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JPH05162926A - 玉揚装置 - Google Patents

玉揚装置

Info

Publication number
JPH05162926A
JPH05162926A JP35162991A JP35162991A JPH05162926A JP H05162926 A JPH05162926 A JP H05162926A JP 35162991 A JP35162991 A JP 35162991A JP 35162991 A JP35162991 A JP 35162991A JP H05162926 A JPH05162926 A JP H05162926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
residual
doffing
winding
package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35162991A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakao
敬史 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP35162991A priority Critical patent/JPH05162926A/ja
Publication of JPH05162926A publication Critical patent/JPH05162926A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取位置から払い出される給糸パッケージか
ら巻取ユニットに残る残糸に起因する糸付けミスを減少
させ、満管パッケージに残糸が巻き込まれることを防止
できる玉揚装置を提供する。 【構成】 巻取ユニット11を配置した自動巻取機に設
けられ、エアサッカー47B付の口出し装置47を有す
る玉揚装置であって、前記口出し装置47の手前にエア
サッカー47Bと連動する残糸切断装置71が設けられ
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の巻取ユニットを
並列配置した自動巻取機などに沿って設けられ、サクシ
ョンマウス付の口出し装置を有する玉揚装置に関し、特
に口出しミスを少なくできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】化合繊原料等を繊維製品に加工する工程
中においては、準備工程としての巻返工程が存在する。
この巻返工程は、編・織工程前の染色パッケージのクリ
ーニング或いはリフォームとして巻返し、単位長を短く
するスモールパッケージ化、チーズ、コーン、ボトル等
の使い易いパッケージへの巻返し等の種々の目的に応じ
て行われる。このような種々の目的に適合し、あらゆる
糸種を任意の形状のパッケージに巻返すことのできる巻
取機として、単独駆動される多数の巻取ユニットを並列
配置した自動巻取機がある。この自動巻取機を効率良く
作動させるためには、給糸と玉揚を自動化する必要があ
る。そこで、給糸のために、自動巻取機の下部にトレイ
循環コンベアを設ける。さらに、玉揚のために、自動巻
取機に沿って満管取出と空紙管取付とを行う玉揚装置を
走行自在に配置すると共に、該自動巻取機の上部に満管
排出のための循環コンベアを設けた玉揚システムを設け
られる。
【0003】このような玉揚システムの従来例を図4に
より説明する。この玉揚システムは自動巻取機1上部に
設けられた循環コンベア3と自動巻取機1側方に沿って
配置された走行自在な玉揚装置4とから成っている。ま
た、自動巻取機1は多数の単錘駆可能な巻取ユニット1
1を並列配置して構成されている。また、トレイ循環コ
ンベア2は、自動巻取機1の一端に位置するコの字型の
ストックコンベア21と、自動巻取機1後側の給糸用コ
ンベア22と、自動巻取機1前側の返却用コンベア23
と、各巻取ユニット11の下側で給糸用コンベア22と
返却用コンベア23とに接続された連絡コンベア24と
から成り、全体として循環コンベアを形成している。
【0004】つぎに、自動巻取機1の一つの巻取ユニッ
トの機器配置を図5により説明する。巻取ユニット11
は、連絡コンベア24により搬入された給糸パッケージ
13入りトレイ12の上に向かって、バルーン制御リン
グ55と、プレオイリング装置56A、糸検出器である
フィラー57と、オイリング装置56Bと、張力付与の
ためのテンサ58と、ガイド59と、綾振り用のトラバ
ース装置60と、パッケージに転動させるタッチローラ
61と、巻取軸を形成し紙管保持のためのクレードルア
ーム62とを順に配置し、給糸パッケージ13から糸を
繰り出して満管パッケージ15に巻返すものである。な
お、4は玉揚装置である。
【0005】さらに、搬送コンベア3と玉揚装置4の構
造例を図6により説明する。搬送コンベア3は巻取ユニ
ットのクレードルアーム62の後方に位置し、循環ベル
ト31上に一対のホルダー32,33を各巻取ユニット
の配置ピッチと同じピッチで立設したものである。この
ホルダー32,33には向かい合う半円溝32A,33
Aが設けられており、この半円溝32A,33Aに空紙
管14又は満管15の両側紙管15Aが支持されるよう
になっている。このホルダー32,33に支持された空
紙管14又は満管15の方向はクレードルアーム62に
おける巻取軸と同方向であり、クレードルアーム62と
ホルダー32,33間における空紙管14又は満管15
の同じ姿勢で受け渡しされる。
【0006】玉揚装置4はホルダー32,33から空紙
管14を受け取り、代わりに満管15を移載し、給糸パ
ッケージ13から口出しされる糸端を空紙管14のスリ
ットに糸付けするようになっている。この玉揚装置4は
自動巻取機の上方に配置された図示されないアングルレ
ール上を走行する走行機構によって釣り下げられてお
り、玉揚装置4本体は自動巻取機側方に沿って走行自在
となっている。この玉揚装置4の走行箱41には搬送コ
ンベア3に向かって進退自在な第1スライド箱42が内
設され、更に第1スライド箱42には搬送コンベア3に
向かって進退自在な第2スライド箱43が内設されてい
る。そして、第1スライド箱42に満管取出用旋回アー
ム44が取付けられており、第2スライド箱43に空紙
管取付用旋回アーム45が取付けられている。また、ク
レードルアーム62に対する開閉アーム46が走行箱4
1に取付けられている。また、47は走行箱41から下
方に突出する口出し装置であり、48は走行箱41内の
糸付装置である。口出し装置47は、チャック47Aと
エアサッカー47Bとを保持するシリンダ47Cをスラ
イド台47Dに取付けた構造であり、給糸パッケージ1
3の糸端の口出しを行うチャック47Aとエアサッカー
47Bとは糸道に対して進退自在且つ昇降自在となって
いる。つぎに、糸付装置48は、糸ガイド48Aをバー
48Bで進退自在且つ倒立自在としたものである。この
糸ガイド48Aは、口出し装置47により口出しされた
糸を空紙管のスリットに導くものである。
【0007】上述した玉揚システムにおける玉揚装置4
の作動の概略は以下の通りである。満管となって停止中
の巻取ユニットに向かって玉揚装置4が走行し、所定位
置で停止する。そして、開閉アーム46がクレードルア
ーム62を開き、旋回アーム44が満管パッケージ15
を保持し、Aポジションまで持ち上げる。第1スライド
箱42の前進と旋回アーム44の下降により、満管パッ
ケージ15が循環コンベア3のホルダー32,33に移
載される。同時に、ホルダー32,33に予め載置され
た空紙管を旋回アーム45が受け取り、その空紙管をク
レードルアーム62に装着する。また、巻取位置Xに残
ったスプリングチューブ16(染色上がりの給糸パッケ
ージ13は紙管として透過性と弾力性がある針金製チュ
ーブに巻かれている)はトレイ12と共に返却用コンベ
アに払い出される。そして、新たな給糸パッケージ13
が巻取位置Aに運ばれる。そして、給糸パッケージ13
の糸端が吹き上げられ、バルーン制御リング55を通過
した糸端は口出し装置47のエアサッカー47Bに吸い
込まれ、チャック47Aで保持される。そして、スライ
ド台47Dで口出し装置47全体が給糸パッケージ13
から糸端Y1を繰り出しつつ上昇する。そして、そし
て、糸付け装置48の糸ガイド48Aが糸端Y1を引っ
掛けて空紙管のスリットまで糸を運び、糸掛けが完了す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、巻取位置X
に残ったスプリングチューブ16に巻き終わり時の最後
の糸が引っ掛かって残る場合がしばしばある。この状態
を図7により説明する。スプリングチューブ16はラセ
ン針金の円柱に対して軸方向に多数のクリップを取り付
けた構造であり、糸が引っ掛かり易い。糸の引っ掛かり
が発生すると、テンサ58の部分での糸切れとなり、図
示のように残糸Y2が巻取ユニット11に残る。そし
て、残糸Y2が残ったままで、スプリングチューブ16
が巻取位置Xから返却用コンベア23に払い出される。
そして、新たな給糸パッケージ13が巻取位置Xに運ば
れる。そして、次に行われる口出しは図8のようにな
る。すなわち、口出し装置47のエアサッカー47Bに
は、新たな給糸パッケージ13から吹き上げられる糸端
Y1と残糸Y2が一緒に吸い込まれることになり、糸付
けミスの原因になるという問題点を有していた。また、
糸付けミスに至らなくとも、残糸Y2がそのまま巻き取
られて満管パッケージの内層に混在するという問題点も
有していた。
【0009】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、巻取位置から払い出される給糸パッケージから
巻取ユニットに残る残糸に起因する糸付けミスを減少さ
せ、満管パッケージに残糸が巻き込まれることを防止で
きる玉揚装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における玉揚装置は、巻取ユニットを配置し
た自動巻取機に設けられ、エアサッカー付の口出し装置
を有する玉揚装置であって、前記口出し装置の手前にエ
アサッカーと連動する残糸切断装置が設けられたもので
ある。
【0011】
【作用】残糸切断装置によって巻取位置から払い出され
る給糸パッケージから巻取ユニットに残る残糸が切り離
され、同時に残糸切断装置と連動するエアサッカーで巻
取ユニットに残る残糸が吸い取られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の玉揚装置の要部を示す側面図で
ある。なお、図1は従来の技術で説明した図6や図8と
異なる部分を明示しており、他の部分は図6や図8と同
様であり、その詳細説明を省略する。
【0013】図1において、従来と異なる点は、玉揚装
置4に残糸切断装置71を付設した点である。この残糸
切断装置71は、糸寄せレバー72とカッター73とか
らなっており、口出し装置47の手前であってバルーン
制御リング55とスプリングチューブ16の間で作動可
能な位置に設置されている。そして、この残糸切断装置
71が作動するタイミングには口出し装置47のエアサ
ッカー47Bも作動するように、残糸切断装置71とエ
アサッカー47Bは連動している。
【0014】上述した残糸切断装置71が設けられた玉
揚装置4においては、要玉揚の巻取ユニット11の前で
停止すると、残糸切断装置71を作動させ、糸寄せレバ
ー72で残糸Y2をカッター73まで寄せ、カッター7
3で残糸Y2を切断する。そして、巻取ユニット11に
残った残糸Y2をエアサッカー47Bが吸引してクリー
ニングを行う。そして、スプリングチューブ16が返却
用コンベア23に払い出され、新たな給糸パッケージ1
3が巻取位置Xに運ばれる。そして、図6で説明した口
出しと糸付けが行われる。この残糸切断装置71とエア
サッカー47Bの作動は、一連の玉揚動作の余裕タイム
の中で行われるので、玉揚のサイクルタイムが長くなる
ことがない。そのため、残糸の有無を検出することな
く、一律に残糸切断装置71とエアサッカー47Bが作
動するようになっている。
【0015】つぎに、図2により残糸切断装置71の詳
細を説明する。糸寄せレバー72はくの字型であり、そ
の一端が連結されたロータリーアクチュエータ74で旋
回自在となっている。この糸寄せレバー72の一番窪ん
だ部分に溝72Aが設けられ、糸寄せレバー72が方
向に旋回すると、溝72Aに残糸Y2を寄せカッター7
3まで運ぶようになっている。
【0016】さらに、図3によりカッター73の詳細を
説明する。カッター73は固定刃73Aと可動刃73B
からなり、可動刃73Bはスプリング73Cで常時開の
状態が保持される。また、この可動刃73Bのスプリン
グ73C側に糸寄せレバー72に当接する円柱部73D
が取り付けられている。糸寄せレバー72が残糸Y2を
固定刃73Aと可動刃73Bの間に運びつつ、円筒部7
3Dに当たってスプリング73Cの付勢力に打ち勝って
糸寄せレバー72が方向に更に旋回する。すると、可
動刃73Bが方向に閉じ、残糸Y2を切断する。この
ように、駆動源として一つのロータリーアクチュエータ
を用いて、糸寄せと切断を行うものである。
【0017】
【発明の効果】本発明における玉揚装置は、口出し装置
の手前にエアサッカーと連動する残糸切断装置が設けら
れたものであり、残糸切断装置によって巻取位置から払
い出される給糸パッケージから巻取ユニットに残る残糸
が切り離され、同時に残糸切断装置と連動するエアサッ
カーで巻取ユニットに残る残糸が吸い取られるので、残
糸と新たな給糸パッケージの糸端が同時に口出しされる
ことに起因する糸付けミスが減少する。また、残糸が巻
き込まれて満管パッケージの内層に混在するというトラ
ブルも解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の玉揚装置の要部を示す側面図である。
【図2】残糸切断装置の斜視図である。
【図3】残糸切断装置のカッターの上面図である。
【図4】玉揚システムを示す斜視図である。
【図5】巻取ユニットの構造を示す側面図である。
【図6】従来の玉揚装置の構造と作動を示す斜視図であ
る。
【図7】残糸の発生状態を示す図である。
【図8】従来の玉揚装置の要部を示す斜視図である
【符号の説明】
4 玉揚装置 11 巻取ユニット 47 口出し装置 47B エアサッカー 48 糸付け装置 71 残糸切断装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取ユニットを配置した自動巻取機に設
    けられ、エアサッカー付の口出し装置を有する玉揚装置
    であって、前記口出し装置の手前にエアサッカーと連動
    する残糸切断装置が設けられたことを特徴とする玉揚装
    置。
JP35162991A 1991-12-11 1991-12-11 玉揚装置 Pending JPH05162926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35162991A JPH05162926A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 玉揚装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35162991A JPH05162926A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 玉揚装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05162926A true JPH05162926A (ja) 1993-06-29

Family

ID=18418549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35162991A Pending JPH05162926A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 玉揚装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05162926A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02215660A (ja) * 1988-12-23 1990-08-28 W Reiners Verwalt Gmbh 糸収容装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02215660A (ja) * 1988-12-23 1990-08-28 W Reiners Verwalt Gmbh 糸収容装置

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