JPH05126835A - 分注装置 - Google Patents
分注装置Info
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- JPH05126835A JPH05126835A JP28584491A JP28584491A JPH05126835A JP H05126835 A JPH05126835 A JP H05126835A JP 28584491 A JP28584491 A JP 28584491A JP 28584491 A JP28584491 A JP 28584491A JP H05126835 A JPH05126835 A JP H05126835A
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- Japan
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- sample
- dispensing
- shaft
- motor
- dispensing probe
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/02—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations
- G01N35/04—Details of the conveyor system
- G01N2035/0474—Details of actuating means for conveyors or pipettes
- G01N2035/0482—Transmission
- G01N2035/0486—Gearing, cams
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/10—Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
- G01N35/1081—Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices characterised by the means for relatively moving the transfer device and the containers in an horizontal plane
- G01N35/1083—Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices characterised by the means for relatively moving the transfer device and the containers in an horizontal plane with one horizontal degree of freedom
- G01N2035/1086—Cylindrical, e.g. variable angle
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 分注プローブが固定された回動軸の一部にス
プライン軸及び丸形ラックが形成され、第1の回転駆動
手段によりスプライン軸が回転し、第2の回転駆動手段
により丸形ラックが直線移動することにより、分注プロ
ーブの動きが滑らかになり、全体の機構が簡単になる。 【構成】 回動軸3の一部にはスプライン軸4及び丸形
ラック6が形成されており、スプライン軸受け4´の外
周にはギア5´が形成され、ステッピングモータ等のモ
ータ9に固定されたギア5と連結している。丸形ラック
6はステッピングモータ等のモータ9´に固定されたピ
ニオン6´と連結している。
プライン軸及び丸形ラックが形成され、第1の回転駆動
手段によりスプライン軸が回転し、第2の回転駆動手段
により丸形ラックが直線移動することにより、分注プロ
ーブの動きが滑らかになり、全体の機構が簡単になる。 【構成】 回動軸3の一部にはスプライン軸4及び丸形
ラック6が形成されており、スプライン軸受け4´の外
周にはギア5´が形成され、ステッピングモータ等のモ
ータ9に固定されたギア5と連結している。丸形ラック
6はステッピングモータ等のモータ9´に固定されたピ
ニオン6´と連結している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臨床用生化学自動分析
等の自動分析装置や、血液凝固スクリーニング検査、凝
固因子異常の同定又は定量を行う血液凝固測定装置など
の試料測定装置に使用される分注装置に関する。
等の自動分析装置や、血液凝固スクリーニング検査、凝
固因子異常の同定又は定量を行う血液凝固測定装置など
の試料測定装置に使用される分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動分析装置や血液凝固測定装置
等の試料測定装置においては、ディスペンサやピペッタ
等の分注装置が、検体試料の入った試料容器及び試薬等
