JPH05194230A - 薄毛化抑制組成物 - Google Patents
薄毛化抑制組成物Info
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- JPH05194230A JPH05194230A JP4184089A JP18408992A JPH05194230A JP H05194230 A JPH05194230 A JP H05194230A JP 4184089 A JP4184089 A JP 4184089A JP 18408992 A JP18408992 A JP 18408992A JP H05194230 A JPH05194230 A JP H05194230A
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- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D239/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
- C07D239/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
- C07D239/24—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 薄毛化を抑制しまた毛髪の増殖を誘発しかつ
刺戟することによって薄毛化の治療および予防を行う組
成物を目的とする。 【構成】 本組成物は式(I) (式中、R1 およびR3 は水素を表わし、R2 およびR
4 は水素またはアルキル基を表わし、R5 は水素、アル
キル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリー
ルアルキル、ヒドロキシアルキルまたはアミノアルキル
基を表わし、Xは水素、ハロゲン、アルキル、ニトロ、
ベンゾイルオキシ基またはR6 が水素原子、アシルまた
はC1 〜C6 アルキル基を表わす−NHR6 基を表わ
し、Zは硫黄または酸素を表わすが、Xが水素を表わす
場合またはR5 がアリール基を表わす場合、Zは硫黄を
表わし、Yは酸素またはOSO3 を表わす)に相当する
化合物およびその生理学的に許容できる酸付加塩を含有
する。
刺戟することによって薄毛化の治療および予防を行う組
成物を目的とする。 【構成】 本組成物は式(I) (式中、R1 およびR3 は水素を表わし、R2 およびR
4 は水素またはアルキル基を表わし、R5 は水素、アル
キル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリー
ルアルキル、ヒドロキシアルキルまたはアミノアルキル
基を表わし、Xは水素、ハロゲン、アルキル、ニトロ、
ベンゾイルオキシ基またはR6 が水素原子、アシルまた
はC1 〜C6 アルキル基を表わす−NHR6 基を表わ
し、Zは硫黄または酸素を表わすが、Xが水素を表わす
場合またはR5 がアリール基を表わす場合、Zは硫黄を
表わし、Yは酸素またはOSO3 を表わす)に相当する
化合物およびその生理学的に許容できる酸付加塩を含有
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2,4−ジアミノピリ
ミジン−3−オキサイドを基体とする薄毛化を抑制する
ためおよび毛髪の増殖を誘発しかつ刺戟するための新規
な組成物およびこの組成物中に使用する新規な化合物に
関する。
ミジン−3−オキサイドを基体とする薄毛化を抑制する
ためおよび毛髪の増殖を誘発しかつ刺戟するための新規
な組成物およびこの組成物中に使用する新規な化合物に
関する。
【0002】
【従来の技術】2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリ
ミジン−3−オキサイドまたは「Minoxidil」
は抗高血圧特性をもつが薄毛化、円形脱毛症、落屑皮膚
炎および禿頭病の治療にも使用されることが現有技術に
おいてすでに知られている。
ミジン−3−オキサイドまたは「Minoxidil」
は抗高血圧特性をもつが薄毛化、円形脱毛症、落屑皮膚
炎および禿頭病の治療にも使用されることが現有技術に
おいてすでに知られている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、5位置にお
いて置換されていてよい6−アルコキシまたは6−チオ
アルキル2,4−ジアミノピリミジン−3−オキサイド
という特定の化合物群を含有する、薄毛化の治療および
予防に使用する特に局所的に適用する新規な組成物を見
出した。本発明者の企図する化合物は毛髪の再生のた
め、特に毛髪の増殖を誘発しまた刺戟するために驚くほ
ど有効である。さらに、この化合物は化粧品または医薬
品に通常使用する媒体中で顕著な溶解性を示す。
いて置換されていてよい6−アルコキシまたは6−チオ
アルキル2,4−ジアミノピリミジン−3−オキサイド
という特定の化合物群を含有する、薄毛化の治療および
予防に使用する特に局所的に適用する新規な組成物を見
出した。本発明者の企図する化合物は毛髪の再生のた
め、特に毛髪の増殖を誘発しまた刺戟するために驚くほ
ど有効である。さらに、この化合物は化粧品または医薬
品に通常使用する媒体中で顕著な溶解性を示す。
【0004】従って本発明は、必要に応じて5位置で置
換されている特定の6−アルコキシまたは6−チオアル
キル−2,4−ジアミノピリミジン−3−オキサイド化
合物を含有する、毛髪の薄毛化を治療しまた予防するた
めの新規な組成物を目的とする。本発明はこの組成物中
に使用する新規な化合物も目的とする。本発明の他の目
的は、薄毛化を治療する医薬品を製造するために特定の
化合物を使用することである。他の目的は以下の記載お
よび諸実施例を閲読すれば明らかとなるであろう。
換されている特定の6−アルコキシまたは6−チオアル
キル−2,4−ジアミノピリミジン−3−オキサイド化
合物を含有する、毛髪の薄毛化を治療しまた予防するた
めの新規な組成物を目的とする。本発明はこの組成物中
に使用する新規な化合物も目的とする。本発明の他の目
的は、薄毛化を治療する医薬品を製造するために特定の
化合物を使用することである。他の目的は以下の記載お
よび諸実施例を閲読すれば明らかとなるであろう。
【0005】本発明の組成物は、生理学的に許容できる
媒体中に、式
媒体中に、式
【化3】 (式中、R1 およびR3 は水素原子を表わし、同じであ
るか異なるR2 およびR 4 は水素原子またはC1 〜C4
アルキル基を表わし、R5 は水素原子、C1 〜C 12アル
キル、C3 〜C12アルケニル、C3 〜C8 シクロアルキ
ル、アリール、アリールアルキル、ヒドロキシアルキル
またはアミノアルキル基であってアルキル基が炭素原子
1〜6個をもつものを表わし、Xは水素、ハロゲン原
子、C1 〜C 6 アルキル、ニトロ、ベンゾイルオキシ基
またはR6 が水素原子、アシルまたはC1 〜C6 アルキ
ル基を表わす−NHR6 基を表わし、Zは硫黄または酸
素を表わすが、Xが水素を表わす場合またはR5 がアリ
ール基を表わす場合、Zは硫黄を表わし、Yは酸素また
はOSO3 を表わす)に相当する化合物およびその生理
学的に許容できる酸付加塩を少くとも一つ含有すること
を実質的な特徴とする。
るか異なるR2 およびR 4 は水素原子またはC1 〜C4
アルキル基を表わし、R5 は水素原子、C1 〜C 12アル
キル、C3 〜C12アルケニル、C3 〜C8 シクロアルキ
ル、アリール、アリールアルキル、ヒドロキシアルキル
またはアミノアルキル基であってアルキル基が炭素原子
1〜6個をもつものを表わし、Xは水素、ハロゲン原
子、C1 〜C 6 アルキル、ニトロ、ベンゾイルオキシ基
またはR6 が水素原子、アシルまたはC1 〜C6 アルキ
ル基を表わす−NHR6 基を表わし、Zは硫黄または酸
素を表わすが、Xが水素を表わす場合またはR5 がアリ
ール基を表わす場合、Zは硫黄を表わし、Yは酸素また
はOSO3 を表わす)に相当する化合物およびその生理
学的に許容できる酸付加塩を少くとも一つ含有すること
を実質的な特徴とする。
【0006】式(I)の構造中のハロゲン原子は塩素、
臭素、弗素または沃素であるのが好ましい。C1 〜C6
アルキル基はメチル、エチル、プロピル、n−ブチル、
n−ペンチル、n−ヘキシル基のうちから選択するのが
好ましい。C1 〜C12アルキル基はメチル、エチル、プ
ロピル、2−エチルヘキシル、デシル、オクチル、ドデ
シル基のうちから選択するのが望ましい。C3 〜C12ア
ルケニル基はアリル、n−ブテニル、ヘキセニル、ドデ
セニル基のうちから選択するのが好ましい。アリールま
たはアルアルキル基はフェニル、ベンジル、トリル基の
うちから選択するのが好ましい。
臭素、弗素または沃素であるのが好ましい。C1 〜C6
アルキル基はメチル、エチル、プロピル、n−ブチル、
n−ペンチル、n−ヘキシル基のうちから選択するのが
好ましい。C1 〜C12アルキル基はメチル、エチル、プ
ロピル、2−エチルヘキシル、デシル、オクチル、ドデ
シル基のうちから選択するのが望ましい。C3 〜C12ア
ルケニル基はアリル、n−ブテニル、ヘキセニル、ドデ
セニル基のうちから選択するのが好ましい。アリールま
たはアルアルキル基はフェニル、ベンジル、トリル基の
うちから選択するのが好ましい。
【0007】本発明の式(I)の化合物は、硫酸、塩
酸、臭化水素酸、燐酸、酢酸、安息香酸、サリチル酸、
グリコール酸、コハク酸、酒石酸、ニコチン酸、マレイ
ン酸、パモイン酸、メタンスルホン酸、ピクリン酸、乳
酸などの塩のように医薬品または化粧品として許容でき
る酸付加塩に変えることができる。
酸、臭化水素酸、燐酸、酢酸、安息香酸、サリチル酸、
グリコール酸、コハク酸、酒石酸、ニコチン酸、マレイ
ン酸、パモイン酸、メタンスルホン酸、ピクリン酸、乳
酸などの塩のように医薬品または化粧品として許容でき
る酸付加塩に変えることができる。
【0008】一般式(I)の化合物は、W.L.F.A
RMAREGOおよびP.WARINGのAust.
J.Chem.1981年34巻9号の1921〜33
頁所収の文献中に記載の2,4−ジアミノ−6−ヒドロ
キシ−5−ブロモピリミジン−3−オキサイドおよび
W.B.COWDENとN.W.JACOBSENのA
ust.J.Chem.1979年32巻9号2049
〜57ページに所収の文献中に記載の2,4−ジアミノ
−6−チオフェニルピリミジン−3−オキサイドを別に
すれば、新規な化合物である。
RMAREGOおよびP.WARINGのAust.
