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JPH05181135A - 偏光照明装置及び該偏光照明装置を用いた投写表示装置 - Google Patents

偏光照明装置及び該偏光照明装置を用いた投写表示装置

Info

Publication number
JPH05181135A
JPH05181135A JP92245A JP24592A JPH05181135A JP H05181135 A JPH05181135 A JP H05181135A JP 92245 A JP92245 A JP 92245A JP 24592 A JP24592 A JP 24592A JP H05181135 A JPH05181135 A JP H05181135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
polarized light
polarized
polarization
polarizing element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP92245A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Kimura
一己 木村
Hideaki Mitsutake
英明 光武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP92245A priority Critical patent/JPH05181135A/ja
Publication of JPH05181135A publication Critical patent/JPH05181135A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/28Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising
    • G02B27/283Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising used for beam splitting or combining
    • G02B27/285Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising used for beam splitting or combining comprising arrays of elements, e.g. microprisms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/28Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising
    • G02B27/283Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising used for beam splitting or combining

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
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  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏光照明装置をコンパクト化する為、偏光ビ
ームスプリッタをアレイ化した時に、前記偏光ビームス
プリッタのピッチに対応して発生する輝度ムラ、色ムラ
を低減する。 【構成】 光源とアレイ化された偏光ビームスプリッタ
を有する偏光照明装置に於て、偏光ビームスプリッタに
入射する光束の拡がり角を±θ、被照明体と前記アレイ
化された偏光ビームスプリッタの間の距離をL、前記ア
レイ化された偏光ビームスプリッタのピッチをPとした
ときに、2Ltanθ≧PとなるようにピッチPを設定
した。これにより被照明体上での照明光の色ムラ、輝度
ムラを目立たなくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏光照明装置及び該偏光
照明装置を有する投写表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、偏光照明装置の小型化、軽量化を
目指して、アレイ化した偏光素子を搭載した偏光照明装
置が提案されている。図16はそのような偏光照明装置
を用いた投写表示装置の従来例を示す要部構成図であ
り、特開平2−62475に記載されているものであ
る。
【0003】1は光源、2は反射ミラー、20は偏光素
子、203a、203bは偏光分離作用膜、7は液晶ラ
イトバルブ、22はλ/4光学位相板である。図16に
おいて2つの偏光分離作用膜203a、203bはほぼ
90度の角度で互いの端部が接しており、偏光素子20
は図に示す様にそれらを単位とした繰り返し構造となっ
ている。反射鏡2によって略平行光となった光源1から
のランダム光Aoは偏光素子20の偏光分離作用膜20
3aにより、P偏光光Apは透過され、S偏光光Asは
反射される。S偏光光Asは更に光路に設置されている
他方の偏光分離作用膜203bで反射され、光学軸が所
望の方向に設定されているλ/4光学位相板22を通過
後、円偏光光Arとなり、光源1、反射鏡2を介して再
度λ/4光学位相板22を通過する事によりP偏光光A
p′となって偏光分離作用膜を透過し、液晶ライトバル
ブ7に入射する。この投写表示装置では、偏光分離作用
膜203aまたは203bで分離されるP偏光光Apと
S偏光光Asの両偏光光を、同じ偏光方向を持つ偏光光
Ap、Ap′とし、液晶ライトバルブ7を照明すること
ができるため、偏光照明装置を用いない投写表示装置に
比べて大幅な光利用効率のアップが図れまた、アレイ化
することにより一般の偏光照明装置に比べて軽量化、小
型化が達成できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、偏光素子を
アレイ化した時、1つのユニット幅をピッチPとする輝
度ムラや色ムラが生じる事になり、そのような偏光素子
を用いた偏光照明装置で投写表示装置を構成すると投影
される画像は非常に見にくくなってしまう。
【0005】従来例を用いて色ムラが生じる様子を説明
する。光源は有限の径をもっているので、反射ミラーで
被照明体(従来例では液晶ライトバルブ)へ向けられた
光は完全な平行光とはならずある拡がり角をもった光と
なる。そのような光が偏光分離作用膜を通過し、液晶ラ
イトバルブへ入射する様子を示したのが図17である。
【0006】周知のように誘電体の多層膜である偏光分
離作用膜には角度依存性があり、所望の角度で光が入射
しないと偏光分離特性が落ちたり、偏光分離作用膜通過
後の光の波長成分が変わってしまう。例えば、偏光分離
作用膜に対して45度より大きな角度で白色光が入射す
ると出射光は赤みがかかり、45度より小さな角度だと
出射光は青っぽくなるとする。すると図17に示す様
に、液晶ライトバルブ7を照明する照明光に於て、赤み
がかかった領域C、青みがかかった領域B、双方が混ざ
った領域Aに分かれ、色ムラとなってしまう。
【0007】輝度ムラについても同様に説明できる。例
えば、偏光分離作用膜に対して45度より大きな角度で
光が入射するとP偏光光の透過率が悪くなり、45度よ
り小さな角度だとP偏光光の透過率が良くなるとすれ
ば、明るい領域と暗い領域が生じ、つまり輝度ムラとな
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、偏光素子のア
レイのピッチに対応した輝度ムラ、色ムラの目立たない
薄型偏光素子を提供する事を目的とし、本発明は、光源
の大きさが有限である事に起因して照明手段からの光束
は決して完全な平行光とはならないことを利用し、偏光
素子に入射する光束の拡がり角±θ、偏光素子と被照明
体間の距離Lからアレイ化された偏光手段の最適なピッ
チPを決定している。
【0009】
【実施例】図1は本発明の偏光素子を用いた投写表示装
置の構成を示したものであり、ハロゲンランプ、メタル
ハライドランプなどからなる光源1、光源1から発せら
れる光束の一部を反射する反射鏡2、光源1から直接ま
たは反射鏡2を介して入射される光束の熱線を吸収また
は反射する熱線カットフィルター3、熱線が除去された
光束を平行光束に変換するコンデンサレンズ4、旋光体
であるλ/4光学位相板22、平行光束を直線偏光光に
変換する偏光素子20、直線偏光光となった平行光束を
投写レンズ10の瞳内に集光するコンデンサレンズ2
1、直線偏光光を画像信号に応じて変調する液晶ライト
バルブ7、変調された直線偏光光のうちその透過軸方向
の成分のみを透過する偏光板8、透過した直線偏光光を
不図示のスクリーンに拡大投写する投写レンズ10とを
有する。
【0010】図2は本発明の偏光素子の一部の斜視図を
示したものであり、図3は同じく断面図を示したもので
ある。
【0011】1つのユニットは、入射光側に面を持つ直
角プリズム201と、出射光側に面を持つ直角プリズム
202、直角プリズム201及び202の接合部に設け
られた偏光分離作用膜203により構成されている。当
該偏光素子は、上記個々のユニットを図のように複数接
合し、接合部には全反射ミラー204が設けられた構成
となっている。
【0012】図4を用いて本発明の偏光素子20の作用
を説明する。
【0013】偏光分離作用膜203は、該偏光分離作用
