JPH05193668A - 断熱性ラミネートフィルム - Google Patents
断熱性ラミネートフィルムInfo
- Publication number
- JPH05193668A JPH05193668A JP354492A JP354492A JPH05193668A JP H05193668 A JPH05193668 A JP H05193668A JP 354492 A JP354492 A JP 354492A JP 354492 A JP354492 A JP 354492A JP H05193668 A JPH05193668 A JP H05193668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- far infrared
- layer
- heat insulating
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
- Wrappers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は冷蔵庫等の断熱材に使われる断熱性
ラミネートフィルムに関するものであり、ガスバリア性
の低下を招くことなく、輻射熱吸収度の低い断熱性ラミ
ネートフィルムを実現することを目的とするものであ
る。 【構成】 保護層8と遠赤外線反射層5とガスバリア層
9と熱融着層6とから構成されており、保護層8に遠赤
外線透過物質を用いることと、遠赤外線反射層5の保護
層8面側を表面光沢率70%以上にすることにより輻射
熱吸収度を低くし、ガスバリア層9を設けることにより
真空断熱材などに使用したときの経時劣化を防ぐことが
できる。
ラミネートフィルムに関するものであり、ガスバリア性
の低下を招くことなく、輻射熱吸収度の低い断熱性ラミ
ネートフィルムを実現することを目的とするものであ
る。 【構成】 保護層8と遠赤外線反射層5とガスバリア層
9と熱融着層6とから構成されており、保護層8に遠赤
外線透過物質を用いることと、遠赤外線反射層5の保護
層8面側を表面光沢率70%以上にすることにより輻射
熱吸収度を低くし、ガスバリア層9を設けることにより
真空断熱材などに使用したときの経時劣化を防ぐことが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫や家屋の外装等
に用いられる断熱性ラミネートフィルムに関するもので
ある。
に用いられる断熱性ラミネートフィルムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギー化の一環として、断
熱材の高性能化が図られている。その一例として冷蔵庫
に用いられている断熱材のうち内部を減圧した断熱材
(真空断熱材と呼ばれる)がある。この断熱材の断面図
を図4に示す。1は断熱材ラミネートフィルム、2は例
えば連続気泡を持つ硬質ウレタンフォームからなる発泡
体、3は水分・炭酸ガス等を吸着する吸着材で、例えば
ゼオライトのような吸着材を通気性のある包装材に充填
したものが用いられている。
熱材の高性能化が図られている。その一例として冷蔵庫
に用いられている断熱材のうち内部を減圧した断熱材
(真空断熱材と呼ばれる)がある。この断熱材の断面図
を図4に示す。1は断熱材ラミネートフィルム、2は例
えば連続気泡を持つ硬質ウレタンフォームからなる発泡
体、3は水分・炭酸ガス等を吸着する吸着材で、例えば
ゼオライトのような吸着材を通気性のある包装材に充填
したものが用いられている。
【0003】このうち、断熱性ラミネートフィルム1に
要求される特性として、空気・水分等の透過が小さく、
熱伝達率が小さいことがあげられる。そのため、従来は
図5のような構造の断熱性ラミネートフィルムを用いて
いた。この従来の断熱性ラミネートフィルムは、アルミ
ニウム膜5を蒸着したポリエステル(以下、PETと略
す)フィルム4からなるガスバリア層に、例えば高密度
ポリエチレンからなる熱融着層6を接着剤7を用いて貼
り合わせたものであり、このガスバリア層で気体の断熱
材内部への透過を防止することにより、断熱性の劣化を
防止するものであった。しかも、アルミニウム膜5の膜
厚が約0.5μmと薄いため、アルミニウム膜5を伝わ
ってのヒートリークも小さく高い断熱性能を有してい
た。
要求される特性として、空気・水分等の透過が小さく、
熱伝達率が小さいことがあげられる。そのため、従来は
図5のような構造の断熱性ラミネートフィルムを用いて
いた。この従来の断熱性ラミネートフィルムは、アルミ
ニウム膜5を蒸着したポリエステル(以下、PETと略
す)フィルム4からなるガスバリア層に、例えば高密度
ポリエチレンからなる熱融着層6を接着剤7を用いて貼
り合わせたものであり、このガスバリア層で気体の断熱
材内部への透過を防止することにより、断熱性の劣化を
防止するものであった。しかも、アルミニウム膜5の膜
厚が約0.5μmと薄いため、アルミニウム膜5を伝わ
ってのヒートリークも小さく高い断熱性能を有してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の断熱
性ラミネートフィルムでは、アルミニウム膜5を蒸着し
たPETフィルム4のPET面の遠赤外線の反射特性を
測定すると、波長2〜30μmにおける反射率が約10
%と極めて低い。これは、アルミニウム膜5の表面粗度
が大きいため、遠赤外線がアルミニウム膜5の表面で乱
反射することに起因する。したがって、従来の断熱シー
