JPH05131299A - 油圧パンチプレス - Google Patents
油圧パンチプレスInfo
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- JPH05131299A JPH05131299A JP29597291A JP29597291A JPH05131299A JP H05131299 A JPH05131299 A JP H05131299A JP 29597291 A JP29597291 A JP 29597291A JP 29597291 A JP29597291 A JP 29597291A JP H05131299 A JPH05131299 A JP H05131299A
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- Japan
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- pressure
- hydraulic
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- tool
- controlling
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Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 6
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 動力損出及び油温の上昇を防止する。
【構成】 パンチプレス機1は、油圧シリンダ40によ
り工具を駆動して板材を加工するものであって、圧力算
出手段と油圧作動手段とを備えている。圧力算出手段
は、工具の情報及び板材の情報のうち少なくとも1つの
情報に基づき、油圧シリンダ40の作動圧力を算出す
る。油圧作動手段は、圧力算出手段で算出された作動圧
力で油圧シリンダ40を作動させる。
り工具を駆動して板材を加工するものであって、圧力算
出手段と油圧作動手段とを備えている。圧力算出手段
は、工具の情報及び板材の情報のうち少なくとも1つの
情報に基づき、油圧シリンダ40の作動圧力を算出す
る。油圧作動手段は、圧力算出手段で算出された作動圧
力で油圧シリンダ40を作動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧パンチプレス、特
に、油圧アクチュエータにより工具を駆動して板材を加
工する油圧パンチプレスに関する。
に、油圧アクチュエータにより工具を駆動して板材を加
工する油圧パンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、平面移動されるワークに対して高
速動作でパンチ,絞り等の加工を行うタレットパンチプ
レス機のようなプレス機械を油圧アクチュエータにより
駆動することが行われるようになっている。パンチプレ
ス機では、従来金型のヒットレートが高速なため、モー
タ駆動によるクランク式に限定されていた。しかしなが
ら油圧装置の改善により高速動作が可能となり、油圧駆
動のパンチプレス機が用いられるようになってきた。
速動作でパンチ,絞り等の加工を行うタレットパンチプ
レス機のようなプレス機械を油圧アクチュエータにより
駆動することが行われるようになっている。パンチプレ
ス機では、従来金型のヒットレートが高速なため、モー
タ駆動によるクランク式に限定されていた。しかしなが
ら油圧装置の改善により高速動作が可能となり、油圧駆
動のパンチプレス機が用いられるようになってきた。
【0003】油圧駆動のパンチプレス機では、油圧アク
チュエータの昇降速度やストロークを任意に指定するこ
とができるので、低騒音や低振動を可能にする。さらに
油圧アクチュエータのストロークを最小限に抑えてヒッ
トレートを向上させ、短時間に加工を行うことができ
る。
チュエータの昇降速度やストロークを任意に指定するこ
とができるので、低騒音や低振動を可能にする。さらに
油圧アクチュエータのストロークを最小限に抑えてヒッ
トレートを向上させ、短時間に加工を行うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧パンチプレ
スでは、油圧アクチュエータのストロークや昇降速度を
制御しているが、作業圧力は一定であった。このため、
薄い板材や短い周長の工具を用いた場合には、設定され
た圧力よりも必要な圧力が小さく、動力の損出を招き、
損出した動力が熱に変わり油温の上昇を招いていた。
スでは、油圧アクチュエータのストロークや昇降速度を
制御しているが、作業圧力は一定であった。このため、
薄い板材や短い周長の工具を用いた場合には、設定され
た圧力よりも必要な圧力が小さく、動力の損出を招き、
損出した動力が熱に変わり油温の上昇を招いていた。
【0005】本発明の目的は、動力損出及び油温の上昇
を防止することにある。
を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油圧パンチ
