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JPH05186333A - 眼用組成物 - Google Patents

眼用組成物

Info

Publication number
JPH05186333A
JPH05186333A JP4200128A JP20012892A JPH05186333A JP H05186333 A JPH05186333 A JP H05186333A JP 4200128 A JP4200128 A JP 4200128A JP 20012892 A JP20012892 A JP 20012892A JP H05186333 A JPH05186333 A JP H05186333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
oil
drug
eye
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4200128A
Other languages
English (en)
Inventor
Simon Benita
シモン・ベニタ
Shaul Muchtar
シヤウル・マクター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
Original Assignee
Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem filed Critical Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
Publication of JPH05186333A publication Critical patent/JPH05186333A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/107Emulsions ; Emulsion preconcentrates; Micelles
    • A61K9/1075Microemulsions or submicron emulsions; Preconcentrates or solids thereof; Micelles, e.g. made of phospholipids or block copolymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/06Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
    • A61K47/16Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing nitrogen, e.g. nitro-, nitroso-, azo-compounds, nitriles, cyanates
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    • A61K47/186Quaternary ammonium compounds, e.g. benzalkonium chloride or cetrimide
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 眼用組成物。 【構成】 油、燐脂質および両性界面活性剤から成る、
水中油型エマルジョンである薬剤投与系内の非水溶性薬
剤を、眼に投与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、一般に、薬剤投与の分野であ
り、そして水中油型エマルジョンから成る眼用薬剤投与
賦形剤を提供するものである。本発明は更に、疎水性、
両性または親油性薬剤と上記賦形剤とから成る眼用組成
物を提供する。
【0002】ここで用いる言葉「疎水性薬剤」は、水に
ほとんど溶解しない薬剤を意味し、言葉「両性薬剤」
は、油および水の両方に顕著な度合で可溶な薬剤を意味
しており、例えばこれの水中油エマルジョン分配係数は
約1.0であり、そして言葉「親油性薬剤」は、それが
示す水溶性よりもかなり高い油溶性を示す薬剤を意味し
ている。
【0003】
【発明の背景および従来技術】以下に示す説明におい
て、時として、「本発明の特徴および態様」前の最後の
説明部分に示す引用文献の表から、それらの番号を括弧
の中に示すことによって、種々の従来技術資料に対する
参照を示す。
【0004】水溶液が、今日用いられている眼用薬剤の
ための最も通常の賦形剤である。しかしながら、このよ
うな賦形剤は、迅速な排出および涙交換のため、それを
用いて投与した薬剤に関する眼の生物利用度は一般に非
常に劣っている、という重大な欠点を有している
(1)。眼用溶液の1滴下用量(これは典型的には、5
0〜100μLの範囲である)は、通常の涙体積である
7〜10μLを遥かに越えており、従って眼瞼裂から溢
れ出ることでは消費されない該滴下用量の上記一部が迅
速に排出される。更に、眼用溶液滴下後しばしば、流涙
および生理学的涙交換(これは、ヒトの正常状態で1分
当たり約16%である)が上昇し、その結果として、溢
れ出るか或は排出されなかった投与薬剤の迅速な希釈が
生じる。上記全ての結果として、液状の水系組成物内に
在るところの、眼に投与した薬剤と、眼の吸収表面(角
膜および強膜)との接触時間は、2分以内に減少してし
まう。
【0005】水系賦形剤のもう1つの欠点は、眼の治療
で潜在的に用いられ得る数多くの薬剤が疎水性であるた
め、上記賦形剤を用いたのでは上記薬剤を眼に投与する
ことができないことである。上記薬剤は、種々の有機
系、例えばアルコール系の溶媒、を用いて眼に投与され
得るが、このような溶媒の使用は、通常、刺激および炎
症反応の原因となる(2)。
【0006】眼の中での薬剤滞留時間を上昇させた種々
の投与賦形剤を開発する試みが成されてきた。この目的
を達成するための最も直接的なアプローチは、この賦形
剤の粘度を上昇させることであり、そして種々の粘性を
示す賦形剤、例えばヒドロゲルまたは軟膏などが開発さ
れ、そしてこれらのいくつかは、疎水性薬剤を眼の中に
投与することを可能した。更に、種々の非通常担体、例
えばリポソーム、ミセル溶液およびナノ粒子を眼用薬剤
の賦形剤として使用する数多くの試みも成されたが、こ