トに遠赤外線があたった場合、遠赤外線がアルミニウム
膜5の表面で乱反射している間に、PETフィルム4の
温度が遠赤外線のエネルギーによって上昇し、その熱が
アルミニウム膜5を伝わってヒートリークし、断熱性を
損なうものであった。
性ラミネートフィルムでは、アルミニウム膜5を蒸着し
たPETフィルム4のPET面の遠赤外線の反射特性を
測定すると、波長2〜30μmにおける反射率が約10
%と極めて低い。これは、アルミニウム膜5の表面粗度
が大きいため、遠赤外線がアルミニウム膜5の表面で乱
反射することに起因する。したがって、従来の断熱シー
トに遠赤外線があたった場合、遠赤外線がアルミニウム
膜5の表面で乱反射している間に、PETフィルム4の
温度が遠赤外線のエネルギーによって上昇し、その熱が
アルミニウム膜5を伝わってヒートリークし、断熱性を
損なうものであった。
【0005】そこで、アルミニウム膜5を蒸着膜を用い
るのではなく、図6のようにPETフィルム4に接着剤
7を用いてアルミニウム箔8を接着させる方法を試み
た。ここで、アルミニウム箔はPETフィルム4に接触
する面を研磨によって表面光沢率が70%以上の光沢面
としたものを用いた。しかし、この断熱性ラミネートフ
ィルムのPET面の遠赤外線の反射特性を測定すると、
波長6〜10μmの領域を中心として、数ヵ所の波長領
域において反射率が10%以下と極めて低い値を示し
た。これは、PETフィルムが遠赤外線を吸収してしま
ったものと考えられる。すなわち、この断熱性ラミネー
トフィルムにおいては、PETフィルムによる遠赤外線
の吸収のために、アルミニウム箔8の表面光沢率を上げ
た効果が充分に発揮されなかった。
るのではなく、図6のようにPETフィルム4に接着剤
7を用いてアルミニウム箔8を接着させる方法を試み
た。ここで、アルミニウム箔はPETフィルム4に接触
する面を研磨によって表面光沢率が70%以上の光沢面
としたものを用いた。しかし、この断熱性ラミネートフ
ィルムのPET面の遠赤外線の反射特性を測定すると、
波長6〜10μmの領域を中心として、数ヵ所の波長領
域において反射率が10%以下と極めて低い値を示し
た。これは、PETフィルムが遠赤外線を吸収してしま
ったものと考えられる。すなわち、この断熱性ラミネー
トフィルムにおいては、PETフィルムによる遠赤外線
の吸収のために、アルミニウム箔8の表面光沢率を上げ
た効果が充分に発揮されなかった。
【0006】そこで本発明は、保護層として用いるプラ
スチックフィルムによる遠赤外線の吸収をできるだけ小
さくし、遠赤外線による輻射熱吸収度を最少限に抑える
と同時にガスバリア性も保持することを目的とする。
スチックフィルムによる遠赤外線の吸収をできるだけ小
さくし、遠赤外線による輻射熱吸収度を最少限に抑える
と同時にガスバリア性も保持することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱性ラミネー
トフィルムは、上記目的を達成するために保護層として
遠赤外線透過物質を用い、遠赤外線反射層として金属箔
を用い、熱融着層と前記保護層と前記遠赤外線反射層と
を接着剤にて接着したものである。さらに本発明は、前
記3層にガスバリア層も一体化させたものである。
トフィルムは、上記目的を達成するために保護層として
遠赤外線透過物質を用い、遠赤外線反射層として金属箔
を用い、熱融着層と前記保護層と前記遠赤外線反射層と
を接着剤にて接着したものである。さらに本発明は、前
記3層にガスバリア層も一体化させたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成により、保護層に遠赤外
線透過物質を用い、遠赤外線反射層に金属箔を用いてい
るので、高い遠赤外線反射率を得られる。そのうえ、遠
赤外線透過物質としてメチルペンテンポリマーフィルム
を用いれば、防湿性などにも優れる。また、金属箔とし
てアルミニウム箔を用い、特に表面光沢率が70%以上
で、適度な厚みのアルミニウム箔であれば、高い遠赤外
線反射率を得られる。また、ガスバリア層を設けること
により真空断熱材に使用したとき、気体の透過を防ぐこ
とができ、特にPETフィルムを用いると有効に作用す
るものである。
線透過物質を用い、遠赤外線反射層に金属箔を用いてい
るので、高い遠赤外線反射率を得られる。そのうえ、遠
赤外線透過物質としてメチルペンテンポリマーフィルム
を用いれば、防湿性などにも優れる。また、金属箔とし
てアルミニウム箔を用い、特に表面光沢率が70%以上
で、適度な厚みのアルミニウム箔であれば、高い遠赤外
線反射率を得られる。また、ガスバリア層を設けること
により真空断熱材に使用したとき、気体の透過を防ぐこ
とができ、特にPETフィルムを用いると有効に作用す
るものである。
【0009】
【実施例】まず、本発明の一実施例を図1の断熱性ラミ
ネートフィルムの断面図を用いて説明する。保護層9に
遠赤外線反射層10を接着剤11で接着させる。この接
着剤11は遠赤外線透過効効果を損なわないような接着
剤が望ましい。本実施例では、ウレタン系の接着剤を用
いた。ここでは保護層9として25μmのメチルペンテ
ンポリマーフィルムを用いた。フィルム厚が12μm以
上であれば充分に保護層の効果を得ることができるが、
防湿性とコスト面を考慮するとフィルム厚が25μm程
度が望ましい。次に、高密度ポリエチレンからなる熱融
着層12を接着剤11を用いて遠赤外線反射層10に接
着させる。この接着剤11には保護層9と遠赤外線反射
層10を接着させた接着剤11と同じウレタン系のもの
