JPH05195024A - 金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方法 - Google Patents
金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方法Info
- Publication number
- JPH05195024A JPH05195024A JP2335792A JP2335792A JPH05195024A JP H05195024 A JPH05195024 A JP H05195024A JP 2335792 A JP2335792 A JP 2335792A JP 2335792 A JP2335792 A JP 2335792A JP H05195024 A JPH05195024 A JP H05195024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal powder
- acid
- water
- powder
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水噴霧法により金属粉末を製造するに際し、
金属粉末の酸化を防止する。 【構成】 溶融金属から水噴霧法によって金属粉末を製
造する際、噴霧媒として有機酸を含有した水溶液を用い
る。有機酸としてはアミノ酸が好ましい。さらに、有機
酸とベンゾトリアゾール類を併用してもよい。噴霧媒と
して用いる水溶液のpHは、中性からアルカリ性領域の
範囲に調整することが好ましい。 【効果】 金属粉末の酸化を防止できる。
金属粉末の酸化を防止する。 【構成】 溶融金属から水噴霧法によって金属粉末を製
造する際、噴霧媒として有機酸を含有した水溶液を用い
る。有機酸としてはアミノ酸が好ましい。さらに、有機
酸とベンゾトリアゾール類を併用してもよい。噴霧媒と
して用いる水溶液のpHは、中性からアルカリ性領域の
範囲に調整することが好ましい。 【効果】 金属粉末の酸化を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水噴霧法によって溶融
金属から金属粉末を製造する際に、金属粉末の酸化を防
止する方法に関するものである。
金属から金属粉末を製造する際に、金属粉末の酸化を防
止する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融金属から噴霧法によって金属粉末を
製造する方法には、大別すると気体による噴霧法(ガス
アトマイズ法)と液体による噴霧法がある。
製造する方法には、大別すると気体による噴霧法(ガス
アトマイズ法)と液体による噴霧法がある。
【0003】従来、液体噴霧法に基づいて金属粉末を製
造する方法としては、噴霧媒に水を用いる水噴霧法が知
られており、すでに工業的規模で実施されている。この
水分法により溶融金属を噴霧・冷却して金属粉末を製造
する場合、噴霧雰囲気中の酸素あるいは水の分解によっ
て発生する酸素により金属粉末の表面が酸化する欠点が
ある。このうち雰囲気中の酸素による酸化は不活性雰囲
気に置換することによって防止することができるが、水
の分解によって発生する酸素による金属粉末表面の酸化
を避けるのは極めて困難である。
造する方法としては、噴霧媒に水を用いる水噴霧法が知
られており、すでに工業的規模で実施されている。この
水分法により溶融金属を噴霧・冷却して金属粉末を製造
する場合、噴霧雰囲気中の酸素あるいは水の分解によっ
て発生する酸素により金属粉末の表面が酸化する欠点が
ある。このうち雰囲気中の酸素による酸化は不活性雰囲
気に置換することによって防止することができるが、水
の分解によって発生する酸素による金属粉末表面の酸化
を避けるのは極めて困難である。
【0004】こうした従来の水噴霧法の欠点に対し、特
開昭54−26951号公報あるいは特開昭55−82
701号公報に開示された一連の改良技術がある。これ
らの方法は、噴霧媒として金属粉末を酸化させるおそれ
のない液状物質、例えば各種の炭化水素化合物や無極性
溶媒、鉱物油もしくは動・植物油を使用する方法であ
る。これら先行技術における噴霧雰囲気は、特開昭54
−26951号公報記載の方法においては還元性ガス
で、この他にAr、N2 の如き不活性ガスを用い、また
特開昭55−82701号公報においては、大気から遮
断した中性ガス、還元性ガスまたは不活性ガスとされて
いる。これらの方法は、いずれも噴霧媒として油類のみ
を使用する方法であるため、高温の溶融金属を噴霧冷却
する際に接触する油類が分解して金属粉末に浸炭し、そ
の結果金属粉末中の炭素含有量が増大するという欠点が
ある。炭素含有量が増大すると、粉末冶金用鋼粉におい
ては粉末を硬化させて圧縮性、成形性を阻害する。
開昭54−26951号公報あるいは特開昭55−82
701号公報に開示された一連の改良技術がある。これ
らの方法は、噴霧媒として金属粉末を酸化させるおそれ
のない液状物質、例えば各種の炭化水素化合物や無極性
溶媒、鉱物油もしくは動・植物油を使用する方法であ
る。これら先行技術における噴霧雰囲気は、特開昭54
−26951号公報記載の方法においては還元性ガス
で、この他にAr、N2 の如き不活性ガスを用い、また