のような投与形態の使用は、眼の中での薬剤滞留時間を
長くすることに関しては限定された成功のみを生じ、そ
の結果として眼の生物利用度をいくらか増強したが、上
記担体もまた種々の副作用を示していた(2、3、
4)。
【0007】薬剤を眼に投与するための賦形剤としてエ
マルジョンが使用できることは既に示唆されている
(5、6)。しかしながら、今日まで、水中油エマルジ
ョン形態の眼用組成物は、成功裏には利用できていな
い。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、水中油型エマルジョン
から成る、疎水性、両性または親油性薬剤のための眼用
薬剤投与賦形剤を提供することにある。
【0009】本発明の目的はまた、疎水性、両性および
親油性薬剤と上記賦形剤とから成る眼用組成物を提供す
ることにある。
【0010】
【発明の要約】本発明に従い、油状担体、燐脂質および
両性界面活性剤から成る、水中油型エマルジョンによっ
て、上記目的が達成され得ることを見い出した。
【0011】ここで用いる言葉「両性界面活性剤」は、
酸性および塩基性両方の特徴を有する界面活性剤を意味
している、即ちこれの親水性部分は酸性溶液中でカチオ
ン性であり、そして塩基性溶液中でアニオン性である。
【0012】従って本発明は、約0.5〜50%の油、
約0.5〜10%の燐脂質および約0.05〜5%の両
性界面活性剤から成る、水中油型エマルジョンの、疎水
性、両性または親油性薬剤の眼用薬剤投与賦形剤を提供
する。
【0013】本発明は更に、有効量の疎水性、両性もし
くは親油性薬剤と上記薬剤投与賦形剤とから成る、眼用
薬学的組成物を提供する。
【0014】本発明の組成物は、ヒトおよび獣医用薬剤
における使用に適切である。
【0015】上記および下記両方で示す全ての(%)
は、重量(材料の重量/全体組成物の重量)である。上
記および下記に示す全ての濃度は、各々それ自身を示す
ものであり累積的ではないと理解すべきである。しかし
ながら、技術者は、1つの材料の濃度はもう1つの材料
の濃度にいくらか依存している、例えば高濃度の油は、
一般に、高濃度の燐脂質と界面活性剤を必要としてい
る、ことを理解すべきである。
【0016】材料の好適な範囲は下記の通りである:油
−−流体であることを意図した組成物に関しては1〜2
0%、または粘着性組成物に関しては30〜50%であ
り;燐脂質−−0.2〜5%で、0.2〜1%が特に好
適であり;両性界面活性剤−−0.2〜2%で、0.2
〜0.5%が特に好適である。
【0017】本発明に従い、該燐脂質濃度と該両性界面
活性剤濃度との比率は、好適には約1:1〜約4:1で
あり、特に好適には約2:1の比率である。
【0018】本発明は更に、賦形剤が、約0.5〜30
%の油、約0.5〜10%の燐脂質および約0.2〜1
0%の両性界面活性剤から成る、水中油型エマルジョン
であることを特徴とする、許容される眼用薬剤投与賦形
剤の中に、疎水性、両性もしくは親油性薬剤を混合する
ことから成る、眼用薬学的組成物の製造方法を提供す
る。
【0019】本発明は更に、約0.5〜30%の油、約
0.5〜10%の燐脂質および約0.2〜10%の両性
界面活性剤から成る、水中油型エマルジョンである投与
系中の薬剤を眼に投与することを特徴とする、眼の病気
および障害を治療するに適切な疎水性、両性もしくは親
油性薬剤を投与することから成る、眼の治療方法を提供
する。
【0020】本方法はヒトおよびヒト以外の動物の両方
に応用できる。
【0021】
【発明の詳細な記述】本発明に従い、上に明記した濃度
の、油、燐脂質および両性界面活性剤から成る水中油型
エマルジョンである賦形剤中の疎水性薬剤を眼に投与す
る。眼用調剤において、潜在的に眼を刺激する可能性が
ある材料の使用を回避する注意が必要である。従って、
本発明の賦形剤および組成物の中に用いる全ての材料
は、好適には高度に精製されたものであり、可能な刺激
物質の混入を回避すべきである。
【0022】このエマルジョン中の油は、植物油、鉱
油、中間鎖トリグリセライド(MCT)油(即ち、炭化
水素鎖が8〜12個の炭素原子を有するトリグリセライ
ド油)、油状脂肪酸、ミリスチン酸イソプロピル、油状
脂肪アルコール、ソルビトールと脂肪酸とのエステル、
油状スクロースエステル、或は上記異なる種類の油から
成る組み合わせであってもよく、そして一般に、眼に投
与したとき生理学的に耐えられる全ての油状物質であ
る。
【0023】MCT油の例は、TCMTM(Societe des
Oleagineux、 France)[これは、脂肪酸の鎖の約95%
が8または10個の炭素原子を有するトリグリセライド
の混合物である]、およびMIGLYOL 812TM(Dynamit Nob
el、 Sweden)[これは、グリセリンとカプリル酸および
カプリン酸との混合トリエステルである]である。
【0024】植物油の例は、大豆油、綿実油、オリーブ
油およびごま油である。
【0025】油状脂肪酸の例は、オレイン酸およびリノ
レイン酸である。脂肪アルコールの例はオレイルアルコ
ールである。ソルビトールと脂肪酸とのエステルの例
は、ソルビタンモノレートおよびソルビタンモノオレー
トである。油状スクロースエステルの例はモノ−、ジ−
またはトリパルミチン酸スクロースである。
【0026】燐脂質の例は、レシチン、EPIKURON 120TM
(Lucas Meyer、 Germany)[これは、約70%のホスフ
ァチジルコリン、約12%のホスファチジルエタノール
−アミンおよび約15%の他の燐脂質から成る混合
物];OVOTHIN 160TM(Lucas Meyer、 Germany)[これ
は、約60%のホスファチジルコリン、約18%のホス
ファチジルエタノールアミンおよび約12%の他の燐脂
質から成る混合物];精製燐脂質混合物;LIPOID E-80
TM(Lipoid、 Germany)[これは、約80%のホスファ
チジルコリン、約8%のホスファチジルエタノールアミ
ン、約3.6%の非極性脂質、および約2%のスフィン
ゴミエリンから成る燐脂質混合物];である。
【0027】現在まで、眼用調剤におけるエマルジョン
の使用は、エマルジョン中に一般的に用いられている界
面活性剤が眼に対して高い刺激性を示すことで、かなり
制限されていた。例えば、原則として、EP-A-391,369中
に開示されているエマルジョン調剤(5)もまた、眼用