膜203への45度入射光に対して、偏光分離作用膜面
に平行な偏光成分(S偏光光とする)は反射し、S偏光
光に対して垂直な偏光成分(P偏光光とする)は透過す
る作用を持つ。
【0014】図4において不定偏光光である光束αは偏
光分離作用膜203において、光束αのうちP偏光光L
P はそのまま透過して、偏光素子20より出射される。
一方、反射されるS偏光光LS は全反射ミラー204で
垂直反射され、再び偏光分離作用膜203で反射された
後、LS ′として前記LP とは反対方向に出射される。
図からも明らかなように全反射ミラー204の裏側、つ
まり直角プリズム202に面した側は、光束を反射させ
る必要がないので、乱反射を防ぐために光吸収面として
もよい。
【0015】S偏光光LS ′のその後について図5を用
いて説明する。図5は簡単のため光源1、反射鏡2、コ
ンデンサレンズ4、λ/4光学位相板22、偏光素子2
0のみ示して他は省略した。
【0016】図4で説明したように偏光素子20におい
て分離されたS偏光光LS ′は、所望の方向に光学軸が
設定されているλ/4光学位相板22の作用を受け円偏
光光LC となった後、コンデンサレンズ4を介してコン
デンサレンズ4の焦点位置にあり、反射鏡2の曲率中心
の位置に置かれた光源1に向かう。光源1に入射する円
偏光光LC の一部は、図に示すようにその偏光状態を保
持したまま透過し、反射鏡2で反射されるが、円偏光光
C は反射の際、その進行方向に対する回転方向を変え
円偏光光LC ′となり、光源1へ向かう。ここで分かり
やすくするために反射前と反射後で光路をずらして示し
てある。再び光源1を透過した円偏光光LC ′は、再び
コンデンサレンズ4を介してλ/4光学位相板22及び
偏光素子20へと向かう。S偏光光LS ′はこのように
S ′→LC →LC ′→LP ′という具合に変換される
ので、結果的にλ/4光学位相板を2度通過する。この
為、λ/4光学位相板22は作用としてλ/2光学位相
板と同じになりS偏光光LS ′の偏光方向を90度回転
させることが出来るので、S偏光光であったLS ′はP
偏光光LP ′として偏光素子20を透過する。
【0017】一方、円偏光光LC のうち光源1で拡散さ
れ、偏光状態が多少変化した光は、あたかも光源から発
した光のように振る舞い、コンデンサレンズ4を介して
偏光素子20を照射する。そして同じ動作を繰り返して
やがてはP偏光光LP ′となる。
【0018】本実施例では図5に示す様に繰り返し構造
のピッチをP、図示してはいないが偏光素子に入射する
光束の拡がり角をθ、被照明体と偏光素子の間の距離を
Lとしたときに2Ltanθ≧Pとすれば、偏光素子の
アレイ構造に起因して生じる色ムラや輝度ムラが被照明
体上でうまくキャンセルできる。この様子を輝度ムラを
例にとって図6に示した。 図6は2Ltanθ=Pの
条件を満たす配置である。不図示の照明手段から角度θ
の拡がりをもって入射してきた光束のうち反射面204
に当たる光束は図中矢印で示す様に反射面204で反射
(反射面204の裏面が吸収面になっていれば吸収)す
る為、斜線で示す様な領域に於て輝度の低下が起き、通
常、被照明面である液晶ライトバルブ上で輝度ムラが起
きるはずである。ところが、上記条件により輝度低下の
領域が、隣接する輝度低下の領域と重なるために輝度ム
ラが解消される。2Ltanθ>Pにした時は、さらに
重畳効果が促進される。
【0019】本実施例では直角プリズム201と202
を用いたが、直角でなくともよい。例えばプリズム20
1を直角から多少ずらすと、光源へ戻る円偏光光LC
光軸がずれ、円偏光光LC の少なくとも一部が光源1を
避けて通るので、光源1に直接ぶつかる円偏光光LC
少なくなる。
【0020】通常、光源に光が当たると透過、拡散され
る以外に吸収などによる損失光が生じる。該損失光は決
して無視できる量ではないので、前述したように、光源
1に直接ぶつかる円偏光光LC を少なくするのは光利用
効率アップにつながる。
【0021】図7に他の偏光素子の実施例を示す。
【0022】図7はプリズム201′、プリズム20
2′、偏光分離作用膜203′で構成される偏光ビーム
スプリッタと、プリズム201″、プリズム202″、
偏光分離作用膜203″で構成される偏光ビームスプリ
ッタを、偏光分離作用膜203′と203″が直交する
ように張り合わせ、その接合部に全反射ミラー204を
設けて、図のようにアレイ化したものである。この場
合、204は裏表共に全反射面となっており、偏光分離
作用膜203′と203″で反射されたS偏光光を両面
で反射させているので、全反射ミラー204を設ける面
を半分にすることができる。また、プリズム202′2
02″は1つのプリズムとして作製する事ができる。
【0023】本実施例に於ても輝度ムラ、色ムラ等が偏
光素子構造の周期に合わせて表れるはずだが、前実施例
