JPH05171619A - 斜張橋ケーブルの架設方法 - Google Patents
斜張橋ケーブルの架設方法Info
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- JPH05171619A JPH05171619A JP34164591A JP34164591A JPH05171619A JP H05171619 A JPH05171619 A JP H05171619A JP 34164591 A JP34164591 A JP 34164591A JP 34164591 A JP34164591 A JP 34164591A JP H05171619 A JPH05171619 A JP H05171619A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 26
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 7
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 7
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長大な斜張橋であってもケーブルを容易に張
設できる。 【構成】 橋塔1を立設した後、橋塔1の頂部間、また
は陸部4側に設置されたアンカー7と橋塔1の頂部との
間にクレーン用主索8を張設し、一端部が橋塔1に連結
されたケーブル5を、橋桁1への連結位置でケーブル引
込みウインチ19により他端側を引き込む時に、このケー
ブル5の中間部を、前記クレーン用主索8に案内されて
移動自在なケーブルクレーン21により張設位置まで吊り
上げる。
設できる。 【構成】 橋塔1を立設した後、橋塔1の頂部間、また
は陸部4側に設置されたアンカー7と橋塔1の頂部との
間にクレーン用主索8を張設し、一端部が橋塔1に連結
されたケーブル5を、橋桁1への連結位置でケーブル引
込みウインチ19により他端側を引き込む時に、このケー
ブル5の中間部を、前記クレーン用主索8に案内されて
移動自在なケーブルクレーン21により張設位置まで吊り
上げる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜張橋において橋塔と
橋桁との間に張設される架設ケーブルの架設方法に関す
る。
橋桁との間に張設される架設ケーブルの架設方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】斜張橋は、図8に示すように、橋塔41
を立設し、先端を移動式の防護工に支持させて橋塔41
から橋桁42を漸次延長させるとともに、一端が橋塔4
1の上部に連結された架設ケーブル43の他端を橋桁4
2の所定位置に連結して張設して構築していた。従来、
この架設ケーブル43を張設する際に、載荷のために補
強した橋桁42上に移動式ジブクレーン44を配置し、
一端部を橋塔41に連結した架設ケーブル43の他端
を、橋桁42に設けたケーブル引込みウインチ45によ
り引き込むとともに、架設ケーブル43の中間部をジブ
クレーン44により持ち上げて架設ケーブル43の弛み
を小さくし、ケーブル引込みウインチ45の引込み駆動
力を低減していた。
を立設し、先端を移動式の防護工に支持させて橋塔41
から橋桁42を漸次延長させるとともに、一端が橋塔4
1の上部に連結された架設ケーブル43の他端を橋桁4
2の所定位置に連結して張設して構築していた。従来、
この架設ケーブル43を張設する際に、載荷のために補
強した橋桁42上に移動式ジブクレーン44を配置し、
一端部を橋塔41に連結した架設ケーブル43の他端
を、橋桁42に設けたケーブル引込みウインチ45によ
り引き込むとともに、架設ケーブル43の中間部をジブ
クレーン44により持ち上げて架設ケーブル43の弛み
を小さくし、ケーブル引込みウインチ45の引込み駆動
力を低減していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のジブクレ
ーン44を使用する方法は、斜張橋が長大になると、架
設ケーブル43の張設位置が高くなり、大型のジブクレ
ーン44が必要になる。すると、橋桁42上の作業スペ
ースを更に制約を受けるとともに、作業性も悪くなり、
また橋桁44の補強程度も強大にする必要が生ずる。ま
た、さらに斜張橋の規模(橋桁スパン長)が大きくなっ
た場合にはそれに対応できる大型のジブクレーン44の
設置が困難になるという問題があった。
ーン44を使用する方法は、斜張橋が長大になると、架
設ケーブル43の張設位置が高くなり、大型のジブクレ
ーン44が必要になる。すると、橋桁42上の作業スペ
ースを更に制約を受けるとともに、作業性も悪くなり、
また橋桁44の補強程度も強大にする必要が生ずる。ま
た、さらに斜張橋の規模(橋桁スパン長)が大きくなっ
た場合にはそれに対応できる大型のジブクレーン44の
設置が困難になるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、長大な斜
張橋であっても架設ケーブルを容易に張設できる斜張橋
ケーブルの架設方法を提供することを目的とする。
張橋であっても架設ケーブルを容易に張設できる斜張橋
ケーブルの架設方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の斜張橋ケーブルの架設方法は、橋塔を立設
した後、橋塔の頂部間、および陸地側に設置されたアン
カーと橋塔の頂部との間にクレーン用索体を張設すると
