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JPH05194404A - カルボスチリル誘導体 - Google Patents

カルボスチリル誘導体

Info

Publication number
JPH05194404A
JPH05194404A JP4029933A JP2993392A JPH05194404A JP H05194404 A JPH05194404 A JP H05194404A JP 4029933 A JP4029933 A JP 4029933A JP 2993392 A JP2993392 A JP 2993392A JP H05194404 A JPH05194404 A JP H05194404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethyl
added
kbr
compound
melting point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4029933A
Other languages
English (en)
Inventor
Seishi Yoshida
清史 吉田
Yoshiaki Yamaji
美明 山路
Katsuo Shinozaki
勝雄 篠崎
Hiromasa Jin
裕雅 神
Hiroki Sato
浩樹 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeria Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Zeria Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zeria Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Zeria Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP4029933A priority Critical patent/JPH05194404A/ja
Publication of JPH05194404A publication Critical patent/JPH05194404A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Quinoline Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を示し、
2 ,R3 は同時にまたは異なって水素原子、水酸基、
低級アルキル基を示し、あるいは一緒になってカルボニ
ル基を形成し、Xは水素原子またはハロゲン原子を示
し、Yは−CH2 −COOHまたは−OCH2 −COO
Hを示し、カルボスチリル環中の破線は結合が存在し、
または存在しないことを示す。)で表されるカルボスチ
リル誘導体およびこれを有効成分として含有するトロン
ボキサン拮抗剤。 【効果】本発明の化合物は優れたトロンボキサンA2
抗作用を示し、かつ安全性も高いので、血栓症、血管攣
縮、喘息等その他トロンボキサンA2 に起因する 疾患
症状の治療、予防に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れたトロンボキサンA
2 (以下TXA2と云う)の作用に強力に拮抗する新規カル
ボスチリル誘導体又はその塩に関し、血栓症、血管攣
縮、喘息、その他TXA2に起因する疾患症状の治療、予防
に有用である。
【0002】
【従来の技術】TXA2は、動物の各種臓器、例えば、肝
臓、腎臓、肺、脳等に広く分布しているアラキドン酸の
代謝物であり、強力に血小板を凝集させ、血管を収縮さ
せることが知られている(アラキドン酸カスケードと
薬、山本尚三 (1985年) )。
【0003】また、TXA2は気管支および気管平滑筋の強
力な収縮作用を示すことが知られている。このようにTX
A2は広範囲な病態に関与するものと考えられ、例えば、
心筋梗塞症、狭心症、血栓症、一過性脳虚血、偏頭痛、
脳溢血、脳梗塞、アテローム性動脈硬化症、末梢循環不
全、高血圧、肺塞栓、気管支喘息、気管支炎、肺炎、腎
炎、肝炎、ショック等の病態に関与していることが知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】従って、TXA2に拮抗
することによって、上記疾患に対する治療効果が期待さ
れ、現在までに数多くの研究がなされている。例えば、
特開昭 56-100757号公報にはTXA2に拮抗する化合物とし
て4−[2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
エチル]フェニル酢酸誘導体が報告されている。しかし
ながら、医薬品としてはその効力、作用の持続性、副作
用の面で必ずしも満足されるものではない。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、上記の
問題点を解決する目的で各種カルボスチリル誘導体を合
成し広範な評価を行った結果、特開昭 56-100757号公報
記載の化合物よりも強力なTXA2拮抗作用を有する一群の
新規カルボスチリル誘導体を見い出し、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は一般式(I)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、R1 は水素原子または低級アルキ
ル基を示し、R2 、R3 は同時にまたは異なって水素原
子、水酸基、低級アルキル基を示し、あるいは一緒にな
ってカルボニル基を形成し、Xは水素原子またはハロゲ
ン原子を示し、Yは−CH2 −COOHまたは−OCH
2 −COOHを示し、
【0008】
【化4】
【0009】は単結合または二重結合を示す。)で表さ
れるカルボスチリル誘導体又はその薬理的に許容される
塩に関する。本発明における低級アルキル基としては、
炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖のアルキル基が挙げら
れ、メチル、エチル、プロピル、ブチル基及びその異性
体が好ましい。ハロゲン原子としては、塩素、臭素、フ
ッ素またはヨウ素原子が挙げられる。なお、上記一般式
(I)においてR2 、R3 が水酸基を示す場合は、一方
が異なる基であることが好ましい。本発明化合物(I)
は不斉炭素原子を有する場合があるので光学異性体また
は立体異性体が存在する場合があるが、本発明はこれら
の異性体も包含するものである。本発明の化合物(I)
は以下に記載する方法により製造することができる。製
造法A
【0010】
【化5】
【0011】(式中、 tBuはt−ブチル基を示し、Bnは