調剤として使用できるが、そこにも記述されているよう
に、上記使用は、その非イオン系界面活性剤、特にそこ
に用いられているイオン系界面活性剤、が有する刺激効
果によってかなり制限されている。これに対して、本発
明に従って用いる両性界面活性剤は、一般に、眼に対し
て刺激効果を示さない。本発明に従う特に好適な両性界
面活性剤は、イミダゾリンを基とする両性界面活性剤、
例えばMIRANOL C2MTMおよびMIRANOL MHTTM(両方共Mira
nol Inc.、 Dayton、 J.J.、 U.S.A.)、並びに商標MIRANO
LTMの下で売られている他の種々の製品である。MIRANOL
TMに加えて、他の種々の両性発泡剤、例えば種々の乳児
用シャンプーで用いられている発泡剤もまた、本発明に
従う組成物で使用され得る。
【0028】種々の国々における健康法規は、一般に、
眼用調剤に防腐剤を入れることを要求している。眼用調
剤で通常に用いられている多くの防腐剤は、本発明の組
成物中では使用できない、と言うのは、種々の上記防腐
剤は該界面活性剤と相互作用して、複合体を形成し、そ
れにより、それらが有する殺菌作用がかなり低下し、更
に多くの防腐剤は、このエマルジョン中の小滴に吸収さ
れ、この吸収もまた殺菌作用を低下させるからである。
従って、これらの防腐剤は、該界面活性剤と相互作用を
示さないものの中から選択すべきであるか、或はこのエ
マルジョンを微生物汚染から保護することを妨げないよ
うな度合に、上記小滴によって吸収されないものの中か
ら選択すべきである。上記防腐剤の例は、チメロサール
(例えば約0.01〜0.2%の濃度)およびクロルブ
トール(例えば約0.01〜0.2%の濃度)である。
特に好適なものは、上記防腐剤の両方から成る組み合わ
せを含んでいる組成物であり、そして改良された特性を
上記組成物が有することが見いだされた。
【0029】本発明の組成物は、種々の薬剤、例えば緑
内障治療で用いる薬剤、抗炎症剤、抗生および抗癌剤、
抗菌・カビ剤および抗ウイルス剤などから成っていても
よい。
【0030】抗緑内障剤の例は、β遮断薬、例えばチモ
ロール−ベース、ベタキサロール、アテノロール、リボ
バノロール、エピネネフリン、ジピヴァリル、オクソノ
ロール、並びに他の薬剤、例えばアセタジルミド−ベー
スおよびメタザロミドである。
【0031】抗炎症剤の例は、ステロイド性薬剤、例え
ばコルチゾンおよびデキサメタゾン、並びに非ステロイ
ド系抗炎症剤(NSAID)、例えばピロキシカン、イ
ンドメタシン、ナプロキセン、フェニルブタゾン、イブ
プロフェンおよびジクロフェナック酸である。
【0032】抗生および抗癌剤の例はクロラムフェニコ
ールであり、抗菌・カビ剤の例はニスタチンおよびミコ
ナゾールであり、そして抗ウイルス剤の例はAcyclovir
である。抗アレルギー性剤の例はフェニラミド誘導体お
よびクロモリンナトリウムである。
【0033】一般に、このエマルジョン中に在る油の小
滴直径が約1μm未満、望ましくは約0.5μm未満、
好適には約0.2μm未満であるのが好適である。小さ
い小滴が好適である、と言うのは、このようなエマルジ
ョンは、特に蒸気オートクレーブ中で高い度合の安定性
を示すからである。更に、小さい小滴は濾過による滅菌
を可能にする。
【0034】本発明の組成物はまた、種々の浸透圧調整
剤、例えばマンニトールもしくはグリセリン、並びに抗
酸化剤、例えばα−トコフェロールなどを含んでいても
よい。
【0035】驚くべきことに、今まで明らかにされてい
なかった理由により、本発明の組成物を用いることで、
本薬剤は、眼の中で時として長期の薬学的効果を示すこ
とが見いだされ、本発明の組成物を用いて投与したいく
つかの薬剤の効果は、約36時間に及んで存続すること
が見いだされた。眼の中でのこのような長期間に及ぶ薬
学的活性は、通常の液体組成物を用いて投与した薬剤が
有する短い期間の薬学的活性と比較したとき、数多くの
急性および慢性眼病の治療にとって大きな利点である。
【0036】本発明の薬剤投与賦形剤および組成物は、
本質的にそれらの特性、即ち薬剤含有量(勿論、この薬
剤が熱に敏感性を示さないことを条件とする)または小
滴サイズ、に関する損失を受けることなく、オートクレ
ーブ中での滅菌に耐え得る。オートクレーブによる滅菌
が最も便利であり、従って耐熱薬剤から成る液状薬学組
成物に関する一般的に好適な滅菌方法であることを考慮
すると、上記は重要な特徴である。
【0037】本発明の薬剤投与賦形剤および組成物は、
酸性を示すpH、例えばpH2〜3に低下しても、それ
らが有する特性を維持している。これもまた非常に重要
な特徴である、と言うのは、それに関し、多くの薬剤
は、それらが有する活性を及ぼすためには酸性環境を必
要としており、そして更に、長期貯蔵中、該トリグリセ
ライドのいくつかが分解して脂肪酸の濃度上昇を生じさ
せ、pH低下をもたらすからである。
【0038】本発明の組成物は数多くの方法で製造され
得る。製造の1つの方法で、最初に、水溶液と油溶液と
を別々に調製するが、この水溶液は、該両性界面活性剤
と、適宜、該浸透圧調整剤および防腐剤とから成り、そ
して該油溶液は、油、燐脂質および疎水性薬剤から成
り、そして適宜、抗酸化剤も含んでいる。
【0039】その後、この水溶液と該油溶液とを、好適
には各々を個別に加熱した後、互いに混合する。しかし
ながら、このようにして得られる混合物はまだ、充分に
細かい小滴から成るものではない[これらの大きさ(例
えばマグネチックスターラーを用いて混合した後得られ
る)は、約10μmである]。この小滴の大きさを、次
に、乳化装置、例えばULTRA TURRAXTM(Jenkle and Kun
kel、 Stauffen、 Germany)で小さくし、これによって、
平均直径が約1.1μmの小滴が得られるか、或は高せ
ん断ミキサー、例えばPOLYTRONTM(Kinematica、 Lucern
e、 Switzerland)を用いると平均直径が約0.6μmの
小滴が得られる。
【0040】2段階圧力ホモジェナイザーを用いると、
より小さい小滴が得られ、ここでは、粗分散液を、スプ
リング力によるバルブとその後のバルブ弁座との間の環
状間隙を通して、高圧力で押出し、そしてこの第二段階
は上記第一段階と並列しており、その結果としてこのエ
マルジョンは非常に迅速な分散過程を2回受けることに
なる。上記装置の例は、GAULINTMホモジェナイザー(A.
