JPH05139754A - ゴブ生成装置 - Google Patents
ゴブ生成装置Info
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- JPH05139754A JPH05139754A JP19491291A JP19491291A JPH05139754A JP H05139754 A JPH05139754 A JP H05139754A JP 19491291 A JP19491291 A JP 19491291A JP 19491291 A JP19491291 A JP 19491291A JP H05139754 A JPH05139754 A JP H05139754A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B7/00—Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
- C03B7/08—Feeder spouts, e.g. gob feeders
- C03B7/086—Plunger mechanisms
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 重量の異なるゴブを各々のタイミング毎に所
定重量のゴブとして安定に生成させる。 【構成】 ゴブ生成装置は直線移動するプランジャーに
よってスパウト1内の溶融ガラスをオリフィス2から押
し出し、それをシャー3で切断することによってゴブを
生成する。タイミング信号発生手段はプランジャー駆動
手段及びシャー駆動手段の動作開始信号を所定のタイミ
ングで出力する。プランジャー制御手段はプランジャー
の直線移動方向の全範囲にわたるプランジャー位置デー
タをメモリ81に記憶している。プランジャー制御手段
8はタイミング信号発生手段からプランジャー駆動手段
の動作開始信号が出力された時点で、メモリ81からプ
ランジャー位置データをアドレス順に読み出してプラン
ジャー駆動手段に出力する。これにより、プランジャー
動作開始タイミングのバラツキを大幅に減少でき、ゴブ
重量の変動を防止できる。
定重量のゴブとして安定に生成させる。 【構成】 ゴブ生成装置は直線移動するプランジャーに
よってスパウト1内の溶融ガラスをオリフィス2から押
し出し、それをシャー3で切断することによってゴブを
生成する。タイミング信号発生手段はプランジャー駆動
手段及びシャー駆動手段の動作開始信号を所定のタイミ
ングで出力する。プランジャー制御手段はプランジャー
の直線移動方向の全範囲にわたるプランジャー位置デー
タをメモリ81に記憶している。プランジャー制御手段
8はタイミング信号発生手段からプランジャー駆動手段
の動作開始信号が出力された時点で、メモリ81からプ
ランジャー位置データをアドレス順に読み出してプラン
ジャー駆動手段に出力する。これにより、プランジャー
動作開始タイミングのバラツキを大幅に減少でき、ゴブ
重量の変動を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパウト内の溶融ガラ
スをプランジャーで押し出すことによって所定重量のゴ
ブを生成するゴブ生成装置に関する。
スをプランジャーで押し出すことによって所定重量のゴ
ブを生成するゴブ生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス製品を大量に生産するガラス成形
機としては、所望形状のガラス製品をプレス加工によっ
て成形するもの(食器成形機や灰皿成形機等)、プレス
ブロー方式又はブローブロー方式の成形セクションを複
数個有する独立セクション型(IS型)のガラス壜成形
機、プレスブロー方式にてコップを成形する成形機、或
いはブロー方式にて薄肉コップの成形機などがある。
機としては、所望形状のガラス製品をプレス加工によっ
て成形するもの(食器成形機や灰皿成形機等)、プレス
ブロー方式又はブローブロー方式の成形セクションを複
数個有する独立セクション型(IS型)のガラス壜成形
機、プレスブロー方式にてコップを成形する成形機、或
いはブロー方式にて薄肉コップの成形機などがある。
【0003】これらのガラス成形機は、ガラス製品の形
状や大きさなどに応じた重量のゴブを直接プレス成形す
ることによって所望形状のガラス製品に仕上げたり、プ
レス成形又はブロー成形によって得られたパリソンと呼
ばれる半製品をブロー成形することによって所望形状の
ガラス製品に仕上げたりして、最終的なガラス製品を生
産している。
状や大きさなどに応じた重量のゴブを直接プレス成形す
ることによって所望形状のガラス製品に仕上げたり、プ
レス成形又はブロー成形によって得られたパリソンと呼
ばれる半製品をブロー成形することによって所望形状の
ガラス製品に仕上げたりして、最終的なガラス製品を生
産している。
【0004】このようなガラス成形機では、重量の安定
したゴブが常に成形機に供給されることが必要である。
なぜなら、ゴブの重量が異なると、プレス成形されたガ
ラス製品自体の肉厚や形状等が異なったり、はみ出し、
出不足等の不良が発生するし、又、ブローブロー成形さ
れた製品では、肉厚変動の原因となり、製品内容量の変
動原因であると共に、ゴブ重量が少ない場合には、製品
肉厚が極めて薄い部分が出来て、製品強度を著しく劣化
させることもあった。従って、ゴブ重量の変動を抑え、
各成形機に供給されるゴブ重量を一定に制御することに
よって、ガラス製品の不良発生を大幅に抑制することが
でき、ガラス製品の生産性を向上することができる。
したゴブが常に成形機に供給されることが必要である。
なぜなら、ゴブの重量が異なると、プレス成形されたガ
ラス製品自体の肉厚や形状等が異なったり、はみ出し、
出不足等の不良が発生するし、又、ブローブロー成形さ
れた製品では、肉厚変動の原因となり、製品内容量の変
動原因であると共に、ゴブ重量が少ない場合には、製品
肉厚が極めて薄い部分が出来て、製品強度を著しく劣化
させることもあった。従って、ゴブ重量の変動を抑え、
各成形機に供給されるゴブ重量を一定に制御することに
よって、ガラス製品の不良発生を大幅に抑制することが
でき、ガラス製品の生産性を向上することができる。
【0005】一方、従来のゴブ生成装置は、直線移動す
るプランジャーによってスパウト内の溶融ガラスをオリ
フィスから押し出し、押し出された溶融ガラスをシャー
で切断することによって所定重量のゴブを生成してい
る。ゴブの重量を一定にするためには、プランジャーの
押し出し動作に同期して、シャーが切断動作を行わなけ
ればならない。従来はプランジャーやシャーの動作はカ
ム等の機械要素の結合によって制御されていたので、機
械要素の結合状態を一旦設定してやれば、プランジャー
とシャーの動作タイミングは一定となるため、重量の安
定したゴブを供給することができた。
るプランジャーによってスパウト内の溶融ガラスをオリ
フィスから押し出し、押し出された溶融ガラスをシャー
で切断することによって所定重量のゴブを生成してい
る。ゴブの重量を一定にするためには、プランジャーの
押し出し動作に同期して、シャーが切断動作を行わなけ
ればならない。従来はプランジャーやシャーの動作はカ
ム等の機械要素の結合によって制御されていたので、機
械要素の結合状態を一旦設定してやれば、プランジャー
とシャーの動作タイミングは一定となるため、重量の安
定したゴブを供給することができた。
【0006】従来のように常に同じ重量のゴブを供給す
るだけなら、このような機械要素の結合によってプラン
ジャーやシャーの動作を制御してゴブを生成してもかま
わない。ところが、生産ラインの変更等によって、ゴブ
重量を変更する必要性が生じた場合に、従来のゴブ生成
装置だとカム等を交換したりして、交換後の動作タイミ
ングの調整等に多大の時間を要し、生産ラインのフレキ
シブルな変更が非常に困難であった。
るだけなら、このような機械要素の結合によってプラン
ジャーやシャーの動作を制御してゴブを生成してもかま
わない。ところが、生産ラインの変更等によって、ゴブ
重量を変更する必要性が生じた場合に、従来のゴブ生成
装置だとカム等を交換したりして、交換後の動作タイミ
ングの調整等に多大の時間を要し、生産ラインのフレキ
シブルな変更が非常に困難であった。
【0007】そこで、最近では、プランジャーやシャー
の動作及びその動作タイミング等を電気的に制御し、そ
れぞれ重量の異なったゴブを順次供給できるようにした
ゴブ生成装置が開発されている。この電気的制御方式の
ゴブ生成装置は、プランジャーの駆動手段にサーボモー
タを、シャーの駆動手段に流体圧シリンダを用い、サー
ボモータ及び流体圧シリンダの動作順序の制御をシーケ
ンサで行い、それらの移動位置及び移動速度等の制御を
NC装置で行っている。
の動作及びその動作タイミング等を電気的に制御し、そ
れぞれ重量の異なったゴブを順次供給できるようにした
ゴブ生成装置が開発されている。この電気的制御方式の
ゴブ生成装置は、プランジャーの駆動手段にサーボモー
タを、シャーの駆動手段に流体圧シリンダを用い、サー
ボモータ及び流体圧シリンダの動作順序の制御をシーケ
ンサで行い、それらの移動位置及び移動速度等の制御を
NC装置で行っている。
【0008】すなわち、従来の電気的制御方式のゴブ生
成装置は、3軸制御のNC装置を使用して上下方向に移
動するプランジャーのストローク位置と、プランジャー
の回転の方向及びその速度をそれぞれシーケンサからの
制御信号に応じて制御し、スパウトから所定量の溶融ガ
ラスを押し出している。そして、押し出された溶融ガラ
スをシーケンサからの制御信号に応じて動作するシャー
によって切断する。これによって、ゴブ生成装置はそれ
ぞれ重量の異なったゴブを次々と生成することができ
た。
成装置は、3軸制御のNC装置を使用して上下方向に移
動するプランジャーのストローク位置と、プランジャー
の回転の方向及びその速度をそれぞれシーケンサからの
制御信号に応じて制御し、スパウトから所定量の溶融ガ
ラスを押し出している。そして、押し出された溶融ガラ
スをシーケンサからの制御信号に応じて動作するシャー
によって切断する。これによって、ゴブ生成装置はそれ
ぞれ重量の異なったゴブを次々と生成することができ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電気
的制御方式のゴブ生成装置においては、シーケンサはプ
ログラムカウンタから出力されるタイミング信号に同期
して動作し、一連のシーケンス信号をNC装置に出力
し、NC装置はこのシーケンス信号に基づいてプランジ
ャーのストローク及び回転を制御している。
的制御方式のゴブ生成装置においては、シーケンサはプ
ログラムカウンタから出力されるタイミング信号に同期
して動作し、一連のシーケンス信号をNC装置に出力
し、NC装置はこのシーケンス信号に基づいてプランジ
ャーのストローク及び回転を制御している。
【0010】従って、プログラムカウンタが一定のタイ
ミングで規則正しくプランジャー動作開始信号やシャー
動作開始信号を出力しているにもかかわらず、シーケン
サの動作サイクル及びNC装置の動作サイクルの違いに
よって、それぞれの応答時間にばらつきが生じる。その
結果、プログラムカウンタからタイミング信号が出力さ
れてから、実際にプランジャー及びシャーが動作を始め
るまでの時間が、そのタイミング信号毎にばらつき、ス
パウトから押し出される溶融ガラスの量も安定せず、ま
たシャーの切断タイミングにもばらつきが生じることと
なり、電気的制御方式のゴブ生成装置は重量の異なるゴ
ブを順次生成することはできるが、生成されたゴブの重
量にばらつきがあり、不安定なため実用的ではないとい
う問題を有していた。
ミングで規則正しくプランジャー動作開始信号やシャー
動作開始信号を出力しているにもかかわらず、シーケン
サの動作サイクル及びNC装置の動作サイクルの違いに
よって、それぞれの応答時間にばらつきが生じる。その
結果、プログラムカウンタからタイミング信号が出力さ
れてから、実際にプランジャー及びシャーが動作を始め
るまでの時間が、そのタイミング信号毎にばらつき、ス
パウトから押し出される溶融ガラスの量も安定せず、ま
たシャーの切断タイミングにもばらつきが生じることと
なり、電気的制御方式のゴブ生成装置は重量の異なるゴ
ブを順次生成することはできるが、生成されたゴブの重
量にばらつきがあり、不安定なため実用的ではないとい
う問題を有していた。
【0011】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり,重量の異なるゴブをそれぞれのタイミング毎に所
定重量のゴブとして安定に生成することのできるゴブ生
成装置を提供することを目的とする。
あり,重量の異なるゴブをそれぞれのタイミング毎に所
定重量のゴブとして安定に生成することのできるゴブ生
成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のゴブ生成
装置は、溶融ガラスを貯蔵するスパウトと、このスパウ
ト内を直線移動して前記溶融ガラスを前記スパウトから
押し出すプランジャーと、このプランジャーの直線移動
方向におけるプランジャー位置データを入力し、それに
基づいて前記プランジャーを駆動制御するプランジャー
駆動手段と、前記スパウトに設けられ、前記プランジャ
ーの直線移動によって前記スパウトから押し出される前
記溶融ガラスの直径を制御するオリフィスと、このオリ
フィスから押し出される前記溶融ガラスを切断するシャ
ーと、このシャーを駆動制御するシャー駆動手段と、前
記プランジャー駆動手段及び前記シャー駆動手段の動作
開始信号を所定のタイミングで出力するタイミング信号
発生手段と、前記プランジャーの前記直線移動方向の全
範囲にわたる前記プランジャー位置データをメモリに記
憶しておき、前記タイミング信号発生手段からの前記動
作開始信号に応じて前記メモリから前記プランジャー位
置データを読み出して前記プランジャー駆動手段に出力
するプランジャー制御手段とから構成されるものであ
る。
装置は、溶融ガラスを貯蔵するスパウトと、このスパウ
ト内を直線移動して前記溶融ガラスを前記スパウトから
押し出すプランジャーと、このプランジャーの直線移動
方向におけるプランジャー位置データを入力し、それに
基づいて前記プランジャーを駆動制御するプランジャー
駆動手段と、前記スパウトに設けられ、前記プランジャ
ーの直線移動によって前記スパウトから押し出される前
記溶融ガラスの直径を制御するオリフィスと、このオリ
フィスから押し出される前記溶融ガラスを切断するシャ
ーと、このシャーを駆動制御するシャー駆動手段と、前
記プランジャー駆動手段及び前記シャー駆動手段の動作
開始信号を所定のタイミングで出力するタイミング信号
発生手段と、前記プランジャーの前記直線移動方向の全
範囲にわたる前記プランジャー位置データをメモリに記
憶しておき、前記タイミング信号発生手段からの前記動
作開始信号に応じて前記メモリから前記プランジャー位
置データを読み出して前記プランジャー駆動手段に出力
するプランジャー制御手段とから構成されるものであ
る。
【0013】第2の本発明のゴブ生成装置は、溶融ガラ
スを貯蔵するスパウトと、このスパウト内を直線移動し
て前記溶融ガラスを前記スパウトから押し出すプランジ
ャーと、このプランジャーの直線移動方向における現在
位置を検出し、前記直線移動方向におけるプランジャー
位置データを入力し、前記現在位置と前記プランジャー
位置データとに基づいて前記プランジャーを駆動制御す
るプランジャー駆動手段と、前記スパウトに設けられ、
