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JPH05142130A - 疲労破壊の事前検出が可能なfrp部材及びその検出方法 - Google Patents

疲労破壊の事前検出が可能なfrp部材及びその検出方法

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JPH05142130A
JPH05142130A JP33571691A JP33571691A JPH05142130A JP H05142130 A JPH05142130 A JP H05142130A JP 33571691 A JP33571691 A JP 33571691A JP 33571691 A JP33571691 A JP 33571691A JP H05142130 A JPH05142130 A JP H05142130A
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frp
magnetic
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inductance
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Jun Sasahara
潤 笹原
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FRP部材に無侵襲で、かつ簡便に、FRP
の疲労破壊を事前に検知することができ、さらに複雑な
形状のFRP部材にも適用することができるFRP部材
の疲労破壊の事前検出が可能なFRP部材及びその検出
方法を提供する。 【構成】 強化繊維と樹脂マトリックスとからなり、応
力−磁気特性を有する磁性体を配合した後で硬化したF
RP部材であって、前記磁性体の透磁率の変化を測定す
ることにより、疲労破壊を事前に検出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
(FRP)部材の疲労破壊の事前検出が可能なFRP部
材及びその検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】FRP
は、軽量で高い強度を有し、また容易に種々の形状に成
形できるため、さまざまな分野で広汎に利用されてい
る。しかしながら、FRP製品を長時間使用すると、F
RPが疲労し、FRPにマイクロクラックが発生した
り、マトリックスと強化材繊維とが剥離する等の現象が
現れ、しまいには疲労破壊に至る。
【0003】そこで、FRPの耐用限界を知る目的で、
FRPの疲労破壊を事前に検知することのできるFRP
部材の疲労破壊検出方法について種々の研究がなされて
いる。
【0004】例えば、光透過法、X線法、超音波法、ア
コースティックエミッション法(AE法)等により、F
RPの疲労劣化の程度を判定する方法が開発されつつあ
る。しかしながら、光透過法、X線法、超音波法による
方法は、FRPの比較的大きな欠陥に限定されてしま
う。一方、AE法によれば、比較的小さな欠陥を発見し
得るが、測定時にFRP製品に荷重をかける等の煩雑な
操作が必要になり、また精度上にも問題がある。
【0005】また別な方法として、特開昭60−114741号
は、FRP部材内にFRP部材と一体的にカーボン長繊
維を配設し、その長繊維に通電し、その断線の有無を検
査することにより、FRP部材の疲労破壊を事前に検出
する方法を開示している。しかしながら、この方法では
検査のためにFRP部材と長繊維を別々に製造し、長繊
維をFRP部材の表面に接着する等の煩雑な操作が要求
される。また、線状の長い繊維を接着する必要があるた
め、この方法は、複雑な形状を有するFRP部材に適用
することができない。さらに、検査時の通電によってF
RPの特性劣化を招くおそれもある。
【0006】そこで、上記問題点を解決し、簡便に、F
RPの疲労破壊を事前に検知することのでき、FRP部
材の疲労破壊検出方法が望まれていた。
【0007】従って本発明の目的は、上記問題点を解消
し、FRP部材に無侵襲で、かつ簡便に、FRPの疲労
破壊を事前に検知することができ、さらに複雑な形状の
FRP部材にも適用することができるFRP部材の疲労
破壊の事前検出が可能なFRP部材及びその検出方法を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的に鑑み鋭意研
究の結果、本発明者等は、応力−磁気特性を有する磁性
体を配合してFRP部材を製造すれば、FRP部材内に
配設された磁性体の透磁率の変化を検出することによ
り、FRP部材の疲労破壊を事前に検出できることを見
い出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明のFRP部材は、強化繊
維と熱硬化性樹脂マトリックス又は熱可塑性樹脂マトリ
ックスとからなり、応力−磁気特性を有する磁性体を配