プレスは、油圧アクチュエータにより工具を駆動して板
材を加工するものであって、圧力算出手段と油圧作動手
段とを備えている。圧力算出手段は、工具の情報及び板
材の情報のうち少なくとも1つの情報に基づき、油圧ア
クチュエータの作動圧力を算出する。油圧作動手段は、
圧力算出手段で算出された作動圧力で油圧アクチュエー
タを作動させる。
プレスは、油圧アクチュエータにより工具を駆動して板
材を加工するものであって、圧力算出手段と油圧作動手
段とを備えている。圧力算出手段は、工具の情報及び板
材の情報のうち少なくとも1つの情報に基づき、油圧ア
クチュエータの作動圧力を算出する。油圧作動手段は、
圧力算出手段で算出された作動圧力で油圧アクチュエー
タを作動させる。
【0007】
【作用】本発明に係る油圧パンチプレスでは、油圧アク
チュエータにより工具を駆動して板材を加工する際に、
工具の情報及び板材の情報のうち少なくとも1つの情報
に基づき、圧力算出手段が油圧アクチュエータの作動圧
力を算出する。油圧作動手段は、圧力算出手段で算出さ
れた作動圧力でアクチュエータを作動させる。
チュエータにより工具を駆動して板材を加工する際に、
工具の情報及び板材の情報のうち少なくとも1つの情報
に基づき、圧力算出手段が油圧アクチュエータの作動圧
力を算出する。油圧作動手段は、圧力算出手段で算出さ
れた作動圧力でアクチュエータを作動させる。
【0008】このため、常に最適な作動圧力で板材の加
工を行うので、動力の損出が少なく、油温の上昇を防止
できる。
工を行うので、動力の損出が少なく、油温の上昇を防止
できる。
【0009】
【実施例】図1及び図2は、本発明の一実施例による油
圧パンチプレスを示している。ここでは、タレットパン
チプレス機を例にとる。パンチプレス機1は、主に、下
部フレーム2と、下部フレーム2の上方に配置された上
部フレーム3と、上部フレーム3を後方で支持するスロ
ート部4とから構成されている。
圧パンチプレスを示している。ここでは、タレットパン
チプレス機を例にとる。パンチプレス機1は、主に、下
部フレーム2と、下部フレーム2の上方に配置された上
部フレーム3と、上部フレーム3を後方で支持するスロ
ート部4とから構成されている。
【0010】下部フレーム2の上面中央には、固定テー
ブル10が配置されている。下部フレーム2の上面両側
部には、1対のガイドレール5,6が配置されている。
ガイドレール5,6上には、キャリッジ7が奥行き方向
(Y軸方向)に移動可能に配置されている。キャリッジ
7には、固定テーブル10の両側方に配置された移動テ
ーブル8,9が固定されている。キャリッジ7には、板
材11を把持するための1対のワークホルダ13,14
が装着されたクロススライド15が、左右方向(X軸方
向)に移動可能に設けられている。
ブル10が配置されている。下部フレーム2の上面両側
部には、1対のガイドレール5,6が配置されている。
ガイドレール5,6上には、キャリッジ7が奥行き方向
(Y軸方向)に移動可能に配置されている。キャリッジ
7には、固定テーブル10の両側方に配置された移動テ
ーブル8,9が固定されている。キャリッジ7には、板
材11を把持するための1対のワークホルダ13,14
が装着されたクロススライド15が、左右方向(X軸方
向)に移動可能に設けられている。
【0011】キャリッジ7をY軸方向に移動させる移動
機構は、移動テーブル9の下方に配置されている。この
移動機構は、サーボモータ16と、これに連結されたボ
ールねじ17と、ボールねじ17に螺合するボールナッ
ト18とから構成されている。ボールナット18は、移
動テーブル9の下面に固定されている。一方、クロスス
ライド15をX軸方向に移動させる移動機構は、キャリ
ッジ7内に配置されている。この移動機構は、キャリッ
ジ7の一端に配置されたサーボモータ20と、これに連
結されたボールねじ21と、ボールねじ21に螺合する
ボールナット23とから構成されている。ボールナット
23は、クロススライド15に固定されている。
機構は、移動テーブル9の下方に配置されている。この
移動機構は、サーボモータ16と、これに連結されたボ
ールねじ17と、ボールねじ17に螺合するボールナッ
ト18とから構成されている。ボールナット18は、移
動テーブル9の下面に固定されている。一方、クロスス
ライド15をX軸方向に移動させる移動機構は、キャリ
ッジ7内に配置されている。この移動機構は、キャリッ
ジ7の一端に配置されたサーボモータ20と、これに連
結されたボールねじ21と、ボールねじ21に螺合する
ボールナット23とから構成されている。ボールナット
23は、クロススライド15に固定されている。
【0012】上部フレーム3には、複数のパンチを収納
する上タレット12が回動可能に設けられている。上タ
レット12内には、油圧シリンダ(後述)により昇降す
るパンチヘッドが設けられている。一方、下部フレーム
2側には、複数のダイを収納する下タレット22が上タ
レット12に対向配置されている。また、加工位置にあ
るパンチ及びダイ等によって加工部24が構成されてい
る。
する上タレット12が回動可能に設けられている。上タ
レット12内には、油圧シリンダ(後述)により昇降す