J.Chem.1981年34巻9号の1921〜33
頁所収の文献中に記載の2,4−ジアミノ−6−ヒドロ
キシ−5−ブロモピリミジン−3−オキサイドおよび
W.B.COWDENとN.W.JACOBSENのA
ust.J.Chem.1979年32巻9号2049
〜57ページに所収の文献中に記載の2,4−ジアミノ
−6−チオフェニルピリミジン−3−オキサイドを別に
すれば、新規な化合物である。
【0009】本発明の化合物は式
【化4】 (式中、R1 およびR3 は水素を表わし、またR2 およ
びR4 は水素またはC1 〜C4 アルキル基を表わし、か
つX′は水素またはC1 〜C6 アルキル基またはR6 が
アルキルもしくはC1 〜C6 アシル基を表わす−NHR
6 基を表わす)の2,4−ジアミノピリミジン−3−オ
キサイドから誘導する化合物から得ることができる。
びR4 は水素またはC1 〜C4 アルキル基を表わし、か
つX′は水素またはC1 〜C6 アルキル基またはR6 が
アルキルもしくはC1 〜C6 アシル基を表わす−NHR
6 基を表わす)の2,4−ジアミノピリミジン−3−オ
キサイドから誘導する化合物から得ることができる。
【0010】式(IIA)
【化5】 をもつ特定の出発化合物は、下記の式(1)のグアニジ
ンを式(2)のアルキルシアノアセテートで環化し、引
続いて、得られる式(3)の2,4−ジアミノピリミジ
ン誘導体を6位置においてハロゲン化することにより得
られる。次いで、R′がアルキルまたはアリール基を表
わすR′CO3 H過カルボン酸の存在で、極性のプロト
ン性溶媒中でピリミジン環の3位置で酸化を行う。この
方法は下記の反応図1によって表わすことができる。反応図1
ンを式(2)のアルキルシアノアセテートで環化し、引
続いて、得られる式(3)の2,4−ジアミノピリミジ
ン誘導体を6位置においてハロゲン化することにより得
られる。次いで、R′がアルキルまたはアリール基を表
わすR′CO3 H過カルボン酸の存在で、極性のプロト
ン性溶媒中でピリミジン環の3位置で酸化を行う。この
方法は下記の反応図1によって表わすことができる。反応図1
【化6】
【0011】式(IIB)
【化7】 (式中、R3 は水素であり、R4 とは異なる)をもつ特
定の出発化合物は、第1段階においてアルファ位置でモ
ノ置換したまたは非置換のジエチルマロネートによって
グアニジンを環化し、引続いて、得られるピリミジン誘
導体を塩素酸塩化する。次に、得られる生成物のピリミ
ジン環に対して芳香族親核置換を行うことにより、NH
R3 R4 アミンを導入し、次に上記した原理に従って3
位置で酸化を行う。この方法は下記の反応図2によって
表わせる。反応図2
定の出発化合物は、第1段階においてアルファ位置でモ
ノ置換したまたは非置換のジエチルマロネートによって
グアニジンを環化し、引続いて、得られるピリミジン誘
導体を塩素酸塩化する。次に、得られる生成物のピリミ
ジン環に対して芳香族親核置換を行うことにより、NH
R3 R4 アミンを導入し、次に上記した原理に従って3
位置で酸化を行う。この方法は下記の反応図2によって
表わせる。反応図2
【化8】
【0012】式(IIC)
【化9】 (式中、R1 は水素を表わしまたR2 はアルキル基を表
わす)の特定の出発化合物は、式
わす)の特定の出発化合物は、式
【化10】 (式中、R″はアリールまたはアルキル基を表わす)の
ピリミジン誘導体の過酸によって酸化し、引続いて、得
られる−SO2 R″基をNHR1 R2 アミンによってピ
リミジン環上で芳香族親核置換することにより得られ
る。次に上述と同じ條件下でピリミジン環の3位置を酸
化する。
ピリミジン誘導体の過酸によって酸化し、引続いて、得
られる−SO2 R″基をNHR1 R2 アミンによってピ
リミジン環上で芳香族親核置換することにより得られ
る。次に上述と同じ條件下でピリミジン環の3位置を酸
化する。
【0013】式
【化11】 (式中、R1 およびR3 は水素を表わし、またR2 およ
びR4 はアルキル基を表わす)の特定の出発化合物は、
下記の反応図によって得られる。反応図3
びR4 はアルキル基を表わす)の特定の出発化合物は、
下記の反応図によって得られる。反応図3
【化12】 式(8)の化合物から出発し、ピリミジン環にNHR3
R4 アミン2当量を導入し、次いで生成する化合物
(9)および(9′)をシリカゲルにより分離した後、
第二のアミンNHR1 R2 を導入する。次に上記と同様
にピリミジン環の3位置で酸化を行う。
R4 アミン2当量を導入し、次いで生成する化合物
(9)および(9′)をシリカゲルにより分離した後、
第二のアミンNHR1 R2 を導入する。次に上記と同様
にピリミジン環の3位置で酸化を行う。
【0014】式
【化13】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、ZおよびR5 は一般
式(I)において示したのと同じ意味をもち、またXは
水素、C1 〜C6 アルキル基またはR6 がC1 〜C6 ア
ルキル基もしくはアシル基を表わす)をもつ本発明の特
定の化合物は、式(II)の化合物を、Wがナトリウ
ム、カリウム、リチウムのようなアルカリ金属を表わす
として、対応するR5 OHアルコール中のアルコレート
- OR5 ,W + と、あるいはチオレート- SR5 ,W+
とジメチルホルムアミドのような溶媒の存在で反応させ
ることによって得ることができる。この方法は下記の反
応図によって表わせる。反応図A
式(I)において示したのと同じ意味をもち、またXは
水素、C1 〜C6 アルキル基またはR6 がC1 〜C6 ア
ルキル基もしくはアシル基を表わす)をもつ本発明の特
定の化合物は、式(II)の化合物を、Wがナトリウ
ム、カリウム、リチウムのようなアルカリ金属を表わす
として、対応するR5 OHアルコール中のアルコレート
- OR5 ,W + と、あるいはチオレート- SR5 ,W+
とジメチルホルムアミドのような溶媒の存在で反応させ
ることによって得ることができる。この方法は下記の反
応図によって表わせる。反応図A
【化14】
【0015】式
【化15】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、Zは上記に示
したのと同じ意味をもち、Xはハロゲン原子を表わす)
の本発明の特定の化合物は、X′が水素を表わす式(I
I)の化合物をハロゲン化剤と反応させることによって
得ることができる。Xが塩素、沃度または臭素を表わす
場合、メタノールのようなアルコールの存在下で例えば
式(III)
したのと同じ意味をもち、Xはハロゲン原子を表わす)
の本発明の特定の化合物は、X′が水素を表わす式(I
I)の化合物をハロゲン化剤と反応させることによって
得ることができる。Xが塩素、沃度または臭素を表わす
場合、メタノールのようなアルコールの存在下で例えば
式(III)
【化16】 のN−ハロゲノスクシンイミドを使用してよい。次に反
応図Aに記載の方法によってピリミジン環の6位置の塩
素原子を−ZR 5 基によって置換する。この方法は下記
の反応図によって表わせる。反応図B
応図Aに記載の方法によってピリミジン環の6位置の塩
素原子を−ZR 5 基によって置換する。この方法は下記
の反応図によって表わせる。反応図B
【化17】
【0016】式
【化18】 をもつ本発明の特定の化合物は、Xが水素を表わす式
(IA)の化合物から得られる。濃硫酸の存在下で、硝
酸のようなニトロ化剤によって芳香族求電子置換反応を
実施する。この方法は下記の反応図によって表わせる。反応図C
(IA)の化合物から得られる。濃硫酸の存在下で、硝
酸のようなニトロ化剤によって芳香族求電子置換反応を
実施する。この方法は下記の反応図によって表わせる。反応図C
【化19】
【0017】式
【化20】 をもつ本発明の特定的化合物は、接触還元により式(I
C)の化合物から得ることができる。水素雰囲気下でパ
ラジウム/炭素を特に用いる。この方法は下記の反応図
によって表わせる。反応図D
C)の化合物から得ることができる。水素雰囲気下でパ
ラジウム/炭素を特に用いる。この方法は下記の反応図
によって表わせる。反応図D
【化21】
【0018】式
【化22】 をもつ本発明の特定の化合物は、下記の反応図に従っ
て、X′が水素を表わす式(IA)の化合物に酢酸媒体
中で過酸化ジベンゾイルを作用させて得ることができ
る。反応図E
て、X′が水素を表わす式(IA)の化合物に酢酸媒体
中で過酸化ジベンゾイルを作用させて得ることができ
る。反応図E
【化23】
【0019】Yが水素原子を表わす一般式(I)の本発
明の特定的化合物は、文献(J.Med.Chem.
(1983年)26、1791〜1793頁)中に記載
の標準的な方法に従って化学的硫酸化によって後記に規
定する式(IF)のO−硫酸塩同族体に変えることがで
きる。硫酸化剤として、硫黄−ピリジンの三酸化物、硫
黄−トリエチルアミンの三酸化物または硫黄−エチルジ
イソプロピルアミンの三酸化物を使用する。溶媒として
は、ジメチルホルムアミド、クロロホルム、アセトニト
リルまたはこれらの二元混合物を使用するのが好まし
い。温度は0〜25℃程度であり、反応時間は1〜24
時間である。反応図F
明の特定的化合物は、文献(J.Med.Chem.