P.V. GAULIN、 Hilversum、 The NetherlandsまたはA.P.
V. RANNIE、 Albertsland、 Denmark)である。上記装置
で均一化した後、このエマルジョン小滴の平均直径は
0.3μm未満になり、そしてこの小滴の大きさは高い
度合の均一さを有する。この乳化方法で、ポリトロン型
高せん断ミキサーと、それに続く均一化の両方を組み合
わせると、更に細かい小滴を得ることができる。上記組
み合わせで得られる小滴サイズは、平均直径で約0.1
〜0.15μmである。
【0041】以下に、いくつかの非制限的具体例を参照
して、本発明を更に詳しく説明する。
【0042】
【実施例】エマルジョン製造 材料 MCT:Societe Industrielle des Oleagnieux、 St. L
ourent、 Blangy、 France。
【0043】Lipoid E-80:Lipoid、 Ludwigshafen、 Ger
many。
【0044】Miranol MHT溶液(34.5%固体)およ
びMiranol C2M溶液(50%固体):Miranol Inc.、 Day
ton、 N.J.、 U.S.A.。
【0045】α−トコフェロールおよびグリセリン:Sy
gma、 Lt. Louis、 MO、 USA(USP仕様に一致)。
【0046】Δ8−THCおよびHU−211:Meshula
m教授、Hadassah Medicl School、 TheHebrew Universit
y of Jerusalem、 Jerusalem、 Israel (7、 8、 9)から入
手。
【0047】チモロール:Merck、 Darmstadt、 German
y。
【0048】クロルブトール:Sygma、 St. Louis、 MD、
U.S.A. チメロサール:Sygma、 St. Louis、 MD、 U.S.A. Lipoid E-80を選択した、と言うのは、これは、82%
のホスファチジルコリン、8.5%のホスファチジルエ
タノールアミン、2%のスフィンゴミエリンおよび2%
のリソホスファチジルコリンから成る高純度の燐脂質混
合物であるからである。眼の刺激を防止するためには、
高度の精製が重要である。
【0049】市販Miranol調剤の全体範囲からMIRANOL M
HTTMおよびC2MTMを選択した、と言うのは、これらは濃
度に関係なく眼に対して最小の刺激性を示すことが知ら
れていたからである(10)。MIRANOL MHTTMは、3
4.5%のラウロアンフォジアセテート(CAS番号6879-
39-7)固体、3.4%のNaClおよび水から成る。MI
RANOL C2MTM溶液は、50%のココアンフォジアセテー
ト(CAS番号68647-53-0)固体、11.5%のNaCl
および水から成る。これらの2つの溶液のpHはそれぞ
れ9.8と8.2である。MIRANOLTM両性界面活性剤は
自己緩衝性であり、そしてこれらは、4〜10のpH範
囲全体に渡って緩衝能力を有する。これらは、例外的な
電解質耐性を示し、そして細菌の攻撃に対して自己防腐
性を示す。中性pHで、これらの化合物は両性イオンで
ある。
【0050】エマルジョン製造 水相および油相を個別に製造した。この水相は、水、MI
RANOL溶液およびおグリセリンから成り、そして該油相
は、MCT油、抗酸化剤α−トコフェロール燐脂質およ
び薬剤から成る。この水相のpHをpH6.8に調整し
た後、これらの2つの相を濾過し(孔サイズが0.22
μmのTEおよびBAのフィルター型、Schull & Schle
icher、 Dassel、 Germany)、そして個別に70℃に加熱
した。この温度で、これらの2つの相を一緒にした後、
マグネチックスターラーで撹拌し、そしてこの混合物を
更に85℃の温度まで加熱した。この温度で上記粗エマ
ルジョンを更に高せん断ミキサーPOLYTRONTMで3分間混
合した後、20℃以下に急冷した。冷却後、2段階ホモ
ジェナイザー(EPV RANNIE、Albertsland、 Denmark)を
用い8000psiで4分間、上記エマルジョンを均一
化した後、再び冷却した。この薬剤がHU−211また
はΔ8−THCである場合、pHを6.8〜7.0に調
節するか、或はこの薬剤がチモロールである場合、7.
