JPH05187458A - 湿式多板クラッチ装置 - Google Patents
湿式多板クラッチ装置Info
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- JPH05187458A JPH05187458A JP4001898A JP189892A JPH05187458A JP H05187458 A JPH05187458 A JP H05187458A JP 4001898 A JP4001898 A JP 4001898A JP 189892 A JP189892 A JP 189892A JP H05187458 A JPH05187458 A JP H05187458A
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- plates
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 abstract description 4
- 238000003466 welding Methods 0.000 abstract 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
- F16D13/69—Arrangements for spreading lamellae in the released state
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/12—Details not specific to one of the before-mentioned types
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
- F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 非締結時のドラグトルクの増加を防止する。
【構成】 環状のドライブプレートとドリブンプレート
とを交互に配列したプレート群と、供給される作動油圧
に応じてプレートの配列方向にプレートを押圧するピス
トンと、ドリブンプレートの各プレート間に介在してプ
レート間の間隔を広げるように付勢するウエーブスプリ
ングとを備える湿式多板クラッチ装置に使用されるウエ
ーブリングにおいて、ウエーブリング10は一本の線材
21を曲げて環状に成形され溶接部22により接合され
切れ目のない環に形成されている。ウエーブスプリング
10は環の軸方向に同数の山23と谷24とが交互に並
び高低差Hが設けられ、また軸対称となっている。
とを交互に配列したプレート群と、供給される作動油圧
に応じてプレートの配列方向にプレートを押圧するピス
トンと、ドリブンプレートの各プレート間に介在してプ
レート間の間隔を広げるように付勢するウエーブスプリ
ングとを備える湿式多板クラッチ装置に使用されるウエ
ーブリングにおいて、ウエーブリング10は一本の線材
21を曲げて環状に成形され溶接部22により接合され
切れ目のない環に形成されている。ウエーブスプリング
10は環の軸方向に同数の山23と谷24とが交互に並
び高低差Hが設けられ、また軸対称となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の自動変速機など
に用いられる湿式多板クラッチ装置に関し、特にドラグ
トルクの発生を抑制した湿式多板クラッチ装置に関す
る。
に用いられる湿式多板クラッチ装置に関し、特にドラグ
トルクの発生を抑制した湿式多板クラッチ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】湿式多板クラッチ装置の非締結時に発生
するドラグトルクは、伝達効率を低下させるのでできる
だけ小さくすることが好ましい。このため従来からドラ
グトルクを抑制した湿式多板クラッチ装置が提案されて
いる。
するドラグトルクは、伝達効率を低下させるのでできる
だけ小さくすることが好ましい。このため従来からドラ
グトルクを抑制した湿式多板クラッチ装置が提案されて
いる。
【0003】このような従来の湿式多板クラッチ装置と
しては、例えば、鉄板を打抜いて作ったウエーブスプリ
ングをドリブンプレートの各プレート間に介在させ、ウ
エーブスプリングのばね力により非締結時のドリブンプ
レートの間隔を広げドラグトルクの発生を押えようとす
るものがある(例えば、特開昭49−14851号公報
参照)。
しては、例えば、鉄板を打抜いて作ったウエーブスプリ
ングをドリブンプレートの各プレート間に介在させ、ウ
エーブスプリングのばね力により非締結時のドリブンプ
