JPH05168556A - 電子冷却式ポット - Google Patents
電子冷却式ポットInfo
- Publication number
- JPH05168556A JPH05168556A JP27005291A JP27005291A JPH05168556A JP H05168556 A JPH05168556 A JP H05168556A JP 27005291 A JP27005291 A JP 27005291A JP 27005291 A JP27005291 A JP 27005291A JP H05168556 A JPH05168556 A JP H05168556A
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- JP
- Japan
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- pot
- thermoelectric element
- heat
- air
- bottle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2321/00—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
- F25B2321/02—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
- F25B2321/025—Removal of heat
- F25B2321/0251—Removal of heat by a gas
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】通電により冷却及び加熱の双方が可能な保温容
器乃至ポットを開発すること。 【構成】ペルチェ効果による熱電素子を保温容器或いは
ポットに装着すること。
器乃至ポットを開発すること。 【構成】ペルチェ効果による熱電素子を保温容器或いは
ポットに装着すること。
Description
【0001】
【利用分野】本発明は直流電流を流すと温度差を生じて
冷却及び加熱の双方が可能な熱電素子を備えた保温容器
或いはポット(以下単にポットという)に関する。
冷却及び加熱の双方が可能な熱電素子を備えた保温容器
或いはポット(以下単にポットという)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来通電によって水を沸かすヒーターを
組み込んだ加熱型の通称電気ジャーポットがあるが、通
電によって簡易に冷却ができ、しかもコンプレッサーな
どの可動部分がなく、小型で軽量の保温容器或いはポッ
トは現在未だ開発されていない。通常保温容器たとえば
魔法瓶やジャーポットの中を冷却するには広口の魔法瓶
やポットなどに小さな氷を直接入れるか、或いは別途寒
材や氷を袋や他の小さな容器に入れてから前記広口の容
器の中に入れて冷却していた。
組み込んだ加熱型の通称電気ジャーポットがあるが、通
電によって簡易に冷却ができ、しかもコンプレッサーな
どの可動部分がなく、小型で軽量の保温容器或いはポッ
トは現在未だ開発されていない。通常保温容器たとえば
魔法瓶やジャーポットの中を冷却するには広口の魔法瓶
やポットなどに小さな氷を直接入れるか、或いは別途寒
材や氷を袋や他の小さな容器に入れてから前記広口の容
器の中に入れて冷却していた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかし従来のごとく
冷却用氷を直接容器の中に入れると水だけを冷却する場
合は氷が溶けて希釈されても問題がないが、容器の中の
被冷却物が、コーヒー、ジュース、薬品等希釈されては
いけないものの場合には溶け出した氷が溶け切るまで無
制限に希釈する大きな欠点がある。また別途袋、小型容
器などに氷や寒材を入れて容器の中に溶け出さないよう
にしたものはその容器の占める体積分だけ保温容器或い
はポットの容量を小さくする欠点がある。
冷却用氷を直接容器の中に入れると水だけを冷却する場
合は氷が溶けて希釈されても問題がないが、容器の中の
被冷却物が、コーヒー、ジュース、薬品等希釈されては
いけないものの場合には溶け出した氷が溶け切るまで無
制限に希釈する大きな欠点がある。また別途袋、小型容
器などに氷や寒材を入れて容器の中に溶け出さないよう
にしたものはその容器の占める体積分だけ保温容器或い
はポットの容量を小さくする欠点がある。
【0004】本発明は上記従来の欠点を解消して従来の
魔法瓶やジャーポットとほとんど同じ大きさで簡便且つ