2にに調整した後、このエマルジョンを膜フィルター
(孔サイズが0.45μmのTE、 Schull & Schleiche
r)で濾過し、そしてプラスチック製ボトルに移し、こ
れらを窒素雰囲気下でシールした。
【0051】このエマルジョンに防腐剤であるチメロサ
ールおよび/またはクロルブトールを含有させる場合、
これらを、上記プラスチック製ボトルを密封する前の最
終的エマルジョンに添加した。このエマルジョンの中に
両方の防腐剤を含有させる場合、水溶液に易溶なチメロ
サールを最初に添加した後、これが溶解した後でのみク
ロルブトールを添加した。
【0052】以下に報告する実験において、他の防腐剤
を含有させたエマルジョンも製造したが、これらの防腐
剤を、本質的に公知な混合によって該エマルジョンの中
に混合した。
【0053】その後、これらのエマルジョンを121℃
の蒸気オートクレーブで15分間滅菌すると共に、クロ
ルブトールを該エマルジョンの中に存在させる場合、こ
れによって、この溶解も生じさせた。
【0054】時には2段階膜濾過[第一濾過で0.45
μmフィルターを用い、続いて0.22μmフィルター
で濾過する(両フィルター共T.E.、 Schull and Schleic
herである)]でも滅菌が達成されることを特記する。
クロルブトールを含有しているエマルジョン[加熱段階
中の蒸発を防止するため、密封したボトル中40℃で1
5分間穏やかにそして調節して加熱することにより、該
防腐剤を溶解した]を、濾過で滅菌した。
【0055】上記方法で製造したエマルジョンの実施例 以下に示す材料が入っているエマルジョンを製造した
(重量/重量%)。
【0056】 (a) MCT油 4.0% Lipoid E-80 0.75% α−トコフェロール 0.02% MIRANOL溶液 1.5% グリセリン 2.25% 水 100%になるまで (b) MCT油 3.5% オレイン酸 1.5% Lipoid E-80 0.75% Miranol溶液 1.5% α−トコフェロール 0.02% チメロサール 0.01% クロルブトール 0.2% 水 100%になるまで (c) MCT 4.25% 燐脂質 0.75% α−トコフェロール 0.02% Miranol溶液 1.5% グリセリン 2.25% 水 100%になるまで このエマルジョンに、薬剤HU−211、Δ8−THC
またはチモロールを、それらの所望濃度になるまで添加
した。
【0057】このMIRANOL溶液は、MIRANOL MHT(乾燥重
量濃度35%)またはMIRANOL C2M(50重量%濃度)
のどちらかであった。
【0058】種々の実験において、MIRANOL溶液、燐脂
質またはMCT油の濃度を変化させた。
【0059】実験結果 試験番号1:安定性評価 MIRANOL MHT(エマルジョンM)またはMIRANOL C2M(エ
マルジョンC)のどちらかを用いて、薬剤Δ8−THC
が入っているエマルジョンを製造した後、4〜50℃の
間に在る5種の異なる温度で種々の期間貯蔵した後の薬
剤濃度を測定した。
【0060】この化学安定性評価の結果を図1(エマル
ジョンM)および図2(エマルジョンC)に示す。図1
で見られるように、83週から成る貯蔵期間に渡り貯蔵
温度に関係なく、Δ8−THC濃度は変化しなかった。
図2で見られるように、エマルジョンC中の薬剤分解
は、全ての貯蔵温度で、エマルジョンMよりも若干顕著
である(約10〜15%)。37℃および50℃の貯蔵
温度では、83週に渡り含有量変動が記録されたにも拘
らず、エマルジョンCでは、4℃、25℃および30℃
におけるΔ8−THCは明らかに安定であった。
【0061】試験番号2 平均小滴サイズに対する燐脂質濃度の効果 異なる濃度のLIPOID E-80(0〜2.0%)を含有して
いる5種のエマルジョンを製造した。光子相関分光法
(COULTER-4、 Version 9.1)を用いて、平均小滴サイズ
および多分散性[小滴の均一性に関する尺度−−多分散
性が小さくなればなる程、均一性が大きくなる]を測定
した。図3で見られるように、燐脂質濃度が1.5%の
ときに最小の小滴サイズが得られた。2%の濃度のと
き、この小滴サイズが上昇したが、これは恐らくは、高
燐脂質濃度による、油−水接触面からの両性界面活性剤
の反発によるものであろう。全く燐脂質が入っていない
エマルジョンは不安定であり、そして製造後数分で相分
離が生じた。
【0062】試験番号3 平均小滴サイズに対するMIRANOL濃度の効果 異なる濃度のMIRANOL MHTおよびMIRANOL C2M溶液(0〜
10%)が入っている6種のエマルジョンを製造した
後、この平均小滴サイズを測定した。結果を図4に示
す。この図で見られるように、MIRANOL溶液濃度が2〜
5%のとき(MIRANOLMHTに関しては2%が最小、そ
してMIRANOL C2Mに関しては5%が最小)、最小の小滴
サイズが得られた。この両性界面活性剤の実際上の濃度
は、MIRANOL C2M溶液に関しては約半分であり、そしてM
IRANOL MHT溶液に関しては約1/3であることを特記す
る。
【0063】MIRANOLを全く含有していないエマルジョ
ンにおいては、この初期小滴サイズは約700nmであ
り、そしてこのエマルジョンは、24時間後2相に分離
した。低MIRANOL濃度における平均小滴サイズの上昇
は、恐らくは、油−水接触面において、該両性界面活性
剤の覆いが充分でなかったことによるものであろう。高
濃度では、恐らくは、油−水接触面からの燐脂質の反発