レートの間隔を広げドラグトルクの発生を押えようとす
るものがある(例えば、特開昭49−14851号公報
参照)。
【0004】また、線材を曲げて製作したウエーブスプ
リングを使用した湿式多板クラッチ装置を、本願出願人
は先に特願平2−319467号として提案している。
リングを使用した湿式多板クラッチ装置を、本願出願人
は先に特願平2−319467号として提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鉄板を
打抜いて製作したウエーブスプリングを使用した従来の
湿式多板クラッチ装置は、鉄板を打抜いて作るため歩留
が悪い。また、打抜き加工のため硬い材料が使えず、ば
ね定数を高くできない。更に、打抜き加工のためウエー
ブスプリングの幅を小さくすることができないので、ス
ペース上不利である等の問題点があった。
打抜いて製作したウエーブスプリングを使用した従来の
湿式多板クラッチ装置は、鉄板を打抜いて作るため歩留
が悪い。また、打抜き加工のため硬い材料が使えず、ば
ね定数を高くできない。更に、打抜き加工のためウエー
ブスプリングの幅を小さくすることができないので、ス
ペース上不利である等の問題点があった。
【0006】また本願出願人が先に提案した、線材を曲
げて製作したウエーブスプリングを使用した湿式多板ク
ラッチ装置は、上記鉄板を打抜いたウエーブスプリング
を使用した湿式多板クラッチ装置の問題点を改善するこ
とはできるが、線材を曲げてウエーブスプリングを製作
しているので切れ目(開口部)が存在し、軸対称になら
ず、また、ウエーブの山と谷との高低差を全て同じ大き
さとしていたので、開口部付近のばね定数は開口部から
離れたところのばね定数より小さくなっている。
げて製作したウエーブスプリングを使用した湿式多板ク
ラッチ装置は、上記鉄板を打抜いたウエーブスプリング
を使用した湿式多板クラッチ装置の問題点を改善するこ
とはできるが、線材を曲げてウエーブスプリングを製作
しているので切れ目(開口部)が存在し、軸対称になら
ず、また、ウエーブの山と谷との高低差を全て同じ大き
さとしていたので、開口部付近のばね定数は開口部から
離れたところのばね定数より小さくなっている。
【0007】このため、ドリブンプレートに掛かるばね
力が軸対称とならず部分的に不均一となるので、ドリブ
ンプレートが軸に対して傾いてしまう。その結果、ドリ
ブンプレートとドライブプレートとの間の距離に不均一
を生じ、ドラグトルクの増加により伝達効率が低下する
という問題点があった。
力が軸対称とならず部分的に不均一となるので、ドリブ
ンプレートが軸に対して傾いてしまう。その結果、ドリ
ブンプレートとドライブプレートとの間の距離に不均一
を生じ、ドラグトルクの増加により伝達効率が低下する
という問題点があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、非締結時のドラグトルクの増
加を防止した湿式多板クラッチ装置を提供することを目
的としている。
してなされたものであり、非締結時のドラグトルクの増
加を防止した湿式多板クラッチ装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、環状
のドライブプレートとドリブンプレートとを交互に配列
したプレート群と、供給される作動油圧に応じてプレー
ト群の配列方向に移動可能でドライブプレートとドリブ
ンプレートとを押圧するピストンと、ドリブンプレート
の各プレート間に介在し該プレート間の間隔を所定間隔
に広げるように付勢する線材により形成したウエーブス
プリングとを備える湿式多板クラッチ装置において、ウ
エーブスプリングを切れ目のない軸対称形状に形成し
た。
のドライブプレートとドリブンプレートとを交互に配列
したプレート群と、供給される作動油圧に応じてプレー
ト群の配列方向に移動可能でドライブプレートとドリブ
ンプレートとを押圧するピストンと、ドリブンプレート
の各プレート間に介在し該プレート間の間隔を所定間隔
に広げるように付勢する線材により形成したウエーブス
プリングとを備える湿式多板クラッチ装置において、ウ
エーブスプリングを切れ目のない軸対称形状に形成し
た。
【0010】また、ウエーブスプリングは切れ目を有す
る環状に成形され、切れ目付近の山と谷との高低差を切
れ目から離れた部分の山と谷との高低差よりも大きくな
るように形成した。
る環状に成形され、切れ目付近の山と谷との高低差を切
れ目から離れた部分の山と谷との高低差よりも大きくな
るように形成した。
【0011】
【作用】ピストンに高圧の作動油を作用すると、ピスト
ンがドリブンプレートを押し、これに伴って、ドリブン
プレートの各プレート間隔が狭くなり、遂にはドライブ