を用いた。熱融着層12の厚みは30μm以上が望まし
く、それ以下ではヒートシール性に支障を来す場合が生
じる。
ネートフィルムの断面図を用いて説明する。保護層9に
遠赤外線反射層10を接着剤11で接着させる。この接
着剤11は遠赤外線透過効効果を損なわないような接着
剤が望ましい。本実施例では、ウレタン系の接着剤を用
いた。ここでは保護層9として25μmのメチルペンテ
ンポリマーフィルムを用いた。フィルム厚が12μm以
上であれば充分に保護層の効果を得ることができるが、
防湿性とコスト面を考慮するとフィルム厚が25μm程
度が望ましい。次に、高密度ポリエチレンからなる熱融
着層12を接着剤11を用いて遠赤外線反射層10に接
着させる。この接着剤11には保護層9と遠赤外線反射
層10を接着させた接着剤11と同じウレタン系のもの
を用いた。熱融着層12の厚みは30μm以上が望まし
く、それ以下ではヒートシール性に支障を来す場合が生
じる。
【0010】また、図2ではガスバリア層13を設けて
ガスバリア性を一層高めた実施例をあげた。遠赤外線反
射層10と熱融着層12の間にガスバリア層13を設け
ただけでその他は図1となんら変わらない。このガスバ
リア層13によって図4のような真空断熱材に用いた場
合の断熱効果の経時変化をより一層減少させることがで
きる。
ガスバリア性を一層高めた実施例をあげた。遠赤外線反
射層10と熱融着層12の間にガスバリア層13を設け
ただけでその他は図1となんら変わらない。このガスバ
リア層13によって図4のような真空断熱材に用いた場
合の断熱効果の経時変化をより一層減少させることがで
きる。
【0011】次に本発明の一実施例の保護層9に用いる
プラスチックフィルムについて説明する。図3中のa〜
cは、それぞれPETフィルム,高密度ポリエチレンフ
ィルム,メチルペンテンポリマーフィルムに、表面光沢
率が一定のアルミニウム箔を接着剤にて貼り合わせたラ
ミネートフィルムの、保護層からみた遠赤外線反射特性
を示すものである。図3のaに示されるPETフィルム
は特に波長6〜10μmの領域にて低い遠赤外線反射率
を示している。この原因として、PETの構造の複雑さ
があげられる。そこで構造が単純な高密度ポリエチレン
フィルムの遠赤外線反射特性を測定したところ、図3の
bのように大変良好な遠赤外線反射特性を示した。しか
しながら、高密度ポリエチレンフィルムは後述のごとく
熱融着層12に用いられており、高密度ポリエチレンフ
ィルムを保護層として用いようとするとラミネートフィ
ルム融着時の加熱に耐えることができなくなってしま
う。そこで、ポリオレフィン系のプラスチックフィルム
のうちPET(融点260℃)に近い耐熱性を持つもの
として、メチルペンテンポリマー(融点240℃)があ
げられる。このメチルペンテンポリマーは、図3のcの
ように高密度ポリエチレンにはやや劣るものの、PET
に比べ非常に優れた遠赤外線反射特性を示し、その吸収
量はPETの約1/2である。またメチルペンテンポリ
マーは、ガスバリア性ではPETにやや劣るものの、P
ETよりも優れた防湿性を発揮するので、このような断
熱性ラミネートフィルムの保護層として使用しても申し
分ない。
プラスチックフィルムについて説明する。図3中のa〜
cは、それぞれPETフィルム,高密度ポリエチレンフ
ィルム,メチルペンテンポリマーフィルムに、表面光沢
率が一定のアルミニウム箔を接着剤にて貼り合わせたラ
ミネートフィルムの、保護層からみた遠赤外線反射特性
を示すものである。図3のaに示されるPETフィルム
は特に波長6〜10μmの領域にて低い遠赤外線反射率
を示している。この原因として、PETの構造の複雑さ
があげられる。そこで構造が単純な高密度ポリエチレン
フィルムの遠赤外線反射特性を測定したところ、図3の
bのように大変良好な遠赤外線反射特性を示した。しか
しながら、高密度ポリエチレンフィルムは後述のごとく
熱融着層12に用いられており、高密度ポリエチレンフ
ィルムを保護層として用いようとするとラミネートフィ
ルム融着時の加熱に耐えることができなくなってしま
う。そこで、ポリオレフィン系のプラスチックフィルム
のうちPET(融点260℃)に近い耐熱性を持つもの
として、メチルペンテンポリマー(融点240℃)があ
げられる。このメチルペンテンポリマーは、図3のcの
ように高密度ポリエチレンにはやや劣るものの、PET
に比べ非常に優れた遠赤外線反射特性を示し、その吸収
量はPETの約1/2である。またメチルペンテンポリ
マーは、ガスバリア性ではPETにやや劣るものの、P
ETよりも優れた防湿性を発揮するので、このような断
熱性ラミネートフィルムの保護層として使用しても申し
分ない。
【0012】次に、本発明の一実施例の遠赤外線反射層
10について説明する。アルミニウムは緻密な構造を持
つため、高いガスバリア性により、真空断熱材の真空度
を長期にわたり保持させることを可能とするものであ
る。また、高い遠赤外線反射特性を示すことから、輻射
伝熱による熱伝導の防止用として従来から良く用いられ
ているものである。
10について説明する。アルミニウムは緻密な構造を持
つため、高いガスバリア性により、真空断熱材の真空度
を長期にわたり保持させることを可能とするものであ
る。また、高い遠赤外線反射特性を示すことから、輻射
伝熱による熱伝導の防止用として従来から良く用いられ
ているものである。
【0013】さて、断熱性ラミネートフィルムに用いら
れるアルミニウムには蒸着膜とアルミニウム箔の2種類
がある。このうち、アルミニウム蒸着膜は膜厚が約0.