ベンジル基を示し、R4 は低級アルキル基を示し、R1
およびXは前記と同意義を示す。) 化合物(II)を例えば酢酸、エタノール、テトラヒドロ
フラン、ジクロロエタン又はジクロロメタン等の不活性
溶媒中、例えば酢酸アンモニウム、水酸化カリウム、水
酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどの
無機塩基類またはトリエチルアミン、ピリジン、エチレ
ンジアミンなどの有機塩基類の存在下、ニトロアルカン
類、好ましくはニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプ
ロパンまたはニトロブタン等と25〜120 ℃の温度範囲で
縮合させる。次いで生成物(III)のニトロ基およびオ
レフィン部分を還元し、脱ベンジル化してアミン誘導体
とする。次いで、好ましくは塩基類の存在下、ジ−t−
ブチルカーボネート等を用いてアミノ基を保護し化合物
(IV)とする。
【0012】化合物(IV)の水酸基に好ましくは塩基、
例えば水素化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウムおよび炭酸カリウム等の存在下、適当な溶媒、例
えばメタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド等中、ブロモ酢酸エステル等のハロ
ゲン化酢酸エステル類を縮合させて化合物(V)とし、
酸性条件下、例えば塩酸、硫酸、トリフロロ酢酸あるい
はこれらの酸類と適当な溶媒、好ましくは塩化メチレン
との混液中、アミノ基の脱保護反応を行い、例えば水酸
化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなど
の無機塩基類またはトリエチルアミン、ピリジンなどの
有機塩基類の存在下、所望のスルホニルクロリド類と縮
合し、脱エステル化反応を行い目的物(Ia)を製造する
ことができる。また、化合物(V)の二重結合を一般的
な方法で還元した後、上記と同様に脱エステル化反応を
行い目的物(Ib)を製造することができる。製造法B
【0013】
【化6】
【0014】(式中、R1 、R4 、X、 tBuおよびBnは
前記と同意義。)一般式(VI)で表わされる化合物をリ
ホルマットスキー反応に付し化合物(VII)とした後、
脱水酸化反応および還元的脱ベンジル化反応を行い、次
いでフェノール性水酸基を適当な保護基、例えばアリー
ルメチル基、好ましくはベンジル基、p−メトキシベン
ジル基、3,4−ジメトキシベンジル基で保護し、得ら
れた化合物(VIII)をクルチウス転位させて化合物(I
X)とする。適当な溶媒、例えばメタノール、エタノー
ル、酢酸エチル、テトラヒドロフラン等中、金属触媒、
例えばパラジウム、白金等を用い常圧のもとで室温下還
元的に脱ベンジル化を行い、次いで製造法Aに準じてフ
ェノール性水酸基を所望のハロゲン化酢酸エステル類で
反応し、化合物(X)を合成することができる。エステ
ルを酸で加水分解し、アミノ基の脱保護を行い、次いで
スルホニルクロリド類と縮合し目的物(Ic)を製造する
ことができる。 製造法C
【0015】
【化7】
【0016】(式中、R1 、R4 、XおよびBnは前記と
同意義。)一般式(VI)で表わされる化合物をクルチウ
ス転位させて化合物(XI)とし、以下、製造法Bと同様
に脱ベンジル化反応およびアルキル化反応を行い化合物
(XII )を得た後、アルカリで加水分解してスルホンア
ミドとし目的物(Id)を製造することができる。 製造法D
【0017】
【化8】
【0018】(式中、R4 、X、 tBuおよびBnは前記と
同意義。)化合物(XV)にジホルミルアミドナトリウム
を縮合させ、酸性として生じるアミノ基を保護し、化合
物(XVI )から製造法Bに準じて化合物(XVII)を経
て、目的物(Ie)および目的物(If)を製造することが
できる。
【0019】かくして得られた本発明の化合物(I)
は、後述のごとく優れたTXA2拮抗作用を有し、かつ安全
性も高いため血小板凝集抑制剤として有用であり、例え
ば脳血栓症、冠状動脈血栓症、肺塞栓症、慢性動脈閉塞
症、血栓脈管炎等の血栓症、塞栓症の治療及び予防に用
いることができる。また、本発明化合物(I)及びその
塩は心筋虚血、不安定狭心症、冠動脈攣縮、クモ膜下出
血後の脳血管攣縮、脳溢血、喘息等の治療、緩和及び予
防に用いることもできる。
【0020】本発明の化合物(I)は遊離の形あるいは
その塩のいずれでも医薬用途に用いることができる。医
薬用途に用いる場合、塩は薬理的に許容されるものが好
ましく、例えばナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩等の無機塩類あるいはアンモニウム
塩、ピリジン塩、トリエチルアミン塩、エタノールアミ
ン塩、塩基性アミノ酸塩等の有機塩類が好ましい。
【0021】本発明の化合物(I)またはその塩は、製
薬上許容される補助剤を配合して、経口投与あるいは非
経口投与用製剤として使用することができる。経口投与
用の製剤としては、上記化合物を適当な添加剤、たとえ
ば乳糖、マンニット、トウモロコシデンプン、結晶セル
ロース等の賦形剤、セルロース誘導体、アラビアゴム、
ゼラチン等の結合剤、カルボキシメチルセルロースカル
シウム等の崩壊剤、タルク、ステアリン酸マグネシウム
等の滑沢剤等々と適当に組み合わせることにより錠剤、
散剤、顆粒剤、カプセル剤とすることができる。また、
これらの固型製剤をヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースア
セテートサクシネート、セルロースアセテートフタレー
ト、メタアクリレートコーポリマーなどの被覆用基剤を
用いて腸溶性製剤とすることができる。経口投与用の液
剤としては、乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エ
リキシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性な希釈
剤、例えば精製水、エタノールを含むことができる。こ
の組成物は不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤、甘味
剤、風味剤、芳香剤、防腐剤のような補助剤を含有して
いてもよい。その他、公知の方法により処方されるエア
ゾール剤とすることもできる。非経口投与用の製剤とし
ては、例えば水、エタノール、グリセリン、慣用な界面
活性剤等を組み合せることにより注射用液剤とすること
ができる。さらに、公知の方法により処方される吸入
剤、外用液剤、点眼剤、点鼻剤、軟膏のような塗布剤と
することができる。
【0022】前記疾患の治療または予防効果に必要な本
発明の化合物(I)の投与量は、その製剤形態、投与形
態、年齢及び症状によって異なるが、通常成人に対する