前記プランジャーの直線移動によって前記スパウトから
押し出される前記溶融ガラスの直径を制御するオリフィ
スと、このオリフィスから押し出される前記溶融ガラス
を切断するシャーと、このシャーを駆動制御するシャー
駆動手段と、前記プランジャー駆動手段の動作開始信号
を所定のタイミングで出力するタイミング信号発生手段
と、前記プランジャーの前記直線移動方向の全範囲にわ
たる前記プランジャー位置データをメモリに記憶してお
き、前記タイミング信号発生手段からの前記動作開始信
号に応じて前記メモリから前記プランジャー位置データ
を読み出して前記プランジャー駆動手段に出力するプラ
ンジャー制御手段と、前記プランジャー駆動手段から出
力される前記現在位置を入力し、この現在位置に基づい
てシャー駆動手段の動作開始信号を出力するシャースタ
ート信号発生手段とから構成されるものである。
スを貯蔵するスパウトと、このスパウト内を直線移動し
て前記溶融ガラスを前記スパウトから押し出すプランジ
ャーと、このプランジャーの直線移動方向における現在
位置を検出し、前記直線移動方向におけるプランジャー
位置データを入力し、前記現在位置と前記プランジャー
位置データとに基づいて前記プランジャーを駆動制御す
るプランジャー駆動手段と、前記スパウトに設けられ、
前記プランジャーの直線移動によって前記スパウトから
押し出される前記溶融ガラスの直径を制御するオリフィ
スと、このオリフィスから押し出される前記溶融ガラス
を切断するシャーと、このシャーを駆動制御するシャー
駆動手段と、前記プランジャー駆動手段の動作開始信号
を所定のタイミングで出力するタイミング信号発生手段
と、前記プランジャーの前記直線移動方向の全範囲にわ
たる前記プランジャー位置データをメモリに記憶してお
き、前記タイミング信号発生手段からの前記動作開始信
号に応じて前記メモリから前記プランジャー位置データ
を読み出して前記プランジャー駆動手段に出力するプラ
ンジャー制御手段と、前記プランジャー駆動手段から出
力される前記現在位置を入力し、この現在位置に基づい
てシャー駆動手段の動作開始信号を出力するシャースタ
ート信号発生手段とから構成されるものである。
【0014】第3の本発明のゴブ生成装置は、溶融ガラ
スを貯蔵するスパウトと、このスパウト内を直線移動し
て前記溶融ガラスを前記スパウトから押し出すプランジ
ャーと、このプランジャーの直線移動方向におけるプラ
ンジャー位置データを入力し、それに基づいて前記プラ
ンジャーを駆動制御するプランジャー駆動手段と、前記
スパウトに設けられ、前記プランジャーの直線移動によ
って前記スパウトから押し出される前記溶融ガラスの直
径を制御するオリフィスと、このオリフィスから押し出
される前記溶融ガラスを切断するシャーと、このシャー
の直線移動方向におけるシャー位置データを入力し、そ
れに基づいて前記シャーを駆動制御するシャー駆動手段
と、前記プランジャー駆動手段の動作開始信号を所定の
タイミングで出力するタイミング信号発生手段と、前記
プランジャーの前記直線移動方向の全範囲にわたる前記
プランジャー位置データ及び前記シャー位置データをメ
モリに記憶しておき、前記タイミング信号発生手段から
の前記動作開始信号に応じて前記メモリから前記位置デ
ータ及び前記シャー位置データを同時に読み出して前記
プランジャー駆動手段及びシャー駆動手段に出力するプ
ランジャー制御手段とから構成されるものである。
スを貯蔵するスパウトと、このスパウト内を直線移動し
て前記溶融ガラスを前記スパウトから押し出すプランジ
ャーと、このプランジャーの直線移動方向におけるプラ
ンジャー位置データを入力し、それに基づいて前記プラ
ンジャーを駆動制御するプランジャー駆動手段と、前記
スパウトに設けられ、前記プランジャーの直線移動によ
って前記スパウトから押し出される前記溶融ガラスの直
径を制御するオリフィスと、このオリフィスから押し出
される前記溶融ガラスを切断するシャーと、このシャー
の直線移動方向におけるシャー位置データを入力し、そ
れに基づいて前記シャーを駆動制御するシャー駆動手段
と、前記プランジャー駆動手段の動作開始信号を所定の
タイミングで出力するタイミング信号発生手段と、前記
プランジャーの前記直線移動方向の全範囲にわたる前記
プランジャー位置データ及び前記シャー位置データをメ
モリに記憶しておき、前記タイミング信号発生手段から
の前記動作開始信号に応じて前記メモリから前記位置デ
ータ及び前記シャー位置データを同時に読み出して前記
プランジャー駆動手段及びシャー駆動手段に出力するプ
ランジャー制御手段とから構成されるものである。
【0015】
【作用】スパウトは所定量の溶融ガラスを貯蔵するタン
クであり、下側に開口部を有している。この開口部には
オリフィスが設けられており、スパウトから押し出され
る溶融ガラスの直径を決定している。プランジャーはこ
のスパウト内を直線移動して溶融ガラスをスパウト(オ
リフィス)から押し出す。プランジャー駆動手段はプラ
ンジャーの直線移動方向におけるプランジャー位置デー
タを入力し、それに基づいてプランジャーを駆動制御す
る。シャーはプランジャーの直線移動によってオリフィ
スから押し出された溶融ガラスを切断する。シャー駆動
手段はシャーの切断動作を駆動制御する。一般的なゴブ
生成装置はこのように構成されている。
クであり、下側に開口部を有している。この開口部には
オリフィスが設けられており、スパウトから押し出され
る溶融ガラスの直径を決定している。プランジャーはこ
のスパウト内を直線移動して溶融ガラスをスパウト(オ
リフィス)から押し出す。プランジャー駆動手段はプラ
ンジャーの直線移動方向におけるプランジャー位置デー
タを入力し、それに基づいてプランジャーを駆動制御す
る。シャーはプランジャーの直線移動によってオリフィ
スから押し出された溶融ガラスを切断する。シャー駆動
手段はシャーの切断動作を駆動制御する。一般的なゴブ
生成装置はこのように構成されている。
【0016】第1の本発明では、タイミング信号発生手
段はプランジャー駆動手段及びシャー駆動手段の動作開
始信号を所定のタイミングで出力し、プランジャー制御
手段はプランジャーの直線移動方向の全範囲にわたるプ
ランジャー位置データをメモリに記憶しておき、タイミ
ング信号発生手段からの動作開始信号に応じてメモリか
らプランジャー位置データを読み出してプランジャー駆
動手段に出力する。
段はプランジャー駆動手段及びシャー駆動手段の動作開
始信号を所定のタイミングで出力し、プランジャー制御
手段はプランジャーの直線移動方向の全範囲にわたるプ
ランジャー位置データをメモリに記憶しておき、タイミ
ング信号発生手段からの動作開始信号に応じてメモリか
らプランジャー位置データを読み出してプランジャー駆
動手段に出力する。
【0017】このようにプランジャー制御手段は、プラ
ンジャー駆動手段の動作開始信号が出力された時点で、
メモリからプランジャー位置データをアドレス順に読み
出してプランジャー駆動手段に出力しているので、従来
のNC装置で演算する必要もなく、さらに制御サイクル
タイムもメモリの読み出しサイクルという短いサイクル
タイムで実行でき、プランジャー動作開始タイミングの
バラツキを大幅に減少できる。その結果、第1の本発明
によれば、プランジャーの直線移動動作に対して安定し
たタイミングでシャーの切断動作を行うことができるの
で、ゴブ重量の変動を防止できる。
ンジャー駆動手段の動作開始信号が出力された時点で、
メモリからプランジャー位置データをアドレス順に読み
出してプランジャー駆動手段に出力しているので、従来
のNC装置で演算する必要もなく、さらに制御サイクル
タイムもメモリの読み出しサイクルという短いサイクル
タイムで実行でき、プランジャー動作開始タイミングの
バラツキを大幅に減少できる。その結果、第1の本発明
によれば、プランジャーの直線移動動作に対して安定し
たタイミングでシャーの切断動作を行うことができるの
で、ゴブ重量の変動を防止できる。
【0018】第2の本発明では、プランジャー駆動手段
がプランジャーの直線移動方向における現在位置を検出
し、直線移動方向におけるプランジャー位置データを入
力し、現在位置とプランジャー位置データとに基づいて
プランジャーを駆動制御する。タイミング信号発生手段
はプランジャー駆動手段の動作開始信号を所定のタイミ
ングで出力する。プランジャー制御手段はプランジャー
の直線移動方向の全範囲にわたるプランジャー位置デー
タをメモリに記憶しておき、タイミング信号発生手段か
らの動作開始信号に応じてメモリからプランジャー位置
データを読み出してプランジャー駆動手段に出力する。
がプランジャーの直線移動方向における現在位置を検出
し、直線移動方向におけるプランジャー位置データを入
力し、現在位置とプランジャー位置データとに基づいて
プランジャーを駆動制御する。タイミング信号発生手段
はプランジャー駆動手段の動作開始信号を所定のタイミ
ングで出力する。プランジャー制御手段はプランジャー
の直線移動方向の全範囲にわたるプランジャー位置デー
タをメモリに記憶しておき、タイミング信号発生手段か
らの動作開始信号に応じてメモリからプランジャー位置
データを読み出してプランジャー駆動手段に出力する。
【0019】このようにプランジャー制御手段はプラン
ジャー駆動手段の動作開始信号が出力された時点で、メ
モリからプランジャー位置データをアドレス順に読み出
してプランジャー駆動手段に出力するだけで、プランジ
ャー駆動手段はプランジャーを直線方向に駆動制御す
る。従って、第2の本発明は第1の本発明と同じように
従来のNC装置で演算する必要もなく、さらに制御サイ
クルタイムもメモリの読み出しサイクルという短いサイ
クルタイムで実行でき、プランジャー動作開始タイミン
グのばらつきを大幅に減少させることができる。
ジャー駆動手段の動作開始信号が出力された時点で、メ
モリからプランジャー位置データをアドレス順に読み出
してプランジャー駆動手段に出力するだけで、プランジ
ャー駆動手段はプランジャーを直線方向に駆動制御す
る。従って、第2の本発明は第1の本発明と同じように
従来のNC装置で演算する必要もなく、さらに制御サイ
クルタイムもメモリの読み出しサイクルという短いサイ
クルタイムで実行でき、プランジャー動作開始タイミン
グのばらつきを大幅に減少させることができる。
【0020】一方、シャースタート信号発生手段はプラ
ンジャー駆動手段から出力される現在位置を入力し、こ
の現在位置に基づいてシャー駆動手段の動作開始信号を
出力する。従って、プランジャーの動作開始タイミング
が多少ばらついたとしても、シャーの切断動作タイミン
グはプランジャーの直線移動動作に対して常に一定して
いるので、シャー切断タイミングがばらつくことはな
い。第2の本発明によれば、プランジャーの直線移動動
作とシャーの切断動作とを完全に同期させて行うことが
できるので、ゴブ重量の変動を防止できる。
ンジャー駆動手段から出力される現在位置を入力し、こ
の現在位置に基づいてシャー駆動手段の動作開始信号を
出力する。従って、プランジャーの動作開始タイミング
が多少ばらついたとしても、シャーの切断動作タイミン
グはプランジャーの直線移動動作に対して常に一定して
いるので、シャー切断タイミングがばらつくことはな
い。第2の本発明によれば、プランジャーの直線移動動
作とシャーの切断動作とを完全に同期させて行うことが
できるので、ゴブ重量の変動を防止できる。
【0021】第3の本発明では、タイミング信号発生手
段がプランジャー駆動手段の動作開始信号を所定のタイ
ミングで出力し、プランジャー制御手段がプランジャー
の直線移動方向の全範囲にわたるプランジャー位置デー
タ及びシャー位置データをメモリに記憶しておき、タイ
ミング信号発生手段からの動作開始信号に応じてメモリ
からプランジャー位置データ及びシャー位置データを読
み出してプランジャー駆動手段及びシャー駆動手段に出
力する。
段がプランジャー駆動手段の動作開始信号を所定のタイ
ミングで出力し、プランジャー制御手段がプランジャー
の直線移動方向の全範囲にわたるプランジャー位置デー
タ及びシャー位置データをメモリに記憶しておき、タイ
ミング信号発生手段からの動作開始信号に応じてメモリ
からプランジャー位置データ及びシャー位置データを読
み出してプランジャー駆動手段及びシャー駆動手段に出
力する。
【0022】このようにプランジャー制御手段はプラン
ジャー駆動手段及びシャー駆動手段の動作開始信号が出
力された時点で、メモリからプランジャー位置データ及
びシャー位置データをアドレス順に読み出してプランジ
ャー駆動手段及びシャー駆動手段に出力するだけでよ
い。従って、第3の本発明は第1の本発明と同じように
のNC装置で演算する必要もなく、さらに制御サイクル
タイムもメモリの読み出しサイクルという短いサイクル
タイムで実行できる。第3の本発明によれば、常にプラ
ンジャーとシャーとが同期して動作するようになるの
で、ゴブ重量の変動をより確実に防止することができ
る。
ジャー駆動手段及びシャー駆動手段の動作開始信号が出
力された時点で、メモリからプランジャー位置データ及
びシャー位置データをアドレス順に読み出してプランジ
ャー駆動手段及びシャー駆動手段に出力するだけでよ
い。従って、第3の本発明は第1の本発明と同じように
のNC装置で演算する必要もなく、さらに制御サイクル
タイムもメモリの読み出しサイクルという短いサイクル
タイムで実行できる。第3の本発明によれば、常にプラ
ンジャーとシャーとが同期して動作するようになるの
で、ゴブ重量の変動をより確実に防止することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明のゴブ生成装置の全体構成の
概略構成を示す図である。本実施例ではゴブ生成手段の
みが示され、ゴブ分配手段やガラス成形機等の構成につ
いては省略してある。また、本実施例では、1つのゴブ
生成装置がそれぞれ重量の異なる4種類のゴブを次々と
生成する場合について記載してある。
ら説明する。図1は本発明のゴブ生成装置の全体構成の
概略構成を示す図である。本実施例ではゴブ生成手段の
みが示され、ゴブ分配手段やガラス成形機等の構成につ
いては省略してある。また、本実施例では、1つのゴブ
生成装置がそれぞれ重量の異なる4種類のゴブを次々と
生成する場合について記載してある。
【0024】スパウト1は溶融ガラスを貯蔵するための
槽である。スパウト1はゴブをゴブ分配手段を介してガ
ラス成形機に連続的に供給するために、常に所定量以上
の溶融ガラスを貯蔵している。従って、スパウト1内の
溶融ガラスの量が所定量に維持されるように、炉から新
たな溶融ガラスが供給される。
槽である。スパウト1はゴブをゴブ分配手段を介してガ
ラス成形機に連続的に供給するために、常に所定量以上
の溶融ガラスを貯蔵している。従って、スパウト1内の
溶融ガラスの量が所定量に維持されるように、炉から新
たな溶融ガラスが供給される。
【0025】本実施例では、スパウト1内の溶融ガラス
の温度Tgを計測するために熱電対をスパウト1内に設
け、溶融ガラスの液面高さHgを測定するために浮きを
利用した液面センサをスパウト1の側壁に設けている。
尚、これらのセンサの図示は省略してある。液面センサ
からの液面高さHgが所定値以下になったら炉から新た
な溶融ガラスが供給されるようになっている。
の温度Tgを計測するために熱電対をスパウト1内に設
け、溶融ガラスの液面高さHgを測定するために浮きを
利用した液面センサをスパウト1の側壁に設けている。
尚、これらのセンサの図示は省略してある。液面センサ
からの液面高さHgが所定値以下になったら炉から新た
な溶融ガラスが供給されるようになっている。
