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JPH0517630A - 粉末ゴム組成物 - Google Patents

粉末ゴム組成物

Info

Publication number
JPH0517630A
JPH0517630A JP16697891A JP16697891A JPH0517630A JP H0517630 A JPH0517630 A JP H0517630A JP 16697891 A JP16697891 A JP 16697891A JP 16697891 A JP16697891 A JP 16697891A JP H0517630 A JPH0517630 A JP H0517630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
powder
weight
powdered rubber
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16697891A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Iwakura
光春 岩倉
Akira Tani
明 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP16697891A priority Critical patent/JPH0517630A/ja
Publication of JPH0517630A publication Critical patent/JPH0517630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉末ゴムと接着剤との混合混練が簡便で作業
性に優れると共に、貯蔵安定性にも優れ、かつ洗浄等の
事前処理を省略しても、或いは粉末ゴムの種類に関わり
なく優れた接着力を得る。 【構成】 水酸基末端を有する液状ジエン系ゴム100
重量部に対し多官能イソシアネート100〜250重量
部を配合した混合物を不活性溶剤に溶解し、得られた接
着剤溶液を粉末ゴムに配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムブロック成形体の
製造原料として有用な接着性と貯蔵安定性に優れた粉末
ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフ場の歩径路や道路等の舗装
にタイル状に成形したゴムブロック成形体を使用したも
のがある。このゴムブロック成形体は、粉末ゴム組成物
をモールドに仕込んで成形し加熱硬化することにより製
造されている。上記粉末ゴム組成物としては、廃タイヤ
のトレッドゴムを破砕して得られた粉末ゴムに、ポリオ
ールを加えて混合混練した後、さらにポリイソシアネー
トを加えて混合混練したものや、ポリオールとして水酸
基末端を有するポリブタジエンを加えて混合混練した
後、ポリイソシアネートを加えて混合混練したもの等が
知られている。
【0003】しかしながら、上述の粉末ゴム組成物は、
粉末ゴムに接着剤成分と硬化剤を二段階に分けて混合混
練するため作業性が悪く、しかも貯蔵安定性に限界があ
るため放置しておくと硬化してくるという欠点があっ
た。このため、一度に大量の粉末ゴム組成物を調製して
おいて、生産性よく製品を成形することができなかっ
た。また、粉末ゴムが離型剤や油等により僅かでも汚染
されていると接着性が低下し、機械的強度に優れた製品
が得られないため、洗浄等の事前処理を必要としたり、
使用可能な粉末ゴムの種類が制約されるという問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、粉末
ゴムと接着剤との混合混練が簡便で作業性に優れると共
に、貯蔵安定性にも優れ、かつ洗浄等の事前処理を省略
しても、或いは粉末ゴムの種類に関わりなく優れた接着
力が得られる粉末ゴム組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような本発明の目的
は、粉末ゴム100重量部に対し接着剤溶液5〜50重
量部を配合した組成物であって、該接着剤溶液が水酸基
末端を有する液状ジエン系ゴム100重量部に対し多官
能イソシアネート100〜250重量部を配合した混合
物を不活性溶剤に溶解した溶液である粉末ゴム組成物に
より達成することができる。
【0006】本発明において、接着剤溶液に使用する不
活性溶剤とは、水酸基末端を有する液状ジエン系ゴム
(以下液状ジエン系ゴムと略す)と多官能イソシアネー