1日の経口投与量は1〜1000mgであり、好ましくは5〜
500 mgである。投与方法は1日2〜3回に分けて投与す
ることができる。
【0023】次に試験例を挙げて本発明化合物の有用性
を説明する。 試験例1 採血量の1/10容の 3.8%クエン酸ナトリウムを入れた注
射筒を用い、ウサギの耳静脈あるいは腹部大動脈より採
血した。血液は常温下に 160×g、12分間遠心し、上清
を多血小板血漿( PRP)とした。 PRPにEDTA 2mMを含ん
だ洗浄用mediumを等量加え、2000×g、10分間遠心し血
小板を分離した。得られた血小板の沈澱をCa2+−freeの
洗浄用mediumを用いて数回洗浄した。洗浄した血小板Ca
2+濃度 1mMのmediumに再懸濁させparticle counter(PC
-601、エルマ光機)を用いて測定し、同じmediumを用い
て血小板数を5×105 cells /μlとなるように調製し
た。調製した洗浄血小板浮遊液をシリコンコーティング
を施したガラス製円筒型キュベットに 250μl入れ、血
小板凝集測定装置(HEMA TRACER PAT-6A;二光バイオサ
イエンス)に装着し、被験薬物10μlを加え、2分後に
凝集素10μlを加え血小板凝集を測定した。結果(50%
抑制濃度の逆対数:pIC50 値)を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】毒性試験 4〜5週齢の ICR系マウスを1群10匹として用いた。各
実施例化合物を10%アラビアゴムに懸濁した後、それぞ
れ1000mg/kgの用量にて経口投与し、72時間観察した。
その結果上記条件において死亡例は認められなかった。
【0026】
【実施例】次に参考例、実施例を挙げて本発明を具体的
に説明するが、本発明はこれによって限定されるもので
はない。本発明化合物(I)の製造中間体を参考例とし
て示した。 実施例1(製造法A) {5−[2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
エチル]カルボスチリル−8−イル}オキシ酢酸
【0027】
【化9】
【0028】工程1 (8−ベンジルオキシカルボスチリル−5−イル)グリ
オキサール41gをメタノールに懸濁し、氷冷下、水素化
ホウ素ナトリウム 6.2gを加え、30分間攪拌した。室温
に戻して、さらに1時間攪拌した後、反応液を濃縮し、
食塩水1.8 l中に加えた。n−ブタノールと酢酸エチル
の混液で抽出し溶媒留去後、残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=5:
1)で精製し、得られた結晶をメタノール 300mlと水85
mlの混液に懸濁し、氷冷下、過ヨウ素酸ナトリウム16.5
gを加えた。室温で2時間攪拌後、水1.2 lを加え、得
られた結晶を酢酸から再結晶し、8−ベンジルオキシ−
5−ホルミルカルボスチリル20.4gを得た。収率58%。 融点: 147〜149 ℃ MS(m/z): 279(M+ ) IR(KBr )cm-1:1685,1650
【0029】工程2 工程1で得た8−ベンジルオキシ−5−ホルミルカルボ
スチリル16.1gを酢酸60mlに懸濁し、ニトロメタン30ml
及び酢酸アンモニウム11.5gを加え、110 ℃にて6時間
攪拌した。冷後、水600 mlを加え、得られた結晶を酢酸
から再結晶し8−ベンジルオキシ−5−(2−ニトロエ
チレン)カルボスチリル16.6gを得た。収率89%。 融点(分解点): 200〜230 ℃ MS(m/z): 322(M+ ) IR(KBr )cm-1:1700,1630
【0030】工程3 工程2で得た8−ベンジルオキシ−5−(2−ニトロエ
チレン)カルボスチリル16.6gをジメチルホルムアミド
85mlとメタノール85mlの混液に懸濁し、氷冷下、水素化
ホウ素ナトリウム 5.2gを加えた。5〜10℃で3時間攪
拌し、食塩水1.7 l中に加え、得られた結晶を酢酸エチ
ルとエタノールの混液から再結晶し8−ベンジルオキシ
−5−(2−ニトロエチル)カルボスチリル13.8gを得
た。収率83%。 融点: 178〜179 ℃ MS(m/z): 324(M+ ) IR(KBr )cm-1:1650,1545
【0031】工程4 工程3で得た8−ベンジルオキシ−5−(2−ニトロエ
チル)カルボスチリル14.6gを酢酸 300mlに懸濁し、10
%パラジウム炭素3gを加えて、常圧水素雰囲気下40℃
で14時間攪拌した。反応液をろ過した後、溶媒を留去し
た。残留物をメタノール 600mlに溶解し、氷冷下、トリ
エチルアミン 6.3gおよびジ−t−ブチルカーボネート
20.7gを加えた。氷冷下 1.5時間攪拌後、40%メチルア
ミン26mlを加え室温で30分間攪拌し、溶媒留去した。得
られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム:メタノール=7:1)にて精製し得ら
れた結晶を酢酸エチルとエタノールの混液から再結晶
し、8−ヒドロキシ−5−[2−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノ)エチル]カルボスチリル 7.8gを得た。収
率57%。 融点(分解点): 194〜197 ℃ MS(m/z): 304(M+ ) IR(KBr )cm-1:3380,1680,1650
【0032】工程5 工程4で得た8−ヒドロキシ−5−[2−(t−ブトキ
シカルボニルアミノ)エチル]カルボスチリル 6.4gを
ジメチルホルムアミド35mlに溶解し、炭酸カリウム 5.9
gおよびα−ブロモ酢酸エチル 3.9gを加え、室温で24
時間攪拌した。水400 mlを加え酢酸エチルにて抽出し、
溶媒留去後、得られた結晶をイソプロピルエーテルにて
洗浄し、{5−[2−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)エチル]カルボスチリル−8−イル}オキシ酢酸エ
チル 6.1gを得た。収率74%。 融点: 168〜170 ℃ MS(m/z): 390(M+ ) IR(KBr )cm-1:3260,1750,1690,1655
【0033】工程6 工程5で得た{5−[2−(t−ブトキシカルボニルア
ミノ)エチル]カルボスチリル−8−イル}オキシ酢酸
エチル 2.6gを塩化メチレン14mlに懸濁し、氷冷下、ト
リフルオロ酢酸8gを滴下した。氷冷下5時間攪拌後、
塩化メチレン 100ml、炭酸カリウム13.7g、水80ml、4
−クロロベンゼンスルホニルクロリド 1.5gを加え、室
温で1時間攪拌した。有機層を分取し、水洗、乾燥後、
溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム:メタノール=7:1)にて精
製し、得られた結晶を酢酸エチルとエタノールの混液か
