JPH05139661A - 自走式エレベータシステムおよびその走行方法 - Google Patents
自走式エレベータシステムおよびその走行方法Info
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- JPH05139661A JPH05139661A JP30787191A JP30787191A JPH05139661A JP H05139661 A JPH05139661 A JP H05139661A JP 30787191 A JP30787191 A JP 30787191A JP 30787191 A JP30787191 A JP 30787191A JP H05139661 A JPH05139661 A JP H05139661A
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Landscapes
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建物に縦横3次元の方向に敷設した走行路に
沿って自在に走行できる縦横自在走行可能なエレベータ
システムにあって、効率の良い運行制御ができるように
を構築する。 【構成】 自走式エレベータの上昇時あるいは下降時に
はそれぞれ専用の上昇走行用昇降路あるいは下降走行用
昇降路を走行させる。そして、所望の階床で停止する際
には、該当する階床に設けられた横方向の退避走行路に
退避させて停止し、戸開して乗客の乗降、休止などを行
なう。また、自走式エレベータの昇降方向の転換を行な
う場合には、それまで走行していた昇降路から最寄りの
階床の退避走行路に退避し、この退避走行路を通り抜け
て反対側の出入口から隣の逆方向の昇降路に出るように
する。
沿って自在に走行できる縦横自在走行可能なエレベータ
システムにあって、効率の良い運行制御ができるように
を構築する。 【構成】 自走式エレベータの上昇時あるいは下降時に
はそれぞれ専用の上昇走行用昇降路あるいは下降走行用
昇降路を走行させる。そして、所望の階床で停止する際
には、該当する階床に設けられた横方向の退避走行路に
退避させて停止し、戸開して乗客の乗降、休止などを行
なう。また、自走式エレベータの昇降方向の転換を行な
う場合には、それまで走行していた昇降路から最寄りの
階床の退避走行路に退避し、この退避走行路を通り抜け
て反対側の出入口から隣の逆方向の昇降路に出るように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビルや新都市空間を
縦横3次元の方向に敷設した軌道に沿って自在に走行で
きる自走式エレベータシステムおよびその走行方法に関
する。
縦横3次元の方向に敷設した軌道に沿って自在に走行で
きる自走式エレベータシステムおよびその走行方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から広く用いられているエレベータ
は、油圧プランジャを用いて乗りかごを昇降させる油圧
式エレベータや比較的小容量域に使用される巻胴式エレ
ベータを除いて、その大半が、乗りかごと釣合重りをロ
ープでつるべ状に結合した方式であり、1つの昇降路に
1つの乗りかごを配置している。
は、油圧プランジャを用いて乗りかごを昇降させる油圧
式エレベータや比較的小容量域に使用される巻胴式エレ
ベータを除いて、その大半が、乗りかごと釣合重りをロ
ープでつるべ状に結合した方式であり、1つの昇降路に
1つの乗りかごを配置している。
【0003】このつるべ状のエレベータは、図17に示
すように昇降路中に乗りかご31と釣合重り32を、そ
れぞれ案内用レール(ガイドレール)33,34を設け
てその間に配置し、昇降路上部の機械室に設置された巻
き上げ機35のシーブ36やそらせシーブ37などを介
して、ロープ38で両者をつるべ状に結合する構成であ
る。そして、近年では、巻き上げ機35の駆動用電動機
として三相誘導電動機、制御装置にマイクロプロセッサ
を搭載したインバータ装置が広く用いられている。
すように昇降路中に乗りかご31と釣合重り32を、そ
れぞれ案内用レール(ガイドレール)33,34を設け
てその間に配置し、昇降路上部の機械室に設置された巻
き上げ機35のシーブ36やそらせシーブ37などを介
して、ロープ38で両者をつるべ状に結合する構成であ
る。そして、近年では、巻き上げ機35の駆動用電動機
として三相誘導電動機、制御装置にマイクロプロセッサ
を搭載したインバータ装置が広く用いられている。
【0004】このようなつるべ状のエレベータの制御装
置では、乗りかご31を走行させるのに機械による走行
損失を除けば、釣合重り32との不平衡荷重分の駆動力
があればよいので、駆動装置および制御装置の容量が小
さくて済む特長を有し、さらに従来から広く利用されて
きている方式であるために性能面、安全面で技術が確立
されていて、信頼性がある。
置では、乗りかご31を走行させるのに機械による走行
損失を除けば、釣合重り32との不平衡荷重分の駆動力
があればよいので、駆動装置および制御装置の容量が小
さくて済む特長を有し、さらに従来から広く利用されて
きている方式であるために性能面、安全面で技術が確立
されていて、信頼性がある。
【0005】ところが、近年、将来的な見通してとし
て、超高層ビルなどの要求に答えるための新しい階間交
通システムの考え方が提案されるようになっているが、
提案されている新交通システムの1つが、ロープを用い
ずに、乗りかご自体が走行する自走式エレベータであ
り、これは、上下方向のみならず、水平方向にも走行可
能な構成を備えた縦横自在走行可能なエレベータシステ
ムの構想である。
て、超高層ビルなどの要求に答えるための新しい階間交
通システムの考え方が提案されるようになっているが、
提案されている新交通システムの1つが、ロープを用い
ずに、乗りかご自体が走行する自走式エレベータであ
り、これは、上下方向のみならず、水平方向にも走行可
能な構成を備えた縦横自在走行可能なエレベータシステ
ムの構想である。
【0006】この自走式エレベータシステムの構想は、
従来の1昇降路1乗りかごの既成概念を打破するもので
あり、1昇降路に複数台の乗りかごを走行させることが
可能な革新的な技術として注目されつつある。
従来の1昇降路1乗りかごの既成概念を打破するもので
あり、1昇降路に複数台の乗りかごを走行させることが
可能な革新的な技術として注目されつつある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
自走式エレベータシステムとして確立された方式はいま
だ決定されておらず、効率的な運行制御ができるシステ
ムの構築が望まれている。
自走式エレベータシステムとして確立された方式はいま
だ決定されておらず、効率的な運行制御ができるシステ
ムの構築が望まれている。
【0008】この発明は、このような技術的課題を解決
するためになされたもので、ビルや新都市空間を縦横自
在に移動でき、乗りかごごとに駆動源を備えた自走式エ
