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JPH05134105A - 薄型偏向プリズム構造 - Google Patents

薄型偏向プリズム構造

Info

Publication number
JPH05134105A
JPH05134105A JP32633291A JP32633291A JPH05134105A JP H05134105 A JPH05134105 A JP H05134105A JP 32633291 A JP32633291 A JP 32633291A JP 32633291 A JP32633291 A JP 32633291A JP H05134105 A JPH05134105 A JP H05134105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
angle
coming
optical axis
plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32633291A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsuo Takeuchi
逸雄 竹内
Hiroaki Nishikuma
弘明 西隈
Akio Shibusaka
明男 渋坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP32633291A priority Critical patent/JPH05134105A/ja
Publication of JPH05134105A publication Critical patent/JPH05134105A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 入射光を90°偏向することが可能な小型の
偏向プリズム構造を提供する。また、入射光の光軸に対
する出射光の光軸の平行移動量を縮小/拡大することが
可能な偏向プリズム構造を提供する。 【構成】 入射面と出射面とが同一面であり、かつ内部
に前記入出射面と角度θ1をなす反射面を有するプリズ
ム体を、入射角及び出射角のうちのいずれか大きな角を
θ2として、 【数1】 となる位置に配置することにより、光の光軸を90°偏
向するための通常のミラーなどに比較して薄型化でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光を所望の方向に偏向す
るためのプリズムに関し、特に入射光の光軸を90°偏
向して出射する偏向プリズムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば光ディスクなどの光学
記録媒体に対してデータの授受を行う光学記録装置に於
ては、媒体の記録面の延在方向と平行に光源からレーザ
光を照射し、これをミラーなどで直角に偏向して上記記
録面に照射し、更にその反射光を再び偏向して、或いは
更に所望の方向に偏向して受光し、媒体に記録されたデ
ータを読取るようにしている。ここで、光の光軸を直角
に偏向するためにはその偏向する前の光軸及び偏向後の
光軸に対して上記ミラーを45°傾斜させて配置する必
要がある。また、上記光ディスクなどの場合、記録面に
対して光を照射する位置がシーク範囲即ち概ね半径方向
に移動することから、記録面に対向する対物レンズと上
記偏向ミラーとを一体的に可動部として設け、可動部の
移動に伴い常に対物レンズと固定光学系との間の光を偏
向していた。
【0003】しかしながら、上記偏向ミラーは、可動部
にとっては比較的重いことから、ヘッドを駆動する際の
負荷となり光学ヘッドの応答性が損なわれる問題があっ
た。
【0004】そこで、この偏向ミラーを光学ヘッドの可
動範囲全域に亘り反射可能な大きさとし、固定とするこ
とが考えられるが、シーク方向と直交する方向、即ち記
録面と直交する方向のかさがシーク長とほぼ等しくな
り、装置全体が大型化する問題がある。また、固定光学
系に対する入出射光がシーク範囲で平行移動することか
ら固定光学系に光学ヘッドのシーク動作と同期して変位
または回転する別の偏向部材を設けなければならず、部
品点数が増加する問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その
主な目的は、入射光を90°偏向することが可能な小型
の偏向プリズム構造を提供することにある。また、入射
光の光軸に対する出射光の光軸の平行移動量を縮小/拡
大することが可能な偏向プリズム構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本発明に
よれば、入射光の光軸を90°偏向して出射するための
薄型偏向プリズム構造であって、入射面と出射面とが同
一面であり、かつ内部に前記入出射面と角度θ1をなす
反射面を有する屈折率nのプリズム体を、入射角及び出
射角のうちのいずれか大きな角をθ2として、
【0007】
【数2】
【0008】となる位置に配置したことを特徴とする薄
型偏向プリズム構造を提供することにより達成される。
【0009】
【作用】このように、入射面と出射面とが同一面であ
り、かつ内部に前記入出射面と角度θ1をなす反射面を
有するプリズム体を、入射角及び出射角のうちのいずれ
か大きな角をθ2として、
【0010】
【数3】
【0011】となる位置に配置することにより、入射光
を常に90°偏向することが可能となる。この際、上記
入出射面に対してより鈍角をなす側の入出射光の光軸の
