JPH05140202A - 環状オリゴ糖、その製造方法及び合成中間体 - Google Patents
環状オリゴ糖、その製造方法及び合成中間体Info
- Publication number
- JPH05140202A JPH05140202A JP30633791A JP30633791A JPH05140202A JP H05140202 A JPH05140202 A JP H05140202A JP 30633791 A JP30633791 A JP 30633791A JP 30633791 A JP30633791 A JP 30633791A JP H05140202 A JPH05140202 A JP H05140202A
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- JP
- Japan
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- formula
- alkyl group
- cyclic oligosaccharide
- integer
- hydrogen atom
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- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、下記式(I)又は(II)で示され
る環状オリゴ糖、その製造方法、及びその合成中間体を
提供するものである。 【化1】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す) 【化2】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す) 【効果】 本発明の環状オリゴ糖は、包接機能をもち、
水、アルコール等への溶解性に優れるため、注射剤用の
可溶化剤としての利用が期待される。また、本発明の環
状オリゴ糖は、生体膜の表面構造に影響を及ぼして、粘
膜などへの吸収性の改善、経皮吸収性の改善を引き起こ
すため、鼻、口腔、直腸、眼、肺等の粘膜部位投与剤の
製剤化に利用されることが期待される。
る環状オリゴ糖、その製造方法、及びその合成中間体を
提供するものである。 【化1】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す) 【化2】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す) 【効果】 本発明の環状オリゴ糖は、包接機能をもち、
水、アルコール等への溶解性に優れるため、注射剤用の
可溶化剤としての利用が期待される。また、本発明の環
状オリゴ糖は、生体膜の表面構造に影響を及ぼして、粘
膜などへの吸収性の改善、経皮吸収性の改善を引き起こ
すため、鼻、口腔、直腸、眼、肺等の粘膜部位投与剤の
製剤化に利用されることが期待される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状オリゴ糖、その製
造方法、及び該環状オリゴ糖の製造に有用な合成中間体
に関する。
造方法、及び該環状オリゴ糖の製造に有用な合成中間体
に関する。
【0002】
【従来の技術】シクロデキストリン(以下CDと記す)
は、包接機能を有する環状オリゴ糖であり、化粧品、食
品分野や医薬品製剤の分野等で使用されている。特に、
プロスタグランディンの製剤化に利用されて以来、経口
投与製剤を中心に包接複合体または添加剤として、国内
外で広く使用されている。
は、包接機能を有する環状オリゴ糖であり、化粧品、食
品分野や医薬品製剤の分野等で使用されている。特に、
プロスタグランディンの製剤化に利用されて以来、経口
投与製剤を中心に包接複合体または添加剤として、国内
外で広く使用されている。
【0003】近年、CDに新たな機能を導入するため
に、CDの直接的な化学変換の試みが行われている。
に、CDの直接的な化学変換の試みが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CD
は、多官能性環状分子であるためその適用は限定されて
いた。したがって、本発明は、CDに新たな機能が導入
された新規環状オリゴ糖を提供することを目的とする。
は、多官能性環状分子であるためその適用は限定されて
いた。したがって、本発明は、CDに新たな機能が導入
された新規環状オリゴ糖を提供することを目的とする。
【0005】また、該環状オリゴ糖を製造する方法、及
び該環状オリゴ糖を製造するのに有用な合成中間体を提
供することも目的とする。
び該環状オリゴ糖を製造するのに有用な合成中間体を提
供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、先にCD