5μmと薄いため、アルミニウム膜を伝わってのヒート
リークは小さいが、アルミニウム箔と比べるとガスバリ
ア性に劣る。したがって、ガスバリア性でPETよりも
劣るメチルペンテンポリマーを保護層9として用いる場
合は、アルミニウム箔を用いた方が真空度の保持性が良
い真空断熱材を得ることができる。アルミニウム箔は板
厚7μm〜100μmまで様々な厚みの箔が一般に生産
されている。このアルミニウム箔は、厚みが薄いほどピ
ンホールができやすく、ピンホールレスのアルミニウム
箔は厚みが15μm以上のものである。しかし、厚みが
厚くなるとアルミニウムを伝わってのヒートリークが大
きくなるため、フィルム厚は熱伝導率の大きさと真空度
の経時変化を見比べて決定する必要がある。また、フィ
ルム厚が20μmを越えるとアルミニウム箔の剛性が大
きくなり、熱融着時にラミネートフィルムがスプリング
バックし融着強度が小さくなったり、ラミネートフィル
ムにシワができて真空保持性が劣化する原因となったり
するので、アルミニウム箔の厚みは20μm以下が望ま
しい。
れるアルミニウムには蒸着膜とアルミニウム箔の2種類
がある。このうち、アルミニウム蒸着膜は膜厚が約0.
5μmと薄いため、アルミニウム膜を伝わってのヒート
リークは小さいが、アルミニウム箔と比べるとガスバリ
ア性に劣る。したがって、ガスバリア性でPETよりも
劣るメチルペンテンポリマーを保護層9として用いる場
合は、アルミニウム箔を用いた方が真空度の保持性が良
い真空断熱材を得ることができる。アルミニウム箔は板
厚7μm〜100μmまで様々な厚みの箔が一般に生産
されている。このアルミニウム箔は、厚みが薄いほどピ
ンホールができやすく、ピンホールレスのアルミニウム
箔は厚みが15μm以上のものである。しかし、厚みが
厚くなるとアルミニウムを伝わってのヒートリークが大
きくなるため、フィルム厚は熱伝導率の大きさと真空度
の経時変化を見比べて決定する必要がある。また、フィ
ルム厚が20μmを越えるとアルミニウム箔の剛性が大
きくなり、熱融着時にラミネートフィルムがスプリング
バックし融着強度が小さくなったり、ラミネートフィル
ムにシワができて真空保持性が劣化する原因となったり
するので、アルミニウム箔の厚みは20μm以下が望ま
しい。
【0014】次に、本発明の一実施例の熱融着層12に
用いるプラスチックフィルムについて説明する。これに
は熱融着性をあげるために適度に低い融点をもつこと
と、融着層側からのガスの侵入を防止するため高いガス
バリア性を持つことが必要である。この2条件を満たす
ものとしては、ポリエチレン,変性アクリルなどがあげ
られる。なお、ポリエチレンを用いる場合、ポリエチレ
ンの結晶化度が高いほど耐フロン性に優れるので、低密
度ポリエチレンより高密度ポリエチレンを用いる方が望
ましい。なお、変性アクリルを用いれば耐フロン性は申
し分ない。
用いるプラスチックフィルムについて説明する。これに
は熱融着性をあげるために適度に低い融点をもつこと
と、融着層側からのガスの侵入を防止するため高いガス
バリア性を持つことが必要である。この2条件を満たす
ものとしては、ポリエチレン,変性アクリルなどがあげ
られる。なお、ポリエチレンを用いる場合、ポリエチレ
ンの結晶化度が高いほど耐フロン性に優れるので、低密
度ポリエチレンより高密度ポリエチレンを用いる方が望
ましい。なお、変性アクリルを用いれば耐フロン性は申
し分ない。
【0015】次に、本発明の一実施例のガスバリア層1
3に用いるプラスチックフィルムについて説明する。こ
れには熱融着層のように低い融点などは必要ないのでガ
スバリア性のみを考えてPETを用いる。
3に用いるプラスチックフィルムについて説明する。こ
れには熱融着層のように低い融点などは必要ないのでガ
スバリア性のみを考えてPETを用いる。
【0016】このようにして得られた断熱性ラミネート
フィルムを用いて、図4のような真空断熱材を試作し、
熱伝導率,遠赤外線反射率の比較を行った。まず、遠赤
外線反射層10としてアルミニウム箔の遠赤外線反射光
かを最大限に発揮するため、アルミニウム箔に必要な表
面性を調べた。遠赤外線反射光かを最大限に発揮するた
め、表面光沢率が高いほど遠赤外線反射効果も高いと考
えられる。そこで、アルミニウム箔の表面光沢率と波長
3μmにおける遠赤外線反射率の関係を、無研磨品,#
220研磨品(従来例),#320研磨品と、3種類の
アルミニウム箔を用いて比較検討した。結果を表1に示
す。
フィルムを用いて、図4のような真空断熱材を試作し、
熱伝導率,遠赤外線反射率の比較を行った。まず、遠赤
外線反射層10としてアルミニウム箔の遠赤外線反射光
かを最大限に発揮するため、アルミニウム箔に必要な表
面性を調べた。遠赤外線反射光かを最大限に発揮するた
め、表面光沢率が高いほど遠赤外線反射効果も高いと考
えられる。そこで、アルミニウム箔の表面光沢率と波長
3μmにおける遠赤外線反射率の関係を、無研磨品,#
220研磨品(従来例),#320研磨品と、3種類の
アルミニウム箔を用いて比較検討した。結果を表1に示
す。
【0017】
【表1】
【0018】表1の結果より、遠赤外線反射率は表面光
沢率つまり可視光の反射率と相関関係にあることが判っ
た。したがって、遠赤外線反射層10として用いるアル
ミニウム箔としては#330研磨品、言い替えれば表面
光沢率が70%以上のものを用いるのが望ましく、70
%以上のアルミニウム箔を用いることによって、従来品
と比べ約2倍の遠赤外線反射特性を示すことがわかっ
た。
沢率つまり可視光の反射率と相関関係にあることが判っ
た。したがって、遠赤外線反射層10として用いるアル
ミニウム箔としては#330研磨品、言い替えれば表面
光沢率が70%以上のものを用いるのが望ましく、70
%以上のアルミニウム箔を用いることによって、従来品
と比べ約2倍の遠赤外線反射特性を示すことがわかっ
た。
【0019】次にアルミニウム箔の厚みと断熱性の関係
の検討を行った。これは、アルミニウム箔の厚みを7,