プレートと接触して押圧し摩擦係合する。
ンがドリブンプレートを押し、これに伴って、ドリブン
プレートの各プレート間隔が狭くなり、遂にはドライブ
プレートと接触して押圧し摩擦係合する。
【0012】一方、作動油をドレーンするとプレート群
に対する押圧力が減少して、ドリブンプレートの各プレ
ート間隔はウエーブスプリングの付勢力によって広げら
れる。
に対する押圧力が減少して、ドリブンプレートの各プレ
ート間隔はウエーブスプリングの付勢力によって広げら
れる。
【0013】この際、ウエーブスプリングの付勢力は全
周に渡って均一となっているので、ドリブンプレートは
軸に対し傾くことなく移動する。従ってドラグトルクの
増加は防止される。
周に渡って均一となっているので、ドリブンプレートは
軸に対し傾くことなく移動する。従ってドラグトルクの
増加は防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図2は本発明の一実施例を示す図である。
1〜図2は本発明の一実施例を示す図である。
【0015】まず構成を説明する。図1において、1は
回転ドラム、2はハブ、3はシャフトであり、これらは
同一の回転軸4回りに回転可能に構成されている。5は
回転ドラム1のスプライン6に外周部を嵌合し、スプラ
イン6の方向に摺動可能な環状のドリブンプレート、7
はハブ2のスプライン8に内周部を嵌合し、スプライン
8の方向に摺動可能な環状のドライブプレートである。
また、ドライブプレート7の両面には、摩擦材9が接着
されている。
回転ドラム、2はハブ、3はシャフトであり、これらは
同一の回転軸4回りに回転可能に構成されている。5は
回転ドラム1のスプライン6に外周部を嵌合し、スプラ
イン6の方向に摺動可能な環状のドリブンプレート、7
はハブ2のスプライン8に内周部を嵌合し、スプライン
8の方向に摺動可能な環状のドライブプレートである。
また、ドライブプレート7の両面には、摩擦材9が接着
されている。
【0016】ドライブプレート7とドリブンプレート5
とは交互に配列され、全体でプレート群を形成し、各プ
レートは、締結時に隣接するドライブプレート7とドリ
ブンプレート5とが摩擦結合するようになっている。
とは交互に配列され、全体でプレート群を形成し、各プ
レートは、締結時に隣接するドライブプレート7とドリ
ブンプレート5とが摩擦結合するようになっている。
【0017】図中A及びBは非締結時におけるドリブン
プレート5のプレート間隔を表しており、この間隔はウ
エーブスプリング10の付勢力によって与えられる。す
なわち、ウエーブスプリング10はドリブンプレート5
の各プレート間に介在し、プレートの間隔を所定間隔A
またはBに広げるように付勢している。
プレート5のプレート間隔を表しており、この間隔はウ
エーブスプリング10の付勢力によって与えられる。す
なわち、ウエーブスプリング10はドリブンプレート5
の各プレート間に介在し、プレートの間隔を所定間隔A
またはBに広げるように付勢している。
【0018】回転ドラム1にはピストン11がはめ合さ
れ、シール12,13により密閉したピストン室14が
構成されている。ピストン室14はシャフト3に穿設さ
れたオイル通路15を介して、図示しない切替弁に接続
されており、高圧の作動油が供給されたり、供給された
作動油がドレーンされたりするようになっている。
れ、シール12,13により密閉したピストン室14が
構成されている。ピストン室14はシャフト3に穿設さ
れたオイル通路15を介して、図示しない切替弁に接続
されており、高圧の作動油が供給されたり、供給された
作動油がドレーンされたりするようになっている。
【0019】なお、16は仕切壁17の移動を規制する
規制部、18はドリブンプレート5を衝止する衝止部材
である。また、バランスピストン室19は、シャフト3
に穿設されたオイル通路20を介して潤滑油が供給され
るようになっている。
規制部、18はドリブンプレート5を衝止する衝止部材
である。また、バランスピストン室19は、シャフト3
に穿設されたオイル通路20を介して潤滑油が供給され
るようになっている。
【0020】図2には、本実施例に係るウエーブリング
を示す。ウエーブリング10は一本の線材21を曲げて
環形に成形し、溶接部22により接合され切れ目のない
環に形成されている。
を示す。ウエーブリング10は一本の線材21を曲げて
環形に成形し、溶接部22により接合され切れ目のない
環に形成されている。
【0021】また、環の軸方向に山23と谷24とを作
り高低差Hが設けられている。山の部分23と谷の部分
24とは交互に並んだ同数の山23と谷24とから構成
され、ウエーブスプリング10は軸対称となっている。