特開昭55−82701号公報においては、大気から遮
断した中性ガス、還元性ガスまたは不活性ガスとされて
いる。これらの方法は、いずれも噴霧媒として油類のみ
を使用する方法であるため、高温の溶融金属を噴霧冷却
する際に接触する油類が分解して金属粉末に浸炭し、そ
の結果金属粉末中の炭素含有量が増大するという欠点が
ある。炭素含有量が増大すると、粉末冶金用鋼粉におい
ては粉末を硬化させて圧縮性、成形性を阻害する。
【0005】さらに、改良技術として特開昭55−15
2110号公報記載のものがあるが、この技術は噴霧媒
として浸炭抑制剤を含有する無極性溶媒もしくは動・植
物油を使用する方法である。この方法においては、浸炭
抑制剤として水、CO2 、脂肪酸、アルコール、エステ
ル、ケトンなどの酸素を含む有機化合物を挙げている。
2110号公報記載のものがあるが、この技術は噴霧媒
として浸炭抑制剤を含有する無極性溶媒もしくは動・植
物油を使用する方法である。この方法においては、浸炭
抑制剤として水、CO2 、脂肪酸、アルコール、エステ
ル、ケトンなどの酸素を含む有機化合物を挙げている。
【0006】また、脂肪酸を主成分とした水溶性防錆剤
による防錆処理方法は、冷延鋼板あるいは冷延鋼板を使
用した加工製品を対象とする防錆方法として周知である
が、特開昭56−8397号公報において冷延鋼板の焼
鈍後の調質圧延の時の圧延液に使用されているように、
通常は冷延鋼板を対象とした水溶性防錆剤に用いられ
る。
による防錆処理方法は、冷延鋼板あるいは冷延鋼板を使
用した加工製品を対象とする防錆方法として周知である
が、特開昭56−8397号公報において冷延鋼板の焼
鈍後の調質圧延の時の圧延液に使用されているように、
通常は冷延鋼板を対象とした水溶性防錆剤に用いられ
る。
【0007】一方、アミノ酸も有機防錆剤としてよく知
られている。その事例の一つに特開昭60−52531
号公報があり、冷延鋼板の冷却水溶液にアミノ酸を溶存
させて鋼板の酸化防止を行っている。これは冷延鋼帯の
連続焼鈍における水焼き入れの際の冷延鋼板表面の酸化
防止を目的としたものである。他方、アミノポリカルボ
ン酸類を金属に対する防錆剤として使用することは、E
DTAに代表されるように多くの事例があり、既に周知
の事実である。また、ベンゾトリアゾール系化合物につ
いては、アメリカ合衆国のThe Procter G
ambl CoのBrit.Patent No.65
2,339(1947)等で銅および銅合金に対する防
錆剤としてよく知られている。
られている。その事例の一つに特開昭60−52531
号公報があり、冷延鋼板の冷却水溶液にアミノ酸を溶存
させて鋼板の酸化防止を行っている。これは冷延鋼帯の
連続焼鈍における水焼き入れの際の冷延鋼板表面の酸化
防止を目的としたものである。他方、アミノポリカルボ
ン酸類を金属に対する防錆剤として使用することは、E
DTAに代表されるように多くの事例があり、既に周知
の事実である。また、ベンゾトリアゾール系化合物につ
いては、アメリカ合衆国のThe Procter G
ambl CoのBrit.Patent No.65
2,339(1947)等で銅および銅合金に対する防
錆剤としてよく知られている。
【0008】以上のように、有機酸が金属、とりわけ冷
延鋼板表面の酸化防止剤として一般に使用されている
が、これらの場合、鋼板表面の防錆処理によって求めら
れるのは、防錆性や化成処理後直接塗装したときの塗装
密着性のような表面特性に優れることである。また、ベ
ンゾトリアゾール系化合物に求められるのは、表面の色
調を保持し、変色を防止することである。
延鋼板表面の酸化防止剤として一般に使用されている
が、これらの場合、鋼板表面の防錆処理によって求めら
れるのは、防錆性や化成処理後直接塗装したときの塗装
密着性のような表面特性に優れることである。また、ベ
ンゾトリアゾール系化合物に求められるのは、表面の色
調を保持し、変色を防止することである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、溶融金属から水
噴霧法で金属粉末を製造する場合、金属粉末は水流に包
まれた状態で容器の水中に落下するため容易に酸化され
てしまう。金属粉末の酸化防止を目的に噴霧媒として水
にかわって各種の油類を使用する方法では、得られた金
属粉末に付着する油類を分離回収する必要がある。ま
た、高温の溶融金属滴と接した油類が熱分解して金属粉
末に浸炭する現象が起こり、粉末を硬化させて圧縮性、
成形性を阻害する等の問題がある。
噴霧法で金属粉末を製造する場合、金属粉末は水流に包
まれた状態で容器の水中に落下するため容易に酸化され
てしまう。金属粉末の酸化防止を目的に噴霧媒として水
にかわって各種の油類を使用する方法では、得られた金
属粉末に付着する油類を分離回収する必要がある。ま
た、高温の溶融金属滴と接した油類が熱分解して金属粉
末に浸炭する現象が起こり、粉末を硬化させて圧縮性、
成形性を阻害する等の問題がある。
【0010】本発明は、かかる問題点を解決し得る水噴
霧法における金属粉末の酸化防止方法であり、噴霧媒の
取扱が容易で、かつ中性ガス、還元性ガスまたは不活性
ガスを用いることなく、極めて簡便に金属粉末の酸化を
防止し得る。
霧法における金属粉末の酸化防止方法であり、噴霧媒の