【0026】オリフィス2は、スパウト1から押し出さ
れる溶融ガラスの直径を決定するものであり、スパウト
1の下側出口付近に取り付けられている。このオリフィ
ス2の口径を変えることによってゴブの直径を任意の値
に設定することができる。本実施例では、開口が1個の
シングルオリフィスについて示す。尚、2個の開口を有
するダブルオリフィスを使用してもよいことはいうまで
もない。
れる溶融ガラスの直径を決定するものであり、スパウト
1の下側出口付近に取り付けられている。このオリフィ
ス2の口径を変えることによってゴブの直径を任意の値
に設定することができる。本実施例では、開口が1個の
シングルオリフィスについて示す。尚、2個の開口を有
するダブルオリフィスを使用してもよいことはいうまで
もない。
【0027】シャー3はオリフィス2から押し出される
溶融ガラスを切断し、ゴブの長さ、即ちゴブ重量を決定
するものである。従って、シャー3によるゴブ切断動作
のタイミングを調整することによってゴブ重量を適宜制
御することができる。
溶融ガラスを切断し、ゴブの長さ、即ちゴブ重量を決定
するものである。従って、シャー3によるゴブ切断動作
のタイミングを調整することによってゴブ重量を適宜制
御することができる。
【0028】なお、オリフィス2がダブルオリフィスの
場合は、シャー3をそれぞれの開口に対して設け、それ
ぞれの開口に設けられたシャー3のゴブ切断動作タイミ
ングを別々に制御する。それは、オリフィス2がダブル
オリフィスの場合に、2個の開口から同じ量の溶融ガラ
スが押し出されなければならないが、ダブルオリフィス
の中心位置とプランジャー5の中心位置がそれぞれ一致
しない場合、2個の開口から押し出される溶融ガラスの
量が異なるからである。故に、シャー3のゴブ切断動作
のタイミングを別々に制御することによって、それぞれ
の開口から押し出された溶融ガラスから重量の同じゴブ
を成形できるようにするためである。また、これとは逆
にシャー3の切断動作タイミングを積極的に異ならせる
ことによって、それぞれ重量の異なるゴブを生成するよ
うにしてもよいことはいうまでもない。
場合は、シャー3をそれぞれの開口に対して設け、それ
ぞれの開口に設けられたシャー3のゴブ切断動作タイミ
ングを別々に制御する。それは、オリフィス2がダブル
オリフィスの場合に、2個の開口から同じ量の溶融ガラ
スが押し出されなければならないが、ダブルオリフィス
の中心位置とプランジャー5の中心位置がそれぞれ一致
しない場合、2個の開口から押し出される溶融ガラスの
量が異なるからである。故に、シャー3のゴブ切断動作
のタイミングを別々に制御することによって、それぞれ
の開口から押し出された溶融ガラスから重量の同じゴブ
を成形できるようにするためである。また、これとは逆
にシャー3の切断動作タイミングを積極的に異ならせる
ことによって、それぞれ重量の異なるゴブを生成するよ
うにしてもよいことはいうまでもない。
【0029】プランジャー5は、そのストローク位置に
応じた速度で回転し、その回転方向(時計回り又は反時
計回り)及び回転速度に応じてスパウト1内の溶融ガラ
スのオリフィス2への流れを調節し、オリフィス2の開
口から押し出される溶融ガラスの量を制御している。ま
た、プランジャー5の回転によってスパウト1内の溶融
ガラスの均質化とその温度の均一化を図っている。
応じた速度で回転し、その回転方向(時計回り又は反時
計回り)及び回転速度に応じてスパウト1内の溶融ガラ
スのオリフィス2への流れを調節し、オリフィス2の開
口から押し出される溶融ガラスの量を制御している。ま
た、プランジャー5の回転によってスパウト1内の溶融
ガラスの均質化とその温度の均一化を図っている。
【0030】また、プランジャー5は回転軸方向に沿っ
て直線往復(ストローク)運動を行い、この直線往復運
動の位置及び速度によってオリフィス2から押し出され
る溶融ガラスの量(直径)を制御している。すなわち、
プランジャー5の移動速度を大きくすると溶融ガラスの
直径は大きくなり、小さくすると溶融ガラスの直径も小
さくなる。従って、溶融ガラスの直径の大きい部分と小
さい部分とを形成し、その小さい部分をシャー3で切断
するようにしている。プランジャー5の移動速度によっ
て、オリフィス2から押し出される溶融ガラスの量が大
体決定され、プランジャー5の回転方向及び回転速度に
よってその押し出し量の微調整が行われるようになって
いる。
て直線往復(ストローク)運動を行い、この直線往復運
動の位置及び速度によってオリフィス2から押し出され
る溶融ガラスの量(直径)を制御している。すなわち、
プランジャー5の移動速度を大きくすると溶融ガラスの
直径は大きくなり、小さくすると溶融ガラスの直径も小
さくなる。従って、溶融ガラスの直径の大きい部分と小
さい部分とを形成し、その小さい部分をシャー3で切断
するようにしている。プランジャー5の移動速度によっ
て、オリフィス2から押し出される溶融ガラスの量が大
体決定され、プランジャー5の回転方向及び回転速度に
よってその押し出し量の微調整が行われるようになって
いる。
【0031】なお、オリフィス2にダブルオリフィスを
使用した場合は、2個の開口から同じ量の溶融ガラスが
押し出されるようにするために、ダブルオリフィスの中
心位置とプランジャー5の中心位置とを一致させる必要
がある。
使用した場合は、2個の開口から同じ量の溶融ガラスが
押し出されるようにするために、ダブルオリフィスの中
心位置とプランジャー5の中心位置とを一致させる必要
がある。
【0032】プランジャーホルダ51は、プランジャー
5を回転自在に保持し、回転シャフト52の回転に伴っ
て上下方向に移動する。このプランジャーホルダ51の
上下運動がプランジャー5のストローク位置を決定す
る。従って、回転シャフト52の回転方向及び回転速度
を制御することによって、プランジャーのストローク位
置を制御することができる。
5を回転自在に保持し、回転シャフト52の回転に伴っ
て上下方向に移動する。このプランジャーホルダ51の
上下運動がプランジャー5のストローク位置を決定す
る。従って、回転シャフト52の回転方向及び回転速度
を制御することによって、プランジャーのストローク位
置を制御することができる。
【0033】プランジャーホルダ51にはプランジャー
5を回転駆動するサーボモータ6pが設けられている。
このサーボモータ6pとプランジャー5とはギア手段7
pを介して結合されている。ギア手段7pはサーボモー
タ6pの回転軸方向の回転力をプランジャー5の回転軸
方向の回転力に変換するものである。従って、プランジ
ャー5はサーボモータ6pの回転に同期して回転する。
5を回転駆動するサーボモータ6pが設けられている。
このサーボモータ6pとプランジャー5とはギア手段7
pを介して結合されている。ギア手段7pはサーボモー
タ6pの回転軸方向の回転力をプランジャー5の回転軸
方向の回転力に変換するものである。従って、プランジ
ャー5はサーボモータ6pの回転に同期して回転する。
【0034】サーボモータ6pは例えば同期型のACサ
ーボモータから構成される。サーボモータ6pには、そ
の現在位置をアブソリュートに検出するための回転位置
検出装置5pが結合されている。この回転位置検出装置
5pとしては、例えば特開昭57−70406号公報又
は特開昭58−106691号公報に示されたような誘
導型の位相シフト型の回転位置センサを使用する。回転
位置検出装置5pの出力は回転速度制御手段4pに入力
され、デジタルの位置データに変換され、プランジャー
5の回転方向及び回転速度の制御に利用される。
ーボモータから構成される。サーボモータ6pには、そ
の現在位置をアブソリュートに検出するための回転位置
検出装置5pが結合されている。この回転位置検出装置
5pとしては、例えば特開昭57−70406号公報又
は特開昭58−106691号公報に示されたような誘
導型の位相シフト型の回転位置センサを使用する。回転
位置検出装置5pの出力は回転速度制御手段4pに入力
され、デジタルの位置データに変換され、プランジャー
5の回転方向及び回転速度の制御に利用される。
【0035】回転速度制御手段4pは回転位置検出装置
5pからの位置データPdp及びプランジャー制御手段
8からのPL回転データ(プランジャー5の回転速度指
令信号)Rdを入力し、回転位置検出装置5pの位置デ
ータPdpから求まる回転速度PpとPL回転データR
dとの偏差を求め、その偏差に応じた電流指令信号(ト
ルク信号)Tpを発生し、その電流指令信号Tpに応じ
てサーボモータ6pを駆動制御している。
5pからの位置データPdp及びプランジャー制御手段
8からのPL回転データ(プランジャー5の回転速度指
令信号)Rdを入力し、回転位置検出装置5pの位置デ
ータPdpから求まる回転速度PpとPL回転データR
dとの偏差を求め、その偏差に応じた電流指令信号(ト
ルク信号)Tpを発生し、その電流指令信号Tpに応じ
てサーボモータ6pを駆動制御している。
【0036】回転シャフト52は、プランジャー5の上
下方向のストローク(スパウト1の底面からの高さ)を
調節するものであり、プランジャー5を1回転当たり1
mmの割合で上下方向に移動させる。ギア手段7hはサ
ーボモータ6hの回転軸方向の回転力を回転シャフト5
2の回転軸方向の回転力に変換するものである。サーボ
モータ6hはサーボモータ6pと同様に同期型のACサ
ーボモータで構成される。
下方向のストローク(スパウト1の底面からの高さ)を
調節するものであり、プランジャー5を1回転当たり1
mmの割合で上下方向に移動させる。ギア手段7hはサ
ーボモータ6hの回転軸方向の回転力を回転シャフト5
2の回転軸方向の回転力に変換するものである。サーボ
モータ6hはサーボモータ6pと同様に同期型のACサ
ーボモータで構成される。
【0037】回転位置検出装置5hはサーボモータ6h
に結合され、サーボモータ6hすなわち回転シャフト5
2の回転位置を検出する。この回転位置検出装置5hは
回転位置検出装置5pと同じ構成である。回転位置検出
装置5hの出力はプランジャー位置速度制御手段4hに
入力され、デジタルの位置データに変換され、プランジ
ャー5の上下ストローク位置の制御に利用される。な
お、回転位置検出装置5hは回転シャフト52に直接設
けてもよい。
に結合され、サーボモータ6hすなわち回転シャフト5
2の回転位置を検出する。この回転位置検出装置5hは
回転位置検出装置5pと同じ構成である。回転位置検出
装置5hの出力はプランジャー位置速度制御手段4hに
入力され、デジタルの位置データに変換され、プランジ
ャー5の上下ストローク位置の制御に利用される。な
お、回転位置検出装置5hは回転シャフト52に直接設
けてもよい。
【0038】プランジャー位置速度制御手段4hは回転
位置検出装置5hからの位置データPdh及びプランジ
ャー制御手段8からのPLストローク位置データ(プラ
ンジャー5のストローク位置指令信号)Pdを入力し、
回転位置検出装置5hの位置データPdhから求まる移
動速度PhとPLストローク位置データPdとの偏差を
求め、その偏差に応じた電流指令信号(トルク信号)T
hを発生し、その電流指令信号Thに応じてサーボモー
タ6hを駆動制御している。
位置検出装置5hからの位置データPdh及びプランジ
ャー制御手段8からのPLストローク位置データ(プラ
ンジャー5のストローク位置指令信号)Pdを入力し、
回転位置検出装置5hの位置データPdhから求まる移
動速度PhとPLストローク位置データPdとの偏差を
求め、その偏差に応じた電流指令信号(トルク信号)T
hを発生し、その電流指令信号Thに応じてサーボモー
タ6hを駆動制御している。
【0039】シャー3にはその切断動作を制御するため
のサーボモータ6sがボールネジを介して結合されてい
る。シャー3はサーボモータ6sによって回転するボー
ルネジの回転に応じて直線方向(パラレル方向)に移動
し、オリフィス2から押し出される溶融ガラスを切断す
る。従って、シャー3はサーボモータ6sの回転に応じ
て直線方向に移動し、押し出された溶融ガラスの切断動
作を実行する。サーボモータ6sはサーボモータ6pと
同様に同期型のACサーボモータで構成される。なお、
シャー3はアーク方向に移動するものであってもよい。
のサーボモータ6sがボールネジを介して結合されてい
る。シャー3はサーボモータ6sによって回転するボー
ルネジの回転に応じて直線方向(パラレル方向)に移動
し、オリフィス2から押し出される溶融ガラスを切断す
る。従って、シャー3はサーボモータ6sの回転に応じ
て直線方向に移動し、押し出された溶融ガラスの切断動
作を実行する。サーボモータ6sはサーボモータ6pと
同様に同期型のACサーボモータで構成される。なお、
シャー3はアーク方向に移動するものであってもよい。
【0040】回転位置検出装置5sはサーボモータ6s
に結合され、サーボモータ6sの回転位置すなわちシャ
ーの直線位置を検出する。この回転位置検出装置5sは
回転位置検出装置5pと同じ構成である。回転位置検出
装置5sの出力はシャー位置速度制御手段4sに入力さ
れ、デジタルの位置データに変換され、シャー3の切断
動作制御に利用される。
に結合され、サーボモータ6sの回転位置すなわちシャ
ーの直線位置を検出する。この回転位置検出装置5sは
回転位置検出装置5pと同じ構成である。回転位置検出
装置5sの出力はシャー位置速度制御手段4sに入力さ
れ、デジタルの位置データに変換され、シャー3の切断
動作制御に利用される。
【0041】シャー位置速度制御手段4sは回転位置検
出装置5sからの位置データPds及びプランジャー制
御手段8からのシャー位置データ(シャー3の位置指令
信号)Sdを入力し、回転位置検出装置5sの位置デー
タPsから求まる移動速度とシャー位置データSdとの
偏差を求め、その偏差に応じた電流指令信号(トルク信
号)Tsを発生し、その電流指令信号Tsに応じた電流
でサーボモータ6sを駆動制御している。
出装置5sからの位置データPds及びプランジャー制
御手段8からのシャー位置データ(シャー3の位置指令
信号)Sdを入力し、回転位置検出装置5sの位置デー
タPsから求まる移動速度とシャー位置データSdとの
偏差を求め、その偏差に応じた電流指令信号(トルク信
号)Tsを発生し、その電流指令信号Tsに応じた電流
でサーボモータ6sを駆動制御している。
【0042】このサーボモータ6h,6sの代わりに流
体圧シリンダを用いてもよい。流体圧シリンダはシリン
ダロッドの直線位置を流体圧によって制御するものであ
り、シリンダロッド、シリンダ及びその両側に設けられ
た流体室とからなり、この流体室内の流体圧をサーボバ
ルブによって可変制御することによって、シリンダロッ
ドに機械的に結合されたプランジャーホルダ51又はシ
ャー3を直線移動させる。従って、シリンダロッドを流
体圧にて駆動することによってプランジャーホルダ51
又はシャー3の直線運動を制御することができる。
体圧シリンダを用いてもよい。流体圧シリンダはシリン
ダロッドの直線位置を流体圧によって制御するものであ
り、シリンダロッド、シリンダ及びその両側に設けられ
た流体室とからなり、この流体室内の流体圧をサーボバ
ルブによって可変制御することによって、シリンダロッ
ドに機械的に結合されたプランジャーホルダ51又はシ
ャー3を直線移動させる。従って、シリンダロッドを流
体圧にて駆動することによってプランジャーホルダ51
又はシャー3の直線運動を制御することができる。
【0043】このとき、流体圧シリンダにはシリンダロ
ッドの直線位置をアブソリュートに検出するための直線
位置検出装置を流体圧シリンダ内に有する直線位置検出