と同様に偏光素子の1ユニットのピッチP、偏光素子2
0に入射する光束の拡がり角θ、被照明体と偏光素子と
の間の距離Lを本発明の条件に合わせれば、光束の拡が
り角による重畳効果により、上記輝度ムラ、色ムラ等は
目立たなくなる。
【0024】図8に本発明の他の実施例を示す。
【0025】図8はガラスなどからなる板状の部材の一
方の面に、該板状部材の他方の面に対して垂直な面と、
同じく他方の面に対してほぼ45度をなすような斜面と
を交互に設け、前記垂直な面には全反射ミラー204
を、前記45度をなす面には偏光分離作用膜を設け、そ
れに前記板状部材と同一の形状の部材を張り合せたもの
であり、照明系からの光束に対する作用は第1実施例と
同様であるが、本実施例は強度の面で非常に優れている
という効果も合わせ持つ。
【0026】図9は本発明の偏光照明装置の他の実施例
の要部を示したものであり、偏光素子20に相当する部
分のみ示した。
【0027】本実施例の偏光素子20は、直角三角形を
断面とする三角柱の形状をした直角プリズム201と2
02の、直角を挟んでいる面のどちらか一方に夫々偏光
分離作用膜を設け、該偏光分離作用膜を有する面どうし
を張り合せたものである。尚、偏光分離作用膜は直角プ
リズム201、202のどちらか一方のみに設けても良
い。
【0028】偏光分離作用膜203は、偏光分離作用膜
203へほぼ45度の入射角で入射する光に対して、偏
光分離作用膜203に平行な偏光方向を持つS偏光光は
反射し、S偏光光に対して垂直な偏光方向を持つP偏光
光は透過する作用を持つ。偏光分離作用膜203におい
て、不定偏光光束(a)のうちのP偏光光LP は偏光分
離作用膜203を透過して偏光素子20より出射され
る。一方不定偏光光束(a)のうちのS偏光光LS は偏
光分離作用膜203で反射され、更に全反射ミラー20
4で反射され、LS ′として偏光素子20より出射され
る。
【0029】もう一方の不定偏光光束(b)は、P及び
S偏光光共に、全反射ミラー204にて反射され、偏光
分離作用膜203において不定偏光光束(b)のうちP
偏光光P のみそのまま透過される。そして、P偏光光
P は全反射ミラー204′でP偏光光P と同じ進行
方向に向けて反射され、偏光素子20より出射される。
一方、偏光分離作用膜203にて反射されたS偏光光は
S として偏光素子20より出射される。
【0030】S偏光光LS ′とS ′のその後について
図10を用いて説明する。図10は簡単のため光源1、
球面反射ミラー2、λ/4光学位相板22、偏光素子2
0のみ示して他は省略した。
【0031】図9で説明したように偏光素子20におい
て分離されたS偏光光LS ′は、所望の方向に光学軸が
設定されているλ/4光学位相板22の作用を受け円偏
光光LC となった後、コンデンサレンズ21を介してコ
ンデンサレンズ21の焦点位置にあり、球面反射鏡2の
曲率中心の位置に置かれた光源1に向かう。光源1に入
射する円偏光光LC の一部は、図に示すようにその偏光
状態を保持したまま透過し、球面反射鏡2で反射される
が、円偏光光LC は反射の際、その進行方向に対する回
転方向を変え円偏光光LC ′となり、光源1へ向かう。
ここで分かりやすくするために反射前と反射後で光路を
ずらして示してある。再び光源1を透過した円偏光光L
C ′は、再びコンデンサレンズ21を介してλ/4光学
位相板22及び偏光素子20へと向かう。S偏光光L
S ′はこのようにLS ′→LC →LC ′→LP ′という
具合に変換されるので、結果的にλ/4光学位相板を2
度通過する。この為、λ/4光学位相板22は作用とし
てλ/2光学位相板と同じになりS偏光光LS ′の偏光
方向を90度回転させることが出来るので、S偏光光で
あったLS ′はP偏光光LP ′として偏光素子20を透
過する。
【0032】一方、円偏光光LC のうち光源1で拡散さ
れ、偏光状態が多少変化した光は、あたかも光源から発
した光のように振る舞い、コンデンサレンズ21を介し
て偏光素子20を照射する。そして同じ動作を繰り返し
てやがてはP偏光光LP ′となる。
【0033】S ′についてもLS ′と同様である。
【0034】本実施例に於ても輝度ムラ、色ムラ等が図
示したような偏光素子構造の周期Pに合わせて表れるは
ずだが、前実施例と同様にピッチP、偏光素子20に入
射する光束の拡がり角θ、被照明体と偏光素子との間の
距離Lを本発明の条件に合わせれば、光束の拡がり角に
よる重畳効果により、上記輝度ムラ、色ムラ等は目立た
なくなる。
【0035】図11は本発明の偏光照明装置の他の実施
例の要部を示したものであり、偏光素子20に相当する
部分のみ示した。
【0036】本実施例の偏光素子20は、直角三角形を
断面とする三角柱の形状をした直角プリズム201と2
02の、直角を挟んでいる両方の面に夫々偏光分離作用
膜を設け、該偏光分離作用膜を有する面どうしを張り合