り高低差Hが設けられている。山の部分23と谷の部分
24とは交互に並んだ同数の山23と谷24とから構成
され、ウエーブスプリング10は軸対称となっている。
【0022】また、溶接部22は山23と谷24の部分
を避けて線材21を接合している。
を避けて線材21を接合している。
【0023】次に作用を説明する。図1において、ピス
トン室14に高圧の作動油が導入され作動圧が高まる
と、ピストン11が図で左方向に前進し、ドライブプレ
ート7を押し付ける様にドリブンプレート5が相互距離
A,Bを縮める方向に移動を開始する。作動圧が高まり
ピストン14の押圧力がウエーブスプリング10の付勢
力を上回ると、ウエーブスプリング10が変形しドリブ
ンプレート5の間隔が狭くなり、ドライブプレート7と
ドリブンプレート5とが接触する。さらに作動圧が高ま
るとドライブプレート7にドリブンプレート5が押し付
けられ摩擦力によりトルクが伝達される。
トン室14に高圧の作動油が導入され作動圧が高まる
と、ピストン11が図で左方向に前進し、ドライブプレ
ート7を押し付ける様にドリブンプレート5が相互距離
A,Bを縮める方向に移動を開始する。作動圧が高まり
ピストン14の押圧力がウエーブスプリング10の付勢
力を上回ると、ウエーブスプリング10が変形しドリブ
ンプレート5の間隔が狭くなり、ドライブプレート7と
ドリブンプレート5とが接触する。さらに作動圧が高ま
るとドライブプレート7にドリブンプレート5が押し付
けられ摩擦力によりトルクが伝達される。
【0024】一方、ピストン室14の作動油をドレーン
すると作動圧が低くなるので、ウエーブスプリング10
の付勢力によりドリブンプレート5のプレート間の間隔
が広まりピストン11が図で右側に移動し、付勢力と釣
り合うように間隔A,Bが決定される。
すると作動圧が低くなるので、ウエーブスプリング10
の付勢力によりドリブンプレート5のプレート間の間隔
が広まりピストン11が図で右側に移動し、付勢力と釣
り合うように間隔A,Bが決定される。
【0025】本実施例においては、図2に示すようにウ
エーブスプリング10は形状的に軸対称であるから付勢
力も軸対称となり全周に渡って均一となっている。この
ため、ドリブンプレート5が回転軸4に対して傾くこと
はなく、間隔はA=Bとなって、全面において、ドライ
ブプレート7とドリブンプレート5との間は等距離に保
持される。従って、部分的に距離が狭まることによるド
ラグトルクの増加は防止される。
エーブスプリング10は形状的に軸対称であるから付勢
力も軸対称となり全周に渡って均一となっている。この
ため、ドリブンプレート5が回転軸4に対して傾くこと
はなく、間隔はA=Bとなって、全面において、ドライ
ブプレート7とドリブンプレート5との間は等距離に保
持される。従って、部分的に距離が狭まることによるド
ラグトルクの増加は防止される。
【0026】また、溶接部22が山23と谷24の部分
を避けているので、溶接部の肉盛りがウエーブスプリン
グ10の特性に影響を及ぼすことはない。
を避けているので、溶接部の肉盛りがウエーブスプリン
グ10の特性に影響を及ぼすことはない。
【0027】また、切れ目がないため、全体の剛性は向
上する。従って、同じ剛性(ばね定数)であれば、線材
21の線径を細くすることができ、省スペース及び軽量
化ができる。さらに切れ目が無いので、ウエーブスプリ
ング10同志がからみ合うことが少なくなり組付時の作
業性が向上する。
上する。従って、同じ剛性(ばね定数)であれば、線材
21の線径を細くすることができ、省スペース及び軽量
化ができる。さらに切れ目が無いので、ウエーブスプリ
ング10同志がからみ合うことが少なくなり組付時の作
業性が向上する。
【0028】図3には本発明の他の実施例に係るウエー
ブスプリングを示す。本実施例は、1本の線材を曲げて
リング状とした切れ目(開口部)26を残したウエーブ
スプリング25において、切れ目26付近における山2
7の高さを他の部分の山28の高さよりも高くして、山
27と谷29との高低差H2を他の部分の山28と谷2
9との高低差H1よりも大きくしたものである。
ブスプリングを示す。本実施例は、1本の線材を曲げて
リング状とした切れ目(開口部)26を残したウエーブ
スプリング25において、切れ目26付近における山2
7の高さを他の部分の山28の高さよりも高くして、山
27と谷29との高低差H2を他の部分の山28と谷2
9との高低差H1よりも大きくしたものである。
【0029】本実施例においても、セットしたときにウ
エーブスプリング25のスプリング力が全周に渡って均
一となるので、前記一実施例と同様の効果を得ることが
できる。
エーブスプリング25のスプリング力が全周に渡って均