で、小滴サイズの上昇が生じる。
【0064】試験番号4 平均小滴サイズに対する相の体積比の効果 油の濃度が異なる6種のエマルジョンを製造し、そして
各々のエマルジョンに関して、試験番号2と同様にして
平均小滴サイズおよび分散性を測定し、その結果を図5
に示す。ここで見られるように、油濃度が5%のとき最
小の小滴サイズが得られ、そして更に、油濃度が20%
以上のとき、平均小滴サイズが上昇した。
【0065】試験番号5 エマルジョン小滴サイズに対するpHの効果 エマルジョン「M」か、或は界面活性剤PLURONIC F-68
TM(BASF、 USA)含有エマルジョンどちらかの、平均小
滴サイズおよび多分散性に対するpHの効果を測定し、
その結果を図6に示す。ここで見られるように、本発明
のエマルジョン(MIRANOL MHT含有)の平均小滴サイズ
は、2〜7のpHで一定のままである。これに反して、
通常のエマルジョン(PLURONIC F-68含有)では、pH
を減少させると平均小滴サイズが徐々に上昇する。更
に、上記MIRANOL含有エマルジョンは、5〜7のpH
で、PLURONIC F-68含有エマルジョンよりもいくらか低
い均一性を示してはいるが、より低いpHでは、後者の
エマルジョンよりもかなり高い均一性を示している。
【0066】試験番号6 エマルジョンの小滴サイズに対する電解質濃度の効果 MIRANOL MHTまたはPLURONIC F-68が入っているエマルジ
ョンの平均小滴サイズを、種々の二価カチオン濃縮物を
添加して15分後測定した。
【0067】このエマルジョンを電解質溶液中1:1に
希釈した。この結果を図7に示す。
【0068】ここで見られるように、本発明のエマルジ
ョン(MIRANOL MHT含有)の平均小滴サイズは、mM範
囲の電解質濃度に及び一定のままであった。より高い濃
度で、この平均小滴サイズは徐々に上昇したが、これら
のエマルジョンは安定なままであった。これに反して、
通常のエマルジョン(PLURONIC F-68含有)では、電解
質濃度を上昇させると、急激な平均小滴サイズ上昇を生
じ、そして25mM以上の電解質濃度では完全なエマル
ジョン分離が生じた。
【0069】試験番号7 本発明のエマルジョンの安定性 エマルジョンMおよびエマルジョンC並びにHU−21
1エマルジョンに関する平均小滴サイズおよび多分散性
を、種々の貯蔵温度で種々の貯蔵時間後に測定し、その
結果を図8(エマルジョンM)、図9(エマルジョン
C)および図10(HU−211エマルジョン)に示
す。
【0070】ここで見られるように、4℃、25℃およ
び30℃で貯蔵したエマルジョンMおよびCに関して
は、83週から成る日数の試験期間に渡ってこれらのエ
マルジョンが有する物性には本質的にいかなる変化も生
じなかった。しかしながら、37℃および50℃の貯蔵
温度では、小滴サイズの上昇が記録され、そしてこの影
響は、50℃の方が顕著であった。
【0071】少なくとも90日の期間に渡り、4℃、2
5℃、30℃、37℃および50℃でのエマルジョン貯
蔵中、HU−211エマルジョンの物性は影響を受けな
かった。50℃および37℃で保存したHU−211エ
マルジョンの平均小滴サイズは、それぞれ貯蔵5カ月後
および7カ月後有意に上昇し始めた。
【0072】異なる温度で種々の時間貯蔵した後、HU
−211濃度を測定し、その結果を図11に示す。
【0073】ここで見られるように、4℃、25℃、3
0℃および37℃の貯蔵温度で8カ月間に渡り、HU−
211濃度には本質的にいかなる変化も生じず、そして
50℃では、著しい濃度減少が見られる。
【0074】試験番号8 種々の貯蔵時間および温度のジータ電位 5種の異なる温度でエマルジョンMを貯蔵し、そして種
々の貯蔵温度で種々の時間貯蔵した後、ジータ電位を測
定した。この結果を図12に示す。
【0075】4〜37℃の温度で貯蔵したエマルジョン
では、非常に僅かなジータ電位低下のみが認められ、こ
れは明らかなエマルジョン安定性の証である。50℃で
貯蔵したエマルジョンに関しては、ジータ電位が低下し
たことで示されるようにいくらか低い安定性が観察され
た。
【0076】試験番号9 生物学的効力 (A)HU−211を用いた実験 体重が2.25kgの両方の性の白子ラビットを用い
た。選択した全てのラビットは、いかなる眼病の兆候も
示していなかった。
【0077】Digilab肺切開メーター(penumotonomete
r)モデル30Rを用いて眼内圧(IOP)を測定し
た。IOP測定では、無菌溶液中1:3に希釈した局所
麻酔性ベノキシネートHCl(Fischer Pharmaceutical
s、 Israel)の1滴を各々の眼に滴下した。IOP読み
の再現性を確保する目的で、操作を繰り返すことにより
上記動物を実験操作に慣れさせた。両眼の間か、或は一
方の眼における2つの連続した読みの間で、基底IOP
に一定した差を示したラビット、並びに眼の刺激に関し
て別の何らかの兆候を示したラビットを、この試験から
排除した。
【0078】11時間(午前8時に開始して午後7時に
終了)に渡って5回IOPを測定することによって、薬
剤を投与するに先立って2日間基底IOPを測定した。
各場合共IOPを2回測定し、そして2回の読みの平均
を得た。
【0079】その後、薬剤投与時および投与1.5、
4、6および11時間後、IOPを測定した。
【0080】2つの群の動物を試験し、これらの各々を
異なる実験で試験した。20匹のラビットから成る第一
群をここでは「群I」と呼びそして10匹のラビットか