取扱が容易で、かつ中性ガス、還元性ガスまたは不活性
ガスを用いることなく、極めて簡便に金属粉末の酸化を
防止し得る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融金属から
水噴霧法によって金属粉末を製造する際に、噴霧媒とし
て有機酸を含有した水溶液または有機酸およびベンゾト
リアゾール類を含有した水溶液を用いることを特徴とす
る金属粉末の製造における金属粉末の酸化防止方法であ
る。噴霧媒として用いる水溶液のpHは、中性領域から
アルカリ領域の範囲に調整することが望ましい。さら
に、水中に没した金属粉末を濾取した後、大気中に放置
しても、酸化抑止効果を持続させることができる。
水噴霧法によって金属粉末を製造する際に、噴霧媒とし
て有機酸を含有した水溶液または有機酸およびベンゾト
リアゾール類を含有した水溶液を用いることを特徴とす
る金属粉末の製造における金属粉末の酸化防止方法であ
る。噴霧媒として用いる水溶液のpHは、中性領域から
アルカリ領域の範囲に調整することが望ましい。さら
に、水中に没した金属粉末を濾取した後、大気中に放置
しても、酸化抑止効果を持続させることができる。
【0012】
【作用】本発明における溶融金属および金属粉末として
は、鉄および鉄合金等(例えば鉄/シリコン系、鉄/ニ
ッケル系、鉄/アルミニウム系)、ステンレス合金系等
があり、さらに銅および銅合金等(例えば銅/スズ系)
を挙げることができる。
は、鉄および鉄合金等(例えば鉄/シリコン系、鉄/ニ
ッケル系、鉄/アルミニウム系)、ステンレス合金系等
があり、さらに銅および銅合金等(例えば銅/スズ系)
を挙げることができる。
【0013】用いる有機酸は脂肪酸、α−アミノ酸等で
ある。より具体的には、脂肪酸としては、炭素数3以上
のプロピオン酸、コハク酸、アジピン酸、酢酸、ヘキサ
ン酸、アリスチン酸、アラキジン酸等、および二塩基酸
としてシュウ酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカン二酸等の汎用二塩基酸あるい
はダイマー酸、さらには炭素数12〜22の長鎖状およ
び分岐状二塩基酸、あるいは炭素数21のシクロヘキセ
ン環状二塩基酸(Westvaco社製)等の脂肪族化
合物を例示することができ、さらに、芳香族脂肪酸とし
て、ニトロ安息香酸等の安息香酸誘導体、ニトロフタル
酸等のフタル酸誘導体、フェノキシ酢酸等のフェノキシ
カルボン酸類等を例示することができる。一方、α−ア
ミノ酸とは、分子内にアミノ基(−NH2 )とカルボキ
シル基(−COOH)をもつ化合物で、カルボキシル基
の結合している炭素原子(α位の炭素)にアミノ酸が結
合しているものである。より具体的には、脂肪族アミノ
酸として、例えばアラニン、アルギニン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、リジン等を、
また芳香族アミノ酸として、フェニルアラニン、チロシ
ン等を、さらに異節環状アミノ酸として、プロリン、ヒ
スチン、トリプトファン等を例示することができる。
ある。より具体的には、脂肪酸としては、炭素数3以上
のプロピオン酸、コハク酸、アジピン酸、酢酸、ヘキサ
ン酸、アリスチン酸、アラキジン酸等、および二塩基酸
としてシュウ酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカン二酸等の汎用二塩基酸あるい
はダイマー酸、さらには炭素数12〜22の長鎖状およ
び分岐状二塩基酸、あるいは炭素数21のシクロヘキセ
ン環状二塩基酸(Westvaco社製)等の脂肪族化
合物を例示することができ、さらに、芳香族脂肪酸とし
て、ニトロ安息香酸等の安息香酸誘導体、ニトロフタル
酸等のフタル酸誘導体、フェノキシ酢酸等のフェノキシ
カルボン酸類等を例示することができる。一方、α−ア
ミノ酸とは、分子内にアミノ基(−NH2 )とカルボキ
シル基(−COOH)をもつ化合物で、カルボキシル基
の結合している炭素原子(α位の炭素)にアミノ酸が結
合しているものである。より具体的には、脂肪族アミノ
酸として、例えばアラニン、アルギニン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、リジン等を、
また芳香族アミノ酸として、フェニルアラニン、チロシ
ン等を、さらに異節環状アミノ酸として、プロリン、ヒ
スチン、トリプトファン等を例示することができる。
【0014】また、本発明では有機酸とベンゾトリアゾ
ール類の化合物とを併用するとより効果的である。ベン
ゾトリアゾール類の使用は鉄系にも効果を発揮するが、
特に銅および銅合金等の場合において良好な結果をもた
らす。金属粉末の製造時において酸化防止効果を発揮す
るベンゾトリアゾール類の化合物としては、ベンゾトリ
アゾール(BTA)、BTAのベンゼン環にメチル基
(4または5位置のもの)を持つトリルトリアゾール
(TTA)、そしてTTAのメチル基の位置にカルボキ
シル基を導入したカルボキシルベンゾトリアゾール(B
TA−COOH)等のベンゾトリアゾール誘導体を例示
することができる。
ール類の化合物とを併用するとより効果的である。ベン
ゾトリアゾール類の使用は鉄系にも効果を発揮するが、
