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JPH05179553A - ガラス繊維マットの製造装置 - Google Patents

ガラス繊維マットの製造装置

Info

Publication number
JPH05179553A
JPH05179553A JP3347478A JP34747891A JPH05179553A JP H05179553 A JPH05179553 A JP H05179553A JP 3347478 A JP3347478 A JP 3347478A JP 34747891 A JP34747891 A JP 34747891A JP H05179553 A JPH05179553 A JP H05179553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass fiber
fiber bundle
feeder
belt conveyor
rollers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3347478A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Shibagaki
哲男 柴垣
Toshihiko Mizutani
利彦 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Exsymo Co Ltd
Original Assignee
Ube Nitto Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Nitto Kasei Co Ltd filed Critical Ube Nitto Kasei Co Ltd
Priority to JP3347478A priority Critical patent/JPH05179553A/ja
Publication of JPH05179553A publication Critical patent/JPH05179553A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】予備のフィーダの駆動を停止した時に自動的に
予備のフィーダのガラス繊維束を切断することができる
ガラス繊維マットの製造装置を提供する。 【構成】ガラス繊維束2の供給源4と、ベルトコンベヤ
8と、前記ベルトコンベヤの上方に設けられ、前記供給
源からのガラス繊維束を下方に供給するローラ14a,
14bを有するフィーダ6bとを備えるガラス繊維マッ
トの製造装置において、該ローラの下方に設けられ、該
ローラからのガラス繊維束を前記ベルトコンベヤへ供給
するエアノズル40と、該エアノズルの下方に設けら
れ、前記ガラス繊維束を切断するカッター42と、前記
フィーダが停止したときに前記カッターを駆動する制御
装置38とを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス繊維マットの製造
装置に係り、特にガラス繊維束のカッター装置を有する
ガラス繊維マットの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維マットにより強化された熱可
塑性樹脂シート(FRTPスタンパブルシート)は、そ
の優れた製品強度、加工性、量産性から、最近その需要
が増えている。
【0003】従来このガラス繊維マットの製造装置とし
てたとえば特公昭63−6660号、特公平2−367
08号に開示されている装置等が知られている。
【0004】上記公報に記載の製造装置においては、ガ
ラス繊維束がその供給源からフィーダへ供給され、該フ
ィーダから下方の無端ベルトコンベヤに振り落とす。振
り落とされたガラス繊維束は、該コンベヤ上でマット状
となる。
【0005】フィーダは、ベルトコンベヤの進行方向に
対して直交する方向へ移動可能にされたフレームと、こ
のフレームに設けられてガラス繊維束の供給源からガラ
ス繊維束を引き出すフィードローラと、フィードローラ
からガラス繊維束を引き出し且つ該ガラス繊維束を無端
ベルトコンベヤ上へ振り落とす手段等を有する。
【0006】このフィードローラの回転により2つのフ
ィードローラ間に生じる摩擦力でガラス繊維束が供給源
から引っ張られる。
【0007】また、フィードローラの下方にスポークロ
ーラ(歯付きローラ)を設け、このスポークローラによ
りガラス繊維束をフィードローラから引出し、下方へ振
り落とす方式のものもある。
【0008】上述のガラス繊維マットの製造装置におい
ては、フィーダのフィードローラの回転により、2つの
フィードローラ間に生じる摩擦力でガラス繊維束が供給
源から引っ張られる。ところがガラス繊維束はもろいの
で、フィードローラ等により引っ張るとき、摩擦により
ガラス繊維の一部が切断されることがある。このトラブ
ルを単糸切れと称する。切断されたガラス繊維束はフィ
ードローラに絡み付く。フィードローラの周速はたとえ
ば300〜500m/min前後と高速であるので、一
旦切断されたガラス繊維がフィードローラに絡み付くと
次々に次のガラス繊維を巻き込んで一瞬の間にフィード
ローラの全周にガラス繊維束が絡み付く。
【0009】スポークローラを用いた製造装置の場合、
フィードローラの場合と同様の原因によりスポークロー
ラにもガラス繊維束が絡みつくことがある。
【0010】このため、常に複数の作業員がフィーダを
監視して、繊維束がローラにからみ付いたときにフィー
ダのスイッチを切って止めている。なお、フィーダは、
正常時に稼動する通常のフィーダと、このフィーダが停
止した場合に駆動される予備のフィーダの2種類あり、
3台の通常のフィーダと、1台の予備のフィーダの、計
4台をひと組として制御される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】繊維束がローラにから
み付いた場合、フィーダの駆動を停止した後、予備のフ
ィーダを駆動して通常のフィーダの代わりに繊維束をコ
ンベヤ上に供給する。
【0012】そして、作業員により、ガラス繊維束がか
らみ付いたローラからのガラス繊維束の除去作業が行な
われる。
【0013】該作業が終わると、フィーダの始動スイッ
チが押され、フィーダが始動し、予備のフィーダの駆動
を停止する。
【0014】予備のフィーダの駆動を停止した後、該予
備のフィーダからのガラス繊維束がコンベヤの移動と共
に引きずり出されないように、ガラス繊維束を切断する
必要があるが、従来この切断は作業員が切断していた。
【0015】従って本発明の目的は、予備のフィーダの
駆動を停止した時に自動的に予備のフィーダのガラス繊
維束を切断することができるガラス繊維マットの製造装
置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるガラス繊維マットの製造装置は、ガラ
ス繊維束の供給源と、ベルトコンベヤと、前記ベルトコ
ンベヤの上方に設けられ、前記供給源からのガラス繊維
束を下方に供給するローラを有するフィーダとを備える
ガラス繊維マットの製造装置において、該ローラの下方
に設けられ、該ローラからのガラス繊維束を前記ベルト
コンベヤへ供給するノズルと、該ノズルの下方に設けら
れ、前記ガラス繊維束を切断するカッター装置と、前記
フィーダが停止したときに前記カッター装置を駆動する
制御装置とを設けたことを特徴とする。
【0017】
【作用】フィードローラまたはスポークローラにガラス
繊維束が絡みつくと、該フィーダが停止され、予備のフ
ィーダが駆動される。
【0018】作業員により、ガラス繊維束がからみ付い
たフィーダからのガラス繊維束の除去作業が行なわれ、
該作業が終わると、フィーダが始動され、予備のフィー
ダの駆動が停止される。
【0019】この予備のフィーダの駆動停止信号に基づ
いて、制御手段によりカッター装置を駆動し、予備のフ
ィーダの繊維束が切断される。
【0020】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を説明する。
【0021】図1〜図3は、本発明のガラス繊維マット
の製造装置の一実施例を概念的に示した図である。なお
図3においては、簡略化のためガラス繊維束の経路を省
略してある。
【0022】図1および図2において、2はガラスの繊
維束であり、直径が数μ〜25μ程度のガラス繊維が数
百〜数千本たばねられて1本の糸状とされたものであ
る。この繊維束2が例えば外径約300mm、内径約1
00mmの中空円筒状に巻かれて供給源4上に配置され
ている。
【0023】ガラス繊維束2は供給源4から、フィーダ
6へ供給され、該フィーダ6から下方の無端ベルトコン
ベヤ8に振り落とされる。
【0024】ベルトコンベヤ8の進行方向に対して直交
する方向へ延在するレール10が設けられている。この
レール10にはチェーン19、該チェーン19を駆動す
るスプロケット21及び該スプロケット21を回転させ
るモータ23が設けられている。
【0025】なお、フィーダ6は、正常時に稼動する通
常のフィーダ6aと、これら3台のフィーダ6aのうち
の1台が停止した場合に駆動される予備のフィーダ6b
の2種類あるが、図1に示したフィーダは通常のフィー
ダ6aであり、図2に示したフィーダは予備のフィーダ
6bである。
【0026】通常のフィーダ6aは、フレーム12に設
けられた一対のフィードローラ14a,14b、一対の
スポークローラ16a,16b、衝突板18等から構成
される。
【0027】まず、図1に基づいて、通常のフィーダ6
aの構成について説明する。
【0028】フィーダ6aのフレーム12はレール10
に設けられたモータ23を駆動することにより、レール
10に沿って移動可能にされている。
【0029】一対のフィードローラ14a,14bは、
フレーム12に設けられたモータ25により駆動され、
例えば周速約300〜500m/minで回転する。な
お一方のフィードローラ14aはウレタン製であり、フ
レーム12に対して回転可能であるが移動不能に支持さ
れている。他方のフィードローラ14bは梨地のアルミ
製であり、支持板20の一端に支持されている。この支
持板20は、フレーム12に設けられた支軸22を中心
に回転自在に設けられている。支持板20の他端とフレ
ーム12の間にはスプリング24が設けられ、支持板2
0を常時図面上で時計方向に付勢している。
【0030】支持板20の他端の上方にはリミットスイ
ッチ26が設けらており、このリミットスイッチ26
は、支持板20の他端(右端)が所定量上方に回転移動
したときにONになる。
【0031】フィードローラ14には供給源4からガイ
ド30,31,32を介してガラス繊維束2が供給さ
れ、このフィードローラ14の回転により2つのフィー
ドローラ14a,14b間に生じる摩擦力でガラス繊維
束2が供給源4から引っ張られる。
【0032】フィードローラ14a,14bにより引っ
張るときの摩擦により単糸切れが生じた場合、ガラス繊
維束2がフィードローラ14aまたは14bに絡み付
く。このときフィードローラ14a,14bの周速が3
00〜500m/min前後と高速であるので、一旦単
糸切れが生じると一瞬の間にフィードローラ14a,1
4bの全周にガラス繊維束2が絡み付く。
【0033】ガラス繊維束2が絡み付くと、フィードロ
ーラ14の外径が大きくなるので、支持板20が反時計
方向に回転してその右端が上昇する。この上昇量が所定
量に達したとき、リミットスイッチ26がONとなる。
【0034】スポークローラ16a,16bはフィード
ローラ14a,14bの下方に設けられ、衝突板18は
さらにスポークローラ16a,16bの下方に設けられ
ている。
【0035】スポークローラ16a,16bはアルミ製
であり、ギヤ又はベルトを介してフィードローラ14の
駆動モータ25により駆動され、例えば周速約300〜
500m/minで回転する。少なくとも一方のスポー
クローラ16bは、例えばスプレーにより周面全体に、
ガラス繊維束2の光反射率と異なる光反射率の色彩、好
ましくは黒色の彩色を施されている。
【0036】フレーム12には又、反射型の光電スイッ
チ28a,28bが設けられている。この光電スイッチ
28a,28bは、スポークローラ16,16bの周面
からの反射光量を検出し、該反射光量が所定量以上とな
ったときにONになる。
【0037】ガラス繊維束2がスポークローラ16aま
たは16bに巻きついた場合も、一瞬の間にスポークロ
ーラ16aまたは16bの全周にガラス繊維束2が絡み
つく。スポークローラ16a,16bの周面は黒色であ
るが、ガラス繊維束は白色であるので、光電スイッチ2
8の検出する反射光量は増加する。この反射光量が所定
量以上となったとき、光電スイッチ28aまたは28b
はONとなる。
【0038】フィードローラ14a,14bからのガラ
ス繊維束2は次にスポークローラ16a,16bへ供給
され、スポークローラ16a,16bのスポーク部分に
より繊維束2がほぐされて下方の衝突板18へ送られ、
この衝突板18に衝突した繊維束2はループを描いて無
端ベルトコンベヤ8に振り落とされる。
【0039】フィーダ6a,6bはベルトコンベヤ8の
進行方向に対して直角方向に往復運動(トラバース)す
ることによって、ガラス繊維束2をベルトコンベヤ8上
に千鳥状(ジグザグ状)に配置し、ガラス繊維束2はベ
ルトコンベア8上でマット状となる。
【0040】フィーダ6aをレール10に沿って往復移
動させる駆動モータ23、フィードローラ14a,14
bおよびスポークローラ16a,16bを駆動させる駆
動モータ25、リミットスイッチ26、光電スイッチ2
8等は、それぞれ制御装置38へ電気的に接続されてい
る。
【0041】次に、図2に基づいて、予備のフィーダ6
bの構成を説明する。
【0042】図2に示すように予備のフィーダ6bが通
常のフィーダ6aと異なるのは、スポークローラ16
a,16bの代わりにエアノズル40が設けられ、この
エアノズル40と衝突板18の間にカッター装置42が
設けられていること、該カッター装置42を駆動する駆
動手段44が設けられていることである。その他の要素
は通常のフィーダ6aと同様であり、図1と同一の符号
で示してある。
【0043】エアノズル40はガラス繊維束2を非接触
状態で下方へ供給するので、このエアノズル40の部分
でのガラス繊維束2の巻き付きの発生を防止することが
できる。
【0044】なお、エアノズル40から下方に供給され
たガラス繊維束2は衝突板18に衝突した後、ループを
描いて無端ベルトコンベヤ8に振り落とされる。
【0045】また、カッター装置42の駆動手段44は
制御装置38へ電気的に接続されている。
【0046】カッター装置42は、制御装置38からの
信号に基づいてガラス繊維束2を切断できるものであれ
ばどのような構造でもよいが、図4〜6にその一例を示
す。
【0047】図4は、カッター装置42の拡大平面図、
図5は図4のA−A線断面図、図6は図5のB−B線断
面図である。図6において、50はカッター台であり、
中央にガラス繊維束を通すための貫通穴52を設けら
れ、上面に凹部53が設けられている。該凹部53内に
下板54が嵌合している。下板54の上方には上板56
が設けられている。これら下板54、上板56にはそれ
ぞれ下刃58、上刃60が設けられている。カッター台
50はカッター台支持アーム62に支持され、上板56
は上板支持アーム64に支持されている。なお、下板5
4は、カッター台50の凹部53と嵌合し、かつ上板5
6とカッター台50に挟まれることによってカッター台
50に対して移動不能とされている。
【0048】図4及び図5に示すように、カッター台支
持アーム62と上板支持アーム64の間にはブロック6
6が設けられている。このブロック66内には2つのシ
リンダ68,68、該シリンダ68,68と連通するエ
ア通路72,74が設けられている。上板支持アーム6
4には2本の上ラック軸76,76が固定されており、
この上ラック軸76,76の自由端はシリンダ68,6
8内に位置し、該自由端にはピストン80,80が形成
されている。
【0049】ブロック66にはエア通路72,74に連
通するエアチューブ84,86が設けられている。
【0050】カッター台支持アーム62には2本の下ラ
ック軸90,90が固定されている。上ラック軸76,
76と下ラック軸90,90にはそれぞれラック76
a,90aが形成されている。
【0051】なお、このようなカッター装置42を用い
る場合、図2に示した駆動手段44は2つのエアチュー
ブ84,86へのエア供給を制御するエアバルブにより
構成される。
【0052】以上の構成を有するカッター装置42にお
いて、エアチューブ84を介して圧縮空気をエア通路7
2に供給すると、上ラック軸76,76が図面右方向に
移動し、上ラック軸76のラック76a、ピニオン92
および下ラック軸90のラック90aの噛み合いにより
下ラック軸90,90は図面左方向に移動する。したが
って、カッター台支持アーム62および上板支持アーム
64が互いに離れる方向に移動する。このときカッター
台50の貫通孔52内をガラス繊維束2が貫通している
と、上板56の上刃60および下板54の下刃58によ
り該ガラス繊維束2が切断される。
【0053】逆に、エアチューブ86を介して圧縮空気
をエア通路74に供給すると、上述の逆方向の運動によ
り、カッター台支持アーム62および上板支持アーム6
4が互いに近付く方向に移動して元の位置に戻る。
【0054】以上説明した実施例の製造装置により、ベ
ルトコンベヤ9上に振り落とされたガラス繊維束2はウ
ェブ状となる。
【0055】図3に示すように、ベルトコンベヤ8の中
央には加熱装置34が設けられ、また、ベルトコンベヤ
8の終端に隣接して、多数の針を有するニードラー36
が設けられている。
【0056】ウェブ状となったガラス繊維束2は、加熱
装置34により乾燥された後、ベルトコンベヤ8の終端
を越え、ニードラー36に供給され、ガラス繊維マット
となる。
【0057】このようにして得られたガラス繊維マット
は、特開昭55−77525、特開昭56−14203
6号等の公知の方法で熱可塑性樹脂を含浸してFRTP
スタンパブルシートとされる。
【0058】本実施例では複数台のフィーダ6が各々約
1.5m離れて設けられている。
【0059】フィーダ6は、通常のフィーダ6aが3台
と、予備のフィーダ6bの、計4台をひと組として制御
される。
【0060】次に、制御装置38による制御を図7に基
づいて説明する。なお、本明細書において、フィーダ6
a,6bの駆動とは、フィーダ6a,6bの2つの駆動
モータ23、25の駆動をいうものとする。
【0061】まず、ステップS1において、通常のフィ
ーダ6aのフィードローラ14a,14bにガラス繊維
束2が絡みついて、リミットスイッチ26がONか否か
を判断し、OFFであればステップS2へ進み、ONで
あれば、ステップS3へ進む。
【0062】ステップS2では光電スイッチ28がON
か否かを判断し、OFFであればステップS1へ戻り、
ONであればステップS3へ進む。
【0063】ステップS3では、ONになったリミット
スイッチ26または光電スイッチ28を備えるフィーダ
6aの駆動を停止し、ステップS4に進み、予備のフィ
ーダ6bを駆動する。このとき、フィードローラ14
a,14bまたはスポークローラ16a,16bにガラ
ス繊維束2が絡みついて停止したフィーダ6がベルトコ
ンベヤ8上に振り落としたガラス繊維束2の最終地点か
ら、予備のフィーダ6bがガラス繊維束2を振り落とし
始めるように予備のフィーダ6bの往復動の駆動モータ
23およびローラ14a,14bの駆動モータ25を制
御する。次にステップS5に進む。
【0064】作業員により、ガラス繊維束2がからみ付
いたフィーダ6aの復旧作業が行なわれ、該作業が終わ
ると、フィーダ6aの始動スイッチが押されるが、ステ
ップS5ではこの始動スイッチがONとなったか否かが
判断される。OFFのままであればステップS4の予備
のフィーダ6bの駆動を続行する。ONとなっていれば
ステップS6へ進む。
【0065】ステップS6では、フィーダ6aを始動
し、ステップS7へ進む。
【0066】ステップS7では、予備のフィーダ6bの
駆動を停止するが、このとき、予備のフィーダ6bによ
るガラス繊維束2の振り落とし地点が、始動したフィー
ダ6aがガラス繊維束2を振り落とし始めた地点まで到
達してから予備のフィーダ6bを停止させ、ステップS
8へ進む。すなわち予備のフィーダ6bが停止すると停
止信号が制御装置38へ送られ、該停止信号に基づいて
駆動手段44により、カッター装置42が駆動されて予
備のフィーダ6bのガラス繊維束2が切断されて、ステ
ップS1に戻る。
【0067】以上、主に図面に示した実施例に基づいて
本発明を説明したが、本発明はこの実施例には限定され
ず特許請求の範囲に記載した範囲内で種々変形可能であ
る。
【0068】たとえば、通常のフィーダ6aおよび予備
のフィーダ6bを、ベルトコンベヤ8の進行方向に対し
て直交する方向へ延在するレール10に沿って移動可能
に設けた例を示したが、各フィーダ6a,6bをベルト
コンベヤ8に対して不動のものとすることができる。こ
の場合、たとえば図8に示すように、各フィーダ6a,
6bをベルトコンベヤ8に対して斜め方向に配置し、あ
るいは図9に示すようにベルトコンベヤ8の幅方向に一
列に配置することができる。
【0069】また、通常のフィーダ6aおよび予備のフ
ィーダ6bのいずれもフィードローラ14a,14bの
一方14bを移動可能に設け、スプリング24、リミッ
トスイッチ26により該フィードローラ14bの移動量
を検出するようにしたが、予備のフィーダ6bにはこの
ような検出手段を設けなくともよい。すなわち予備のフ
ィーダ6bのフィードローラ14a,14bの両者とも
その回転軸をフレーム12に固定してもよい。
【0070】さらに、通常のフィーダ6aを予備のフィ
ーダ6bと同じ構成とすることができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、予備のフィーダの駆動
を停止した時に自動的に予備のフィーダのガラス繊維束
を切断することができるガラス繊維マットの製造装置が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を概略的に示す図である。
【図2】本発明の一実施例を概略的に示す図である。
【図3】本発明の一実施例を概略的に示す平面図であ
り、簡略化のためガラス繊維束の経路を省略してある。
【図4】図2に示した実施例に用いるカッター装置の一
例の平面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【図7】本発明の一実施例の制御装置による制御を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の変形例を部分的に示す平面図である。
【図9】本発明の他の変形例を部分的に示す平面図であ
る。
【符号の説明】
2 ガラス繊維束 4 供給源 6a 通常のフィーダ 6b 予備のフィーダ 8 無端ベルトコンベヤ 10 レール 12 フ
レーム 14(14a,14b) フィードローラ 16(16a,16b) スポークローラ 18 衝突板 19 チェーン 20 支持板
21 スプロケット 22 支軸 23 駆動モータ 24 スプリング 25 駆動モータ 26 リミットスイッチ 28
光電スイッチ 30,31,32 ガイド 34 加熱装置 36
ニードラー 38 制御装置 40 エアノズル 42 カッタ
ー装置 44 駆動手段 50 カッター台 52 貫通穴
53 凹部 54 下板 56 上板 58 下刃 60 上
刃 62 カッター台支持アーム 64 上板支持アーム
66 ブロック 70 シリンダ 72,74 エア通路 76 上
ラック軸 76a ラック 80 ピストン 84,86 エ
アチューブ 90 下ラック軸 90a ラック 92 ピニオ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス繊維束の供給源と、 ベルトコンベヤと、 前記ベルトコンベヤの上方に設けられ、前記供給源から
    のガラス繊維束を下方に供給するローラを有するフィー
    ダとを備えるガラス繊維マットの製造装置において、 該ローラの下方に設けられ、該ローラからのガラス繊維
    束を前記ベルトコンベヤへ供給するノズルと、 該ノズルの下方に設けられ、前記ガラス繊維束を切断す
    るカッター装置と、 前記フィーダが停止したときに前記カッター装置を駆動
    する制御装置とを設けたことを特徴とする、ガラス繊維
    のフィーダ。
JP3347478A 1991-12-27 1991-12-27 ガラス繊維マットの製造装置 Pending JPH05179553A (ja)

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JP3347478A JPH05179553A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ガラス繊維マットの製造装置

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JP3347478A JPH05179553A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ガラス繊維マットの製造装置

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ID=18390498

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JP3347478A Pending JPH05179553A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ガラス繊維マットの製造装置

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