類の水酸基の全部もしくは一部を保護したCD誘導体
を、酸の存在下に無水酢酸又は無水酢酸誘導体で処理す
ることにより、重合度6ないし8のマルトオリゴ糖誘導
体を調整することに成功している(特開平2-235898号公
報参照)。
類の水酸基の全部もしくは一部を保護したCD誘導体
を、酸の存在下に無水酢酸又は無水酢酸誘導体で処理す
ることにより、重合度6ないし8のマルトオリゴ糖誘導
体を調整することに成功している(特開平2-235898号公
報参照)。
【0007】これにより得られた鎖状オリゴ糖を出発物
質として、CDの直接的化学修飾では製造不可能な新規
環状オリゴ糖の製造に成功して、本発明を完成するに至
った。すなわち本発明は、下記式(I)、(II)で示さ
れる環状オリゴ糖、これらの製造方法、及び下記式(I
V)、(V)で示される環状オリゴ糖合成中間体を提供
するものである。
質として、CDの直接的化学修飾では製造不可能な新規
環状オリゴ糖の製造に成功して、本発明を完成するに至
った。すなわち本発明は、下記式(I)、(II)で示さ
れる環状オリゴ糖、これらの製造方法、及び下記式(I
V)、(V)で示される環状オリゴ糖合成中間体を提供
するものである。
【0008】
【化8】
【0009】(式中、Rは各々独立に水素原子又はアル
キル基を示し、nは0〜4の整数を示す)
キル基を示し、nは0〜4の整数を示す)
【0010】
【化9】
【0011】(式中、Rは各々独立に水素原子又はアル
キル基を示し、nは0〜4の整数を示す)
キル基を示し、nは0〜4の整数を示す)
【0012】
【化10】
【0013】(式中、Rは各々独立に水素原子又はアル
キル基を示し、nは0〜4の整数を示す)
キル基を示し、nは0〜4の整数を示す)
【0014】
【化11】
【0015】(式中、Rは各々独立に水素原子又はアル
キル基を示し、nは0〜4の整数を示す) 上記の式(I)、(II)、(IV)、及び(V)中のR
は、各々独立に水素原子又はアルキル基を示し、前記ア
ルキル基としては、メチル基、エチル基等の炭素数1〜
10の直鎖あるいは分岐したアルキル基を挙げることが
できる。また、このアルキル基は、フェニル基、ビニル
基等の置換基を有してもよい。このうち、メチル基、ベ
ンジル基が好ましい。
キル基を示し、nは0〜4の整数を示す) 上記の式(I)、(II)、(IV)、及び(V)中のR
は、各々独立に水素原子又はアルキル基を示し、前記ア
ルキル基としては、メチル基、エチル基等の炭素数1〜
10の直鎖あるいは分岐したアルキル基を挙げることが
できる。また、このアルキル基は、フェニル基、ビニル
基等の置換基を有してもよい。このうち、メチル基、ベ
ンジル基が好ましい。
【0016】上記の式(I)、(II)、(IV)、及び
(V)中のnは、0〜4の整数を示し、このうち、1〜
3が好ましい。上記の式(I)又は(II)で示される環
状オリゴ糖は、下記の式(III)で示されるマルトオリゴ
糖チオグリコシドを出発物質とし、1,2−不飽和誘導
体に変換後、ヨウ素陽イオンを促進剤として分子内グリ
コシル化反応を行い環化させることにより製造される。
(V)中のnは、0〜4の整数を示し、このうち、1〜
3が好ましい。上記の式(I)又は(II)で示される環
状オリゴ糖は、下記の式(III)で示されるマルトオリゴ
糖チオグリコシドを出発物質とし、1,2−不飽和誘導
体に変換後、ヨウ素陽イオンを促進剤として分子内グリ
コシル化反応を行い環化させることにより製造される。
【0017】
【化12】
【0018】式(III)中、R及びnは、前記した通りで
あり、R′はアルキル基又はアリール基を示す。アルキ
ル基としては、メチル基、エチル基等の炭素数1〜10
の直鎖あるいは分岐したアルキル基を挙げることができ
る。また、アルキル基はフェニル基等の置換基を有して
もよい。また、アリール基としては、フェニル基、ニト
ロフェニル基、ハロゲン化フェニル基等を挙げることが
できる。このうち、メチル基、エチル基、フェニル基が
好ましい。
あり、R′はアルキル基又はアリール基を示す。アルキ
ル基としては、メチル基、エチル基等の炭素数1〜10
の直鎖あるいは分岐したアルキル基を挙げることができ
る。また、アルキル基はフェニル基等の置換基を有して
もよい。また、アリール基としては、フェニル基、ニト
ロフェニル基、ハロゲン化フェニル基等を挙げることが
できる。このうち、メチル基、エチル基、フェニル基が
好ましい。
【0019】式(III)で示されるマルトオリゴ糖チオグ
リコシドは、N.Sakairi,L-X.Wang,and H.Kuzuhara,J.Ch
em.Soc.,Chem.Commun.,289(1991)に記載の方法により製
造することができる。上記のようにして製造された式