特に銅および銅合金等の場合において良好な結果をもた
らす。金属粉末の製造時において酸化防止効果を発揮す
るベンゾトリアゾール類の化合物としては、ベンゾトリ
アゾール(BTA)、BTAのベンゼン環にメチル基
(4または5位置のもの)を持つトリルトリアゾール
(TTA)、そしてTTAのメチル基の位置にカルボキ
シル基を導入したカルボキシルベンゾトリアゾール(B
TA−COOH)等のベンゾトリアゾール誘導体を例示
することができる。
【0015】本発明の水噴霧法による金属粉末の製造に
おいては、溶融金属流に有機酸または有機酸およびベン
ゾトリアゾール類を含有する水を高圧で噴霧して、金属
を粉化させると同時に金属粉末の酸化を防止する。酸化
防止処理した金属粉末が実用上具備すべき主要な点は、
圧縮成形性、焼結性等に優れることである。
おいては、溶融金属流に有機酸または有機酸およびベン
ゾトリアゾール類を含有する水を高圧で噴霧して、金属
を粉化させると同時に金属粉末の酸化を防止する。酸化
防止処理した金属粉末が実用上具備すべき主要な点は、
圧縮成形性、焼結性等に優れることである。
【0016】本発明において、有機酸およびベンゾトリ
アゾール類を噴霧媒あるいは噴霧槽中の水に溶存させて
使用する場合、1種あるいは2種以上を共存させて使用
することができる。これらの有機防錆剤を水に溶解する
際には、水に対する溶解性を増すため、あるいは高温の
金属粉末の酸化防止効果を高めるため、当該噴霧媒ある
いは噴霧槽中の水はpH7〜11、特にpH7〜10の
範囲に保持することが望ましく、塩基性物質を添加して
前記範囲内に調整する。このような目的で使用する塩基
性物質としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
のアルカリ金属化合物やジイソプロピルアミン、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミンまたはエチレンジアミンのようなアミン類で水可
溶性のものが好ましい。
アゾール類を噴霧媒あるいは噴霧槽中の水に溶存させて
使用する場合、1種あるいは2種以上を共存させて使用
することができる。これらの有機防錆剤を水に溶解する
際には、水に対する溶解性を増すため、あるいは高温の
金属粉末の酸化防止効果を高めるため、当該噴霧媒ある
いは噴霧槽中の水はpH7〜11、特にpH7〜10の
範囲に保持することが望ましく、塩基性物質を添加して
前記範囲内に調整する。このような目的で使用する塩基
性物質としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
のアルカリ金属化合物やジイソプロピルアミン、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミンまたはエチレンジアミンのようなアミン類で水可
溶性のものが好ましい。
【0017】また、pH7〜11の範囲に調整された噴
霧媒あるいは噴霧槽中の水の金属粉末表面に対する濡れ
性を良くし、金属との反応を促進させ、酸化防止効果を
向上させる目的で、界面活性剤を0.001〜0.5%
の範囲で添加して使用してもよい。
霧媒あるいは噴霧槽中の水の金属粉末表面に対する濡れ
性を良くし、金属との反応を促進させ、酸化防止効果を
向上させる目的で、界面活性剤を0.001〜0.5%
の範囲で添加して使用してもよい。
【0018】
【実施例1】水噴霧法による金属粉末の製造を図1に示
す装置を使用して実施した。噴霧媒槽4中の噴霧媒を昇
圧ポンプ5で昇圧し、タンディシュ2の下部から流下す
る溶融金属流に噴霧ノズル3を介して吹きつけて鉄粉末
を製造した。その後、脱水用コンベア8で脱水して金属
粉末10を回収した。噴霧条件は溶湯量50kg、噴霧
水圧100kg/cm2 、噴霧媒量100リットル/m
inとした。
す装置を使用して実施した。噴霧媒槽4中の噴霧媒を昇
圧ポンプ5で昇圧し、タンディシュ2の下部から流下す
る溶融金属流に噴霧ノズル3を介して吹きつけて鉄粉末
を製造した。その後、脱水用コンベア8で脱水して金属
粉末10を回収した。噴霧条件は溶湯量50kg、噴霧
水圧100kg/cm2 、噴霧媒量100リットル/m
inとした。
【0019】実施例1で用いた水溶液の組成は、C22長
鎖二塩基酸(7,2−ジメチル−7、11−オクタデカ
ジエン−1、18−ジカルボン酸)3.0重量%、ジエ
タノールアミン5.0重量%、水92.0重量%であ
る。当該水溶液を噴霧媒として使用する際には、30倍
量の水で希釈調整した(pH9.3)。
鎖二塩基酸(7,2−ジメチル−7、11−オクタデカ
ジエン−1、18−ジカルボン酸)3.0重量%、ジエ
タノールアミン5.0重量%、水92.0重量%であ
る。当該水溶液を噴霧媒として使用する際には、30倍
量の水で希釈調整した(pH9.3)。
【0020】試験結果を水のみで噴霧した比較例1とと
もに表1に示す。表1は溶湯の化学組成、得られた粉末
の化学組成、および成形体の密度、焼結体の密度を示し
たものである。成形体の密度とは、得られた粉末を断面
積2cm2 、高さ2cmの円柱状の形状に圧力7ton
/cm2 で成形したときの成形体の密度であり、焼結体
の密度とは、当該成形体を1200℃、1時間、真空中
で焼結した焼結体の密度である。