装置内蔵型の流体圧シリンダを使用すればよい。この直
線位置検出装置内蔵型の流体圧シリンダの詳細構成につ
いては実開昭57−135917号公報、実開昭58−
136718号公報又は実開昭59−175105号公
報等において開示されているので、ここでは省略する。
ッドの直線位置をアブソリュートに検出するための直線
位置検出装置を流体圧シリンダ内に有する直線位置検出
装置内蔵型の流体圧シリンダを使用すればよい。この直
線位置検出装置内蔵型の流体圧シリンダの詳細構成につ
いては実開昭57−135917号公報、実開昭58−
136718号公報又は実開昭59−175105号公
報等において開示されているので、ここでは省略する。
【0044】プランジャー制御手段8はスパウト1内の
センサから溶融ガラスの温度信号Tg及び液面高さ信号
Hgを入力すると共に、プログラムカウンタ10からP
Lスタート信号Pls1〜Pls4及びシャースタート
信号Sstを入力し、これらの信号に基づいてゴブ重量
を一定に制御するための制御信号、すなわち、プランジ
ャー5のストローク位置及び回転を制御するためのPL
ストローク位置データPd及びPL回転データRdを位
置速度制御手段4h及び回転速度制御手段4pに、シャ
ー3の切断動作を制御するためのシャー位置データSd
を位置速度制御手段4sにそれぞれ出力する。
センサから溶融ガラスの温度信号Tg及び液面高さ信号
Hgを入力すると共に、プログラムカウンタ10からP
Lスタート信号Pls1〜Pls4及びシャースタート
信号Sstを入力し、これらの信号に基づいてゴブ重量
を一定に制御するための制御信号、すなわち、プランジ
ャー5のストローク位置及び回転を制御するためのPL
ストローク位置データPd及びPL回転データRdを位
置速度制御手段4h及び回転速度制御手段4pに、シャ
ー3の切断動作を制御するためのシャー位置データSd
を位置速度制御手段4sにそれぞれ出力する。
【0045】プランジャー制御手段8はCPU、プログ
ラムROM、ワーキングRAM、データRAM等(図示
せず)からなるマイクロプロセッサ構成となっており、
特に、プランジャー制御手段8はデータRAMとして、
プランジャー位置データメモリ81、回転データメモリ
82及びシャー位置データメモリ83を内蔵している。
ラムROM、ワーキングRAM、データRAM等(図示
せず)からなるマイクロプロセッサ構成となっており、
特に、プランジャー制御手段8はデータRAMとして、
プランジャー位置データメモリ81、回転データメモリ
82及びシャー位置データメモリ83を内蔵している。
【0046】プランジャー位置データメモリ81には、
図3のPLストローク位置データPdのような4種類の
位置データが記憶されている。回転データメモリ82に
は図3のPL回転データRdのような回転データが記憶
されている。シャー位置データメモリ83には図3のシ
ャー位置データSdのような位置データが記憶されてい
る。図3の横軸の時間tが各メモリのアドレスに対応し
ており、アドレスが時間と共に変化する度に、所定のデ
ータ(Pd,Rd,Sd)が各メモリから読み出される
ようになっている。なお、プランジャー位置データメモ
リ81と回転データメモリ82には共通のアドレス領域
が割り当てられており、1つのアドレスによって同時に
異なるデータPd,Rdが読み出されるようになってい
る。
図3のPLストローク位置データPdのような4種類の
位置データが記憶されている。回転データメモリ82に
は図3のPL回転データRdのような回転データが記憶
されている。シャー位置データメモリ83には図3のシ
ャー位置データSdのような位置データが記憶されてい
る。図3の横軸の時間tが各メモリのアドレスに対応し
ており、アドレスが時間と共に変化する度に、所定のデ
ータ(Pd,Rd,Sd)が各メモリから読み出される
ようになっている。なお、プランジャー位置データメモ
リ81と回転データメモリ82には共通のアドレス領域
が割り当てられており、1つのアドレスによって同時に
異なるデータPd,Rdが読み出されるようになってい
る。
【0047】プランジャー位置データメモリ81のPL
ストローク位置データPdは位置速度制御手段4hに、
回転データメモリ82のPL回転データRdは回転速度
制御手段4pに、シャー位置データメモリ83のシャー
位置データSdは位置速度制御手段4sにそれぞれ取り
込まれ、それらの制御に利用される。
ストローク位置データPdは位置速度制御手段4hに、
回転データメモリ82のPL回転データRdは回転速度
制御手段4pに、シャー位置データメモリ83のシャー
位置データSdは位置速度制御手段4sにそれぞれ取り
込まれ、それらの制御に利用される。
【0048】上位コントローラ9はプランジャー制御手
段8の動作環境等を設定するものであり、プランジャー
位置データメモリ81、回転データメモリ82及びシャ
ー位置データメモリ83等のデータを更新したりする。
上位コントローラ9は、市販されているパーソナルコン
ピュータ等が適用される。
段8の動作環境等を設定するものであり、プランジャー
位置データメモリ81、回転データメモリ82及びシャ
ー位置データメモリ83等のデータを更新したりする。
上位コントローラ9は、市販されているパーソナルコン
ピュータ等が適用される。
【0049】プログラムカウンタ10は発振器からのパ
ルスをカウントして同期信号を発生するものである。こ
のプログラムカウンタ10は同期信号の発生タイミング
をプログラマブルに設定でき、図3のようなPLスター
ト信号Pls1,Pls2,Pls3,Pls4及びシ
ャースタート信号Sst等をそれぞれのタイミングで正
確に出力する。
ルスをカウントして同期信号を発生するものである。こ
のプログラムカウンタ10は同期信号の発生タイミング
をプログラマブルに設定でき、図3のようなPLスター
ト信号Pls1,Pls2,Pls3,Pls4及びシ
ャースタート信号Sst等をそれぞれのタイミングで正
確に出力する。
【0050】プランジャー制御手段8は、図3に示すよ
うに、このプログラムカンウタ10から出力されるPL
スタート信号Pls1,Pls2,Pls3,Pls4
の立上り時点に同期して、プランジャー位置データメモ
リ81からPLストローク位置データPdを、回転デー
タメモリ82からPL回転データRdをそれぞれ読み出
し、位置速度制御手段4h及び回転速度制御手段4pに
出力する。また、プランジャー制御手段8は、このプロ
グラムカウンタ10から出力されるシャースタート信号
Sstの立上り時点に同期して、シャー位置データメモ
リ83からシャー位置データSdを読み出し、位置速度
制御手段4sに出力する。
うに、このプログラムカンウタ10から出力されるPL
スタート信号Pls1,Pls2,Pls3,Pls4
の立上り時点に同期して、プランジャー位置データメモ
リ81からPLストローク位置データPdを、回転デー
タメモリ82からPL回転データRdをそれぞれ読み出
し、位置速度制御手段4h及び回転速度制御手段4pに
出力する。また、プランジャー制御手段8は、このプロ
グラムカウンタ10から出力されるシャースタート信号
Sstの立上り時点に同期して、シャー位置データメモ
リ83からシャー位置データSdを読み出し、位置速度
制御手段4sに出力する。
【0051】図2はプランジャー位置速度制御手段4
h、シャー位置速度制御手段4s及び回転速度制御手段
4pの詳細構成を示す図である。なお、プランジャー位
置速度制御手段4hとシャー位置速度制御手段4sと
は、制御する対象及び制御信号が異なる他は大体の構成
は同じである。また、回転速度制御手段4pは、プラン
ジャー位置速度制御手段4h又はシャー位置速度制御手
段4sの構成要素の一部を省略したものとなっている。
h、シャー位置速度制御手段4s及び回転速度制御手段
4pの詳細構成を示す図である。なお、プランジャー位
置速度制御手段4hとシャー位置速度制御手段4sと
は、制御する対象及び制御信号が異なる他は大体の構成
は同じである。また、回転速度制御手段4pは、プラン
ジャー位置速度制御手段4h又はシャー位置速度制御手
段4sの構成要素の一部を省略したものとなっている。
【0052】プランジャー位置速度制御手段4hは位置
制御部H1と、速度制御部H2と、電流制御部H3と、
位置センサ変換手段H4と、速度演算部H5とから構成
される。位置制御部H1は、プランジャー位置データメ
モリ81、速度制御部H2及び位置センサ変換手段H4
に接続されており、サーボモータ6hの目標位置を示す
PLストローク位置データ(位置指令信号)Pdと、サ
ーボモータ6hのそれぞれの現在位置を示す位置データ
Phを入力する。
制御部H1と、速度制御部H2と、電流制御部H3と、
位置センサ変換手段H4と、速度演算部H5とから構成
される。位置制御部H1は、プランジャー位置データメ
モリ81、速度制御部H2及び位置センサ変換手段H4
に接続されており、サーボモータ6hの目標位置を示す
PLストローク位置データ(位置指令信号)Pdと、サ
ーボモータ6hのそれぞれの現在位置を示す位置データ
Phを入力する。
【0053】位置制御部H1は、位置指令信号Pdと位
置データPhとの間の位置偏差を求め、その位置偏差に
応じた速度指令信号Fhを速度制御部H2に出力する。
なお、位置センサ変換手段H4は直線位置検出装置5h
からの位置データPdhに基づいてサーボモータ6hの
界磁の切換位置を制御するための位相信号C1を生成
し、電流制御部H3に出力する。
置データPhとの間の位置偏差を求め、その位置偏差に
応じた速度指令信号Fhを速度制御部H2に出力する。
なお、位置センサ変換手段H4は直線位置検出装置5h
からの位置データPdhに基づいてサーボモータ6hの
界磁の切換位置を制御するための位相信号C1を生成
し、電流制御部H3に出力する。
【0054】速度制御部H2は位置制御部H1、電流制
御部H3及び速度演算部H5に接続されおり、位置制御
部H1からの速度指令信号Fhとサーボモータ6hの現
在速度を示す速度信号F1とを入力する。速度信号F1
は位置センサ変換手段H4の位置データPhを速度演算
部H5によって変換したものである。速度演算部H5は
位置センサ変換手段H4の位置データPhを入力し、所
定の単位時間当たりの位置データPhの変化量に基づい
たデジタル演算によりサーボモータの回転速度F1を演
算している。速度制御部H2は速度指令信号Fhと速度
信号F1との間の速度偏差を求め、この速度偏差に応じ
たサーボモータ6hの電流指令信号(トルク信号)Th
を電流制御部H3に出力する。
御部H3及び速度演算部H5に接続されおり、位置制御
部H1からの速度指令信号Fhとサーボモータ6hの現
在速度を示す速度信号F1とを入力する。速度信号F1
は位置センサ変換手段H4の位置データPhを速度演算
部H5によって変換したものである。速度演算部H5は
位置センサ変換手段H4の位置データPhを入力し、所
定の単位時間当たりの位置データPhの変化量に基づい
たデジタル演算によりサーボモータの回転速度F1を演
算している。速度制御部H2は速度指令信号Fhと速度
信号F1との間の速度偏差を求め、この速度偏差に応じ
たサーボモータ6hの電流指令信号(トルク信号)Th
を電流制御部H3に出力する。
【0055】電流制御部H3は速度制御部H2、位置セ
ンサ変換手段H4及びサーボモータ6hに接続されてお
り、電流指令信号(トルク信号)Th及び位相信号C1
を入力し、それに基づいて3相のPWM信号を生成して
パワートランジスタを駆動し、サーボモータ6hの各相
(U相、V相、W相)に駆動電流を供給する。このと
き、電流検出アイソレータCTによってU相及びV相の
電流値の電流フィードバック信号T1が電流制御部H3
にフィードバックされる。電流制御部H3は、各相の電
流指令信号(トルク信号)Thと各相の電流フィードバ
ック信号T1との偏差を増幅した駆動電流をサーボモー
タ6hに供給する。
ンサ変換手段H4及びサーボモータ6hに接続されてお
り、電流指令信号(トルク信号)Th及び位相信号C1
を入力し、それに基づいて3相のPWM信号を生成して
パワートランジスタを駆動し、サーボモータ6hの各相
(U相、V相、W相)に駆動電流を供給する。このと
き、電流検出アイソレータCTによってU相及びV相の
電流値の電流フィードバック信号T1が電流制御部H3
にフィードバックされる。電流制御部H3は、各相の電
流指令信号(トルク信号)Thと各相の電流フィードバ
ック信号T1との偏差を増幅した駆動電流をサーボモー
タ6hに供給する。
【0056】なお、電流制御部H3は、サーボモータ6
hのオーバーロード、電源電圧低下、過電流、過電圧及
びオーバーヒート等の制御状態を検出する機能を有して
おり、また、これらの制御状態を示すサーボステイタス
信号と、電流アンプの定格を示すIDコードと、制御対
象となるサーボモータの定格を示すモータ定格コード等
の各種データを格納するメモリを有する。
hのオーバーロード、電源電圧低下、過電流、過電圧及
びオーバーヒート等の制御状態を検出する機能を有して
おり、また、これらの制御状態を示すサーボステイタス
信号と、電流アンプの定格を示すIDコードと、制御対
象となるサーボモータの定格を示すモータ定格コード等
の各種データを格納するメモリを有する。
【0057】電流制御部H3内のメモリに格納されてい
るデータは、必要に応じてデータ線及びシリアル通信イ
ンターフェイス等(図示せず)を介してプランジャー制
御手段8に送信される。なお、モータ定格コードは上記
メモリ内にテーブルとして記憶されている。従って、各
電流制御部H3は送信されてきたデータに応じた制御を
行う。例えば、サーボモータの駆動に関するデータの場
合は、そのデータに基づいて駆動電流をサーボモータに
供給する。また、サーボモータの定格を示すテーブル番
号が送信されてきた場合は、そのテーブル番号に応じて
電流制御部H3の駆動電流がそのサーボモータの定格に
応じたものに変更される。
るデータは、必要に応じてデータ線及びシリアル通信イ
ンターフェイス等(図示せず)を介してプランジャー制
御手段8に送信される。なお、モータ定格コードは上記
メモリ内にテーブルとして記憶されている。従って、各
電流制御部H3は送信されてきたデータに応じた制御を
行う。例えば、サーボモータの駆動に関するデータの場
合は、そのデータに基づいて駆動電流をサーボモータに
供給する。また、サーボモータの定格を示すテーブル番
号が送信されてきた場合は、そのテーブル番号に応じて
電流制御部H3の駆動電流がそのサーボモータの定格に
応じたものに変更される。
【0058】シャー位置速度制御手段4sは位置制御部
S1と、速度制御部S2と、電流制御部S3と、位置セ
ンサ変換手段S4と、速度演算部S5とから構成され
る。位置制御部S1は、シャー位置データメモリ83、
速度制御部S2及び位置センサ変換手段S4に接続され
ており、サーボモータ6sの目標位置を示すシャー位置
データ(位置指令信号)Sdと、サーボモータ6sのそ
れぞれの現在位置を示す位置データPsを入力する。
S1と、速度制御部S2と、電流制御部S3と、位置セ
ンサ変換手段S4と、速度演算部S5とから構成され
る。位置制御部S1は、シャー位置データメモリ83、
速度制御部S2及び位置センサ変換手段S4に接続され
ており、サーボモータ6sの目標位置を示すシャー位置
データ(位置指令信号)Sdと、サーボモータ6sのそ
れぞれの現在位置を示す位置データPsを入力する。
【0059】位置制御部S1は、位置指令信号Sdと位
置データPsとの間の位置偏差を求め、その位置偏差に
応じた速度指令信号Fsを速度制御部S2に出力する。
なお、位置センサ変換手段S4は直線位置検出装置5s