の入った試薬容器から、それぞれ所定量の検体試料や試
薬を吸引し運搬して、他の反応容器に注入し、その結果
生ずる反応物の量や濃度又はこれらの時間変化を光学的
に測定して、各検体試料の定性分析や定量分析を行って
いる。この分注方式はシングルマルチ方式とも呼ばれ、
複数の検体試料から少量ずつ取り出し、複数の検査項目
に対応する試薬もまた少量ずつ取り出して、別の容器で
反応させる点が特徴的である。
等の試料測定装置においては、ディスペンサやピペッタ
等の分注装置が、検体試料の入った試料容器及び試薬等
の入った試薬容器から、それぞれ所定量の検体試料や試
薬を吸引し運搬して、他の反応容器に注入し、その結果
生ずる反応物の量や濃度又はこれらの時間変化を光学的
に測定して、各検体試料の定性分析や定量分析を行って
いる。この分注方式はシングルマルチ方式とも呼ばれ、
複数の検体試料から少量ずつ取り出し、複数の検査項目
に対応する試薬もまた少量ずつ取り出して、別の容器で
反応させる点が特徴的である。
【0003】このような試料測定装置に用いられる分注
装置は、所定量の検体試料や試薬を分注する分注プロー
ブは腕木等を介して回動軸に固定されており、分注プロ
ーブが試料容器、試薬容器、反応容器の間を移動する際
に回動運動又は直線運動を行うことにより、所定量の液
体を運搬している。
装置は、所定量の検体試料や試薬を分注する分注プロー
ブは腕木等を介して回動軸に固定されており、分注プロ
ーブが試料容器、試薬容器、反応容器の間を移動する際
に回動運動又は直線運動を行うことにより、所定量の液
体を運搬している。
【0004】図3は、従来から使用されている分注装置
の一例の概略構成図である。液体を吸引するための中空
構造を有する分注プローブ1は、腕木2を介して回動軸
3に固定されており、回動軸3がその中心軸の回りに回
動運動したり、又はその軸方向に直線運動することによ
り、分注プローブ1が回動運動又は直線運動の動作を行
う。なお、分注プローブ1は、可撓性の管(図示せず)
を介して流路切換のための三方バルブ(図示せず)やシ
リンダーポンプ等の吸引装置(図示せず)に連結されて
おり、吸引装置の制御により液体の吸引又は注入を行
う。
の一例の概略構成図である。液体を吸引するための中空
構造を有する分注プローブ1は、腕木2を介して回動軸
3に固定されており、回動軸3がその中心軸の回りに回
動運動したり、又はその軸方向に直線運動することによ
り、分注プローブ1が回動運動又は直線運動の動作を行
う。なお、分注プローブ1は、可撓性の管(図示せず)
を介して流路切換のための三方バルブ(図示せず)やシ
リンダーポンプ等の吸引装置(図示せず)に連結されて
おり、吸引装置の制御により液体の吸引又は注入を行
う。
【0005】図3において、回動軸3の一部にはスプラ
イン軸4が一体的に形成され、筐体50にベアリングで
固定されたスプライン軸受け4´に対して、回動軸3は
その軸方向に滑らかな直線運動を行うことができる。ス
プライン軸受け4´の外周にはギア5´が形成され、モ
ータ9に固定されたギア5と連結している。
イン軸4が一体的に形成され、筐体50にベアリングで
固定されたスプライン軸受け4´に対して、回動軸3は
その軸方向に滑らかな直線運動を行うことができる。ス
プライン軸受け4´の外周にはギア5´が形成され、モ
ータ9に固定されたギア5と連結している。
【0006】一方、ボールスクリュー52がベアリング
を介して筐体50に回動軸3と平行して固定され、ボー
ルスクリュー52と一体的に回転するギア51´とモー
タ9´に固定されたギア51が連結している。ボールス
クリュー52が回転すると、回動軸3と連結されること
により回転方向の動きが規制されたナット53が上下に
移動する。
を介して筐体50に回動軸3と平行して固定され、ボー
ルスクリュー52と一体的に回転するギア51´とモー
タ9´に固定されたギア51が連結している。ボールス
クリュー52が回転すると、回動軸3と連結されること
により回転方向の動きが規制されたナット53が上下に
移動する。
【0007】従って、モータ9´の回転制御により分注
プローブ1の上下方向の位置が制御されると共に、モー
タ9の回転制御により分注プローブ1の回動位置が制御
される。この動きと併せて、三方バルブや吸引装置等を
制御することにより、分注プローブ1が、試料容器又は
試薬容器から所定量の検体試料や試薬を吸引し運搬して
反応容器に注入する動作を行っている。
プローブ1の上下方向の位置が制御されると共に、モー
タ9の回転制御により分注プローブ1の回動位置が制御
される。この動きと併せて、三方バルブや吸引装置等を
制御することにより、分注プローブ1が、試料容器又は
試薬容器から所定量の検体試料や試薬を吸引し運搬して
反応容器に注入する動作を行っている。
【0008】図4は、従来から使用されている分注装置
の他の例の概略構成図である。液体を吸引するための中
空構造を有する分注プローブ1は、図3に示したものと
同様に、腕木2を介して回動軸3に固定されており、回
動軸3がその中心軸の回りに回動運動したり、又はその
軸方向に直線運動することにより、分注プローブ1が回
動運動又は直線運動の動作を行う。また、分注プローブ