9,12,15,20,50,100,120μmと変
えたときのヒートシール性,熱伝導率とその経時変化
(0.1mmHg、80℃で1週間放置した後の熱伝導率
の変化)を測定した。結果を表2に示す。ここでは、熱
伝導率の単位はkcal/mh℃である。なお、アルミ
ニウム箔の表面は全て#320で研磨したものを用い
た。
の検討を行った。これは、アルミニウム箔の厚みを7,
9,12,15,20,50,100,120μmと変
えたときのヒートシール性,熱伝導率とその経時変化
(0.1mmHg、80℃で1週間放置した後の熱伝導率
の変化)を測定した。結果を表2に示す。ここでは、熱
伝導率の単位はkcal/mh℃である。なお、アルミ
ニウム箔の表面は全て#320で研磨したものを用い
た。
【0020】
【表2】
【0021】表2より、アルミニウム箔の厚みとしては
7〜20μm、好ましくは9〜15μmが適することが
わかった。
7〜20μm、好ましくは9〜15μmが適することが
わかった。
【0022】以上の実施例から明らかなように、メチル
ペンテンポリマーフィルムを保護層9として用いた断熱
性ラミネートフィルムは、従来のPETを用いた断熱性
ラミネートフィルムの2倍の遠赤外線反射特性を示し、
さらに遠赤外線反射層10として用いるアルミニウム箔
の表面光沢率を70%以上にすることによって従来の4
倍の遠赤外線反射特性を示すことがわかった。
ペンテンポリマーフィルムを保護層9として用いた断熱
性ラミネートフィルムは、従来のPETを用いた断熱性
ラミネートフィルムの2倍の遠赤外線反射特性を示し、
さらに遠赤外線反射層10として用いるアルミニウム箔
の表面光沢率を70%以上にすることによって従来の4
倍の遠赤外線反射特性を示すことがわかった。
【0023】そこで、熱さ25μmのメチルペンテンポ
リマーフィルムを保護層9とし、アルミニウム箔の表面
光沢率が70%以上で厚みが9μmのアルミニウム箔を
遠赤外線反射層10として用いた断熱性ラミネートフィ
ルムを用いた断熱材と、25μmのPETフィルムを保
護層4とし、アルミニウム箔の表面光沢率が43%で厚
みが9μmのアルミニウム箔8を用いた従来の断熱性ラ
ミネートフィルムを用いた断熱材との熱伝導率とその経
時変化を比較した。結果を表3に示す。
リマーフィルムを保護層9とし、アルミニウム箔の表面
光沢率が70%以上で厚みが9μmのアルミニウム箔を
遠赤外線反射層10として用いた断熱性ラミネートフィ
ルムを用いた断熱材と、25μmのPETフィルムを保
護層4とし、アルミニウム箔の表面光沢率が43%で厚
みが9μmのアルミニウム箔8を用いた従来の断熱性ラ
ミネートフィルムを用いた断熱材との熱伝導率とその経
時変化を比較した。結果を表3に示す。
【0024】
【表3】
【0025】表3の結果から本発明の一実施例である断
熱材は従来品の2倍近い断熱性能を有することがわかっ
た。
熱材は従来品の2倍近い断熱性能を有することがわかっ
た。
【0026】なお、本実施例においては、熱融着層12
に高密度ポリエチレンを用いたが、変性アクリルなどの
さらに結晶化度の高いプラスチックフィルムを用いれ
ば、さらに熱伝導率の経時変化を防止することができ
る。
に高密度ポリエチレンを用いたが、変性アクリルなどの
さらに結晶化度の高いプラスチックフィルムを用いれ
ば、さらに熱伝導率の経時変化を防止することができ
る。
【0027】また、本実施例においては冷蔵庫の真空断
熱材を例示したが、例えば窓ガラス張り付け用等の断熱
シールや、家屋用の断熱材の外装等にも応用が可能であ
ることは言うまでもない。
熱材を例示したが、例えば窓ガラス張り付け用等の断熱
シールや、家屋用の断熱材の外装等にも応用が可能であ
ることは言うまでもない。
【0028】表1において厚み7μmのアルミニウム箔
を遠赤外線反射層10として用いたときの熱伝導率に経
時変化を来すのは、メチルペンテンポリマーフィルムの
ガスバリア性がPETフィルムより劣ることに起因す
る。そこで、図2のように遠赤外線反射層10の下に接
着剤11にてガスバリア層13を設けることにより、遠
赤外線反射効果を低下させることなくガスバリア性を向
上させることが可能となる。
を遠赤外線反射層10として用いたときの熱伝導率に経
時変化を来すのは、メチルペンテンポリマーフィルムの
ガスバリア性がPETフィルムより劣ることに起因す
る。そこで、図2のように遠赤外線反射層10の下に接
着剤11にてガスバリア層13を設けることにより、遠
赤外線反射効果を低下させることなくガスバリア性を向
上させることが可能となる。
【0029】そこで、厚さ7μmのアルミニウム箔を遠
赤外線反射層10として用いた断熱性ラミネートフィル
ムに関して、ガスバリア層13として耐熱性,ガスバリ
ア性に優れたPETフィルムを用いた断熱材と、ガスバ
リア層13を用いない断熱材の熱伝導率の経時変化を比
較した結果を表4に示す。なお、PETは厚さ16μm
のものを用いたが形状,機能を損なわなければ特に限定
するものではない。
赤外線反射層10として用いた断熱性ラミネートフィル
ムに関して、ガスバリア層13として耐熱性,ガスバリ
ア性に優れたPETフィルムを用いた断熱材と、ガスバ
リア層13を用いない断熱材の熱伝導率の経時変化を比
較した結果を表4に示す。なお、PETは厚さ16μm
のものを用いたが形状,機能を損なわなければ特に限定
するものではない。
【0030】
【表4】
【0031】表4の結果から、ガスバリア層13を設け
ることにより厚さ7μmのアルミニウム箔を用いても、
熱伝導率に経時変化を来さない断熱性ラミネートフィル
ムの提供が可能となり、断熱材の断熱性能を一層向上さ
せることができる。
ることにより厚さ7μmのアルミニウム箔を用いても、
熱伝導率に経時変化を来さない断熱性ラミネートフィル
ムの提供が可能となり、断熱材の断熱性能を一層向上さ
せることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、保護層として遠赤外線透