(III)で示されるマルトオリゴ糖チオグリコシドは、不
活性ガス雰囲気下、−100℃〜0℃の条件下で、1〜
24時間、ナフタレンとリチウム、ナトリウム等のアル
カリ金属と反応させることにより、式(V)で示される
1,2−不飽和誘導体に変換される。上記の反応は、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン等のエーテル系の溶媒中で行われる。
リコシドは、N.Sakairi,L-X.Wang,and H.Kuzuhara,J.Ch
em.Soc.,Chem.Commun.,289(1991)に記載の方法により製
造することができる。上記のようにして製造された式
(III)で示されるマルトオリゴ糖チオグリコシドは、不
活性ガス雰囲気下、−100℃〜0℃の条件下で、1〜
24時間、ナフタレンとリチウム、ナトリウム等のアル
カリ金属と反応させることにより、式(V)で示される
1,2−不飽和誘導体に変換される。上記の反応は、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン等のエーテル系の溶媒中で行われる。
【0020】ヨウ素陽イオンを促進剤として用いて、上
記の1,2−不飽和誘導体を分子内グリコシル化反応さ
せ環化させることにより、式(IV) で示されるヨウ化マ
ルトオリゴ糖誘導体を製造する。ヨウ素陽イオンのイオ
ン源としては、ヨードニウムジコリジンパークロレー
ト、N−ヨードコハク酸イミド等を挙げることがでる。
反応は、−50℃〜50℃で、1〜4時間、ジクロロメ
タン、クロロホルム、アセトニトリル等の非プロトン性
の溶媒中で、好ましくはジクロロメタン中で行われる。
記の1,2−不飽和誘導体を分子内グリコシル化反応さ
せ環化させることにより、式(IV) で示されるヨウ化マ
ルトオリゴ糖誘導体を製造する。ヨウ素陽イオンのイオ
ン源としては、ヨードニウムジコリジンパークロレー
ト、N−ヨードコハク酸イミド等を挙げることがでる。
反応は、−50℃〜50℃で、1〜4時間、ジクロロメ
タン、クロロホルム、アセトニトリル等の非プロトン性
の溶媒中で、好ましくはジクロロメタン中で行われる。
【0021】さらに、式(IV) で示されるヨウ化マルト
オリゴ糖誘導体は以下のようにして脱ヨード化され、式
(I)で示される環状オリゴ糖に変換される。すなわ
ち、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの非極性溶媒中
で、トリフェニルチンハイドライド、トリブチルチンハ
イドライドなどの水素化スズ化合物を用いて、室温〜1
00℃で、1〜10時間反応させる。
オリゴ糖誘導体は以下のようにして脱ヨード化され、式
(I)で示される環状オリゴ糖に変換される。すなわ
ち、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの非極性溶媒中
で、トリフェニルチンハイドライド、トリブチルチンハ
イドライドなどの水素化スズ化合物を用いて、室温〜1
00℃で、1〜10時間反応させる。
【0022】また、式(IV) で示されるヨウ化マルトオ
リゴ糖誘導体は以下のようにして、式(II)で示される
環状オリゴ糖に変換される。すなわち、原料と試薬を溶
解するテトラヒドロフラン等の溶媒中で、カリウムt−
ブトキシド、ナトリウムメトキシド、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン等の塩基を用
いて、−50℃〜100℃で、1〜10時間反応させ
る。
リゴ糖誘導体は以下のようにして、式(II)で示される
環状オリゴ糖に変換される。すなわち、原料と試薬を溶
解するテトラヒドロフラン等の溶媒中で、カリウムt−
ブトキシド、ナトリウムメトキシド、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン等の塩基を用
いて、−50℃〜100℃で、1〜10時間反応させ
る。
【0023】以下、本発明の環状オリゴ糖を製造する代
表的な反応例をスキームに示すが、本発明は以下の反応
スキームに限定されることはない。スキーム中、R、
R′、及びnは、上記の定義の通りである。スキーム中
の1の化合物は、例えば、N.Sakairi,L-X.Wang, and H.
Kuzuhara,J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,289(1991) に記載
の方法により得ることができる。
表的な反応例をスキームに示すが、本発明は以下の反応
スキームに限定されることはない。スキーム中、R、
R′、及びnは、上記の定義の通りである。スキーム中
の1の化合物は、例えば、N.Sakairi,L-X.Wang, and H.