メンテナンスフリーのコンプレッサーなどの可動部分の
ない電子冷却式ポットを提供することを目的とする。
魔法瓶やジャーポットとほとんど同じ大きさで簡便且つ
メンテナンスフリーのコンプレッサーなどの可動部分の
ない電子冷却式ポットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は保温容器又は
ジャーポットにペルチェ効果を利用した熱電素子を設け
ることによって解決される。即ち二つの異なる金属又は
導体を直列に接続して直流電流を流すと一方の接合部は
発熱し、他の一方の接合部は吸熱(冷却)する、所謂ペ
ルチェ効果を利用した熱電素子を用いることを本発明は
基本としている。
ジャーポットにペルチェ効果を利用した熱電素子を設け
ることによって解決される。即ち二つの異なる金属又は
導体を直列に接続して直流電流を流すと一方の接合部は
発熱し、他の一方の接合部は吸熱(冷却)する、所謂ペ
ルチェ効果を利用した熱電素子を用いることを本発明は
基本としている。
【0006】
【発明の作用並びに構成】以下に本発明を実施した実施
例を図面を用いて説明する。第1の実施例は図1のよう
に従来の電気エアーポットにおいて、水などの内容物を
収納するための中瓶1の外に、外装本体2及び中瓶1を
密嵌するための中栓3、更に上部が開閉できるようにし
た上蓋4がある。上蓋4にはベローズ式のエアポンプ
(図示せず)があり、これを押圧して中瓶1内に空気を
送り込むための押し板5がある。中瓶1内の水6はエア
ポンプの圧縮空気によって押し上げられ通管7を通って
注出口8に至る。9はバンドヒーター、10は蒸気の通
路、11は蒸気の出口である。
例を図面を用いて説明する。第1の実施例は図1のよう
に従来の電気エアーポットにおいて、水などの内容物を
収納するための中瓶1の外に、外装本体2及び中瓶1を
密嵌するための中栓3、更に上部が開閉できるようにし
た上蓋4がある。上蓋4にはベローズ式のエアポンプ
(図示せず)があり、これを押圧して中瓶1内に空気を
送り込むための押し板5がある。中瓶1内の水6はエア
ポンプの圧縮空気によって押し上げられ通管7を通って
注出口8に至る。9はバンドヒーター、10は蒸気の通
路、11は蒸気の出口である。
【0007】この実施例では上記従来の電気エアポット
の中瓶1の底に熱電素子13が密着して取り付けられて
いる。取り付けられる熱電素子はペルチェ効果を発揮し
得るものであればよく、特に限定されず従来から知られ
ているものが広く適用でき、その一例として米国マーロ
ックインダストリー社製の製品が例示できる。熱電素子
13には中瓶1から吸熱した熱を効率よく移動、放熱さ
せるために金属フィン14を設けるとよい。更にこの放
熱をよりよくするために送風ファン15をモーター16
によって駆動し、風が強制的に移動されて通風路17か
ら排出されるようにしてもよい。
の中瓶1の底に熱電素子13が密着して取り付けられて
いる。取り付けられる熱電素子はペルチェ効果を発揮し
得るものであればよく、特に限定されず従来から知られ
ているものが広く適用でき、その一例として米国マーロ
ックインダストリー社製の製品が例示できる。熱電素子
13には中瓶1から吸熱した熱を効率よく移動、放熱さ
せるために金属フィン14を設けるとよい。更にこの放
熱をよりよくするために送風ファン15をモーター16
によって駆動し、風が強制的に移動されて通風路17か
ら排出されるようにしてもよい。
【0008】このとき仕切板18を設けて断熱と送風の
効率を一層高めることが好ましい。19はサーミスタ、
またはサーモスタットなどからなる温度検出素子であ
る。中瓶1と外装本体2との間には断熱材を充填するか
或いは真空断熱層とすることが好ましい。尚21は冷
却、沸騰などの操作パネルであり、通常設けられている
トランス、整流器、マイコン、制御基板などは図示して
いない。
効率を一層高めることが好ましい。19はサーミスタ、
またはサーモスタットなどからなる温度検出素子であ
る。中瓶1と外装本体2との間には断熱材を充填するか
或いは真空断熱層とすることが好ましい。尚21は冷
却、沸騰などの操作パネルであり、通常設けられている
トランス、整流器、マイコン、制御基板などは図示して
いない。
【0009】中瓶の水を沸点100℃に加熱するときや
水の最大比重である4℃近くにまで冷却するときには自
然対流で中瓶の水を撹拌させて中瓶の水の温度を均一化
してもよいが、水が特に美味といわれている温度7℃と
するため或いは他の任意の温度に設定保持するためには
中瓶の水を機械的に強制撹拌する必要がある。
