JPH05157050A - 冷凍空調用開放型圧縮機 - Google Patents
冷凍空調用開放型圧縮機Info
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- JPH05157050A JPH05157050A JP3314531A JP31453191A JPH05157050A JP H05157050 A JPH05157050 A JP H05157050A JP 3314531 A JP3314531 A JP 3314531A JP 31453191 A JP31453191 A JP 31453191A JP H05157050 A JPH05157050 A JP H05157050A
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- 230000008014 freezing Effects 0.000 title 1
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クランクシャフトの一端がクランクケースを
貫通し、同貫通部がメカニカルシールによりシールさ
れ、前記クランクケース内へもれるブローバイガスを吸
入キャビティに戻すブローバイガス戻し通路を備え、か
つ前記ブローバイガス戻し通路に設けられ戻りガスの流
量を制御してクランクケース内圧力を大気圧より高く維
持する制御弁を備えた冷凍空調用開放型圧縮機におい
て、ベローズ内へ大気を導入することを廃し、車両排ガ
スによるベローズの腐食を防止する。 【構成】 制御弁を構成する圧力検出機構として内部を
密閉したベローズを用いた。
貫通し、同貫通部がメカニカルシールによりシールさ
れ、前記クランクケース内へもれるブローバイガスを吸
入キャビティに戻すブローバイガス戻し通路を備え、か
つ前記ブローバイガス戻し通路に設けられ戻りガスの流
量を制御してクランクケース内圧力を大気圧より高く維
持する制御弁を備えた冷凍空調用開放型圧縮機におい
て、ベローズ内へ大気を導入することを廃し、車両排ガ
スによるベローズの腐食を防止する。 【構成】 制御弁を構成する圧力検出機構として内部を
密閉したベローズを用いた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍空調装置等に用い
られる開放型圧縮機に関するものである。
られる開放型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の車両用冷凍空調装置の冷媒
回路図である。図において、301は車両の走行エンジ
ンによりベルト(図示せず)を介して駆動されるコンプ
レッサを示し、302はコンデンサ、303はレシー
バ、304は膨張弁、305はエバポレータをそれぞれ
示す。なお、図中の矢印は冷媒の流れ方向を示してい
る。
回路図である。図において、301は車両の走行エンジ
ンによりベルト(図示せず)を介して駆動されるコンプ
レッサを示し、302はコンデンサ、303はレシー
バ、304は膨張弁、305はエバポレータをそれぞれ
示す。なお、図中の矢印は冷媒の流れ方向を示してい
る。
【0003】図3は上記コンプレッサ301の縦断面図
である。同コンプレッサは、開放型コンプレッサであ
り、図に示すようにクランクシャフト401の一端がク
ランクケース402の外部に露出しており、冷媒のシー
ル(気密保持)はメカニカルシール403によって行な
われている。
である。同コンプレッサは、開放型コンプレッサであ
り、図に示すようにクランクシャフト401の一端がク
ランクケース402の外部に露出しており、冷媒のシー
ル(気密保持)はメカニカルシール403によって行な
われている。
【0004】上記従来の冷凍空調用開放型圧縮機ではメ
カニカルシール403の構造は図3に示すように、摺動
リングにバネ力を与えている構造であるが、クランクケ
ース402内冷媒圧力が大気圧よりも高いことを前提と
した構成となっているため、クランクケース402内冷
媒圧力が大気圧よりも低い条件では、空気がメカニカル
シール403の摺動面から冷媒系統内へ混入し、摺動面
の油切れをおこし、メカニカルシール403の潤滑不良
を生じるという不具合があった。
カニカルシール403の構造は図3に示すように、摺動