もに表1に示す。表1は溶湯の化学組成、得られた粉末
の化学組成、および成形体の密度、焼結体の密度を示し
たものである。成形体の密度とは、得られた粉末を断面
積2cm2 、高さ2cmの円柱状の形状に圧力7ton
/cm2 で成形したときの成形体の密度であり、焼結体
の密度とは、当該成形体を1200℃、1時間、真空中
で焼結した焼結体の密度である。
【0021】
【表1】
【0022】実施例1により製造した金属粉末の酸素量
は0.1重量%以下であり、比較例1の酸素量に対し1
桁以上低い値となった。また、金属粉末の成形体の密度
および焼結体の密度は共に比較例1に対し大きく、良好
な製品を得ることができた。
は0.1重量%以下であり、比較例1の酸素量に対し1
桁以上低い値となった。また、金属粉末の成形体の密度
および焼結体の密度は共に比較例1に対し大きく、良好
な製品を得ることができた。
【0023】
【実施例2】実施例2で用いた水溶液の組成は、L−ア
ルギニン5.0重量%、グリシン5.0重量%、トリエ
タノールアミン6.5重量%、水83.5重量%であ
る。当該水溶液を噴霧媒として使用する際には、20倍
量の水で希釈調整した(pH9.5)。実施例1と同様
の装置および噴霧条件で鉄/シリコン合金粉末を製造
し、成形体の密度、焼結体の密度の測定方法も同様とし
た。試験結果を水のみで噴霧した比較例2とともに表2
に示す。
ルギニン5.0重量%、グリシン5.0重量%、トリエ
タノールアミン6.5重量%、水83.5重量%であ
る。当該水溶液を噴霧媒として使用する際には、20倍
量の水で希釈調整した(pH9.5)。実施例1と同様
の装置および噴霧条件で鉄/シリコン合金粉末を製造
し、成形体の密度、焼結体の密度の測定方法も同様とし
た。試験結果を水のみで噴霧した比較例2とともに表2
に示す。
【0024】
【表2】
【0025】実施例1の鉄粉末と同様に、実施例2によ
り製造した鉄/シリコン合金粉末の酸素量は比較例2の
酸素量に対し1桁以上低く、成形体および焼結体の密度
が大きく、良好な製品を得た。
り製造した鉄/シリコン合金粉末の酸素量は比較例2の
酸素量に対し1桁以上低く、成形体および焼結体の密度
が大きく、良好な製品を得た。
【0026】
【実施例3】実施例3で用いた水溶液の組成は、ダイマ
ー酸4.0重量%、m−ニトロ安息香酸2.0重量%、
3−ニトロフタル酸2.0重量%、アゼライン酸2.0
重量%、イソプロパロールアミン15.0重量%、水7
5.0重量%である。当該水溶液を噴霧媒として使用す
る際には、20倍量の水で希釈調整した(pH9.
4)。実施例1と同様の装置および噴霧条件でステンレ
ス鋼合金粉末を製造し、成形体の密度、焼結体の密度の
測定方法も同様とした。試験結果を水のみで噴霧した比
較例3とともに表3に示す。
ー酸4.0重量%、m−ニトロ安息香酸2.0重量%、
3−ニトロフタル酸2.0重量%、アゼライン酸2.0
重量%、イソプロパロールアミン15.0重量%、水7
5.0重量%である。当該水溶液を噴霧媒として使用す
る際には、20倍量の水で希釈調整した(pH9.
4)。実施例1と同様の装置および噴霧条件でステンレ
ス鋼合金粉末を製造し、成形体の密度、焼結体の密度の
測定方法も同様とした。試験結果を水のみで噴霧した比
較例3とともに表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】実施例1の鉄粉末および実施例2の場合と
同様に、実施例3により製造したステンレス合金鋼粉末
の酸素量は比較例3の酸素量に対し1桁以上低く、成形
体および焼結体の密度が大きく、良好な製品を得た。
同様に、実施例3により製造したステンレス合金鋼粉末
の酸素量は比較例3の酸素量に対し1桁以上低く、成形
体および焼結体の密度が大きく、良好な製品を得た。
【0029】
【実施例4】実施例4で用いた水溶液の組成は、ベンゾ
トリアゾール3.0重量%、トリルトリアゾール1.0
重量%、ジエタノールアミン4.0重量%、水92.0
重量%である。当該噴霧媒として使用する際には、20
倍量の水で希釈調整した(pH9.2)。実施例1と同
様の装置および噴霧条件で銅合金粉末を製造し、成形体
の密度の測定方法も同様とした。成形体の焼結は100
0℃、1時間、真空中で行った。試験結果を水のみで噴
霧した比較例4とともに表4に示す。
トリアゾール3.0重量%、トリルトリアゾール1.0
重量%、ジエタノールアミン4.0重量%、水92.0
重量%である。当該噴霧媒として使用する際には、20
倍量の水で希釈調整した(pH9.2)。実施例1と同
様の装置および噴霧条件で銅合金粉末を製造し、成形体
の密度の測定方法も同様とした。成形体の焼結は100
0℃、1時間、真空中で行った。試験結果を水のみで噴
霧した比較例4とともに表4に示す。
【0030】
【表4】
【0031】実施例4により製造した銅合金粉末の酸素
量は、比較例4の酸素量に対して2割以下であり、成形
体および焼結体の密度が大きく良好な製品を得た。
量は、比較例4の酸素量に対して2割以下であり、成形
体および焼結体の密度が大きく良好な製品を得た。
【0032】
【実施例5】実施例5で用いた水溶液の組成は、L−ア
ルギニン3.0重量%、グリシン3.0重量%、トリエ
タノールアミン4.5重量%、ベンゾトリアゾール2.