ともに、橋塔から橋桁を延設し、架設ケーブルの一端部
を橋塔に連結した後、他端部を橋桁の所定位置てケーブ
ル引込みウインチにより緊張させて連結する時に、前記
クレーン用索体に案内されて移動自在なケーブルクレー
ンにより、前記架設ケーブルの中間部を吊り上げてタグ
取りするものである。
めに本発明の斜張橋ケーブルの架設方法は、橋塔を立設
した後、橋塔の頂部間、および陸地側に設置されたアン
カーと橋塔の頂部との間にクレーン用索体を張設すると
ともに、橋塔から橋桁を延設し、架設ケーブルの一端部
を橋塔に連結した後、他端部を橋桁の所定位置てケーブ
ル引込みウインチにより緊張させて連結する時に、前記
クレーン用索体に案内されて移動自在なケーブルクレー
ンにより、前記架設ケーブルの中間部を吊り上げてタグ
取りするものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、橋塔を利用して、橋塔の頂
部間および橋塔の頂部と陸部のアンカーの間にクレーン
用索体を張設し、このクレーン用索体に移動自在なケー
ブルクレーンを設けて、このケーブルクレーンにより架
設ケーブルの中間部を吊り上げてタグを消去するので、
架設ケーブル緊張時のケーブル引込み力を減少すること
ができるとともに、従来のように橋桁に配置したジブク
レーンを使用するのに比べて、橋桁に負担を与えず、架
設済のケーブルとの干渉も少なく、橋桁の作業空間を占
有することもない。しかも、長大な斜張橋であっても高
い位置に架設ケーブルを吊り上げることができ、極めて
作業性がよい。
部間および橋塔の頂部と陸部のアンカーの間にクレーン
用索体を張設し、このクレーン用索体に移動自在なケー
ブルクレーンを設けて、このケーブルクレーンにより架
設ケーブルの中間部を吊り上げてタグを消去するので、
架設ケーブル緊張時のケーブル引込み力を減少すること
ができるとともに、従来のように橋桁に配置したジブク
レーンを使用するのに比べて、橋桁に負担を与えず、架
設済のケーブルとの干渉も少なく、橋桁の作業空間を占
有することもない。しかも、長大な斜張橋であっても高
い位置に架設ケーブルを吊り上げることができ、極めて
作業性がよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る斜張橋ケーブルの架設方
法の一実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
法の一実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
【0008】図1〜図4において、1は基礎2上に立設
された橋塔で、橋桁3が陸部4から対岸の橋塔1に向か
って延設され、これら橋桁3は一端部が橋塔1に連結さ
れた複数の架設ケーブル5に支持されている。これら橋
塔1,1頂部の左右両側には、図5に示すように、側部
に突設する塔頂ブラケット6が設けられるとともに、両
岸の陸部4にはアンカー7が設置され、前記塔頂ブラケ
ット6間および塔頂ブラケット6とアンカー7の間には
それぞれクレーン用主索8が張設されている。
された橋塔で、橋桁3が陸部4から対岸の橋塔1に向か
って延設され、これら橋桁3は一端部が橋塔1に連結さ
れた複数の架設ケーブル5に支持されている。これら橋
塔1,1頂部の左右両側には、図5に示すように、側部
に突設する塔頂ブラケット6が設けられるとともに、両
岸の陸部4にはアンカー7が設置され、前記塔頂ブラケ
ット6間および塔頂ブラケット6とアンカー7の間には
それぞれクレーン用主索8が張設されている。
【0009】前記橋塔1には、橋桁3の支持部にケーブ
ル輸送台船11から架設ケーブル5などを橋桁3上に荷
揚げする水切りクレーン12が設置されるとともに、工
事用エレベーター13が設置されている。また、橋塔1
の中央から上部に架設ケーブル5を連結する塔付足場1
4が所定間隔毎に設けられ、橋塔1の頂部には架設ケー
ブル5の一端を引き上げたり、他の部材を吊り上げるた
めの塔頂クレーン15が配設されている。また、橋桁3
上には、リールに巻かれた架設ケーブル5を展開するア
ンリーラーおよびケーブル展開装置16やトラッククレ
ーン17、ケーブル架設用クレーン18、ケーブル引込
みウインチ19等が配置され、橋桁3の先端部は台船等
に足場を介して支持された移動式防護工20が配設され
ている。
ル輸送台船11から架設ケーブル5などを橋桁3上に荷
揚げする水切りクレーン12が設置されるとともに、工
事用エレベーター13が設置されている。また、橋塔1
の中央から上部に架設ケーブル5を連結する塔付足場1
4が所定間隔毎に設けられ、橋塔1の頂部には架設ケー
ブル5の一端を引き上げたり、他の部材を吊り上げるた
めの塔頂クレーン15が配設されている。また、橋桁3
上には、リールに巻かれた架設ケーブル5を展開するア
ンリーラーおよびケーブル展開装置16やトラッククレ
ーン17、ケーブル架設用クレーン18、ケーブル引込
みウインチ19等が配置され、橋桁3の先端部は台船等
に足場を介して支持された移動式防護工20が配設され
ている。
【0010】前記クレーン用主索8にそれぞれ移動自在
に配置されるケーブルクレーン21は、図6,図7に示
すように、クレーン用主索8に移動自在に案内されるキ
ャリア22と、このキャリア22に昇降索23を介して
昇降自在に支持されたローディングブロック24と、こ
のローディングブロック24に吊り下げられたケーブル
吊上治具25とで構成される。前記キャリア22はクレ
ーン用主索8に案内される複数の走行シーブ26を具備
し、クレーン用主索8に沿って配設された走行駆動索2
7により往復移動される。また、キャリア22の吊下シ