(1983年)26、1791〜1793頁)中に記載
の標準的な方法に従って化学的硫酸化によって後記に規
定する式(IF)のO−硫酸塩同族体に変えることがで
きる。硫酸化剤として、硫黄−ピリジンの三酸化物、硫
黄−トリエチルアミンの三酸化物または硫黄−エチルジ
イソプロピルアミンの三酸化物を使用する。溶媒として
は、ジメチルホルムアミド、クロロホルム、アセトニト
リルまたはこれらの二元混合物を使用するのが好まし
い。温度は0〜25℃程度であり、反応時間は1〜24
時間である。反応図F
【化24】
【0020】Zが水素原子を表わす一般式(I)の本発
明の化合物のうちで特に好ましい化合物は、R1 、
R2 、R3 、R4 が水素を表わし、Xが塩素またはニト
ロ基を表わしかつR5 がn−ブチル基を表わすものであ
る。Zが硫黄を表わす式(I)の本発明の化合物のうち
で特に好ましい化合物は、Xが塩素またはニトロ基を表
わし、R1 、R2 、R3 およびR4 が水素原子を表わ
し、かつR5 がメチル、エチル、n−ブチル、2−ヒド
ロキシエチル、2−アミノエチルまたはフェニル基を表
わすものである。
明の化合物のうちで特に好ましい化合物は、R1 、
R2 、R3 、R4 が水素を表わし、Xが塩素またはニト
ロ基を表わしかつR5 がn−ブチル基を表わすものであ
る。Zが硫黄を表わす式(I)の本発明の化合物のうち
で特に好ましい化合物は、Xが塩素またはニトロ基を表
わし、R1 、R2 、R3 およびR4 が水素原子を表わ
し、かつR5 がメチル、エチル、n−ブチル、2−ヒド
ロキシエチル、2−アミノエチルまたはフェニル基を表
わすものである。
【0021】生理学的に許容可能な媒体中に、式(I)
の化合物またはその生理学的に許容可能な酸付加塩を少
くとも一つ含有する本発明の組成物は、化粧品または医
薬品分野において、特に局所的に適用可能である。本組
成物は薄毛化特に禿頭病、円形脱毛症および落屑皮膚炎
の治療および予防ならびに毛髪の再生に用いる。
の化合物またはその生理学的に許容可能な酸付加塩を少
くとも一つ含有する本発明の組成物は、化粧品または医
薬品分野において、特に局所的に適用可能である。本組
成物は薄毛化特に禿頭病、円形脱毛症および落屑皮膚炎
の治療および予防ならびに毛髪の再生に用いる。
【0022】本組成物は生理学的に許容できる媒体とし
て、化粧品であれ医薬品であれ局所的に適用するあらゆ
る媒体であって活性物質と親和するものを含有してよ
い。本発明の化合物は、この媒体中に溶解した状態であ
ってよく、あるいは特に微細化されて、分散した状態で
あってよい。
て、化粧品であれ医薬品であれ局所的に適用するあらゆ
る媒体であって活性物質と親和するものを含有してよ
い。本発明の化合物は、この媒体中に溶解した状態であ
ってよく、あるいは特に微細化されて、分散した状態で
あってよい。
【0023】医薬品として使用するための本組成物は軟
膏、チンキ剤、クリーム、ポマード、粉末、貼り薬、含
浸ガーゼ、溶液、エマルジョン、小胞状分散液、ローシ
ョン、ゲル、スプレーまたはサスペンジョンの形をと
る。組成物は臨床的指示に従って無水または水性であっ
てよい。本発明の組成物は0.1〜10重量%、特に
0.2〜5重量%の範囲の濃度で上記の医薬品組成物中
に存在する。
膏、チンキ剤、クリーム、ポマード、粉末、貼り薬、含
浸ガーゼ、溶液、エマルジョン、小胞状分散液、ローシ
ョン、ゲル、スプレーまたはサスペンジョンの形をと
る。組成物は臨床的指示に従って無水または水性であっ
てよい。本発明の組成物は0.1〜10重量%、特に
0.2〜5重量%の範囲の濃度で上記の医薬品組成物中
に存在する。
【0024】化粧品組成物は特に、ローション、ゲル、
石けん、シャンプー、エアロゾルまたはムースの形で使
用され、化粧品として許容できる媒体中に式(I)の少
くとも一つの化合物またはその酸付加塩の一つを含有す
る。この組成物中の式(I)の化合物の濃度は0.01
〜5重量%、特に0.05〜3重量%である。
石けん、シャンプー、エアロゾルまたはムースの形で使
用され、化粧品として許容できる媒体中に式(I)の少
くとも一つの化合物またはその酸付加塩の一つを含有す
る。この組成物中の式(I)の化合物の濃度は0.01
〜5重量%、特に0.05〜3重量%である。
【0025】本発明の組成物は、化粧品または医薬品中
に通常使用する種々の添加剤、特に活性物質、例えばチ
アモルホリンおよびその誘導体または尿素のような水和
剤、S−カルボキシメチルシステイン、S−ベンジルシ
ステアミン、およびこれらの誘導体のような脂漏防止
剤、チオキソロンを含有してよい。本発明の化合物は毛
髪の再生および(または)薄毛化の抑制に関する活性を
さらに改善する化合物、例えば下記の化合物と組合わせ
ることができる。
に通常使用する種々の添加剤、特に活性物質、例えばチ
アモルホリンおよびその誘導体または尿素のような水和
剤、S−カルボキシメチルシステイン、S−ベンジルシ
ステアミン、およびこれらの誘導体のような脂漏防止
剤、チオキソロンを含有してよい。本発明の化合物は毛
髪の再生および(または)薄毛化の抑制に関する活性を
さらに改善する化合物、例えば下記の化合物と組合わせ
ることができる。
【0026】・ニコチン酸エステル、一層特定的にC1
〜C6 アルキルニコチネート特にメチルニコチネートま
たはベンジルニコチネート、 ・技術上周知のステロイド系および非ステロイド系抗炎
症剤、特にハイドロコーチゾン、その塩および誘導体、
ニフルミン酸、 ・レチノイド、一層特定的にトレチノインとも称するt
−トランスレチノイン酸、イソトレチノイン、レチノー
ルまたはビタミンAおよびそれらの誘導体、例えばアセ
テート、パルミテートまたはプロピオネート、亜鉛のそ
れぞれモトレチナイド、エトレチネート、t−トランス
レチノエート、 ・一層特定的にマクロライド、ピラノサイドおよびテト
ラクリン特にエリスロマイシンのうちから選択する抗菌
剤、 ・CinnarizineおよびDiltiazemの
ようなカルシウム拮抗剤、 ・エストリオールもしくはその類縁体またはチロキシン
およびその塩のようなホルモン、 ・オキセンドロン、スピロノラクトン、ジエチルスチル
ベストロールのような抗アンドロゲン剤、 ・ジメチルスルホキシドのようなOH基捕捉剤。
〜C6 アルキルニコチネート特にメチルニコチネートま
たはベンジルニコチネート、 ・技術上周知のステロイド系および非ステロイド系抗炎
症剤、特にハイドロコーチゾン、その塩および誘導体、
ニフルミン酸、 ・レチノイド、一層特定的にトレチノインとも称するt
−トランスレチノイン酸、イソトレチノイン、レチノー
ルまたはビタミンAおよびそれらの誘導体、例えばアセ
テート、パルミテートまたはプロピオネート、亜鉛のそ
れぞれモトレチナイド、エトレチネート、t−トランス
レチノエート、 ・一層特定的にマクロライド、ピラノサイドおよびテト
ラクリン特にエリスロマイシンのうちから選択する抗菌
剤、 ・CinnarizineおよびDiltiazemの
ようなカルシウム拮抗剤、 ・エストリオールもしくはその類縁体またはチロキシン
およびその塩のようなホルモン、 ・オキセンドロン、スピロノラクトン、ジエチルスチル
ベストロールのような抗アンドロゲン剤、 ・ジメチルスルホキシドのようなOH基捕捉剤。
【0027】本発明の化合物に対して、3−メチル−7
−クロロ〔2H〕−1,2,4−ベンゾチアジアジン−
1,1−ジオキサイドに相当するジアゾオキサイド;ス
ピロキサゾンまたは7−(アセチルチオ)−4′,5′
−ジヒドロスピロ〔アンドロスト−4−エン−17,
2′−(3′H)フラン〕−3−オン;レシチンのよう
な燐脂質;リノール酸およびリノレン酸;サリチル酸お
よびフランス特許第2,581,542号明細書に一層
詳細に記載されているサリチル酸誘導体、特にベンゼン
環の5位置に2〜12個の炭素原子をもつアルカノイル
基を有するサリチル酸誘導体;ヒドロキシカルボン酸ま
たはケトカルボン酸ならびにその対応するエステル、ラ
クトンおよび塩;アントラリンまたはトリヒドロキシ−
1,8,9アントラセン、カロチノイド、5,8,1
1,14−エイコサテトライン酸または5,8,11−
エイコサトリイン酸、それらのエステルおよびアミドの
ような化合物を、必要に応じて他の化合物と混合して、
組合わせることができる。
−クロロ〔2H〕−1,2,4−ベンゾチアジアジン−
1,1−ジオキサイドに相当するジアゾオキサイド;ス
ピロキサゾンまたは7−(アセチルチオ)−4′,5′
−ジヒドロスピロ〔アンドロスト−4−エン−17,
2′−(3′H)フラン〕−3−オン;レシチンのよう
な燐脂質;リノール酸およびリノレン酸;サリチル酸お
よびフランス特許第2,581,542号明細書に一層
詳細に記載されているサリチル酸誘導体、特にベンゼン
環の5位置に2〜12個の炭素原子をもつアルカノイル
基を有するサリチル酸誘導体;ヒドロキシカルボン酸ま
たはケトカルボン酸ならびにその対応するエステル、ラ
クトンおよび塩;アントラリンまたはトリヒドロキシ−
1,8,9アントラセン、カロチノイド、5,8,1
1,14−エイコサテトライン酸または5,8,11−
エイコサトリイン酸、それらのエステルおよびアミドの
ような化合物を、必要に応じて他の化合物と混合して、
組合わせることができる。
【0028】本発明の化合物は非イオンおよび両性界面
活性剤のうちから選択する界面活性剤と組合わせること
もできる。非イオン界面活性剤のうち、フランス特許第
1,477,048号、第2,091,516号、第
2,169,787号、第2,328,763号、第
2,574,786号明細書中に特に記載のポリヒドロ
キシプロピルエーテル、エチレンオキサイド1〜100
モル、望ましくは5〜35モルを含むオキシエチレン化
アルキル(C8 〜C9 )フェノール、nが8〜15であ
り、xが1〜10である式Cn H2n+1(C6 H10O5 )
x Hのアルキルポリグリコシドをあげることができる。