合した後で硬化したFRP部材であって、前記磁性体の
透磁率の変化を測定することにより、疲労破壊を事前に
検出することができることを特徴とする。
【0010】また、本発明のFRP部材の疲労破壊の検
出方法は、強化繊維と熱硬化性樹脂マトリックス又は熱
可塑性樹脂マトリックスと応力−磁気特性を有する磁性
体とからなるFRPを硬化させてFRP部材を製造し、
前記FRP部材内に配設された前記磁性体の透磁率の変
化を測定することにより、疲労破壊を事前に検出するこ
とを特徴とする。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。
【作用】一般に、強化繊維と樹脂マトリックスとからな
るマトリックス樹脂の硬化により、強化繊維にはその周
囲から数kg/mm 2 程度の圧縮応力が印加される。そして
FRPが疲労してくると、マトリックス中にマイクロク
ラックが発生し、伝播し、また強化繊維とマトリックス
との剥離が起こるようになる。そのため、強化繊維に印
加された圧縮応力は徐々に解放される。このような疲労
が進行していくと、最終的にはFRP部材の破壊が起き
る。
【0012】そこで、FRP部材の疲労破壊を事前に検
出するためには、強化繊維にかかっている圧縮応力の解
放の程度を検出すればよいことになる。このためには、
応力により磁気(透磁率)特性が大きく変化する特性
(以下応力−磁気特性という)を有する磁性体を硬化前
から配合しておき、その透磁率の変化を検出して、ある
一定レベルに透磁率が達したら疲労破壊の虞れが大きい
ということを知ることができる。
【0013】本発明において、FRPに配合する応力−
磁気特性を有する磁性体の種類としては、Fe系アモルフ
ァス合金やFe−希土類系の超磁歪材等が挙げられる。特
にFe系アモルファス合金としては、 Fe − Si −B系の
アモルファス合金が好ましく、特に好ましくは、 Fe 65
〜67原子%、Si8〜9原子%、B11〜13原子%、Co10〜
12原子%及びCr1〜3原子%の組成を有するアモルファ
ス合金である。なお、このように各化学成分の含有量を
設定すると、アモルファス合金の応力−磁気特性をより
高めることができ、また耐食性を向上させることもでき
る。この耐食性の向上は、FRPがかなりの吸湿性を有
することからアモルファス合金の延命化を図る上でも有
効である。
【0014】上記の応力−磁気特性を有する磁性体の形
状としては、長繊維、短繊維、リボン状、フレーク状、
粉末状のいずれであってもよいが、検出感度を高める目
的で長繊維(ワイヤー)とするのが好ましい。
【0015】磁性体がワイヤーである場合、ワイヤーの
直径が10〜200 μm、特に100 〜150 μmとするのが好
ましい。ワイヤーの直径が10μm未満では、ワイヤー状
に形成するのが困難となり、一方、200 μmを超える
と、アモルファス化が困難となる。
【0016】上記の磁性体のFRP部材に対する配合比
は、体積比(以下V/f という) で0.5 〜50%、特に1〜
10%とすることが好ましい。V/f が0.5 %未満では、透
磁率の変化を測定するのが困難となり、一方、V/f が50
%を超えると、FRP部材を成形しにくくなり、FRP
の比強度が大きいというメリットが失われる。
【0017】以下、応力−磁気特性を有する磁性体とし
てアモルファスワイヤーを例にとって本発明を説明す
る。
【0018】上記のアモルファスワイヤーの樹脂マトリ
ックスへの配合方法としては、強化繊維とは別個にアモ
ルファスワイヤーやそれから作製した織布(網状物) 等
をマトリックスに配合する方法を採ることができるが、
均等分散の点から、アモルファスワイヤーと強化繊維と
からなる混合繊維や混合織布等を形成した後で、マトリ
ックスに配合する方法が好ましい。なお、この混合織布
は、混合繊維から作製してもよいが、例えば、アモルフ
ァス合金繊維を縦糸に、強化繊維を横糸にして作製する
こともできる。
【0019】上記のアモルファスワイヤー (混合繊維や
織布に加工したものも含む) の配設場所としては、FR
P部材内に均一に配設してもよいが、後述する透磁率の
測定方法に応じて、感度を高めるために、FRP部材内
の特定の箇所(例えば表層部)に集中するように配設し
てもよい。アモルファスワイヤーの各繊維軸の配向性に
ついては、主応力方向と平行とするのが好ましい。これ
は強度的に有利なためである。
【0020】上記のアモルファスワイヤーを配合する樹
脂マトリックスとしては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリエーテルエ
ーテルケトン等が挙げられるが、これらに限定されず、
従来FRP部材のマトリックスとして使用されている熱
硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂を用いることができる。
【0021】また、強化繊維としては、ガラス繊維、芳
香族ポリアミド繊維等が挙げられるがこれらに限定され
ず、従来強化繊維として使用されているものを用いるこ
とができる。強化繊維のFRP部材に対する配合比は、