レベータシステムであって、乗りかごを同一走行路内に
複数台走行させ、輸送力を向上させると共に、走行路空
間を有効利用することができる自走式エレベータシステ
ムおよびその走行方法を提供することを目的とする。
するためになされたもので、ビルや新都市空間を縦横自
在に移動でき、乗りかごごとに駆動源を備えた自走式エ
レベータシステムであって、乗りかごを同一走行路内に
複数台走行させ、輸送力を向上させると共に、走行路空
間を有効利用することができる自走式エレベータシステ
ムおよびその走行方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、建物内に縦
横に相連通するように形成された走行路に軌道を敷設
し、複数台の自走式エレベータをこの軌道に沿って縦横
に走行するように配置した自走式エレベータシステムに
おいて、前記走行路を前記自走式エレベータが上昇方向
のみに走行する上昇走行用昇降路と、下降方向のみに走
行する下降走行用昇降路と、これらの昇降路から自走式
エレベータが退避し、乗客の乗降のための停止戸開、昇
降方向転換、休止のために使用する横方向のみに走行可
能な退避走行路とに区分したものである。
横に相連通するように形成された走行路に軌道を敷設
し、複数台の自走式エレベータをこの軌道に沿って縦横
に走行するように配置した自走式エレベータシステムに
おいて、前記走行路を前記自走式エレベータが上昇方向
のみに走行する上昇走行用昇降路と、下降方向のみに走
行する下降走行用昇降路と、これらの昇降路から自走式
エレベータが退避し、乗客の乗降のための停止戸開、昇
降方向転換、休止のために使用する横方向のみに走行可
能な退避走行路とに区分したものである。
【0010】また、この発明の自走式エレベータシステ
ムは、前記退避走行路を少なくとも2台の自走式エレベ
ータが並列に停止できる幅とし、かつ、昇降路に連通す
る一方の出入口から入って他方の出入口から別の昇降路
に出ることができるようにしたものとすることができ
る。
ムは、前記退避走行路を少なくとも2台の自走式エレベ
ータが並列に停止できる幅とし、かつ、昇降路に連通す
る一方の出入口から入って他方の出入口から別の昇降路
に出ることができるようにしたものとすることができ
る。
【0011】さらに、この発明の自走式エレベータシス
テムの走行方法は、建物内に縦横に相連通するように形
成された走行路に軌道を敷設し、複数台の自走式エレベ
ータをこの軌道に沿って縦横に走行するように配置し、
前記走行路を自走式エレベータが上昇方向のみに走行す
る上昇走行用昇降路と、下降方向のみに走行する下降走
行用昇降路と、これらの昇降路から自走式エレベータが
退避し、乗客の乗降のための停止戸開、昇降方向転換、
休止のために使用する横方向のみに走行可能な退避走行
路とに区分し、かつ、前記退避走行路を少なくとも2台
の自走式エレベータが並列に停止できる幅にして、昇降
路に連通する一方の出入口から入って他方の出入口から
別の昇降路に出ることができるようにした自走式エレベ
ータシステムにおいて、任意の1台の自走式エレベータ
が所定の階床の退避走行路に一方の出入口から入って他
方の出入口から出て方向転換しようとする際に、当該退
避走行路に他の自走式エレベータが退避していて前記他
方の出入口から出られない場合には、当該任意の1台の
自走式エレベータは元の走行方向の昇降路において最寄
りの空き退避走行路まで進んでから当該空き退避走行路
に入ってそこを通り抜けることにより元の走行方向と逆
の方向に走行するようにしたものである。
テムの走行方法は、建物内に縦横に相連通するように形
成された走行路に軌道を敷設し、複数台の自走式エレベ
ータをこの軌道に沿って縦横に走行するように配置し、
前記走行路を自走式エレベータが上昇方向のみに走行す
る上昇走行用昇降路と、下降方向のみに走行する下降走
行用昇降路と、これらの昇降路から自走式エレベータが
退避し、乗客の乗降のための停止戸開、昇降方向転換、
休止のために使用する横方向のみに走行可能な退避走行
路とに区分し、かつ、前記退避走行路を少なくとも2台
の自走式エレベータが並列に停止できる幅にして、昇降
路に連通する一方の出入口から入って他方の出入口から
別の昇降路に出ることができるようにした自走式エレベ
ータシステムにおいて、任意の1台の自走式エレベータ
が所定の階床の退避走行路に一方の出入口から入って他
方の出入口から出て方向転換しようとする際に、当該退
避走行路に他の自走式エレベータが退避していて前記他
方の出入口から出られない場合には、当該任意の1台の
自走式エレベータは元の走行方向の昇降路において最寄
りの空き退避走行路まで進んでから当該空き退避走行路
に入ってそこを通り抜けることにより元の走行方向と逆
の方向に走行するようにしたものである。
【0012】
【作用】この発明の自走式エレベータシステムでは、自
走式エレベータの上昇時あるいは下降時にはそれぞれ専
用の上昇走行用昇降路あるいは下降走行用昇降路を走行
させる。そして、所望の階床で停止する際には、該当す
る階床に設けられた横方向の退避走行路に退避させて停
止し、戸開して乗客の乗降、休止などを行なう。
走式エレベータの上昇時あるいは下降時にはそれぞれ専
用の上昇走行用昇降路あるいは下降走行用昇降路を走行
させる。そして、所望の階床で停止する際には、該当す
る階床に設けられた横方向の退避走行路に退避させて停
止し、戸開して乗客の乗降、休止などを行なう。
【0013】また、自走式エレベータの昇降方向の転換
を行なう場合には、それまで走行していた昇降路から最
寄りの階床の退避走行路に退避し、この退避走行路を通
り抜けて反対側の出入口から隣の逆方向の昇降路に出る
ようにする。
を行なう場合には、それまで走行していた昇降路から最
寄りの階床の退避走行路に退避し、この退避走行路を通
り抜けて反対側の出入口から隣の逆方向の昇降路に出る
ようにする。
【0014】また、任意の1台の自走式エレベータが所
定の階床の退避走行路に一方の出入口から入って他方の
出入口から出て方向転換しようとする際に、当該退避走
行路に他の自走式エレベータが退避していて前記他方の
出入口から出られない場合には、当該任意の1台の自走
式エレベータは元の走行方向の昇降路において最寄りの
空き退避走行路まで進んでから当該空き退避走行路に入
ってそこを通り抜けることにより元の走行方向と逆の方
向に走行するこうして、次の6通りの基本走行パターン
の走行が自在に行なえるようにする。
定の階床の退避走行路に一方の出入口から入って他方の
出入口から出て方向転換しようとする際に、当該退避走
行路に他の自走式エレベータが退避していて前記他方の
出入口から出られない場合には、当該任意の1台の自走
式エレベータは元の走行方向の昇降路において最寄りの
空き退避走行路まで進んでから当該空き退避走行路に入
ってそこを通り抜けることにより元の走行方向と逆の方
向に走行するこうして、次の6通りの基本走行パターン
の走行が自在に行なえるようにする。
【0015】a)上昇−停止−上昇 自走式エレベータが上昇走行用昇降路を上昇中に、例え