0重量%、トリルトリアゾール1.0重量%、ジエタノ
ールアミン2.0重量%、水84.5重量%である。当
該水溶液を噴霧媒として使用する際には、20倍量の水
で希釈調整した(pH9.6)。実施例1と同様の装置
および噴霧条件で鉄系低合金粉末を製造し、成形体の密
度、焼結体の密度の測定方法も同様とした。試験結果を
水のみで噴霧した比較例5とともに表5に示す。
ルギニン3.0重量%、グリシン3.0重量%、トリエ
タノールアミン4.5重量%、ベンゾトリアゾール2.
0重量%、トリルトリアゾール1.0重量%、ジエタノ
ールアミン2.0重量%、水84.5重量%である。当
該水溶液を噴霧媒として使用する際には、20倍量の水
で希釈調整した(pH9.6)。実施例1と同様の装置
および噴霧条件で鉄系低合金粉末を製造し、成形体の密
度、焼結体の密度の測定方法も同様とした。試験結果を
水のみで噴霧した比較例5とともに表5に示す。
【0033】
【表5】
【0034】実施例1の鉄粉末と同様に実施例5により
製造した鉄系低合金粉末の酸素量は比較例5の酸素量に
対し1桁以上低く、成形体および焼結体の密度が大き
く、良好な製品を得た。
製造した鉄系低合金粉末の酸素量は比較例5の酸素量に
対し1桁以上低く、成形体および焼結体の密度が大き
く、良好な製品を得た。
【0035】
【発明の効果】本発明の方法により、酸素含有量の低い
金属粉末を容易に製造することができ、得られた金属粉
末は圧縮性、焼結性に富み極めて良質である。
金属粉末を容易に製造することができ、得られた金属粉
末は圧縮性、焼結性に富み極めて良質である。
【図1】本発明の実施例に用いた噴霧装置の概要図であ
る。
る。
1 溶湯 2 タンディッシュ 3 噴霧ノズル 4 噴霧媒槽 5 昇圧ポンプ 6 噴霧槽 7 攪拌羽根 8 脱水用コンベア 9 粉末受容器 10 金属粉末
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】従来、液体噴霧法に基づいて金属粉末を製
造する方法としては、噴霧媒に水を用いる水噴霧法が知
られており、すでに工業的規模で実施されている。この
水噴霧法により溶融金属を噴霧・冷却して金属粉末を製
造する場合、噴霧雰囲気中の酸素あるいは水の分解によ
って発生する酸素により金属粉末の表面が酸化する欠点
がある。このうち雰囲気中の酸素による酸化は不活性雰
囲気に置換することによって防止することができるが、
水の分解によって発生する酸素による金属粉末表面の酸
化を避けるのは極めて困難である。
造する方法としては、噴霧媒に水を用いる水噴霧法が知
られており、すでに工業的規模で実施されている。この
水噴霧法により溶融金属を噴霧・冷却して金属粉末を製
造する場合、噴霧雰囲気中の酸素あるいは水の分解によ
って発生する酸素により金属粉末の表面が酸化する欠点
がある。このうち雰囲気中の酸素による酸化は不活性雰
囲気に置換することによって防止することができるが、
水の分解によって発生する酸素による金属粉末表面の酸
化を避けるのは極めて困難である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】以上のように、有機酸が金属、とりわけ冷
延鋼板表面の酸化防止剤として一般に使用されている
が、これらの場合、鋼板表面の防錆処理によって求めら
れるのは、防錆性や化成処理後直接塗装したときの塗装
密着性のような表面特性に優れることである。また、ベ
ンゾトリアゾール系化合物に求められるのは、銅あるい
は銅合金表面の色調を保持し、変色を防止することであ
る。
延鋼板表面の酸化防止剤として一般に使用されている
が、これらの場合、鋼板表面の防錆処理によって求めら
れるのは、防錆性や化成処理後直接塗装したときの塗装
密着性のような表面特性に優れることである。また、ベ
ンゾトリアゾール系化合物に求められるのは、銅あるい
は銅合金表面の色調を保持し、変色を防止することであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】用いる有機酸は脂肪酸、α−アミノ酸等で
ある。より具体的には、脂肪酸としては、炭素数3以上
のプロピオン酸、ヘキサン酸、ミリスチン酸、ステアリ
ン酸、アラキジン酸等、および二塩基酸としてシュウ
酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ドデカン二酸等の汎用二塩基酸あるいはダイマー
酸、さらには炭素数12〜22の長鎖状および分岐状二
塩基酸、あるいは炭素数21のシクロヘキセン環状二塩
基酸(Westvaco社製)等の脂肪族化合物を例示
することができ、さらに、芳香族脂肪酸として、ニトロ
安息香酸等の安息香酸誘導体、ニトロフタル酸等のフタ
ル酸誘導体、フェノキシ酢酸等のフェノキシカルボン酸
類等を例示することができる。一方、α−アミノ酸と
は、分子内にアミノ基(−NH2 )とカルボキシル基
(−COOH)をもつ化合物で、カルボキシル基の結合
している炭素原子(α位の炭素)にアミノ基が結合して
いるものである。より具体的には、脂肪族アミノ酸とし
て、例えばアラニン、アルギニン、アスパラギン酸、グ
ルタミン酸、グリシン、ロイシン、リジン等を、また芳
香族アミノ酸として、フェニルアラニン、チロシン等
を、さらに異節環状アミノ酸として、プロリン、ヒスチ
ン、トリプトファン等を例示することができる。
ある。より具体的には、脂肪酸としては、炭素数3以上
のプロピオン酸、ヘキサン酸、ミリスチン酸、ステアリ
ン酸、アラキジン酸等、および二塩基酸としてシュウ
酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ドデカン二酸等の汎用二塩基酸あるいはダイマー
酸、さらには炭素数12〜22の長鎖状および分岐状二
塩基酸、あるいは炭素数21のシクロヘキセン環状二塩
基酸(Westvaco社製)等の脂肪族化合物を例示
することができ、さらに、芳香族脂肪酸として、ニトロ
安息香酸等の安息香酸誘導体、ニトロフタル酸等のフタ
ル酸誘導体、フェノキシ酢酸等のフェノキシカルボン酸
類等を例示することができる。一方、α−アミノ酸と
は、分子内にアミノ基(−NH2 )とカルボキシル基
(−COOH)をもつ化合物で、カルボキシル基の結合
している炭素原子(α位の炭素)にアミノ基が結合して
いるものである。より具体的には、脂肪族アミノ酸とし
て、例えばアラニン、アルギニン、アスパラギン酸、グ
ルタミン酸、グリシン、ロイシン、リジン等を、また芳
香族アミノ酸として、フェニルアラニン、チロシン等
を、さらに異節環状アミノ酸として、プロリン、ヒスチ