V/f で20〜70%、特に55〜65%とすることが好ましい。
【0022】FRP部材を製造する際の成形法として
は、まず、強化繊維とアモルファスワイヤーとを所定の
割合で含有する混合繊維(ヤーン)を作製し、それを織
成した後で、エポキシ樹脂等の樹脂を含浸させ、次い
で、加熱硬化または放射線硬化させる方法を用いること
ができる。なお、アモルファスワイヤーをあらかじめ織
成しておかなくとも、樹脂の含浸の際に一緒にFRP部
材内に分散させるようにしてもよい。
【0023】上記のようにしてFRP部材内に配設され
たアモルファスワイヤーの透磁率の測定は、磁気センサ
ーを用いて行うことができる。
【0024】磁気センサーとしては、FRP部材内に配
設されたアモルファスワイヤーの透磁率を測定でき、F
RPの疲労の程度を検出できる程度の感度を有するもの
であれば、いずれの種類のものも使用できる。
【0025】磁気センサーとしては、例えば図1に示す
ように、センシングコイル2をFRP部材1の両表層に
接触させてあるいは非接触の状態で設置し、透磁率の測
定時に形成される磁界が閉路式となる磁気センサーを用
いることができる。
【0026】図1において、カバー部材6a 、6b 内に
U字形の第1、第2フェライトコア3a 、3b がそれぞ
れ固定されている。第1フェライトコア3a に第1励磁
コイル4a 及び第1検出コイル5a が別々に巻装され、
また第2フェライトコア3bに第2励磁コイル4b 及び
第2検出コイル5b が別々に巻装される。第1、第2励
磁コイル4a 、4b は高周波電流用電源7に接続され、
また第1、第2検出コイル5a 、5b は検出器8に接続
される。第1、第2励磁コイル4a 、4b に高周波電流
用電源7から高周波電流を供給すると、点線Aで示され
る磁力線がFRP部材を貫通して閉磁路を形成する。こ
れにより、誘起された起電力を第2検出コイル5a 、5
b で検出し、これを検出器8で相互インダクタンス(以
下インダクタンスという)として測定する。
【0027】前記インダクタンスはFRP部材内に配設
されたアモルファスワイヤーの圧縮応力の大小、したが
って透磁率の大小によって変化する。このため、インダ
クタンスを測定することにより、間接的にFRP部材内
に配設されたアモルファスワイヤーの圧縮応力を測定す
ることができる。
【0028】検出感度の点では、後述するピックアップ
型センサーより図1に示すような閉路式のセンサーを用
いて測定するのが好ましい。
【0029】別の磁性センサーとして、例えば図2に示
すような市販のピックアップ型センサーを用いることが
できる。このピックアップ型センサーは、平面状の励磁
コイル(図示せず)と平面状の検出コイル(図示せず)
とからなるセンシングコイル9とリード線10を有する。
【0030】このセンシングコイル9をFRP部材の表
層に接触させてあるいは非接触の状態で設置し、励磁コ
イルに高周波電流を供給すると、FRP部材を通過する
図2の点線Bの磁力線に示すような磁界が形成され、上
記の閉路式の磁気センサーの場合と同様にインダクタン
スを検出する。
【0031】このピックアップ型センサーを用いると、
複雑な形状を有するFRP部材であっても容易に透磁率
の測定ができる。
【0032】さらに別の磁気センサーとしては、図3に
示すように、FRP部材の全周に巻装したセンシングコ
イル11を有するセンサーを用いてもよい。この磁気セン
サーは、励磁コイル(図示せず)と検出コイル(図示せ
ず)とからなるセンシングコイル11とリード線12を有
し、センシングコイル11はFRP部材の全周に接触させ
ても非接触の状態にして設置してもよい。
【0033】励磁コイルに高周波電流を供給すると、F
RP部材を通過する図3の点線Cの磁力線に示すような
磁界が形成され、上記の2種の磁気センサーの場合と同
様にインダクタンスを検出する。
【0034】このようにしてFRP部材内に配設された
アモルファスワイヤーの透磁率を測定すると、FRP部
材が疲労するにつれ、圧縮応力が徐々に解放され、透磁
率の変化が生じる。これは、例えば図6に示すようなア
モルファスワイヤーのインダクタンスの変化として検出
できる。ここで、図6はFRP部材に強制的に引張応力
を繰り返し印加した場合の、インダクタンスの変化の一
例を示すグラフである。強化繊維の種類、ワイヤーの配
設方向、場所によっては引張応力として残留し、それが
徐々に開放される場合もある。
【0035】例えば、図6のE点でFRP部材の破断が
起こったとすると、疲労が軽度の初期段階では、インダ
クタンスの変化が緩やかであるが、破断の直前付近で急
激に変化する。したがって、初期の透磁率に対して例え
ば10%変化したレベルを疲労の判定基準に定めて、FR
P部材の疲労限界を事前に知ることができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明を具体的実施例に基づき詳細に
説明する。実施例1 ガラス繊維(直径8μm)とFe66.5原子%、Si8.5 原子
%、B12原子%、Co11原子%、Cr2原子%の組成のFe基