ら成る第二群をここでは「群II」と呼ぶ。しかしなが
ら、これらの2つの群には全く同じ処理を受けさせた。
【0081】この処置は、各々のラビットの右眼の下方
盲管に、本発明に従う0.1%(重量/体積)のHU−
211調剤50μlから成る単一用量を投与する、こと
から成っていた。その後、この眼を更に数秒間開けたま
まにしながら、眼瞼から溢れ出る過剰の液体を拭き取っ
た。左の眼には処置をしなかった。
【0082】図13に、基底IOPと、HU−211投
与後のIOPを示す。ここで見られるように、HU−2
11を単一投与した後、劇的なIOPの低下が観察さ
れ、これは1.5時間後最大レベルに到達し、そして約
6時間持続した。約11時間後、基底IOPレベルに戻
った。
【0083】図14は、この基底ラインレベルからのI
OP変化のパーセントを示している。ここで見られるよ
うに、処置後約1.5時間で最大のIOP低下が生じた
が、これは約11時間まで持続した。
【0084】反対側の眼では、この薬剤を投与した後約
4時間で、群Iおよび群IIそれぞれで約11.4%と
12.1%の有意な低下が観察された。
【0085】(B)Δ8−THCに関する実験 0.4%のΔ8−THCが入っている本発明に従う組成
物を白子ラビットの右眼に投与した。この組成物の投与
およびIOP測定は、上記(A)の下で記述したのと同
様に行った。
【0086】眼に関して高血圧性および正常血圧性両方
の白子ラビットをこの試験で用いた。これらの結果を図
16および17に示し、そしてこれらは、眼高血圧ラビ
ットおよびまた眼正常血圧ラビットに関して、本発明の
組成物を用いて投与したΔ8−THCは劇的にIOPを
低下させる、ことを明らかに示している。更に、ここで
見られるように、IOPの低下は長い間持続した。
【0087】試験番号10 防腐剤の効力 薬剤HU−211(0.1%)またはチモロールベース
(0.25%)を用いて、実施例1Bに従うエマルジョ
ンを製造した。防腐剤を含有させなかったいくつかのエ
マルジョンを対照として用いた。
【0088】各々20mLのエマルジョンに無菌条件下
で、微生物懸濁液の接種物(1mL当たり約1〜3x1
8個の細胞から成る初期濃度)を加えて、最終濃度で
ある、エマルジョン1mL当たり約1〜3x106個の
細胞になるようにした。接種直後および24、48時
間、7、14および28日後、1mLのサンプルを取り
出した後、pHが7.0の塩化ナトリウム緩衝液(B.
P.88中性用緩衝液、DIFCO Laboratories、 Detroit、
MI、 USA)で溶出させて、これらの防腐剤を中性にし
た。約20〜30分間サンプルを該中性用緩衝液に暴露
した後、0.45μmの酢酸セルロースフィルター(T
E、Schueller & Schleicher)を通してサンプルを濾過
した。このフィルターおよびホルダーを、100mLの
塩化ナトリウムペプトン溶液で3回洗浄した後、以下に
示す材料(400mL当たり):20gのトリプトン、
1.0gの酵母菌抽出物、0.4gのデキストロース、
6.0gのバクトアガー、0.4gのレシチンおよび
8.0mLのTween 80、から成るPCPL培地が入って
いるペトリ皿に、上記フィルターを移した。
【0089】このサンプルを取り出した後24時間また
は2〜5日間で、これらのペトリ皿上の微生物数を数え
た。(適当な微生物計数を達成する目的で、この最初に
取り出したサンプルに関して、1:10〜1:50,0
00の希釈ファクターを得るための希釈を行った。) これらの結果を以下の表1に示す。
【0090】
【表1】
【0091】上の表に示されている結果は、この実験の
少なくとも最初の1週間、このエマルジョン賦形剤はい
かなる防腐作用も示さなかった、ことを明らかに示して
いる。しかしながら、5種の有機体の中の3種(S. Aur
eus、 A. nigerおよびC. albicans)では、接種後28日
の対照エマルジョンで、それらの生存力が著しく低下し
た。この生存力に関する低下は、時間と共に生じる生存
条件が好ましくなくなったためであろう。
【0092】ここで見られるように、チメロサールとク
ロルブトールとの組み合わせは、微生物の種類に関係な
く、その汚染からエマルジョンを保護することができ
た。
【0093】異なる実験で、チメロサールとクロルブト
ールとの組み合わせの代わりに下記防腐剤:0.02%
の塩化ベンザルコニウム、0.01%のチメロサールお
よび0.05%のグルコン酸クロルヘキシジン(何も入
っていない、即ちプレーンエマルジョン中)、の1つを
含有させる以外は、上と同様なエマルジョンを製造し
た。防腐剤を入れなかった2種のブランクエマルジョン
を、上記2つの異なる中性用緩衝液のための対照として
用いた。下記の2種の中性用緩衝液を用いた:チメロサ
ールを中性にするためのNB(DIFCOスペシャル)を、
製造業者の推奨に従って調製した(1,000mLの蒸
留水の中に6.2gを溶解);塩化ベンザルコニウムお
よびグルコン酸クロルヘキシジンを中性にするためのT
AT(これには、100mL当たり8.0gのトリプト
ン、2.0gのレシチンおよび16.0mLのTween 20
が入っていた)。
【0094】この実験結果を以下の表2に示す。
【0095】
【表2】
【0096】上記表に示す結果は、チメロサールは他の
試験防腐剤よりもずっと良好な防腐効果を達成すること
を明らかに示しているが、C. albicansに関しては、全
体で24時間までは保護することができなかった。更