ン、トリプトファン等を例示することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山宮 昌夫 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 千田 晋 神奈川県川崎市中原区井田1618 新日本製 鐵株式会社先端技術研究所内 (72)発明者 谷川 啓一 大阪市北区梅田1−2−2−1400 大同化 学工業株式会社内 (72)発明者 高橋 弘之 大阪市北区梅田1−2−2−1400 大同化 学工業株式会社内 (72)発明者 野呂 和也 大阪市北区梅田1−2−2−1400 大同化 学工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 溶融金属から水噴霧法によって金属粉末
を製造する際に、噴霧媒として有機酸を含有した水溶液
を用いることを特徴とする金属粉末製造における金属粉
末の酸化防止方法。 - 【請求項2】 有機酸がアミノ酸である請求項1記載の
金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方法。 - 【請求項3】 溶融金属から水噴霧法によって金属粉末
を製造する際に、噴霧媒として有機酸およびベンゾトリ
アゾール類を含有した水溶液を用いることを特徴とする
金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方法。 - 【請求項4】 有機酸がアミノ酸である請求項3記載の
金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方法。 - 【請求項5】 噴霧媒として用いる水溶液のpHを中性
領域からアルカリ領域の範囲に調整した請求項1または
3記載の金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2335792A JPH05195024A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2335792A JPH05195024A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05195024A true JPH05195024A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=12108324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2335792A Withdrawn JPH05195024A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05195024A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07118711A (ja) * | 1993-10-25 | 1995-05-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 水素吸蔵合金粉末およびその水素吸蔵合金粉末を負極活物質に有するニッケル水素電池ならびに水素吸蔵合金粉末の製造方法 |
GB2357755A (en) * | 1999-10-14 | 2001-07-04 | Brad Chem Technology Ltd | Corrosion inhibiting formulations |
CN103128298A (zh) * | 2011-11-28 | 2013-06-05 | 重庆华浩冶炼有限公司 | 一种金属粉末的生产方法 |
CN103128295A (zh) * | 2011-11-28 | 2013-06-05 | 重庆华浩冶炼有限公司 | 一种应用于核工程领域的金属铅粉的生产方法 |
CN103128299A (zh) * | 2011-11-28 | 2013-06-05 | 重庆华浩冶炼有限公司 | 一种适用于金刚石工具的金属锡粉的生产方法 |
KR20180048980A (ko) | 2015-09-03 | 2018-05-10 | 도와 일렉트로닉스 가부시키가이샤 | 인 함유 구리분 및 이의 제조 방법 |
WO2020066262A1 (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ニッケル粒子の製造方法、硫酸ニッケルの製造方法、及び二次電池用正極活物質の製造方法 |
CN110997184A (zh) * | 2017-09-04 | 2020-04-10 | 同和电子科技有限公司 | 软磁性粉末、Fe粉末或含有Fe的合金粉末的制造方法、软磁性材料、以及压粉磁芯的制造方法 |
JP2021503553A (ja) * | 2017-11-17 | 2021-02-12 | コリア ミンティング, セキュリティ プリンティング アンド アイディー カード オペレーティング コーポレーションKorea Minting, Security Printing & Id Card Operating Corp. | セキュリティインク用のAlNICO系磁性粒子 |
CN116180157A (zh) * | 2023-03-11 | 2023-05-30 | 金川集团股份有限公司 | 一种电解铜粉的生产方法 |
CN116213735A (zh) * | 2022-12-19 | 2023-06-06 | 中南大学 | 一种注射成形用316l不锈钢粉末的水气联合雾化制备方法 |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP2335792A patent/JPH05195024A/ja not_active Withdrawn
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07118711A (ja) * | 1993-10-25 | 1995-05-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 水素吸蔵合金粉末およびその水素吸蔵合金粉末を負極活物質に有するニッケル水素電池ならびに水素吸蔵合金粉末の製造方法 |
GB2357755A (en) * | 1999-10-14 | 2001-07-04 | Brad Chem Technology Ltd | Corrosion inhibiting formulations |
GB2357755B (en) * | 1999-10-14 | 2003-09-10 | Brad Chem Technology Ltd | Improvements in and relating to corrosion inhibiting formulations |
CN103128299B (zh) * | 2011-11-28 | 2016-08-24 | 重庆有研重冶新材料有限公司 | 一种适用于金刚石工具的金属锡粉的生产方法 |