水の最大比重である4℃近くにまで冷却するときには自
然対流で中瓶の水を撹拌させて中瓶の水の温度を均一化
してもよいが、水が特に美味といわれている温度7℃と
するため或いは他の任意の温度に設定保持するためには
中瓶の水を機械的に強制撹拌する必要がある。
【0010】第2の実施例は中瓶の水を強制循環せしめ
るようになしたものである。即ち中瓶22の下部23に
設置された熱電素子24によって水25が冷却され、比
重が大となった水25は中瓶22の下方に集まり、ポン
プ26で通管27の中を押し上げられ、切り替えバルブ
28を経て還流口29から中瓶の上方に放出される(図
中30)。
るようになしたものである。即ち中瓶22の下部23に
設置された熱電素子24によって水25が冷却され、比
重が大となった水25は中瓶22の下方に集まり、ポン
プ26で通管27の中を押し上げられ、切り替えバルブ
28を経て還流口29から中瓶の上方に放出される(図
中30)。
【0011】ポンプ26は遠心ポンプがよいが、軸流ポ
ンプ、ギャーポンプ、エアーポンプ、チューブポンプそ
の他適宜なものでもよく、また押し上げ式でも吸い上げ
式でも構わない。
ンプ、ギャーポンプ、エアーポンプ、チューブポンプそ
の他適宜なものでもよく、また押し上げ式でも吸い上げ
式でも構わない。
【0012】放出された水30は還流水となって元の中
瓶22に戻り、混合されて還流する。この過程ではポン
プ26は還流ポンプとして機能し、中瓶22の水は均一
に冷却される。還流ポンプ26は必要時だけ自動運転す
るようにするとよい。中瓶22の水を注出口29に導く
ときはバルブ28を切り替えればよい。このときポンプ
26は吐出ポンプとして機能する。31はサーミスタで
ある。図3にフローシートを示す。図中32は中瓶、3
3はポンプ、34は切替バルブである。中瓶22の中の
水温はサーミスタ31によって検出され、所定の温度に
均一化されたとき熱電素子への通電及び循環ラインのポ
ンプが停止されるようにするとよい。
瓶22に戻り、混合されて還流する。この過程ではポン
プ26は還流ポンプとして機能し、中瓶22の水は均一
に冷却される。還流ポンプ26は必要時だけ自動運転す
るようにするとよい。中瓶22の水を注出口29に導く
ときはバルブ28を切り替えればよい。このときポンプ
26は吐出ポンプとして機能する。31はサーミスタで
ある。図3にフローシートを示す。図中32は中瓶、3
3はポンプ、34は切替バルブである。中瓶22の中の
水温はサーミスタ31によって検出され、所定の温度に
均一化されたとき熱電素子への通電及び循環ラインのポ
ンプが停止されるようにするとよい。
【0013】この第2実施例とは別に循環ポンプと吐出
ポンプを別に設けて別途ラインで操作してもよく、また
注出口を取り外してポットだけのものとしてもよい。
ポンプを別に設けて別途ラインで操作してもよく、また
注出口を取り外してポットだけのものとしてもよい。
【0014】本発明は直流電流を流すことによって1段
階で最大−36℃にまで吸熱して冷却することができる
熱電素子を保温容器やポットなどに設置したもので、そ
の中瓶の底部、即ち中瓶の中の水から奪った熱は金属フ
ィンからファンによって外装本体の外へ強制的に排出さ
れる。
階で最大−36℃にまで吸熱して冷却することができる
熱電素子を保温容器やポットなどに設置したもので、そ
の中瓶の底部、即ち中瓶の中の水から奪った熱は金属フ
ィンからファンによって外装本体の外へ強制的に排出さ
れる。
【0015】このときの中瓶の中の水は中瓶の底が4℃
となるように対流を生じて自然に混合冷却される。中瓶
の水を氷結させないためには底部にある温度検出素子が
4℃以下になったときを検出して熱電素子への通電を操
作するとよい。即ち物性化学定数から水の比重は4℃で
最大(1.00000)となる。ちなみに6℃では 0.99997、
8℃では 0.99988、2℃では 0.99993、0℃では 0.999
87である。
となるように対流を生じて自然に混合冷却される。中瓶
の水を氷結させないためには底部にある温度検出素子が
4℃以下になったときを検出して熱電素子への通電を操
作するとよい。即ち物性化学定数から水の比重は4℃で
最大(1.00000)となる。ちなみに6℃では 0.99997、
8℃では 0.99988、2℃では 0.99993、0℃では 0.999
87である。
【0016】この熱電素子は± 0.1℃の温度コントロー
ルができるばかりでなく電流極性、即ち(+)と(−)
を切り替えるだけで冷却だけでなく加熱もできるが、加
熱については従来からのバンドヒーターなどの方が効率
がよいのでこれを使用することが好ましい。