に、チメロサールは全体的死滅を48時間までは維持す
ることができなかった、と言うのは、S. aureusおよび
P. aeruginosaが入っているエマルジョンのいくつかに
おいて汚染が記録されたからである。チメロサールの代
わりにクロルブトール単独を用いてまた同様な実験を行
った。全体的防腐保護は全く得られなかった。この防腐
剤はB.P.の要求に合致しなかった。
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【0107】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0108】1. 水中油型エマルジョンでありそして
約0.5〜50重量%の油、約0.5〜10重量%の燐
脂質および約0.05〜10重量%の両性界面活性剤か
ら成る眼用薬剤投与賦形剤。
【0109】2. 約0.2〜2%の該両性界面活性剤
を含んでいる第1項記載の薬剤投与賦形剤。
【0110】3. 約0.2〜0.5%の該両性界面活
性剤を含んでいる第2項記載の薬剤投与賦形剤。
【0111】4. 該両性界面活性剤が、イミダゾリン
を基とする界面活性剤である前項いずれか1項記載の薬
剤投与賦形剤。
【0112】5. 上記界面活性剤がMIRANOLTMである
第4項記載の薬剤投与賦形剤。
【0113】6. 燐脂質と該両性界面活性剤との比率
が約1:1〜4:1(重量/重量)である前項いずれか
1項記載の薬剤投与賦形剤。
【0114】7. 該燐脂質と該両性界面活性剤との比
率が約2:1(重量/重量)である第6項記載の薬剤投
与賦形剤。
【0115】8. 直径が約1μm未満の小滴から成る
前項いずれか1項記載の薬剤投与賦形剤。
【0116】9. 前項いずれか1項記載の薬剤投与賦
形剤と、有効量の疎水性、両性または親油性薬剤と、か
ら成る眼用薬学的調剤。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、種々の貯蔵時間および温度における、
エマルジョン「M」(以下を参照)中の薬剤Δ8−TH
Cの含有量を示す。
【図2】図2は、種々の貯蔵時間および温度における、
エマルジョン「C」(以下を参照)中の薬剤Δ8−TH
Cの含有量を示す。
【図3】図3は、平均小滴サイズおよび多分散性に対す
る燐脂質濃度の効果を示す。
【図4】図4は、平均小滴サイズに対する両性界面活性
剤濃度の効果を示す。
【図5】図5は、平均小滴サイズおよび多分散性に対す
る油濃度の効果を示す。
【図6】図6は、非イオン系界面活性剤か或は両性界面
活性剤のどちらかを含むエマルジョン中の、小滴サイズ
(a)および多分散性(b)に対するpHの効果を示
す。
【図7】図7は、PLURONIC F-68を含有しているエマル
ジョンと比較したときの、MIRANOLを含有しているエマ
ルジョンの安定性に対する二価カチオン濃度の効果を示
す。
【図8】図8は、種々の貯蔵時間におけるエマルジョン
Mの平均小滴サイズ(a)および多分散性(b)を示
す。
【図9】図9は、種々の貯蔵時間におけるエマルジョン
Cの平均小滴サイズ(a)および多分散性(b)を示
す。
【図10】図10は、種々の貯蔵時間および温度におけ
るHU−211含有エマルジョンの平均小滴サイズ
(a)および多分散性(b)を示す。
【図11】図11は、種々の温度における種々の貯蔵時
間後のエマルジョン中のHU−211濃度を示す。
【図12】図12は、種々の温度における種々の貯蔵時
間後のエマルジョンMのジータ電位を示す。
【図13】図13は、1日目の午前8時に開始し、そし
てその後の種々の時間間隔における、種々の時間で測定
したIOPを示す。基底IOPおよびHU−211処理
後IOPの両方を示す。(A)は、1つの群の動物(こ
こでは「群I」と呼ぶ)から得られる結果であり、そし
て(B)は、もう1つの群の動物(ここでは「群II」
と呼ぶ)から得られる結果である。これらの2つの群か
ら成る動物には全く同様な処理を受けさせた。
【図14】図14は、基底レベルと比較したときの、H
U−211を投与した後のIOPの低下を示す(A−群
I、B−群II)。
【図15】図15は、基底IOPと、反対側の未処理の
目にHU−211を投与した後のIOPを示す。
【図16】図16は、通常の溶液か、或は本発明の組成
物を投与したときの、高血圧ラビットにおける眼内圧
(IOP)に対するΔ8−THCの効果を示す。
【図17】図17は、正常血圧ラビットを用いたとき
の、図14と同様な実験である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/57 7252−4C (72)発明者 シモン・ベニタ イスラエル・エルサレム90805・メバセレ ツトジオン・ハーラジムストリート33/3 (72)発明者 シヤウル・マクター イスラエル・レウト・ハエラストリート20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中油型エマルジョンでありそして約
    0.5〜50重量%の油、約0.5〜10重量%の燐脂
    質および約0.05〜10重量%の両性界面活性剤から
    成る眼用薬剤投与賦形剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薬剤投与賦形剤と、有効
    量の疎水性、両性または親油性薬剤と、から成る眼用薬
    学的調剤。
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