活性剤のうちから選択する界面活性剤と組合わせること
もできる。非イオン界面活性剤のうち、フランス特許第
1,477,048号、第2,091,516号、第
2,169,787号、第2,328,763号、第
2,574,786号明細書中に特に記載のポリヒドロ
キシプロピルエーテル、エチレンオキサイド1〜100
モル、望ましくは5〜35モルを含むオキシエチレン化
アルキル(C8 〜C9 )フェノール、nが8〜15であ
り、xが1〜10である式Cn H2n+1(C6 H10O5 )
x Hのアルキルポリグリコシドをあげることができる。
【0029】両性界面活性剤のうち、CTFA辞典第3
版(1982年刊)に規定されており、特に、MIRA
NOL社によりMIRANOL(商品名)の名で発売の
アンホカルボキシグリシネートおよびアンホカルボキシ
プロピオネートがあげられる。
版(1982年刊)に規定されており、特に、MIRA
NOL社によりMIRANOL(商品名)の名で発売の
アンホカルボキシグリシネートおよびアンホカルボキシ
プロピオネートがあげられる。
【0030】本発明の化合物は再生に関する活性をさら
に改善するとともに化粧品としても有利な特性を示す媒
体、例えばアルキレングリコール特にC1 〜C4 アルキ
レングリコールのまたはジアルキレングリコール特にC
1 〜C4 ジアルキレングリコールのアルキルエーテル特
にC1 〜C4 アルキルエーテルと、エチルアルコールと
水との揮発性の三元混合物中に導入されてよく、グリコ
ール溶媒はエチレングリコールのモノエチルエーテル、
プロピレングリコールのモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールのモノメチルエーテルである。
に改善するとともに化粧品としても有利な特性を示す媒
体、例えばアルキレングリコール特にC1 〜C4 アルキ
レングリコールのまたはジアルキレングリコール特にC
1 〜C4 ジアルキレングリコールのアルキルエーテル特
にC1 〜C4 アルキルエーテルと、エチルアルコールと
水との揮発性の三元混合物中に導入されてよく、グリコ
ール溶媒はエチレングリコールのモノエチルエーテル、
プロピレングリコールのモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールのモノメチルエーテルである。
【0031】本発明の化合物は、ゲル化したまたは増粘
した生理学的に許容できる媒体、例えばヘテロバイオポ
リサッカライドによってゲル化した実質的に水性である
媒体例えばキサンタンガム、スクレログルカン、または
セルロース誘導体、ポリヒドロキシエチルアクリレート
またはメタクリレートによってゲル化したアルコール水
性媒体あるいは多官能性剤によって架橋したポリアクリ
ル酸によって特に増粘した実質的に水性の媒体例えばグ
ッドリッチ社によって発売のCARBOPOL中に導入
してもよい。
した生理学的に許容できる媒体、例えばヘテロバイオポ
リサッカライドによってゲル化した実質的に水性である
媒体例えばキサンタンガム、スクレログルカン、または
セルロース誘導体、ポリヒドロキシエチルアクリレート
またはメタクリレートによってゲル化したアルコール水
性媒体あるいは多官能性剤によって架橋したポリアクリ
ル酸によって特に増粘した実質的に水性の媒体例えばグ
ッドリッチ社によって発売のCARBOPOL中に導入
してもよい。
【0032】本組成物はまた、保存剤、安定化剤、pH
調整剤、浸透圧変更剤、乳化剤、A−紫外線およびB−
紫外線濾光剤、酸化防止剤例えば、α−トコフェノー
ル、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシト
ルエンも含有してよい。
調整剤、浸透圧変更剤、乳化剤、A−紫外線およびB−
紫外線濾光剤、酸化防止剤例えば、α−トコフェノー
ル、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシト
ルエンも含有してよい。
【0033】生理学的に許容できる媒体は、水、水と溶
媒との混合物あるいは溶媒の混合物からなり、溶媒は医
薬品または化粧品として許容できる有機溶媒から選択さ
れ、一層特定的にはC1 〜C4 低級アルコール例えばエ
チルアルコール、イソプロピルアルコール、第三ブチル
アルコール、アルキレングリコールおよびジアルキレン
グリコールのアルキルエーテル、例えばエチレングリコ
ールのモノエチルエーテル、プロピレングリコールのモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールのモノメチル
エーテルのうちから選択する。溶媒が存在する場合、溶
媒は組成物の全重量の1〜80重量%の割合で存在す
る。増粘剤は組成物の全重量の0.1〜5重量%、特に
0.4〜3重量%の割合で存在するのが好ましい。
媒との混合物あるいは溶媒の混合物からなり、溶媒は医
薬品または化粧品として許容できる有機溶媒から選択さ
れ、一層特定的にはC1 〜C4 低級アルコール例えばエ
チルアルコール、イソプロピルアルコール、第三ブチル
アルコール、アルキレングリコールおよびジアルキレン
グリコールのアルキルエーテル、例えばエチレングリコ
ールのモノエチルエーテル、プロピレングリコールのモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールのモノメチル
エーテルのうちから選択する。溶媒が存在する場合、溶
媒は組成物の全重量の1〜80重量%の割合で存在す
る。増粘剤は組成物の全重量の0.1〜5重量%、特に
0.4〜3重量%の割合で存在するのが好ましい。
【0034】本発明は、毛髪の美観を改善するために、
毛髪または有毛頭皮に上記に規定した少くとも一つの組
成物を適用することからなる、毛髪または有毛頭皮を化
粧品処理することもまた目的とする。本発明の他の目的
は、毛髪の増殖を誘発しまたは刺戟するまた薄毛化を抑
制する作用をもつ医薬品を製造するために、上記に規定
した式(I)の化合物を含有する組成物を使用すること
からなる。
毛髪または有毛頭皮に上記に規定した少くとも一つの組
成物を適用することからなる、毛髪または有毛頭皮を化
粧品処理することもまた目的とする。本発明の他の目的
は、毛髪の増殖を誘発しまたは刺戟するまた薄毛化を抑
制する作用をもつ医薬品を製造するために、上記に規定
した式(I)の化合物を含有する組成物を使用すること
からなる。
【0035】処理は、ヒトの有毛頭皮の脱毛部分に上記
に規定した組成物を適用することから主としてなる。好
ましい適用態様は、1日1〜2回の頻度で、週に1〜7
日そして1〜6ヵ月かけて、組成物を1〜2g脱毛部分
に適用することからなる。本発明の組成物は、特に円形
脱毛症、薄毛化、落屑皮膚炎の治療に使用できる。
に規定した組成物を適用することから主としてなる。好
ましい適用態様は、1日1〜2回の頻度で、週に1〜7
日そして1〜6ヵ月かけて、組成物を1〜2g脱毛部分
に適用することからなる。本発明の組成物は、特に円形
脱毛症、薄毛化、落屑皮膚炎の治療に使用できる。
【0036】
【実施例】以下の諸例は限定的な性格を何らもつことな
く本発明を例解するための例である。
く本発明を例解するための例である。
【0037】製造例 例 1 下式の2,4−ジアミノ−5−クロロ−6−n−ブチル
オキシピリミジン−3−オキサイドの製造
オキシピリミジン−3−オキサイドの製造
【化25】 a)2,4−ジアミノ−5,6−ジクロロピリミジンの
製造
製造
【化26】 メタノール(1030ml)中の2,4−ジアミノ−6
−クロロピリミジン45gの溶液にN−クロロスクシン
イミド50gを23℃において少しづつ添加する。添加
終了後、反応媒体を環境温度において3時間撹拌する。
メタノールを減圧下で蒸発しかつ得られる粗生成物を還
流下で水850ml中に1時間かけてとりこむ。濾過の
後、得られる生成物をエタノールと水との80:20混
合物中で2回再結晶し、2,4−ジアミノ−5,6−ジ
クロロピリミジン44.5gを得る。 収率=80% 融点=218℃ C4 H4 N4 Cl2(分子量179)の元素分析 C H N Cl 計算値 26.82 2.23 31.28 39.66 実測値 26.87 2.22 31.27 39.62 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
−クロロピリミジン45gの溶液にN−クロロスクシン
イミド50gを23℃において少しづつ添加する。添加
終了後、反応媒体を環境温度において3時間撹拌する。
メタノールを減圧下で蒸発しかつ得られる粗生成物を還
流下で水850ml中に1時間かけてとりこむ。濾過の
後、得られる生成物をエタノールと水との80:20混
合物中で2回再結晶し、2,4−ジアミノ−5,6−ジ
クロロピリミジン44.5gを得る。 収率=80% 融点=218℃ C4 H4 N4 Cl2(分子量179)の元素分析 C H N Cl 計算値 26.82 2.23 31.28 39.66 実測値 26.87 2.22 31.27 39.62 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0038】b)2,4−ジアミノ−5−クロロ−6−
n−ブチルオキシピリミジンの製造
n−ブチルオキシピリミジンの製造
【化27】 n−ブタノール1.3リットル中にナトリウム15.6
gを添加する。ナトリウムが完全に溶解した後、2,4
−ジアミノ−5,6−ジクロロピリミジン87gを添加
する。3時間95℃に加熱する。混合物を冷却後、水3
00mlを添加し、撹拌しかつ傾瀉する。有機相を乾燥
する。得られる生成物を水とメタノールとの1対1混合
物1リットル中で再結晶する。白色生成物95.7gを