一となるので、前記一実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ウエーブスプリングのスプリング力が全周に渡って
均一となるので、ドリブンプレートが軸に対し傾くこと
がない。このため、非締結時にドライブプレートとドリ
ブンプレートとの間の距離が部分的に小さくなることに
よるドラグトルクの増大を防止することができる。
ば、ウエーブスプリングのスプリング力が全周に渡って
均一となるので、ドリブンプレートが軸に対し傾くこと
がない。このため、非締結時にドライブプレートとドリ
ブンプレートとの間の距離が部分的に小さくなることに
よるドラグトルクの増大を防止することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同じく一実施例に係るウエーブスプリングを示
す斜視図。
す斜視図。
【図3】本発明の他の実施例に係るウエーブスプリング
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【符号の説明】 1…回転ドラム、2…ハブ、5…ドリブンプレート、7
…ドライブプレート、10…ウエーブスプリング、11
…ピストン、14…ピストン室、21…線材、22…溶
接部、23…山、24…谷、25…ウエーブスプリン
グ、26…切れ目(開口部)、27…切れ目における
山、28…山、29…谷、H…山谷の高低差、H1…山
谷の高低差、H2…切れ目における山谷の高低差。
…ドライブプレート、10…ウエーブスプリング、11
…ピストン、14…ピストン室、21…線材、22…溶
接部、23…山、24…谷、25…ウエーブスプリン
グ、26…切れ目(開口部)、27…切れ目における
山、28…山、29…谷、H…山谷の高低差、H1…山
谷の高低差、H2…切れ目における山谷の高低差。
Claims (2)
- 【請求項1】 環状のドライブプレートとドリブンプレ
ートとを交互に配列したプレート群と、供給油圧に応じ
てプレート群の配列方向に移動可能でドライブプレート
とドリブンプレートとを押圧するピストンと、ドリブン
プレートの各プレート間に介在し、該プレート間の間隔
を所定間隔に広げるように付勢する線材により形成した
ウエーブスプリングとを備える湿式多板クラッチ装置に
おいて、ウエーブスプリングは切れ目のない軸対称形状
に形成されていることを特徴とする湿式多板クラッチ装
置。 - 【請求項2】 環状のドライブプレートとドリブンプレ
ートとを交互に配列したプレート群と、供給油圧に応じ
てプレート群の配列方向に移動可能でドライブプレート
とドリブンプレートとを押圧するピストンと、ドリブン
プレートの各プレート間に介在し、該プレートの間隔を
所定間隔に広げるように付勢する線材により形成したウ
エーブスプリングとを備える湿式多板クラッチ装置にお
いて、ウエーブスプリングは切れ目を有し、該切れ目付
近に存在する山と谷の高さの差が他の部分の山と谷の高
さの差より大きく山谷が形成されていることを特徴とす
る湿式多板クラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4001898A JPH05187458A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 湿式多板クラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4001898A JPH05187458A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 湿式多板クラッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05187458A true JPH05187458A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11514405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4001898A Pending JPH05187458A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 湿式多板クラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05187458A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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