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JPH0514998Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0514998Y2
JPH0514998Y2 JP1986139801U JP13980186U JPH0514998Y2 JP H0514998 Y2 JPH0514998 Y2 JP H0514998Y2 JP 1986139801 U JP1986139801 U JP 1986139801U JP 13980186 U JP13980186 U JP 13980186U JP H0514998 Y2 JPH0514998 Y2 JP H0514998Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
steel
screw rod
steel beam
temporary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986139801U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6346542U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986139801U priority Critical patent/JPH0514998Y2/ja
Publication of JPS6346542U publication Critical patent/JPS6346542U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0514998Y2 publication Critical patent/JPH0514998Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主にS造構築の仮設工事において
仮設用鋼製梁を支持するに好適な仮設用鋼製梁受
金具に関する。
(従来の技術) 従来、鋼製梁を鉄骨材に固定する方法として、
第5図に示す如く、鉄骨SのフランジS1上面に
予め断面コ字状の取り付けピース10を溶着する
方法がある。これは、取り付けピース10に固定
した吊りボルト20を鋼製梁Hの端部H1に挿通
させて鋼製梁Hを懸吊するものである。
また、特開昭57−193668号公報に鉄骨の下部フ
ランジに装着する装着部と、この装着部に高さ調
整自在に設けられ、鋼製梁を支持する仮設梁支持
ブロツクとで構成する仮設梁支持装置が記載され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前者の如き、取り付けピース10を
使用した取り付け方法には、次のような問題点が
あつた。
第一に、一本の鋼製梁Hを固定するために、2
個の取付ピース10を溶着する必要がある。した
がつて、通常多数の鋼製梁Hを設置する支保工に
おいては、取付ピース10の溶接作業に極めて多
くの労力と時間を費し、この結果、鋼製梁Hの装
着に多大なコストが掛ること。
第二に、取付ピース10を鉄骨Sに溶接するか
ら、溶接時の熱で鋼材の材質に変化が生じる虞が
あり、取付ピース10の支持強度に問題を有する
こと。
第三に、鋼製梁Hを吊りボルト20に懸吊させ
るには、鋼製梁Hを持ち上げて鋼製梁Hの上端面
から鋼製梁Hの端部内に吊りボルト20を挿通さ
せ、この状態を維持しながら、吊りボルト20下
端に止着ナツト30等をネジ止めしなければなら
ない。そこで、鋼製梁Hに吊りボルト20を挿通
させてから、吊りボルト20下端に止着ナツト3
0をネジ止めするまでの間は、所定の仮吊り金具
(図示せず)を使用して鋼製梁Hを仮止めする必
要があつた。したがつて、仮止め作業に余分な手
間を要するばかりでなく、仮止め時の鋼製梁が極
めて不安定な状態になる欠点がある。
また、後者の仮設梁支持装置は、各装着部を鉄
骨の下部フランジに装着する際に夫々角柱状の受
桟を使用する必要がある。また、仮設梁支持ブロ
ツクが鋼製梁を支持する際にも、同じ受桟を使用
するものである。この受桟は、下部フランジを挟
着する装着部とフランジとの間に介すると共に、
仮設梁支持ブロツクをこの受桟の上に載置して使
用するものである。したがつて、鋼製梁を支持す
るために、この仮設梁支持装置の外に、各仮設梁
支持装置ごとの角柱状の受桟を鉄骨付近まで運搬
し、この受桟と仮設梁支持装置とを組み合わせて
装着する作業になる。この結果、仮設梁支持装置
の装着作業に多くの手間を要し、また、装着時、
解体時の各部材の運搬点数も多くなる不都合が生
じていた。
そこでこの考案は上述の問題点を解消すべく案
出されたもので、鋼製梁の装着に溶接作業を一切
必要とせず、しかも、部材の点数が少なく、装着
作業が極めて容易で、鋼製梁の装着、解体作業を
安全、且つ容易に行なえる仮設用鋼製梁受金具の
提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案は、鉄骨のフ
ランジ間に圧着する伸縮自在な固定ネジ杆と、固
定ネジ杆の外側面にスライド自在に装着され、所
定の梁受材を介して鋼製梁を高さ調整自在に支持
する支持体とを構成する。
支持体は、固定ネジ杆にスライド自在に装着さ
れるスライド筒部と、このスライド筒部の側面に
張り出し固定して鋼製梁を支持する支持腕とを有
し、外ネジにネジ止めした調整ナツトの上端面に
支持体のスライド筒部下端面を当接して高さを調
整し、隣接する支持腕相互に掛け渡した梁受材を
介して鋼製梁を支持する。
固定ネジ杆は、筒体状の外ネジの内部に内ネジ
を嵌入し、内ネジにネジ止めした固定ナツトの端
面を外ネジの開口端に当接させて自身の長さを調
整することを問題解決のための手段とする。
(作用) この考案によると、固定ネジ杆は、自身の長さ
を調整することで鉄骨材のフランジ間に圧着固定
される。
支持体は、スライド筒部が固定ネジ杆にスライ
ドし、外ネジにネジ止めした調整ナツトの位置で
固定される。そして、スライド筒部の側面から張
り出した支持腕が鋼製梁を支持する。
そして、鋼製梁は、隣接する支持腕相互に掛け
渡した梁受材に係止して支持される。
固定ネジ杆は、外ネジ内部の内ネジの位置を調
整して固定ネジ杆全体の長さが調整される。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。
図に示される符号1は、固定ネジ杆であり、S
造の梁材として使用される鉄骨Sの相対峙するフ
ランジS1間に圧着固定する。固定ネジ杆1は、
筒体状の外ネジ1Aの内部に内ネジ1Bを嵌入
し、内ネジ1Bにネジ止めした固定ナツト1Cの
端面を外ネジ1Aの開口端に当接させ、この固定
ナツト1Cを回転させることで内ネジ1Bの表出
する長さを調整する。固定ネジ杆1の固定力を確
実にするため、外ネジ1A上端と内ネジ1B下端
とに、夫々当接片1D、当接片1Eを設けてあ
る。
また、固定ネジ杆1の上部に外ネジ1Aを配
し、固定ネジ杆1の下部に内ネジ1Bを配してあ
り、内ネジ1Bにネジ止めした固定ナツト1Cの
上端面に外ネジ1Aの開口端部を当接させてある
(第2図参照)。このとき、図示例に限らず、外ネ
ジ1Aと内ネジ1Bとの上下位置を逆にすること
も可能である。
符号2は、所定の梁受材Pを介して仮設用鋼製
梁Hを支持する支持体2である。支持体2の構成
は、外ネジ1Aの外周にスライド自在に装着する
スライド筒部2Bを形成し、スライド筒部2Bの
外側面から板体状の支持腕2Cを張り出し延長す
る。更に、支持腕2Cの上端には断面コ字状を成
す載置片2Dを設けてある。そして、外ネジ1A
の外側面にネジ止めした調整ナツト2Aの上端面
に、スライド筒部2Bの開口端部を当接させ、こ
のスライド筒部2Bを回すことで支持体2の高さ
を調整する。この支持体2に鋼製梁Hを係止する
には、まず、隣接する載置片2D相互の上に、主
に大引きとして使用される所定の梁受材Pを載置
する。そして、梁受材Pの上面に鋼製梁Hの端部
H1を係止させる。
尚、この考案金具では、フランジ間が約195mm
〜440mm程度の鉄骨Sに装着することを予定して
いる。
(考案の効果) この考案は上述の如く構成したことにより、当
初の目的を達成する。
すなわち、鉄骨のフランジ間に圧着する伸縮自
在な固定ネジ杆と、固定ネジ杆の外側面にスライ
ド自在に装着され、所定の梁受材を介して鋼製梁
Hを高さ調整自在に支持する支持体とから成るこ
とにより、主にS造構築の鋼製梁装着作業から従
来の溶接工程を省くことができ、溶接作業に伴な
う従来の種々の欠点を解消する。また、鉄骨に溶
接されないから、床版が出来上がり次第、この考
案受金具を取外すことが可能になり、解体作業も
容易になる。
しかも、鋼製梁は、支持体で支持した梁受材上
に端部を載置することで装着するから、吊ボルト
に鋼製梁Hを懸吊する従来の如く、所定の仮吊り
金具等を使用せずに済む。したがつて、鋼製梁の
装着作業が容易になるばかりでなく、作業上の安
全性も高い。
そして、支持体は、固定ネジ杆にスライド自在
に装着されるスライド筒部と、このスライド筒部
の側面に張り出し固定して鋼製梁を支持する支持
腕とを有し、隣接する支持腕相互に掛け渡した梁
受材を介して鋼製梁を支持するから、部材の点数
が少なく、鋼製梁の装着が極めて容易に行える。
すなわち、この考案金具の装着は、鋼製梁のフ
ランジ間に圧着するだけで完了する。したがつ
て、従来のこの種の仮設梁支持装置の如く、各装
着部を鉄骨の下部フランジに装着する際に夫々角
柱状の受桟を使用する必要がなくなり、各仮設梁
支持装置ごとの角柱状の受桟を鉄骨付近まで運搬
する作業から開放された。また、鋼製梁の装着
は、梁受材に係止するだけで足りるから、仮設梁
支持装置の装着作業が極めて簡単になつた。
更に、外ネジにネジ止めした調整ナツトの上端
面に支持体のスライド筒部下端面を当接して鋼製
梁の支持高さを調整できることと、内ネジにネジ
止めした固定ナツトの端面を外ネジの開口端に当
接させて固定ネジ杆の長さを調整できることとが
相俟つて、極めて効率の良い高さ調整が可能にな
つた。
このように、この考案によると、鋼製梁の装着
に溶接作業を一切必要とせず、しかも、部材の点
数が少なく、装着作業が極めて容易で、鋼製梁の
装着、解体作業を安全、且つ容易に行なえ、極め
て効率の良い高さ調整も可能になるなど、実用上
有益な種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は使用状態を示す正面図、第2図は縦断面図、第
3図は右側面図、第4図は平面図、第5図は従来
例を示す正面図である。 S……鉄骨、S1……フランジ、H……鋼製
梁、H1……端部、P……梁受材、1……固定ネ
ジ杆、1A……外ネジ、1B……内ネジ、1C…
…固定ナツト、1D……当接片、1E……当接
片、2……支持体、2A……調整ナツト、2B…
…スライド筒部、2C……支持腕、2D……載置
片、10……取付ピース、20……吊ボルト、3
0……止着ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄骨のフランジ間に圧着する伸縮自在な固定ネ
    ジ杆と、固定ネジ杆の外側面にスライド自在に装
    着され、鋼製梁を高さ調整自在に支持する支持体
    とから成り、支持体は、固定ネジ杆にスライド自
    在に装着されるスライド筒部と、このスライド筒
    部の側面に張り出し固定して鋼製梁を支持する支
    持腕とを有し、固定ネジ杆にネジ止めした調整ナ
    ツトの上端面に支持体のスライド筒部下端面を当
    接して高さを調整し、隣接する支持腕相互に掛け
    渡した梁受材を介して鋼製梁を支持し、固定ネジ
    杆は、筒体状の外ネジの内部に内ネジを嵌入し、
    内ネジにネジ止めした固定ナツトの端面を外ネジ
    の開口端に当接させて自身の長さを調整すること
    を特徴とする仮設用鋼製梁受金具。
JP1986139801U 1986-09-11 1986-09-11 Expired - Lifetime JPH0514998Y2 (ja)

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JP1986139801U JPH0514998Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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JP1986139801U JPH0514998Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6346542U JPS6346542U (ja) 1988-03-29
JPH0514998Y2 true JPH0514998Y2 (ja) 1993-04-21

Family

ID=31046048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986139801U Expired - Lifetime JPH0514998Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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WO2019230028A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 株式会社Aoi 中間支保工

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Publication number Publication date
JPS6346542U (ja) 1988-03-29

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