リングにバネ力を与えている構造であるが、クランクケ
ース402内冷媒圧力が大気圧よりも高いことを前提と
した構成となっているため、クランクケース402内冷
媒圧力が大気圧よりも低い条件では、空気がメカニカル
シール403の摺動面から冷媒系統内へ混入し、摺動面
の油切れをおこし、メカニカルシール403の潤滑不良
を生じるという不具合があった。
【0005】コンプレッサ301のクランクケース40
2内圧力はイコライザホール404で吸入キャビティ4
05と連通しているため吸入圧力とほぼ等しく、吸入圧
力はエバポレータ305の熱負荷とコンプレッサ301
の回転数との関係で概略決定される。エバポレータ30
5の熱負荷が小さい程、コンプレッサ301の回転数が
高い程吸入圧力は低い。一方、コンプレッサ301の回
転数は走行エンジンの回転数により決定されるため、エ
バポレータ305の熱負荷とは無関係である。
2内圧力はイコライザホール404で吸入キャビティ4
05と連通しているため吸入圧力とほぼ等しく、吸入圧
力はエバポレータ305の熱負荷とコンプレッサ301
の回転数との関係で概略決定される。エバポレータ30
5の熱負荷が小さい程、コンプレッサ301の回転数が
高い程吸入圧力は低い。一方、コンプレッサ301の回
転数は走行エンジンの回転数により決定されるため、エ
バポレータ305の熱負荷とは無関係である。
【0006】このような条件にあるため、外気温度が低
く、走行エンジンの回転数が高い場合には、コンプレッ
サ301の吸入圧力(クランクケース内冷媒圧力)は大
気圧よりも低くなるため前記の不具合(即ちメカニカル
シールの気密性能低下)が生じる。また、エバポレータ
305が負圧となる低温の装置には本質的に使用不能と
いう不具合も生じる。
く、走行エンジンの回転数が高い場合には、コンプレッ
サ301の吸入圧力(クランクケース内冷媒圧力)は大
気圧よりも低くなるため前記の不具合(即ちメカニカル
シールの気密性能低下)が生じる。また、エバポレータ
305が負圧となる低温の装置には本質的に使用不能と
いう不具合も生じる。
【0007】クランクシャフトの一端がクランクケース
を貫通し、同貫通部をメカニカルシールによりシールす
ると共に前記クランクケース内へもれるブローバイガス
を吸入キャビティに戻すブローバイガス戻し通路を備え
た冷凍空調用開放型圧縮機に関する前記不具合の解決策
として、本出願人は、さきに、平成1年実用新案登録願
第124579号によって、前記ブローバイガス戻し通路に設
けられ戻りガス流量を制御してクランクケース内圧力を
大気圧よりも高く維持する制御弁を具備したことを特徴
とする冷凍空調用開放型圧縮機を提案した。
を貫通し、同貫通部をメカニカルシールによりシールす
ると共に前記クランクケース内へもれるブローバイガス
を吸入キャビティに戻すブローバイガス戻し通路を備え
た冷凍空調用開放型圧縮機に関する前記不具合の解決策
として、本出願人は、さきに、平成1年実用新案登録願
第124579号によって、前記ブローバイガス戻し通路に設
けられ戻りガス流量を制御してクランクケース内圧力を
大気圧よりも高く維持する制御弁を具備したことを特徴
とする冷凍空調用開放型圧縮機を提案した。
【0008】図4はその提案によるコンプレッサ100
の部分縦断面図である。なお、従来例(図3)と同一ま
たは同等の機能を有する構成部品には同一の符号を付
し、説明を省略する。図4において、イコライザホール
404の流路の途中に制御弁110が設けられている。
制御弁110はケース101、スプリング102、ベロ
ーズ103、ボール104により構成され、ケース10
1とベローズ103とにより仕切られた空間である室1
Aと、ベローズの内部空間1Bを有し、ボール104が
ベローズ103に押されて当接するイコライザホール4
04の流路壁の一部1Cが弁シートとなり、ボール10
4と共に弁機構を成している。なお、ボール104とベ
ローズ103は一体化されている。室1Aにはクランク
ケース402内圧力が加えられており、内部空間1Bに
は孔105により大気圧が導入されている。
の部分縦断面図である。なお、従来例(図3)と同一ま
たは同等の機能を有する構成部品には同一の符号を付
し、説明を省略する。図4において、イコライザホール
404の流路の途中に制御弁110が設けられている。
制御弁110はケース101、スプリング102、ベロ
