JPH0517838A - 磁気抵抗用合金 - Google Patents
磁気抵抗用合金Info
- Publication number
- JPH0517838A JPH0517838A JP3183661A JP18366191A JPH0517838A JP H0517838 A JPH0517838 A JP H0517838A JP 3183661 A JP3183661 A JP 3183661A JP 18366191 A JP18366191 A JP 18366191A JP H0517838 A JPH0517838 A JP H0517838A
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- Japan
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- alloy
- rare earth
- magnetic field
- magnetoresistive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気抵抗用合金において、磁気抵抗比が大き
く、交番磁界で駆動させた時ノイズの発生を抑制できる
磁気抵抗素子を安定して作製できるようにした。 【構成】 5〜25重量%のFeと、1〜10重量%の
希土類元素と、残部が不純物を除きNiと、からなる磁
気抵抗用合金である。
く、交番磁界で駆動させた時ノイズの発生を抑制できる
磁気抵抗素子を安定して作製できるようにした。 【構成】 5〜25重量%のFeと、1〜10重量%の
希土類元素と、残部が不純物を除きNiと、からなる磁
気抵抗用合金である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気抵抗用合金材料と
して好適な金属材料に関し、特に磁気抵抗効果と異方性
磁界との関係を考慮したものである。
して好適な金属材料に関し、特に磁気抵抗効果と異方性
磁界との関係を考慮したものである。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗用合金からなる素子は、それに
電流を流すとともに電流に直角方向の磁界を印加すると
素子の両端間の抵抗値が変化する。この磁気抵抗特性
は、感磁デバイスとして広い分野の機器等に利用でき、
磁気抵抗用合金としては、その磁気抵抗効果が大きいこ
とが要求されている。磁気抵抗用合金として、近年で
は、パーマロイ組成のNi−Fe合金が多く使用される
ようになっている。大きな磁気抵抗効果が得られ、かつ
交番磁界で駆動させた時ノイズの発生を抑制するためN
i−Fe合金のNi及びFeの夫々の混合比を変えた
り、または上記Ni−Fe合金に他の金属を添加する
等、種々の改良が行なわれている。しかし、単にNi−
Fe合金のNi及びFeの夫々の混合比を変えるだけで
はある一定限度以上の磁気抵抗効果を得ることは困難で
あり、また上記Ni−Fe合金に他の金属を添加しても
磁気抵抗効果の著しい向上は達成されていない。
電流を流すとともに電流に直角方向の磁界を印加すると
素子の両端間の抵抗値が変化する。この磁気抵抗特性
は、感磁デバイスとして広い分野の機器等に利用でき、
磁気抵抗用合金としては、その磁気抵抗効果が大きいこ
とが要求されている。磁気抵抗用合金として、近年で
は、パーマロイ組成のNi−Fe合金が多く使用される
ようになっている。大きな磁気抵抗効果が得られ、かつ
交番磁界で駆動させた時ノイズの発生を抑制するためN
i−Fe合金のNi及びFeの夫々の混合比を変えた
り、または上記Ni−Fe合金に他の金属を添加する
等、種々の改良が行なわれている。しかし、単にNi−
Fe合金のNi及びFeの夫々の混合比を変えるだけで
はある一定限度以上の磁気抵抗効果を得ることは困難で
あり、また上記Ni−Fe合金に他の金属を添加しても
磁気抵抗効果の著しい向上は達成されていない。
【0003】このため、パーマロイ組成のNi−Fe合
金に0.05〜1重量%の希土類元素を添加した磁気抵
抗用合金が、特公昭62−15624号に提案されてい
る。この場合、Feの含有量は約11重量%とし、希土
類元素は0.1重量%前後、残部がNiと不純物とする
ことが推奨され、希土類元素の添加量は1重量%以上に
なるとその効果が低下し、また0.05重量%以下では
見るべき効果がないとしている。
金に0.05〜1重量%の希土類元素を添加した磁気抵
抗用合金が、特公昭62−15624号に提案されてい
る。この場合、Feの含有量は約11重量%とし、希土
類元素は0.1重量%前後、残部がNiと不純物とする
ことが推奨され、希土類元素の添加量は1重量%以上に
なるとその効果が低下し、また0.05重量%以下では
見るべき効果がないとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、パーマロイ組成
のNi−Fe合金に種々の金属や希土類元素を少量添加
した磁気抵抗用合金が提案されているが、それらの磁気
抵抗効果は十分に満足できるものではなく、特に希土類
元素を0.05〜1重量%含有させた磁気抵抗用合金で
は、磁気抵抗効果特性を安定して良いものにすることは
困難であった。
のNi−Fe合金に種々の金属や希土類元素を少量添加
した磁気抵抗用合金が提案されているが、それらの磁気
抵抗効果は十分に満足できるものではなく、特に希土類
元素を0.05〜1重量%含有させた磁気抵抗用合金で
は、磁気抵抗効果特性を安定して良いものにすることは
困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、パーマロイ
組成のNi−Fe合金に希土類元素を少量添加すること
により磁気抵抗効果の良い磁気抵抗用合金が得られるよ
うに鋭意研究し、異方性磁界が大きくなる程、磁気抵抗
比が大きくなり、かつ交番磁界で駆動させた時ノイズの
発生が抑制される傾向に基づいて本発明を完成した。す
なわち、学振薄膜第131研究資料(1989年、宮崎
照宜氏及び他3名)によれば、異方性磁気抵抗効果(△
ρ/ρO )はスピン軌道相互作用の大きさに依存してお
り、また異方性磁界Hkもスピン軌道相互作用の大きさ
に依存している。なお、異方性磁界Hkは磁化困難軸方
向の磁束密度が飽和するときの磁界であり、磁気抵抗比
(△ρ/ρO )との間に図1に示すような関係がある。
図1からもわかるように異方性磁界Hkが大きくなる
程、磁気抵抗比が大きくなる傾向がある。一方異方性磁
界が大きいほど磁気抵抗素子は単磁区化されやすく、交
番磁界で駆動させた時のノイズの発生が抑制される傾向
がある。上記特性に基づき異方性磁界が大きくなるよう
に鋭意研究した結果、Ni−Fe合金に希土類元素を少
量含有させれば良いことを知り、本発明の磁気抵抗用合
金を完成した。
組成のNi−Fe合金に希土類元素を少量添加すること
により磁気抵抗効果の良い磁気抵抗用合金が得られるよ
うに鋭意研究し、異方性磁界が大きくなる程、磁気抵抗
比が大きくなり、かつ交番磁界で駆動させた時ノイズの
発生が抑制される傾向に基づいて本発明を完成した。す
なわち、学振薄膜第131研究資料(1989年、宮崎
照宜氏及び他3名)によれば、異方性磁気抵抗効果(△
ρ/ρO )はスピン軌道相互作用の大きさに依存してお
り、また異方性磁界Hkもスピン軌道相互作用の大きさ
に依存している。なお、異方性磁界Hkは磁化困難軸方
向の磁束密度が飽和するときの磁界であり、磁気抵抗比
(△ρ/ρO )との間に図1に示すような関係がある。
図1からもわかるように異方性磁界Hkが大きくなる
程、磁気抵抗比が大きくなる傾向がある。一方異方性磁
界が大きいほど磁気抵抗素子は単磁区化されやすく、交
番磁界で駆動させた時のノイズの発生が抑制される傾向
がある。上記特性に基づき異方性磁界が大きくなるよう
に鋭意研究した結果、Ni−Fe合金に希土類元素を少
量含有させれば良いことを知り、本発明の磁気抵抗用合
金を完成した。
【0006】すなわち本発明は、5〜25重量%のFe
と1〜10重量%の希土類元素と残部が不純物を除きN
iからなる磁気抵抗用合金である。希土類元素を1重量
%以上としたのはそれ以下では異方性磁界を大きくする
効果が少なく、10重量%より多いと磁化困難軸方向の
保磁力が0.5Oe以上となり望ましくないからである。
希土類元素としては、薄膜を作成するためNiFe合金
と蒸気圧の温度依存が類似しているGd又はNdが望ま
しいが、その他、Sm、PrなどのLa系やY系の希土
類元素でもよい。また異方性磁界は4.5Oe以上が望ま
しく、それは磁気抵抗比を約2%以上にでき、かつ交番
磁界で駆動させた時ノイズの発生を抑制できるからであ
る。
と1〜10重量%の希土類元素と残部が不純物を除きN
iからなる磁気抵抗用合金である。希土類元素を1重量
%以上としたのはそれ以下では異方性磁界を大きくする
効果が少なく、10重量%より多いと磁化困難軸方向の
保磁力が0.5Oe以上となり望ましくないからである。
希土類元素としては、薄膜を作成するためNiFe合金
と蒸気圧の温度依存が類似しているGd又はNdが望ま
しいが、その他、Sm、PrなどのLa系やY系の希土
類元素でもよい。また異方性磁界は4.5Oe以上が望ま
しく、それは磁気抵抗比を約2%以上にでき、かつ交番
磁界で駆動させた時ノイズの発生を抑制できるからであ
る。
【0007】
【実施例】20重量%のFeと、希土類元素であるGd
を0〜10重量%の範囲で変更したそれぞれの量と、残
部がNiと不純物となる合金をアーク溶解で作成した。
この合金を真空蒸着装置内のルツボに入れ、同装置内を
10-7torr以上の高真空にした。また同時に装置内
に硬質ガラスからなる基板を入れて約300℃に加熱し
た。次いで真空蒸着装置内のルツボ内の合金を電子銃で
加熱することにより溶解して、前記基板上に厚さ約60
0Åに蒸着し、基板を冷却した後、装置から基板を取り
出した。この時、蒸着膜に誘導磁気異方性を発生させる
ため外部から50Oeの磁界を印加した。次いで基板上
の蒸着部分を帯状にカットして、磁気抵抗素子とした。
を0〜10重量%の範囲で変更したそれぞれの量と、残
部がNiと不純物となる合金をアーク溶解で作成した。
この合金を真空蒸着装置内のルツボに入れ、同装置内を
10-7torr以上の高真空にした。また同時に装置内
に硬質ガラスからなる基板を入れて約300℃に加熱し
た。次いで真空蒸着装置内のルツボ内の合金を電子銃で
加熱することにより溶解して、前記基板上に厚さ約60
0Åに蒸着し、基板を冷却した後、装置から基板を取り
出した。この時、蒸着膜に誘導磁気異方性を発生させる
ため外部から50Oeの磁界を印加した。次いで基板上
の蒸着部分を帯状にカットして、磁気抵抗素子とした。
【0008】得られた磁気抵抗素子の異方性磁界Hkを
測定した結果を図2に示した。また上記の合金原料にお
いて、Gdの代わりに添加量を変更したNdを使用し
て、同様に磁気抵抗素子を作成し、それらについても異
方性磁界を測定して図2に示した。図2からわかるよう
に、Gd又はNdの含有量が1重量%から10重量%に
増加するにともない、異方性磁界が増加する。すなわち
Gd又はNdを1〜10重量%含有することにより、異
方性磁界が4.5Oe以上となり、それらを1重量%よ
り少なく含有する従来例より向上している。なお、前記
実施例で使用した希土類元素はGdとNdであったが、
その他の希土類元素であっても同様の結果が得られるこ
とは容易に推測できる。
測定した結果を図2に示した。また上記の合金原料にお
いて、Gdの代わりに添加量を変更したNdを使用し
て、同様に磁気抵抗素子を作成し、それらについても異
方性磁界を測定して図2に示した。図2からわかるよう
に、Gd又はNdの含有量が1重量%から10重量%に
増加するにともない、異方性磁界が増加する。すなわち
Gd又はNdを1〜10重量%含有することにより、異
方性磁界が4.5Oe以上となり、それらを1重量%よ
り少なく含有する従来例より向上している。なお、前記
実施例で使用した希土類元素はGdとNdであったが、
その他の希土類元素であっても同様の結果が得られるこ
とは容易に推測できる。
【0009】
【発明の効果】本発明の磁気抵抗用合金は、異方性磁界
が大きくなるように希土類元素を1〜10重量%含有し
ており、それがために磁気抵抗比が大きく、交番磁界で
駆動させた時ノイズの発生を抑制できる磁気抵抗素子を
安定して作製することができる。よって本発明の磁気抵
抗用合金を使用すれば、高出力で精度の良いセンサなど
の作成が可能になる。
が大きくなるように希土類元素を1〜10重量%含有し
ており、それがために磁気抵抗比が大きく、交番磁界で
駆動させた時ノイズの発生を抑制できる磁気抵抗素子を
安定して作製することができる。よって本発明の磁気抵
抗用合金を使用すれば、高出力で精度の良いセンサなど
の作成が可能になる。
【図1】異方性磁界と磁気抵抗比との関係説明図であ
る。
る。
【図2】実施例の希土類含有量と、異方性磁界との関係
図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 5〜25重量%のFeと1〜10重量%
の希土類元素と残部が不純物を除きNiからなることを
特徴とする磁気抵抗用合金。 - 【請求項2】 異方性磁界が4.5Oe以上である請求項
1に記載の磁気抵抗用合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3183661A JPH0517838A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 磁気抵抗用合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3183661A JPH0517838A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 磁気抵抗用合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517838A true JPH0517838A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16139720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3183661A Pending JPH0517838A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 磁気抵抗用合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517838A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005101378A1 (en) * | 2004-04-02 | 2005-10-27 | Tdk Corporation | Composite free layer for stabilizing magnetoresistive head |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3183661A patent/JPH0517838A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005101378A1 (en) * | 2004-04-02 | 2005-10-27 | Tdk Corporation | Composite free layer for stabilizing magnetoresistive head |
US7495867B2 (en) | 2004-04-02 | 2009-02-24 | Tdk Corporation | Composite free layer for stabilizing magnetoresistive head |
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