平行移動量に対して他方の入出射光の光軸の平行移動量
が比例的に縮小される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0013】図1は、本発明が適用された第1の実施例
に於ける光ディスク装置の要部構成を示す側断面図であ
る。
【0014】この光ディスク装置は、光学記録媒体とし
ての光ディスク1をホルダ2をもって保持して回転させ
るスピンドルモータ3と、保持された光ディスク1の記
録面1aに対してデータの授受を行うための光学ヘッド
4とを有している。この光学ヘッド4は図示されない信
号処理ユニットや該ヘッドの可動部等を駆動制御するた
めの制御ユニットに接続されている。
【0015】光学ヘッド4は、光ディスク1に対するシ
ーク方向、即ち図1に於ける紙面と平行な左右方向に移
動可能な可動部5と、該可動部5に取付けられた対物レ
ンズ6と、光ディスク1の記録面1aにレーザ光を照射
するためのレーザ光源8及び光ディスク1側からの反射
光を受光するための受光素子9を内蔵する固定の光学系
7と、固定光学系7と対物レンズ6との間の光の偏向手
段として、可動部5が移動可能な範囲の全域に亘り後記
する入出射面10aが延在する薄型プリズム体10とを
有している。ここで、固定光学系7に対して出入射する
光の光軸と、対物レンズ6を通過する光の光軸とは互い
に直交するように配置されている。即ち、固定光学系7
に対して出入射する光の光軸は光ディスク1の記録面1
aと平行に延在し、対物レンズ6を通過する光の光軸は
記録面1aと垂直に延在している。
【0016】固定光学系7内には、レーザ光源8側から
偏向ビームスプリッタ12と、λ/4板13と、後記す
るラジアル方向駆動部14とが配設され、レーザ光源8
からの光を透過して光ディスク1に向けて供給すると共
に該ディスク1からの反射光を受光素子9に向けて偏向
するようになっている。
【0017】可動部5には対物レンズ6をフォーカシン
グ方向即ち図1に於ける上下方向に駆動するためのフォ
ーカシング駆動部15が設けられている。また、この可
動部5は図示されないアクチュエータにより上記シーク
方向に駆動されるようになっている。
【0018】図2に良く示すように、薄型プリズム体1
0は、その光の入射面と出射面とが同一となっており、
更に、入出射面10aと角度θ1をなす反射面10bを
有している。また、この薄型プリズム体10は、上記し
た入出射面10aが、固定光学系7から出射される光若
しくはこの固定光学系7に入射する光の光軸の入射角が
角度θ2をなすように配置されている。ここで、対物レ
ンズ6の光軸と固定光学系7の入出射光の光軸とのなす
角は90°と設定されていることから、上記した入出射
面10aと反射面10bとのなす角度θ1と、固定光学
系7からの光の光軸の入出射面10aに対する入射角θ
2と、その屈折角θ3との関係は、薄型プリズム体10の
屈折率をnとして、
【0019】
【数4】
【0020】であって、かつ
【0021】
【数5】
【0022】となる。上記数5の式を展開すると、
【0023】
【数6】
【0024】となる。ここで、
【0025】
【数7】
【0026】であるから、更に数6の式に数4及び数7
の式を代入してθ3を消去すると、
【0027】
【数8】
【0028】となる。これを整理して、
【0029】
【数9】
【0030】となり、更に、角度θ2は通常のミラーに
対する優位性を考慮して、
【0031】
【数10】
【0032】として、この数9及び数10の式を満足す
る位置に上記薄型プリズム体10を配置することによ
り、上記各光軸が互いに直交するようになり、例えば通
常のミラーを各光軸に対して45゜となるように配置す
る場合に比較して、記録装置本体の記録面1aと直交す
る方向のかさが小さくなり、装置が薄型化、小型化され
る。ここで、薄型プリズム体10の入出射面10aが傾
斜していることにより、可動部5がシーク方向に移動す
るとその位置に応じて対物レンズ6の光軸が平行移動
し、固定光学系7の入出射光の光軸と一致しなくなるこ
とが考えられるが、本実施例では固定光学系7内のラジ
アル方向駆動部14によりこれを調整している。即ち、
透明な板材を可動部5の位置に応じて回転させ、固定光
学系7に対する入出射光の光軸を平行移動させるように
なっている。
【0033】実際に光ディスク1に対してシーク動作を
行う場合、図示されない制御系の命令により可動部5が
シーク方向に移動し、それに伴いラジアル方向駆動部1
4が可動部5の位置に応じて回転し、レーザ光源8から
発せられたレーザ光が偏向ビームスプリッタ12、λ/
4板13、ラジアル方向駆動部14、薄型プリズム体1
0及び対物レンズ6を介して記録面1aにスポット照射
され、その反射光が同様な経路をもって固定光学系7に
入射し、偏向ビームスプリッタ12により反射されて受
光素子9に受光される。
【0034】従って、本実施例に於ては実際にシーク動
作に伴い可動部5には対物レンズ6及びそのフォーカス
方向駆動部15のみが搭載されていることから、軽量化
されシーク動作を従来に比較して高速に行うことが可能
となっている。
【0035】図3は、本発明が適用された第2の実施例
を示す図1と同様の図であり、第1の実施例と同様な部
分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施例では、可動部として浮動型光学ヘッドを採用し
ている。即ち、光ディスク1の回転に伴う空気流により
浮上する浮動基板21に対物レンズ6が保持されてい
る。また、この浮動基板21は板バネ状アーム部材22
によりフォーカシング方向即ち図3に於ける上下方向に