トに対して反応性を有していないことをいう。この不活
性溶剤に液状ジエン系ゴムと多官能イソシアネートとを
溶解して接着剤溶液にすることにより、これをそのまま
粉末ゴムに配合するだけで容易に粉末ゴム組成物にする
ことができる。また、不活性溶剤は粉末ゴムが少々離型
剤や油で汚染されていてもこれを除去し使用可能にす
る。
【0007】本発明に使用する粉末ゴムとしては、加硫
ゴムを破砕したものが使用され、例えば廃タイヤのトレ
ッドゴムを破砕したものを代表的なものとして例示する
ことができる。この粉末ゴムは、その平均粒子径が8〜
30メッシュのものであることが望ましい。接着剤成分
の液状ジエン系ゴムとしては、ポリブタジエン、スチレ
ン・ブタジエン共重合体ゴム、ポリイソプレン、スチレ
ン・イソプレン共重合体ゴム、ポリペンタジエン、アク
リロニトリル・ブタジエン共重合体ゴム、ポリクロロプ
レン、イソブチレン・イソプレン共重合体ゴム、ブタジ
エンと炭素原子数2〜15の高級アルコールのメタクリ
レートとの共重合体で分子量が500〜50,000の
もの等を挙げることができる。
【0008】液状ジエン系ゴムの硬化剤である多官能イ
ソシアネートとしては、官能基数が2以上のジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)、粗MDI、カルボ
ジイミド変成MDI、トリフェニルメタンイソシアネー
ト(バイエル社製“デスモジュール−R”,Desmo
dur−R)、トリス(4−フェニルイソシアネート)
チオフォスフェート(バイエル社製“デスモジュール−
RF”,Desmodur−RF)、トリメチロールプ
ロパンのトリレンジイソシアネート(TDI)付加物
(日本ウレタン社製“コロネートL”)、TDIの二量
体(バイエル社製“デスモジュール−TT”,Desm
odur−TT)等が挙げられる。
【0009】不活性溶剤としては、上述の液状ジエン系
ゴムと多官能イソシアネートに対し不活性であり、特に
多官能イソシアネートのイソシアネート基と反応するこ
とがない溶剤であれば限定されるものではない。このよ
うな不活性溶剤の例としては、例えばベンゼン,トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル,ジオキサ
ン,テトラハイドロフラン等のエーテル類、酢酸エチル
等のエステル類、メチルエチルケトン(MEK),シク
ロヘキサノン等のケトン類、塩化エタン,クロロホル
ム,四塩化炭素等の塩素化炭化水素類等が挙げられる。
これらの不活性溶剤は単独で使用してもよいし、又は混
和性のある2種以上の溶剤を混合して使用してもよい。
【0010】接着剤溶液は、上述の不活性溶剤に液状ジ
エン系ゴムと多官能イソシアネートを溶解することによ
り容易に調製することができる。この接着剤溶液中に
は、液状ジエン系ゴム100重量部当たり多官能イソシ
アネート100〜250重量部の配合組成にして不活性
溶剤中に溶解させる必要がある。多官能イソシアネート
の量が100重量部未満では接着剤溶液が十分な接着力
を発揮しない。また、250重量部を越えると硬化後の
接着剤の柔軟性が低下し、製品のゴムブロック成形体の
柔軟性や弾性が低下する。また、この接着剤溶液におい
て、その配合成分の液状ジエン系ゴムと多官能イソシア
ネートの濃度が50〜80重量%になるように調整する
ことが望ましい。この濃度を50重量%以上にすること
により接着剤溶液としての良好な接着性を確保すること
ができる。また、溶剤量が少なくなるので粉末ゴム組成
物を成形する時の作業性を向上する。他方、濃度を80
重量%以下にすることにより良好な貯蔵安定性を確保
し、粉末ゴムに対し良好な親和性を付与するようにす
る。 この接着剤溶液は、粉末ゴム100重量部に対し
5〜50重量部を配合する必要がある。接着剤溶液の配
合量が5重量部未満では粉末ゴム相互間の接着性が不十
分になり、ゴムブロック成形体等の製品の機械的強度が
低下する。また、50重量部を越えると粉末ゴム粒子の
周囲に接着性成分を均一に付着することが困難になり、
製品の物性が低下する。
【0011】本発明の粉末ゴム組成物には、必要に応じ
て顔料等の着色剤、老化防止剤等の配合剤を添加するこ
とができる。本発明の粉末ゴム組成物は、これをゴムブ
ロック成形体に成形するとき、適宜金型に充填し、加熱
することにより溶剤が蒸発し、液状ジエン系ゴムと多官
能イソシヤナートとの反応が進行して硬化すると同時に
粉末ゴム同士を相互に接合一体化させることができる。
また、この粉末ゴム組成物はゴムブロック成形体のよう
な成形用原料のほかに、スプレーやコーテイング用の塗