ばK階において一時停止し、再び上昇しようとする場合
には、K階の退避走行路に停止して戸開し、乗客の乗降
が終了した後に、再び上昇走行用昇降路に出て上昇す
る。
ばK階において一時停止し、再び上昇しようとする場合
には、K階の退避走行路に停止して戸開し、乗客の乗降
が終了した後に、再び上昇走行用昇降路に出て上昇す
る。
【0016】b)下降−停止−下降 自走式エレベータが下降走行用昇降路を下降中に、例え
ばK階において一時停止し、再び下降しようとする場合
には、K階の退避走行に停止して戸開し、乗客の乗降が
終了した後に、再び下降走行用昇降路に出て下降する。
ばK階において一時停止し、再び下降しようとする場合
には、K階の退避走行に停止して戸開し、乗客の乗降が
終了した後に、再び下降走行用昇降路に出て下降する。
【0017】c)上昇−停止−下降 自走式エレベータが上昇の途中、K階で方向転換して下
降する場合には、上昇走行用昇降路からK階の退避走行
路に入って停止して戸開し、乗客の乗降が終了した後
に、反対側の下降走行用昇降路に出て、そこを下降す
る。
降する場合には、上昇走行用昇降路からK階の退避走行
路に入って停止して戸開し、乗客の乗降が終了した後
に、反対側の下降走行用昇降路に出て、そこを下降す
る。
【0018】d)下降−停止−上昇 c)とは逆に、自走式エレベータが下降の途中、K階で
方向転換して上昇する場合には、下降走行用昇降路から
K階の退避走行路に入って停止して戸開し、乗客の乗降
が終了した後に、反対側の上昇走行用昇降路に出て、そ
こを上昇する。
方向転換して上昇する場合には、下降走行用昇降路から
K階の退避走行路に入って停止して戸開し、乗客の乗降
が終了した後に、反対側の上昇走行用昇降路に出て、そ
こを上昇する。
【0019】e)上昇−停止−上昇−下降 上昇する自走式エレベータがK階で停止して戸開し、乗
客を乗降させた後、逆に下降したいのであるが、このK
階の下降走行用昇降路側の退避走行路に他の自走式エレ
ベータが停止していて下降走行用昇降路に出られない場
合には、エレベータはK階の上昇走行用昇降路側の退避
走行路で一時停止して乗客の乗降を行ない、再び上昇走
行用昇降路に出て、最寄りの空き退避走行路がある階ま
で上昇する。そして、この階の退避走行路を通過して反
対側の下降走行用昇降路に出て下降する。
客を乗降させた後、逆に下降したいのであるが、このK
階の下降走行用昇降路側の退避走行路に他の自走式エレ
ベータが停止していて下降走行用昇降路に出られない場
合には、エレベータはK階の上昇走行用昇降路側の退避
走行路で一時停止して乗客の乗降を行ない、再び上昇走
行用昇降路に出て、最寄りの空き退避走行路がある階ま
で上昇する。そして、この階の退避走行路を通過して反
対側の下降走行用昇降路に出て下降する。
【0020】f)下降−停止−下降−上昇 下降する自走式エレベータがK階で停止して戸開し、乗
客を乗降させた後、逆に上昇したいのであるが、このK
階の上昇走行用昇降路側の退避走行路に他の自走式エレ
ベータが停止していて上昇走行用昇降路に出られない場
合には、エレベータはK階の下降走行用昇降路側の退避
走行路で一時停止して乗客の乗降を行ない、再び下降走
行用昇降路に出て、最寄りの空き退避走行路がある階ま
で下降する。そして、この階の退避走行路を通過して反
対側の上昇走行用昇降路に出て上昇する。
客を乗降させた後、逆に上昇したいのであるが、このK
階の上昇走行用昇降路側の退避走行路に他の自走式エレ
ベータが停止していて上昇走行用昇降路に出られない場
合には、エレベータはK階の下降走行用昇降路側の退避
走行路で一時停止して乗客の乗降を行ない、再び下降走
行用昇降路に出て、最寄りの空き退避走行路がある階ま
で下降する。そして、この階の退避走行路を通過して反
対側の上昇走行用昇降路に出て上昇する。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
する。
【0022】図1および図2はこの発明の一実施例のシ
ステムの構成を示しており、キャリア1は、その中に乗
りかご2を自由回転できるようにローラベアリング3に
より支持、収納しており、このキャリア1が、建物内の
縦横に形成された走行路4に敷設された軌道としてのガ
イドレール5に沿って走行するようになっている。
ステムの構成を示しており、キャリア1は、その中に乗
りかご2を自由回転できるようにローラベアリング3に
より支持、収納しており、このキャリア1が、建物内の
縦横に形成された走行路4に敷設された軌道としてのガ
イドレール5に沿って走行するようになっている。
【0023】走行路4の形状は建物の高さや広さ、ある
いは用途などに応じて随意に決定されるものであるが、
この実施例では、図2に示すように一方の昇降路Aが上
昇走行用昇降路、他方の昇降路Bが下降走行用昇降路と
し、それらの昇降路A,B間に横方向に連通する退避用
走行路E,Fを適宜の階床において形成し、乗客の要求
によって指定階で停止する場合には、キャリア1および
乗りかご2を昇降路A,Bから退避走行路EまたはFに
退避させ、ここで後述するようにドアを開閉して乗客の
乗降を行なうようにしている。
いは用途などに応じて随意に決定されるものであるが、
この実施例では、図2に示すように一方の昇降路Aが上
昇走行用昇降路、他方の昇降路Bが下降走行用昇降路と
し、それらの昇降路A,B間に横方向に連通する退避用
走行路E,Fを適宜の階床において形成し、乗客の要求
によって指定階で停止する場合には、キャリア1および
乗りかご2を昇降路A,Bから退避走行路EまたはFに
退避させ、ここで後述するようにドアを開閉して乗客の
乗降を行なうようにしている。
【0024】キャリア1がガイドレール5に沿って走行
するための手段として、キャリア1の両側にガイドロー
ラ6が取り付けられ、このガイドローラ6がガイドレー
ル5上を転動するように構成されている。また、キャリ
ア1の走行位置を検出するために、キャリア1の走行に
伴ってパルスを発生する位置検出用ガイドローラ7も備
えられている。さらに、キャリア1の上下端部には、安
全装置して、他号機のキャリア1との衝突の際の衝撃吸
収のためにバネあるいはクッションで構成される緩衝体
8が取り付けられている。
するための手段として、キャリア1の両側にガイドロー
ラ6が取り付けられ、このガイドローラ6がガイドレー
ル5上を転動するように構成されている。また、キャリ
ア1の走行位置を検出するために、キャリア1の走行に
伴ってパルスを発生する位置検出用ガイドローラ7も備
えられている。さらに、キャリア1の上下端部には、安
全装置して、他号機のキャリア1との衝突の際の衝撃吸
収のためにバネあるいはクッションで構成される緩衝体
8が取り付けられている。
【0025】キャリア1と乗りかご2、さらにはこのキ
ャリア1の駆動部の詳しい構成が図3〜図6に示されて
いる。これらの図から分かるように、キャリア1は内側
が円筒形をしており、この円筒形の部分に、外周部が円
筒形になった乗りかご2がローラベアリング3によって
垂直面内で回転自在に支持されている。
ャリア1の駆動部の詳しい構成が図3〜図6に示されて
いる。これらの図から分かるように、キャリア1は内側
が円筒形をしており、この円筒形の部分に、外周部が円
筒形になった乗りかご2がローラベアリング3によって
垂直面内で回転自在に支持されている。
【0026】また、キャリア1の基部にリニアシンクロ
ナスモータ(LSM)の二次側コイル9が搭載されてお
り、建物の走行路4に面する壁10にLSMの一次側コ
イル11が走行路4の全長に渡って敷設されており、こ
れらのLSMの一次側コイル11を順次励磁、消磁制御
を行なうことによって二次側コイル9との間に磁気力を
発生させ、キャリア1の駆動力を得るようになってい
る。さらに、このキャリア1の駆動のための制御、乗り
かご姿勢制御、運転制御のための制御装置12が各キャ
リア1ごとに備えられている。
ナスモータ(LSM)の二次側コイル9が搭載されてお
り、建物の走行路4に面する壁10にLSMの一次側コ
イル11が走行路4の全長に渡って敷設されており、こ
れらのLSMの一次側コイル11を順次励磁、消磁制御
を行なうことによって二次側コイル9との間に磁気力を
発生させ、キャリア1の駆動力を得るようになってい
る。さらに、このキャリア1の駆動のための制御、乗り
かご姿勢制御、運転制御のための制御装置12が各キャ
リア1ごとに備えられている。
【0027】また、キャリア1には、安全装置としてブ
レーキ13が備えられていて、電源が遮断されるなどの
原因でLSMの磁気反発力がなくなると、ブレーキ13
がガイドレール5に接触し、その摩擦力によってキャリ
ア1をその場に停止させることができるようになってい
る。
レーキ13が備えられていて、電源が遮断されるなどの
原因でLSMの磁気反発力がなくなると、ブレーキ13
がガイドレール5に接触し、その摩擦力によってキャリ
ア1をその場に停止させることができるようになってい
る。
【0028】乗りかご2側には、人や荷物の乗降のため
のドア14が前面に設けられ、ドアモータ15により開
閉制御されるようになっている。また、16はキャリア
1の停止階ごとにホール側に設けられているホールドア
であり、このホールドア16は、乗りかご2のドア14
の開閉動作に係合して同時に開閉動作するようになって
いる。
のドア14が前面に設けられ、ドアモータ15により開
閉制御されるようになっている。また、16はキャリア
1の停止階ごとにホール側に設けられているホールドア
であり、このホールドア16は、乗りかご2のドア14
の開閉動作に係合して同時に開閉動作するようになって
いる。
【0029】上記の乗りかご2は物理的に低重心設計と
され、ボールベアリング3の支持によってキャリア1の
回転位置に関係なく、常に重力方向に天地が一致するよ
うに自由回転し、垂直状態を維持することができる。
され、ボールベアリング3の支持によってキャリア1の
回転位置に関係なく、常に重力方向に天地が一致するよ
うに自由回転し、垂直状態を維持することができる。
【0030】さらに、この乗りかご2には、姿勢制御用
ジャイロ17が設置されており、後述するように乗りか
ご2の傾き姿勢を検知し、姿勢制御ローラ18を駆動制
御することにより乗りかご2が常に天地を一定にするよ
うに姿勢制御することができる。
ジャイロ17が設置されており、後述するように乗りか
ご2の傾き姿勢を検知し、姿勢制御ローラ18を駆動制
御することにより乗りかご2が常に天地を一定にするよ
うに姿勢制御することができる。
【0031】なお、図5において、19は乗りかご2の
床であり、20は乗りかご2内に設置された操作盤であ
り、この操作盤20を用いて乗客は自分の行き先階の登
録を行なうことができる。21はかご内照明である。
床であり、20は乗りかご2内に設置された操作盤であ
り、この操作盤20を用いて乗客は自分の行き先階の登
録を行なうことができる。21はかご内照明である。
【0032】図7および図8に示すように、姿勢制御用
ジャイロ17は乗りかご2の垂直状態からの傾き角度と
方向を検出して、これを送信回路22によりキャリア1
側の制御装置8に送信するようになっている。そして、
キャリア1側の制御装置8では、そこに内蔵する受信回
路23が送信回路22からの信号を受信し、姿勢制御部
24が乗りかご2の姿勢を割り出し、必要な傾き補正角
を算出し、これに応じた電流を姿勢補正用モータ25に
与え、このモータ25の回転方向および回転速度を制御
するようになっている。
ジャイロ17は乗りかご2の垂直状態からの傾き角度と
方向を検出して、これを送信回路22によりキャリア1
側の制御装置8に送信するようになっている。そして、
キャリア1側の制御装置8では、そこに内蔵する受信回
路23が送信回路22からの信号を受信し、姿勢制御部
24が乗りかご2の姿勢を割り出し、必要な傾き補正角
を算出し、これに応じた電流を姿勢補正用モータ25に
与え、このモータ25の回転方向および回転速度を制御
するようになっている。
【0033】さらに、モータ25と姿勢制御用ローラ1
8との間にはベルト26が掛け回されており、このベル
ト26を介して姿勢制御用ローラ18を回転させ、キャ
リア1に対して乗りかご2を必要な角度だけ、必要な速
度で回転させて姿勢制御を行なうことができる。
8との間にはベルト26が掛け回されており、このベル
ト26を介して姿勢制御用ローラ18を回転させ、キャ
リア1に対して乗りかご2を必要な角度だけ、必要な速
度で回転させて姿勢制御を行なうことができる。
【0034】図9はこの実施例の自走式エレベータシス
テムの乗場ホールの正面図であり、自走式エレベータの
キャリア1がK階に停止して戸開している状態を示して
いる。この図9に示すように、ある階Kからの呼びに応
答してK階に停止して戸開すれば、登録されたホール呼
びが消去され、K階のホール呼びボタン27のランプを
消灯すると共に応答した方向のホールランタン28を点
滅させ、応答したことを表示するようになっている。
テムの乗場ホールの正面図であり、自走式エレベータの
キャリア1がK階に停止して戸開している状態を示して
いる。この図9に示すように、ある階Kからの呼びに応
答してK階に停止して戸開すれば、登録されたホール呼
びが消去され、K階のホール呼びボタン27のランプを
消灯すると共に応答した方向のホールランタン28を点
滅させ、応答したことを表示するようになっている。
【0035】次に、上記の構成の自走式エレベータシス
テムの動作について説明する。
テムの動作について説明する。
【0036】キャリア1に乗りかご2を回転自在に支持
させた状態でリニアモータ一次側コイル11を順次励磁
制御することにより、キャリア1の二次側コイル9との
間に発生する磁気反発力の反作用力によってキャリア1
のガイドローラ6をガイドレール5に沿って転動させ、
これによりキャリア1および乗りかご2を走行駆動す
る。
させた状態でリニアモータ一次側コイル11を順次励磁
制御することにより、キャリア1の二次側コイル9との
間に発生する磁気反発力の反作用力によってキャリア1
のガイドローラ6をガイドレール5に沿って転動させ、
これによりキャリア1および乗りかご2を走行駆動す
る。
【0037】停止する際には、制御装置12によるリニ
アモータ一次側コイル11への通電を停止することによ
りリニアモータ駆動を停止すると、磁気反発力が消滅す
るために、キャリア1のブレーキ13がガイドレール5
の背面に圧接するようになり、この接触摩擦によってキ
ャリア1と乗りかご2が所定の停止位置で停止する。
アモータ一次側コイル11への通電を停止することによ
りリニアモータ駆動を停止すると、磁気反発力が消滅す
るために、キャリア1のブレーキ13がガイドレール5
の背面に圧接するようになり、この接触摩擦によってキ
ャリア1と乗りかご2が所定の停止位置で停止する。
【0038】図2において示す走行路4の退避走行路E
またはFにキャリア1を来させるためにはキャリア1が
ガイドレール5に沿って90度方向転換しなければなら
ないが、そのままでは内部の乗りかご2も90度回転し
てしまうことになる。しかしながら、この実施例のシス
テムでは、ローラベアリング3が間に介在するために、
キャリア1の回転に影響されることになく、乗りかご2
は常に垂直状態を維持し、天地を一定にしたまま退避走
行路EまたはFに入るために曲線部の走行を続けること
ができる。
またはFにキャリア1を来させるためにはキャリア1が
ガイドレール5に沿って90度方向転換しなければなら
ないが、そのままでは内部の乗りかご2も90度回転し
てしまうことになる。しかしながら、この実施例のシス
テムでは、ローラベアリング3が間に介在するために、
キャリア1の回転に影響されることになく、乗りかご2
は常に垂直状態を維持し、天地を一定にしたまま退避走
行路EまたはFに入るために曲線部の走行を続けること
ができる。
【0039】そして、所定の階床の退避走行路Eまたは
Fに入って停止させれば、次に、かごドア14を開閉
し、これに係合するホールドア16も開閉することによ
り、乗客の乗降を行なわせる。
Fに入って停止させれば、次に、かごドア14を開閉
し、これに係合するホールドア16も開閉することによ
り、乗客の乗降を行なわせる。
【0040】キャリア1および乗りかご2の走行中は、
位置検出用ガイドローラ7がそれらの走行に伴って転動
してパルスを発生し、これを制御装置12が受けて走行
距離に応じたパルスカウント数によりキャリア1および
乗りかご2の位置を算出し、位置制御に利用する。
位置検出用ガイドローラ7がそれらの走行に伴って転動
してパルスを発生し、これを制御装置12が受けて走行
距離に応じたパルスカウント数によりキャリア1および
乗りかご2の位置を算出し、位置制御に利用する。
【0041】次に、姿勢制御用ジャイロ17の働きにつ
いて説明する。乗りかご2内に設置した姿勢制御用ジャ
イロ17によって乗りかご2の姿勢を検出し、キャリア
1側の制御装置12内の姿勢制御部24に無線で送信す
る。姿勢制御部24では、このジャイロ17からの姿勢
検出信号と横方向走行時の加速度とを加味して、乗りか
ご2の床19の水平傾き度を決定する。そして、決定さ
れた水平傾き度に合わせて、姿勢制御部24は、姿勢制
御用ステップモータ25の回転方向および回転速度を制
御し、このモータ25の回転を姿勢制御用ローラ18に
伝達することにより乗りかご2を常に重力方向に一致す
る姿勢を維持するように姿勢制御する。
いて説明する。乗りかご2内に設置した姿勢制御用ジャ
イロ17によって乗りかご2の姿勢を検出し、キャリア
1側の制御装置12内の姿勢制御部24に無線で送信す
る。姿勢制御部24では、このジャイロ17からの姿勢
検出信号と横方向走行時の加速度とを加味して、乗りか
ご2の床19の水平傾き度を決定する。そして、決定さ
れた水平傾き度に合わせて、姿勢制御部24は、姿勢制
御用ステップモータ25の回転方向および回転速度を制
御し、このモータ25の回転を姿勢制御用ローラ18に
伝達することにより乗りかご2を常に重力方向に一致す
る姿勢を維持するように姿勢制御する。
【0042】次に、図2に示す走行路4における昇降路
AまたはBから退避走行路EまたはFに入る際、また逆
に退避走行路EまたはFから昇降AまたはBに出る際に
通る曲線部で乗客に働く力を分析し、姿勢制御する動作
について説明する。
AまたはBから退避走行路EまたはFに入る際、また逆
に退避走行路EまたはFから昇降AまたはBに出る際に
通る曲線部で乗客に働く力を分析し、姿勢制御する動作
について説明する。
【0043】図10は曲線部におけるキャリア1の水平
速度を示しており、曲線部の曲率を一定とし、一定の速
度vで回転するとき、キャリア1の角速度ωとすると、
キャリア1の水平方向速度vh は、 vh =vsin ωt となり、キャリア1の水平加速度dvh /dtは、
速度を示しており、曲線部の曲率を一定とし、一定の速
度vで回転するとき、キャリア1の角速度ωとすると、
キャリア1の水平方向速度vh は、 vh =vsin ωt となり、キャリア1の水平加速度dvh /dtは、
【数1】 となり、図11に示すような曲線となる。
【0044】この水平方向の加速度と同一の加速度が乗
客に生ずるようにかご床19の水平傾き度θを決定すれ
ば、乗り心地が良くなる。図12はかご床19がθ°傾
斜しているときの力を示しており、乗客の水平方向加速
度は、
客に生ずるようにかご床19の水平傾き度θを決定すれ
ば、乗り心地が良くなる。図12はかご床19がθ°傾
斜しているときの力を示しており、乗客の水平方向加速
度は、
【数2】 となる。
【0045】図13は、水平傾き度θと姿勢制御用モー
タ25の速度との関係を示しており、姿勢制御用モータ
25の速度をvm とすると、
タ25の速度との関係を示しており、姿勢制御用モータ
25の速度をvm とすると、
【数3】 となり、
【数4】 となる。
【0046】そこで、この数4の式に従って姿勢制御用
モータ25の速度をコントロールすることにより、かご
床19の水平傾き度θを制御し、走行路4の曲線部で乗
客に働く横方向の力を緩和し、乗り心地を改善すること
ができるようになる。
モータ25の速度をコントロールすることにより、かご
床19の水平傾き度θを制御し、走行路4の曲線部で乗
客に働く横方向の力を緩和し、乗り心地を改善すること
ができるようになる。
【0047】次に、このような自走式エレベータシステ
ムにおける自走式エレベータの走行方法について、図1
4〜図16に基づいて説明する。
ムにおける自走式エレベータの走行方法について、図1
4〜図16に基づいて説明する。
【0048】自走式エレベータの走行基本パターンは、
次に示すa)〜f)の6つである。
次に示すa)〜f)の6つである。
【0049】a)上昇−停止−上昇走行パターン これは、図14(a)に示すように、自走式エレベータ
が上昇の途中、K階において停止して戸開し、乗客を乗
降させた後、さらに先の階まで上昇する場合の基本走行
パターンである。
が上昇の途中、K階において停止して戸開し、乗客を乗
降させた後、さらに先の階まで上昇する場合の基本走行
パターンである。
【0050】この場合には、エレベータCAR1が上昇
走行用昇降路Aを上昇中の状態A1からEk の状態のよ
うにK階の退避走行路Eに停止して戸開し、乗客の乗降
が終了した後、再度上昇走行用昇降路Aに出てA2の状
態のように上昇する。
走行用昇降路Aを上昇中の状態A1からEk の状態のよ
うにK階の退避走行路Eに停止して戸開し、乗客の乗降
が終了した後、再度上昇走行用昇降路Aに出てA2の状
態のように上昇する。
【0051】この場合、他の1台のエレベータCAR2
が上昇走行用昇降路Aを上昇し、同じK階に停止しよう
とする場合には、昇降路A内のK階の手前で一時停止し
て先のエレベータCAR1が出発するのを待つ。
が上昇走行用昇降路Aを上昇し、同じK階に停止しよう
とする場合には、昇降路A内のK階の手前で一時停止し
て先のエレベータCAR1が出発するのを待つ。
【0052】逆に他のエレベータCAR2がK階で停止
予定がなければ、先のエレベータCAR1がK階の退避
走行路Eに退避して停止しているうちに、このエレベー
タCAR1を追い抜いて先に上昇走行する。
予定がなければ、先のエレベータCAR1がK階の退避
走行路Eに退避して停止しているうちに、このエレベー
タCAR1を追い抜いて先に上昇走行する。
【0053】b)下降−停止−下降走行パターン これは、図14(a)において、自走式エレベータCA
R3が下降の途中、K階に停止して戸開し、乗客を乗降
させた後、さらに下方の階まで下降する場合の基本走行
パターンである。
R3が下降の途中、K階に停止して戸開し、乗客を乗降
させた後、さらに下方の階まで下降する場合の基本走行
パターンである。
【0054】この場合には、下降走行用昇降路Bを下降
中の状態B1からFkの状態のようにK階の退避走行路
Fに停止して戸開し、乗客の乗降が終了した後、再度下
降走行用昇降路Bに出てB2の状態のように下降する。
中の状態B1からFkの状態のようにK階の退避走行路
Fに停止して戸開し、乗客の乗降が終了した後、再度下
降走行用昇降路Bに出てB2の状態のように下降する。
【0055】この場合、他の1台のエレベータCAR4
が下降走行用昇降路Bを下降し、K階に停止しようとす
る場合には、昇降路B内のK階の手前で一時停止して先
のエレベータCAR3が出発するのを待つ。
が下降走行用昇降路Bを下降し、K階に停止しようとす
る場合には、昇降路B内のK階の手前で一時停止して先
のエレベータCAR3が出発するのを待つ。
【0056】逆に他のエレベータCAR4がK階で停止
予定がなければ、先のエレベータCAR3を追い抜いて
先に下降走行する。
予定がなければ、先のエレベータCAR3を追い抜いて
先に下降走行する。
【0057】c)上昇−停止−下降走行パターン これは、図14(a)において、自走式エレベータCA
R1が上昇の途中、K階に停止して戸開し、乗客を乗降
させた後、逆に下降する場合の基本走行パターンであ
る。この場合には、エレベータCAR1が上昇走行用昇
降路Aを上昇中の状態A1からFk の状態のようにK階
の下降走行用昇降路B側の退避走行路Fに停止して戸開
し、乗客の乗降が終了した後、下降走行用昇降路Bへ出
てB2の状態のように下降する。
R1が上昇の途中、K階に停止して戸開し、乗客を乗降
させた後、逆に下降する場合の基本走行パターンであ
る。この場合には、エレベータCAR1が上昇走行用昇
降路Aを上昇中の状態A1からFk の状態のようにK階
の下降走行用昇降路B側の退避走行路Fに停止して戸開
し、乗客の乗降が終了した後、下降走行用昇降路Bへ出
てB2の状態のように下降する。
【0058】d)下降−停止−上昇走行パターン これは、図14(a)において、自走式エレベータCA
R3が下降の途中、K階に停止して戸開し、乗客を乗降
させた後、逆に上昇する場合の基本パターンである。
R3が下降の途中、K階に停止して戸開し、乗客を乗降
させた後、逆に上昇する場合の基本パターンである。
【0059】この場合には、エレベータCAR3が下降
走行用昇降路Bを下降中の状態B1からEk の状態のよ
うにK階の上昇走行用昇降路A側の退避走行路Eに停止
して戸開し、乗客の乗降が終了した後、上昇走行用昇降
路Aへ出てA2の状態のように上昇する。
走行用昇降路Bを下降中の状態B1からEk の状態のよ
うにK階の上昇走行用昇降路A側の退避走行路Eに停止
して戸開し、乗客の乗降が終了した後、上昇走行用昇降
路Aへ出てA2の状態のように上昇する。
【0060】e)上昇−停止−上昇−下降走行パターン これは、図14(b)において、A1の状態のように上
昇する自走式エレベータCAR1がK階で停止して戸開
し、乗客を乗降させた後、逆にB2の状態に示すように
下降したいのであるが、このK階の下降走行用昇降路B
側の退避走行路FにFk の状態に示すように他の自走式
エレベータCAR2が停止していて下降走行用昇降路B
に出られない場合の基本走行パターンである。
昇する自走式エレベータCAR1がK階で停止して戸開
し、乗客を乗降させた後、逆にB2の状態に示すように
下降したいのであるが、このK階の下降走行用昇降路B
側の退避走行路FにFk の状態に示すように他の自走式
エレベータCAR2が停止していて下降走行用昇降路B
に出られない場合の基本走行パターンである。
【0061】この場合には、エレベータCAR1はK階
の上昇走行用昇降路A側の退避走行路EでEk の状態の
ように一時停止して乗客の乗降を行ない、状態A2のよ
うに再び上昇走行用昇降路Aに出て、最寄りの空き退避
走行路がある階(ここでは(K+1)階とする)まで上
昇する。そして、この(K+1)階の退避走行路を通過
して反対側の下降走行用昇降路Bに出て、B2の状態の
ように下降する。
の上昇走行用昇降路A側の退避走行路EでEk の状態の
ように一時停止して乗客の乗降を行ない、状態A2のよ
うに再び上昇走行用昇降路Aに出て、最寄りの空き退避
走行路がある階(ここでは(K+1)階とする)まで上
昇する。そして、この(K+1)階の退避走行路を通過
して反対側の下降走行用昇降路Bに出て、B2の状態の
ように下降する。
【0062】f)下降−停止−下降−上昇走行パターン これは、図14(b)において、B1の状態のように下
降する自走式エレベータCAR2がK階で停止して戸開
し、乗客を乗降させた後、逆にA2の状態に示すように
上昇したいのであるが、このK階の上昇走行用昇降路A
側の退避走行路EにEk の状態に示すように他の自走式
エレベータCAR1が停止していて上昇走行用昇降路A
に出られない場合の基本走行パターンである。
降する自走式エレベータCAR2がK階で停止して戸開
し、乗客を乗降させた後、逆にA2の状態に示すように
上昇したいのであるが、このK階の上昇走行用昇降路A
側の退避走行路EにEk の状態に示すように他の自走式
エレベータCAR1が停止していて上昇走行用昇降路A
に出られない場合の基本走行パターンである。
【0063】この場合には、エレベータCAR2はK階
の下降走行用昇降路B側の退避走行路FでFk の状態の
ように一時停止して乗客の乗降を行ない、状態B2のよ
うに再び下降走行用昇降路Bに出て、最寄りの空き退避
走行路がある階(ここでは(K−1)階とする)まで下
降する。そして、この(K−1)階の退避走行路を通過
して反対側の上昇走行用昇降路Aに出て、A2の状態の
ように上昇する。
の下降走行用昇降路B側の退避走行路FでFk の状態の
ように一時停止して乗客の乗降を行ない、状態B2のよ
うに再び下降走行用昇降路Bに出て、最寄りの空き退避
走行路がある階(ここでは(K−1)階とする)まで下
降する。そして、この(K−1)階の退避走行路を通過
して反対側の上昇走行用昇降路Aに出て、A2の状態の
ように上昇する。
【0064】そこで、これらa)〜f)の6つの基本走
行パターンを組み合わせることにより、種々の状況にお
いて効率の良い運転を行なう。
行パターンを組み合わせることにより、種々の状況にお
いて効率の良い運転を行なう。
【0065】なお、図15に示すように、上昇走行用昇
降路Aを走行しているエレベータA1がK階の最終呼び
に応答する場合には、K階の上昇走行用昇降路A側の退
避走行路Ek で停止して戸開し、乗降完了後に下降走行
用昇降路B側の退避走行路Fk に待機させる。こうする
ことにより、間もなく発生するであろう下階床からの下
降方向のホール呼びに対して迅速に対応できるようにな
る。
降路Aを走行しているエレベータA1がK階の最終呼び
に応答する場合には、K階の上昇走行用昇降路A側の退
避走行路Ek で停止して戸開し、乗降完了後に下降走行
用昇降路B側の退避走行路Fk に待機させる。こうする
ことにより、間もなく発生するであろう下階床からの下
降方向のホール呼びに対して迅速に対応できるようにな
る。
【0066】また、上昇−停止−上昇走行時、あるいは
下降−停止−下降走行時の走行パターンの変形例とし
て、2台の自走式エレベータが同一の昇降路を同一方向
に走行している場合で、後続する自走式エレベータとの
間に時間差があまりない場合には、図16に示す方法で
運転する。
下降−停止−下降走行時の走行パターンの変形例とし
て、2台の自走式エレベータが同一の昇降路を同一方向
に走行している場合で、後続する自走式エレベータとの
間に時間差があまりない場合には、図16に示す方法で
運転する。
【0067】すなわち、上昇中のエレベータがK階にE
k の状態のように上昇走行用昇降路Eに停止して、再び
上昇しようとする際、ほぼ同時に後続のエレベータがK
階に停止しようとする場合には、先行するエレベータを
Fk の状態のように上昇走行用昇降路Eから下降走行用
昇降路F側にいったん退避させ、後続するエレベータを
Ek の状態のように上昇走行用昇降路E側に停止させ、
先に再び上昇させた後、下降走行用昇降路F側に退避し
ていた先のエレベータを上昇走行用昇降路Eから上昇走
行用昇降路Aに引き出して再び上昇させるようにする。
k の状態のように上昇走行用昇降路Eに停止して、再び
上昇しようとする際、ほぼ同時に後続のエレベータがK
階に停止しようとする場合には、先行するエレベータを
Fk の状態のように上昇走行用昇降路Eから下降走行用
昇降路F側にいったん退避させ、後続するエレベータを
Ek の状態のように上昇走行用昇降路E側に停止させ、
先に再び上昇させた後、下降走行用昇降路F側に退避し
ていた先のエレベータを上昇走行用昇降路Eから上昇走
行用昇降路Aに引き出して再び上昇させるようにする。
【0068】同じように、下降中のエレベータがK階に
Fk の状態のように下降走行用昇降路Fに停止して、再
び下降しようとする際、ほぼ同時に後続のエレベータが
K階に停止しようとする場合には、先行するエレベータ
をEk の状態のように下降走行用昇降路Fから上昇走行
用昇降路E側にいったん退避させ、後続するエレベータ
をFk の状態のように下降走行用昇降路F側に停止さ
せ、先に再び下降させた後、上昇走行用昇降路E側に退
避していた先のエレベータを下降走行用昇降路Fから下
降走行用昇降路Bに引き出して再び下降させるようにす
る。
Fk の状態のように下降走行用昇降路Fに停止して、再
び下降しようとする際、ほぼ同時に後続のエレベータが
K階に停止しようとする場合には、先行するエレベータ
をEk の状態のように下降走行用昇降路Fから上昇走行
用昇降路E側にいったん退避させ、後続するエレベータ
をFk の状態のように下降走行用昇降路F側に停止さ
せ、先に再び下降させた後、上昇走行用昇降路E側に退
避していた先のエレベータを下降走行用昇降路Fから下
降走行用昇降路Bに引き出して再び下降させるようにす
る。
【0069】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、昇降路
を上昇走行用と下降走行用とに完全に分け、横方向の退
避走行路を通じて両者の間を移動できるようにしている
ために、昇降制御が各昇降路ごとに上昇または下降の制
御のいずれかを行なえばよくなり、制御方式がシンプル
となる。
を上昇走行用と下降走行用とに完全に分け、横方向の退
避走行路を通じて両者の間を移動できるようにしている
ために、昇降制御が各昇降路ごとに上昇または下降の制
御のいずれかを行なえばよくなり、制御方式がシンプル
となる。
【0070】また、横方向の退避走行路において乗客の
乗降を行なうようにしているため、上昇走行用昇降路お
よび下降走行用昇降路にはホールドアが不要となり、構
造の簡素化も図れる。
乗降を行なうようにしているため、上昇走行用昇降路お
よび下降走行用昇降路にはホールドアが不要となり、構
造の簡素化も図れる。
【0071】さらに、この発明の運転方法によれば、シ
ンプルな制御方式でありながらも、効率の良い運転制御
が可能となり、待ち時間の短縮、輸送力の向上が図れ
る。
ンプルな制御方式でありながらも、効率の良い運転制御
が可能となり、待ち時間の短縮、輸送力の向上が図れ
る。
【図1】この発明の一実施例の平面図。
【図2】上記実施例の走行路の構成を示す平面図。
【図3】上記実施例のキャリアと乗りかごとの部分を示
す平面図。
す平面図。
【図4】上記実施例のキャリアと乗りかごとの部分を示
す正面図。
す正面図。
【図5】上記実施例のキャリアと乗りかごを示す平面
図。
図。
【図6】上記実施例のキャリアと乗りかごを示す正面
図。
図。
【図7】上記実施例の乗りかごの姿勢制御装置の部分を
示す正面図。
示す正面図。
【図8】上記実施例の乗りかごの姿勢背制御装置の部分
を示す平面図。
を示す平面図。
【図9】上記実施例のエレベータホールの正面図。
【図10】上記実施例の走行路曲線部におけるキャリア
の水平速度を示す説明図。
の水平速度を示す説明図。
【図11】上記実施例の走行路曲線部におけるキャリア
の水平加速度を示す説明図。
の水平加速度を示す説明図。
【図12】上記実施例の走行路曲線部におけるかご床に
働く力を示す説明図。
働く力を示す説明図。
【図13】上記実施例の走行路曲線部におけるかご床の
水平傾き度と姿勢制御用モータの速度との関係を示す説
明図。
水平傾き度と姿勢制御用モータの速度との関係を示す説
明図。
【図14】上記実施例における自走式エレベータの走行
方法を示す説明図。
方法を示す説明図。
【図15】上記実施例における自走式エレベータの走行
方法を示す説明図。
方法を示す説明図。
【図16】上記実施例における自走式エレベータの他の
走行方法を示す説明図。
走行方法を示す説明図。
【図17】従来のつるべ式エレベータシステムの斜視
図。
図。
1 キャリア 2 乗りかご 3 ローラベアリング 4 走行路 5 ガイドレール 6 ガイドローラ 7 位置検出用ガイドローラ 8 緩衝体 9 リニアモータ二次側コイル 10 走行路壁 11 リニアモータ一次側コイル 12 制御装置 13 ブレーキ 14 かごドア 15 ドア駆動装置 16 ホールドア 17 ジャイロ 18 姿勢制御用ローラ 19 かご床 20 操作盤 22 送信回路 23 受信回路 24 姿勢制御部 25 姿勢制御用モータ 26 ベルト 27 ホール呼びボタン 28 ホールランタン
Claims (3)
- 【請求項1】 建物内に縦横に相連通するように形成さ
れた走行路に軌道を敷設し、複数台の自走式エレベータ
をこの軌道に沿って縦横に走行するように配置した自走
式エレベータシステムにおいて、 前記走行路を前記自走式エレベータが上昇方向のみに走
行する上昇走行用昇降路と、下降方向のみに走行する下
降走行用昇降路と、これらの昇降路から自走式エレベー
タが退避し、乗客の乗降のための停止戸開、昇降方向転
換、休止のために使用する横方向のみに走行可能な退避
走行路とに区分して成ることを特徴とする自走式エレベ
ータシステム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自走式エレベータシス
テムにおいて、前記退避走行路を少なくとも2台の自走
式エレベータが並列に停止できる幅とし、かつ、昇降路
に連通する一方の出入口から入って他方の出入口から別
の昇降路に出ることができるようにして成ることを特徴
とする自走式エレベータシステム。 - 【請求項3】 建物内に縦横に相連通するように形成さ
れた走行路に軌道を敷設し、複数台の自走式エレベータ
をこの軌道に沿って縦横に走行するように配置し、前記
走行路を自走式エレベータが上昇方向のみに走行する上
昇走行用昇降路と、下降方向のみに走行する下降走行用
昇降路と、これらの昇降路から自走式エレベータが退避
し、乗客の乗降のための停止戸開、昇降方向転換、休止
のために使用する横方向のみに走行可能な退避走行路と
に区分し、かつ、前記退避走行路を少なくとも2台の自
走式エレベータが並列に停止できる幅にして、昇降路に
連通する一方の出入口から入って他方の出入口から別の
昇降路に出ることができるようにした自走式エレベータ
システムにおいて、 任意の1台の自走式エレベータが所定の階床の退避走行
路に一方の出入口から入って他方の出入口から出て方向
転換しようとする際に、当該退避走行路に他の自走式エ
レベータが退避していて前記他方の出入口から出られな
い場合には、当該任意の1台の自走式エレベータは元の
走行方向の昇降路において最寄りの空き退避走行路まで
進んでから当該空き退避走行路に入ってそこを通り抜け
ることにより元の走行方向と逆の方向に走行するように
することを特徴とする自走式エレベータシステムの走行
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30787191A JPH05139661A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 自走式エレベータシステムおよびその走行方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30787191A JPH05139661A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 自走式エレベータシステムおよびその走行方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05139661A true JPH05139661A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17974167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30787191A Pending JPH05139661A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 自走式エレベータシステムおよびその走行方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05139661A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102616630A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-08-01 | 李凯 | 单向电梯及其运行方法 |
CN103663059A (zh) * | 2013-12-10 | 2014-03-26 | 杨荟 | 即开直达电梯轨道运行方案 |
JP2015526357A (ja) * | 2012-04-26 | 2015-09-10 | キング フリッツ | エレベータシステムおよびその使用 |
KR20160138222A (ko) * | 2014-03-28 | 2016-12-02 | 티센크루프 엘리베이터 에이지 | 엘리베이터 시스템 |
KR20180053047A (ko) * | 2016-11-11 | 2018-05-21 | 유장욱 | 순환형 엘리베이터 시스템 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP30787191A patent/JPH05139661A/ja active Pending
Cited By (8)
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US9738492B2 (en) | 2012-04-26 | 2017-08-22 | Fritz King | Articulated funiculator |
US9790056B2 (en) | 2012-04-26 | 2017-10-17 | Fritz King | Articulated funiculator |
US10196238B2 (en) | 2012-04-26 | 2019-02-05 | Fritz King Ab | Articulated funiculator |
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KR20160138222A (ko) * | 2014-03-28 | 2016-12-02 | 티센크루프 엘리베이터 에이지 | 엘리베이터 시스템 |
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