Kuzuhara,J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,289(1991) に記載
の方法により得ることができる。
【0024】
【化13】
【0025】
【化14】
【0026】
【化15】
【0027】上記反応スキームにおいて、好適に使用で
きる試薬、反応条件等を以下に記す。 1.1 → 2 溶媒:ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4
−ジオキサン等エーテル系溶媒 温度:−100〜0℃ 時間:1〜24時間 試薬:ナフタレンとリチウム、ナトリウム等アルカリ金
属 2.2 → 3 溶媒:ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル
等非プロトン性溶媒 温度:−50〜50℃ 時間:1〜4時間 試薬:ヨードニウムジコリジンパークロレート、N−ヨ
ードコハク酸イミド等ヨード陽イオン等価体 3.3 → 4 溶媒:ベンゼン、トルエン、キシレン等非極性溶媒 温度:室温〜100℃ 時間:1〜10時間 試薬:トリフェニルチンハイドライド、トリブチルチン
ハイドライド等水素化スズ化合物 4.3 → 5 溶媒:テトラヒドロフラン等原料と試薬を溶解するもの
であれば特に制限はない 温度:−50〜100℃ 時間:1〜10時間 試薬:カリウムt−ブトキシド、ナトリウムメトキシ
ド、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−
7−エン等の塩基類 さらに、化合物4及び5の置換基Rは、常法、たとえ
ば、グリーンの文献(T.W.Green "Protective Groups i
n Organic Synthesis"John Wiley and Sons(1991)pp.9-
86) 等に記載の方法により、水素に変換させることがで
きる。
きる試薬、反応条件等を以下に記す。 1.1 → 2 溶媒:ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4
−ジオキサン等エーテル系溶媒 温度:−100〜0℃ 時間:1〜24時間 試薬:ナフタレンとリチウム、ナトリウム等アルカリ金
属 2.2 → 3 溶媒:ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル
等非プロトン性溶媒 温度:−50〜50℃ 時間:1〜4時間 試薬:ヨードニウムジコリジンパークロレート、N−ヨ
ードコハク酸イミド等ヨード陽イオン等価体 3.3 → 4 溶媒:ベンゼン、トルエン、キシレン等非極性溶媒 温度:室温〜100℃ 時間:1〜10時間 試薬:トリフェニルチンハイドライド、トリブチルチン
ハイドライド等水素化スズ化合物 4.3 → 5 溶媒:テトラヒドロフラン等原料と試薬を溶解するもの
であれば特に制限はない 温度:−50〜100℃ 時間:1〜10時間 試薬:カリウムt−ブトキシド、ナトリウムメトキシ
ド、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−
7−エン等の塩基類 さらに、化合物4及び5の置換基Rは、常法、たとえ
ば、グリーンの文献(T.W.Green "Protective Groups i
n Organic Synthesis"John Wiley and Sons(1991)pp.9-
86) 等に記載の方法により、水素に変換させることがで
きる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明の好ましい1実施
態様を詳細に説明する。本発明の範囲は、この実施例に
限定されるものではない。尚、実施例中の化合物1a
は、N.Sakairi,L-X.Wang,and H.Kuzuhara,J.Chem.Soc.,
Chem.Commun.,289(1991)に記載の方法により、α−シク
ロデキストリンを出発原料として合成した。
態様を詳細に説明する。本発明の範囲は、この実施例に
限定されるものではない。尚、実施例中の化合物1a
は、N.Sakairi,L-X.Wang,and H.Kuzuhara,J.Chem.Soc.,
Chem.Commun.,289(1991)に記載の方法により、α−シク
ロデキストリンを出発原料として合成した。
【0029】また、実施例中、Bnはベンジル基を、Phは
フェニル基を示す。 〔実施例1〕
フェニル基を示す。 〔実施例1〕
【0030】
【化16】
【0031】1,5−アンヒドロ−3,6−ジ−O−ベ
ンジル−4−O−(21 ,22 ,2 3 ,24 ,25 ,3
1 ,32 ,33 ,34 ,35 ,61 ,62 ,63 ,
64 ,6 5 −ペンタデカ−O−ベンジル−α−マルトペ
ンタオシル)−2−デオキシ−アラビノ−ヘキソ−2−
エニトール(化合物2a)の製造 フェニル21 ,22 ,23 ,24 ,25 ,26 ,31 ,
32,33 ,34 ,3 5 ,36 ,61 ,62 ,63 ,6
4 ,65 ,66 −オクタデカ−O−ベンジル−1−チオ
−β−マルトヘキサオシド(化合物1a;2.33g、0.
86mmol) をテトラヒドロフラン(20ml)に溶解し、
アルゴン雰囲気下−80℃に冷却した。この溶液にリチ
ウム(69mg)、ナフタレン(1.28g)、およびテト
ラヒドロフラン(8ml)より調製した濃緑色溶液を緑色
の退色がなくなるまで滴下した。少量の酢酸を加えて反
応を停止したのち、反応液を室温まで昇温し、クロロホ
ルムで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウムつい
で飽和食塩水で洗浄し、無水炭酸カリウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去して得られたシラップをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(トルエン−酢酸エチル24:
1〜19:1)で精製して化合物2a(1.54g、収率
72%)を得た。
ンジル−4−O−(21 ,22 ,2 3 ,24 ,25 ,3
1 ,32 ,33 ,34 ,35 ,61 ,62 ,63 ,
64 ,6 5 −ペンタデカ−O−ベンジル−α−マルトペ
ンタオシル)−2−デオキシ−アラビノ−ヘキソ−2−
エニトール(化合物2a)の製造 フェニル21 ,22 ,23 ,24 ,25 ,26 ,31 ,
32,33 ,34 ,3 5 ,36 ,61 ,62 ,63 ,6
4 ,65 ,66 −オクタデカ−O−ベンジル−1−チオ
−β−マルトヘキサオシド(化合物1a;2.33g、0.