ら再結晶し、{5−[2−(4−クロロベンゼンスルホ
ニルアミノ)エチル]カルボスチリル−8−イル}オキ
シ酢酸エチル 2.2gを得た。収率71%。 融点: 152〜153 ℃ MS(m/z): 464(M+ ) IR(KBr )cm-1:3300,1755,1650
【0034】工程7 工程6で得られた{5−[2−(4−クロロベンゼンス
ルホニルアミノ)エチル]カルボスチリル−8−イル}
オキシ酢酸エチル 2.1gをメタノール60mlに懸濁し、5
N水酸化ナトリウム10mlを加えた。室温で1時間攪拌
後、溶媒を留去し、残留物に3N塩酸を加えて酸性とし
た。析出した結晶を酢酸から再結晶し、{5−[2−
(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)エチル]カル
ボスチリル−8−イル}オキシ酢酸 1.9gを得た。収率
96%。 融点: 250℃以上 MS(m/z): 437(M+ +1) IR(KBr )cm-1:3275,1735,1630 NMR(DMSO-d6 )δ:13.2( brs,1H), 10.69( b
rs,1H),7.90(d,1H),7.85(t,1H),7.69
(d,2H),7.58(d,2H),7.04(d,1H),6.93
(d,1H),6.54(d,1H),4.81(s,2H),3.05〜
2.85(m,4H)
【0035】工程7で得た標記化合物1gを10%水酸化
ナトリウム2mlに溶解し、 HP-20カラムで精製し、ナト
リウム塩 0.8gを得た(無晶形粉末)。 IR(KBr )cm-1:3250,1655,1605 実施例2(製造法A) {5−[2−ベンゼンスルホニルアミノ)エチル]カル
ボスチリル−8−イル}オキシ酢酸
【0036】
【化10】
【0037】実施例1の方法に準拠して標記化合物を製
造した。 融点: 261〜264 ℃ MS(m/z): 384(M+ −18) IR(KBr )cm-1:3240,1730,1630 NMR(DMSO-d6 )δ:13.0( brs,1H), 10.70( b
rs,1H),7.88(d,1H),7.80〜7.70(m,3H),7.
65〜7.50(m,3H),7.04(d,1H),6.92(d,1
H),6.54(d,1H),4.79(s,2H),3.05〜2.85
(m,4H) ナトリウム塩(無色結晶) 融点(分解点): 230〜239 ℃ IR(KBr )cm-1:3250,1650,1600 実施例3(製造法B) {5−[2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ−
1−メチル)エチル]カルボスチリル−8−イル}オキ
シ酢酸
【0040】
【化11】
【0041】工程1 5−アセチル−8−ベンジルオキシカルボスチリル20g
をテトラヒドロフラン150mlに懸濁し、亜鉛末17.4gを
加えて40〜65℃でα−ブロモ酢酸エチル30mlを約30分間
で滴下した。30分間還流し、冷後、反応液を10%硫酸1
lに加え、酢酸エチルで抽出し、溶媒を留去した。得ら
れた結晶を酢酸エチル、エタノールおよびn−ヘキサン
の混液から再結晶し、3−ヒドロキシ−3−(8−ベン
ジルオキシカルボスチリル−5−イル)ブタン酸エチル
22.8gを得た。収率88%。 融点: 150〜151 ℃ MS(m/z): 381(M+ ) IR(KBr )cm-1:3340,1725,1635
【0042】工程2 工程1で得た3−ヒドロキシ−3−(8−ベンジルオキ
シカルボスチリル−5−イル)ブタン酸エチル 6.2gを
トルエン 120mlに懸濁し、無水硫酸マグネシウム10gお
よびp−トルエンスルホン酸 1.2gを加え、14時間還流
した。冷後、ろ過し、水、飽和重曹水および飽和食塩水
で順次洗浄した後、乾燥し、溶媒を留去した。得られた
残留物をエタノール90mlおよび酢酸エチル30mlの混液に
溶解し、二酸化白金 0.3gを加えて常圧水素雰囲気下、
室温で4時間攪拌した。反応液をろ過した後、溶媒を留
去し、得られた結晶を含水エタノールより再結晶し、3
−(8−ヒドロキシカルボスチリル−5−イル)ブタン
酸エチル 3.9gを得た。収率89%。 融点: 229〜230 ℃ MS(m/z): 275(M+ ) IR(KBr )cm-1:3150,3050,1725,1625
【0043】工程3 工程2で得た3−(8−ヒドロキシカルボスチリル−5
−イル)ブタン酸エチル 1.0gをアセトン20mlに懸濁
し、炭酸カリウム 0.6gおよび臭化ベンジル 0.5mlを加
えて 1.5時間還流した。冷後、溶媒を留去し、残留物に
1N塩酸20mlを加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:
メタノール= 100:1)で精製し、得られた油状物を1
N水酸化ナトリウム10mlとテトラヒドロフラン2mlの混
液に溶解し、60℃で1時間攪拌した。冷後、1N塩酸を
加えて酸性とし、析出した結晶をエタノールから再結晶
し3−(8−ベンジルオキシカルボスチリル−5−イ
ル)ブタン酸 0.9gを得た。収率73%。 融点: 223〜227 ℃ MS(m/z): 337(M+ ) IR(KBr )cm-1:1700,1640
【0044】工程4 工程3で得た3−(8−ベンジルオキシカルボスチリル
−5−イル)ブタン酸1.6gをt−ブタノール40mlに懸
濁し、トリエチルアミン 0.8mlおよびジフェニルリン酸
アジド 1.1mlを加えて19時間還流した。冷後、溶媒を留
去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(塩化メチレン:メタノール= 100:1)で精製し、8
−ベンジルオキシ−5−[(2−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−1−メチル)エチル]カルボスチリル 1.6g
を得た。収率84%。 MS(m/z): 408(M+ ) IR(KBr )cm-1:3420,1700,1660
【0045】工程5 工程4で得た8−ベンジルオキシ−5−[(2−t−ブ
トキシカルボニルアミノ−1−メチル)エチル]カルボ
スチリル 3.3gをエタノール60mlに溶解し、10%パラジ
ウム炭素0.15gを加えて常圧水素雰囲気下、室温で3時
間攪拌した。反応液をろ過した後、溶媒を留去し、得ら
れた結晶を含水メタノールから再結晶し、5−[2−
(t−ブトキシカルボニルアミノ−1−メチル)エチ
ル]−8−ヒドロキシカルボスチリル 2.2gを得た。収
率86%。 融点: 199〜201 ℃ MS(m/z): 318(M+ ) IR(KBr )cm-1:3350,1685,1640
【0046】工程6 工程5で得た5−[2−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ−1−メチル)エチル]−8−ヒドロキシカルボスチ