からの位置データPdsに基づいてサーボモータ6sの
界磁の切換位置を制御するための位相信号C2を生成
し、電流制御部S3に出力する。
置データPsとの間の位置偏差を求め、その位置偏差に
応じた速度指令信号Fsを速度制御部S2に出力する。
なお、位置センサ変換手段S4は直線位置検出装置5s
からの位置データPdsに基づいてサーボモータ6sの
界磁の切換位置を制御するための位相信号C2を生成
し、電流制御部S3に出力する。
【0060】速度制御部S2は位置制御部S1、電流制
御部S3及び速度演算部S5に接続されおり、位置制御
部S1からの速度指令信号Fsとサーボモータ6sの現
在速度を示す速度信号F2とを入力する。速度信号F2
は位置センサ変換手段S4の位置データPsを速度演算
部S5によって変換したものである。速度演算部S5は
位置センサ変換手段S4の位置データPsを入力し、所
定の単位時間当たりの位置データPsの変化量に基づい
たデジタル演算によりサーボモータの回転速度F2を演
算している。速度制御部S2は速度指令信号Fsと速度
信号F2との間の速度偏差を求め、この速度偏差に応じ
たサーボモータ6sの電流指令信号(トルク信号)Ts
を電流制御部S3に出力する。
御部S3及び速度演算部S5に接続されおり、位置制御
部S1からの速度指令信号Fsとサーボモータ6sの現
在速度を示す速度信号F2とを入力する。速度信号F2
は位置センサ変換手段S4の位置データPsを速度演算
部S5によって変換したものである。速度演算部S5は
位置センサ変換手段S4の位置データPsを入力し、所
定の単位時間当たりの位置データPsの変化量に基づい
たデジタル演算によりサーボモータの回転速度F2を演
算している。速度制御部S2は速度指令信号Fsと速度
信号F2との間の速度偏差を求め、この速度偏差に応じ
たサーボモータ6sの電流指令信号(トルク信号)Ts
を電流制御部S3に出力する。
【0061】電流制御部S3は速度制御部S2、位置セ
ンサ変換手段S4及びサーボモータ6sに接続されてお
り、電流指令信号(トルク信号)Ts及び位相信号C2
を入力し、それに基づいて3相のPWM信号を生成して
パワートランジスタを駆動し、サーボモータ6sの各相
(U相、V相、W相)に駆動電流を供給する。このと
き、電流検出アイソレータCTによってU相及びV相の
電流値の電流フィードバック信号T2が電流制御部S3
にフィードバックされる。電流制御部S3は、各相の電
流指令信号(トルク信号)Tsと各相の電流フィードバ
ック信号T2との偏差を増幅した駆動電流をサーボモー
タ6sに供給する。
ンサ変換手段S4及びサーボモータ6sに接続されてお
り、電流指令信号(トルク信号)Ts及び位相信号C2
を入力し、それに基づいて3相のPWM信号を生成して
パワートランジスタを駆動し、サーボモータ6sの各相
(U相、V相、W相)に駆動電流を供給する。このと
き、電流検出アイソレータCTによってU相及びV相の
電流値の電流フィードバック信号T2が電流制御部S3
にフィードバックされる。電流制御部S3は、各相の電
流指令信号(トルク信号)Tsと各相の電流フィードバ
ック信号T2との偏差を増幅した駆動電流をサーボモー
タ6sに供給する。
【0062】なお、電流制御部S3は、電流制御部H3
と同様にサーボモータ6sの制御状態を検出する機能を
有しており、各種データを格納するメモリも有する。そ
して、電流制御部S3内のメモリに格納されているデー
タは、データ線及びシリアル通信インターフェイス等
(図示せず)を介してプランジャー制御手段8に送信さ
れる。
と同様にサーボモータ6sの制御状態を検出する機能を
有しており、各種データを格納するメモリも有する。そ
して、電流制御部S3内のメモリに格納されているデー
タは、データ線及びシリアル通信インターフェイス等
(図示せず)を介してプランジャー制御手段8に送信さ
れる。
【0063】回転速度制御手段4pは速度制御部P2、
電流制御部P3、位置センサ変換手段P4及び速度演算
部P5から構成される。すなわち、回転速度制御手段4
pはプランジャー位置速度制御手段4h又はシャー位置
速度制御手段4sのの位置制御部H1又はS1が省略さ
れたものであり、回転データメモリ83から直接サーボ
モータ6pのPL回転データ(速度指令信号)Rdを速
度制御部P2に入力し、その速度指令信号Rdに基づい
てサーボモータ6pを駆動制御している。
電流制御部P3、位置センサ変換手段P4及び速度演算
部P5から構成される。すなわち、回転速度制御手段4
pはプランジャー位置速度制御手段4h又はシャー位置
速度制御手段4sのの位置制御部H1又はS1が省略さ
れたものであり、回転データメモリ83から直接サーボ
モータ6pのPL回転データ(速度指令信号)Rdを速
度制御部P2に入力し、その速度指令信号Rdに基づい
てサーボモータ6pを駆動制御している。
【0064】速度制御部P2は、回転データメモリ8
2、電流制御部P3及び速度演算部P5に接続されお
り、回転データメモリ82からの速度指令信号Rdとサ
ーボモータ6pの現在速度を示す速度信号F3とを入力
する。速度信号F3は位置センサ変換手段P4の位置デ
ータPpを速度演算部P5によって変換したものであ
る。速度演算部P5は位置センサ変換手段P4の位置デ
ータPpを入力し、所定の単位時間当たりの位置データ
Ppの変化量に基づいたデジタル演算によりサーボモー
タの回転速度F3を演算している。速度制御部P2は速
度指令信号Rdと速度信号F3との間の速度偏差を求
め、この速度偏差に応じたサーボモータ6pの電流指令
信号(トルク信号)Tpを電流制御部P3に出力する。
2、電流制御部P3及び速度演算部P5に接続されお
り、回転データメモリ82からの速度指令信号Rdとサ
ーボモータ6pの現在速度を示す速度信号F3とを入力
する。速度信号F3は位置センサ変換手段P4の位置デ
ータPpを速度演算部P5によって変換したものであ
る。速度演算部P5は位置センサ変換手段P4の位置デ
ータPpを入力し、所定の単位時間当たりの位置データ
Ppの変化量に基づいたデジタル演算によりサーボモー
タの回転速度F3を演算している。速度制御部P2は速
度指令信号Rdと速度信号F3との間の速度偏差を求
め、この速度偏差に応じたサーボモータ6pの電流指令
信号(トルク信号)Tpを電流制御部P3に出力する。
【0065】電流制御部P3は速度制御部P2、位置セ
ンサ変換手段P4及びサーボモータ6pに接続されてお
り、電流指令信号(トルク信号)Tp及び位相信号C3
を入力し、それに基づいて3相のPWM信号を生成して
パワートランジスタを駆動し、サーボモータ6pの各相
(U相、V相、W相)に駆動電流を供給する。このと
き、電流検出アイソレータCTによってU相及びV相の
電流値の電流フィードバック信号T3が電流制御部P3
にフィードバックされる。電流制御部P3は、各相の電
流指令信号(トルク信号)Tpと各相の電流フィードバ
ック信号T3との偏差を増幅した駆動電流をサーボモー
タ6pに供給する。
ンサ変換手段P4及びサーボモータ6pに接続されてお
り、電流指令信号(トルク信号)Tp及び位相信号C3
を入力し、それに基づいて3相のPWM信号を生成して
パワートランジスタを駆動し、サーボモータ6pの各相
(U相、V相、W相)に駆動電流を供給する。このと
き、電流検出アイソレータCTによってU相及びV相の
電流値の電流フィードバック信号T3が電流制御部P3
にフィードバックされる。電流制御部P3は、各相の電
流指令信号(トルク信号)Tpと各相の電流フィードバ
ック信号T3との偏差を増幅した駆動電流をサーボモー
タ6pに供給する。
【0066】なお、電流制御部P3は、電流制御部H3
と同様にサーボモータ6pの制御状態を検出する機能を
有しており、各種データを格納するメモリも有する。そ
して、電流制御部P3内のメモリに格納されているデー
タは、データ線及びシリアル通信インターフェイス等
(図示せず)を介してプランジャー制御手段8に送信さ
れる。
と同様にサーボモータ6pの制御状態を検出する機能を
有しており、各種データを格納するメモリも有する。そ
して、電流制御部P3内のメモリに格納されているデー
タは、データ線及びシリアル通信インターフェイス等
(図示せず)を介してプランジャー制御手段8に送信さ
れる。
【0067】図3は本実施例のゴブ生成装置の動作を説
明するためのタイミングチャート図である。図におい
て、PLスタート信号Pls1〜Pls4及びシャース
タート信号Sstは、図1のプログラムカウンタ10か
らプランジャー制御手段8に出力されるタイミング信号
である。以下、プランジャー制御手段8はこのタイミン
グ信号Pls1〜Pls4,Sstに基づいて動作す
る。
明するためのタイミングチャート図である。図におい
て、PLスタート信号Pls1〜Pls4及びシャース
タート信号Sstは、図1のプログラムカウンタ10か
らプランジャー制御手段8に出力されるタイミング信号
である。以下、プランジャー制御手段8はこのタイミン
グ信号Pls1〜Pls4,Sstに基づいて動作す
る。
【0068】まず、図1及び図2のようなゴブ生成装置
を構成したら、サーボモータ6h,6s,6pの定格を
示すテーブル番号のデータをプランジャー位置データメ
モリ81、回転位置データメモリ82及びシャー位置デ
ータメモリ83から各プランジャー位置制御手段4h、
回転速度制御手段4p及びシャー位置速度制御手段4s
の電流制御部H3,S3,P3に送信する。これによっ
て、電流制御部H3,S3,P3はサーボモータ6h,
6s,6pの定格を特定し、それぞれの定格に応じたサ
ーボアンプ部として機能する。
を構成したら、サーボモータ6h,6s,6pの定格を
示すテーブル番号のデータをプランジャー位置データメ
モリ81、回転位置データメモリ82及びシャー位置デ
ータメモリ83から各プランジャー位置制御手段4h、
回転速度制御手段4p及びシャー位置速度制御手段4s
の電流制御部H3,S3,P3に送信する。これによっ
て、電流制御部H3,S3,P3はサーボモータ6h,
6s,6pの定格を特定し、それぞれの定格に応じたサ
ーボアンプ部として機能する。
【0069】プランジャー制御手段8はPLスタート信
号Pls1の入力に応じて、その立上り時点からプラン
ジャー位置データメモリ81及び回転データメモリ82
からPLストローク位置データPd及びPL回転データ
Rdを読み出す。読み出されたPLストローク位置デー
タPd及びPL回転データRdはプランジャー位置速度
制御手段4hの位置制御部H1及び回転速度制御手段4
pの速度制御部P2にそれぞれ入力される。
号Pls1の入力に応じて、その立上り時点からプラン
ジャー位置データメモリ81及び回転データメモリ82
からPLストローク位置データPd及びPL回転データ
Rdを読み出す。読み出されたPLストローク位置デー
タPd及びPL回転データRdはプランジャー位置速度
制御手段4hの位置制御部H1及び回転速度制御手段4
pの速度制御部P2にそれぞれ入力される。
【0070】すなわち、プランジャー制御手段8は、図
3のようにPLストローク位置データPdとして常にP
d=30mmを出力している。このとき、プランジャー
5はスパウト1の底面から約30mmのところに位置す
ることとなる。一方、プランジャー制御手段8はPL回
転データRdとして、−5rpmを出力している。そし
て、プランジャー制御手段8は、プログラムカウンタ1
0のPLスタート信号Pls1を入力することによっ
て、プランジャー位置データメモリ81及び回転データ
メモリ82に共通のアドレスを順次与え、PLストロー
ク位置データPd及びPL回転データRdを読み出す。
3のようにPLストローク位置データPdとして常にP
d=30mmを出力している。このとき、プランジャー
5はスパウト1の底面から約30mmのところに位置す
ることとなる。一方、プランジャー制御手段8はPL回
転データRdとして、−5rpmを出力している。そし
て、プランジャー制御手段8は、プログラムカウンタ1
0のPLスタート信号Pls1を入力することによっ
て、プランジャー位置データメモリ81及び回転データ
メモリ82に共通のアドレスを順次与え、PLストロー
ク位置データPd及びPL回転データRdを読み出す。
【0071】プランジャー位置データメモリ81及び回
転データメモリ82から読み出されるPLストローク位
置データPd及びPL回転データRdは図3に示すよう
に変化する。すなわち、PLストローク位置データPd
はPd=30mmから徐々に増加してPd=40mmと
なり、プランジャー5をスパウト1の底面から上方へ引
き上げる。そして、その値を一定の時間だけ保持し、任
意の時刻でPd=40mmからPd=20mmまで減少
してプランジャー5を押し下げ、溶融ガラスをスパウト
1のオリフィス2から押し出す。この押し出し動作が終
了すると、PLストローク位置データPdは再びPd=
30mmに戻り、次のPLストローク位置データPdが
入力されるまで、その値を保持し続ける。
転データメモリ82から読み出されるPLストローク位
置データPd及びPL回転データRdは図3に示すよう
に変化する。すなわち、PLストローク位置データPd
はPd=30mmから徐々に増加してPd=40mmと
なり、プランジャー5をスパウト1の底面から上方へ引
き上げる。そして、その値を一定の時間だけ保持し、任
意の時刻でPd=40mmからPd=20mmまで減少
してプランジャー5を押し下げ、溶融ガラスをスパウト
1のオリフィス2から押し出す。この押し出し動作が終
了すると、PLストローク位置データPdは再びPd=
30mmに戻り、次のPLストローク位置データPdが
入力されるまで、その値を保持し続ける。
【0072】一方、PL回転データRdはPLストロー
ク位置データPdが増加するときはRd=+5rpmで
ある。Pd=40mmの期間はRd=−2.5rpmを
維持し、PLストローク位置データPdが減少する間
は、回転していない、すなわち、PL回転データRd=
0rpmである。そして、PLストローク位置データP
dが初期値Pd=30に戻るときには、Rd=+5rp
mとなる。
ク位置データPdが増加するときはRd=+5rpmで
ある。Pd=40mmの期間はRd=−2.5rpmを
維持し、PLストローク位置データPdが減少する間
は、回転していない、すなわち、PL回転データRd=
0rpmである。そして、PLストローク位置データP
dが初期値Pd=30に戻るときには、Rd=+5rp
mとなる。
【0073】以下、プランジャー制御手段8は、プログ
ラムカウンタ10からPLスタート信号Pls2,Pl
s3,Pls4が順次入力される毎にプランジャー位置
データメモリ81及び回転データメモリ82から所定の
PLストローク位置データPd及びPL回転データRd
を読み出して、プランジャー位置速度制御手段4hの位
置制御部H1及び回転速度制御手段4pの速度制御部P
2にそれぞれ出力する。
ラムカウンタ10からPLスタート信号Pls2,Pl
s3,Pls4が順次入力される毎にプランジャー位置
データメモリ81及び回転データメモリ82から所定の
PLストローク位置データPd及びPL回転データRd
を読み出して、プランジャー位置速度制御手段4hの位
置制御部H1及び回転速度制御手段4pの速度制御部P
2にそれぞれ出力する。
【0074】また、プランジャー制御手段8はシャース
タート信号Sstの入力に応じて、その立上り時点でシ
ャー位置データメモリ83からシャー位置データSdの
読み出しを開始する。図3の例では、シャースタート信
号SstはPLストローク位置データPdの値が減少
し、プランジャー5の押し下げ動作が終了した時点で出