86mmol) をテトラヒドロフラン(20ml)に溶解し、
アルゴン雰囲気下−80℃に冷却した。この溶液にリチ
ウム(69mg)、ナフタレン(1.28g)、およびテト
ラヒドロフラン(8ml)より調製した濃緑色溶液を緑色
の退色がなくなるまで滴下した。少量の酢酸を加えて反
応を停止したのち、反応液を室温まで昇温し、クロロホ
ルムで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウムつい
で飽和食塩水で洗浄し、無水炭酸カリウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去して得られたシラップをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(トルエン−酢酸エチル24:
1〜19:1)で精製して化合物2a(1.54g、収率
72%)を得た。
【0032】[α]D 22+71°(c 0.39、クロロ
ホルム) IR:νmax (フィルム)1640、3500cm-1 1 H−NMR:δ 2.54(s, 1H, OH)、5.38(d, 1H, J 3.
7Hz, H-1) 、5.60(d,1H, J 4.0Hz, H-1) 、5.62(d, 1H,
J 4.0Hz, H-1) 、5.64(d, 1H, J 3.9Hz, H-1) 、5.68
(d, 1H, J 3.7Hz, H-1) 、6.50(d, 1H, J 6.1Hz, H-
11)。
ホルム) IR:νmax (フィルム)1640、3500cm-1 1 H−NMR:δ 2.54(s, 1H, OH)、5.38(d, 1H, J 3.
7Hz, H-1) 、5.60(d,1H, J 4.0Hz, H-1) 、5.62(d, 1H,
J 4.0Hz, H-1) 、5.64(d, 1H, J 3.9Hz, H-1) 、5.68
(d, 1H, J 3.7Hz, H-1) 、6.50(d, 1H, J 6.1Hz, H-
11)。
【0033】元素分析:測定値; C, 73.62 ; H, 6.4
9。 C155H162O29・2H2Oとして計算値: C, 73.73 ; H,
6.62。 〔実施例2〕
9。 C155H162O29・2H2Oとして計算値: C, 73.73 ; H,
6.62。 〔実施例2〕
【0034】
【化17】
【0035】シクロ{→4)−O−3,6−ジ−O−ベ
ンジル−2−デオキシ−2−ヨード−α−D−マンノピ
ラノシル)−[(1→4)−O−(2,3,6−トリ−
O−ベンジル−α−D−グルコピラノシル)]−(1
−}(化合物3a)の製造 化合物2a(0.205g、0.082mmol) と160℃で
2時間減圧乾燥したモレキュラーシーブス4A(1.2
g)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(10ml)に懸
濁させ0℃に冷却した。この混合物中へヨードニウムジ
ロリジンパークロレート(70mg、0.15mmol) のジク
ロロメタン溶液(0.2ml)を滴下し、0℃で3.5時間攪
拌を続けた。反応混合物を濾過、ジクロロメタンで洗浄
したのち、チオ硫酸ナトリウム水溶液、1M塩酸、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥しついで減圧下溶媒を留去し
た。得られたシラップをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(トルエン−酢酸エチル35:1)で分離して化
合物3a(0.106mg、収率48%)を得た。
ンジル−2−デオキシ−2−ヨード−α−D−マンノピ
ラノシル)−[(1→4)−O−(2,3,6−トリ−
O−ベンジル−α−D−グルコピラノシル)]−(1
−}(化合物3a)の製造 化合物2a(0.205g、0.082mmol) と160℃で
2時間減圧乾燥したモレキュラーシーブス4A(1.2
g)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(10ml)に懸
濁させ0℃に冷却した。この混合物中へヨードニウムジ
ロリジンパークロレート(70mg、0.15mmol) のジク
ロロメタン溶液(0.2ml)を滴下し、0℃で3.5時間攪
拌を続けた。反応混合物を濾過、ジクロロメタンで洗浄
したのち、チオ硫酸ナトリウム水溶液、1M塩酸、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥しついで減圧下溶媒を留去し
た。得られたシラップをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(トルエン−酢酸エチル35:1)で分離して化
合物3a(0.106mg、収率48%)を得た。
【0036】[α]D 21+41°(c 0.10、クロロ
ホルム) 1 H−NMR:δ(C6D6) ; 3.28-3.31(m, 1H, H-21)、
3.43(dd, 1H, J 2.9、8.3Hz, H-2) 、3.50(dd, 1H, J
3.2、7.9Hz, H-2) 、3.52(dd, 1H, J 3.2、7.9Hz, H-2)
、3.55(dd, 1H, J 2.9、7.9Hz, H-2) 、3.57(dd, 1H,
J 2.9、8.3Hz, H-2) 、4.97(d, 1H, J 3.2Hz, H-1) 、
5.17(d, 1H, J 2.9Hz, H-1) 、5.20(d, 1H, J 2.9Hz, H
-1) 、5.27(d, 1H, J 2.9Hz, H-1) 、5.40(d, 1H, J 3.