せたものである。尚、偏光分離作用膜は直角プリズム2
01、202のどちらか一方のみに設けても良い。
【0037】偏光分離作用膜203は、偏光分離作用膜
203へほぼ45度の入射角で入射する光に対して、偏
光分離作用膜203に平行な偏光方向を持つS偏光光は
反射し、S偏光光に対して垂直な偏光方向を持つP偏光
光は透過する作用を持つ。偏光分離作用膜203におい
て、不定偏光光束(a)のうちのP偏光光LP は偏光分
離作用膜203を透過して偏光素子20より出射され
る。一方不定偏光光束(a)のうちのS偏光光LS は偏
光分離作用膜203で反射され、更に隣接した偏光分離
作用膜203で反射され、LS ′として偏光素子20よ
り出射される。
【0038】もう一方の不定偏光光束(b)も同様にし
てP偏光光P とS偏光光S に分離される。
【0039】S偏光光LS ′とS ′のその後の振る舞
いについては図10に示したのと同様なので省略する。
【0040】本実施例に於ても輝度ムラ、色ムラ等が図
示したような偏光素子構造の周期Pに合わせて表れるは
ずだが、前実施例と同様にピッチP、偏光素子20に入
射する光束の拡がり角θ、被照明体と偏光素子との間の
距離Lを本発明の条件に合わせれば、光束の拡がり角に
よる重畳効果により、上記輝度ムラ、色ムラ等は目立た
なくなる。
【0041】図12は本発明の偏光照明装置の他の実施
例の要部を示したものであり、偏光素子20に相当する
部分のみ示した。
【0042】本実施例の偏光素子は、入射光束を複数の
光束に分割する光束分割部301及び該複数に分割され
た光束の各々について、直線偏光光に変換する偏光変換
部302から構成している。
【0043】光束分割部301は入射側に光束を集束さ
せる作用をもつ集束作用面301aの列をもち、出射側
に光束を発散させる作用をもつ発散作用面301bの列
をもっている。本実施例では集束作用面301aとして
正のパワーをもつレンチキュラーレンズ、発散作用面3
01bとして、集束作用面301aと同じ周期をもちか
つ、対となる収束作用面と共焦点をなす負のパワーのレ
ンチキュラーレンズから構成されており、該負パワーレ
ンズの焦点距離の絶対値を正パワーレンズの焦点距離の
1/2とすることにより、入射平行光束は光束巾が該レ
ンチキュラーレンズピッチの1/2の略平行光の光束に
分割される。発散作用面301bは集束作用面301a
と同じ巾をもつ必要はないので、光束の進行を妨げない
範囲でその一部を非作用面301cで構成してもかまわ
ない。また、非作用面301cに吸収膜を設ける事によ
り、該光束分割部内での乱反射等による悪影響を軽減す
ることができる。
【0044】偏光変換部302は光束分割部の光束出射
部301bに対応した、その断面が平行四辺形のガラス
部材206と、同等の形状でガラス部材206どうしの
間に配置するガラス部材205とガラス部材206、2
05が接する面のうち、光束出射部301bの光路に対
応した面に形成された偏光分離作用膜203、他方の面
に形成された反射面204及び、λ/2光学位相板11
からなる。
【0045】偏光変換部302に入射した光束(a)は
偏光分離作用膜203でP偏光光LP は透過され、S偏
光光LS は反射される。反射されたS偏光光LS は反射
面204で90°向きを変えた後、λ/2光学位相板1
1で偏光面を90°回転され、P偏光光LP ′となっ
て、P偏光光LP と共に同じ直線偏光光として出射され
る。
【0046】本実施例に於ても輝度ムラ、色ムラ等が図
示したような偏光素子構造の周期Pに合わせて表れるは
ずだが、ピッチP、偏光変換部302に入射する光束の
拡がり角θ′、被照明体と偏光素子との間の距離Lを本
発明の条件に合わせれば、光束の拡がり角による重畳効
果により、上記輝度ムラ、色ムラ等は目立たなくなる。
【0047】本実施例が他の実施例と異なる点は光束分
割部301を用いて、各ユニットに対応する光束を約半
分の巾に圧縮している点で、これにより照明手段からの
光束の拡がり各θに対して、光束分割部301からの出
射光束の拡がり角はθ′に変化する。一般に拡がり角θ
とθ′の関係は、光束の圧縮率に反比例し、本実施例の
場合、光束の巾が約1/2になるので、θ′≒2θとな
る。
【0048】図13は、本発明の偏光素子を用いたカラ
ーの投写表示装置の構成を示したものである。
【0049】コンデンサレンズ4により平行化された平
行光束は、赤色を反射し、緑、青色を透過するダイクロ
イックミラー28、緑色を反射し青色を透過するダイク
ロイックミラー23、全反射ミラー24により赤・緑・
青の3色に分解され、各色に対応して設けられた偏光素
子20R、20G、20Bで直線偏光光に変換され、コ
ンデンサレンズ21R、21G、21Bを介して液晶ラ
イトバルブ7R、7G、7Bに入射する。液晶ライトバ
ルブ7R、7G、7Bで変調された光は検光子8R、8
G、8Bで透過・吸収の選択がなされ、緑色を反射し赤
色を透過するダイクロイックミラー26、赤、緑色を透
過し青色を反射するダイクロイックミラー27、全反射
ミラー25、により再び合成される。合成光は投写レン
ズ10により不図示のスクリーン上へ投写表示される。
【0050】本実施例においては3色に分解した後に、
前述した実施例の構成の偏光素子20R、20G、20
Bを設けることにより以下の効果を有する。
【0051】一般に偏光分離作用膜は波長依存性を零に
押さえるのは難しく、白色光の入射光束に対しては、効
率上の限界がある。従って、本実施例のように3色別に
偏光素子を構成することにより、効率アップ、良好な色
再現性等に関するより良い設計が可能となる。
【0052】本発明の偏光素子を用いる構成としては、
本実施例に限定されるものではなく、色分解系にクロス
ダイクロイックミラーを用いたもの、色合成系にクロス
ダイクロイックミラーを用いたもの、色合成系を用いず
3色別に投写レンズを用いるもの等、さまざまな構成に
適用可能である。また、偏光素子の配置位置も3色分解
後に限定されるものではなく、色分解系の途中、あるい
は色分解系の前に置くことも可能であり、必要な偏光素
子の個数も各々の場合で異なってくる。また、反射型液
晶ライトバルブを用いた投写表示装置にも用いることが
出来るのは言うまでもない。いずれにしても、複数の偏
光素子を用いる場合は色ムラの発生を抑制する為にも光
学的に等価な位置に配置する必要がある。ここで言う光
学的に等価な位置とは光路中の同じ位置関係にあるとい
う場合以外に、光束の分布(各偏光素子への入射角分
布、強度分布等)が類似しているという意味も含む。
【0053】以上の実施例においては、光源の背面に設
ける反射鏡として球面反射鏡を用いたが、放物面反射鏡
や楕円面反射鏡なども考えられる。一般に平行光束を得
るときには球面反射鏡よりも放物面反射鏡のほうが光利
用効率が良くなるが、偏光変換効率は、偏光素子から戻
ってくる光束のリフレクタでの反射回数が奇数回である
球面反射鏡を用いたほうが有利である。
【0054】放物反射鏡のようにリフレクタでの反射回
数が偶数回だと、偏光変換効率が悪くなるが、それを補
う照明手段としては図14のようなものが考えられる。
【0055】図14の照明手段はλ/4光学位相板が光
源からの光軸を境にしてλ/4光学位相板22aとλ/
4光学位相板22bとに別れており、入射光であるS偏
光光LS に対して、より多く出射光がP偏光光LP とし
て得られるように夫々λ/4光学位相板22aとλ/4
光学位相板22bの光学軸を設定するものである。普通
はλ/4光学位相板22aとλ/4光学位相板bの光学
軸がほぼ90度をなすように設定すると最も偏光変換効
率が良くなる。
【0056】次に照明手段からの光束の拡がり角につい
て図15を用いて説明を加える。半径rの光源1、半径
Rの反射鏡2(この場合は球面鏡)、凸レンズ4の組み
合わせに於て、反射鏡の開口を2m、開口から偏光素子
までの距離をlとすると、 tanθ1 =m/l tanθ2 =r/R 偏光素子へ入射する光束の拡がり角θは、 tanθ1 ≦tanθ2 つまり m/l≦r/R の
時 θ=θ1 tanθ1 ≧tanθ2 つまり m/l≧r/R の
時 θ=θ2
【0057】つまり、距離lが十分大きいと、偏光素子
20から距離lを隔てた開口の見かけの大きさに依存
し、距離lが小さくなると、反射鏡2上から見た光源1
の見かけの大きさに依存する。実際の装置では後者の場
合が多い。
【0058】反射鏡2として焦点距離fの放物面鏡を用
いた場合は、前記Rが可変となり、拡がり角θ=θ2
最大になるのはRが最小の値fをとる時、つまり放物面
鏡の底部で反射した光に相当する。しかし、一般に光源
1の配光分布を考えると、放物面鏡の底部へ向かう光は
少量であることや、実際には当該底部には光源の支持部
材取り付けの為の穴が開いているので、前述したような
光は殆ど存在しない。よって、Rがとる最小の値は実際
にはfより大きくなる。
【0059】以下に、本発明の数値実施例を示す。
【0060】通常、150wのメタルハライドランプの
発光径は約5mmであり、焦点距離が16mmの放物面
鏡と組み合わせ、ランプから偏光素子までの距離を15
0mmとした時、偏光素子に入射する光束の拡がり角は
最大約±8.9°となる。図13のように各液晶ライト
バルブに対応する偏光素子を当該液晶ライトバルブから
夫々30mm離して設置したとすると、前記条件式より
前記偏光素子は約9.4mm以下のピッチにすれば、輝
度ムラや色ムラが目立たない投影像を得ることができ
る。
【0061】尚、本発明は以上の実施例に限定されるも
のではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の構