1が、管を介して三方バルブや吸引装置に連結されるこ
とも図3と同様である。
の他の例の概略構成図である。液体を吸引するための中
空構造を有する分注プローブ1は、図3に示したものと
同様に、腕木2を介して回動軸3に固定されており、回
動軸3がその中心軸の回りに回動運動したり、又はその
軸方向に直線運動することにより、分注プローブ1が回
動運動又は直線運動の動作を行う。また、分注プローブ
1が、管を介して三方バルブや吸引装置に連結されるこ
とも図3と同様である。
【0009】図4において、回動軸3には一体的に動く
ギア61´が形成され、キャリア60に固定されたモー
タ9のギア61と連結している。なお、回動軸3は、キ
ャリア60にベアリングを介して固定されており、滑ら
かな回転運動を行うことができる。
ギア61´が形成され、キャリア60に固定されたモー
タ9のギア61と連結している。なお、回動軸3は、キ
ャリア60にベアリングを介して固定されており、滑ら
かな回転運動を行うことができる。
【0010】一方、キャリア60は、プーリ65、66
に渡されたベルト64に固定されており、プーリ65と
連結したモータ9´が回転することにより、キャリア6
0が上下方向に移動する。
に渡されたベルト64に固定されており、プーリ65と
連結したモータ9´が回転することにより、キャリア6
0が上下方向に移動する。
【0011】従って、モータ9´の回転制御により分注
プローブ1の上下方向の位置が制御されると共に、モー
タ9の回転制御により分注プローブ1の回動位置が制御
される。この動きと併せて、三方バルブや吸引装置等を
制御することにより、分注プローブ1が、試料容器又は
試薬容器から所定量の検体試料や試薬を吸引し運搬して
反応容器に注入する動作を行っている。
プローブ1の上下方向の位置が制御されると共に、モー
タ9の回転制御により分注プローブ1の回動位置が制御
される。この動きと併せて、三方バルブや吸引装置等を
制御することにより、分注プローブ1が、試料容器又は
試薬容器から所定量の検体試料や試薬を吸引し運搬して
反応容器に注入する動作を行っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す従来の分注装置において、回動軸3が上下運動する
ための力が作用する場合には、その力のベクトルが回動
軸3の中心軸方向と同一ではなく、回動軸3に対して一
定距離離れて設置されたナット53の移動方向と同一と
なる。そのため、回動軸3とナット53の距離に比例し
たモーメントが、回動軸3の連結部材55に作用して、
回動軸3の軸方向成分とは異なる力の成分が生ずること
により、筐体50との固定のためのベアリングに無理な
力が掛かって、回動軸3が滑らかに動かないという課題
があった。
示す従来の分注装置において、回動軸3が上下運動する
ための力が作用する場合には、その力のベクトルが回動
軸3の中心軸方向と同一ではなく、回動軸3に対して一
定距離離れて設置されたナット53の移動方向と同一と
なる。そのため、回動軸3とナット53の距離に比例し
たモーメントが、回動軸3の連結部材55に作用して、
回動軸3の軸方向成分とは異なる力の成分が生ずること
により、筐体50との固定のためのベアリングに無理な
力が掛かって、回動軸3が滑らかに動かないという課題
があった。
【0013】また、回動軸3の移動方向とボールスクリ
ュー52の軸が平行でないと、ナット53の動きにより
回動軸3やボールスクリュー52の撓み変形等が生ずる
ため、回動軸3とボールスクリュー52の軸を完全平行
に設置する必要があり、この調整がたいへん困難である
という課題があった。
ュー52の軸が平行でないと、ナット53の動きにより
回動軸3やボールスクリュー52の撓み変形等が生ずる
ため、回動軸3とボールスクリュー52の軸を完全平行
に設置する必要があり、この調整がたいへん困難である
という課題があった。
【0014】また、図4に示す従来の分注装置におい
て、キャリア60にモータ9や回動軸3への力伝達機構
を搭載するため、移動対象となるキャリア60の重量が
大きくなり、ベルト64やモータ9´への負荷が大きい
という課題があった。
て、キャリア60にモータ9や回動軸3への力伝達機構
を搭載するため、移動対象となるキャリア60の重量が
大きくなり、ベルト64やモータ9´への負荷が大きい
という課題があった。
【0015】また、移動するキャリア60にモータ9を
搭載するため、モータ9に電力を供給する電線も併せて
移動することになり、他の部材に引っ掛かって断線や短
絡事故の原因となるという課題があった。
搭載するため、モータ9に電力を供給する電線も併せて
移動することになり、他の部材に引っ掛かって断線や短
絡事故の原因となるという課題があった。
【0016】本発明は、前記課題を解決するため、分注
プローブが固定された回動軸を上下運動させる際に、回
動軸方向と同一方向に力を作用させることにより、滑ら
かな分注動作を行う分注装置を提供することを目的とす
る。
プローブが固定された回動軸を上下運動させる際に、回
動軸方向と同一方向に力を作用させることにより、滑ら