過物質を用いることにより、断熱性ラミネートフィルム
表面より入射する遠赤外線は、その大部分が保護層を透
過して遠赤外線反射層表面に到達し、アルミニウム箔表
面で反射した後、再び保護層を透過してフィルム面より
外部に放射されるため、遠赤外線反射特性が向上する。
したがって輻射伝熱や遠赤外線の吸収による断熱性の劣
化を防止することが可能となる。また、遠赤外線反射層
として表面光沢率の高いアルミニウム箔を用いれば、ア
ルミニウム箔表面での高い遠赤外線反射率を得ることが
できるため、結局遠赤外線波長帯ほぼ全域にわたって高
い遠赤外線反射率を得ることが可能となり、より一層断
熱性が向上する。
過物質を用いることにより、断熱性ラミネートフィルム
表面より入射する遠赤外線は、その大部分が保護層を透
過して遠赤外線反射層表面に到達し、アルミニウム箔表
面で反射した後、再び保護層を透過してフィルム面より
外部に放射されるため、遠赤外線反射特性が向上する。
したがって輻射伝熱や遠赤外線の吸収による断熱性の劣
化を防止することが可能となる。また、遠赤外線反射層
として表面光沢率の高いアルミニウム箔を用いれば、ア
ルミニウム箔表面での高い遠赤外線反射率を得ることが
できるため、結局遠赤外線波長帯ほぼ全域にわたって高
い遠赤外線反射率を得ることが可能となり、より一層断
熱性が向上する。
【0033】また、アルミニウム箔の熱融着層側にガス
バリア層を設けることにより、断熱性ラミネートフィル
ムの遠赤外線反射効果を低下させることなくガスバリア
性を向上させることが可能となり、断熱性保持力の高い
真空断熱材の提供が可能となる。
バリア層を設けることにより、断熱性ラミネートフィル
ムの遠赤外線反射効果を低下させることなくガスバリア
性を向上させることが可能となり、断熱性保持力の高い
真空断熱材の提供が可能となる。
【図1】本発明の実施例による断熱性ラミネートフィル
ムの断面図
ムの断面図
【図2】本発明の他の実施例による断熱性ラミネートフ
ィルムの断面図
ィルムの断面図
【図3】表面光沢率が一定のアルミニウム箔を接着剤に
て貼り合わせたラミネートフィルムの保護層面からみた
遠赤外線反射特性を示す図 (a)PETフィルム (b)高密度ポリエチレンフィルム (c)メチルペンテンポリマーフィルム
て貼り合わせたラミネートフィルムの保護層面からみた
遠赤外線反射特性を示す図 (a)PETフィルム (b)高密度ポリエチレンフィルム (c)メチルペンテンポリマーフィルム
【図4】一般的な真空断熱材の断面図
【図5】従来のアルミニウム蒸着PETを用いた断熱性
ラミネートフィルムの断面図
ラミネートフィルムの断面図
【図6】従来のアルミニウム箔を用いた断熱性ラミネー
トフィルムの断面図
トフィルムの断面図
9 保護層 10 遠赤外線反射層 11 接着剤 12 熱融着層 13 ガスバリア層
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくともプラスチックフィルムからな
る保護層と、金属箔からなる遠赤外線反射層と、プラス
チックフィルムからなる熱融着層と、前記3層を互いに
接着させる接着剤層からなり、前記保護層として遠赤外
線透過物質を用いることを特徴とする断熱性ラミネート
フィルム。 - 【請求項2】 遠赤外線透過物質はメチルペンテンポリ
マーフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の
断熱性ラミネートフィルム。 - 【請求項3】 金属箔は表面光沢率が70%以上のアル
ミニウム箔であることを特徴とする請求項1に記載の断
熱性ラミネートフィルム。 - 【請求項4】 アルミニウム箔は厚みが15μm以上2
0μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の断
熱性ラミネートフィルム。 - 【請求項5】 少なくとも遠赤外線透過性プラスチック
フィルムからなる保護層と、金属箔からなる遠赤外線反
射層と、プラスチックフィルムからなる熱融着層と、前
記遠赤外線反射層と前記熱融着層の間に配されるプラス
チックフィルムからなるガスバリア層及び前記4層を相
互に接着させる接着剤層からなることを特徴とした断熱
性ラミネートフィルム。 - 【請求項6】 ガスバリア層はポリエステルフィルムか
らなることを特徴とする請求項5記載の断熱性ラミネー
トフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP354492A JPH05193668A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 断熱性ラミネートフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP354492A JPH05193668A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 断熱性ラミネートフィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193668A true JPH05193668A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=11560364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP354492A Pending JPH05193668A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 断熱性ラミネートフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05193668A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6878649B2 (en) | 2001-10-26 | 2005-04-12 | Nissan Motor Co., Ltd. | Low-emission skin material |