力されるようになっている。すなわち、プログラムカウ
ンタ10は、溶融ガラスがオリフィス2から押し出さ
れ、その押し出し動作が終了した時点でシャースタート
信号Sstを出力するように設定されている。
タート信号Sstの入力に応じて、その立上り時点でシ
ャー位置データメモリ83からシャー位置データSdの
読み出しを開始する。図3の例では、シャースタート信
号SstはPLストローク位置データPdの値が減少
し、プランジャー5の押し下げ動作が終了した時点で出
力されるようになっている。すなわち、プログラムカウ
ンタ10は、溶融ガラスがオリフィス2から押し出さ
れ、その押し出し動作が終了した時点でシャースタート
信号Sstを出力するように設定されている。
【0075】読み出されたPLストローク位置データP
d及びPL回転データRdはプランジャー位置速度制御
手段4hの位置制御部H1及び回転速度制御手段4pの
速度制御部P2にそれぞれ入力される。そして、位置制
御部H1は位置指令信号Pd及び位置データPhに基づ
いた速度指令信号Fhを速度制御部H2に出力する。速
度制御部H2は速度指令信号Fh及び速度信号F1に応
じた電流指令信号(トルク信号)Thを電流制御部H3
に出力する。これと同時に、速度制御部P2はPL回転
データ(速度指令信号)Rd及び速度信号F3に基づい
た電流指令信号(トルク信号)Tpを電流制御部P3に
出力する。
d及びPL回転データRdはプランジャー位置速度制御
手段4hの位置制御部H1及び回転速度制御手段4pの
速度制御部P2にそれぞれ入力される。そして、位置制
御部H1は位置指令信号Pd及び位置データPhに基づ
いた速度指令信号Fhを速度制御部H2に出力する。速
度制御部H2は速度指令信号Fh及び速度信号F1に応
じた電流指令信号(トルク信号)Thを電流制御部H3
に出力する。これと同時に、速度制御部P2はPL回転
データ(速度指令信号)Rd及び速度信号F3に基づい
た電流指令信号(トルク信号)Tpを電流制御部P3に
出力する。
【0076】電流制御部H3,P3は電流指令信号(ト
ルク信号)Th,Tp、電流フィードバック信号T1,
T3及び位相信号C1,C3に基づいてサーボモータ6
h,6pの駆動電流を制御し、プランジャー5のストロ
ーク位置及び回転速度を制御する。サーボモータ6h,
6pに結合された回転位置検出装置5h,5pの出力P
dh,Pdpは位置センサ変換手段H4,P4にフィー
ドバックされる。
ルク信号)Th,Tp、電流フィードバック信号T1,
T3及び位相信号C1,C3に基づいてサーボモータ6
h,6pの駆動電流を制御し、プランジャー5のストロ
ーク位置及び回転速度を制御する。サーボモータ6h,
6pに結合された回転位置検出装置5h,5pの出力P
dh,Pdpは位置センサ変換手段H4,P4にフィー
ドバックされる。
【0077】即ち、位置データPdhは、位置センサ変
換手段H4によって位置データPhとして位置制御部H
1にフィードバックされ、全体として位置制御ループを
構成する。また、位置データPdhは、位置センサ変換
手段H4及び速度演算部H5によって速度データF1と
して速度制御部H2にフィードバックされ、全体として
速度制御ループを構成する。同じく、位置データPdp
は、位置センサ変換手段P4及び速度演算部P5によっ
て速度データF3として速度制御部P2にフィードバッ
クされ、全体として速度制御ループを構成する。
換手段H4によって位置データPhとして位置制御部H
1にフィードバックされ、全体として位置制御ループを
構成する。また、位置データPdhは、位置センサ変換
手段H4及び速度演算部H5によって速度データF1と
して速度制御部H2にフィードバックされ、全体として
速度制御ループを構成する。同じく、位置データPdp
は、位置センサ変換手段P4及び速度演算部P5によっ
て速度データF3として速度制御部P2にフィードバッ
クされ、全体として速度制御ループを構成する。
【0078】以上の動作が行われている時に、プログラ
ムカウンタ10からシャースタート信号Sstがプラン
ジャー制御手段8に入力されると、プランジャー制御手
段8はシャー位置データメモリ83からシャー位置デー
タSdを読み出して、シャー位置速度制御手段4sの位
置制御部S1に出力する。そして、位置制御部S1はシ
ャー位置データ(位置指令信号)Sd及び位置データP
sに基づいた速度指令信号Fsを速度制御部S2に出力
する。速度制御部S2は速度指令信号Fs及び速度信号
F2に応じた電流指令信号(トルク信号)Tsを電流制
御部S3に出力する。
ムカウンタ10からシャースタート信号Sstがプラン
ジャー制御手段8に入力されると、プランジャー制御手
段8はシャー位置データメモリ83からシャー位置デー
タSdを読み出して、シャー位置速度制御手段4sの位
置制御部S1に出力する。そして、位置制御部S1はシ
ャー位置データ(位置指令信号)Sd及び位置データP
sに基づいた速度指令信号Fsを速度制御部S2に出力
する。速度制御部S2は速度指令信号Fs及び速度信号
F2に応じた電流指令信号(トルク信号)Tsを電流制
御部S3に出力する。
【0079】電流制御部S3は電流指令信号(トルク信
号)Ts、電流フィードバック信号T2及び位相信号C
2に基づいてサーボモータ6sの駆動電流を制御し、シ
ャーの切断動作を実行する。サーボモータ6sに結合さ
れた回転位置検出装置5sの出力Pdsは位置センサ変
換手段S4にフィードバックされる。従って、位置デー
タPdsは、位置センサ変換手段S4によって位置デー
タPsとして位置制御部S1にフィードバックされ、全
体として位置制御ループを構成する。また、位置データ
Pdsは、位置センサ変換手段S4及び速度演算部S5
によって速度データF2として速度制御部S2にフィー
ドバックされ、全体として速度制御ループを構成する。
号)Ts、電流フィードバック信号T2及び位相信号C
2に基づいてサーボモータ6sの駆動電流を制御し、シ
ャーの切断動作を実行する。サーボモータ6sに結合さ
れた回転位置検出装置5sの出力Pdsは位置センサ変
換手段S4にフィードバックされる。従って、位置デー
タPdsは、位置センサ変換手段S4によって位置デー
タPsとして位置制御部S1にフィードバックされ、全
体として位置制御ループを構成する。また、位置データ
Pdsは、位置センサ変換手段S4及び速度演算部S5
によって速度データF2として速度制御部S2にフィー
ドバックされ、全体として速度制御ループを構成する。
【0080】プランジャー制御手段8は以上の動作を繰
り返してサーボモータ6h,6s,6pの回転を制御
し、プランジャー5のストローク位置及び回転速度、並
びにシャーの切断動作を制御する。
り返してサーボモータ6h,6s,6pの回転を制御
し、プランジャー5のストローク位置及び回転速度、並
びにシャーの切断動作を制御する。
【0081】この制御の途中で、オーバーロード、電源
電圧低下、過電流、過電圧及びオーバーヒート等の異常
が発生した場合、これらの制御状態を示すステイタス信
号のデータが電流制御部H3,S3,P3からプランジ
ャー制御手段8に送信される。プランジャー制御手段8
はこのステイタス信号を受け、ステイタス信号の種類に
応じた処理を行う。サーボモータ6h,6s,6pを定
格の異なるサーボモータに変更する場合は、変更後のサ
ーボモータの定格を示すテーブル番号を電流制御部に送
信してやるだけで、電流制御部は変更後のサーボモータ
に応じた電流制御を行うことができる。
電圧低下、過電流、過電圧及びオーバーヒート等の異常
が発生した場合、これらの制御状態を示すステイタス信
号のデータが電流制御部H3,S3,P3からプランジ
ャー制御手段8に送信される。プランジャー制御手段8
はこのステイタス信号を受け、ステイタス信号の種類に
応じた処理を行う。サーボモータ6h,6s,6pを定
格の異なるサーボモータに変更する場合は、変更後のサ
ーボモータの定格を示すテーブル番号を電流制御部に送
信してやるだけで、電流制御部は変更後のサーボモータ
に応じた電流制御を行うことができる。
【0082】なお、プランジャー制御手段8はスパウト
1内のセンサからの溶融ガラスの温度Tgと溶融ガラス
の液面高さHgを入力し、その値に応じてそれぞれの制
御信号(Pd,Rd,Sd)の値を修正して、各プラン
ジャー位置速度制御手段4h、回転速度制御手段4p及
びシャー位置速度制御手段4sに出力する。すなわち、
プランジャー制御手段8は、プランジャー5のスパウト
1の底面からの高さ、プランジャー5の移動速度及び回
転速度、並びにシャー3による切断タイミングをスパウ
ト1内の溶融ガラスの温度Tg及び液面高さHgに応じ
て適当に制御することによってゴブ重量の微調整を行
う。
1内のセンサからの溶融ガラスの温度Tgと溶融ガラス
の液面高さHgを入力し、その値に応じてそれぞれの制
御信号(Pd,Rd,Sd)の値を修正して、各プラン
ジャー位置速度制御手段4h、回転速度制御手段4p及
びシャー位置速度制御手段4sに出力する。すなわち、
プランジャー制御手段8は、プランジャー5のスパウト
1の底面からの高さ、プランジャー5の移動速度及び回
転速度、並びにシャー3による切断タイミングをスパウ
ト1内の溶融ガラスの温度Tg及び液面高さHgに応じ
て適当に制御することによってゴブ重量の微調整を行
う。
【0083】例えば、スパウト1内の溶融ガラスの温度
が低い場合はその粘性が大きいので、プランジャー制御
手段8はプランジャー5の移動速度、回転速度、ストロ
ーク値(スパウト1底面からの高さ)の少なくとも1つ
を大きくするか、又は/及びシャー3の切断タイミング
を遅らせるなどする。逆にスパウト1内の溶融ガラスの
温度が高い場合はその粘性が小さいので、プランジャー
制御手段8はプランジャー5の移動速度、回転速度、ス
トローク値を少なくとも1つ小さくするか、又は/及び
シャー3の切断タイミングを早めるなどする。
が低い場合はその粘性が大きいので、プランジャー制御
手段8はプランジャー5の移動速度、回転速度、ストロ
ーク値(スパウト1底面からの高さ)の少なくとも1つ
を大きくするか、又は/及びシャー3の切断タイミング
を遅らせるなどする。逆にスパウト1内の溶融ガラスの
温度が高い場合はその粘性が小さいので、プランジャー
制御手段8はプランジャー5の移動速度、回転速度、ス
トローク値を少なくとも1つ小さくするか、又は/及び
シャー3の切断タイミングを早めるなどする。
【0084】同様に溶融ガラスの液面高さHgが大きい
場合はオリフィス2の開口付近における溶融ガラスの圧
力が高くなるので、プランジャー制御手段8はプランジ
ャー5の移動速度、回転速度及びストローク値の少なく
とも1つを小さくするか、又は/及びシャー3の切断タ
イミングを早めるなどする。逆に液面高さHgが小さい
場合は溶融ガラスの圧力は小さくなるので、プランジャ
ー制御手段8はプランジャー5の移動速度、回転速度、
ストローク値(スパウト1底面からの高さ)の少なくと
も1つを大きくするか、又は/及びシャー3の切断タイ
ミングを遅らせるなどする。
場合はオリフィス2の開口付近における溶融ガラスの圧
力が高くなるので、プランジャー制御手段8はプランジ
ャー5の移動速度、回転速度及びストローク値の少なく
とも1つを小さくするか、又は/及びシャー3の切断タ
イミングを早めるなどする。逆に液面高さHgが小さい
場合は溶融ガラスの圧力は小さくなるので、プランジャ
ー制御手段8はプランジャー5の移動速度、回転速度、
ストローク値(スパウト1底面からの高さ)の少なくと
も1つを大きくするか、又は/及びシャー3の切断タイ
ミングを遅らせるなどする。
【0085】図4は本実施例で使用される回転位置検出
装置5h,5s,5pの一例である誘導型の位相シフト
方式を用いたアブソリュート型位置センサを示す図であ
る。尚、この位置センサの詳細については特開昭57−
70406号公報又は特開昭58−106691号公報
にて公知なので、ここでは簡単に説明する。
装置5h,5s,5pの一例である誘導型の位相シフト
方式を用いたアブソリュート型位置センサを示す図であ
る。尚、この位置センサの詳細については特開昭57−
70406号公報又は特開昭58−106691号公報
にて公知なので、ここでは簡単に説明する。
【0086】回転位置検出装置は、複数の極A〜Dが円
周方向に所定間隔(一例として90度)で設けられたス
テータ71aと、各極A〜Dによって囲まれたステータ
71aの空間内に挿入されたロータ71bとを備えてい
る。ロータ71bは、回転角度に応じて各極A〜Dのリ
ラクタンスを変化させる形状及び材質からなり、一例と
して偏心円柱形状である。ステータ71aの各極A〜D
には、1次コイル1A〜1D及び2次コイル2A〜2D
がそれぞれ巻回されている。そして、半径方向で対向す
る2つの極Aと極Cの第1の対及び極Bと極Dの第2の
対は差動的に動作するようにコイルが巻かれて、かつ差
動的なリラクタンス変化が生じるように構成されてい
る。
周方向に所定間隔(一例として90度)で設けられたス
テータ71aと、各極A〜Dによって囲まれたステータ
71aの空間内に挿入されたロータ71bとを備えてい
る。ロータ71bは、回転角度に応じて各極A〜Dのリ
ラクタンスを変化させる形状及び材質からなり、一例と
して偏心円柱形状である。ステータ71aの各極A〜D
には、1次コイル1A〜1D及び2次コイル2A〜2D
がそれぞれ巻回されている。そして、半径方向で対向す
る2つの極Aと極Cの第1の対及び極Bと極Dの第2の
対は差動的に動作するようにコイルが巻かれて、かつ差
動的なリラクタンス変化が生じるように構成されてい
る。
【0087】第1の極の対A及びCに巻かれている1次
コイル1A及び1Cは、正弦信号sinωtで励磁さ
れ、第2の極の対B及びDに巻かれている1次コイル1
B及び1Cは余弦信号cosωtで励磁されている。そ
の結果、2次コイル2A〜2Dからは、それらの合成出
力信号Yが得られる。この合成出力信号Yは、基準信号
となる1次交流信号(1次コイルの励磁信号)sinω
t又はcosωtに対して、ロータ71bの回転角度θ
に応じた電気的位相角度だけ位相シフトした信号Y=s
in(ωt−θ)である。
コイル1A及び1Cは、正弦信号sinωtで励磁さ
れ、第2の極の対B及びDに巻かれている1次コイル1
B及び1Cは余弦信号cosωtで励磁されている。そ
の結果、2次コイル2A〜2Dからは、それらの合成出
力信号Yが得られる。この合成出力信号Yは、基準信号
となる1次交流信号(1次コイルの励磁信号)sinω
t又はcosωtに対して、ロータ71bの回転角度θ
に応じた電気的位相角度だけ位相シフトした信号Y=s
in(ωt−θ)である。
【0088】従って、上述のような誘導型の位相シフト
型位置センサを用いる場合には、1次交流信号sinω
t又はcosωtを発生する基準信号発生部と、合成出
力信号Yの電気的位相ずれθを測定しロータの位置デー
タを算出する位相差検出部とを備える必要がある。この
基準信号発生部及び位相差検出部は位置センサ変換手段
H4,S4,P4の中に設けられる。
型位置センサを用いる場合には、1次交流信号sinω
t又はcosωtを発生する基準信号発生部と、合成出
力信号Yの電気的位相ずれθを測定しロータの位置デー
タを算出する位相差検出部とを備える必要がある。この
基準信号発生部及び位相差検出部は位置センサ変換手段
H4,S4,P4の中に設けられる。
【0089】図5は位置センサ変換手段H4,S4,P
4の一例を示す図である。図5において、位置センサ変
換手段は基準交流信号sinωt及びcosωtを発生
する基準信号発生部と、2次コイル2A〜2Dの相互誘
導電圧と基準交流信号sinωtとの間の位相差(位相