2Hz, H-1)、 5.58(s, 1H, H-11)。
ホルム) 1 H−NMR:δ(C6D6) ; 3.28-3.31(m, 1H, H-21)、
3.43(dd, 1H, J 2.9、8.3Hz, H-2) 、3.50(dd, 1H, J
3.2、7.9Hz, H-2) 、3.52(dd, 1H, J 3.2、7.9Hz, H-2)
、3.55(dd, 1H, J 2.9、7.9Hz, H-2) 、3.57(dd, 1H,
J 2.9、8.3Hz, H-2) 、4.97(d, 1H, J 3.2Hz, H-1) 、
5.17(d, 1H, J 2.9Hz, H-1) 、5.20(d, 1H, J 2.9Hz, H
-1) 、5.27(d, 1H, J 2.9Hz, H-1) 、5.40(d, 1H, J 3.
2Hz, H-1)、 5.58(s, 1H, H-11)。
【0037】元素分析:測定値; C, 71.08 ; H, 6.23
; I, 5.06。 C155H161O29I として計算値: C, 71.20
; H, 6.21 ; I, 4.85 。 〔実施例3〕
; I, 5.06。 C155H161O29I として計算値: C, 71.20
; H, 6.21 ; I, 4.85 。 〔実施例3〕
【0038】
【化18】
【0039】シクロ{→4)−O−(3,6−ジ−O−
ベンジル−2−デオキシ−α−D−アラビノヘキソピラ
ノシル)−ペンタキス[(1→4)−O−(2,3,6
−トリ−O−ベンジル−α−D−グルコピラノシル)]
−(1−}(化合物4a)の製造 化合物3a(0.25g)およびアゾビスイソブチロニト
リル(30mg)をトルエン(10ml)に溶解し反応容器
をアルゴンで置換した。この溶液を80℃で加熱攪拌し
ながらトリフェニルチンハイドライド(0.1ml)を加
え、同温度で5分間攪拌した。反応液にクロロホルム
(10ml)を加え、室温に冷却したのち、減圧下溶媒を
留去した。残渣を分収薄層クロマトグラフィー(ベンゼ
ン−酢酸エチル97:3)で精製して化合物4a(16
0mg、収率68%)を得た。
ベンジル−2−デオキシ−α−D−アラビノヘキソピラ
ノシル)−ペンタキス[(1→4)−O−(2,3,6
−トリ−O−ベンジル−α−D−グルコピラノシル)]
−(1−}(化合物4a)の製造 化合物3a(0.25g)およびアゾビスイソブチロニト
リル(30mg)をトルエン(10ml)に溶解し反応容器
をアルゴンで置換した。この溶液を80℃で加熱攪拌し
ながらトリフェニルチンハイドライド(0.1ml)を加
え、同温度で5分間攪拌した。反応液にクロロホルム
(10ml)を加え、室温に冷却したのち、減圧下溶媒を
留去した。残渣を分収薄層クロマトグラフィー(ベンゼ
ン−酢酸エチル97:3)で精製して化合物4a(16
0mg、収率68%)を得た。
【0040】[α]D 22+61°(c 0.12、クロロ
ホルム) 1 H−NMR:δ(C6D6) ; 1.71(ddd, 1H, J 2.8 、8.
2 、11.2Hz, H-21 ax) 、2.19(dt, 1H, J 3.0、11.2H
z, H-21 eq) 。 元素分析:測定値; C, 72.89 ; H, 6.69。 C155H162O
29・4H2O として計算値: C, 72.98 ; H, 6.43。
ホルム) 1 H−NMR:δ(C6D6) ; 1.71(ddd, 1H, J 2.8 、8.