かな分注動作を行う分注装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の分注装置は、回動軸に固定された分注プロ
ーブが、回動運動又は直線運動を行うことにより、所定
量の液体を運搬する分注装置において、回動軸の一部に
スプライン軸及び丸形ラックが形成され、第1の回転駆
動手段によりスプライン軸が回転し、第2の回転駆動手
段により丸形ラックが直線移動することを特徴とする。
め、本発明の分注装置は、回動軸に固定された分注プロ
ーブが、回動運動又は直線運動を行うことにより、所定
量の液体を運搬する分注装置において、回動軸の一部に
スプライン軸及び丸形ラックが形成され、第1の回転駆
動手段によりスプライン軸が回転し、第2の回転駆動手
段により丸形ラックが直線移動することを特徴とする。
【0018】
【作用】前記構成によれば、回動軸の一部にスプライン
軸及び丸形ラックが形成され、第1の回転駆動手段によ
りスプライン軸が回転し、第2の回転駆動手段により丸
形ラックが直線移動することにより、回動軸が上下運動
するための力のベトクルが回動軸方向と同一となるた
め、他の方向の力成分が回動軸に作用しなくなって、回
動軸の動きが滑らかになる。そのため、回動軸に固定さ
れた分注プローブは、滑らかな分注動作を行うことがで
きる。
軸及び丸形ラックが形成され、第1の回転駆動手段によ
りスプライン軸が回転し、第2の回転駆動手段により丸
形ラックが直線移動することにより、回動軸が上下運動
するための力のベトクルが回動軸方向と同一となるた
め、他の方向の力成分が回動軸に作用しなくなって、回
動軸の動きが滑らかになる。そのため、回動軸に固定さ
れた分注プローブは、滑らかな分注動作を行うことがで
きる。
【0019】また、モータ等の重量部材を併せて移動す
る必要が無いため、駆動機構の強度設計が緩和され、分
注装置の軽量化又は小形化が可能になる。
る必要が無いため、駆動機構の強度設計が緩和され、分
注装置の軽量化又は小形化が可能になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の分注装置の一実施例
の概略構成図である。液体を吸引するための中空構造を
有する分注プローブ1は、腕木2を介して回動軸3に固
定されており、回動軸3がその中心軸の回りに回動運動
したり、又はその軸方向に直線運動することにより、分
注プローブ1が回動運動又は直線運動の動作を行う。な
お、分注プローブ1は、可撓性の管(図示せず)を介し
て流路切換のための三方バルブ(図示せず)やシリンダ
ーポンプ等の吸引装置(図示せず)に連結されており、
吸引装置の制御により液体の吸引又は注入を行う。
ながら説明する。図1は、本発明の分注装置の一実施例
の概略構成図である。液体を吸引するための中空構造を
有する分注プローブ1は、腕木2を介して回動軸3に固
定されており、回動軸3がその中心軸の回りに回動運動
したり、又はその軸方向に直線運動することにより、分
注プローブ1が回動運動又は直線運動の動作を行う。な
お、分注プローブ1は、可撓性の管(図示せず)を介し
て流路切換のための三方バルブ(図示せず)やシリンダ
ーポンプ等の吸引装置(図示せず)に連結されており、
吸引装置の制御により液体の吸引又は注入を行う。
【0021】回動軸3の一部にはスプライン軸4及び丸
形ラック6が形成されており、筐体8にベアリングで固
定されたスプライン軸受け4´に対して、回動軸3はそ
の軸方向に滑らかな直線運動を行うことができる。な
お、回動軸3及びスプライン軸4の内面で、筐体8に固
定されたスライド軸7が摺動することによって、回動軸
3及びスプライン軸4のブレを規制している。
形ラック6が形成されており、筐体8にベアリングで固
定されたスプライン軸受け4´に対して、回動軸3はそ
の軸方向に滑らかな直線運動を行うことができる。な
お、回動軸3及びスプライン軸4の内面で、筐体8に固
定されたスライド軸7が摺動することによって、回動軸
3及びスプライン軸4のブレを規制している。
【0022】スプライン軸受け4´の外周にはギア5´
が形成され、ステッピングモータ等のモータ9に固定さ
れたギア5と連結している。また、丸形ラック6はステ
ッピングモータ等のモータ9´に固定されたピニオン6
´と連結しており、ピニオン6´が回転して丸形ラック
6が上下移動することにより、回動軸3が滑らかに上下
移動する。
が形成され、ステッピングモータ等のモータ9に固定さ
れたギア5と連結している。また、丸形ラック6はステ
ッピングモータ等のモータ9´に固定されたピニオン6
´と連結しており、ピニオン6´が回転して丸形ラック
6が上下移動することにより、回動軸3が滑らかに上下
移動する。
【0023】従って、モータ9´の回転制御により分注
プローブ1の上下方向の位置が制御されると共に、モー
タ9の回転制御により分注プローブ1の回動位置が制御
される。この動きと併せて、三方バルブや吸引装置等を
制御することにより、分注プローブ1が、試料容器又は
試薬容器から所定量の検体試料や試薬を吸引し運搬して
反応容器に注入する動作を行うことができる。