ルができるばかりでなく電流極性、即ち(+)と(−)
を切り替えるだけで冷却だけでなく加熱もできるが、加
熱については従来からのバンドヒーターなどの方が効率
がよいのでこれを使用することが好ましい。
【0017】本発明に於いては、ポットの1部が1層の
板状部材でなり、この部材の外面に熱電素子を設ける態
様が包含される。これは通常の魔法瓶のように、真空層
や発泡樹脂などの断熱層を介したガラス或いはステンレ
スの2層構造に対して、1層であるということを意味す
るものである。従って本発明の一層には、熱的に一層で
あって溶接、接着、などで完全に他の熱電部材と接合し
たものや、グリースなどを介して完全密着したものも含
まれるものである。
板状部材でなり、この部材の外面に熱電素子を設ける態
様が包含される。これは通常の魔法瓶のように、真空層
や発泡樹脂などの断熱層を介したガラス或いはステンレ
スの2層構造に対して、1層であるということを意味す
るものである。従って本発明の一層には、熱的に一層で
あって溶接、接着、などで完全に他の熱電部材と接合し
たものや、グリースなどを介して完全密着したものも含
まれるものである。
【0018】熱電素子を使用するに際しては、ヒートシ
ンク(放熱乃至伝熱板)と組合せて使用するのが常套手
段であり、これにより熱を移動させるものである。従っ
て本発明に於いても常法に従って、ヒートシンクと併用
する態様が当然に包含される。以下にこの点について説
明する。
ンク(放熱乃至伝熱板)と組合せて使用するのが常套手
段であり、これにより熱を移動させるものである。従っ
て本発明に於いても常法に従って、ヒートシンクと併用
する態様が当然に包含される。以下にこの点について説
明する。
【0019】図4に示す如く熱伝素子40はステンレス
内筒の底部41に、アルミニウムの充分大きな伝熱板4
2をロー付けする。この伝熱板42には、ネジ穴43が
設けられており、放熱板44をネジ45でネジ止めする
と同時に、熱電素子40を有効に設置することができ
る。伝熱板42或いは放熱板44の熱電素子40と接す
る所は、適当な凹部46を設けることが好ましい。この
凹部により安定した熱電素子の設置と良好な伝熱効果が
発揮される。
内筒の底部41に、アルミニウムの充分大きな伝熱板4
2をロー付けする。この伝熱板42には、ネジ穴43が
設けられており、放熱板44をネジ45でネジ止めする
と同時に、熱電素子40を有効に設置することができ
る。伝熱板42或いは放熱板44の熱電素子40と接す
る所は、適当な凹部46を設けることが好ましい。この
凹部により安定した熱電素子の設置と良好な伝熱効果が
発揮される。
【0020】この際、伝熱板42と放熱板44の相互対
向面に、断熱層47が設けられるときは、特に伝熱板側
に設けることが効果が大きい。特に断熱層47を伝熱板
42側に設けることが好ましい。
向面に、断熱層47が設けられるときは、特に伝熱板側
に設けることが効果が大きい。特に断熱層47を伝熱板
42側に設けることが好ましい。
【0021】更に使用するネジ45も、ステンレスなど
熱伝導率の小さいものを使用するとよい。尚、48は電
源へのリード線であり、49はフィンである。
熱伝導率の小さいものを使用するとよい。尚、48は電
源へのリード線であり、49はフィンである。
【0022】又他の例としては図5のように、円筒の底
部50に直接結合ボルト51をロー付けするか、又は溶
接したものである。底部50には伝熱板52、熱電素子
53、放熱板54が順にボルト51、ナット55によっ
て結合されている。
部50に直接結合ボルト51をロー付けするか、又は溶
接したものである。底部50には伝熱板52、熱電素子
53、放熱板54が順にボルト51、ナット55によっ
て結合されている。
【0023】更に他の例は、図6のように、図5に示す
例から伝熱板を除いたもので、底部60に直接熱電素子
61を接触させたものである。
例から伝熱板を除いたもので、底部60に直接熱電素子
61を接触させたものである。
【0024】上記の各例に於いて、底部、伝熱板、熱電
素子、放熱板、などの夫々の部材の接触面には、伝熱効
果を更に良好にするために、シリコングリースやエポキ
シ樹脂などを塗布することが好ましい。この際のエポキ
シ樹脂としては特に限定されず、各種のものが広く使用
出来、またシリコングリースとしても各種のものが使用
出来、その代表例として信越化学工業(株)製の「G−
746」が例示できる。
素子、放熱板、などの夫々の部材の接触面には、伝熱効
果を更に良好にするために、シリコングリースやエポキ
シ樹脂などを塗布することが好ましい。この際のエポキ