るパンチヘッドが設けられている。一方、下部フレーム
2側には、複数のダイを収納する下タレット22が上タ
レット12に対向配置されている。また、加工位置にあ
るパンチ及びダイ等によって加工部24が構成されてい
る。
【0013】スロート部4内には、図3に示すように制
御装置30が設けられている。この制御装置30は、コ
ントローラとしてCNC31、MMC32及びPMC3
3を備えている。各コントローラ間ではウィンドウを介
してデータの授受が高速で行われるようになっている。
CNC31は、板材11をX軸方向及びY軸方向に移動
させるためのサーボモータ16,20の制御を行うもの
であり、CPU,ROM及びRAM等を含んでいる。M
MC32は、種々の処理を高級言語を用いて処理可能な
ものであり、CPU、ROM及びRAM等を含んでい
る。PMC33は、油圧の制御やタレットの駆動等の制
御を行うものであり、CPU、ROM及びRAM等を含
んでいる。
御装置30が設けられている。この制御装置30は、コ
ントローラとしてCNC31、MMC32及びPMC3
3を備えている。各コントローラ間ではウィンドウを介
してデータの授受が高速で行われるようになっている。
CNC31は、板材11をX軸方向及びY軸方向に移動
させるためのサーボモータ16,20の制御を行うもの
であり、CPU,ROM及びRAM等を含んでいる。M
MC32は、種々の処理を高級言語を用いて処理可能な
ものであり、CPU、ROM及びRAM等を含んでい
る。PMC33は、油圧の制御やタレットの駆動等の制
御を行うものであり、CPU、ROM及びRAM等を含
んでいる。
【0014】MMC32及びPMC33には、DSC
(ディジタル・サーボ・コントローラ)36が接続され
ている。DSC36は油圧シリンダ40の位置及び速度
をサーボ制御するためのコントローラであり、MMC3
2及びPMC33から与えられた位置情報及び速度情報
に応じて速度制御部38に速度指令を出力する。速度制
御部38は、DSC36から与えられた速度指令に応じ
て加工部24の加工速度(シリンダ40の昇降速度)を
フィードバック制御するためのものであり、速度アンプ
及び積分回路等から構成されている。また、PMC35
には圧力制御部50が接続されている。圧力制御部50
は油圧シリンダ40の圧力制御を行うためのものであ
る。
(ディジタル・サーボ・コントローラ)36が接続され
ている。DSC36は油圧シリンダ40の位置及び速度
をサーボ制御するためのコントローラであり、MMC3
2及びPMC33から与えられた位置情報及び速度情報
に応じて速度制御部38に速度指令を出力する。速度制
御部38は、DSC36から与えられた速度指令に応じ
て加工部24の加工速度(シリンダ40の昇降速度)を
フィードバック制御するためのものであり、速度アンプ
及び積分回路等から構成されている。また、PMC35
には圧力制御部50が接続されている。圧力制御部50
は油圧シリンダ40の圧力制御を行うためのものであ
る。
【0015】加工部24(図2)上には、油圧シリンダ
40(図3)が上下に配置されている。油圧シリンダ4
0のピストンロッド先端には、加工部24を構成するパ
ンチ41の頭部が係合し得る係合部42が取り付けられ
ている。油圧シリンダ40には、電気油圧式3位置4ポ
ートサーボ弁44が接続されている。サーボ弁44のス
プールには、サーボコントロールコイル45及びフィー
ドバック検出器46が設けられている。サーボコントロ
ールコイル45には、速度制御部38からの制御信号が
入力されている。また、フィードバック検出器46の検
出信号は速度制御部38に入力されており、スプールの
移動量が速度制御部38によってフィードバック制御さ
れる。これにより、サーボ弁44を通過する流量が制御
され、油圧シリンダ40の昇降速度が制御されるように
なっている。また、油圧シリンダ40には、ピストンの
位置検出を行う位置検出器47が設けられている。位置
検出器47の出力は、A/D変換器48を介してDSC
36に入力されている。
40(図3)が上下に配置されている。油圧シリンダ4
0のピストンロッド先端には、加工部24を構成するパ
ンチ41の頭部が係合し得る係合部42が取り付けられ
ている。油圧シリンダ40には、電気油圧式3位置4ポ
ートサーボ弁44が接続されている。サーボ弁44のス
プールには、サーボコントロールコイル45及びフィー
ドバック検出器46が設けられている。サーボコントロ
ールコイル45には、速度制御部38からの制御信号が
入力されている。また、フィードバック検出器46の検
出信号は速度制御部38に入力されており、スプールの
移動量が速度制御部38によってフィードバック制御さ
れる。これにより、サーボ弁44を通過する流量が制御
され、油圧シリンダ40の昇降速度が制御されるように
なっている。また、油圧シリンダ40には、ピストンの
位置検出を行う位置検出器47が設けられている。位置
検出器47の出力は、A/D変換器48を介してDSC
36に入力されている。
【0016】一方、圧力制御部50にはPMC33から
圧力指令が与えられる。圧力制御部30はこれを電気信
号に変換し、比例電磁式リリーフ弁51に与える。ま
た、リリーフ弁51は、ポンプ52及びこれを駆動する
モータ53を含む油圧回路54に接続されている。この
油圧回路54には、他のアクチュエータを制御するため
の油圧機器55が接続されている。油圧回路54の油圧
ラインはサーボ弁44に接続されている。
圧力指令が与えられる。圧力制御部30はこれを電気信
号に変換し、比例電磁式リリーフ弁51に与える。ま
た、リリーフ弁51は、ポンプ52及びこれを駆動する
モータ53を含む油圧回路54に接続されている。この
油圧回路54には、他のアクチュエータを制御するため
の油圧機器55が接続されている。油圧回路54の油圧
ラインはサーボ弁44に接続されている。
【0017】図4に示すように、MMC32には、キー
ボード34、CRT35、ホストコンピュータとの接続
用のホストインターフェイス37及び他の入出力部が接
続されている。またCNC31には、X軸及びY軸の制
御を行うための軸制御部39が接続されている。さら
に、PMC33には、上タレット12及び下タレット2
2を駆動するためのタレット駆動部19や他の入出力部
が接続されている。
ボード34、CRT35、ホストコンピュータとの接続
用のホストインターフェイス37及び他の入出力部が接
続されている。またCNC31には、X軸及びY軸の制
御を行うための軸制御部39が接続されている。さら
に、PMC33には、上タレット12及び下タレット2
2を駆動するためのタレット駆動部19や他の入出力部
が接続されている。
【0018】また、MMC32内のRAMには、ホスト
コンピュータから予め、タレットのステーション番号と
工具との関係を示す工具テーブルと、図5に示すよう
な、材質毎の工具及び板厚と加工時の最大作動圧力との
関係を示す圧力テーブルとが転送されている。つまり、
ホストコンピュータから材質毎の板厚及び工具と作動圧
力との関係と、ステーション番号と工具との関係とが与
えられる。それらがこのRAMに格納される。加工時に
は、ステーション番号が与えられると工具テーブルから
工具が読み出され、板厚が与えられると、与えられた板
厚と読み出された工具とにより圧力テーブルから作動圧
力が読み出される。読み出された作動圧力はPMC33
に与えられる。
コンピュータから予め、タレットのステーション番号と
工具との関係を示す工具テーブルと、図5に示すよう
な、材質毎の工具及び板厚と加工時の最大作動圧力との
関係を示す圧力テーブルとが転送されている。つまり、
ホストコンピュータから材質毎の板厚及び工具と作動圧
力との関係と、ステーション番号と工具との関係とが与
えられる。それらがこのRAMに格納される。加工時に
は、ステーション番号が与えられると工具テーブルから
工具が読み出され、板厚が与えられると、与えられた板
厚と読み出された工具とにより圧力テーブルから作動圧
力が読み出される。読み出された作動圧力はPMC33
に与えられる。
【0019】次に、制御装置30の制御動作について図
に示す制御のフローチャートに基づいて説明する。ま
ず、ステップS1で、テーブルの原点への移動等の初期
設定を行う。ステップS2では、ホストコンピュータか
らホストインターフェイス37を介して加工情報を読み
込む。ステップS3では、ホストコンピュータから同じ
く加工プログラムを読み込む。ここで読み込まれた加工
情報には、板厚及びその材質に関する情報が含まれてお
り、MMC32内のRAMに格納される。また、加工プ
ログラムは、CNC31内のRAMに格納される。
に示す制御のフローチャートに基づいて説明する。ま
ず、ステップS1で、テーブルの原点への移動等の初期
設定を行う。ステップS2では、ホストコンピュータか
らホストインターフェイス37を介して加工情報を読み
込む。ステップS3では、ホストコンピュータから同じ
く加工プログラムを読み込む。ここで読み込まれた加工
情報には、板厚及びその材質に関する情報が含まれてお
り、MMC32内のRAMに格納される。また、加工プ
ログラムは、CNC31内のRAMに格納される。
【0020】ステップS4では、作業者の作業開始ボタ
ンの操作による作業開始指令を待つ。作業開始が入力さ
れるとステップS5に移行する。ステップS5では、加
工プログラムのステップを1ステップずつ読み込む。ス
テップS6〜S8では、読み込んだステップの内容を判
断する。すなわち、ステップS6では、読み込んだステ
ップの内容が加工指令を意味するものか否かを判断す
る。ステップS7では他の指令を意味するものであるか
否かを判断する。ステップS8では、終了指令を意味す
るものであるか否かを判断する。
ンの操作による作業開始指令を待つ。作業開始が入力さ
れるとステップS5に移行する。ステップS5では、加
工プログラムのステップを1ステップずつ読み込む。ス
テップS6〜S8では、読み込んだステップの内容を判
断する。すなわち、ステップS6では、読み込んだステ
ップの内容が加工指令を意味するものか否かを判断す
る。ステップS7では他の指令を意味するものであるか
否かを判断する。ステップS8では、終了指令を意味す
るものであるか否かを判断する。
【0021】ステップS6で、加工指令を意味するステ
ップと判断したときにはステップS9に移行する。ステ