プローブ1の上下方向の位置が制御されると共に、モー
タ9の回転制御により分注プローブ1の回動位置が制御
される。この動きと併せて、三方バルブや吸引装置等を
制御することにより、分注プローブ1が、試料容器又は
試薬容器から所定量の検体試料や試薬を吸引し運搬して
反応容器に注入する動作を行うことができる。
【0024】図2は、本発明の分注装置が用いられる試
料測定装置の一例の全体構成図である。血漿、血液、
尿、リンパ液、体液等の試料検体が保存された検体容器
31は、サンプラー13の上に載置され、一方、検査項
目に対応した試薬が保存された試薬容器32は、試薬ト
レイ12の上に載置されている。これらの試料検体及び
試薬は必要に応じて5℃〜10℃の温度で保冷され、変
質を防止している。
料測定装置の一例の全体構成図である。血漿、血液、
尿、リンパ液、体液等の試料検体が保存された検体容器
31は、サンプラー13の上に載置され、一方、検査項
目に対応した試薬が保存された試薬容器32は、試薬ト
レイ12の上に載置されている。これらの試料検体及び
試薬は必要に応じて5℃〜10℃の温度で保冷され、変
質を防止している。
【0025】反応テーブル11には、キュベット等の反
応容器34が複数装填され、各反応容器ごとに測定手段
(図示せず)が備えられる。反応テーブル11は、レー
ル等の直線ガイド41に沿ってチェーン、ボールネジ等
の直線駆動機構(図示せず)により直線運動して、装置
制御部に組み込またプログラムの指示に従って所定位置
への移動を繰り返すことが可能である。
応容器34が複数装填され、各反応容器ごとに測定手段
(図示せず)が備えられる。反応テーブル11は、レー
ル等の直線ガイド41に沿ってチェーン、ボールネジ等
の直線駆動機構(図示せず)により直線運動して、装置
制御部に組み込またプログラムの指示に従って所定位置
への移動を繰り返すことが可能である。
【0026】以下、この試料測定装置10の動作を測定
手順に従って説明する。新しい反応容器33が反応容器
供給部20に整列して複数個用意されており、反応容器
装填手段16により反応容器33が1つずつ搬送される
と共に、反応テーブル11が移動して、反応テーブル1
1上の反応容器が存在しない部分に装填される。
手順に従って説明する。新しい反応容器33が反応容器
供給部20に整列して複数個用意されており、反応容器
装填手段16により反応容器33が1つずつ搬送される
と共に、反応テーブル11が移動して、反応テーブル1
1上の反応容器が存在しない部分に装填される。
【0027】次に、本発明の分注装置を用いた検体注入
手段15が検体容器31から所定量の試料検体を吸引し
た後、反応テーブル11及び検体注入手段15が移動し
て、反応テーブル11上の新しい反応容器34に検体注
入手段15のプローブが停止して、吸引した試料検体を
反応容器34に注入する。
手段15が検体容器31から所定量の試料検体を吸引し
た後、反応テーブル11及び検体注入手段15が移動し
て、反応テーブル11上の新しい反応容器34に検体注
入手段15のプローブが停止して、吸引した試料検体を
反応容器34に注入する。
【0028】次に、本発明の分注装置を用いた試薬注入
手段14が、装置制御部の指示に従って所定の試薬容器
32が選択されて、そこから所定量の試薬を吸引した
後、反応テーブル11及び試薬注入手段14が移動し
て、先に試料検体が注入されている反応容器34に試薬
注入手段14のプローブが停止して、吸引した試薬を反
応容器34に注入する。
手段14が、装置制御部の指示に従って所定の試薬容器
32が選択されて、そこから所定量の試薬を吸引した
後、反応テーブル11及び試薬注入手段14が移動し
て、先に試料検体が注入されている反応容器34に試薬
注入手段14のプローブが停止して、吸引した試薬を反
応容器34に注入する。
【0029】試薬注入と同時に、この反応容器34に対
する測定手段が測定を開始する。測定が終了した反応容
器は、反応テーブル11が移動して、反応容器排出手段
17の位置から排出される。排出された反応容器は搬送
されて排出口18に投入され、反応容器収納部21に収
納される。なお、反応テーブル11の空いた場所には、
新しい反応容器が装填されることになる。
する測定手段が測定を開始する。測定が終了した反応容
器は、反応テーブル11が移動して、反応容器排出手段
17の位置から排出される。排出された反応容器は搬送
されて排出口18に投入され、反応容器収納部21に収
納される。なお、反応テーブル11の空いた場所には、
新しい反応容器が装填されることになる。
【0030】
【発明の効果】以上詳説したように、本発明の分注装置
は、回動軸の一部にスプライン軸及び丸形ラックが形成
され、第1の回転駆動手段によりスプライン軸が回転
し、第2の回転駆動手段により丸形ラックが直線移動す
ることにより、回動軸が上下運動するための力のベトク
ルが回動軸方向と同一となるため、分注プローブが滑ら
かな分注動作を行うことができる。従って、分注プロー
ブの上下位置や回転位置を精度良く制御できると共に、
分注プローブの駆動機構に無理な力が作用せず各構成部
品の磨耗が少なくなって、故障が少なく長寿命の分注装
置を得ることができる。
は、回動軸の一部にスプライン軸及び丸形ラックが形成
され、第1の回転駆動手段によりスプライン軸が回転
し、第2の回転駆動手段により丸形ラックが直線移動す
ることにより、回動軸が上下運動するための力のベトク
ルが回動軸方向と同一となるため、分注プローブが滑ら
かな分注動作を行うことができる。従って、分注プロー
ブの上下位置や回転位置を精度良く制御できると共に、
分注プローブの駆動機構に無理な力が作用せず各構成部
品の磨耗が少なくなって、故障が少なく長寿命の分注装
置を得ることができる。
【0031】また、スプライン軸及び丸形ラックが一体
的に形成されているため、回動運動を担う機構と直線運
動を担う機構との間の機械的調整が不要になる。また、
軸受けが少なく且つ全体の機構も簡単な分注装置となる
ため、軽量化又は小形化が可能になり、更にこれが用い
られる試料測定装置の小型化や低価格化に寄与する。
的に形成されているため、回動運動を担う機構と直線運
動を担う機構との間の機械的調整が不要になる。また、
軸受けが少なく且つ全体の機構も簡単な分注装置となる
ため、軽量化又は小形化が可能になり、更にこれが用い
られる試料測定装置の小型化や低価格化に寄与する。
【図1】本発明の分注装置の一実施例の概略構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の分注装置が用いられる試料測定装置の
一例の全体構成図である。
一例の全体構成図である。
【図3】従来から使用されている分注装置の一例の概略
構成図である。
構成図である。
【図4】従来から使用されている分注装置の他の例の概
略構成図である。
略構成図である。
1 分注プローブ 2 腕木 3 回動軸 4 スプライン軸 4´ スプライン軸受け 5、5´ ギア 6 丸形ラック 6´ ピニオン 7 スライド軸 8 筐体 9、9´ モータ 10 試料測定装置 11 反応テーブル 12 試薬トレイ 13 サンプラー 14 試薬注入手段 15 検体注入手段 16 反応容器装填手段 17 反応容器排出手段 18 排出口 20 反応容器供給部 21 反応容器収納部 22 データ入力手段 23 表示装置 31 検体容器 32 試薬容器 33、34、35 反応容器 41 直線ガイド 50 筐体 51、51´、61、61´ ギア 52 ボールスクリュー 53 ナット 54、55 連結部材 60 キャリア 62 軸 63、63´ 固定部材 64 ベルト 65、66 プーリ
Claims (1)
- 【請求項1】 回動軸に固定された分注プローブが、回
動運動又は直線運動を行うことにより、所定量の液体を
運搬する分注装置において、前記回動軸の一部にスプラ
イン軸及び丸形ラックが形成され、第1の回転駆動手段
により前記スプライン軸が回転し、第2の回転駆動手段
により前記丸形ラックが直線移動することを特徴とする
分注装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28584491A JPH05126835A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 分注装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28584491A JPH05126835A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 分注装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126835A true JPH05126835A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17696814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28584491A Pending JPH05126835A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 分注装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05126835A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US12320821B2 (en) | 2020-03-20 | 2025-06-03 | Elemental Scientific, Inc. | Autosampler system with automated sample container cover removal and sample probe positioning |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP28584491A patent/JPH05126835A/ja active Pending
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