2 、11.2Hz, H-21 ax) 、2.19(dt, 1H, J 3.0、11.2H
z, H-21 eq) 。 元素分析:測定値; C, 72.89 ; H, 6.69。 C155H162O
29・4H2O として計算値: C, 72.98 ; H, 6.43。
【0041】水に対する溶解度(25℃):17g/dL 〔実施例4〕
【0042】
【化19】
【0043】2−デオキシ−シクロマルトヘキサオース
(化合物6a)の製造 化合物4a(120mg)を2−メトキシエタノール(9
ml)に溶解し、水(1ml)および10%パラジウム炭素
(50mg)を加え、水素雰囲気下常圧で12時間振盪
し、さらに水(4ml)を加え12時間振盪した。触媒を
濾別し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をセファデッ
クスG−25カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
水)に付し白色粉末状の化合物6a(40mg、収率87
%)を得た。
(化合物6a)の製造 化合物4a(120mg)を2−メトキシエタノール(9
ml)に溶解し、水(1ml)および10%パラジウム炭素
(50mg)を加え、水素雰囲気下常圧で12時間振盪
し、さらに水(4ml)を加え12時間振盪した。触媒を
濾別し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をセファデッ
クスG−25カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
水)に付し白色粉末状の化合物6a(40mg、収率87
%)を得た。
【0044】[α]D 24+143°(c 0.21、水) 1 H−NMR:δ(D2O) ; 1.65(dt, 1H, J 2.1 、11.6
Hz, H-21ax ) 、2.26(ddd, 1H, J 1.5 、4.5 、11.6H
z, H-21eq)、3.43(t, 1H, J 9.5Hz, H-41)、3.51(bt,
5H, J 8.6 Hz, H-42, 43, 44, 45, 46)、3.57(bt, 5H,
J 9.8 Hz, H-22,23, 24, 25, 26)、3.65-3.75(m, 18H,
3×H-5, 6a, 6b)、3.89(bt, 5H, J 9.5Hz, H-32, 33,
34, 35, 36)、4.10(m, 1H, H-31) 、5.00(bs, 5H, H-
12, 13, 1 4, 15, 16)、 5.06(bs, 1H, H-11) 。
Hz, H-21ax ) 、2.26(ddd, 1H, J 1.5 、4.5 、11.6H
z, H-21eq)、3.43(t, 1H, J 9.5Hz, H-41)、3.51(bt,
5H, J 8.6 Hz, H-42, 43, 44, 45, 46)、3.57(bt, 5H,
J 9.8 Hz, H-22,23, 24, 25, 26)、3.65-3.75(m, 18H,
3×H-5, 6a, 6b)、3.89(bt, 5H, J 9.5Hz, H-32, 33,
34, 35, 36)、4.10(m, 1H, H-31) 、5.00(bs, 5H, H-
12, 13, 1 4, 15, 16)、 5.06(bs, 1H, H-11) 。
【0045】元素分析:測定値; C, 42.89 ; H, 6.2
6。 C36H60O29・3H2O として計算値: C, 42.77 ; H,
6.58。 〔実施例5〕
6。 C36H60O29・3H2O として計算値: C, 42.77 ; H,
6.58。 〔実施例5〕
【0046】
【化20】
【0047】シクロ{→4)−O−(3,6−ジ−O−
ベンジル−2−デオキシ−α−D−エリスロヘキソ−2
−エノピラノシル)−ペンタキス[(1→4)−O−
(2,3,6−トリ−O−ベンジル−α−D−グルコピ
ラノシル)]−(1−}(化合物5a)の製造 化合物3a(100mg)をテトラヒドロフラン(2ml)
に溶解し、カリウムt−ブトキシド(30mg)を加え室
温で2時間攪拌した。ジクロロメタンで希釈し、塩化ア
ンモニウム水溶液および水で洗浄、無水硫酸ナトリウム
で乾燥、ついで減圧下溶媒を留去した。得られたシラッ
プをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン−
酢酸エチル96:4)で精製して化合物5a(83mg、
収率87%)を得た。
ベンジル−2−デオキシ−α−D−エリスロヘキソ−2
−エノピラノシル)−ペンタキス[(1→4)−O−
(2,3,6−トリ−O−ベンジル−α−D−グルコピ
ラノシル)]−(1−}(化合物5a)の製造 化合物3a(100mg)をテトラヒドロフラン(2ml)
に溶解し、カリウムt−ブトキシド(30mg)を加え室
温で2時間攪拌した。ジクロロメタンで希釈し、塩化ア
ンモニウム水溶液および水で洗浄、無水硫酸ナトリウム
で乾燥、ついで減圧下溶媒を留去した。得られたシラッ
プをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン−
酢酸エチル96:4)で精製して化合物5a(83mg、
収率87%)を得た。
【0048】[α]D 24+77°(c 0.24、クロロ
ホルム) 1 H−NMR:δ(C6D6) ; 4.76(d, 1H, J 11.8Hz, CH
2Ph)、4.81(d, 1H, J4.1Hz. H-2) 、4.87(d, 1H, J 11.