成が可能であることは言うまでもない。
【0062】偏光変換部に用いられるプリズムは偏光分
離作用膜の分離機能を最適に保つ為に、屈折率選択の自
由度の大きい光学ガラスを用いることが多いが、プラス
チック材によるものも可能である。又、プリズムを用い
ないで平行平板の組み合わせで構成することもできる
が、P偏光光の透過率はプリズムに比べて劣る。
【0063】偏光分離作用膜203としては通常の光学
多層膜により構成することが出来るが、偏光分離作用膜
203の代わりにグリッド偏光子を用いても同様の効果
が得られる。この場合、プリズムでグリッド偏光子を挟
まなくても偏光分離機能は最適な状態に保てるので、偏
光照明装置の軽量化という更なる効果が期待できる。
【0064】グリッド偏光子は、金属を平行に配列した
非常に細かい格子構造をしており、この格子間隔の2倍
以上の波長を持つ光が入射する場合、格子に平行な偏光
成分は反射し、格子に垂直な偏光成分は透過する。
【0065】また、偏光分離作用膜の代わりにコレステ
リック液晶層などを用いても本発明は適用できる。
【0066】λ/4光学位相板22としては雲母、水晶
等の結晶性のもの、延伸した高分子フィルム、一定の厚
みを持ち一定方向に分子軸をそろえて配向させた低分子
液晶、または側鎖型高分子液晶、高分子中に分散させた
低分子液晶等を用いることが出来る。また、全反射ミラ
ー204としてはアルミ蒸着ミラーを用いるかまたは薄
膜多層膜を用いることが多いが、全反射ミラー204の
裏面にも同じように全反射ミラーを設けても良い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、照明手段
からの所定の拡がり角を持った光束の光路に設けた偏光
素子により該光束を互いに偏光面の異なる第1偏光光と
第2偏光光に分離し、該第1偏光光を第1の方向に向け
ると共に該第2偏光光を前記偏光素子によって前記照明
手段に戻し、前記照明手段により該第2偏光光の偏光面
を前記第1偏光光と同じ偏光面に変換すると共に該第2
偏光光を前記偏光素子を介して前記第1の方向に向ける
偏光照明装置において、前記偏光素子を1つの単位とし
て前記照明手段からの光束の光路を横切るよう所定方向
に沿って複数個配列した繰り返し構造となっており、前
記偏光素子に入射する光束の拡がり角を±θ、被照明体
と前記偏光素子の間の距離をL、前記繰り返し構造のピ
ッチをPとしたときに、 2Ltanθ≧P としたので、輝度ムラや色ムラの目立たない偏光照明装
置を得ることができる。
【0068】本発明の偏光照明装置を投写表示装置に用
いれば、軽量コンパクトでかつ安価な高輝度投写表示装
置を、画質を落とすことなく提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す投写表示装置の概略構成
【図2】本発明の実施例を示す偏光素子の斜視図
【図3】本発明の実施例を示す偏光素子の断面図
【図4】本発明の実施例を示す偏光素子の作用説明図
【図5】本発明の実施例を示す偏光照明装置の作用説明
【図6】本発明の効果を示す作用説明図
【図7】本発明の偏光素子の他の実施例
【図8】本発明の偏光素子の他の実施例
【図9】本発明の偏光素子の他の実施例とその作用説明
【図10】本発明の偏光照明装置の他の実施例の作用説
明図
【図11】本発明の偏光素子の他の実施例とその作用説
明図
【図12】本発明の偏光素子の他の実施例とその作用説
明図
【図13】本発明の実施例を示すカラー投写表示装置の
概略構成図
【図14】本発明の偏光照明装置に用いる照明手段の実
施例
【図15】偏光照明装置の拡がり角の説明図
【図16】偏光照明装置を用いた投写表示装置の従来例
【図17】偏光素子の従来例の作用説明図
【符号の説明】
1 光源 2 反射ミラー 3 熱線カットフィルター 4 コンデンサレンズ 5、8 偏光板 7 液晶ライトバルブ(LCD) 10 投写レンズ 11 λ/2光学位相板 20 偏光素子 21 コンデンサレンズ 22 λ/4光学位相板 201、202 直角プリズム 203 偏光分離作用膜 24、25、204 反射面 23、26、27、28 ダイクロイックミラー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明手段からの所定の拡がり角を持った
    光束の光路に設けた偏光素子により該光束を互いに偏光
    面の異なる第1偏光光と第2偏光光に分離し、該第1偏
    光光を第1の方向に向けると共に該第2偏光光を前記偏
    光素子によって前記照明手段に戻し、前記照明手段によ
    り該第2偏光光の偏光面を前記第1偏光光と同じ偏光面
    に変換すると共に該第2偏光光を前記偏光素子を介して
    前記第1の方向に向ける偏光照明装置において、前記偏
    光素子を1つの単位として前記照明手段からの光束の光
    路を横切るよう所定方向に沿って複数個配列した繰り返
    し構造となっており、前記偏光素子に入射する光束の拡
    がり角を±θ、被照明体と前記偏光素子の間の距離を
    L、前記繰り返し構造のピッチをPとしたときに、 2Ltanθ≧P とすることを特徴とする偏光照明装置。
  2. 【請求項2】 前記照明手段は光源と該光源の背後に設
    けた反射鏡と、該光源の前面に設けたλ/4光学位相板
    からなり、前記偏光素子は前記照明手段の光軸に対して
    傾いた偏光分離作用膜と前記光軸とほぼ平行な反射面か
    らなることを特徴とする請求項1記載の偏光照明装置。
  3. 【請求項3】 前記照明手段は光源と該光源の背後に設
    けた反射鏡と、該光源の前面に設けたλ/4光学位相板
    からなり、前記偏光素子は偏光分離作用膜と一端が該偏
    光分離作用膜の一端とある角度をもって接している全反
    射ミラーとを前記照明手段からの光路に夫々斜設し、該
    全反射ミラーの裏面に第2の全反射ミラーを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の偏光照明装置。
  4. 【請求項4】 前記照明手段は光源と該光源の背後に設
    けた反射鏡と、該光源の前面に設けたλ/4光学位相板
    からなり、前記偏光素子は偏光分離作用膜と一端が該偏
    光分離作用膜の一端とある角度をもって接している第2
    の偏光分離作用膜とを前記照明手段からの光路に夫々斜
    設したことを特徴とする請求項1記載の偏光照明装置。
  5. 【請求項5】 偏光照明装置と、該偏光照明装置からの
    偏光光を変調することにより画像を形成する画像形成手
    段と、該画像形成手段により形成された画像光を投影す
    る投影手段とを有する投写表示装置において、前記偏光
    照明装置は、照明手段からの所定の拡がり角を持った光
    束の光路に設けた偏光素子により該光束を互いに偏光面
    の異なる第1偏光光と第2偏光光に分離し、該第1偏光
    光を第1の方向に向けると共に該第2偏光光を前記偏光
    素子によって前記照明手段に戻し、前記照明手段により
    該第2偏光光の偏光面を前記第1偏光光と同じ偏光面に
    変換すると共に該第2偏光光を前記偏光素子を介して前
    記第1の方向に向ける偏光照明装置において、前記偏光
    素子を1つの単位として前記照明手段からの光束の光路
    を横切るよう所定方向に沿って複数個配列した繰り返し
    構造となっており、前記前記偏光素子に入射する光束の
    拡がり角を±θ、前記画像形成手段と前記偏光素子の間
    の距離をL、前記繰り返し構造のピッチをPとしたとき
    に、 2Ltanθ≧P とすることを特徴とする投写表示装置。
  6. 【請求項6】 照明手段からの所定の拡がり角を持った
    光束の光路に、該光束を互いに偏光面の異なる第1偏光
    光と第2偏光光に進行方向によって分離し、該第2偏光
    光を前記第1偏光光と同じ偏光面に変換すると共に該第
    2偏光光と前記第1偏光光の進行方向を同一にする偏光
    素子を設けた偏光照明装置に於て、前記偏光素子を1つ
    の単位として前記照明手段からの光束の光路を横切るよ
    う所定方向に沿って複数個配列した繰り返し構造となっ
    ており、前記偏光素子に入射する光束の拡がり角を±
    θ′、被照明体と前記偏光素子の間の距離をL、前記繰
    り返し構造のピッチをPとしたときに、 2Ltanθ′≧P とすることを特徴とする偏光照明装置。
  7. 【請求項7】 偏光照明装置と、該偏光照明装置からの
    偏光光を変調することにより画像を形成する画像形成手
    段と、該画像形成手段により形成された画像光を投影す
    る投影手段とを有する投写表示装置において、前記偏光
    照明装置は、照明手段からの所定の拡がり角を持った光
    束の光路に、該光束を互いに偏光面の異なる第1偏光光
    と第2偏光光に進行方向によって分離し、該第2偏光光
    を前記第1偏光光と同じ偏光面に変換すると共に該第2
    偏光光と前記第1偏光光の進行方向を同一にする偏光素
    子を設けた偏光照明装置に於て、前記偏光素子を1つの
    単位として前記照明手段からの光束の光路を横切るよう
    所定方向に沿って複数個配列した繰り返し構造となって
    おり、前記偏光素子に入射する光束の拡がり角を±
    θ′、前記画像形成手段と前記偏光素子の間の距離を
    L、前記繰り返し構造のピッチをPとしたときに、 2Ltanθ′≧P とすることを特徴とする投写表示装置。
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