ーブ28とローディングブロック24の支持シーブ29
に巻回された昇降索23はクレーン用主索8に沿って配
設され、この昇降索23と走行駆動索27はアンカー7
の設置部または橋塔1の頂部に設けられるクレーン駆動
装置(図示せず)により駆動されてケーブルクレーン2
1が操作される。前記ケーブル吊上治具25は、ローデ
ィングブロック24に吊り下げられる吊下フレーム31
と、連結材32により所定間隔をあけて互いに平行な連
結された左右一対の半円形板33と、半円形板33の周
縁から一定距離内側で周方向に一定間隔をあけて両半円
形板33間に設けられた複数のケーブル支持ロッド34
またはケーブル支持ローラーとで構成され、前記吊下フ
レーム26の下部が一方の半円形板33外面に接合され
た片持ち式となっている。したがって、昇降索23を伸
ばしてケーブル吊上治具25を橋桁3上に降下させた時
に、架設ケーブル5の中間部を半円形板33間のケーブ
ル支持ロッド34上に容易に掛止することができ、さら
に円弧上に配置されたケーブル支持ロッド34により下
方から支持することで、架設ケーブル5に無理な変形を
強いることなく、しかも架設ケーブル5の移動を妨げる
こともなく安定して架設ケーブル5の中間部を吊下支持
することができる。
に配置されるケーブルクレーン21は、図6,図7に示
すように、クレーン用主索8に移動自在に案内されるキ
ャリア22と、このキャリア22に昇降索23を介して
昇降自在に支持されたローディングブロック24と、こ
のローディングブロック24に吊り下げられたケーブル
吊上治具25とで構成される。前記キャリア22はクレ
ーン用主索8に案内される複数の走行シーブ26を具備
し、クレーン用主索8に沿って配設された走行駆動索2
7により往復移動される。また、キャリア22の吊下シ
ーブ28とローディングブロック24の支持シーブ29
に巻回された昇降索23はクレーン用主索8に沿って配
設され、この昇降索23と走行駆動索27はアンカー7
の設置部または橋塔1の頂部に設けられるクレーン駆動
装置(図示せず)により駆動されてケーブルクレーン2
1が操作される。前記ケーブル吊上治具25は、ローデ
ィングブロック24に吊り下げられる吊下フレーム31
と、連結材32により所定間隔をあけて互いに平行な連
結された左右一対の半円形板33と、半円形板33の周
縁から一定距離内側で周方向に一定間隔をあけて両半円
形板33間に設けられた複数のケーブル支持ロッド34
またはケーブル支持ローラーとで構成され、前記吊下フ
レーム26の下部が一方の半円形板33外面に接合され
た片持ち式となっている。したがって、昇降索23を伸
ばしてケーブル吊上治具25を橋桁3上に降下させた時
に、架設ケーブル5の中間部を半円形板33間のケーブ
ル支持ロッド34上に容易に掛止することができ、さら
に円弧上に配置されたケーブル支持ロッド34により下
方から支持することで、架設ケーブル5に無理な変形を
強いることなく、しかも架設ケーブル5の移動を妨げる
こともなく安定して架設ケーブル5の中間部を吊下支持
することができる。
【0011】次に上記ケーブル架設設備における斜張橋
ケーブルの架設方法を説明する。ケーブル輸送台船11
から水切りクレーン12により荷揚げされてケーブル展
開設備16に装填された架設ケーブル5をウインチによ
りケーブル展開設備16のリールから一端側を橋塔1側
に引出し、塔頂クレーン15によりこの一端部を橋塔1
に沿って上方に吊り上げ所定位置の塔付足場14から橋
塔1に固定する。つぎに、この架設ケーブル5の他端側
をケーブル引込みウインチ19等を用いて引込み緊張さ
せる。この時、ケーブルクレーン21を架設ケーブル5
の中間位置上方に配置し、図23に仮想線で示すよう
に、ローディングブロック24を橋桁3上まで降下させ
て架設ケーブル5の中間部をケーブル吊上治具25に掛
止させ、架設ケーブル5の中間部を架設ケーブル5の緊
張位置まで持ち上げてタグ取りを行う。これにより、架
設ケーブル5の引込み力が小さくても架設ケーブル5を
弛みのない緊張状態にすることができる。橋桁3上の設
備を使用して架設ケーブル5の他端橋桁3に固定した
後、ケーブル吊上治具25を降下させることにより、架
設ケーブル5からケーブル吊上治具25を離脱させ、次
の使用に備える。
ケーブルの架設方法を説明する。ケーブル輸送台船11
から水切りクレーン12により荷揚げされてケーブル展
開設備16に装填された架設ケーブル5をウインチによ
りケーブル展開設備16のリールから一端側を橋塔1側
に引出し、塔頂クレーン15によりこの一端部を橋塔1
に沿って上方に吊り上げ所定位置の塔付足場14から橋
塔1に固定する。つぎに、この架設ケーブル5の他端側
をケーブル引込みウインチ19等を用いて引込み緊張さ
せる。この時、ケーブルクレーン21を架設ケーブル5
の中間位置上方に配置し、図23に仮想線で示すよう
に、ローディングブロック24を橋桁3上まで降下させ
て架設ケーブル5の中間部をケーブル吊上治具25に掛
止させ、架設ケーブル5の中間部を架設ケーブル5の緊
張位置まで持ち上げてタグ取りを行う。これにより、架
設ケーブル5の引込み力が小さくても架設ケーブル5を
弛みのない緊張状態にすることができる。橋桁3上の設
備を使用して架設ケーブル5の他端橋桁3に固定した
後、ケーブル吊上治具25を降下させることにより、架
設ケーブル5からケーブル吊上治具25を離脱させ、次
の使用に備える。
【0012】上記実施例によれば、 (1)大型のクレーンが不要となり、経済的なメリット
が大きい。 (2)橋桁3上の作業スペースが、大型のクレーンが不
要となる分、有効に利用できる。 (3)従来の大型のクレーンを使用するのに比べて、ケ