ップS9では、読み込んだ加工指令の中にTコードが含
まれているか否かを判断する。このTコードは、タレッ
ト12,22のステーション番号を示しており、このス
テーション番号と工具との関係は、前述したようにMM
C32内のRAMに格納されている。Tコードが含まれ
ていると判断した場合にはステップS10に移行する。
ステップS10では、そのTコードから、MMC32内
のRAMに記憶された工具テーブルより工具を読み出
す。ステップS11では、読み出された工具と、加工情
報に含まれる板厚及び材質とにより、図5に示す圧力テ
ーブルから、工具形状、板厚及び材質に応じた最大の作
動圧力を求める。ステップS12では、求められた作動
圧力に応じた圧力指令を、PMC33を介して圧力制御
部50に与え、リリーフ弁51の圧力設定を行う。ステ
ップS9でTコードが含まれていなかったと判断したと
き又はステップS12での圧力設定の処理が終了すると
ステップS13に移行する。ステップS13では、油圧
シリンダ40を下降させ、パンチ加工を行う。
ップと判断したときにはステップS9に移行する。ステ
ップS9では、読み込んだ加工指令の中にTコードが含
まれているか否かを判断する。このTコードは、タレッ
ト12,22のステーション番号を示しており、このス
テーション番号と工具との関係は、前述したようにMM
C32内のRAMに格納されている。Tコードが含まれ
ていると判断した場合にはステップS10に移行する。
ステップS10では、そのTコードから、MMC32内
のRAMに記憶された工具テーブルより工具を読み出
す。ステップS11では、読み出された工具と、加工情
報に含まれる板厚及び材質とにより、図5に示す圧力テ
ーブルから、工具形状、板厚及び材質に応じた最大の作
動圧力を求める。ステップS12では、求められた作動
圧力に応じた圧力指令を、PMC33を介して圧力制御
部50に与え、リリーフ弁51の圧力設定を行う。ステ
ップS9でTコードが含まれていなかったと判断したと
き又はステップS12での圧力設定の処理が終了すると
ステップS13に移行する。ステップS13では、油圧
シリンダ40を下降させ、パンチ加工を行う。
【0022】一方、ステップS7で他の指令を意味する
ものであると判断したときにはステップS14に移行す
る。ステップS14では読み込んだ指令に応じた他の処
理を行う。このようにして、工具の形状、板材の材質及
び厚さに応じて最適の作業圧力を算出し、これにより油
圧装置の圧力を設定しているので、動力の損失があまり
生じない。 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、工具の形状、板材の材質及び
厚さに応じて圧力を設定したが、これらのうち少なくと
も1つを用いても良い。 (b) 前記実施例では、テーブルにより作動圧力を求
めたが、演算により作動圧力を求めるようにしても良
い。例えば、板厚と材質と工具形状とにより所定の計算
式を用いて作動圧力を計算するようにしても良い。
ものであると判断したときにはステップS14に移行す
る。ステップS14では読み込んだ指令に応じた他の処
理を行う。このようにして、工具の形状、板材の材質及
び厚さに応じて最適の作業圧力を算出し、これにより油
圧装置の圧力を設定しているので、動力の損失があまり
生じない。 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、工具の形状、板材の材質及び
厚さに応じて圧力を設定したが、これらのうち少なくと
も1つを用いても良い。 (b) 前記実施例では、テーブルにより作動圧力を求
めたが、演算により作動圧力を求めるようにしても良
い。例えば、板厚と材質と工具形状とにより所定の計算
式を用いて作動圧力を計算するようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る油圧パンチプレスでは、工
具情報及び板材情報のうちの少なくとも1つの情報に基
づき油圧アクチュエータの作動圧力を算出し、それによ
り油圧アクチュエータを作動させているので、最適な作
動圧力で油圧アクチュエータを作動させることができ、
動力損出が低減し、油温上昇が減少する。
具情報及び板材情報のうちの少なくとも1つの情報に基
づき油圧アクチュエータの作動圧力を算出し、それによ
り油圧アクチュエータを作動させているので、最適な作
動圧力で油圧アクチュエータを作動させることができ、
動力損出が低減し、油温上昇が減少する。
【図1】本発明の一実施例による油圧パンチプレスの全
体斜視図。
体斜視図。
【図2】その平面概略図。
【図3】油圧パンチプレスの制御装置の概略ブロック
図。
図。
【図4】制御装置のブロック図。
【図5】MMCの圧力テーブルを示す図。
【図6】制御装置の制御フローチャート。
1 パンチプレス機 24 加工部 30 制御装置 32 MMC 33 PMC 40 油圧シリンダ 41 パンチ 43 ダイ 50 圧力制御部 51 リリーフ弁
Claims (1)
- 【請求項1】油圧アクチュエータにより工具を駆動して
板材を加工する油圧パンチプレスにおいて、前記工具の