得る。 収率=91% 融点=135℃ C8 H13N4 OCl 0.1H2 O(分子量218.3)の元素分析 C H N O Cl 計算値 43.98 6.05 25.65 8.06 16.26 実測値 43.90 6.05 25.68 8.17 16.20 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
gを添加する。ナトリウムが完全に溶解した後、2,4
−ジアミノ−5,6−ジクロロピリミジン87gを添加
する。3時間95℃に加熱する。混合物を冷却後、水3
00mlを添加し、撹拌しかつ傾瀉する。有機相を乾燥
する。得られる生成物を水とメタノールとの1対1混合
物1リットル中で再結晶する。白色生成物95.7gを
得る。 収率=91% 融点=135℃ C8 H13N4 OCl 0.1H2 O(分子量218.3)の元素分析 C H N O Cl 計算値 43.98 6.05 25.65 8.06 16.26 実測値 43.90 6.05 25.68 8.17 16.20 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0039】c)2,4−ジアミノ−5−クロロ−6−
ブチルオキシピリミジン−3−オキサイドの製造
ブチルオキシピリミジン−3−オキサイドの製造
【化28】 純エタノール1.5リットル中に2,4−ジアミノ−5
−クロロ−6−ブチルオキシピリミジン50gを添加す
る。溶液を5℃に冷却し、次いでm−クロロ過安息香酸
(55%)145gを少量づつ添加する。温度を環境温
度まであげ、24時間撹拌する。反応混合物を乾燥の
後、水400mlを加えかつ濃塩酸70mlにより酸性
化する。得られる沈澱を濾過する。母液をソーダ90m
lでアルカリ性にし、得られる沈澱を濾過し、次いで水
洗する。水とエタノールとの1対1混合物300ml中
で再結晶しかつアセトンで洗浄した後、生成物15gを
得る。 収率=28% 融点=140℃ C8 H13N4 O2 Cl(分子量232.5)の元素分析 C H N O Cl 計算値 41.29 5.59 24.09 13.76 15.27 実測値 41.35 5.60 23.87 14.00 15.22 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
−クロロ−6−ブチルオキシピリミジン50gを添加す
る。溶液を5℃に冷却し、次いでm−クロロ過安息香酸
(55%)145gを少量づつ添加する。温度を環境温
度まであげ、24時間撹拌する。反応混合物を乾燥の
後、水400mlを加えかつ濃塩酸70mlにより酸性
化する。得られる沈澱を濾過する。母液をソーダ90m
lでアルカリ性にし、得られる沈澱を濾過し、次いで水
洗する。水とエタノールとの1対1混合物300ml中
で再結晶しかつアセトンで洗浄した後、生成物15gを
得る。 収率=28% 融点=140℃ C8 H13N4 O2 Cl(分子量232.5)の元素分析 C H N O Cl 計算値 41.29 5.59 24.09 13.76 15.27 実測値 41.35 5.60 23.87 14.00 15.22 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0040】例 2 下式の2,4−ジアミノ−6−チオフェニルピリミジン
−3−オキサイドの製造
−3−オキサイドの製造
【化29】
【化30】 n−プロパノール110ml中に2,4−ジアミノ−6
−クロロピリミジン−3−オキサイド5g、チオフェノ
ール6.85g、トリエチルアミン11.5gをいれ
る。反応媒体を24時間加熱する。蒸発乾固する。残留
物をエチルエーテル25ml中にとりこみ、1/2時間
撹拌し、フリットガラスで濾過し、エチルエーテル25
mlで2回すすぎ洗いする。沈澱を水75ml中にとり
こむ。濃塩酸によってpHを1に調整する。1/2時間
撹拌の後、濃ソーダの添加によりpHを8にもどす。沈
澱を濾過し、水10mlですすぎ洗いし、次いで75/
25のエタノール/水混合物中で2回再結晶する。2,
4−ジアミノ−6−チオフェニルピリミジン−3−オキ
サイド3.35gを得る。 収率=46% 融点=265℃で分解が始まる。 C10H10N4 OS(分子量234)の元素分析 C H N O S 計算値 51.28 4.27 23.93 6.84 13.68 実測値 51.24 4.34 24.06 7.03 13.58 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
−クロロピリミジン−3−オキサイド5g、チオフェノ
ール6.85g、トリエチルアミン11.5gをいれ
る。反応媒体を24時間加熱する。蒸発乾固する。残留
物をエチルエーテル25ml中にとりこみ、1/2時間
撹拌し、フリットガラスで濾過し、エチルエーテル25
mlで2回すすぎ洗いする。沈澱を水75ml中にとり
こむ。濃塩酸によってpHを1に調整する。1/2時間
撹拌の後、濃ソーダの添加によりpHを8にもどす。沈
澱を濾過し、水10mlですすぎ洗いし、次いで75/
25のエタノール/水混合物中で2回再結晶する。2,
4−ジアミノ−6−チオフェニルピリミジン−3−オキ
サイド3.35gを得る。 収率=46% 融点=265℃で分解が始まる。 C10H10N4 OS(分子量234)の元素分析 C H N O S 計算値 51.28 4.27 23.93 6.84 13.68 実測値 51.24 4.34 24.06 7.03 13.58 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0041】例 3 下式の2,4−ジアミノ−6−チオエチルピリミジン−
3−オキサイドの製造 。
3−オキサイドの製造 。
【化31】
【化32】 操作方法 ジグリム400ml中に2,4−ジアミノ−6−
(2′,4′−ジクロロフェノキシピリミジン−3−オ
キサイド30gを85℃で溶解し、次いでナトリウムチ
オレート23gを少しづつ添加する。反応物をアルゴン
下で85℃において12時間撹拌する。溶媒を蒸発しか
つpHが2となるまでエタノール性塩酸溶液中に粗生成
物をとりこむ。沈澱(沈澱1)を濾過しかつジエチルエ
ーテル中にとりこんだ濾液を濃縮する。固形物を得、こ
れを沈澱1に加える。全体を水中に溶解しかつソーダ溶
液によってpHを8にする。沈澱を濾過しかつジエチル
エーテル中で30分撹拌する。濾過の後、2,4−ジア
ミノ−6−チオエチルピリミジン−3−オキサイド9.
6gを得る。 収率=50% C6 H10N4 OS(分子量186)の元素分析 C H N O S 計算値 38.70 5.37 30.10 8.60 17.20 実測値 38.75 5.39 30.02 8.72 17.14 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
(2′,4′−ジクロロフェノキシピリミジン−3−オ
キサイド30gを85℃で溶解し、次いでナトリウムチ
オレート23gを少しづつ添加する。反応物をアルゴン
下で85℃において12時間撹拌する。溶媒を蒸発しか
つpHが2となるまでエタノール性塩酸溶液中に粗生成
物をとりこむ。沈澱(沈澱1)を濾過しかつジエチルエ
ーテル中にとりこんだ濾液を濃縮する。固形物を得、こ
れを沈澱1に加える。全体を水中に溶解しかつソーダ溶
液によってpHを8にする。沈澱を濾過しかつジエチル
エーテル中で30分撹拌する。濾過の後、2,4−ジア
ミノ−6−チオエチルピリミジン−3−オキサイド9.
6gを得る。 収率=50% C6 H10N4 OS(分子量186)の元素分析 C H N O S 計算値 38.70 5.37 30.10 8.60 17.20 実測値 38.75 5.39 30.02 8.72 17.14 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0042】例 4 下式の2,4−ジアミノ−6−チオブチルピリミジン−
3−オキサイドの製造
3−オキサイドの製造
【化33】
【化34】 ジメチルホルムアミド50ml中に2,4−ジアミノ−
6−クロロピリミジン−3−オキサイド1gを70℃で
溶解する。ナトリウムブタンチオレート1.75gを添
加する。反応媒体を70℃で4時間撹拌する。蒸発乾固
する。残留物を水10ml中にとりこむ。得られる沈澱
をフリットガラスで濾過し、5mlの水ですすぎ洗いす
る。メタノール8ml中で再結晶する。沈澱をエチルエ
ーテル10mlによりすすぎ洗いする。2,4−ジアミ
ノ−6−チオブチルピリミジン−3−オキサイド720
mgを得る。 収率=57% 融点=178℃ C8 H14N4 OS(分子量214)の元素分析 C H N O S 計算値 44.86 6.54 26.17 7.47 14.95 実測値 44.74 6.50 26.25 7.60 15.01 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
6−クロロピリミジン−3−オキサイド1gを70℃で
溶解する。ナトリウムブタンチオレート1.75gを添
加する。反応媒体を70℃で4時間撹拌する。蒸発乾固
する。残留物を水10ml中にとりこむ。得られる沈澱
をフリットガラスで濾過し、5mlの水ですすぎ洗いす
る。メタノール8ml中で再結晶する。沈澱をエチルエ
ーテル10mlによりすすぎ洗いする。2,4−ジアミ
ノ−6−チオブチルピリミジン−3−オキサイド720
mgを得る。 収率=57% 融点=178℃ C8 H14N4 OS(分子量214)の元素分析 C H N O S 計算値 44.86 6.54 26.17 7.47 14.95 実測値 44.74 6.50 26.25 7.60 15.01 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0043】例 5 下式の2,4−ジアミノ−5−クロロ−6−チオブチル