WO2005068180A1 (ja) * | 2004-01-20 | 2005-07-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 輻射熱伝導抑制フィルムおよびそれを用いた断熱部材 |
JP2005247389A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Toyo Aluminium Kk | 包装体 |
JP2006035433A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 輻射熱伝導抑制フィルムおよび断熱部材 |
JP2009267026A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Taiyo Yuden Co Ltd | 電気化学デバイス |
CN103144349A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-06-12 | 深圳市金之彩科技有限公司 | 免屏蔽免干扰rfid金属层包装盒及其制备方法、所用纸张 |
JP2016178937A (ja) * | 2011-09-06 | 2016-10-13 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish American Tobacco (Investments) Limited | 喫煙材を加熱するための断熱された装置 |
WO2021112144A1 (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | Agc株式会社 | 車両用ガラス及びカメラユニット |
CN114106722A (zh) * | 2020-09-01 | 2022-03-01 | 东莞市慧捷复合材料有限公司 | 一种超薄型隔热保温毡 |
US11659863B2 (en) | 2015-08-31 | 2023-05-30 | Nicoventures Trading Limited | Article for use with apparatus for heating smokable material |
US11672279B2 (en) | 2011-09-06 | 2023-06-13 | Nicoventures Trading Limited | Heating smokeable material |
US11924930B2 (en) | 2015-08-31 | 2024-03-05 | Nicoventures Trading Limited | Article for use with apparatus for heating smokable material |
US12016393B2 (en) | 2015-10-30 | 2024-06-25 | Nicoventures Trading Limited | Apparatus for heating smokable material |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP354492A patent/JPH05193668A/ja active Pending
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6878649B2 (en) | 2001-10-26 | 2005-04-12 | Nissan Motor Co., Ltd. | Low-emission skin material |
WO2005068180A1 (ja) * | 2004-01-20 | 2005-07-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 輻射熱伝導抑制フィルムおよびそれを用いた断熱部材 |
US7862876B2 (en) | 2004-01-20 | 2011-01-04 | Panasonic Corporation | Film for suppressing conduction of radiation heat and heat insulating material using the same |
JP2005247389A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Toyo Aluminium Kk | 包装体 |
JP2006035433A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 輻射熱伝導抑制フィルムおよび断熱部材 |
JP4548028B2 (ja) * | 2004-07-22 | 2010-09-22 | パナソニック株式会社 | 真空断熱材 |
JP2009267026A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Taiyo Yuden Co Ltd | 電気化学デバイス |
JP2020184998A (ja) * | 2011-09-06 | 2020-11-19 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish American Tobacco (Investments) Limited | 喫煙材を加熱するための断熱された装置 |
JP2018166513A (ja) * | 2011-09-06 | 2018-11-01 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish American Tobacco (Investments) Limited | 喫煙材を加熱するための断熱された装置 |