リル 1.4gをアセトン30mlに懸濁し、炭酸カリウム 0.8
gおよびα−ブロモ酢酸エチル 0.6mlを加えて2時間還
流した。冷後、溶媒を留去し、残留物に1N塩酸を加え
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
乾燥後、溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し、{5−[2−(t
−ブトキシカルボニルアミノ−1−メチル)エチル]カ
ルボスチリル−8−イル}オキシ酢酸エチル 1.6gを得
た。収率87%。 MS(m/z): 404(M+ ) IR(KBr )cm-1:3240,1750,1650
【0047】工程7 工程6で得た{5−[2−(t−ブトキシカルボニルア
ミノ−1−メチル)エチル]カルボスチリル−8−イ
ル}オキシ酢酸エチルから実施例1の工程6および工程
7の方法に準拠して標記化合物を製造した。 融点: 248〜252 ℃ MS(m/z): 432(M+ −18) IR(KBr )cm-1:3450,3280,1745,1640 NMR(DMSO-d6 )δ: 13.14( brs,1H), 10.67
( brs,1H),7.98(d,1H),7.85(t,1H),7.69
(d,2H),7.60(d,2H),7.07(d,1H),6.98
(d,1H),6.55(d,1H),4.80(s,2H),3.45〜
3.27(m,1H),3.03〜2.82(m,2H),1.20(d,3
H) ナトリウム塩(無晶形粉末) IR(KBr )cm-1:3250,1661,1605 実施例4(製造法B) {5−[(2−ベンゼンスルホニルアミノ−1−メチ
ル)エチル]カルボスチリル−8−イル}オキシ酢酸
【0048】
【化12】
【0049】実施例3の方法に準拠して標記化合物を製
造した。 融点: 246〜253 ℃ MS(m/z): 416(M+ ) IR(KBr )cm-1:3280,1735,1635 NMR(DMSO-d6 )δ: 13.14( brs,1H), 10.68
( brs,1H),7.99(d,1H),7.80〜7.72(m,3
H),7.65〜7.52(m,3H),7.07(d,1H),6.97
(d,1H),6.55(d,1H),4.80(s,2H),3.46〜
3.30(m,1H),2.98〜2.78(m,2H),1.21(d,3
H) ナトリウム塩(無晶形粉末) IR(KBr )cm-1:3250,1655,1603 実施例5(製造法C) {5−[2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ−
1−ヒドロキシ−1−メチル)エチル]カルボスチリル
−8−イル}オキシ酢酸
【0050】
【化13】
【0051】工程1 実施例3の工程1で得た3−ヒドロキシ−3−(8−ベ
ンジルオキシカルボスチリル−5−イル)ブタン酸エチ
ル10.5gをエタノール30mlと1N水酸化ナトリウム 100
mlの混液に溶解し、50℃で3時間攪拌した。冷後、濃硫
酸を加えて酸性とし、析出した結晶をトルエン 100mlに
懸濁し、トリエチルアミン 4.6mlおよびジフェニルリン
酸アジド 5.6mlを加えて17時間還流した。冷後、析出し
た結晶をエタノールから再結晶し、5−(8−ベンジル
オキシカルボスチリル−5−イル)−5−メチル−2−
オキサゾリドン 8.1gを得た。収率84%。 融点: 232〜233 ℃ MS(m/z): 350(M+ ) IR(KBr )cm-1:3200,1745,1645
【0052】工程2 工程1で得た5−(8−ベンジルオキシカルボスチリル
−5−イル)−5−メチル−2−オキサゾリドンから実
施例3の工程6および工程7の方法に準拠して、5−
(8−エトキシカルボニルメトキシカルボスチリル−5
−イル)−5−メチル−2−オキサゾリドンを製造し
た。 MS(m/z): 346(M+ ) IR(KBr )cm-1:3380,1740,1650
【0053】工程3 工程2で得た5−(8−エトキシカルボニルメトキシカ
ルボスチリル−5−イル)−5−メチル−2−オキサゾ
リドン 0.9gを1N水酸化ナトリウム30mlに溶解し、エ
ーテル10mlおよびp−クロロベンゼンスルホニルクロリ
ド 0.8gを加え、2時間攪拌した。水層を分取し、濃硫
酸を加えて酸性とし、析出した結晶を含水エタノールか
ら再結晶し、標記化合物 0.8gを得た。収率66%。 融点: 240〜242 ℃ MS(m/z): 467(M+ +1) IR(KBr )cm-1:3445,3250,1754,1634 NMR(DMSO-d6 )δ:13.0( brs,1H), 10.50( b
rs,1H),8.70(d,1H),7.65(d,2H),7.63
(t,1H),7.55(d,2H),7.05(d,1H),7.01
(d,1H),6.45(d,1H),5.54( brs,1H),4.82
(s,2H),3.15(dd,1H),3.07(dd,1H),1.58
(s,3H) ナトリウム塩(無晶形粉末) IR(KBr )cm-1:3300,1655,1603 実施例6(製造法C) {5−[2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ−
2−メチル)エチル]カルボスチリル−8−イル}オキ
シ酢酸
【0054】
【化14】
【0055】工程1 実施例1の工程1で得た8−ベンジルオキシ−5−ホル
ミルカルボスチリル17.5gをテトラヒドロフラン 180ml
に懸濁し、亜鉛末16.3gを加え、されにα−ブロモプロ
ピオン酸エチル32mlを60〜68℃において30分間で滴下し
た。 1.5時間還流後、10%硫酸 1.5lに加え、酢酸エチ
ルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、溶媒を留
去した。得られた結晶を酢酸エチルとn−ヘキサンの混
液から再結晶し3−[(8−ベンジルオキシカルボスチ
リル−5−イル)−3−ヒドロキシ−2−メチル]プロ
ピオン酸エチル18.7gを得た。収率78%。 融点: 144〜160 ℃ MS(m/z): 381(M+ ) IR(KBr )cm-1:3297,1732,1644
【0056】工程2 工程1で得た3−[(8−ベンジルオキシカルボスチリ
ル−5−イル)−3−ヒドロキシ−2−メチル]プロピ
オン酸エチルから実施例3の工程2から工程7の方法に
準拠して標記化合物を製造した。 融点: 250℃以上 MS(m/z): 432(M+ ) IR(KBr )cm-1:3270,1734,1638 NMR(DMSO-d6 )δ: 13.04( brs,1H), 10.53
( brs,1H),7.84(d,1H),7.82(d,1H),7.40
( ABq,4H),6.91( ABq,4H),6.48(d,1H),3.