0Hz, CH 2Ph)、 4.99(m, 2H, H-1,CH 2Ph)、5.10(m, 2H,
H-1 ,CH 2Ph)、5.15(d, 1H, J 2.5Hz, H-1) 、5.24(m,
2H, H-1 ,CH 2Ph)、5.37(d, 1H, J 11.2Hz, CH 2Ph)、
5.50(d, 1H, J 11.2Hz, CH2Ph)、5.57(d, 1H, J 3.0Hz,
H-1) 、5.67(d, 1H, J 3.9Hz, H-11)。
ホルム) 1 H−NMR:δ(C6D6) ; 4.76(d, 1H, J 11.8Hz, CH
2Ph)、4.81(d, 1H, J4.1Hz. H-2) 、4.87(d, 1H, J 11.
0Hz, CH 2Ph)、 4.99(m, 2H, H-1,CH 2Ph)、5.10(m, 2H,
H-1 ,CH 2Ph)、5.15(d, 1H, J 2.5Hz, H-1) 、5.24(m,
2H, H-1 ,CH 2Ph)、5.37(d, 1H, J 11.2Hz, CH 2Ph)、
5.50(d, 1H, J 11.2Hz, CH2Ph)、5.57(d, 1H, J 3.0Hz,
H-1) 、5.67(d, 1H, J 3.9Hz, H-11)。
【0049】元素分析:測定値; C, 74.64 ; H, 6.2
5。 C155H160O29として計算値: C,74.86 ; H, 6.49。
5。 C155H160O29として計算値: C,74.86 ; H, 6.49。
【0050】
【発明の効果】本発明の環状オリゴ糖は、包接機能をも
ち、水、アルコール等への溶解性に優れるため、注射剤
用の可溶化剤としての利用が期待される。また、本発明
の環状オリゴ糖は、生体膜の表面構造に影響を及ぼし
て、粘膜などへの吸収性の改善、経皮吸収性の改善を引
き起こすため、鼻、口腔、直腸、眼肺等の粘膜部位投与
剤の製剤化に利用されることが期待される。
ち、水、アルコール等への溶解性に優れるため、注射剤
用の可溶化剤としての利用が期待される。また、本発明
の環状オリゴ糖は、生体膜の表面構造に影響を及ぼし
て、粘膜などへの吸収性の改善、経皮吸収性の改善を引
き起こすため、鼻、口腔、直腸、眼肺等の粘膜部位投与
剤の製剤化に利用されることが期待される。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記式(I)で示される環状オリゴ糖。 【化1】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す) - 【請求項2】 下記式(II)で示される環状オリゴ糖。 【化2】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す) - 【請求項3】 下記式(III)で示されるマルトオリゴ糖
チオグリコシドを出発物質とし、1,2−不飽和誘導体
に変換後、ヨウ素陽イオンを促進剤として分子内グリコ
シル化反応を行い環化させることを特徴とする下記式
(I)又は下記式(II)で示される環状オリゴ糖の製造
方法。 【化3】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、R′はアルキル基又はアリール基を示し、nは0〜
4の整数を示す) 【化4】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す) 【化5】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す) - 【請求項4】 下記式(IV)で示される、環状オリゴ糖
の合成中間体。 【化6】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す) - 【請求項5】 下記式(V)で示される、環状オリゴ糖
の合成中間体。 【化7】 (式中、Rは各々独立に水素原子又はアルキル基を示
し、nは0〜4の整数を示す)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30633791A JPH05140202A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 環状オリゴ糖、その製造方法及び合成中間体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30633791A JPH05140202A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 環状オリゴ糖、その製造方法及び合成中間体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05140202A true JPH05140202A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17955893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30633791A Pending JPH05140202A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 環状オリゴ糖、その製造方法及び合成中間体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05140202A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115746153A (zh) * | 2022-11-09 | 2023-03-07 | 华东理工大学 | 环甘露聚糖及其制备方法 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP30633791A patent/JPH05140202A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115746153A (zh) * | 2022-11-09 | 2023-03-07 | 华东理工大学 | 环甘露聚糖及其制备方法 |
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