移動可能に支持されている。そして、アーム部材22は
ボイスコイルモータ23によりシーク方向に駆動される
ようになっている。
【0036】一方、固定光学系27内にあっては、第1
の実施例と同様なラジアル方向駆動部14とλ/4板1
3との間に微細フォーカシング駆動部25が設けられて
いる。これは、浮動型光学ヘッドに於けるフォーカシン
グ誤差を微調整するべく配設されたレンズ及びその駆動
部とからなるものである。本実施例では、第1の実施例
に比較してフォーカシング駆動部が省略されている分だ
け可動部が軽量化され、シーク方向への移動時の応答性
が一層向上し、アクセス速度が向上している。それ以外
の構成は第1の実施例と同様である。
【0037】尚、上記実施例に於て、光源8から出射さ
れるレーザ光を偏向手段により偏向した際に可動部の移
動範囲全域に亘り同時に光が供給されるように、レーザ
光の輪郭を整形プリズムなどで長楕円形などに整形すれ
ば、ラジアル方向駆動部を省略して対物レンズ6を通過
するレーザ光のみを使用するような構成が可能となり、
部品点数が削減されると共に制御が容易になる。但し、
この場合光源の出力を大きくする必要があることは云う
までもない。
【0038】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による薄型偏向プリズム構造によれば、光の光軸を9
0°偏向するための通常のミラーなどに比較して薄型化
することが可能となるばかりでなく、入射光及び出射光
のいずれか一方の光軸が平行移動した場合に他方の光軸
を殆ど偏向させずに処理可能に配置できることから、例
えば光学記録装置の光ヘッドに於ける可動部のシーク動
作に対して固定光学系にて光軸調整を殆ど行うことなく
処理できるようになる。以上のことから本発明の効果は
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された第1の実施例に於ける光学
記録装置の要部構成を示す側断面図である。
【図2】図1の偏向手段の構成及び配置を説明するため
の拡大側断面図である。
【図3】本発明が適用された第2の実施例を示す図1と
同様の側断面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 1a 記録面 2 ホルダ 3 スピンドルモータ 4 光学ヘッド 5 可動部 6 対物レンズ 7 固定光学系 8 光源 9 受光素子 10 薄型プリズム体 10a 入出射面 10b 反射面 12 偏向ビームスプリッタ 13 λ/4板 14 ラジアル方向駆動部 15 フォーカシング駆動部 21 浮動基板 22 アーム部材 23 ボイスコイルモータ 25 微細フォーカシング駆動部 27 固定光学系

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光の光軸を90°偏向して出射す
    るための薄型偏向プリズム構造であって、 入射面と出射面とが同一面であり、かつ内部に前記入出
    射面と角度θ1をなす反射面を有する屈折率nのプリズ
    ム体を、入射角及び出射角のうちのいずれか大きな角を
    θ2として、 【数1】 となる位置に配置することを特徴とする薄型偏向プリズ
    ム構造。
JP32633291A 1991-11-14 1991-11-14 薄型偏向プリズム構造 Pending JPH05134105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32633291A JPH05134105A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 薄型偏向プリズム構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32633291A JPH05134105A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 薄型偏向プリズム構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05134105A true JPH05134105A (ja) 1993-05-28

Family

ID=18186596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32633291A Pending JPH05134105A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 薄型偏向プリズム構造

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JP (1) JPH05134105A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103268488A (zh) * 2013-05-21 2013-08-28 东莞市中控电子技术有限公司 一种湿手指指纹采集装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103268488A (zh) * 2013-05-21 2013-08-28 东莞市中控电子技术有限公司 一种湿手指指纹采集装置
CN103268488B (zh) * 2013-05-21 2016-05-18 东莞市中控电子技术有限公司 一种湿手指指纹采集装置

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