35〜3.20(m,1H),2.85(dd,1H),2.77(dd,1
H),1.08(d,3H) ナトリウム塩(無色結晶) 融点: 224〜236 ℃ IR(KBr )cm-1:3318,1655,1597 実施例7(製造法C) {5−[2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ−
1,2−ジメチル)エチル]カルボスチリル−8−イル}
オキシ酢酸
【0057】
【化15】
【0058】5−アセチル−8−ベンジルオキシカルボ
スチリルから実施例3の方法に準拠して標記化合物を製
造した。 融点: 251〜255 ℃ MS(m/z): 464(M+ ) IR(KBr )cm-1:3310,1736,1636 NMR(DMSO-d6 )δ: 13.09( brs,1H), 10.58
( brs,1H),8.04(d,1H),7.67(d,1H),7.61
(d,2H),7.52(d,2H),7.05(d,1H),6.95
(d,1H),4.81(s,2H),3.50〜3.25(m,2H),
1.19(d,3H),0.80(d,3H) ナトリウム塩(無晶形粉末) IR(KBr )cm-1:3250,1663,1603 実施例8(製造法D) [5−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノアセチ
ル)カルボスチリル−8−イル]オキシ酢酸
【0059】
【化16】
【0060】工程1 (8−ベンジルオキシ−5−ブロモアセチル)カルボス
チリル24.5gをジメチルホルムアミド 180mlに懸濁し、
ジホルミルアミドナトリウム 8.9gを氷冷下加え、室温
で4時間攪拌した。氷水1lに加え、析出した結晶をエ
タノール100 mlに懸濁し、18%塩酸エタノール 100mlを
加え1時間還流した。冷後、析出した結晶をジメチルホ
ルムアミドに懸濁し、ジ−t−ブチルカーボネート 8.8
gおよびトリエチルアミン13mlを加えた。1時間攪拌
後、氷水 500mlに加え析出した結晶を含水エタノールか
ら再結晶し、(8−ベンジルオキシ−5−t−ブトキシ
カルボニル)カルボスチリル13.2gを得た。収率72%。 融点: 184〜185 ℃ MS(m/z): 408(M+ ) IR(KBr )cm-1:3500,3360,1700,1680,1665
【0061】工程2 工程1で得た(8−ベンジルオキシ−5−t−ブトキシ
カルボニルアミノアセチル)カルボスチリルから実施例
3の工程5および工程6の方法に準拠して[5−(t−
ブトキシカルボニルアミノアセチル)カルボスチリル−
8−イル]オキシ酢酸エチルを製造した。 融点: 160〜162 ℃ MS(m/z): 404(M+ ) IR(KBr )cm-1:3362,1750,1705,1685,1643
【0062】工程3 工程2で得た[5−(α−t−ブトキシカルボニルアミ
ノアセチル)カルボスチリル−8−イル]オキシ酢酸エ
チルから実施例3の工程7の方法に準拠して標記化合物
を製造した。 融点: 250 ℃以上 MS(m/z): 451(M+ ) IR(KBr )cm-1:3350,1734,1686,1643 NMR(DMSO-d6 )δ:13.0( brs,1H), 11.02( b
rs,1H),8.28(t,1H),8.24(d,1H),7.80
(d,2H),7.75(d,1H),7.62(d,2H),7.17
(d,1H),6.62(d,1H),4.97(s,2H),4.46
(d,2H) ナトリウム塩(無晶形粉末) IR(KBr )cm-1:3300,1673,1655,1601 実施例9(製造法D) {5−[2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ−
1−ヒドロキシ)エチル]カルボスチリル−8−イル}
オキシ酢酸
【0063】
【化17】
【0064】工程1 実施例8の工程2で得た[5−(t−ブトキシカルボニ
ルアミノアセチル)カルボスチリル−8−イル]オキシ
酢酸エチル 2.0gをエタノール20mlに懸濁し、氷冷下、
水素化ホウ素ナトリウム 0.2gを加えて50分間攪拌し
た。溶媒留去後、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗
浄し、乾燥後、溶媒を留去した。得られた結晶を酢酸エ
チルとイソプロピルエーテルの混液から再結晶し、{5
−[2−(t−ブトキシカルボニルアミノ−1−ヒドロ
キシ)エチル]カルボスチリル−8−イル}オキシ酢酸
エチル 1.6gを得た。収率81%。 融点: 197〜198 ℃ MS(m/z): 406(M+ ) IR(KBr )cm-1:3332,1738,1703,1649
【0065】工程2 工程1で得た{5−[2−(t−ブトキシカルボニルア
ミノ−1−ヒドロキシ)エチル]カルボスチリル−8−
イル}オキシ酢酸エチルから実施例3の工程7の方法に
準拠して標記化合物を製造した。 融点: 230〜236 ℃ MS(m/z): 453(M+ +1) IR(KBr )cm-1:3500〜3000,1732,1651 NMR(DMSO-d6 )δ: 12.60( brs,1H), 10.69
( brs,1H),8.06(sd,1H),7.92(t,1H),7.