ピリミジン−3−オキサイドの製造
ピリミジン−3−オキサイドの製造
【化35】
【化36】 メタノール100ml中に2,4−ジアミノ−6−チオ
ブチルピリミジン−3−オキサイド1gを溶解する。N
−クロロスクシンイミド935mgを添加する。反応媒
体を45℃で3時間撹拌し、次いで蒸発乾固する。残留
物をエタノール性塩酸(8.6M)2ml中にとりこ
む。エチルエーテル100mlを添加する。得られる白
色沈澱をフリットガラスで濾過しかつエチルエーテル1
0mlによりすすぎ洗いする。沈澱を水5ml中にとり
こむ。10Nのソーダの添加によりpHを8に調整す
る。1/2時間撹拌の後、沈澱をフリットガラスで濾過
し、水5mlにより2回すすぎ洗いしかつ無水燐酸によ
り真空乾燥する。50/50のエタノール/水10ml
中で再結晶する。2,4−ジアミノ−5−クロロ−6−
チオブチルピリミジン−3−オキサイド290mgを得
る。 収率=25% 融点=70℃で分解が始まる。 C8 H13ClN4 OS(分子量248.5)の元素分析 C H Cl N O S 計算値 38.63 5.23 14.28 22.53 6.44 12.88 実測値 38.53 5.26 14.18 22.31 6.61 12.8013 C核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
ブチルピリミジン−3−オキサイド1gを溶解する。N
−クロロスクシンイミド935mgを添加する。反応媒
体を45℃で3時間撹拌し、次いで蒸発乾固する。残留
物をエタノール性塩酸(8.6M)2ml中にとりこ
む。エチルエーテル100mlを添加する。得られる白
色沈澱をフリットガラスで濾過しかつエチルエーテル1
0mlによりすすぎ洗いする。沈澱を水5ml中にとり
こむ。10Nのソーダの添加によりpHを8に調整す
る。1/2時間撹拌の後、沈澱をフリットガラスで濾過
し、水5mlにより2回すすぎ洗いしかつ無水燐酸によ
り真空乾燥する。50/50のエタノール/水10ml
中で再結晶する。2,4−ジアミノ−5−クロロ−6−
チオブチルピリミジン−3−オキサイド290mgを得
る。 収率=25% 融点=70℃で分解が始まる。 C8 H13ClN4 OS(分子量248.5)の元素分析 C H Cl N O S 計算値 38.63 5.23 14.28 22.53 6.44 12.88 実測値 38.53 5.26 14.18 22.31 6.61 12.8013 C核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0044】例 6 下記の2,4−ジアミノ−5−ニトロ−6−チオブチル
ピリミジン−3−オキサイドの製造
ピリミジン−3−オキサイドの製造
【化37】
【化38】 95%硫酸10ml中に2,4−ジアミノ−6−チオブ
チルピリミジン−3−オキサイド1gを溶解する。反応
媒体を10℃まで冷却する。95%硫酸2.5ml中の
硝酸の65%溶液0.4mlを10℃を越えないように
少量づつ添加する。10℃で1時間撹拌し、次いで氷水
100ml中に注入する。1時間撹拌の後、沈澱をフリ
ットガラスにより濾過する。水10ml中にとりこむ。
10Nのソーダを添加してpHを8に調整する。オレン
ジ色の沈澱をフリットガラスで濾過し、水5mlにより
洗浄しかつ無水燐酸により真空乾燥する。80/20の
エタノール/水混合物を再結晶する。2,4−ジアミノ
−5−ニトロ−6−チオブチルピリミジン−3−オキサ
イド450mgを得る。 収率=37% 融点=189℃ C8 H13N5 O3 S(分子量259)の元素分析 C H N O S 計算値 37.06 5.02 27.03 18.53 12.35 実測値 37.07 5.07 27.09 18.70 12.29 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
チルピリミジン−3−オキサイド1gを溶解する。反応
媒体を10℃まで冷却する。95%硫酸2.5ml中の
硝酸の65%溶液0.4mlを10℃を越えないように
少量づつ添加する。10℃で1時間撹拌し、次いで氷水
100ml中に注入する。1時間撹拌の後、沈澱をフリ
ットガラスにより濾過する。水10ml中にとりこむ。
10Nのソーダを添加してpHを8に調整する。オレン
ジ色の沈澱をフリットガラスで濾過し、水5mlにより
洗浄しかつ無水燐酸により真空乾燥する。80/20の
エタノール/水混合物を再結晶する。2,4−ジアミノ
−5−ニトロ−6−チオブチルピリミジン−3−オキサ
イド450mgを得る。 収率=37% 融点=189℃ C8 H13N5 O3 S(分子量259)の元素分析 C H N O S 計算値 37.06 5.02 27.03 18.53 12.35 実測値 37.07 5.07 27.09 18.70 12.29 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0045】例 7 2,4−ジアミノ−5−ニトロ−6−n−ブチルオキシ
ピリミジン−3−オキサイドの製造
ピリミジン−3−オキサイドの製造
【化39】 操作方法 濃硫酸10ml中に2,4−ジアミノ−6−n−ブチル
オキシピリミジン−3−オキサイド2.8gを溶解し、
次いでHNO3 :H2 SO4 =1:4の割合の65%H
NO3 と濃塩酸との混合物10mlを+5℃以下の温度
で少量づつ添加する。0℃において溶液を6時間撹拌す
る。反応媒体を砕氷250g上に注ぎかつ粒状のKOH
35gの添加により次いでKHCO3 15gの添加によ
り中和する。混合物をフリットガラスで濾過しかつ沈澱
を水洗する。得られる黄緑色固体を1:5のH2 O/エ
タノール混合物中で再結晶する。2,4−ジアミノ−5
−ニトロ−6−n−ブチルオキシピリミジン−3−オキ
サイド0.5gを得る。 収率=14% C8 H13N5 O3 0.5H2 O(分子量252)の元素分析 C H N O 計算値 38.24 5.57 27.89 28.68 実測値 37.83 5.32 27.43 28.2213 C核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
オキシピリミジン−3−オキサイド2.8gを溶解し、
次いでHNO3 :H2 SO4 =1:4の割合の65%H
NO3 と濃塩酸との混合物10mlを+5℃以下の温度
で少量づつ添加する。0℃において溶液を6時間撹拌す
る。反応媒体を砕氷250g上に注ぎかつ粒状のKOH
35gの添加により次いでKHCO3 15gの添加によ
り中和する。混合物をフリットガラスで濾過しかつ沈澱
を水洗する。得られる黄緑色固体を1:5のH2 O/エ
タノール混合物中で再結晶する。2,4−ジアミノ−5
−ニトロ−6−n−ブチルオキシピリミジン−3−オキ
サイド0.5gを得る。 収率=14% C8 H13N5 O3 0.5H2 O(分子量252)の元素分析 C H N O 計算値 38.24 5.57 27.89 28.68 実測値 37.83 5.32 27.43 28.2213 C核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0046】例 8 下式の2,4−ジアミノ−6−チオメチルピリミジン−
3−オキサイドの製造
3−オキサイドの製造
【化40】 操作方法 粒状ソーダを含有する純エタノール溶液70cm3 をア
ルゴンで予め脱ガスしたものに、6−クロロ−2,4−
ジアミノピリミジン−3−オキサイド7gを添加する。
溶解後、ナトリウムチオメチレート4.58gを少量づ
つ添加する。反応混合物を5時間還流し、次いで環境温
度でフリットガラスにより濾過する。得られる沈澱を水
洗しかつ真空乾燥する。 収率=80% 融点=276℃ C5 H8 N4 OS(分子量172)の元素分析 C H N O S 計算値 34.87 4.68 33.53 9.29 18.62 実測値 34.80 4.69 32.55 9.38 18.65 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
ルゴンで予め脱ガスしたものに、6−クロロ−2,4−
ジアミノピリミジン−3−オキサイド7gを添加する。
溶解後、ナトリウムチオメチレート4.58gを少量づ
つ添加する。反応混合物を5時間還流し、次いで環境温
度でフリットガラスにより濾過する。得られる沈澱を水
洗しかつ真空乾燥する。 収率=80% 融点=276℃ C5 H8 N4 OS(分子量172)の元素分析 C H N O S 計算値 34.87 4.68 33.53 9.29 18.62 実測値 34.80 4.69 32.55 9.38 18.65 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0047】例 9 下式の6−(ベータアミノエチルチオ)−2,4−ジア
ミノピリミジン−3−オキサイドの製造
ミノピリミジン−3−オキサイドの製造
【化41】 操作方法 システアミンの塩酸塩31.2gを含有する純エタノー
ル1リットルを予めアルゴンで脱ガスしたものに、温度
を30℃以下に保つようにナトリウムメチレート29.
7gを添加する。反応混合物を還流し、次いで6−クロ
ロ−2,4−ジアミノピリミジン−3−オキサイド40
gを少量づつ添加する。反応混合物を10時間還流し、
次いで熱時濾過する。濾液を真空蒸発し次いでメタノー
ルで極性を逐次的に増加しつつジクロロメタン中のシリ
カカラムによって精製する。精製した留分を真空蒸発し
かつ残留物を最少量の沸騰エタノール中で再結晶する。
白色粉末15gを得る。 収率=30% 融点=212℃ 1H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
ル1リットルを予めアルゴンで脱ガスしたものに、温度
を30℃以下に保つようにナトリウムメチレート29.