JP2016178937A (ja) * | 2011-09-06 | 2016-10-13 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish American Tobacco (Investments) Limited | 喫煙材を加熱するための断熱された装置 |
US12041968B2 (en) | 2011-09-06 | 2024-07-23 | Nicoventures Trading Limited | Heating smokeable material |
US11672279B2 (en) | 2011-09-06 | 2023-06-13 | Nicoventures Trading Limited | Heating smokeable material |
CN103144349A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-06-12 | 深圳市金之彩科技有限公司 | 免屏蔽免干扰rfid金属层包装盒及其制备方法、所用纸张 |
US11924930B2 (en) | 2015-08-31 | 2024-03-05 | Nicoventures Trading Limited | Article for use with apparatus for heating smokable material |
US11659863B2 (en) | 2015-08-31 | 2023-05-30 | Nicoventures Trading Limited | Article for use with apparatus for heating smokable material |
US12016393B2 (en) | 2015-10-30 | 2024-06-25 | Nicoventures Trading Limited | Apparatus for heating smokable material |
WO2021112144A1 (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | Agc株式会社 | 車両用ガラス及びカメラユニット |
CN114787096B (zh) * | 2019-12-06 | 2024-03-22 | Agc株式会社 | 车辆用玻璃和摄像头单元 |
CN114787096A (zh) * | 2019-12-06 | 2022-07-22 | Agc株式会社 | 车辆用玻璃和摄像头单元 |
US12194927B2 (en) | 2019-12-06 | 2025-01-14 | AGC Inc. | Glass for vehicles and camera unit |
CN114106722A (zh) * | 2020-09-01 | 2022-03-01 | 东莞市慧捷复合材料有限公司 | 一种超薄型隔热保温毡 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05193668A (ja) | 断熱性ラミネートフィルム | |
EP1640148B1 (en) | Film for suppressing conduction of radiant heat and heat insulating material using the same | |
CN101046271B (zh) | 真空隔热材料、使用其的热水供给设备及电动式热水设备 | |
CN103782206B (zh) | 红外线反射薄膜 | |
US4247599A (en) | Composite sheet material having low emittance characteristics | |
CN112351884A (zh) | 辐射冷却装置和辐射冷却方法 | |
EP1626133B1 (fr) | Isolation multicouche | |
RU2169514C2 (ru) | Устройство подошвы обуви | |
JP2005163989A (ja) | 真空断熱材とその使用方法 | |
US20050022297A1 (en) | Solar heat reflective pool covering | |
JP2001065784A (ja) | 気泡シート断熱材 | |
JP2004099060A (ja) | 真空断熱材用包装袋の製造方法及びその包装袋を用いた真空断熱材 | |
JPH0341198Y2 (ja) | ||
JP2003056090A (ja) | 複合断熱材 | |
JPH10156984A (ja) | 断熱シート | |
JP4470564B2 (ja) | 断熱性包装フィルムの製造方法 | |
JPS636504A (ja) | 熱制御フイルム | |
US20100006089A1 (en) | Film element | |
JP2000028078A (ja) | 輻射熱反射板 | |
JP2017149475A (ja) | 真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き機器 | |
JPH0814484A (ja) | 断熱構造体 | |
JP2021143795A (ja) | 放射冷却式ボックス | |
EP0324702B1 (fr) | Matériau isolant et emballage protecteur isothermique réalisé à partir d'un tel matériau | |
JPH09166275A (ja) | 断熱壁面に対する真空断熱パネルの取付け構造及び真空断熱パネル | |
JPH09314728A (ja) | ガスバリア性積層フィルム袋 |