいは羽根22、23、24の枚数はたがいに異なって
いる。たとえば、ファン16における羽根22の配列ピ
ッチP24はもっとも大きく、ファン18における羽根2
4の配列ピッチP26はもっとも小さく、そして、ファン
17における羽根23の配列ピッチP25はファン16、
18のそれとのあいだの大きさに設定されている。駆動
ユニットのモ−タにたいする取り付けは、モ−タの出力
軸を、側板21、22にある開口をとおって側板20に
結合することによってなされている。
【0013】ケ−シング14は、圧縮ユニット10、駆
動ユニット11、ク−ラ12および冷却ファン13を密
閉するように配置されていると共に、基台15に固定さ
れている。しかし、ケ−シング14には、ふたつの外部
空気をケ−シング内部に導入するための吸気口27、2
8と、ケ−シング内部の空気を外部に導くためのひとつ
の排気口29とが設けられている。これらのうち、吸気
口27はク−ラ12に対面する部分に、吸気口28は圧
縮ユニットの近くに、排気口29は冷却ファン13の上
部に関連する位置にそれぞれ配置され、ダクト30が冷
却ファン13の周面と排気口29とのあいだに設けられ
ている。
【0014】運転は駆動ユニット11にあるモ−タを始
動させることによってなされる。モ−タの出力軸が回転
すると、圧縮ユニット10が作動する。これと同時に、
冷却ファン13が回転され、外部にある空気を吸気口2
7、28からケ−シング14の内部に吸い込む。吸気口
27からケ−シング内部に吸い込まれた空気は、冷却フ
ァン13を構成するファン16によって、ク−ラ12を
とおったあと、ダクト30に送り込まれ、ダクト30を
経由して排気口29から外部に排出される。外気が、ク
−ラ12をとおるときに、これを流れる潤滑油が冷却さ
れると共に、圧縮空気が冷却される。他方、吸気口28
からケ−シング内部に吸い込まれた外気は、冷却ファン
13のファン17、18によって、圧縮ユニット10お
よび駆動ユニット11をとおって、ダクト30に送られ
たあと、排気口29から外部に排出され、圧縮ユニット
10および駆動ユニット11を冷却すると共に、ケ−シ
ング内部の温度を一定に維持させる。
【0015】この空気圧縮機においても、冷却ファン1
3が回転すると、音が発生する。しかし、この空気圧縮
機では、前述のように、冷却ファン13における各々の
ファン16、17、18は羽根24、25、26のピッ
チが異なっているため、騒音とならない。すなわち。各
々のファン16、17、18から発生する音の基本周波
数は、図2において、ファン16における羽根24のピ
ッチをP24とし、ファン17における羽根25のピッチ
をP25とし、ファン18における羽根26のピッチをP
26とし、各々のファンの外周付近にある測定点Oを通過
する速度をvとしたときに、ファン16における基本周
波数F16がF16=v/P24となり、ファン17における
基本周波数F17がF17=v/P25となり、そして、ファ
ン18における基本周波数F18がF18=v/P25とな
る。これらの基本周波数は、たがいに周波数が異なって
おり、しかも、可聴帯域内に分散されている。このた
め、冷却ファン13の回転に際して音を発生しても、特
定周波数の音のみが耳につかなくなり、人の耳に聞こえ
るうるささのレベルが低下して、聞きやすい音質とさせ
ることができる。
【0016】図3は本発明の空気圧縮機の他の実施例に
おける冷却ファンの構成を示している。この空気圧縮機
は、前述の実施例と同様に、圧縮ユニット、圧縮ユニッ
トを作動させる駆動ユニット、圧縮空気および潤滑油の
冷却をおこなうク−ラおよびク−ラに冷気を送るための
冷却ファン、それに、給排気口ををもつケ−シングを具
備している。が、冷却ファン113はひとつのファンか
ら構成されていると共に、一部の羽根を不均一なピッチ
でもって配列されている。たとえば、冷却ファン113
は、半分の羽根124が回転中心に関してピッチP124
でもって配列され、残る半分の羽根125がピッチP
125 でもって配列されている。このような冷却ファン1
13も、図2の冷却ファンと同様に、発生する音がいく
つかの基本周波数に分散される。そして、これらの基本
周波数は、たがいに周波数が異なっており、しかも、可
聴帯域内に分散されるため、音を発生しても、特定周波
数の音のみが耳につかなくなり、人の耳に聞こえるうる
ささのレベルが低下して、聞きやすい音質とさせること
ができる。図4はこのような冷却ファンから発生する音
の大きさと周波数との関係の一例を示している。これに
おいて、基本周波数は三つの異なる周波数に分散されて
おり、人の耳に聞こえるうるささを評価する騒音評価数
NはN=57dB(A)に低減している。
【0017】
【発明の効果】本発明の空気圧縮機は、以上説明したよ
うに、冷却ファンから発生する音の基本周波数が可聴帯
域内に分散され、人の耳に聞こえるうるささのレベルが
低下するので、騒音の低いものとさせることができるば
かりか、冷却ファンのみを変更するだけでよく、しか
も、既存のものに大幅な設計変更を必要としないので、
きわめて低いコストでもって騒音低減をおこなうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気圧縮機の一実施例を断面にして示
している説明図である。
【図2】図1の空気圧縮機における冷却ファンの構成を
示している説明図である。
【図3】冷却ファンの他の構成を示している説明図であ
る。
【図4】図3の冷却ファンから発生する音の大きさと周
波数との関係を示している図である。
【図5】従来の冷却ファンから発生する音の大きさと周
波数との関係を示している図である。
【符号の説明】
10…圧縮ユニット、11…駆動ユニット、12…ク−
ラ、13、113…冷却ファン、16〜18…ファン、
24〜26、124、125…羽根。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮ユニット、圧縮ユニットを作動させ
    る駆動ユニット、圧縮ユニットの潤滑系統および圧縮ユ
    ニットから吐き出される圧縮空気の系統に組み込まれた
    ク−ラおよびク−ラを通過する空気流を発生させる冷却
    ファンを具備している空気圧縮機において、冷却ファン
    が同軸配置され、たがいに羽根の取り付けピッチの異な
    る複数のファンからなることを特徴とする空気圧縮機。
  2. 【請求項2】 圧縮ユニット、圧縮ユニットを作動させ
    る駆動ユニット、圧縮ユニットの潤滑系統および圧縮ユ
    ニットから吐き出される圧縮空気の系統に組み込まれた
    ク−ラおよびク−ラを通過する空気流を発生させる冷却
    ファンを具備している空気圧縮機において、冷却ファン
    がこれを構成するファンの羽根を不均一なピッチでもっ
    て配列されていることを特徴とする空気圧縮機。
JP564892A 1992-01-16 1992-01-16 空気圧縮機 Pending JPH05195996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP564892A JPH05195996A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 空気圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP564892A JPH05195996A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 空気圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05195996A true JPH05195996A (ja) 1993-08-06

Family

ID=11616954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP564892A Pending JPH05195996A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 空気圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05195996A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6149381A (en) * 1998-11-18 2000-11-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Cross flow fan for air conditioner
US6345956B1 (en) 1998-07-14 2002-02-12 Delta Electronics, Inc. Impeller of a blower having air-guiding ribs with geometrical configurations
WO2002063168A3 (en) * 2001-02-05 2002-12-12 Ingersoll Rand Co Compressor system
KR100463448B1 (ko) * 2003-02-28 2004-12-23 주식회사 대우일렉트로닉스 저소음 블로어 팬
WO2018127970A1 (ja) * 2017-01-06 2018-07-12 三菱電機株式会社 ファン、送風機、及び電動機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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