7gを添加する。反応混合物を還流し、次いで6−クロ
ロ−2,4−ジアミノピリミジン−3−オキサイド40
gを少量づつ添加する。反応混合物を10時間還流し、
次いで熱時濾過する。濾液を真空蒸発し次いでメタノー
ルで極性を逐次的に増加しつつジクロロメタン中のシリ
カカラムによって精製する。精製した留分を真空蒸発し
かつ残留物を最少量の沸騰エタノール中で再結晶する。
白色粉末15gを得る。 収率=30% 融点=212℃ 1H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0048】例10 下式の6−(ベータヒドロキシエチルチオ)2,4−ジ
アミノピリミジン−3−オキサイドの製造
アミノピリミジン−3−オキサイドの製造
【化42】 操作方法 メルカプトエタノール8.8cm3 を含有する純エタノ
ール200cm3 に、温度を30℃以下に保ちつつナト
リウムメチレート6.8gを添加する。反応混合物を還
流し、次いで6−クロロ−2,4−ジアミノピリミジン
−3−オキサイド20gを少量づつ添加する。反応混合
物を8時間にわたって2回還流し、次いで環境温度でフ
リットガラスにより濾過する。得られる沈澱を水洗し、
真空乾燥し、次いで150℃にした最少量のジメチルス
ルホオキシド中で再結晶する。白色粉末12gを得る。 収率=50% 融点=245℃ C6 H10N4 O2 S 0.25H2 O(分子量206.7)の元素分析 C H N O S 計算値 34.86 5.12 27.10 17.41 15.51 実測値 34.40 5.34 26.71 16.90 15.76 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
ール200cm3 に、温度を30℃以下に保ちつつナト
リウムメチレート6.8gを添加する。反応混合物を還
流し、次いで6−クロロ−2,4−ジアミノピリミジン
−3−オキサイド20gを少量づつ添加する。反応混合
物を8時間にわたって2回還流し、次いで環境温度でフ
リットガラスにより濾過する。得られる沈澱を水洗し、
真空乾燥し、次いで150℃にした最少量のジメチルス
ルホオキシド中で再結晶する。白色粉末12gを得る。 収率=50% 融点=245℃ C6 H10N4 O2 S 0.25H2 O(分子量206.7)の元素分析 C H N O S 計算値 34.86 5.12 27.10 17.41 15.51 実測値 34.40 5.34 26.71 16.90 15.76 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0049】例11 2−アミノ−4−イソブチルアミノ−5−クロロ−6−
エトキシピリミジン−3−オキサイドの製造 第1段階 :2−アミノ−4−イソブチルアミノ−6−ク
ロロピリミジン
エトキシピリミジン−3−オキサイドの製造 第1段階 :2−アミノ−4−イソブチルアミノ−6−ク
ロロピリミジン
【化43】 2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン50gをエタ
ノール250ml中に懸濁する。イソブチルアミン4
5.65gを添加する。反応媒体を3時間還流する。蒸
発乾固する。油状残留物を水250ml中にとりこむ。
1時間激しく撹拌する。生成する沈澱をフリットガラス
により濾過し、水100mlで洗浄し、次いで無水燐酸
により真空乾燥する。イソプロピルエーテル500ml
中で再結晶する。2−アミノ−4−イソブチルアミノ−
6−クロロピリミジン50.15gを得る。 収率=82% 質量分析スペクトルは所期の構造と一致する。
ノール250ml中に懸濁する。イソブチルアミン4
5.65gを添加する。反応媒体を3時間還流する。蒸
発乾固する。油状残留物を水250ml中にとりこむ。
1時間激しく撹拌する。生成する沈澱をフリットガラス
により濾過し、水100mlで洗浄し、次いで無水燐酸
により真空乾燥する。イソプロピルエーテル500ml
中で再結晶する。2−アミノ−4−イソブチルアミノ−
6−クロロピリミジン50.15gを得る。 収率=82% 質量分析スペクトルは所期の構造と一致する。
【0050】第2段階:2−アミノ−4−イソブチルア
ミノ−6−クロロピリミジン−3−オキサイド
ミノ−6−クロロピリミジン−3−オキサイド
【化44】 エタノール250ml中に2−アミノ−4−イソブチル
アミノ−6−クロロピリミジン34.70gを溶解す
る。エタノール350ml中のメタクロロ過安息香酸8
1.50gの溶液を、反応媒体の温度を20℃に保ちつ
つ少量づつ添加する。2時間30分撹拌の後、生成する
沈澱をフリットガラスにより濾過し、エチルエーテル1
00mlにより洗浄し、次いで水100ml中にとりこ
む。濃ソーダの添加によりpHを8に調整する。1時間
撹拌の後、沈澱をフリットガラスにより濾過し、水50
mlで3回洗浄し、50℃において無水燐酸により真空
乾燥する。2−アミノ−4−イソブチル−6−クロロピ
リミジン−3−オキサイド11.30gを得る。 収率=30% C8 H13N4 OCl(分子量216.5)の元素分析 C H N O Cl 計算値 44.34 6.00 25.87 7.39 16.40 実測値 44.52 5.96 25.75 7.46 16.41 質量分析スペクトルは所期の構造と一致する。
アミノ−6−クロロピリミジン34.70gを溶解す
る。エタノール350ml中のメタクロロ過安息香酸8
1.50gの溶液を、反応媒体の温度を20℃に保ちつ
つ少量づつ添加する。2時間30分撹拌の後、生成する
沈澱をフリットガラスにより濾過し、エチルエーテル1
00mlにより洗浄し、次いで水100ml中にとりこ
む。濃ソーダの添加によりpHを8に調整する。1時間
撹拌の後、沈澱をフリットガラスにより濾過し、水50
mlで3回洗浄し、50℃において無水燐酸により真空
乾燥する。2−アミノ−4−イソブチル−6−クロロピ
リミジン−3−オキサイド11.30gを得る。 収率=30% C8 H13N4 OCl(分子量216.5)の元素分析 C H N O Cl 計算値 44.34 6.00 25.87 7.39 16.40 実測値 44.52 5.96 25.75 7.46 16.41 質量分析スペクトルは所期の構造と一致する。
【0051】第3段階:2−アミノ−4−イソブチルア
ミノ−5,6−ジクロロピリミジン−3−オキサイド
ミノ−5,6−ジクロロピリミジン−3−オキサイド
【化45】 エタノール110ml中に2−アミノ−4−イソブチル
アミノ−6−クロロピリミジン−3−オキサイド6.3
0gを懸濁する。N−クロロスクシンイミド4.85g
を加える。反応媒体を2時間還流し、次いで蒸発乾固す
る。残留物を水50ml中にとりこむ。濃ソーダを添加
してpHを8に調整する。生成する沈澱をフリットガラ
スにより濾過し、中性になるまで水洗し、無水燐酸によ
り真空乾燥する。エタノール150ml中で再結晶す
る。2−アミノ−4−イソブチルアミノ−5,6−ジク
ロロピリミジン−3−オキサイド4.30gを得る。 収率=59% C8 H12N4 OCl(分子量251)の元素分析 C H N O Cl 計算値 38.25 4.78 22.31 6.38 28.29 実測値 38.37 4.81 22.26 6.53 28.29 質量分析スペクトルは所期の構造と一致する。
アミノ−6−クロロピリミジン−3−オキサイド6.3
0gを懸濁する。N−クロロスクシンイミド4.85g
を加える。反応媒体を2時間還流し、次いで蒸発乾固す
る。残留物を水50ml中にとりこむ。濃ソーダを添加
してpHを8に調整する。生成する沈澱をフリットガラ
スにより濾過し、中性になるまで水洗し、無水燐酸によ
り真空乾燥する。エタノール150ml中で再結晶す
る。2−アミノ−4−イソブチルアミノ−5,6−ジク
ロロピリミジン−3−オキサイド4.30gを得る。 収率=59% C8 H12N4 OCl(分子量251)の元素分析 C H N O Cl 計算値 38.25 4.78 22.31 6.38 28.29 実測値 38.37 4.81 22.26 6.53 28.29 質量分析スペクトルは所期の構造と一致する。
【0052】第4段階:2−アミノ−4−イソブチルア
ミノ−5−クロロ−6−エトキシピリミジン−3−オキ
サイド
ミノ−5−クロロ−6−エトキシピリミジン−3−オキ
サイド
【化46】 アルゴンを吹込みつつ、エタノール30ml中にナトリ
ウム400mgを溶解する。2−アミノ−4−イソブチ
ルアミノ−5,6−ジクロロピリミジン−3−オキサイ
ド3gを小べらで添加する。反応媒体を2時間還流し、
次いで蒸発乾固する。残留物を水10ml中にとりこ
む。1時間撹拌の後、生成する沈澱をフリットガラスに
より濾過し、水10mlで3回洗浄し、無水燐酸により
真空乾燥する。アセトニトリル10ml中で再結晶す
る。2−アミノ−4−イソブチルアミノ−5−クロロ−
6−エトキシピリミジン−3−オキサイド2.40gを
得る。 収率=77% C10H17N4 O2 Cl(分子量260.5)の元素分析 C H N O Cl 計算値 46.07 6.52 21.50 12.28 13.63 実測値 46.19 6.61 21.63 12.27 13.48 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
ウム400mgを溶解する。2−アミノ−4−イソブチ
ルアミノ−5,6−ジクロロピリミジン−3−オキサイ
ド3gを小べらで添加する。反応媒体を2時間還流し、
次いで蒸発乾固する。残留物を水10ml中にとりこ
む。1時間撹拌の後、生成する沈澱をフリットガラスに
より濾過し、水10mlで3回洗浄し、無水燐酸により
真空乾燥する。アセトニトリル10ml中で再結晶す
る。2−アミノ−4−イソブチルアミノ−5−クロロ−
6−エトキシピリミジン−3−オキサイド2.40gを
得る。 収率=77% C10H17N4 O2 Cl(分子量260.5)の元素分析 C H N O Cl 計算値 46.07 6.52 21.50 12.28 13.63 実測値 46.19 6.61 21.63 12.27 13.48 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0053】例12 2−アミノ−4−イソブチルアミノ−5−クロロ−6−
チオメチルピリミジン−3−オキサイドの製造
チオメチルピリミジン−3−オキサイドの製造
【化47】 操作方法 例11の製造方法の第3段階において製造した2−アミ
ノ−4−イソブチルアミノ−5,6−ジクロロピリミジ
ン−3−オキサイド2.5gをエタノール25ml中に