情報及び前記板材の情報のうち少なくとも1つの情報に
基づき、前記油圧アクチュエータの作動圧力を算出する
圧力算出手段と、前記圧力算出手段で算出された作動圧
力で前記油圧アクチュエータを作動させる油圧作動手段
とを備えた油圧パンチプレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29597291A JPH05131299A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 油圧パンチプレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29597291A JPH05131299A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 油圧パンチプレス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05131299A true JPH05131299A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=17827477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29597291A Pending JPH05131299A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 油圧パンチプレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05131299A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7344000B2 (en) | 2004-09-23 | 2008-03-18 | Crown Equipment Corporation | Electronically controlled valve for a materials handling vehicle |
US8924103B2 (en) | 2011-02-16 | 2014-12-30 | Crown Equipment Corporation | Materials handling vehicle estimating a speed of a movable assembly from a lift motor speed |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP29597291A patent/JPH05131299A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7344000B2 (en) | 2004-09-23 | 2008-03-18 | Crown Equipment Corporation | Electronically controlled valve for a materials handling vehicle |
US8924103B2 (en) | 2011-02-16 | 2014-12-30 | Crown Equipment Corporation | Materials handling vehicle estimating a speed of a movable assembly from a lift motor speed |
US8935058B2 (en) | 2011-02-16 | 2015-01-13 | Crown Equipment Corporation | Materials handling vehicle estimating a speed of a movable assembly from a lift motor speed |
US9296598B2 (en) | 2011-02-16 | 2016-03-29 | Crown Equipment Corporation | Materials handling vehicle measuring electric current flow into/out of a hydraulic system motor |
US9394151B2 (en) | 2011-02-16 | 2016-07-19 | Crown Equipment Corporation | Materials handling vehicle monitoring a pressure of hydraulic fluid within a hydraulic structure |
US9751740B2 (en) | 2011-02-16 | 2017-09-05 | Crown Equipment Corporation | Materials handling vehicle estimating a speed of a movable assembly from a lift motor speed |
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