ーズ103、ボール104により構成され、ケース10
1とベローズ103とにより仕切られた空間である室1
Aと、ベローズの内部空間1Bを有し、ボール104が
ベローズ103に押されて当接するイコライザホール4
04の流路壁の一部1Cが弁シートとなり、ボール10
4と共に弁機構を成している。なお、ボール104とベ
ローズ103は一体化されている。室1Aにはクランク
ケース402内圧力が加えられており、内部空間1Bに
は孔105により大気圧が導入されている。
【0009】上記装置において、ボール104と弁シー
ト1Cとの距離すなわち弁開度は、図5に示すように、
クランクケース402内圧力と大気圧の差によりベロー
ズ103に働く力とスプリング102の反力とで決定さ
れる。いま、弁が開き始める(ボール104が弁シート
Cより離れ始める)圧力を、大気圧をわずかに越えた圧
力Pに設定すれば、クランクケース402内圧力は、前
記圧力Pを設定値として比例制御される。コンプレッサ
100の運転中は吸入キャビティ405の圧力が負圧の
時、シリンダ室へ一時的逆流はあるものの圧縮工程での
もれにより、クランクケース402内へは常時ブローバ
イガスが供給されている。このようにしてクランクケー
ス402内圧力は常に正圧即ち大気圧を越える圧力に保
たれる。
ト1Cとの距離すなわち弁開度は、図5に示すように、
クランクケース402内圧力と大気圧の差によりベロー
ズ103に働く力とスプリング102の反力とで決定さ
れる。いま、弁が開き始める(ボール104が弁シート
Cより離れ始める)圧力を、大気圧をわずかに越えた圧
力Pに設定すれば、クランクケース402内圧力は、前
記圧力Pを設定値として比例制御される。コンプレッサ
100の運転中は吸入キャビティ405の圧力が負圧の
時、シリンダ室へ一時的逆流はあるものの圧縮工程での
もれにより、クランクケース402内へは常時ブローバ
イガスが供給されている。このようにしてクランクケー
ス402内圧力は常に正圧即ち大気圧を越える圧力に保
たれる。
【0010】以上の通り、本提案によればクランクケー
ス402内が大気圧より常に高い圧力に保たれるので、
外気の侵入する懸念がなく、メカニカルシール403よ
り大気中の空気がクランクケース402内に侵入して摺
動面の油切れを生じさせたり、メカニカルシール403
を潤滑不良にしたりする不具合が解消するという利点が
ある。
ス402内が大気圧より常に高い圧力に保たれるので、
外気の侵入する懸念がなく、メカニカルシール403よ
り大気中の空気がクランクケース402内に侵入して摺
動面の油切れを生じさせたり、メカニカルシール403
を潤滑不良にしたりする不具合が解消するという利点が
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記提案に係る従来の
制御には、次の課題があった。すなわち、この制御弁は
図4に示したように、圧力検出機構であるベローズ10
3の外部にクランクケース402内冷媒の圧力を加え、
内部に大気圧が導入されているコンプレッサ100は、
前記のように、エンジンに装着されている。このため周
囲環境が悪く、車両の排気ガスにさらされることがあ
り、さらに、コンプレッサ100がその吸入冷媒により
冷却され、結露する条件下では、ベローズ103の内部
は強い酸性となる場合がある。この結果ベローズ103
は腐食し、割れを生じることがある。
制御には、次の課題があった。すなわち、この制御弁は
図4に示したように、圧力検出機構であるベローズ10
3の外部にクランクケース402内冷媒の圧力を加え、
内部に大気圧が導入されているコンプレッサ100は、
前記のように、エンジンに装着されている。このため周
囲環境が悪く、車両の排気ガスにさらされることがあ
り、さらに、コンプレッサ100がその吸入冷媒により
冷却され、結露する条件下では、ベローズ103の内部
は強い酸性となる場合がある。この結果ベローズ103
は腐食し、割れを生じることがある。
【0012】本発明は上記欠点を解消し、制御弁のベロ
ーズ内に車両の排ガスが入らないようにして、その腐食
を防止しようとするものである。
ーズ内に車両の排ガスが入らないようにして、その腐食
を防止しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、 (1)クランクシャフトの一端がクランクケースを貫通
し、同貫通部がメカニカルシールによりシールされ、前
記クランクケース内へもれるブローバイガスを吸入キャ
ビティに戻すブローバイガス戻し通路を備え、かつ前記
ブローバイガス戻し通路に設けられ戻りガスの流量を制
御してクランクケース内圧力を大気圧より高く維持する
制御弁を備えた冷凍空調用開放型圧縮機において、制御
弁を構成する圧力検出機構として内部を密閉したベロー
ズを用いたことを特徴とする冷凍空調用開放型圧縮機に
関するものである。
したものであって、 (1)クランクシャフトの一端がクランクケースを貫通
し、同貫通部がメカニカルシールによりシールされ、前
記クランクケース内へもれるブローバイガスを吸入キャ
ビティに戻すブローバイガス戻し通路を備え、かつ前記
ブローバイガス戻し通路に設けられ戻りガスの流量を制
御してクランクケース内圧力を大気圧より高く維持する
制御弁を備えた冷凍空調用開放型圧縮機において、制御
弁を構成する圧力検出機構として内部を密閉したベロー
ズを用いたことを特徴とする冷凍空調用開放型圧縮機に
関するものである。
【0014】(2)前項(1)に記載の冷凍空調用開放
型圧縮機において、制御弁のベローズの内部に大気圧よ
りも高い圧力の空気またはガス体を封入し、同ベローズ
に伸びを与えた状態で使用することを特徴とする冷凍空
調用開放型圧縮機に関するものである。
型圧縮機において、制御弁のベローズの内部に大気圧よ
りも高い圧力の空気またはガス体を封入し、同ベローズ
に伸びを与えた状態で使用することを特徴とする冷凍空
調用開放型圧縮機に関するものである。
【0015】
【作用】(1)ベローズ内に大気を導入することを止
め、密閉化し、ベローズを大気にさらされないようにし
たので、大気に混入している車両排ガス等による腐食は
根本から防止できる。また圧力制御機能は従来の大気圧
と冷媒圧力との差圧による動作を、ベローズ内部圧力と
冷媒圧力との差圧に置換えたものであり、同等の動作機
能が得られる。
め、密閉化し、ベローズを大気にさらされないようにし
たので、大気に混入している車両排ガス等による腐食は
根本から防止できる。また圧力制御機能は従来の大気圧
と冷媒圧力との差圧による動作を、ベローズ内部圧力と
冷媒圧力との差圧に置換えたものであり、同等の動作機
能が得られる。
【0016】(2)ベローズ内に大気圧より高い圧力の
空気またはガス体を封入してある場合は、ベローズが破
壊した時には弁は開状態となるので、その時はブローバ
イガスが排出され、クランクケース内圧力の異常上昇を
防ぐことができる。すなわちこの場合はフェールセーフ
機構として作用する。
空気またはガス体を封入してある場合は、ベローズが破
壊した時には弁は開状態となるので、その時はブローバ
イガスが排出され、クランクケース内圧力の異常上昇を
防ぐことができる。すなわちこの場合はフェールセーフ
機構として作用する。
【0017】
【実施例】図1は本発明の第1実施例における制御弁1
0の断面図である。図において、従来と同一又は同等な
機能の部材には、従来例と同じ符号を付してある。本実
施例においては、ベローズ1の内部空間3は、真空もし
くは乾燥空気、窒素ガスを封入し、密閉されており、プ
レート2によりコンプレッサのケース101にOリング
4により気密的に取付けられている。すなわち、プレー
ト2に相当する位置に、ベローズ内部空間を大気と連通
させるために、従来設けられていた孔(図4の符号10
5)は本実施例においては設けられていない。制御弁の
ベローズ部以外は、従来と同等であるため、説明を省略
する。
0の断面図である。図において、従来と同一又は同等な
機能の部材には、従来例と同じ符号を付してある。本実
施例においては、ベローズ1の内部空間3は、真空もし
くは乾燥空気、窒素ガスを封入し、密閉されており、プ
レート2によりコンプレッサのケース101にOリング
4により気密的に取付けられている。すなわち、プレー
ト2に相当する位置に、ベローズ内部空間を大気と連通
させるために、従来設けられていた孔(図4の符号10
5)は本実施例においては設けられていない。制御弁の
ベローズ部以外は、従来と同等であるため、説明を省略
する。
【0018】制御弁10の制御特性は、従来とほぼ同様
である。内部が真空の場合は、本制御弁10は、絶対圧
力で制御を行い、乾燥空気、窒素を封した場合は、内部
空間3の温度により制御圧力が若干変動する。しかし、
クランクケース402圧力を正圧に保つことにおいては
変りはない。以上のごとく、本実施例においては、従来
と同等の制御特性を有したうえでベローズの腐食を根本
から防止できるという効果がある。
である。内部が真空の場合は、本制御弁10は、絶対圧
力で制御を行い、乾燥空気、窒素を封した場合は、内部
空間3の温度により制御圧力が若干変動する。しかし、
クランクケース402圧力を正圧に保つことにおいては
変りはない。以上のごとく、本実施例においては、従来
と同等の制御特性を有したうえでベローズの腐食を根本
から防止できるという効果がある。
【0019】次に本発明の第2実施例における制御弁に
ついて述べる。この制御弁の構造は第1実施例のもの
(図1)と同一であるから図示は省略する。第1実施例
の制御弁と異る点はベローズの内部空間3に大気圧より
高い圧力の空気またはガスが封入されていることであ
り、それ以外は第1実施例と同じである。
ついて述べる。この制御弁の構造は第1実施例のもの
(図1)と同一であるから図示は省略する。第1実施例
の制御弁と異る点はベローズの内部空間3に大気圧より
高い圧力の空気またはガスが封入されていることであ
り、それ以外は第1実施例と同じである。
【0020】第1実施例の制御弁は、ベローズ1の外部
にクランクケース402内の冷媒圧力を加え、ベローズ
内部空間3は真空または大気圧のガスが封入されてい
る。このため、ベローズ1は圧縮された状態で使用され
ている。したがって、製造上の不良やベローズの疲労等
による破壊が生じた場合には、ベローズは自由長まで伸
び、弁は全閉状態となってしまう。この結果ブローバイ
ガスを排出することができず、クランクケース402内
の圧力が上昇し、前記メカニカルシール403の摺動面
圧が大きくなりすぎ、損傷を起したり、クランクケース
402自体の破壊の恐れがある。
にクランクケース402内の冷媒圧力を加え、ベローズ
内部空間3は真空または大気圧のガスが封入されてい
る。このため、ベローズ1は圧縮された状態で使用され
ている。したがって、製造上の不良やベローズの疲労等
による破壊が生じた場合には、ベローズは自由長まで伸
び、弁は全閉状態となってしまう。この結果ブローバイ
ガスを排出することができず、クランクケース402内
の圧力が上昇し、前記メカニカルシール403の摺動面
圧が大きくなりすぎ、損傷を起したり、クランクケース
402自体の破壊の恐れがある。
【0021】この第2実施例の制御弁においては、ベロ
ーズ1は大気圧中では、ベローズ自体とスプリング10
2のバネ力とのバランスによって伸びた状態となってい
る。圧縮機内部に組込まれた場合は、ベローズ1の外部
はクランクケース圧力を受け、クランクケース圧力があ
らかじめ設定された圧力よりも低い場合は閉弁し、高く
なれば開弁する。この機能は第1実施例と同様である。
本実施例の制御弁では、ベローズ1が破壊した場合は、
ベローズの内部と外部とが同じ圧力となるため、ベロー
ズは自由長となる。すなわち縮む。この結果開弁状態と
なり、ブローバイガスを排出し、クランクケース圧力の
異常上昇は起きない。本実施例が、従来技術と同等の制
御特性を有したうえでベローズの腐食を根本から防止で
きるという効果は第1実施例と同じである。
ーズ1は大気圧中では、ベローズ自体とスプリング10
2のバネ力とのバランスによって伸びた状態となってい
る。圧縮機内部に組込まれた場合は、ベローズ1の外部
はクランクケース圧力を受け、クランクケース圧力があ
らかじめ設定された圧力よりも低い場合は閉弁し、高く
なれば開弁する。この機能は第1実施例と同様である。
本実施例の制御弁では、ベローズ1が破壊した場合は、
ベローズの内部と外部とが同じ圧力となるため、ベロー
ズは自由長となる。すなわち縮む。この結果開弁状態と
なり、ブローバイガスを排出し、クランクケース圧力の
異常上昇は起きない。本実施例が、従来技術と同等の制
御特性を有したうえでベローズの腐食を根本から防止で
きるという効果は第1実施例と同じである。
【0022】
【発明の効果】本発明の冷凍空調用開放型圧縮機におい
ては、制御弁を構成する圧力検出機構として内部を密閉
したベローズを用いてあるので、ベローズ内部が車両の
排ガスにさらされることがなく、したがってその腐食を
防止することができる。
ては、制御弁を構成する圧力検出機構として内部を密閉
したベローズを用いてあるので、ベローズ内部が車両の
排ガスにさらされることがなく、したがってその腐食を
防止することができる。
【0023】制御弁のベローズの内部に大気圧よりも高
い圧力の空気またはガス体を封入した場合は、ベローズ
が破損した時にクランクケース内圧力の異常上昇を防ぐ
フエールセーフの効果がもたらされる。
い圧力の空気またはガス体を封入した場合は、ベローズ
が破損した時にクランクケース内圧力の異常上昇を防ぐ
フエールセーフの効果がもたらされる。
【図1】本発明の第1実施例および第2実施例に係る制
御弁の断面図。
御弁の断面図。
【図2】従来の車両用冷凍空調装置の冷媒回路図。
【図3】従来のコンプレッサの断面図。
【図4】本出願人がさきに提案した制御弁を備えたコン
プレッサの断面図。
プレッサの断面図。
【図5】上記提案の制御弁の制御特性図。
1 ベローズ 1A 室 1B 内部空間 1C 弁シート 2 プレート 3 内部空間 4 Oリング 10 制御弁 101 ケース 102 スプリング 103 ベローズ 104 ボール 105 孔 100 コンプレッサ 110 制御弁 301 コンプレッサ 302 コンデンサ 303 レシーバ 304 膨張弁 305 エバポレータ 401 クランクシャフト 402 クランクケース 403 メカニカルシール 404 イコライザホール 405 吸入キャビティ
Claims (2)
- 【請求項1】 クランクシャフトの一端がクランクケー
スを貫通し、同貫通部がメカニカルシールによりシール
され、前記クランクケース内へもれるブローバイガスを
吸入キャビティに戻すブローバイガス戻し通路を備え、
かつ前記ブローバイガス戻し通路に設けられ戻りガスの
流量を制御してクランクケース内圧力を大気圧より高く
維持する制御弁を備えた冷凍空調用開放型圧縮機におい
て、制御弁を構成する圧力検出機構として内部を密閉し
たベローズを用いたことを特徴とする冷凍空調用開放型
圧縮機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の冷凍空調用開放型圧縮
機において、制御弁のベローズの内部に大気圧よりも高
い圧力の空気またはガス体を封入し、同ベローズに伸び
を与えた状態で使用することを特徴とする冷凍空調用開
放型圧縮機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8206791 | 1991-10-09 | ||
JP3-82067 | 1991-10-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05157050A true JPH05157050A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=13764147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3314531A Withdrawn JPH05157050A (ja) | 1991-10-09 | 1991-11-28 | 冷凍空調用開放型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05157050A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1806503A1 (en) * | 2006-01-10 | 2007-07-11 | Anest Iwata Corporation | Booster-type gas compressor |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP3314531A patent/JPH05157050A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1806503A1 (en) * | 2006-01-10 | 2007-07-11 | Anest Iwata Corporation | Booster-type gas compressor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |