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JPH05136622A - フエーズドアレイアンテナ位相測定回路 - Google Patents

フエーズドアレイアンテナ位相測定回路

Info

Publication number
JPH05136622A
JPH05136622A JP3327102A JP32710291A JPH05136622A JP H05136622 A JPH05136622 A JP H05136622A JP 3327102 A JP3327102 A JP 3327102A JP 32710291 A JP32710291 A JP 32710291A JP H05136622 A JPH05136622 A JP H05136622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
phased array
test
phase
array antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3327102A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Matsumoto
操一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3327102A priority Critical patent/JPH05136622A/ja
Priority to US07/972,930 priority patent/US5294934A/en
Priority to GB9223626A priority patent/GB2262386B/en
Priority to FR9213691A priority patent/FR2684505B1/fr
Publication of JPH05136622A publication Critical patent/JPH05136622A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/267Phased-array testing or checking devices

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送受信の周波数の異なるフェーズドアレイア
ンテナにおいて、装置規模が小さく回路制御の簡単な位
相測定回路を実現すること。 【構成】 フェーズドアレイアンテナの持つ送信機15
から位相測定のための試験信号を送出し、その試験信号
を送信または受信するためのテストアンテナ10と、テ
ストアンテナ10で受信した送信周波数帯の電波を受信
周波数帯の電波に周波数変換するテストトランスレータ
13とを備え、被測定フェーズドアレイアンテナの送信
信号端子と受信信号端子の間で信号のループを組む構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、位相測定回路に関
し、例えば衛星通信の分野で使用されるフェーズドアレ
イアンテナのように、目的とする対象に対して電波を送
信または受信する際、送信と受信の周波数が異なるフェ
ーズドアレイアンテナの各素子への位相設定、あるいは
故障診断のためのものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特開昭55−17015
9号公報に示された従来のフェーズドアレイアンテナ位
相測定回路に関するブロック図であり、また、図5は送
信及び受信の両機能を有するフェーズドアレイアンテナ
の従来の位相測定回路に関するブロック図である。ここ
で、図において、1i (i=1〜n)は素子アンテナ、
i (i=1〜n)は素子アンテナ1iの受信信号の位
相量を変えるための受信用移相器、3i (i=1〜n)
は素子アンテナ1i の送信信号の位相量を変えるための
送信用移相器、4は受信用移相器2i 及び送信用移相器
i の位相を制御するための制御回路、5は素子アンテ
ナ1i からの受信信号を合成するための合成回路、6は
素子アンテナ1i に送信信号を分配するための分配回
路、7は受信信号端子、8は送信信号端子、9はこれら
素子アンテナ1i ,受信用移相器2i ,送信用移相器3
i ,制御回路4,合成回路5,分配回路6,受信信号端
子7及び送信信号端子8から構成されるフェーズドアレ
イアンテナ、10はフェーズドアレイアンテナ9の位相
測定のための試験信号を送出または受信するためのテス
トアンテナ、11はテストアンテナ10aを経由してフ
ェーズドアレイアンテナ9の位相測定のための試験信号
を送出する信号発生器、12はテストアンテナ10bで
受信したフェーズドアレイアンテナ9が送出した位相測
定のための試験信号を受信する受信機である。
【0003】次に図4に従って動作について説明する。
フェーズドアレイアンテナの全アレイ動作状態において
合成電界ベクトルは各素子アンテナ1i の電界ベクトル
和で表わされる。ここで、第i番目の素子アンテナ1i
の電界ベクトルEi exp(jφi ) (Ei :振幅、φ
i :位相、j:虚数単位)とし、第i番目の素子アンテ
ナ1i をΔ度変化させた時の合成電界ベクトルは次式で
表わされる。
【0004】 E1 =E0 exp(jφ0 ) −Ei exp(jφi ) (1−exp(jΔ)) …(1)
【0005】式(1) を変形すれば次のようになる。
【0006】 |E1 2 /E0 2 =(Y2 +K2 )+2YKCcos(Δ+Δ0 )…(2)
【0007】但し、
【0008】 Y2 =(cosX−K)2 +sin2 X …(3)
【0009】 tanΔ0 =sinX/(cosX−K) …(4)
【0010】 K=En /E0 (相対振幅) …(5)
【0011】 X=φi −φ0 (相対位相) …(6)
【0012】ここで、式(2) の最大値と最小値の比をr
2 とすれば、
【0013】 r2 =(Y+K)2 /(Y−K)2 …(7)
【0014】となる。また、式(2) より、−Δ0 は|E
1 2 /E0 2 、即ち相対電力の最大値を与える位相変
化量であり、これらrとΔ0 は式(2) の相対電力の測定
により求まる。
【0015】即ち、受信用フェーズドアレイアンテナの
場合、信号発生器11からの信号をテストアンテナ10
から送出し、第i番目の素子アンテナ1i で受信した信
号を制御回路4によって受信用移相器2i の位相を変化
させ、これらの信号を合成回路5によって合成し、その
時、受信信号端子7からの信号の変化の最大最小比r及
び最大点に達する位相量Δ0 を測定により求め、かつ式
(1) 〜(7) を用いることにより第i番目の素子アンテナ
i の相対振幅及び相対位相が得られる。これを全素子
アンテナに対して測定,計算を行うことによって、すべ
ての素子アンテナ1i (i=1〜n)の相対振幅及び相
対位相が得られる。
【0016】また、従来の送信機能と受信機能を有する
フェーズドアレイアンテナ位相測定回路においては、図
5に示すように、図4の受信系の位相測定の回路に加え
て、送信信号端子8からの信号は、分配回路6で分配さ
れ、制御回路4からの信号により制御された送信用移相
器3i で位相を変化させ、素子アンテナ1i に励振され
空間に放射される。この信号がテストアンテナ10bを
経由して、試験用受信機12で受信される。この信号の
変化の最大最小比r及び最大点に達する位相量Δ0 を測
定により求め、式(1)〜(7) を用いて第i番目の素子ア
ンテナ1i の送信系の相対振幅及び相対位相が得られ
る。これを全素子アンテナに対して測定,計算を行うこ
とによって、すべての素子アンテナ1i (i=1〜n)
の送信系相対振幅及び相対位相が得られる。
【0017】また、図6は例えば特開昭57−1628
03号公報に示された従来のアンテナ診断装置に関する
ブロック図であり、これは測定演算回路および診断回路
により素子アンテナの位相,振幅を設定処理している例
を示している。図において、101は素子アンテナ、1
02は素子アンテナ101の送信信号の位相量を変える
ための移相器、103は素子アンテナ101に送信信号
を分配するための分配回路、104は送信源、108は
送信源、109は対向アンテナ、111は移相器102
を制御する制御回路、112は全ての素子アンテナの合
成受信出力のレベル変化を測定して各素子アンテナの振
幅,位相を演算する測定演算回路、113はその測定演
算結果と基準値とを比較,診断する診断回路、110は
アレイアンテナに対し送信源104からの信号を供給す
るか、対向アンテナ109からの受信電波を制御回路1
11に供給するかを切換えるためのスイッチである。
【0018】次に図6に従って動作について説明する。
全アレイの動作状態において、各素子アンテナ101の
振幅,位相を診断する場合は、スイッチ110を制御回
路111側につなぎかえ、同時に送信源108を動作さ
せ、対向アンテナ109より電波を送信する状態にす
る。かくして、図4,図5の装置におけるのと同様の測
定理論に基づいて、制御回路111により各素子アンテ
ナ101について順次移相器102により位相を変化さ
せ、同時に測定演算回路112によりこのときの全ての
アレイの合成受信出力レベルの変化を測定して、各素子
アンテナ101の振幅,位相を算出し、この結果を診断
回路113に送り込む。診断回路113においては、例
えばこのフェイズドアレイアンテナの動作開始時点にお
いて、各素子アンテナ101の設定位相条件,周波数,
偏波,対向アンテナ109の設置位置などを同じにし
て、対向アンテナ109からの電波を受信し、測定,算
出された各素子アンテナの振幅,位相量が記憶されてお
り、この動作開始時の振幅,位相を基準値として先の測
定結果が比較対応される。この診断の結果、基準位相に
比べて位相ずれが生じている素子についてはそのずれを
補正するように対応する移相器102の制御を変える。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来のフェーズドアレ
イアンテナ位相測定回路は以上のように構成されている
ので、例えば、衛星通信用等の送信機能と受信機能を有
するフェーズドアレイアンテナの位相測定回路は、送信
系と受信系との測定回路を別々に設けることが必要であ
り、装置が大規模になり、また回路の制御が複雑になる
等の問題があった。また、位相測定回路を故障診断用と
してフェーズドアレイアンテナに組み込む場合、その規
模の複雑さが特に問題となっていた。
【0020】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、送信機能と受信機能を有し、
かつ送信と受信の周波数の異なるフェーズドアレイアン
テナにおいて、装置規模が小さく、かつ回路制御の簡単
なフェーズドアレイアンテナ位相測定回路が実現できる
とともに、故障診断回路を内蔵したフェーズドアレイア
ンテナを提供することができるフェーズドアレイアンテ
ナ位相測定回路を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフェーズ
ドアレイアンテナ位相測定回路は、フェーズドアレイア
ンテナの持つ送信機から位相測定のための試験信号を送
出し、一方、テストアンテナで受信した信号を受信帯の
周波数に周波数変換するテストトランスレータを備え、
さらにフェーズドアレイアンテナの持つ受信機でこの試
験信号を受信するよう構成したものである。
【0022】また、この発明に係るフェーズドアレイア
ンテナ位相測定回路は、テストアンテナとして被測定フ
ェーズドアレイアンテナの素子アンテナのひとつを用い
るとともに、このテストアンテナで受信した送信周波数
帯の電波を受信周波数帯の電波に周波数変換するテスト
トランスレータを被測定フェーズドアレイアンテナに内
蔵するようにしたものである。
【0023】さらに、この発明に係るフェーズドアレイ
アンテナ位相測定回路は、素子アンテナのひとつで構成
したテストアンテナの励振端子を、テストトランスレー
タと移相器のいずれに接続するかを切り換えるための切
換回路をも被測定フェーズドアレイアンテナに内蔵する
ようにしたものである。
【0024】
【作用】この発明におけるフェーズドアレイアンテナ位
相測定回路は、フェーズドアレイアンテナの持つ送信機
から位相測定のための試験信号を送出し、一方、テスト
アンテナで受信したこの試験信号はテストトランスレー
タで受信帯の周波数に周波数変換されてフェーズドアレ
イアンテナに送出され、フェーズドアレイアンテナの持
つ受信機に導かれ、この試験信号を受信機で受信するこ
とにより、フェーズドアレイアンテナの送信信号端子と
受信信号端子の間で信号のループを組むことにより、送
信系と受信系の位相測定ができる。
【0025】また、この発明におけるフェーズドアレイ
アンテナ位相測定回路は、フェーズドアレイアンテナの
素子アンテナのひとつにテストトランスレータを設け、
その素子アンテナにテストアンテナとしての機能を持た
せる構成とすることにより、故障診断回路を内蔵するこ
とが可能となる。
【0026】さらに、この発明におけるフェーズドアレ
イアンテナ位相測定回路は、フェーズドアレイアンテナ
のビームを形成する役割と、フェーズドアレイアンテナ
の各素子アンテナの位相を測定するためのテストアンテ
ナとしての役割を切り換えるための切換回路を内蔵する
ことにより、被測定フェーズドアレイアンテナのビーム
形成の性能を損なうことなく、フェーズドアレイアンテ
ナの各素子への位相測定が実現可能となる。
【0027】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本発明の一実施例による送信及び受信の両
機能を有するフェーズドアレイアンテナの位相測定回路
に関するブロック図である。ここで、図1において、1
i (i=1〜n)は素子アンテナ、2i (i=1〜n)
は素子アンテナ1i の受信信号の位相量を変えるための
受信用移相器、3i (i=1〜n)は素子アンテナ1i
の送信信号の位相量を変えるための送信用移相器、4は
受信用移相器2i 及び送信用移相器3i の位相を制御す
る制御回路、5は素子アンテナ1i からの受信信号を合
成するための合成回路、6は素子アンテナ1i に送信信
号を分配するための分配回路、7は受信信号端子、8は
送信信号端子、9はこれら素子アンテナ1i ,受信用移
相器2i ,送信用移相器3i ,制御回路4,合成回路
5,分配回路6,受信信号端子7及び送信信号端子8か
ら構成されるフェーズドアレイアンテナ、10はフェー
ズドアレイアンテナ9の位相測定のための試験信号を送
出または受信するためのテストアンテナ、13はテスト
アンテナ10で受信した信号を信号帯の周波数に周波数
変換するテストトランスレータ、14はフェーズドアレ
イアンテナ9からの信号を受信する受信機、15はフェ
ーズドアレイアンテナ9へ送信信号を送出する送信機で
ある。
【0028】次に動作について説明する。送信機15か
らの送信周波数fTXの信号はフェーズドアレイアンテナ
9の送信信号端子8を経由して、分配回路6に導かれ、
ここで、分配され移相器2i を経由して素子アンテナ1
i から空間に放射される。これらの信号はテストアンテ
ナ10で受信され、テストトランスレータ13で受信周
波数fRXに周波数変換され、再度テストアンテナ10か
ら空間に放射される。この受信周波数の信号は素子アン
テナ1i で受信され、受信用移相器2i を経由して合成
回路5へと導かれる。合成回路5において、n個の素子
アンテナ1iからの信号は合成され、受信信号端子7を
経由して、受信機1で受信される。このように、フェー
ズドアレイアンテナ9の送信信号端子8と受信信号端子
7の間で信号のループが形成される。
【0029】ここで、受信系の各素子アンテナ1i の位
相測定を行う場合には、制御回路4によって受信用移相
器2i の位相を変化させ、その時の受信機14からの信
号を測定し、この変化の最大最小比r及び最大点に達す
る位相量Δ0 を測定により求め、式(1) 〜式(7) を用い
て第i番目の素子アンテナ1i の受信系の相対振幅及び
相対位相を得る。これをすべての素子アンテナに対して
測定,計算を行うことによって、すべての素子アンテナ
i (i=1〜n)の受信系の相対振幅及び相対位相が
得られる。なお、この時送信用移相器3i は制御回路4
により、位相は変化させない。
【0030】一方、送信系の各素子アンテナ1i の位相
測定を行う場合には、制御回路4によって送信用移相器
i の位相を変化させ、その時の受信機14からの信号
を測定し、この変化の最大最小比r及び最大点に達する
位相量Δ0 を測定により求め、式(1) 〜(7) を用いて第
i番目の素子アンテナ1i の送信系の相対振幅及び相対
位相を得られる。これをすべての素子アンテナに対して
測定,計算を行うことよって、すべての素子アンテナ1
i (i=1〜n)の送信系の相対振幅及び相対位相を得
る。なお、この時受信用移相器2i は制御回路4により
位相は変化させない。
【0031】なお、上記実施例では、テストアンテナ及
びテストトランスレータを、外部に設けた構成を示した
が、故障診断回路としてフェーズドアレイアンテナの素
子アンテナのひとつにテストトランスレータを設け、そ
の素子アンテナにテストアンテナとしての機能を持たせ
る構成とすることも可能である。
【0032】図2は、このように構成した本発明の他の
実施例による送信及び受信の両機能を有するフェーズド
アレイアンテナの位相測定回路に関するブロック図であ
る。ここで、フェーズドアレイアンテナ9の素子アンテ
ナ1i (i=1〜n)の第k番のひとつにテストトラン
スレータ13を組み込み、この第k番の素子アンテナ1
k をフェーズドアレイアンテナ9の各素子アンテナ1i
(i=1〜k−1,k+1〜n)の位相測定を実施する
ための試験信号を送出または受信するためのテストアン
テナとして機能する構成とすることにより、上記実施例
と同様の効果に加え、故障診断回路を内蔵することが可
能となる効果がある。
【0033】また、上記実施例では、テストアンテナと
してフェーズドアレイアンテナの素子アンテナのひとつ
にその機能を持たせる構成としたが、この素子アンテナ
にフェーズドアレイアンテナのビームを形成する役割
と、フェーズドアレイアンテナの各素子アンテナの位相
を測定するためのテストアンテナとしての役割を切り換
えるための切換回路を備えた構成とすることにより、被
測定フェーズドアレイアンテナのビーム形成の性能を損
なうことなく、フェーズドアレイアンテナの各素子への
位相測定が実現できるようにしてもよい。
【0034】図3は、このように構成した本発明のさら
に他の実施例による送信及び受信の両機能を有するフェ
ーズドアレイアンテナの位相測定回路に関するブロック
図である。ここで、16は第k番の素子アンテナ1k
らの信号を受信用移相器2k に導くか、テストトランス
レータ13に導くか、またはテストトランスレータから
の試験信号を素子アンテナ1k に導くか、送信用移相器
k からの信号を素子アンテナ1k に導くかの切換を行
うための切換回路であり、フェーズドアレイアンテナ9
の素子アンテナ1i (i=1〜n)の第k番のひとつ
に、テストトランスレータ13を組み込み、この第k番
の素子アンテナ1k をフェーズドアレイアンテナ9の各
素子アンテナ1i (i=1〜k−1,k+1〜n)の位
相測定を実施するための試験信号を送出または受信する
ためのテストアンテナとして機能を持たせるとともに、
受信用移相器2i 及び送信用移相器3i に接続し、ビー
ム形成の機能として動作させる場合と切り換えるための
切換回路16を備えた構成としたものであり、これは上
記実施例と同様の効果に加え、かつ故障診断回路を内蔵
することが可能であり、また被測定フェーズドアレイア
ンテナのビーム形成の性能を損なうことなく、フェーズ
ドアレイアンテナの各素子への位相測定が実現できると
いう効果もある。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、フェ
ーズドアレイアンテナの持つ送信機から位相測定のため
の試験信号を送出し、一方、テストアンテナで受信した
信号を受信帯の周波数に周波数変換するテストトランス
レータを備え、さらにフェーズドアレイアンテナの持つ
受信機でこの試験信号を受信するよう構成し、被測定フ
ェーズドアレイアンテナの送信信号端子と受信信号端子
の間で信号のループを組んだ構成としたので、送信機能
と受信機能を有し、かつ送信と受信の周波数の異なるフ
ェーズドアレイアンテナにおいて、装置規模の小さい、
かつ回路制御の簡単なフェーズドアレイアンテナ位相測
定回路が実現できる効果がある。
【0036】また、この発明によれば、テストアンテナ
として被測定フェーズドアレイアンテナの素子アンテナ
のひとつを用いるとともに、当該テストアンテナで受信
した送信周波数帯の電波を受信周波数帯の電波に周波数
変換するテストトランスレータを被測定フェーズドアレ
イアンテナに内蔵するようにしたので、装置規模が小さ
く、回路制御の簡単なフェーズドアレイアンテナ位相測
定回路を実現することが可能となり、またその故障診断
回路を内蔵することが可能となる。
【0037】さらに、この発明によれば、テストアンテ
ナとして被測定フェーズドアレイアンテナの素子アンテ
ナのひとつを用いるとともに、当該テストアンテナで受
信した送信周波数帯の電波を受信周波数帯の電波に周波
数変換するテストトランスレータを被測定フェーズドア
レイアンテナに内蔵し、かつテストアンテナの励振端子
をテストトランスレータと移相器のいずれに接続するか
を切り換えるための切換回路を被測定フェーズドアレイ
アンテナに内蔵するようにしたので、装置規模が小さ
く、回路制御の簡単なフェーズドアレイアンテナ位相測
定回路を実現することが可能となり、その故障診断回路
を内蔵することが可能となるとともに、被測定フェーズ
ドアレイアンテナのビーム形成の性能を損なうことな
く、フェーズドアレイアンテナの各素子への位相測定が
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるフェーズドアレイア
ンテナ位相測定回路を示すブロック図である。
【図2】この発明の他の実施例によるフェーズドアレイ
アンテナ位相測定回路を示すブロック図である。
【図3】この発明のさらに他の実施例によるフェーズド
アレイアンテナ位相測定回路を示すブロック図である。
【図4】従来のフェーズドアレイアンテナ位相測定回路
を示すブロック図である。
【図5】従来の送信機能と受信機能を有するフェーズド
アレイアンテナの位相測定回路を示すブロック図であ
る。
【図6】従来の送信機能を有するフェーズドアレイアン
テナの診断装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 素子アンテナ 2 受信用移相器 3 送信用移相器 4 制御回路 7 受信信号端子 8 送信信号端子 9 フェーズドアレイアンテナ 10 テストアンテナ 13 テストトランスレータ 16 切換回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の面上に配列された複数のアンテナ
    素子に、位相量可変の移相器を経由して信号を供給し、
    この位相量を変化させることによってビームを所望の方
    向に向け、かつ送信と受信の両機能を有するフェーズド
    アレイアンテナにおいて、 各素子アンテナへの励振信号の位相を変化させる移相器
    と、 これらの移相器を制御する制御回路と、 フェーズドアレイアンテナからの送信周波数帯の電波を
    受信し、フェーズドアレイアンテナの各素子への励振位
    相を測定するためのテスト信号を送出するためのテスト
    アンテナと、 上記テストアンテナで受信した送信周波数帯の電波を受
    信周波数帯の電波に周波数変換して上記テストアンテナ
    に対しテスト信号として出力するテストトランスレータ
    とを備えたことを特徴とするフェーズドアレイアンテナ
    位相測定回路。
  2. 【請求項2】 上記テストアンテナとして被測定フェー
    ズドアレイアンテナの素子アンテナのひとつを用い、 かつ当該テストアンテナで受信した送信周波数帯の電波
    を受信周波数帯の電波に周波数変換するテストトランス
    レータを被測定フェーズドアレイアンテナに内蔵したこ
    とを特徴とする請求項1記載のフェーズドアレイアンテ
    ナ位相測定回路。
  3. 【請求項3】 上記テストアンテナとして被測定フェー
    ズドアレイアンテナの素子アンテナのひとつを用い、 かつ当該テストアンテナで受信した送信周波数帯の電波
    を受信周波数帯の電波に周波数変換するテストトランス
    レータを被測定フェーズドアレイアンテナに内蔵すると
    ともに、 上記テストアンテナの励振端子を上記テストトランスレ
    ータと上記移相器のいずれに接続するかを切り換えるた
    めの切換回路を被測定フェーズドアレイアンテナ内に備
    えたことを特徴とする請求項1記載のフェーズドアレイ
    アンテナ位相測定回路。
JP3327102A 1991-11-13 1991-11-13 フエーズドアレイアンテナ位相測定回路 Pending JPH05136622A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3327102A JPH05136622A (ja) 1991-11-13 1991-11-13 フエーズドアレイアンテナ位相測定回路
US07/972,930 US5294934A (en) 1991-11-13 1992-11-06 Phase measuring circuit of phased array antenna
GB9223626A GB2262386B (en) 1991-11-13 1992-11-11 Phase measuring circuit of phased array antenna
FR9213691A FR2684505B1 (fr) 1991-11-13 1992-11-13 Circuit de mesure de phase d'une antenne a reseau pilote en phase.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3327102A JPH05136622A (ja) 1991-11-13 1991-11-13 フエーズドアレイアンテナ位相測定回路

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