ずれ量)Dθを検出する位相差検出部とからなる。
4の一例を示す図である。図5において、位置センサ変
換手段は基準交流信号sinωt及びcosωtを発生
する基準信号発生部と、2次コイル2A〜2Dの相互誘
導電圧と基準交流信号sinωtとの間の位相差(位相
ずれ量)Dθを検出する位相差検出部とからなる。
【0090】基準信号発生部はクロック発振器72、同
期カウンタ73、ROM74a,74b、D/A変換器
75a,75b及びアンプ76a,76bからなり、位
相差検出部はアンプ77、ゼロクロス回路78及びラッ
チ回路79からなる。クロック発振器72は高速の正確
なクロック信号を発生するものであり、このクロック信
号に基づいて他の回路は動作する。同期カウンタ73は
クロック発振器72のクロック信号をカウントし、その
カウント値をアドレス信号としてROM74a及び位相
差検出部のラッチ回路79に出力する。
期カウンタ73、ROM74a,74b、D/A変換器
75a,75b及びアンプ76a,76bからなり、位
相差検出部はアンプ77、ゼロクロス回路78及びラッ
チ回路79からなる。クロック発振器72は高速の正確
なクロック信号を発生するものであり、このクロック信
号に基づいて他の回路は動作する。同期カウンタ73は
クロック発振器72のクロック信号をカウントし、その
カウント値をアドレス信号としてROM74a及び位相
差検出部のラッチ回路79に出力する。
【0091】ROM74a及び74bは基準交流信号に
対応した振幅データを記憶しており、同期カウンタ73
からのアドレス信号(カウント値)に応じて基準交流信
号の振幅データを発生する。ROM74aはcosωt
の振幅データを、ROM74bはsinωtの振幅デー
タを記憶している。従って、ROM74a及び74bは
同期カウンタ73から同じアドレス信号を入力すること
によって、2種類の基準交流信号sinωt及びcos
ωtを出力する。なお、同じ振幅データのROMを位相
のそれぞれ異なるアドレス信号で読み出しても同様に2
種類の基準交流信号を得ることができる。
対応した振幅データを記憶しており、同期カウンタ73
からのアドレス信号(カウント値)に応じて基準交流信
号の振幅データを発生する。ROM74aはcosωt
の振幅データを、ROM74bはsinωtの振幅デー
タを記憶している。従って、ROM74a及び74bは
同期カウンタ73から同じアドレス信号を入力すること
によって、2種類の基準交流信号sinωt及びcos
ωtを出力する。なお、同じ振幅データのROMを位相
のそれぞれ異なるアドレス信号で読み出しても同様に2
種類の基準交流信号を得ることができる。
【0092】D/A変換器75a及び75bはROM7
4a及び74bからのデジタルの振幅データをアナログ
信号に変換してアンプ76a及び76bに出力する。ア
ンプ76a及び76bはD/A変換器からのアナログ信
号を増幅し、それを基準交流信号sinωt及びcos
ωtとして1次コイル1A,1C及び1B〜1Dのそれ
ぞれに印加される。同期カウンタ73の分周数をMとす
ると、そのMカウント分が基準交流信号の最大位相角2
πラジアン(360度)に相当する。すなわち、同期カ
ウンタ73の1カウント値は2π/Mラジアンの位相角
を示している。
4a及び74bからのデジタルの振幅データをアナログ
信号に変換してアンプ76a及び76bに出力する。ア
ンプ76a及び76bはD/A変換器からのアナログ信
号を増幅し、それを基準交流信号sinωt及びcos
ωtとして1次コイル1A,1C及び1B〜1Dのそれ
ぞれに印加される。同期カウンタ73の分周数をMとす
ると、そのMカウント分が基準交流信号の最大位相角2
πラジアン(360度)に相当する。すなわち、同期カ
ウンタ73の1カウント値は2π/Mラジアンの位相角
を示している。
【0093】アンプ77は2次コイル2A〜2Dに誘起
された2次電圧の合成値を増幅して、ゼロクロス回路7
8に出力する。ゼロクロス回路78は回転位置検出装置
の2次コイル2A〜2Dに誘起された相互誘導電圧(2
次電圧)に基づいて負電圧から正電圧へのゼロクロス点
を検出し、検出信号をラッチ回路79に出力する。
された2次電圧の合成値を増幅して、ゼロクロス回路7
8に出力する。ゼロクロス回路78は回転位置検出装置
の2次コイル2A〜2Dに誘起された相互誘導電圧(2
次電圧)に基づいて負電圧から正電圧へのゼロクロス点
を検出し、検出信号をラッチ回路79に出力する。
【0094】ラッチ回路79は基準交流信号の立上りの
クロック信号にてスタートした同期カウンタのカウント
値をゼロクロス回路78の検出信号の出力時点(ゼロク
ロス点)でラッチする。従って、ラッチ回路79にラッ
チされた値はちょうど基準交流信号と相互誘導電圧(合
成2次出力)との間の位相差(位相ずれ量)Dθとな
る。
クロック信号にてスタートした同期カウンタのカウント
値をゼロクロス回路78の検出信号の出力時点(ゼロク
ロス点)でラッチする。従って、ラッチ回路79にラッ
チされた値はちょうど基準交流信号と相互誘導電圧(合
成2次出力)との間の位相差(位相ずれ量)Dθとな
る。
【0095】すなわち、2次コイル2A〜2Dの合成出
力信号Y=sin(ωt−θ)は、ゼロクロス検出手段
78に与えられる。ゼロクロス検出手段78は合成出力
信号Yの電気位相角がゼロのタイミングに同期してパル
スLを出力する。パルスLはラッチ回路79のラッチパ
ルスとして使用される。従って、ラッチ回路79がパル
スLの立ち上がりに応じて同期カウンタ73のカウント
値をラッチする。同期カウンタ73のカウント値が一巡
する期間と正弦波信号sinωtの1周期とを同期させ
る。すると、ラッチ回路79には基準交流信号sinω
tと合成出力信号Y=sin(ωt−θ)との位相差θ
に対応するカウント値がラッチされることとなる。従っ
て、ラッチされた値がデジタルの位置データDθとして
出力される。尚、ラッチパルスLはタイミングパルスと
して適宜利用することもできる。
力信号Y=sin(ωt−θ)は、ゼロクロス検出手段
78に与えられる。ゼロクロス検出手段78は合成出力
信号Yの電気位相角がゼロのタイミングに同期してパル
スLを出力する。パルスLはラッチ回路79のラッチパ
ルスとして使用される。従って、ラッチ回路79がパル
スLの立ち上がりに応じて同期カウンタ73のカウント
値をラッチする。同期カウンタ73のカウント値が一巡
する期間と正弦波信号sinωtの1周期とを同期させ
る。すると、ラッチ回路79には基準交流信号sinω
tと合成出力信号Y=sin(ωt−θ)との位相差θ
に対応するカウント値がラッチされることとなる。従っ
て、ラッチされた値がデジタルの位置データDθとして
出力される。尚、ラッチパルスLはタイミングパルスと
して適宜利用することもできる。
【0096】また、ラッチ回路79にラッチされた値の
うちサーボモータの一回転内の絶対位置を示す値がデジ
タルの位相データC1,C2,C3として出力され、界
磁の切換位置制御に利用される。尚、図4及び図5のよ
うな位相シフト型位置センサの合成出力信号は絶対的な
回転位置を位相差信号として出力しているので、ノイズ
の影響を受けにくいという特徴を有する。また、図4及
び図5は一回転の範囲をアブソリュートに検出するもの
であるが、このようなアブソリュートセンサを複数個組
み合わせて多回転にわたってアブソリュート位置を検出
するようにするとよい。
うちサーボモータの一回転内の絶対位置を示す値がデジ
タルの位相データC1,C2,C3として出力され、界
磁の切換位置制御に利用される。尚、図4及び図5のよ
うな位相シフト型位置センサの合成出力信号は絶対的な
回転位置を位相差信号として出力しているので、ノイズ
の影響を受けにくいという特徴を有する。また、図4及
び図5は一回転の範囲をアブソリュートに検出するもの
であるが、このようなアブソリュートセンサを複数個組
み合わせて多回転にわたってアブソリュート位置を検出
するようにするとよい。
【0097】図6は本発明の他の実施例のゴブ生成装置
を示す図である。図6において図1と同じ構成のものに
は同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。
図6の実施例が図1のものと異なる点は、プランジャー
制御手段8がシャースタート信号Sstを図1のプログ
ラムカウンタ10から入力せずに、内部に設けられたス
タート制御手段84によって発生するようにした点であ
る。すなわち、プランジャー制御手段8の内部に設けら
れたスタート制御手段84は、プランジャー位置速度制
御手段4hの位置センサ変換手段H4から位置データP
hを入力し、この位置データPhを基準値Pr1と比較
し、その比較結果に基づいてシャースタート信号Sst
1を出力する。
を示す図である。図6において図1と同じ構成のものに
は同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。
図6の実施例が図1のものと異なる点は、プランジャー
制御手段8がシャースタート信号Sstを図1のプログ
ラムカウンタ10から入力せずに、内部に設けられたス
タート制御手段84によって発生するようにした点であ
る。すなわち、プランジャー制御手段8の内部に設けら
れたスタート制御手段84は、プランジャー位置速度制
御手段4hの位置センサ変換手段H4から位置データP
hを入力し、この位置データPhを基準値Pr1と比較
し、その比較結果に基づいてシャースタート信号Sst
1を出力する。
【0098】図7はスタート制御手段84の動作を説明
するためのタイミングチャート図である。図において、
PLスタート信号Pls1とシャースタート信号Sst
は図1のプログラムカウンタ10が出力するタイミング
信号と同じであり、図3のものに対応する。位置データ
Ph1,Ph2は共に図3のPLストローク位置データ
Pdに基づいて実際にプランジャー5が移動した時にお
ける位置センサ変換手段H4から出力される位置データ
Phの値を示す曲線である。
するためのタイミングチャート図である。図において、
PLスタート信号Pls1とシャースタート信号Sst
は図1のプログラムカウンタ10が出力するタイミング
信号と同じであり、図3のものに対応する。位置データ
Ph1,Ph2は共に図3のPLストローク位置データ
Pdに基づいて実際にプランジャー5が移動した時にお
ける位置センサ変換手段H4から出力される位置データ
Phの値を示す曲線である。
【0099】位置データPh1は、プランジャー制御手
段8がプログラムカウンタ10からPLスタート信号P
ls1を取り込み、制御サイクルの無駄時間なくPLス
トローク位置データPdを位置速度制御手段4hに出力
した場合におけるプランジャー5の実際の移動量を示
す。一方、位置データPh2は、プランジャー制御手段
8が制御サイクルの無駄時間によって遅れたタイミング
でPLストローク位置データPdを位置速度制御手段4
hに出力した場合におけるプランジャー5の実際の移動
量を示す。
段8がプログラムカウンタ10からPLスタート信号P
ls1を取り込み、制御サイクルの無駄時間なくPLス
トローク位置データPdを位置速度制御手段4hに出力
した場合におけるプランジャー5の実際の移動量を示
す。一方、位置データPh2は、プランジャー制御手段
8が制御サイクルの無駄時間によって遅れたタイミング
でPLストローク位置データPdを位置速度制御手段4
hに出力した場合におけるプランジャー5の実際の移動
量を示す。
【0100】プログラムカウンタ10は所定の時間間隔
でPLスタート信号Pls1及びシャースタート信号S
stを出力しているにも係わらず、プランジャー制御手
段8の動作制御サイクルのよって実際にプランジャー5
が移動を開始するまでの時刻に位置データPh1及びP
h2に示すような若干の誤差がある。
でPLスタート信号Pls1及びシャースタート信号S
stを出力しているにも係わらず、プランジャー制御手
段8の動作制御サイクルのよって実際にプランジャー5
が移動を開始するまでの時刻に位置データPh1及びP
h2に示すような若干の誤差がある。
【0101】従って、PLスタート信号Pls1の出力
後一定時間でシャースタート信号Sstがプランジャー
制御手段8に入力しても、その入力時点における実際の
プランジャー5の位置データPh1とPh2との間には
図7に示されるような相違が生じる。この相違によっ
て、シャー切断タイミングにバラツキが生じ、ゴブ重量
に多少の変動が生じる。但し、このゴブ重量の変動は、
従来技術の欄で述べたシーケンサとNC装置から構成さ
れるゴブ生成装置の重量変動に比べると比較にならない
ほど微小のものではある。
後一定時間でシャースタート信号Sstがプランジャー
制御手段8に入力しても、その入力時点における実際の
プランジャー5の位置データPh1とPh2との間には
図7に示されるような相違が生じる。この相違によっ
て、シャー切断タイミングにバラツキが生じ、ゴブ重量
に多少の変動が生じる。但し、このゴブ重量の変動は、
従来技術の欄で述べたシーケンサとNC装置から構成さ
れるゴブ生成装置の重量変動に比べると比較にならない
ほど微小のものではある。
【0102】図6のゴブ生成装置は、このゴブ重量の変
動を防止するものであり、前述のようにプランジャー制
御手段8内に設けられたスタート制御手段84によって
シャースタート信号Sstを出力するようにしたもので
ある。
動を防止するものであり、前述のようにプランジャー制
御手段8内に設けられたスタート制御手段84によって
シャースタート信号Sstを出力するようにしたもので
ある。
【0103】このスタート制御手段84はプランジャー
位置速度制御手段4hの位置センサ変換手段H4から位
置データPh1又はPh2を入力し、図7のように基準
値Pr1と比較する。スタート制御手段84は位置デー
タPh1又はPh2と基準値Pr1が一致した時点で、
ハイレベル“1”にセットし、次に位置データPh1又
はPh2と基準値Pr1が一致した時点でリセットする
フリップフロップを有し、このフリップフロップの立下
り時点に同期してシャースタート信号Sst1又はSs
t2を出力する。
位置速度制御手段4hの位置センサ変換手段H4から位
置データPh1又はPh2を入力し、図7のように基準
値Pr1と比較する。スタート制御手段84は位置デー
タPh1又はPh2と基準値Pr1が一致した時点で、
ハイレベル“1”にセットし、次に位置データPh1又
はPh2と基準値Pr1が一致した時点でリセットする
フリップフロップを有し、このフリップフロップの立下
り時点に同期してシャースタート信号Sst1又はSs
t2を出力する。
【0104】従って、位置データPh1とPh2との間
に図7に示されるような動作タイミングの相違が生じた
としても、スタート制御手段84は、プランジャー5の
押し出し動作が終了してから初期位置(Ph=30m
m)に戻るまでの間に位置データPh1又はPh2が基
準値Pr1に達した時点でシャー位置データメモ83か
らシャー位置データSdを読み出してシャー位置速度制
御手段4sに供給し、シャー3による切断動作を開始す
る。これによって、シャー切断タイミングにバラツキが
生じることはなく、ゴブ重量の変動を極力防止すること
が可能となる。
に図7に示されるような動作タイミングの相違が生じた
としても、スタート制御手段84は、プランジャー5の
押し出し動作が終了してから初期位置(Ph=30m
m)に戻るまでの間に位置データPh1又はPh2が基
準値Pr1に達した時点でシャー位置データメモ83か
らシャー位置データSdを読み出してシャー位置速度制
御手段4sに供給し、シャー3による切断動作を開始す
る。これによって、シャー切断タイミングにバラツキが
生じることはなく、ゴブ重量の変動を極力防止すること
が可能となる。
【0105】なお、シャー位置データメモリ83をプラ
ンジャー位置データメモリ81及び回転データメモリ8
2と同じアドレスで読み出すようにしてもよい。この場
合は、上位コントローラ9からプランジャー位置データ
メモリ81及びシャー位置データメモリ83にデータを
書き込む際に両者の動作タイミングを適当に考慮するこ
とが必要となる。
ンジャー位置データメモリ81及び回転データメモリ8
2と同じアドレスで読み出すようにしてもよい。この場
合は、上位コントローラ9からプランジャー位置データ
メモリ81及びシャー位置データメモリ83にデータを
書き込む際に両者の動作タイミングを適当に考慮するこ
とが必要となる。
【0106】実施例では、スパウト1内の溶融ガラス温
度及び液面高さを検出し、それに基づいてゴブ重量を制
御する場合について説明したが、スパウト内の溶融ガラ
ス温度及び液面高さを一定に保持する手段を設けてもよ
い。溶融ガラスの温度を一定に保持するためには、スパ
ウト周囲に設けたガスバーナー及びエア吹きつけ装置で
加熱冷却制御を行えばよい。実施例では、駆動手段とし
てサーボモータを例に説明したが、これ以外の駆動手段
を用いてもよいことはいうまでもない。即ち、サーボモ
ータを油圧パルブで置き換えてもよい。
度及び液面高さを検出し、それに基づいてゴブ重量を制
御する場合について説明したが、スパウト内の溶融ガラ
ス温度及び液面高さを一定に保持する手段を設けてもよ
い。溶融ガラスの温度を一定に保持するためには、スパ
ウト周囲に設けたガスバーナー及びエア吹きつけ装置で
加熱冷却制御を行えばよい。実施例では、駆動手段とし
てサーボモータを例に説明したが、これ以外の駆動手段
を用いてもよいことはいうまでもない。即ち、サーボモ
ータを油圧パルブで置き換えてもよい。
【0107】なお、サーボモータは同期型サーボモータ
に限らず誘導型ACサーボモータであってもよい。その
場合は、位相信号を生成する必要はない。また、ACサ
ーボモータに限らず、DCサーボモータ等のその他のタ
イプのものでもよいは言うまでもない。また、回転位置
検出装置も誘導式位相シフト型センサに限らず、光学式
アブソリュートエンコーダやインクリメンタルエンコー
ダ又はその他のタイプのセンサを使用してもよいことは
いうまでもない。
に限らず誘導型ACサーボモータであってもよい。その
場合は、位相信号を生成する必要はない。また、ACサ
ーボモータに限らず、DCサーボモータ等のその他のタ
イプのものでもよいは言うまでもない。また、回転位置
検出装置も誘導式位相シフト型センサに限らず、光学式
アブソリュートエンコーダやインクリメンタルエンコー
ダ又はその他のタイプのセンサを使用してもよいことは
いうまでもない。
【0108】上述の実施例では、プランジャーがその回
転によって溶融ガラスの流れ、すなわちゴブ重量の微調
整を行う場合について説明したが、これに限らず、プラ
ンジャーの周囲に円筒状のチューブを有し、このチュー
ブのスパウト底面からの高さ及び回転速度によってゴブ
重量の微調整を行うようにしてもよいことはいうまても
ない。
転によって溶融ガラスの流れ、すなわちゴブ重量の微調
整を行う場合について説明したが、これに限らず、プラ
ンジャーの周囲に円筒状のチューブを有し、このチュー
ブのスパウト底面からの高さ及び回転速度によってゴブ
重量の微調整を行うようにしてもよいことはいうまても
ない。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、重量の異なるゴブをそ
れぞれのタイミング毎に重量変動なく安定に供給するこ
とができるという効果がある。
れぞれのタイミング毎に重量変動なく安定に供給するこ
とができるという効果がある。
【図1】 本発明の一実施例であるゴブ生成装置の概略
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】 図1のゴブ生成装置の制御系の詳細構成を示
す図である。
す図である。
【図3】 図1のゴブ生成装置の動作を説明するための
タイミングチャート図である。
タイミングチャート図である。
【図4】 図1の回転位置検出装置の詳細構成を示す図
である。
である。
【図5】 図2の位置センサ変換手段の詳細構成を示す
図である。
図である。
【図6】 本発明の他の実施例であるゴブ生成装置の概
略構成を示す図である。
略構成を示す図である。
【図7】 図6のスタート制御手段の動作を説明するた
めのタイミングチャート図である。
めのタイミングチャート図である。
1…スパウト、2…オリフィス、3…シャー、4s…シ
ャー位置速度制御手段、4h…プランジャー位置速度制
御手段、4p…回転速度制御手段、5…プランジャー、
5s,5h,5p…回転位置検出装置、51…プランジ
ャーホルダ、52…回転シャフト、6s,6h,6p…
サーボモータ、7h,7p…ギア手段、8…プランジャ
ー制御手段、81…プランジャー位置データメモリ、8
2…回転データメモリ、83…シャー位置データメモ
リ、84…スタート制御手段、9…上位コントローラ、
10…プログラムカウンタ
ャー位置速度制御手段、4h…プランジャー位置速度制
御手段、4p…回転速度制御手段、5…プランジャー、
5s,5h,5p…回転位置検出装置、51…プランジ
ャーホルダ、52…回転シャフト、6s,6h,6p…
サーボモータ、7h,7p…ギア手段、8…プランジャ
ー制御手段、81…プランジャー位置データメモリ、8
2…回転データメモリ、83…シャー位置データメモ
リ、84…スタート制御手段、9…上位コントローラ、
10…プログラムカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 章司 東京都国分寺市本多3丁目21番7号 サン ハイツ1−103 (72)発明者 廣橋 聖司 東京都小平市学園東町1−16−7 アーバ ンハイム201
Claims (8)
- 【請求項1】 溶融ガラスを貯蔵するスパウトと、 このスパウト内を直線移動して前記溶融ガラスを前記ス
パウトから押し出すプランジャーと、 このプランジャーの直線移動方向におけるプランジャー
位置データを入力し、 それに基づいて前記プランジャーを駆動制御するプラン
ジャー駆動手段と、 前記スパウトに設けられ、前記プランジャーの直線移動
によって前記スパウトから押し出される前記溶融ガラス
の直径を制御するオリフィスと、 このオリフィスから押し出される前記溶融ガラスを切断
するシャーと、 このシャーを駆動制御するシャー駆動手段と、 前記プランジャー駆動手段及び前記シャー駆動手段の動
作開始信号を所定のタイミングで出力するタイミング信
号発生手段と、 前記プランジャーの前記直線移動方向の全範囲にわたる
前記プランジャー位置データをメモリに記憶しておき、
前記タイミング信号発生手段からの前記動作開始信号に
応じて前記メモリから前記プランジャー位置データを読
み出して前記プランジャー駆動手段に出力するプランジ
ャー制御手段とから構成されることを特徴とするゴブ生
成装置。 - 【請求項2】 溶融ガラスを貯蔵するスパウトと、 このスパウト内を直線移動して前記溶融ガラスを前記ス
パウトから押し出すプランジャーと、 このプランジャーの直線移動方向における現在位置を検
出し、前記直線移動方向におけるプランジャー位置デー
タを入力し、前記現在位置と前記プランジャー位置デー
タとに基づいて前記プランジャーを駆動制御するプラン
ジャー駆動手段と、 前記スパウトに設けられ、前記プランジャーの直線移動
によって前記スパウトから押し出される前記溶融ガラス
の直径を制御するオリフィスと、 このオリフィスから押し出される前記溶融ガラスを切断
するシャーと、 このシャーを駆動制御するシャー駆動手段と、 前記プランジャー駆動手段の動作開始信号を所定のタイ
ミングで出力するタイミング信号発生手段と、 前記プランジャーの前記直線移動方向の全範囲にわたる
前記プランジャー位置データをメモリに記憶しておき、
前記タイミング信号発生手段からの前記動作開始信号に
応じて前記メモリから前記プランジャー位置データを読
み出して前記プランジャー駆動手段に出力するプランジ
ャー制御手段と、 前記プランジャー駆動手段から出力される前記現在位置
を入力し、この現在位置に基づいてシャー駆動手段の動
作開始信号を出力するシャースタート信号発生手段とか
ら構成されることを特徴とするゴブ生成装置。 - 【請求項3】 溶融ガラスを貯蔵するスパウトと、 このスパウト内を直線移動して前記溶融ガラスを前記ス
パウトから押し出すプランジャーと、 このプランジャーの直線移動方向におけるプランジャー
位置データを入力し、それに基づいて前記プランジャー
を駆動制御するプランジャー駆動手段と、 前記スパウトに設けられ、前記プランジャーの直線移動
によって前記スパウトから押し出される前記溶融ガラス
の直径を制御するオリフィスと、 このオリフィスから押し出される前記溶融ガラスを切断
するシャーと、 このシャーの直線移動方向におけるシャー位置データを
入力し、それに基づいて前記シャーを駆動制御するシャ
ー駆動手段と、 前記プランジャー駆動手段の動作開始信号を所定のタイ
ミングで出力するタイミング信号発生手段と、 前記プランジャーの前記直線移動方向の全範囲にわたる
前記プランジャー位置データ及び前記シャー位置データ
をメモリに記憶しておき、前記タイミング信号発生手段
からの前記動作開始信号に応じて前記メモリから前記位
置データ及び前記シャー位置データを同時に読み出して
前記プランジャー駆動手段及びシャー駆動手段に出力す
るプランジャー制御手段とから構成されることを特徴と
するゴブ生成装置。 - 【請求項4】 前記プランジャー駆動手段は、前記プラ
ンジャーの回転速度及び回転方向に関する回転データを
入力し、それに基づいて前記プランジャーを回転駆動制
御し、 前記プランジャー制御手段は、前記プランジャー位置デ
ータと共に前記回転データをメモリに記憶しておき、前
記タイミング信号発生手段からの前記動作開始信号に応
じて前記メモリから前記プランジャー位置データと共に
前記回転データを同時に読み出して前記プランジャー駆
動手段に出力することを特徴とする請求項1、2又は3
に記載のゴブ生成装置。 - 【請求項5】 前記プランジャー駆動手段は、 プランジャー用サーボモータと、 このプランジャー用サーボモータの回転駆動力を直線駆
動力に変換する手段と、 前記プランジャー用サーボモータの回転位置を検出する
回転位置検出手段と、 前記回転位置検出手段からの位置信号及び前記プランジ
ャー位置データを入力し、これらの信号に基づいて前記
プランジャー用サーボモータのプランジャー制御信号を
出力するプランジャー位置制御手段と、 前記プランジャー制御信号に応じて前記プランジャー用
サーボモータを駆動する電流制御手段とから構成される
ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のゴブ生成
装置。 - 【請求項6】 前記シャー駆動手段は、 シャー用サーボモータと、 このシャー用サーボモータの回転駆動力をアーク方向又
はパラレル方向の駆動力に変換する手段と、 前記シャー用サーボモータの回転位置を検出する回転位
置検出手段と、 前記回転位置検出手段からの位置信号及び前記シャー位
置データを入力し、これらの信号に基づいて前記シャー
用サーボモータのシャー制御信号を出力するプランジャ
ー位置制御手段と、 前記シャー制御信号に応じて前記シャー用サーボモータ
を駆動する電流制御手段とから構成されることを特徴と
する請求項2又は3に記載のゴブ成形装置。 - 【請求項7】 前記スパウト内の前記溶融ガラスの温度
及び液面高さを一定に保持する手段を設けたことを特徴
とする請求項1に記載のゴブ生成装置。 - 【請求項8】 前記回転位置検出手段は、サーボモータ
の位置を絶対位置にて検出するアブソリュート型の位置
センサであり、巻線部と、この巻線部に対して相対的に
変位し、前記巻線部における磁気抵抗をその相対位置に
応じて変化させる部材とを有し、前記巻線部を位相のず
れた複数の1次交流信号によって励磁し、サーボモータ
の絶対位置に対応する電気的位相ずれを持つ出力交流信
号を発生する位相シフト型位置センサとで構成されるこ
とを特徴とする請求項5又は6に記載のゴブ生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19491291A JPH05139754A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ゴブ生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19491291A JPH05139754A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ゴブ生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05139754A true JPH05139754A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=16332410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19491291A Pending JPH05139754A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ゴブ生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05139754A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06247721A (ja) * | 1993-02-25 | 1994-09-06 | Owens Brockway Glass Container Inc | 多列オリフィスガラス供給装置 |
DE10254654A1 (de) * | 2002-11-22 | 2004-06-09 | Heinz-Glas Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zur Verarbeitung von Glasposten unterschiedlicher Massen und Speisevorrichtung |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP19491291A patent/JPH05139754A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06247721A (ja) * | 1993-02-25 | 1994-09-06 | Owens Brockway Glass Container Inc | 多列オリフィスガラス供給装置 |
DE10254654A1 (de) * | 2002-11-22 | 2004-06-09 | Heinz-Glas Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zur Verarbeitung von Glasposten unterschiedlicher Massen und Speisevorrichtung |
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