CN103128295A (zh) * | 2011-11-28 | 2013-06-05 | 重庆华浩冶炼有限公司 | 一种应用于核工程领域的金属铅粉的生产方法 |
CN103128299A (zh) * | 2011-11-28 | 2013-06-05 | 重庆华浩冶炼有限公司 | 一种适用于金刚石工具的金属锡粉的生产方法 |
CN103128298B (zh) * | 2011-11-28 | 2016-02-10 | 重庆华浩冶炼有限公司 | 一种金属粉末的生产方法 |
CN105583404A (zh) * | 2011-11-28 | 2016-05-18 | 重庆有研重冶新材料有限公司 | 一种制备抗氧化性好的金属粉末的方法 |
CN103128298A (zh) * | 2011-11-28 | 2013-06-05 | 重庆华浩冶炼有限公司 | 一种金属粉末的生产方法 |
US20180243831A1 (en) * | 2015-09-03 | 2018-08-30 | Dowa Electronics Materials Co., Ltd. | Phosphorus-containing copper powder and method for producing the same |
KR20180048980A (ko) | 2015-09-03 | 2018-05-10 | 도와 일렉트로닉스 가부시키가이샤 | 인 함유 구리분 및 이의 제조 방법 |
US10773311B2 (en) | 2015-09-03 | 2020-09-15 | Dowa Electronics Materials Co., Ltd. | Phosphorus-containing copper powder and method for producing the same |
CN110997184A (zh) * | 2017-09-04 | 2020-04-10 | 同和电子科技有限公司 | 软磁性粉末、Fe粉末或含有Fe的合金粉末的制造方法、软磁性材料、以及压粉磁芯的制造方法 |
JP2021503553A (ja) * | 2017-11-17 | 2021-02-12 | コリア ミンティング, セキュリティ プリンティング アンド アイディー カード オペレーティング コーポレーションKorea Minting, Security Printing & Id Card Operating Corp. | セキュリティインク用のAlNICO系磁性粒子 |
WO2020066262A1 (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ニッケル粒子の製造方法、硫酸ニッケルの製造方法、及び二次電池用正極活物質の製造方法 |
CN112584949A (zh) * | 2018-09-26 | 2021-03-30 | 松下知识产权经营株式会社 | 镍颗粒的制造方法、硫酸镍的制造方法和二次电池用正极活性物质的制造方法 |
JPWO2020066262A1 (ja) * | 2018-09-26 | 2021-09-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ニッケル粒子の製造方法、硫酸ニッケルの製造方法、及び二次電池用正極活物質の製造方法 |
CN116213735A (zh) * | 2022-12-19 | 2023-06-06 | 中南大学 | 一种注射成形用316l不锈钢粉末的水气联合雾化制备方法 |
CN116180157A (zh) * | 2023-03-11 | 2023-05-30 | 金川集团股份有限公司 | 一种电解铜粉的生产方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05195024A (ja) | 金属粉末製造における金属粉末の酸化防止方法 | |
WO2010018716A1 (ja) | 防錆剤および表面処理金属材 | |
CN113557323B (zh) | 防锈剂、防锈剂组合物、被膜形成材料、被膜、及金属部件 | |
JPH04231484A (ja) | フェニルメルカプトテトラゾール/トリルトリアゾール腐食抑制組成物 | |
CN102766879A (zh) | 金属组合件喷淋清洗剂 | |
FR2686346A1 (fr) | Composition antigel et fluide aqueux. | |
EP1087924B1 (fr) | Procede de preparation de composes p-hydroxymandeliques eventuellement substitues | |
US5202058A (en) | Corrosion inhibiting method and inhibition compositions | |
US4028055A (en) | Anti-corrosive agent for metals | |
Atta et al. | Effects of water soluble rosin on the corrosion inhibition of carbon steel | |
JPH0741811A (ja) | 金属粉末製造に伴う金属粉末の酸化防止方法 | |
US4073618A (en) | Anti-corrosive agent for metals | |
JPH07113106A (ja) | 非鉄金属粉末製造における非鉄金属粉末の酸化防止方法 | |
JP7126735B1 (ja) | 未脱脂焼鈍鋼板用水溶性調質圧延液組成物 | |
EP0038364B1 (fr) | Procede pour donner aux materiaux en acier une resistance contre la rouille | |
JP2000239868A (ja) | 金属用防錆組成物 | |
CN115522203A (zh) | 长效水基金属防锈剂、制备方法及应用 | |
CN111040827B (zh) | 一种有机羧酸复配剂、制备方法及钢板水基加工液 | |
JPH07835B2 (ja) | 鋼板の変色防止方法 | |
JPH0748684A (ja) | 金属の切削加工時における金属新生面の酸化防止方法 | |
JP2601788B2 (ja) | 防錆剤 | |
JPS6119711B2 (ja) | ||
CN116043229B (zh) | 一种环保型对镀锌层友好的制管液及其制备方法 | |
CN113897234A (zh) | 多效型防锈复合添加剂及其制备方法 | |
JPS5831086A (ja) | 鋼材表面の処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |