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JPH05176476A - オルタネータ制御装置 - Google Patents

オルタネータ制御装置

Info

Publication number
JPH05176476A
JPH05176476A JP3343492A JP34349291A JPH05176476A JP H05176476 A JPH05176476 A JP H05176476A JP 3343492 A JP3343492 A JP 3343492A JP 34349291 A JP34349291 A JP 34349291A JP H05176476 A JPH05176476 A JP H05176476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alternator
power generation
control
voltage
gain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3343492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Kakizaki
成章 柿崎
Tetsushi Hosogai
徹志 細貝
Tetsuo Takahane
徹郎 高羽
Hiroshi Ninomiya
洋 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP3343492A priority Critical patent/JPH05176476A/ja
Priority to DE4243936A priority patent/DE4243936A1/de
Priority to KR1019920025200A priority patent/KR930015294A/ko
Publication of JPH05176476A publication Critical patent/JPH05176476A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle
    • H02J7/1446Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle in response to parameters of a vehicle
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/14Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output by variation of field
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/92Energy efficient charging or discharging systems for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors specially adapted for vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オルタネータを制御してバッテリの電圧を目
標電圧にフィードバック制御する場合、その制御の安定
性及び応答性の両立を図る。 【構成】 バッテリ3には給電ハーネス4を介してオル
タネータ1が接続される。オルタネータ1の界磁コイル
1bの界磁電流を制御するトランジスタTr1がコントロ
ーラ2によりデューティ制御される。コントローラ2
は、バッテリ3の電圧と目標電圧との偏差に応じてトラ
ンジスタTr1へのデューティ率を制御すると共に、オル
タネータ1の発電特性、例えば制御時におけるオルタネ
ータ1の回転数又は制御時における発電々流に応じて比
例制御ゲイン及び積分制御ゲインを変更する。オルタネ
ータ1の回転数が高いときは低いときに比して制御ゲイ
ンが大きく設定され、発電々流が多いときは少ないとき
に比して制御ゲインが大きく設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オルタネータによりバ
ッテリの端子電圧を制御するオルタネータ制御装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のオルタネータ制御装
置として、例えば特開昭60−106338号公報に開
示されるにように、オルタネータにより充電される車載
バッテリを備え、該車載バッテリの電圧を設定電圧と比
較し、バッテリ電圧の方が低いときにはオルタネータに
より発電して車載バッテリに充電し、一方、バッテリ電
圧の方が高いときにはオルタネータの発電を停止すると
共に車載バッテリから放電して、車載バッテリの電圧を
設定電圧にフィードバック制御するようにしたものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オルタ
ネータをフィードバック制御する場合に、バッテリ電圧
と目標電圧との偏差に応じて発電々流を制御するときに
は、次の欠点が生じることが判った。つまり、オルタネ
ータは一般に他励発電機により構成され、この他励発電
機の発電特性は、図9に示すように、オルタネータの界
磁電流が一定の場合、オルタネータの回転数と発電々流
とは略比例関係にあるが、図示のn1 の低回転数及び中
回転数域では、その回転数の小さな変化で発電々流は大
きく変化するものの、図示の大回転数n2 付近では回転
数の大きな変化によっても発電々流の変化幅は小さい。
このため、低,中回転数域での制御の安定性を考慮して
フィードバック制御ゲインを小さく固定設定すると、大
回転数域での制御の応答性が低下する。逆に、大回転数
域での応答性を考慮して制御ゲインを大きく固定設定す
ると、低,中回転数域での安定性が低下する。
【0004】更に、フィードバック制御において、バッ
テリ電圧と目標電圧との偏差が同一値であっても、オル
タネータの発電々流が多い,つまりオルタネータ負荷が
高い際には、低い際に比して発電々流の変化量を多く必
要とする。このため、高負荷時の応答性を考慮して制御
ゲインを大値に固定設定すると、低負荷時の安定性が損
われる。一方、低負荷時の安定性を考慮して制御ゲイン
を小値に固定設定すると、高負荷時での制御の応答性が
低下するため、高負荷状態から急に低負荷状態に移行す
る際には制御の追随遅れを招いて発電々流は素早く低下
せず、その結果、バッテリ電圧が急上昇して、電装品に
悪影響を与えたり、バッテリの急速劣化を招いたり、ハ
ーネスに介設したヒューズが溶断する等の憾みが生じ
る。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、バッテリ電圧と目標電圧との偏差に
応じてオルタネータを制御してバッテリ電圧を目標電圧
にフィードバック制御する場合、制御時点のオルタネー
タの回転数や発電々流等、その制御時点のオルタネータ
の発電特性に拘らず、バッテリ電圧を応答性及び安定性
良く目標電圧に制御する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、オルタネータの発電特性に応じてフィ
ードバック制御の制御ゲインを可変設定する構成とす
る。
【0007】つまり、請求項1記載の発明の具体的な解
決手段は、図1に示すように、所定発電特性を有するオ
ルタネータ1と、該オルタネータ1により充電されるバ
ッテリ3と、該バッテリ3の電圧を検出する電圧検出手
段13と、該電圧検出手段13に基いてバッテリ3の電
圧を目標電圧にするよう上記オルタネータ1をフィード
バック制御する制御手段20とを備えたオルタネータ制
御装置を前提とする。そして、上記制御手段20のフィ
ードバック制御ゲインを、上記オルタネータ1の所定発
電特性に関連するパラメータに基いて変更するゲイン変
更手段21を設ける構成としている。
【0008】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の発明のゲイン変更手段21を限定して、オル
タネータ1の所定発電特性に関連するパラメータとして
オルタネータ1の回転数を用い、該回転数が高いときに
は低いときに対してフィードバック制御ゲインを大きく
変更するもので構成する。
【0009】更に、請求項3記載の発明では、ゲイン変
更手段21を他のものに限定し、オルタネータ1の所定
発電特性に関連するパラメータとして、オルタネータ1
の発電状態を示すパラメータを用い、該パラメータが大
きいときには小さいときに対してフィードバック制御ゲ
インを大きく変更するもので構成する。
【0010】加えて、請求項4記載の発明では、ゲイン
変更手段21におけるオルタネータ1の発電状態を示す
パラメータとして目標発電々流を用い、該目標発電々流
が大きいときには小さいときに対してフィードバック制
御ゲインを大きく変更するものでゲイン変更手段21を
構成する。
【0011】また、請求項5記載の発明では、ゲイン変
更手段21におけるオルタネータ1の発電状態を示すパ
ラメータとして目標界磁電流を用い、該目標界磁電流が
大きいときには小さいときに対してフィードバック制御
ゲインを大きく変更するものでゲイン変更手段21を構
成する。
【0012】
【作用】以上の構成により、請求項1及び請求項2記載
の発明では、例えばオルタネータ1の回転数が低い際
は、その少しの回転数変化でオルタネータ1の発電々流
が大きく変化する状況であって、この状況では制御ゲイ
ンが小さく変更されるので、発電々流の微細な制御が可
能になって、制御の安定性が確保される。一方、オルタ
ネータ1の回転数が高い際には、大きな回転数変化によ
ってもオルタネータ1の発電々流の変化は小さいもの
の、制御ゲインが大きく変更されるので、オルタネータ
1の回転数の変化に対して発電々流の変化を大きくで
き、制御の応答性を良好に確保できる。
【0013】また、請求項1、請求項3、請求項4及び
請求項5記載の発明では、オルタネータの発電状態を示
すパラメータ、例えば目標発電々流や目標界磁電流が大
きい高負荷時には、電圧偏差が低負荷時と同一であって
も、発電々流の変化量を多く必要とするものの、制御ゲ
インが大きく変更されるので、制御の応答性が高くな
り、その結果、例えばその高負荷時から発電々流の少な
い低負荷状態に移行する際には、制御が良好に追随して
発電々流を素早く小値に制限できるので、バッテリ電圧
が目標電圧を越えた高くなることを確実に防止でき、バ
ッテリ電圧を良好に維持できると共にヒューズの溶断等
を防止できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
5記載の発明のオルタネータ制御装置によれば、バッテ
リ電圧のフィードバック制御において、オルタネータの
発電特性に関連するパラメータに基いてフィードバック
制御ゲインを逐次変更したので、そのオルタネータの回
転数や発電々流等が如何なる状況にあっても、制御の安
定性及び応答性の双方を共に良好に確保できて、バッテ
リ電圧の過充電や過放電を有効に防止して、バッテリ電
圧を目標電圧に素早く且つ微細に制御し得る効果を奏す
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図面に基
いて説明する。
【0016】図2は本発明を車両用オルタネータ制御装
置に適用した全体構成図を示す。同図において、1は他
励交流発電機より成り、エンジンの出力軸に駆動連結さ
れたオルタネータであって、その内部には、3相の電機
子コイル1aと、9個の整流用ダイオードD1〜D9
と、界磁コイル1bとが備えられる。該オルタネータ1
は、図9に示すように回転数n1近傍の低回転数域及び
中回転数域では、回転数の変化に対して発電々流の変化
幅が大きく、回転数n2周りの高回転数域では発電々流
の変化幅が小さい発電特性を有する。
【0017】また、2は上記オルタネータ1の発電々流
を制御するコントローラ、3は上記オルタネータ1から
給電用ハーネス4を経て充電される車載バッテリ、5は
該車載バッテリ3に車両のイグニッションキー6を介し
て接続されたパワーウインドやリヤ熱線等の車載電気負
荷である。
【0018】上記コントローラ2の内部には、上記オル
タネータ1の界磁コイル1bへの通電をデューティ制御
する制御トランジスタTr1と、内部にCPUを有する制
御ユニット10とを有する。該制御ユニット10のA/
D端子10aにはオルタネータ1の整流ダイオードD7
〜D9を経て内部発電々圧信号が入力されると共に、他
のA/D端子10bには車載バッテリ3の端子電圧Vs
が入力され、該A/D端子10bへの車載バッテリ3の
端子電圧Vsの入力により、車載バッテリ3の電圧を検
出する電圧検出手段13を構成している。また、他のA
/D端子10cにはエンジンの吸気温度を検出する吸気
温度センサ11の吸気温度信号が入力されると共に、P
WM端子10dには上記制御トランジスタTr1のベース
が接続され、PO端子10eには警告ランプ12を点灯
制御するトランジスタTr2のベースが接続される。
【0019】次に、コントローラ2によるオルタネータ
1の発電々流制御を図3のブロック図に基いて説明す
る。同図において、15は上記吸気温度センサ11の吸
気温度信号に基いて車載バッテリ3の電解液の温度を推
定し、該温度に基いて車載バッテリ3の目標電圧Vreg
を設定する目標電圧設定手段、16は該目標電圧設定手
段15の目標電圧Vreg から車載バッテリ3の端子電圧
Vsを減算する減算器である。また、17はオルタネー
タ1の目標発電々流を比例- 積分制御により設定する目
標発電々流設定手段であって、上記減算器16で得た電
圧偏差ΔV(=Vreg −Vs)及びオルタネータ1の回
転数としてエンジン回転数Neを入力し、該電圧偏差Δ
V、エンジン回転数Ne、比例定数Kp、積分定数Ki
に基いて目標発電々流iaを下記式 ia=Kp・ΔV+∫Ki・ΔVdt から算出設定するものである。
【0020】さらに、18は上記目標発電々流設定手段
17により設定された目標発電々流iaに基いて、該目
標発電々流iaを得る界磁電流とすべきトランジスタT
r1の制御デューティ率fdutyを求め、該制御デューティ
率fdutyを上記トランジスタtr1のベースに出力する制
御デューティ率演算手段である。尚、図中19は上記目
標発電々流設定手段17により設定された目標発電々流
iaに基いてエンジンのアイドル回転数を車載電気負荷
5の作動時に補正するアイドル回転数電気負荷補正手段
である。
【0021】続いて、上記コントローラ2によるオルタ
ネータ1の発電々流制御を図4の制御フローに基いて説
明する。スタートして、ステップS1でバッテリ電圧V
sと目標電圧Vref との偏差ΔV、及びエンジン回転数
Neを入力した後、ステップS2で上記入力した電圧偏
差ΔV及びエンジン回転数Neに基いて図5に示す比例
制御ゲインマップから比例制御ゲインiapを読込む。こ
こに、図5の比例ゲインマップは予め、電圧偏差ΔVが
大値になるほど比例制御ゲインiapを大値に決定すると
共に、電圧偏差ΔVが同一値でもエンジン回転数が上昇
するほど(Ne1<Ne2<Ne3)大値に決定する特性に設
定されている。
【0022】同様に、ステップS3では上記図5に示す
比例制御ゲインマップと同様の瞬時の積分制御ゲインマ
ップ(図示せず)から瞬時の積分制御ゲイン- iaiを電
圧偏差ΔV及びオルタネータ回転数(エンジン回転数N
e)に基いて読込む。その後は、ステップS4で前回の
積分制御ゲインiaio に上記読込んだ瞬時の積分制御ゲ
イン -iaiを加算して、今回の積分制御ゲインiai(=
iaio + -iai)を算出する。
【0023】そして、ステップS5でオルタネータ1の
目標発電々流iaを、上記比例制御ゲインiap及び積分
制御ゲインiaiの加算値(ia=iap+iai)として算
出し、ステップS6で今回の積分制御ゲインiaiを前回
値iaio とし、今回の目標発電々流iaを前回値iaoと
する。
【0024】その後は、上記設定した目標発電々流ia
がオルタネータ1の最大発電々流を越えないように、ス
テップS7で図6に示す最大目標発電々流テーブルに基
いてエンジン回転数Neに応じた最大目標発電々流iam
axを読込み、ステップS8で上記目標発電々流iaを最
大目標発電々流iamaxで制限した後、ステップS9でそ
の制限した目標発電々流iaとすべきトランジスタTr1
への制御デューティ率fdutyを演算し、ステップS10
でその制御デューティ率fdutyでもってトランジスタt
Tr1を実際にデューティ制御して、リターンする。
【0025】よって、上記図4の制御フローにおいて、
ステップS1、S4〜S10により、制御ユニット10
の入力端子10bに入力した車載バッテリ3の端子電圧
Vsをその電解液温度に応じて補正される目標電圧Vre
f にするよう、その両電圧間の偏差ΔVに基いてオルタ
ネータ1の発電々流iaをそのトランジスタTr1のデュ
ーティ制御でもってフィードバック制御するようにした
制御手段20を構成している。また、同制御フローのス
テップS2及びS3により、上記オルタネータ1の発電
々流のフィードバック制御の比例制御ゲインiap及び積
分制御ゲインiaiを図5のマップに基いて、オルタネー
タ1の図9の発電特性に関連するパラメータとしてのオ
ルタネータ回転数(エンジン回転数Ne)に応じて設定
し、同一電圧偏差ΔVであっても、該オルタネータ回転
数が高いときには低いときに対して大値に変更するよう
にしたゲイン変更手段21を構成している。
【0026】したがって、上記実施例においては、エン
ジン回転数Neが図9の低回転数n1周囲の低回転数域
又は中回転数域にある場合には、オルタネータ1の発電
々流の変化はその回転数Neの微小変化に対して大き
く、この状況では比例及び積分の各制御ゲインiap,i
aiが小値に変更設定されるので、制御の安定性が良くな
る。
【0027】これに対し、エンジン回転数Neが回転数
n2周りの高回転数域にある場合には、オルタネータ1
の発電々流の変化は回転数Neの微小変化に対して小さ
いものの、比例及び積分の各制御ゲインiap,iaiが大
値に変更設定されるので、制御の応答性が高くなり、そ
の結果、エンジン回転数Neが上昇した場合であって
も、発電々流iaを素早く低下制御できて車載バッテリ
3の端子電圧Vsを目標電圧Vref に精度良く調整で
き、車載バッテリ3の過充電やハーネスの焼損、又は車
両電気負荷5の機能障害を確実に防止できる。
【0028】図7及び図8は請求項3及び請求項4記載
の発明の実施例を示す。上記実施例では、オルタネータ
1の所定発電特性に関連するパラメータとして、オルタ
ネータ1の回転数(エンジン回転数Ne)を用いたのに
代え、目標発電々流等のオルタネータの発電状態を示す
パラメータを用いたものである。
【0029】即ち、図8の比例制御ゲインマップでは、
電圧偏差ΔVが同一値であっても、前回の目標発電々流
iaoが大きい(ia3>ia2>ia1)ほど比例制御ゲイン
iap及び図示しない積分制御ゲインiaiを大値に変更設
定したものであり、図7の制御フローはステップS1〜
S3で前回の目標発電々流iaoに基いて比例及び積分の
各制御ゲインiap,iaiを読出す点を除けば図4の制御
フローと同一であるので、その説明を省略する。
【0030】従って、本実施例においては、電圧偏差Δ
Vが同一値であっても、発電々流iaの少ない低負荷時
には、発電々流iaの少ない変化量で足りる状況であっ
て、この状況では比例及び積分の各制御ゲインiap,i
aiが図8のマップに基いて高負荷時に比して小値に変更
設定されるので、制御のオーバーシュートを招くことが
なく、良好な安定性が得られる。
【0031】また、発電々流iaが多い高負荷時には、
発電々流iaの多くの変化量を必要とするものの、上記
とは逆に比例及び積分の両制御ゲインiap,iaiが同一
電圧偏差時における低負荷時に比して大値に変更設定さ
れるので、制御の応答性が向上する。その結果、オルタ
ネータ1の運転状態がこの高負荷時から低負荷状態へ素
早く移行する際には、発電々流iaを素早く低下制御で
きて、車載バッテリ3の端子電圧Vsの異常上昇を確実
に防止でき、車載バッテリ3の急速劣化やヒューズの溶
断を招くことがない。
【0032】また、図10は請求項5記載の発明の実施
例を示す。本実施例では同図に示すように、オルタネー
タ1の回転数が一定の場合、その発電々流特性が界磁電
流と比例関係にあるので、オルタネータ1の発電状態を
示すパラメータとして目標発電々流iaに代えて、目標
界磁電流ifを用いたものである。その他の構成は図7
及び図8と同一であるので、その説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】オルタネータ制御装置の全体構成を示す電気回
路図である。
【図3】オルタネータの発電々流制御を示すブロック構
成図である。
【図4】同発電々流制御を示すフローチャート図であ
る。
【図5】比例制御ゲインマップを示す図である。
【図6】オルタネータ回転数に対するオルタネータの最
大発電々流特性を示す図である。
【図7】請求項4記載の発明の発電々流制御を示すフロ
ーチャート図である。
【図8】同比例制御ゲインマップを示す図である。
【図9】オルタネータ回転数に対する発電々流特性を示
す図である。
【図10】オルタネータの界磁電流に対する発電々流特
性を示す図である。
【符号の説明】
1 オルタネータ 1b 界磁コイル 2 コントローラ 3 車載バッテリ Tr1 トランジスタ 13 電圧検出手段 20 制御手段 21 ゲイン変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二宮 洋 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定発電特性を有するオルタネータと、
    該オルタネータにより充電されるバッテリと、該バッテ
    リの電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段の
    出力に基いてバッテリの電圧を目標電圧にするよう上記
    オルタネータをフィードバック制御する制御手段とを備
    えたオルタネータ制御装置であって、上記制御手段のフ
    ィードバック制御ゲインを、上記オルタネータの所定発
    電特性に関連するパラメータに基いて変更するゲイン変
    更手段を備えたことを特徴とするオルタネータ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 ゲイン変更手段は、オルタネータの所定
    発電特性に関連するパラメータとしてオルタネータの回
    転数を用い、該回転数が高いときには低いときに対して
    フィードバック制御ゲインを大きく変更するものである
    ことを特徴とする請求項1記載のオルタネータ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 ゲイン変更手段は、オルタネータの所定
    発電特性に関連するパラメータとして、オルタネータの
    発電状態を示すパラメータを用い、該パラメータが大き
    いときには小さいときに対してフィードバック制御ゲイ
    ンを大きく変更するものであることを特徴とする請求項
    1記載のオルタネータ制御装置。
  4. 【請求項4】 ゲイン変更手段は、オルタネータの発電
    状態を示すパラメータとして目標発電々流を用い、該目
    標発電々流が大きいときには小さいときに対してフィー
    ドバック制御ゲインを大きく変更するものであることを
    特徴とする請求項3記載のオルタネータ制御装置。
  5. 【請求項5】 ゲイン変更手段は、オルタネータの発電
    状態を示すパラメータとして目標界磁電流を用い、該目
    標界磁電流が大きいときには小さいときに対してフィー
    ドバック制御ゲインを大きく変更するものであることを
    特徴とする請求項3記載のオルタネータ制御装置。
JP3343492A 1991-12-25 1991-12-25 オルタネータ制御装置 Withdrawn JPH05176476A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3343492A JPH05176476A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 オルタネータ制御装置
DE4243936A DE4243936A1 (en) 1991-12-25 1992-12-23 Vehicle generator regulator - has sensor to measure terminal voltage and closed loop voltage P.I. control with speed-dependent feedback gain
KR1019920025200A KR930015294A (ko) 1991-12-25 1992-12-23 교류발전기 제어장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3343492A JPH05176476A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 オルタネータ制御装置

Publications (1)

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JPH05176476A true JPH05176476A (ja) 1993-07-13

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ID=18361942

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3343492A Withdrawn JPH05176476A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 オルタネータ制御装置

Country Status (3)

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KR (1) KR930015294A (ja)
DE (1) DE4243936A1 (ja)

Cited By (2)

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