懸濁する。ナトリウムチオメチレート800mgを添加
する。反応媒体を5時間還流し、次いで蒸発乾固する。
残留物を水20ml中にとりこむ。濃塩酸の添加により
pHを1に調整する。1/2時間撹拌の後、生成する沈
澱をフリットガラスにより濾過し、次いで水10ml中
にとりこむ。濃ソーダの添加によりpHを8に調整す
る。エチルアセテート20mlにより溶液を2回抽出す
る。有機相を硫酸ナトリウムにより乾燥しかつ蒸発乾固
する。残留物を9/1のイソプロピルエーテル/アセト
ン混合物17ml中で再結晶する。2−アミノ−4−イ
ソブチルアミノ−5−クロロ−6−チオメチルピリミジ
ン−3−オキサイド1gを得る。 収率=38% C9 H15N4 OSCl(分子量262.5)の元素分析 C H N O S Cl 計算値 41.14 5.71 21.33 6.09 12.19 13.52 実測値 41.18 5.74 21.33 6.29 12.25 13.62 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
ノ−4−イソブチルアミノ−5,6−ジクロロピリミジ
ン−3−オキサイド2.5gをエタノール25ml中に
懸濁する。ナトリウムチオメチレート800mgを添加
する。反応媒体を5時間還流し、次いで蒸発乾固する。
残留物を水20ml中にとりこむ。濃塩酸の添加により
pHを1に調整する。1/2時間撹拌の後、生成する沈
澱をフリットガラスにより濾過し、次いで水10ml中
にとりこむ。濃ソーダの添加によりpHを8に調整す
る。エチルアセテート20mlにより溶液を2回抽出す
る。有機相を硫酸ナトリウムにより乾燥しかつ蒸発乾固
する。残留物を9/1のイソプロピルエーテル/アセト
ン混合物17ml中で再結晶する。2−アミノ−4−イ
ソブチルアミノ−5−クロロ−6−チオメチルピリミジ
ン−3−オキサイド1gを得る。 収率=38% C9 H15N4 OSCl(分子量262.5)の元素分析 C H N O S Cl 計算値 41.14 5.71 21.33 6.09 12.19 13.52 実測値 41.18 5.74 21.33 6.29 12.25 13.62 1 H核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析スペクトルは
所期の構造と一致する。
【0054】処方例 例 1 毛髪用ローション ・2,4−ジアミノ−5−クロロ−6−ブチルオキシピリミジン− 3−オキサイド 1.5g ・純エタノール 92.3g ・プロピレングリコール 6.2g
【0055】例 2 ローション ・2,4−ジアミノ−6−チオフェニルピリミジン−3− オキサイド 0.40g ・純エタノール 93.3g ・プロピレングリコール 6.3g
【0056】例 3 ローション ・2,4−ジアミノ−5−クロロ−6−ブチルオキシピリミジン− 3−オキサイド 0.9g ・プロピレングリコール 22.6g ・エタノール 43.9g ・水 全体を100.0gとする量
【0057】例 4 ・2,4−ジアミノ−6−チオフェニルピリミジン−3− オキサイド 0.9g ・プロピレングリコール 22.6g ・エタノール 43.9g ・水 全体を100.0gとする量 これらの組成物を1日1回の割合で有毛頭皮の禿頭病の
部分に4ケ月間適用する。
部分に4ケ月間適用する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン メニャン フランス国トレンブレ − レ − ゴネ ス,リュ アレヴイ 8 (72)発明者 レミ チュルプ フランス国ミニアク − ス − ベシュ レル(番地なし)
Claims (19)
- 【請求項1】 生理学的に許容できる媒体中に、式 【化1】 (式中、R1 およびR3 は水素原子を表わし、同じであ
るか異なるR2 およびR 4 は水素原子またはC1 〜C4
アルキル基を表わし、R5 は水素原子、C1 〜C 12アル
キル、C3 〜C12アルケニル、C3 〜C8 シクロアルキ
ル、アリール、アリールアルキル、ヒドロキシアルキル
またはアミノアルキル基であってアルキル基が炭素原子
1〜6個をもつものを表わし、Xは水素、ハロゲン原
子、C1 〜C 6 アルキル、ニトロ、ベンゾイルオキシ基
または基−NHR6 (R6 は水素原子、アシルまたはC
1 〜C6 アルキル基を表わす)であり、Zは硫黄または
酸素を表わすが、Xが水素を表わす場合またはR5 がア
リール基を表わす場合、Zは硫黄を表わし、Yは酸素ま
たはOSO3 を表わす)に相当する化合物およびその生
理学的に許容できる酸付加塩を少くとも一つ含有するこ
とを特徴とする、薄毛化を抑制しまた毛髪の増殖を誘発
しかつ刺戟するための組成物。 - 【請求項2】 式(I)において、C1 〜C6 アルキル
基をメチル、エチル、プロピル、n−ブチル、n−ペン
チル、n−ヘキシル基のうちから選択し、C 1 〜C12ア
ルキル基をメチル、エチル、プロピル、n−ブチル、n
−ペンチル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシル、オク
チル、デシル、ドデシル基のうちから選択し、C3 〜C
12アルケニル基をアリル、ブテニル、ヘキセニル、デセ
ニル、ドデセニル基のうちから選択し、アリール基をフ
ェニル、ベンジル基から選択し、ハロゲン原子を塩素、
臭素、弗素または沃素のうちから選択する、請求項1記
載の組成物。 - 【請求項3】 式(I)の化合物を、Zが硫黄を表わ
し、Xが塩素またはニトロ基を表わし、R1 、R2 、R
3 、R4 が水素を表わしかつR5 がメチル、エチル、n
−ブチル、フェニル、2−ヒドロキシエチル、2−アミ
ノエチル基を表わすもののうちから選択する、請求項1
または2に記載の組成物。 - 【請求項4】 式(I)の化合物が2,4−ジアミノ−
5−クロロ−6−n−ブチルオキシピリミジン−3−オ
キサイドまたは2,4−ジアミノ−5−ニトロ−6−n
−ブチルオキシピリミジン−3−オキサイドである、請
求項1または2に記載の組成物。 - 【請求項5】 生理学的に許容できる媒体中に、請求項
1から4のいづれか1項に記載の化合物を少くとも一つ
含有する、局所的に使用する医薬品または化粧品組成
物。 - 【請求項6】 軟膏、チンキ剤、クリーム、ポマード状
物、粉末、貼り薬、含浸ガーゼ、適用の点からみて無水
または水性であるそれぞれ溶液、エマルジョン、小胞状
分散液、ローション、ゲル、スプレーまたはサスペンジ
ョンの形をとり、請求項1から3のいづれか1項に記載
するごとき化合物を少くとも一つ含有する、請求項5記
載の組成物。 - 【請求項7】 式(I)の化合物は組成物の全重量に対
して0.1〜10重量%の範囲の濃度で存在する、請求
項6記載の組成物。 - 【請求項8】 ローション、ゲル、石けん、シャンプ
ー、エアロゾルまたはムースの形をとり、また化粧品と
して許容できる媒体中に、請求項1から3のいづれか1
項に記載の化合物を少くとも一つ0.01〜5重量%の
濃度にて含有する、化粧品として使用するための請求項
5記載の組成物。 - 【請求項9】 水和剤および脂漏防止剤をさらに含有す
る、請求項5から9のいづれか1項に記載の組成物。 - 【請求項10】 毛髪の再生および(または)薄毛化の
抑制に関する式(I)の化合物の活性をさらに改善する
薬剤も含有する、請求項5から8のいづれか1項に記載
の組成物。 - 【請求項11】 毛髪の再生および(または)薄毛化の
抑制に関する活性をさらに改善する薬剤として、ニコチ
ン酸エステル、ステロイド系または非ステロイド系の抗
炎症剤、レチノイド、抗バクテリア剤、カルシウム拮抗
剤、ホルモン、抗アンドロゲン剤、OH基捕捉剤を含有
する、請求項10記載の組成物。 - 【請求項12】 毛髪の再生および(または)薄毛化の
抑制に関する活性をさらに改善する薬剤として、Dia
zoxide、Spiroxazone、燐脂質、リノ
ールおよびリノレン酸、サリチル酸およびその誘導体、
ヒドロキシカルボンまたはケトカルボン酸、それらのエ
ステル、ラクトンおよびその対応する塩、アントラリ
ン、カロテノイド、5,8,11,14−エイコサテト
ラインおよび5,8,11−エイコサトリイン酸、それ
らのエステルおよびアミドを含有する、請求項10記載
の組成物。 - 【請求項13】 界面活性剤を非イオンおよび両性界面
活性剤のうちから選択する、請求項5から12のいづれ
か1項に記載の組成物。 - 【請求項14】 生理学的に許容できる媒体は、水、水
と一つ以上の有機溶媒との混合物、有機溶媒の混合物か
らなり、有機溶媒は薬品または化粧品として許容でき
る、請求項5から13のいづれか1項に記載の組成物。 - 【請求項15】 溶媒をC1 〜C4 低級アルコール、ア
ルキレングリコールならびにモノ−およびジアルキレン
グリコールのアルキルエーテルのうちから選択する、請
求項14記載の組成物。 - 【請求項16】 生理学的に許容できる媒体は、増粘剤
および(または)ゲル化剤によって増粘され、また保存
剤、安定化剤、pH調整剤、浸透圧変更剤、乳化剤、A
−紫外線およびB−紫外線濾光剤、酸化防止剤を含有す
る、請求項5から15のいづれか1項に記載の組成物。 - 【請求項17】 【化2】 (式中、R1 およびR3 は水素原子を表わし、同じであ
るか異なるR2 およびR 4 は水素原子またはC1 〜C4
アルキル基を表わし、R5 は水素原子、C1 〜C 12アル
キル、C3 〜C12アルケニル、C3 〜C8 シクロアルキ
ル、アリール、アリールアルキル、ヒドロキシアルキル
またはアミノアルキル基であってアルキル基が炭素原子
1〜6個をもつものを表わし、Xは水素、ハロゲン原
子、C1 〜C 6 アルキル、ニトロ、ベンゾイルオキシ基
または基−NHR6 (R6 は水素原子、アシルまたはC
1 〜C6 アルキル基を表わす)であり、Zは硫黄または
酸素を表わすが、Xが水素を表わす場合またはR5 がア
リール基を表わす場合、Zは硫黄を表わし、Yは酸素ま
たはOSO3 を表わす)に相当する化合物およびその生
理学的に許容できる酸付加塩、但し、2,4−ジアミノ
−6−ヒドロキシ−5−ブロモピリミジン−3−オキサ
イドおよび2,4−ジアミノ−6−チオフェニルピリミ
ジン−3−オキサイドおよびこれらの酸付加塩を除く。 - 【請求項18】 医療用物質として使用するための請求
項17記載の化合物。 - 【請求項19】 禿頭病、円形脱毛症、薄毛化、落屑皮
膚炎の治療のための医薬品を製造するために請求項1記
載の式(I)の化合物を使用すること。
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