アモルファス合金のワイヤー(直径30μm)とから、体
積比 (ガラス繊維/アモルファスワイヤー)が14/1と
なるように混合繊維を作製し、得られた混合繊維から混
合織布 (サイズ25mm×250mm) を作製した。
【0037】得られた混合織布に、エポキシ樹脂を含浸
させた。得られたプリプレグ織布を複数枚重ねて金型に
入れ、金型内でプリプレグ織布とエポキシ樹脂との体積
比が6:4となるように整えて成形し、120 ℃、2時間
加熱して硬化し、FRP試験片 (25mm× 250mm× 3mm)
を得た。
【0038】なお、上記の混合織布はFRP試験片内の
表層付近に配設され、また各混合繊維の繊維軸の配向は
主応力方向とした。このFRP試験片において、ガラス
長繊維の体積率 (V/f)が56%、アモルファス長繊維のV/
f が4%、エポキシ樹脂のV/f が40%となるようにし
た。
【0039】図4に示すように、得られた試験片13を引
張試験機14(サム電子機械(株)製、5ton 油圧疲労試
験機)にセットし、センシングコイル15を試験片13の全
周に隙間なく配置した。図4のD及びD’に示すように
試験片13に対して垂直方向に、図5に示すような正弦波
状(周波数:20Hz)に変化する振幅一定の引張応力(2
kg/mm 2 〜20kg/mm 2 )を繰り返し印加し、FRP試験
片13を疲労させた。そして、センシングコイル15と検出
器16を有する磁気センサーにより、下記の測定条件でイ
ンダクタンスを測定した。測定は応力サイクル繰り返し
数10N (N=1,2,3・・・)回毎に行った。測定の
結果を図6に示す。なお、この試験片は、応力サイクル
繰り返し数107 回で破断した。
【0040】測定条件 センシングコイル15:全周型200 巻 基本インダクタンス:10H(ヘンリー)
【0041】図6から明らかなように、インダクタンス
は応力サイクル繰り返し数が増えるにつれ徐々に増加す
るが、破断の直前付近で急激に増加することがわかる。
【0042】
【発明の効果】上記の通り、本発明の方法によれば、F
RP部材内に配設された磁性体の透磁率の変化を磁気セ
ンサー等で検出することにより、容易にFRP部材の疲
労破壊を事前に知ることができる。また、本発明の方法
によれば、FRP部材に無侵襲であるので、検出を繰り
返してもFRP部材の品質を損なうことがない。さら
に、透磁率の測定はFRP部材に非接触で行うこともで
きるので、本発明の方法は複雑な形状のFRP部材に適
用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】透磁率の測定方法を示す概略図である。
【図2】別の透磁率の測定方法を示す概略図である。
【図3】さらに別の透磁率の測定方法を示す概略図であ
る。
【図4】実施例1において、試験片に引張応力を印加
し、透磁率を測定する方法を示す概略図である。
【図5】実施例1において、試験片に印加した引張応力
条件(大きさ及び時間)を示すグラフである。
【図6】実施例1における、応力サイクル繰り返し数と
インダクタンスとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1・・・FRP部材 2、9、11、15・・・センシングコイル A、B、C・・・磁力線 3a 、3b ・・・フェライトコア 4a 、4b ・・・励磁コイル 5a 、5b ・・・検出コイル 6a 、6b ・・・カバー部材 7・・・高周波電流用電源 8、16・・・検出計 10、12・・・リード線 13・・・FRP試験片 14・・・引張試験機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強化繊維と樹脂マトリックスとからな
    り、応力−磁気特性を有する磁性体を配合した後で硬化
    した繊維強化プラスチック(以下FRPという)部材で
    あって、前記磁性体の透磁率の変化を測定することによ
    り、疲労破壊を事前に検出することができるFRP部
    材。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のFRP部材におい
    て、前記磁性体がアモルファスワイヤーであることを特
    徴とするFRP部材。
  3. 【請求項3】 強化繊維と樹脂マトリックスと応力−磁
    気特性を有する磁性体とからなるFRPを硬化させてF
    RP部材を製造し、前記FRP部材内に配設された前記
    磁性体の透磁率の変化を測定することにより、疲労破壊
    を事前に検出することを特徴とするFRP部材の疲労破
    壊検出方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載のFRP部材の疲労
    破壊検出方法において、前記磁性体がアモルファスワイ
    ヤーであることを特徴とするFRP部材の疲労破壊検出
    方法。
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