ーブルクレーン21と架設済の架設ケーブル5との接触
も少なく、ケーブルクレーン21の移動が容易となって
作業性が向上する。 (4)大型のクレーンを使用しないので、橋桁3の補強
が不要になる。 (5)支間(橋塔1間)が長大化しても充分に対処する
ことができる。 (6)このケーブルクレーン21は、架設ケーブル5の
タグ取りのほかに、分離された橋桁工区間の資材や機材
の運搬に共用することができ、極めて有用である。
が大きい。 (2)橋桁3上の作業スペースが、大型のクレーンが不
要となる分、有効に利用できる。 (3)従来の大型のクレーンを使用するのに比べて、ケ
ーブルクレーン21と架設済の架設ケーブル5との接触
も少なく、ケーブルクレーン21の移動が容易となって
作業性が向上する。 (4)大型のクレーンを使用しないので、橋桁3の補強
が不要になる。 (5)支間(橋塔1間)が長大化しても充分に対処する
ことができる。 (6)このケーブルクレーン21は、架設ケーブル5の
タグ取りのほかに、分離された橋桁工区間の資材や機材
の運搬に共用することができ、極めて有用である。
【0013】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の斜張橋ケー
ブルの架設方法によれば、橋塔を利用して、橋塔の頂部
間および橋塔の頂部と陸部のアンカーの間にクレーン用
索体を張設し、このクレーン用索体を移動自在なケーブ
ルクレーンにより、架設ケーブルの中間部を吊り上げて
タグを消去するので、架設ケーブル緊張時のケーブル引
込み力を減少することができるとともに、従来の橋桁に
配置したジブクレーンを使用するのに比べて、橋桁に負
担を与えず、架設済のケーブルとの干渉も少なく橋桁の
作業空間を占有することがない。しかも、長大な斜張橋
であっても高い位置に架設ケーブルを吊り上げることが
でき、極めて作業性がよい。
ブルの架設方法によれば、橋塔を利用して、橋塔の頂部
間および橋塔の頂部と陸部のアンカーの間にクレーン用
索体を張設し、このクレーン用索体を移動自在なケーブ
ルクレーンにより、架設ケーブルの中間部を吊り上げて
タグを消去するので、架設ケーブル緊張時のケーブル引
込み力を減少することができるとともに、従来の橋桁に
配置したジブクレーンを使用するのに比べて、橋桁に負
担を与えず、架設済のケーブルとの干渉も少なく橋桁の
作業空間を占有することがない。しかも、長大な斜張橋
であっても高い位置に架設ケーブルを吊り上げることが
でき、極めて作業性がよい。
【図1】本発明に係るケーブル架設設備を示す全体側面
図である。
図である。
【図2】同ケーブル架設設備を示す部分拡大図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】同橋塔を示す正面図である。
【図5】同塔頂ブラケットを示す正面図である。
【図6】同ケーブルクレーンを示す正面図である。
【図7】同ケーブルクレーンを示す側面断面図である。
【図8】従来のケーブル架設設備を示す全体側面図であ
る。
る。
1 橋塔 3 橋桁 4 陸部 5 架設アンカー 6 塔頂ブラケット 7 アンカー 8 クレーン用主索 15 塔頂クレーン 16 ケーブル展開設備 18 ケーブル架設クレーン 19 ケーブル引込みウインチ 21 ケーブルクレーン 22 キャリア 23 昇降索 24 ローディングブロック 25 ケーブル吊上治具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 斜張橋ケーブルの架設方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜張橋において橋塔と
橋桁との間に張設されるケーブルの架設方法に関する。
橋桁との間に張設されるケーブルの架設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】斜張橋は、図8に示すように、橋塔41
を立設した後、橋塔41から橋桁42を漸次延長させる
とともに、一端が橋塔41の上部に連結されたケーブル
43の他端を橋桁42の所定位置に連結して張設して構
築していた。従来、このケーブル43を張設する際に、
載荷のために補強した橋桁42上に移動式ジブクレーン
44を配置し、一端部を橋塔41に連結したケーブル4
3の他端を、橋桁42に設けたケーブル引込み設備45
により引き込むとともに、ケーブル43の中間部を移動
式クレーン44により持ち上げてケーブル43の弛みを
小さくし、ケーブル引込み設備45の引込み駆動力を低
減していた。
を立設した後、橋塔41から橋桁42を漸次延長させる
とともに、一端が橋塔41の上部に連結されたケーブル
43の他端を橋桁42の所定位置に連結して張設して構
築していた。従来、このケーブル43を張設する際に、
載荷のために補強した橋桁42上に移動式ジブクレーン
44を配置し、一端部を橋塔41に連結したケーブル4
3の他端を、橋桁42に設けたケーブル引込み設備45
により引き込むとともに、ケーブル43の中間部を移動
式クレーン44により持ち上げてケーブル43の弛みを
小さくし、ケーブル引込み設備45の引込み駆動力を低
減していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の移動式ク
レーン44を使用する方法は、斜張橋が長大になると、
ケーブル43の張設位置が高くなり、大型の移動式クレ
ーン44が必要になる。すると、橋桁42上の作業スペ
ースを更に制約を受けるとともに、作業性も悪くなり、
また橋桁44の補強程度も強大にする必要が生ずる。ま
た、さらに斜張橋の規模(橋桁スパン長)が大きくなっ
た場合にはそれに対応できる大型の移動式クレーン44
の設置が困難になるという問題があった。
レーン44を使用する方法は、斜張橋が長大になると、
ケーブル43の張設位置が高くなり、大型の移動式クレ
ーン44が必要になる。すると、橋桁42上の作業スペ
ースを更に制約を受けるとともに、作業性も悪くなり、
また橋桁44の補強程度も強大にする必要が生ずる。ま
た、さらに斜張橋の規模(橋桁スパン長)が大きくなっ
た場合にはそれに対応できる大型の移動式クレーン44
の設置が困難になるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、長大な斜
張橋であってもケーブルを容易に張設できる斜張橋ケー
ブルの架設方法を提供することを目的とする。
張橋であってもケーブルを容易に張設できる斜張橋ケー
ブルの架設方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の斜張橋ケーブルの架設方法は、橋塔を立設
した後、橋塔の頂部間、および陸地側に設置されたアン
カーと橋塔の頂部との間にクレーン用索体を張設すると
ともに、橋塔から橋桁を延設し、ケーブルの一端部を橋
塔に連結した後、他端部を橋桁の所定位置てケーブル引
込み設備により緊張させて連結する時に、前記クレーン
用索体に案内されて移動自在なケーブルクレーンによ
り、前記ケーブルの中間部を吊り上げてサグ取りするも
のである。
めに本発明の斜張橋ケーブルの架設方法は、橋塔を立設
した後、橋塔の頂部間、および陸地側に設置されたアン
カーと橋塔の頂部との間にクレーン用索体を張設すると
ともに、橋塔から橋桁を延設し、ケーブルの一端部を橋
塔に連結した後、他端部を橋桁の所定位置てケーブル引
込み設備により緊張させて連結する時に、前記クレーン
用索体に案内されて移動自在なケーブルクレーンによ
り、前記ケーブルの中間部を吊り上げてサグ取りするも
のである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、橋塔を利用して、橋塔の頂
部間および橋塔の頂部と陸部のアンカーの間にクレーン
用索体を張設し、このクレーン用索体に移動自在なケー
ブルクレーンを設けて、このケーブルクレーンによりケ
ーブルの中間部を吊り上げてサグを消去するので、ケー
ブル緊張時のケーブル引込み力を減少することができる
とともに、従来のように橋桁に配置した移動式クレーン
を使用するのに比べて、橋桁に負担を与えず、架設済の
ケーブルとの干渉も少なく、橋桁の作業空間を占有する
こともない。しかも、長大な斜張橋であっても高い位置
にケーブルを吊り上げることができ、極めて作業性がよ
い。
部間および橋塔の頂部と陸部のアンカーの間にクレーン
用索体を張設し、このクレーン用索体に移動自在なケー
ブルクレーンを設けて、このケーブルクレーンによりケ
ーブルの中間部を吊り上げてサグを消去するので、ケー
ブル緊張時のケーブル引込み力を減少することができる
とともに、従来のように橋桁に配置した移動式クレーン
を使用するのに比べて、橋桁に負担を与えず、架設済の
ケーブルとの干渉も少なく、橋桁の作業空間を占有する
こともない。しかも、長大な斜張橋であっても高い位置
にケーブルを吊り上げることができ、極めて作業性がよ
い。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る斜張橋ケーブルの架設方
法の一実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
法の一実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
【0008】図1〜図3において、1は基礎2上に立設
された橋塔で、橋桁3が陸部4から対岸の橋塔1に向か
って延設され、これら橋桁3は一端部が橋塔1に連結さ
れた複数のケーブル5に支持されている。これら橋塔
1,1頂部の左右両側には、図5に示すように、側部に
突設する塔頂ブラケット6が設けられるとともに、両岸
の陸部4にはアンカー7が設置され、前記塔頂ブラケッ
ト6間および塔頂ブラケット6とアンカー7の間にはそ
れぞれクレーン用主索8が張設されている。
された橋塔で、橋桁3が陸部4から対岸の橋塔1に向か
って延設され、これら橋桁3は一端部が橋塔1に連結さ
れた複数のケーブル5に支持されている。これら橋塔
1,1頂部の左右両側には、図5に示すように、側部に
突設する塔頂ブラケット6が設けられるとともに、両岸
の陸部4にはアンカー7が設置され、前記塔頂ブラケッ
ト6間および塔頂ブラケット6とアンカー7の間にはそ
れぞれクレーン用主索8が張設されている。
【0009】前記橋塔1には、橋桁3の支持部にケーブ
ル輸送台船11からケーブル5などを橋桁3上に荷揚げ
する水切りクレーン12が設置されるとともに、工事用
エレベーター13が設置されている。また、橋塔1の中
央から上部にケーブル5を連結する塔付足場14が所定
間隔毎に設けられ、橋塔1の頂部にはケーブル5の一端
を引き上げたり、他の部材を吊り上げるための塔頂クレ
ーン15が配設されている。また、橋桁3上には、リー
ルに巻かれたケーブル5を展開するアンリーラーおよび
ケーブル展開装置16やトラッククレーン17、ケーブ
ル架設用クレーン18、ケーブル引込みウインチ19等
が配置され、橋桁3の先端部は移動式防護工20が配設
されている。
ル輸送台船11からケーブル5などを橋桁3上に荷揚げ
する水切りクレーン12が設置されるとともに、工事用
エレベーター13が設置されている。また、橋塔1の中
央から上部にケーブル5を連結する塔付足場14が所定
間隔毎に設けられ、橋塔1の頂部にはケーブル5の一端
を引き上げたり、他の部材を吊り上げるための塔頂クレ
ーン15が配設されている。また、橋桁3上には、リー
ルに巻かれたケーブル5を展開するアンリーラーおよび
ケーブル展開装置16やトラッククレーン17、ケーブ
ル架設用クレーン18、ケーブル引込みウインチ19等
が配置され、橋桁3の先端部は移動式防護工20が配設
されている。
【0010】前記クレーン用主索8にそれぞれ移動自在
に配置されるケーブルクレーン21は、図6,図7に示
すように、クレーン用主索8に移動自在に案内されるキ
ャリア22と、このキャリア22に昇降索23を介して
昇降自在に支持されたローディングブロック24と、こ
のローディングブロック24に吊り下げられたケーブル
吊上治具25とで構成される。前記キャリア22はクレ
ーン用主索8に案内される複数の走行シーブ26を具備
し、クレーン用主索8に沿って配設された走行駆動索2
7により往復移動される。また、キャリア22の吊下シ
ーブ28とローディングブロック24の支持シーブ29
に巻回された昇降索23はクレーン用主索8に沿って配
設され、この昇降索23と走行駆動索27は橋桁3上に
設けられるクレーン駆動装置(図示せず)により駆動さ
れてケーブルクレーン21が操作される。前記ケーブル
吊上治具25は、ローディングブロック24に吊り下げ
られる吊下フレーム31と、連結材32により所定間隔
をあけて互いに平行な連結された左右一対の半円形板3
3と、半円形板33の周縁から一定距離内側で周方向に
一定間隔をあけて両半円形板33間に設けられた複数の
ケーブル支持ロッドまたはケーブル支持ローラー34と
で構成され、前記吊下フレーム26の下部が一方の半円
形板33外面に接合された片持ち式となっている。した
がって、昇降索23を伸ばしてケーブル吊上治具25を
橋桁3上に降下させた時に、ケーブル5の中間部を半円
形板33間のケーブル支持ロッド34上に容易に掛止す
ることができ、さらに円弧上に配置されたケーブル支持
ロッド34により下方から支持することで、ケーブル5
に無理な変形を強いることなく、しかもケーブル5の移
動を妨げることもなく安定してケーブル5の中間部を吊
下支持することができる。
に配置されるケーブルクレーン21は、図6,図7に示
すように、クレーン用主索8に移動自在に案内されるキ
ャリア22と、このキャリア22に昇降索23を介して
昇降自在に支持されたローディングブロック24と、こ
のローディングブロック24に吊り下げられたケーブル
吊上治具25とで構成される。前記キャリア22はクレ
ーン用主索8に案内される複数の走行シーブ26を具備
し、クレーン用主索8に沿って配設された走行駆動索2
7により往復移動される。また、キャリア22の吊下シ
ーブ28とローディングブロック24の支持シーブ29
に巻回された昇降索23はクレーン用主索8に沿って配
設され、この昇降索23と走行駆動索27は橋桁3上に
設けられるクレーン駆動装置(図示せず)により駆動さ
れてケーブルクレーン21が操作される。前記ケーブル
吊上治具25は、ローディングブロック24に吊り下げ
られる吊下フレーム31と、連結材32により所定間隔
をあけて互いに平行な連結された左右一対の半円形板3
3と、半円形板33の周縁から一定距離内側で周方向に
一定間隔をあけて両半円形板33間に設けられた複数の
ケーブル支持ロッドまたはケーブル支持ローラー34と
で構成され、前記吊下フレーム26の下部が一方の半円
形板33外面に接合された片持ち式となっている。した
がって、昇降索23を伸ばしてケーブル吊上治具25を
橋桁3上に降下させた時に、ケーブル5の中間部を半円
形板33間のケーブル支持ロッド34上に容易に掛止す
ることができ、さらに円弧上に配置されたケーブル支持
ロッド34により下方から支持することで、ケーブル5
に無理な変形を強いることなく、しかもケーブル5の移
動を妨げることもなく安定してケーブル5の中間部を吊
下支持することができる。
【0011】次に上記ケーブル架設設備における斜張橋
ケーブルの架設方法を説明する。ケーブル輸送台船11
から水切りクレーン12により荷揚げされてケーブル展
開設備16に装填されたケーブル5をウインチによりケ
ーブル展開設備16のリールから一端側を橋塔1側に引
出し、塔頂クレーン15によりこの一端部を橋塔1に沿
って上方に吊り上げ所定位置の塔付足場14から橋塔1
に固定する。つぎに、このケーブル5の他端側をケーブ
ル引込みウインチ19等を用いて引込み緊張させる。こ
の時、ケーブルクレーン21をケーブル5の中間位置上
方に配置し、図23に仮想線で示すように、ローディン
グブロック24を橋桁3上まで降下させてケーブル5の
中間部をケーブル吊上治具25に掛止させ、ケーブル5
の中間部をケーブル5の緊張位置まで持ち上げてサグ取
りを行う。これにより、ケーブル5の引込み力が小さく
てもケーブル5を弛みのない緊張状態にすることができ
る。橋桁3上の設備を使用してケーブル5の他端橋桁3
に固定した後、ケーブル吊上治具25を降下させること
により、ケーブル5からケーブル吊上治具25を離脱さ
せ、次の使用に備える。
ケーブルの架設方法を説明する。ケーブル輸送台船11
から水切りクレーン12により荷揚げされてケーブル展
開設備16に装填されたケーブル5をウインチによりケ
ーブル展開設備16のリールから一端側を橋塔1側に引
出し、塔頂クレーン15によりこの一端部を橋塔1に沿
って上方に吊り上げ所定位置の塔付足場14から橋塔1
に固定する。つぎに、このケーブル5の他端側をケーブ
ル引込みウインチ19等を用いて引込み緊張させる。こ
の時、ケーブルクレーン21をケーブル5の中間位置上
方に配置し、図23に仮想線で示すように、ローディン
グブロック24を橋桁3上まで降下させてケーブル5の
中間部をケーブル吊上治具25に掛止させ、ケーブル5
の中間部をケーブル5の緊張位置まで持ち上げてサグ取
りを行う。これにより、ケーブル5の引込み力が小さく
てもケーブル5を弛みのない緊張状態にすることができ
る。橋桁3上の設備を使用してケーブル5の他端橋桁3
に固定した後、ケーブル吊上治具25を降下させること
により、ケーブル5からケーブル吊上治具25を離脱さ
せ、次の使用に備える。
【0012】上記実施例によれば、 (1)大型のクレーンが不要となり、経済的なメリット
が大きい。 (2)橋桁3上の作業スペースが、大型のクレーンが不
要となる分、有効に利用できる。 (3)従来の大型のクレーンを使用するのに比べて、ケ
ーブルクレーン21と架設済のケーブル5との接触も少
なく、ケーブルクレーン21の移動が容易となって作業
性が向上する。 (4)大型のクレーンを使用しないので、橋桁3の補強
が不要になる。 (5)支間(橋塔1間)が長大化しても充分に対処する
ことができる。 (6)このケーブルクレーン21は、ケーブル5のサグ
取りのほかに、分離された橋桁工区間の資材や機材の運
搬に共用することがてき、極めて有用である。
が大きい。 (2)橋桁3上の作業スペースが、大型のクレーンが不
要となる分、有効に利用できる。 (3)従来の大型のクレーンを使用するのに比べて、ケ
ーブルクレーン21と架設済のケーブル5との接触も少
なく、ケーブルクレーン21の移動が容易となって作業
性が向上する。 (4)大型のクレーンを使用しないので、橋桁3の補強
が不要になる。 (5)支間(橋塔1間)が長大化しても充分に対処する
ことができる。 (6)このケーブルクレーン21は、ケーブル5のサグ
取りのほかに、分離された橋桁工区間の資材や機材の運
搬に共用することがてき、極めて有用である。
【0013】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の斜張橋ケー
ブルの架設方法によれば、橋塔を利用して、橋塔の頂部
間および橋塔の頂部と陸部のアンカーの間にクレーン用
索体を張設し、このクレーン用索体を移動自在なケーブ
ルクレーンにより、ケーブルの中間部を吊り上げてサグ
を消去するので 、ケーブル緊張時のケーブル引込み力
を減少することがてきるとともに、従来の橋桁に配置し
た移動式クレーンを使用するのに比べて、橋桁に負担を
与えず、架設済のケーブルとの干渉も少なく橋桁の作業
空間を占有することがない。しかも、長大な斜張橋であ
っても高い位置にケーブルを吊り上げることができ、極
めて作業性がよい。
ブルの架設方法によれば、橋塔を利用して、橋塔の頂部
間および橋塔の頂部と陸部のアンカーの間にクレーン用
索体を張設し、このクレーン用索体を移動自在なケーブ
ルクレーンにより、ケーブルの中間部を吊り上げてサグ
を消去するので 、ケーブル緊張時のケーブル引込み力
を減少することがてきるとともに、従来の橋桁に配置し
た移動式クレーンを使用するのに比べて、橋桁に負担を
与えず、架設済のケーブルとの干渉も少なく橋桁の作業
空間を占有することがない。しかも、長大な斜張橋であ
っても高い位置にケーブルを吊り上げることができ、極
めて作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブル架設設備を示す全体側面
図である。
図である。
【図2】同ケーブル架設設備を示す部分拡大図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】同橋塔を示す正面図である。
【図5】同塔頂ブラケットを示す正面図である。
【図6】同ケーブルクレーンを示す正面図である。
【図7】同ケーブルクレーンを示す側面断面図である。
【図8】従来のケーブル架設設備を示す全体側面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 橋塔 3 橋桁 4 陸部 5 架設アンカー 6 塔頂ブラケット 7 アンカー 8 クレーン用主索 15 塔頂クレーン 16 ケーブル展開設備 18 ケーブル架設クレーン 19 ケーブル引込みウインチ 21 ケーブルクレーン 22 キャリア 23 昇降索 24 ローディングブロック 25 ケーブル吊上治具 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (1)
- 【請求項1】 橋塔を立設した後、橋塔の頂部間、およ
び陸地側に設置されたアンカーと橋塔の頂部との間にク
レーン用索体を張設するとともに、橋塔から橋桁を延設
し、架設ケーブルの一端部を橋塔に連結した後、他端部
を橋桁の所定位置てケーブル引込みウインチにより緊張
させて連結する時に、前記クレーン用索体に案内されて
移動自在なケーブルクレーンにより、前記架設ケーブル
の中間部を吊り上げてタグ取りすることを特徴とする斜
張橋ケーブルの架設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34164591A JPH05171619A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 斜張橋ケーブルの架設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34164591A JPH05171619A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 斜張橋ケーブルの架設方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05171619A true JPH05171619A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18347698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34164591A Pending JPH05171619A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 斜張橋ケーブルの架設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05171619A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100969005B1 (ko) * | 2009-11-06 | 2010-07-09 | 동아대학교 산학협력단 | 가설케이블을 이용한 무장력 사재케이블 상태의 사장교 시공방법 및 이를 위한 가설케이블 |
WO2012030018A1 (ko) * | 2010-09-02 | 2012-03-08 | 지에스건설 주식회사 | 주경간 긴장수단을 이용한 일부 및 전부 타정식 사장교와 그 시공 방법 |
WO2013179549A1 (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-05 | 株式会社Ihiインフラシステム | 斜ケーブルの取り替え方法及び斜ケーブル取り替え用仮ハンガー |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5137699A (ja) * | 1974-09-26 | 1976-03-30 | Sharp Kk | |
JPS61106808A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-24 | 神鋼鋼線工業株式会社 | ケ−ブルの架設方法 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP34164591A patent/JPH05171619A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5137699A (ja) * | 1974-09-26 | 1976-03-30 | Sharp Kk | |
JPS61106808A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-24 | 神鋼鋼線工業株式会社 | ケ−ブルの架設方法 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100969005B1 (ko) * | 2009-11-06 | 2010-07-09 | 동아대학교 산학협력단 | 가설케이블을 이용한 무장력 사재케이블 상태의 사장교 시공방법 및 이를 위한 가설케이블 |
WO2011055996A3 (ko) * | 2009-11-06 | 2011-09-22 | 동아대학교 산학협력단 | 가설케이블을 이용한 무장력 사재케이블 상태의 사장교 시공방법 및 이를 위한 가설케이블 |
CN102713071A (zh) * | 2009-11-06 | 2012-10-03 | 东亚大学校产学协力团 | 利用了架设索的无张力斜拉索状态的斜拉桥施工方法及用于其的架设索 |
US8627530B2 (en) | 2009-11-06 | 2014-01-14 | Dong-A University Research Foundation For Industry-Academy Cooperation | Constructing method of cable-stayed bridge and temporary cable therefor |
CN102713071B (zh) * | 2009-11-06 | 2014-12-10 | 东亚大学校产学协力团 | 利用了架设索的无张力斜拉索状态的斜拉桥施工方法及用于其的架设索 |
WO2012030018A1 (ko) * | 2010-09-02 | 2012-03-08 | 지에스건설 주식회사 | 주경간 긴장수단을 이용한 일부 및 전부 타정식 사장교와 그 시공 방법 |
WO2013179549A1 (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-05 | 株式会社Ihiインフラシステム | 斜ケーブルの取り替え方法及び斜ケーブル取り替え用仮ハンガー |
JP2013249678A (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-12 | Ihi Infrastructure Systems Co Ltd | 斜ケーブルの取り替え方法及び斜ケーブル取り替え用仮ハンガー |
US9021644B2 (en) | 2012-06-01 | 2015-05-05 | Ihi Infrastructure Systems Co., Ltd. | Method for replacing sloped cables, and temporary hanger for replacing sloped cables |
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