70(d,2H),7.59(d,2H),7.10( ABq,2H),6.
56(d,1H),5.68(d,1H),5.05〜4.96(m,1
H),4.82(s,2H),2.96(t,2H) ナトリウム塩(無色結晶) 融点: 200〜220 ℃ IR(KBr )cm-1:3400,1655,1603 実施例10(製造法A) {5−[(2−ベンゼンスルホニルアミノ)エチル]−
3,4−ジヒドロカルボスチリル−8−イル}オキシ酢酸
【0066】
【化18】
【0067】工程1 実施例1の方法に準拠して製造した{5−[(2−ベン
ゼンスルホニルアミノ)エチル]カルボスチリル−8−
イル}オキシ酢酸エチル 1.0gをメタノール10mlに懸濁
し、金属マグネシウム 0.5gを加えて3時間還流した。
冷後、溶媒を留去し、6N塩酸を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水順次で洗浄
し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=5
0:1)で精製し、得られた結晶を酢酸エチルとn−ヘ
キサンの混液から再結晶し、{5−[(2−ベンゼンス
ルホニルアミノ)エチル]− 3,4−ジヒドロカルボスチ
リル−8−イル}オキシ酢酸メチル0.45gを得た。収率
35%。 融点: 200〜205 ℃ MS(m/z): 418(M+ ) IR(KBr )cm-1:3266,1734,1701
【0068】工程2 工程1で得た{5−[(2−ベンゼンスルホニルアミ
ノ)エチル]− 3,4−ジヒドロカルボスチリル−8−イ
ル}オキシ酢酸メチルから実施例1の工程7の方法に準
拠して標記化合物を製造した。 融点: 203〜204 ℃ MS(m/z): 405(M+ +1) IR(KBr )cm-1:3312,3202,1718,1653 NMR(DMSO-d6 )δ: 12.17( brs,1H), 10.26
( brs,1H),7.83〜7.71(m,3H),7.68〜7.52
(m,3H),6.73( ABq,2H),4.45(s,2H),2.93
〜2.73(m,4H),2.63(t,2H),2.28(t,2H) ナトリウム塩(無晶形粉末) IR(KBr )cm-1:3250,1655,1602 実施例11 {5−[2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
エチル]カルボスチリル−8−イル}酢酸
【0069】
【化19】
【0070】工程1 氷冷下、硝酸カリウム13.0gを硫酸 270mlに懸濁し、
1,4−ベンゼンジ酢酸ジエチル29.3gを少量ずつ加え、2
0分間攪拌した。反応液を氷水1lに加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、溶
媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製し、得
られた結晶をイソプロピルエーテルから再結晶し、2−
ニトロ− 1,4−ベンゼンジ酢酸ジエチル31.8gを得た。
収率92%。 融点:48〜49℃ MS(m/z): 295(M+ ) IR(nujol )cm-1:1735,1535
【0072】工程2 工程1で得た2−ニトロ− 1,4−ベンゼンジ酢酸ジエチ
ル10.5gをテトラヒドロフラン90mlに溶解し、水酸化カ
リウム2.80gをエタノール20mlに解した溶液を氷冷下に
滴下した。氷冷下3時間攪拌した後、氷水中に加え、さ
らに塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有
機層を乾燥後、溶媒を留去して残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1
0:1)で精製し、得られた結晶を酢酸エチルとイソプ
ロピルエーテルの混液から再結晶し、(4−エトキシカ
ルボニルメチル−3−ニトロフェニル)酢酸4.18gを得
た。 融点:96.5〜97.2℃ MS(m/z): 267(M+ ) IR(KBr )cm-1:3000,1720,1695,1525
【0073】工程3 工程2で得た(4−エトキシカルボニルメチル−3−ニ
トロフェニル)酢酸3.17gを塩化チオニル20mlに溶解
し、1時間還流した。冷後、過剰の塩化チオニルを留去
して塩化メチレンに溶解し、氷水下濃アンモニア40ml中
に滴下した。2時間攪拌後、多量の塩化メチレンで抽出
し、溶媒を留去した。得られた結晶を酢酸エチルとイソ
プロピルエーテルの混液から再結晶し、(4−エトキシ
カルボニルメチル−3−ニトロフェニル)アセトアミド
2.46gを得た。 融点: 145〜146 ℃ MS(m/z): 220(M+ −46) IR(KBr )cm-1:3440,3310,1722,1664,1530
【0074】工程4 工程3で得た(4−エトキシカルボニルメチル−3−ニ
トロフェニル)アセトアミド3.13gをメタノール 160ml
に溶解し、10%パラジウム炭素 400mgを加えて常圧水素
雰囲気下、室温で2時間攪拌した。反応液をろ過した
後、溶媒を留去し、得られた結晶を酢酸エチルとヘキサ
ンの混液から再結晶し、(3−アミノ−4−エトキシカ
ルボニルメチルフェニル)アセトアミド2.53gを得た。 融点: 118〜120 ℃ MS(m/z): 236(M+ ) IR(KBr )cm-1:3390,3190,1735,1650,1625
【0075】工程5 工程4で得た(3−アミノ−4−エトキシカルボニルメ
チルフェニル)アセトアミド2.74gを塩化メチレン 130
mlに溶解し、 3,3−ジエトキシプロピオン酸2.88gおよ
び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カ
ルボジイミド塩酸塩3.70gを加えて室温で3時間攪拌し
た。反応液を 0.1N塩酸、水、飽和重曹水、水で順次洗
浄し、乾燥後、溶媒を留去した。得られた結晶を酢酸エ
チルとエタノールの混液から再結晶し、[4−エトキシ
カルボニルメチル−3−( 3,3−ジエトキシプロピオニ
ルアミノ)フェニル]アセトアミド3.56gを得た。 融点: 176〜177 ℃ MS(m/z): 380(M+ ) IR(KBr )cm-1:3380,3300,3200,1735,1650
【0076】工程6 工程5で得た[4−エトキシカルボニルメチル−3−
( 3,3−ジエトキシプロピオニルアミノ)フェニル]ア
セトアミド5.17gを氷冷下硫酸50mlに溶解し、室温で4
時間攪拌した。反応液を氷水に加え、酢酸エチル、n−
ブタノールで順次抽出し、乾燥後、溶媒を留去した。得
られた結晶をエタノールから再結晶し、(5−カルバモ
イルメチルカルボスチリル−8−イル)酢酸1.02gを得
た。 融点(分解点): 222〜223 ℃ MS(m/z): 288(M+ ) IR(KBr )cm-1:3450,3320,3200,1710,1650
【0077】工程7 工程6で得た(5−カルバモイルメチル−8−イル)カ
ルボスチリル 680mgをジオキサン15mlに懸濁し、水素化
ホウ素ナトリウム 456mgを加え、さらに氷冷攪拌下、酢
酸 721mgを滴下した。95℃で 2.5時間攪拌後、反応液に
水5mlを加えて濃縮した。さらに、水10ml、炭酸カリウ
ム 670mg、塩化メチレン20mlを加えて攪拌しながら4−
クロロベンゼンスルホニルクロリド 615mgを加えた。室
温で1時間攪拌後、有機層を分取し、乾燥後、溶媒を留
去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム:メタノール=15:1)で精製し、得ら
れた結晶をエタノールから再結晶し、{5−[2−(4
−クロロベンゼンスルホニルアミノ)エチル]カルボス
チリル−8−イル}酢酸エチル 250mgを得た。 融点: 184〜185 ℃ MS(m/z): 448(M+ ) IR(KBr )cm-1:3320,1725,1650
【0078】工程8 工程7で得た{5−[2−(4−クロロベンゼンスルホ
ニルアミノ)エチル]カルボスチリル−8−イル}酢酸
エチル1.54gをメタノール30mlに懸濁し、20%水酸化ナ
トリウム4mlを加え、60℃で1時間攪拌した。溶媒を留
去して残留物を水5mlに溶解し、濃塩酸を加えて酸性と
した。析出した結晶をエタノールから再結晶し、{5−
[2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)エチ
ル]カルボスチリル−8−イル}酢酸1.30gを得た。 融点(分解点): 223〜225 ℃ MS(m/z): 420(M+ ) IR(KBr )cm-1:3280,1720,1650 NMR(DMSO-d6 )δ: 12.40( brs,1H), 10.96
( brs,1H),7.93(d,1H),7.88( brs,1H),7.
73(d,2H),7.61(d,2H),7.26(d,1H),6.94
(d,1H),6.51(d,1H),3.91(s,2H),3.05〜
2.85(m,4H)ナトリウム塩(無晶形粉末) IR(KBr )cm-1:3281,1676,1559
【0079】製剤例1 実施例1の化合物20g、乳糖 315g、トウモロコシデン
プン 125g、結晶セルロース25gを均一に混合し、 7.5
%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液 200mlを加え、
押出し造粒機により、直径 0.5mmスクリーンを用いて顆
粒とし、直ちにマルメライザーにより丸めた後、乾燥し
顆粒剤とした。
【0080】製剤例2 実施例7の化合物20g、乳糖 100g、トウモロコシデン
プン36g、結晶セルロース30g、カルボキシメチルセル
ロースカルシウム10g、ステアリン酸マグネシウム4g
を均一に混合し、単発打錠機にて直径 7.5mmの杵で1錠
200mgの錠剤とした。
【0081】製剤例3 実施例11の化合物40g、乳糖 232g、トウモロコシデン
プン 108g、ポリビニルピロリドン20gを均一に混合
し、70%( v/v)イソプロピルアルコール 180mlを加
え、押出し造粒機に直径 0.8mmスクリーンを用いて顆粒
とし、直ちにマルメライザーにより丸めた後乾燥し、顆
粒とした。さらに、顆粒を2号の硬ゼラチンカプセルに
て充填して
【0082】
【発明の効果】本発明の化合物およびその塩は、優れた
TXA2拮抗作用を有し、かつ安全性も高いため血小板凝集
抑制剤として有用であり、例えば脳血栓症、冠状動脈血
栓症、肺塞栓症、慢性動脈閉塞症、血栓脈管炎等の血栓
症、塞栓症の治療及び予防に用いることができる。ま
た、本発明化合物およびその塩は心筋虚血、不安定狭心
症、冠動脈攣縮、クモ膜下出血後の脳血管攣縮、脳溢
血、喘息等の治療、緩和及び予防に用いることもでき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 215/26 (72)発明者 神 裕雅 埼玉県大里郡江南町大字押切字沼上2512− 1 ゼリア新薬工業株式会社中央研究所内 (72)発明者 佐藤 浩樹 埼玉県大里郡江南町大字押切字沼上2512− 1 ゼリア新薬工業株式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を示し、
    2 、R3 は同時にまたは異なって水素原子、水酸基、
    低級アルキル基を示し、あるいは一緒になってカルボニ
    ル基を形成し、Xは水素原子またはハロゲン原子を示
    し、Yは−CH2 −COOHまたは−OCH2 −COO
    Hを示し、 【化2】 は単結合または二重結合を示す。)で表されるカルボス
    チリル誘導体又はその薬理的に許容される塩。
  2. 【請求項2】請求項1記載の化合物又はその薬理的に許
    容される塩を有効成分とするトロンボキサン拮抗剤。
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