シ樹脂としては特に限定されず、各種のものが広く使用
出来、またシリコングリースとしても各種のものが使用
出来、その代表例として信越化学工業(株)製の「G−
746」が例示できる。
【0025】熱伝素子としては、米国マーロックインダ
ストリー社製の熱伝素子が最も代表的であり、本発明に
於いてはこれを一つの例示としてとりあげて、その内筒
底部への取り付け例を示したが、これに限定されるもの
ではない。即ち内筒の他の場所でも、或いは他の取り付
け手段によってもよく、又、熱電素子も単体でなく放熱
板、及び又は伝熱板などと予め組合せて作られたもので
もよい。
ストリー社製の熱伝素子が最も代表的であり、本発明に
於いてはこれを一つの例示としてとりあげて、その内筒
底部への取り付け例を示したが、これに限定されるもの
ではない。即ち内筒の他の場所でも、或いは他の取り付
け手段によってもよく、又、熱電素子も単体でなく放熱
板、及び又は伝熱板などと予め組合せて作られたもので
もよい。
【0026】更に内筒としてもステンレススチールだけ
でなく他の金属、ガラスなどであってもよいことは云う
までもない。断熱板や放熱板も従来から使用されて来た
ものがいずれも使用出来、たとえば前者としてはポリウ
レタンフォーム、後者としては(株)吉川金属製フラッ
ト型「ハイパワー用ヒートシンク17F−98」を例示
出来る。
でなく他の金属、ガラスなどであってもよいことは云う
までもない。断熱板や放熱板も従来から使用されて来た
ものがいずれも使用出来、たとえば前者としてはポリウ
レタンフォーム、後者としては(株)吉川金属製フラッ
ト型「ハイパワー用ヒートシンク17F−98」を例示
出来る。
【0027】又放熱板からの熱の移動もファン(送風
機)だけに限られるものではなく、熱の移動が可能な手
段であれば良く、たとえば通水等の手段でも良い。
機)だけに限られるものではなく、熱の移動が可能な手
段であれば良く、たとえば通水等の手段でも良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は電子冷却
式ポットの中瓶の底部にペルチェ効果を利用して、電気
を直接冷熱に変えることができる熱電素子を、装着した
だけの極めて簡単なものであるから、吸収式冷却法のよ
うに、燃焼させるガスが要らず、圧縮式冷却法のように
コンプレッサーなど可動部が全く必要なく、従って保守
点検を必要としないメンテナンスフリーで使用できる。
しかも従来の加熱沸騰型の電気エアーポットと大差ない
大きさ及び重量で、スイッチを切り替えることによって
沸騰させることも冷却させることもできる電子冷却式ポ
ットを提供することができる。
式ポットの中瓶の底部にペルチェ効果を利用して、電気
を直接冷熱に変えることができる熱電素子を、装着した
だけの極めて簡単なものであるから、吸収式冷却法のよ
うに、燃焼させるガスが要らず、圧縮式冷却法のように
コンプレッサーなど可動部が全く必要なく、従って保守
点検を必要としないメンテナンスフリーで使用できる。
しかも従来の加熱沸騰型の電気エアーポットと大差ない
大きさ及び重量で、スイッチを切り替えることによって
沸騰させることも冷却させることもできる電子冷却式ポ
ットを提供することができる。
【0029】また中瓶に液体を入れなくてもよく、精密
にコントロールできる冷凍器や温蔵器としても使用でき
る。
にコントロールできる冷凍器や温蔵器としても使用でき
る。
【0030】また必要に応じて容器上下を転倒させて使
用することができる。また使用する電源は家庭用電源で
もよいが、自動車用などのバッテリなどからでもよい。
用することができる。また使用する電源は家庭用電源で
もよいが、自動車用などのバッテリなどからでもよい。
【0031】
【0032】
【図1】図1は本発明のポットの一具体例を示す断面図
である。
である。
【0033】
【図2】図2は本発明のポットの一具体例を示す断面図
である。
である。
【0034】
【図3】図3は水循環のフローシートを示す。
【0035】
【図4】図4は本発明に於いて熱電素子を装着する際の
装着態様を説明するための説明図である。
装着態様を説明するための説明図である。
【0036】
【図5】図5は本発明に於いて熱電素子を装着する際の
装着態様を説明するための説明図である。
装着態様を説明するための説明図である。
【0037】
【図6】図6は本発明に於いて熱電素子を装着する際の
装着態様を説明するための説明図である。
装着態様を説明するための説明図である。
【0038】
1…中瓶 2…外装本体 3…中栓 4…上蓋 5…押板 6…水 7…通管 8…注出口 9…バンドヒーター
【0039】10…蒸気の通路 11…蒸気の出口 12…中瓶の底部 13…熱電素子 14…金属フィン 15…送風ファン 16…モーター 17…通風路 18…仕切板 19…サーミスタ
【0040】20…断熱材 21…操作パネル 22…中瓶 23…中瓶の下部 24…熱電素子 25…水 26…ポンプ 27…通管 28…バルブ 29…還流口
【0041】30…水(放出された) 31…サーミスタ 32…中瓶 33…ポンプ 34…切替バルブ
【0042】40…熱電素子 41…内筒(中瓶の底部) 42…伝熱板 43…ネジ穴 44…放熱板 45…ネジ 46…凹所 47…断熱板 48…リード線 49…リード線
【0043】50…内筒 51…ボルト 52…伝熱板 53…熱電素子 54…放熱板 55…ボルト 60…底部 61…熱電素子
Claims (5)
- 【請求項1】ペルチェ効果による熱電素子を保温容器或
いはポットに装着したことを特徴とする電子冷却式ポッ
ト。 - 【請求項2】ポットの一部が1層の板状部材でなり、該
部材の外面に熱電素子を設けた請求項1に記載の電子冷
却式ポット。 - 【請求項3】ポットの下部に通風路を設け、ポットの底
部に設置したファンからの風が強制通風するようにした
請求項1に記載の電子冷却式ポット。 - 【請求項4】ヒーターを更に併設した請求項1に記載の
電子冷却式ポット。 - 【請求項5】電動ポンプを設え、中瓶中の液体又は気体
を強制循環せしめるようになしたことを特徴とする請求
項1に記載の電子冷却式ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27005291A JPH05168556A (ja) | 1991-03-06 | 1991-09-20 | 電子冷却式ポット |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-67960 | 1991-03-06 | ||
JP6796091 | 1991-03-06 | ||
JP27005291A JPH05168556A (ja) | 1991-03-06 | 1991-09-20 | 電子冷却式ポット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05168556A true JPH05168556A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=26409199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27005291A Pending JPH05168556A (ja) | 1991-03-06 | 1991-09-20 | 電子冷却式ポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05168556A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003106761A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | Mitsubishi Corp | 高断熱ロッカー |
JP2006346372A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-12-28 | Duskin Co Ltd | 飲料水抽出製造機 |
JP2013063277A (ja) * | 2006-04-28 | 2013-04-11 | Restaurant Technology Inc | 温度制御流体槽食品保持装置及び方法 |
JP2013165876A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Zojirushi Corp | 加熱調理器 |
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1991
- 1991-09-20 JP JP27005291A patent/JPH05168556A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003106761A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | Mitsubishi Corp | 高断熱ロッカー |
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