料としても使用することが可能である。
【0012】
【実施例】表1に示す配合組成の接着剤A,B,C,D
及びEをぞれぞれ表2に示す量ずつ粉末ゴムと配合して
粉末ゴム組成物を調製した。これらの粉末ゴム組成物に
ついて、貯蔵安定性の尺度として下記の常温硬化性及び
ゴム物性を測定したところ、表2に示す結果が得られ
た。常温硬化性 :各粉末ゴム組成物を25℃で混合混練した
後、25℃で85RHの雰囲気下で放置し1〜9時間経
過後の硬化状態を観察し、この硬化状態を次の基準によ
り判定した。 ・未硬化:粉末ゴムが粉末状を保持している状態 ・やや硬化:粉末ゴムが相互に接合しているが、簡単に
ほぐすことができる状態 ・硬化:粉末ゴムがほぐすことができないように相互に
接合一体化した状態ゴム物性 :JISK6301に規定されている方法に準
じて、160℃で10分間加熱硬化した厚さ1cmのゴ
ムシートよりダンベルを打ち抜き、このダンベルの引張
強さ(Kg/cm2 )、伸び(%)及び比重を測定し
た。
【0013】 1):出光石油化学社製の水酸基末端を有するポリブタジ
エン2) :粗製ジフェニルメタンジイソシアネート3) :出光石油化学社製のポリブタジエン系プレポリマー
(イソシアネート量5.0%,25℃における粘度65セ
ンチポイズ)
【0014】 表2中、粉末ゴムの平均粒子径は8〜30メッシュにし
た。
【0015】表2から、本発明の配合組成を有する実施
例1〜4の粉末ゴム組成物は、9時間経過後も硬化せず
優れた貯蔵安定性を有しており、硬化後の物性も引張強
さと比重に差はなく、良好な伸びを有していた。これに
対し本発明の配合組成を満足しない比較例は9時間を経
過した時点で硬化してしまい、貯蔵安定性に劣っている
と共に、硬化後の伸びが著しく大きかった。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、不活性溶剤に水酸基末
端を有する液状ジエン系ゴムと多官能イソシアネートと
の特定量を溶解した接着剤溶液を使用し、この接着剤溶
液に粉末ゴムを配合するようにしたので、粉末ゴム組成
物の調製が簡便で作業性に優れ、しかも得られた粉末ゴ
ム組成物の貯蔵安定性に優れているので大量に生産する
ことができ生産性を向上することができる。また、接着
剤溶液が溶剤を含むため、粉末ゴムが少々離型剤や油で
汚染されていても、或いは粉末ゴムの種類に関係なく強
力な接着性を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 粉末ゴム100重量部に対し接着剤溶液
    5〜50重量部を配合した組成物であって、該接着剤溶
    液が水酸基末端を有する液状ジエン系ゴム100重量部
    に対し多官能イソシアネート100〜250重量部を配
    合した混合物を不活性溶剤に溶解した溶液である粉末ゴ
    ム組成物。
JP16697891A 1991-07-08 1991-07-08 粉末ゴム組成物 Pending JPH0517630A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16697891A JPH0517630A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 粉末ゴム組成物

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JP16697891A JPH0517630A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 粉末ゴム組成物

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Publication Number Publication Date
JPH0517630A true JPH0517630A (ja) 1993-01-26

Family

ID=15841137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16697891A Pending JPH0517630A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 粉末ゴム組成物

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JP (1) JPH0517630A (ja)

Cited By (6)

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