JPH05126443A - 冷凍機の制御装置 - Google Patents
冷凍機の制御装置Info
- Publication number
- JPH05126443A JPH05126443A JP31413191A JP31413191A JPH05126443A JP H05126443 A JPH05126443 A JP H05126443A JP 31413191 A JP31413191 A JP 31413191A JP 31413191 A JP31413191 A JP 31413191A JP H05126443 A JPH05126443 A JP H05126443A
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- JP
- Japan
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- compressor
- temperature
- temperature sensor
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- sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 温度センサがセンサとしての役目を果さなく
なった時に、その異常状態を正確に検知することのでき
る冷凍機の制御装置を提供する。 【構成】 圧縮機4の運転開始前若しくは直後に温度セ
ンサ15で検出した値と、圧縮機4の運転開始から一定
時間経過後に温度センサ15で検出した値との差を求
め、この差が所定値以下の時には、圧縮機4の運転が異
常状態であることを表示するか、又は圧縮機4の運転を
停止する制御手段13を備えたことを特徴とするもので
ある。
なった時に、その異常状態を正確に検知することのでき
る冷凍機の制御装置を提供する。 【構成】 圧縮機4の運転開始前若しくは直後に温度セ
ンサ15で検出した値と、圧縮機4の運転開始から一定
時間経過後に温度センサ15で検出した値との差を求
め、この差が所定値以下の時には、圧縮機4の運転が異
常状態であることを表示するか、又は圧縮機4の運転を
停止する制御手段13を備えたことを特徴とするもので
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒温度を温度センサ
で検知し、このセンサの検知値に応じて圧縮機を運転制
御するようにした冷凍機の制御装置に関する。
で検知し、このセンサの検知値に応じて圧縮機を運転制
御するようにした冷凍機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍サイクル中に温度センサを
設けて各部の温度を検出して電動弁のコントロールを行
なったり、異常運転を検出してユニットの保護を行なっ
たりする技術は知られている(例えば、特開昭62−7
3058号公報)。
設けて各部の温度を検出して電動弁のコントロールを行
なったり、異常運転を検出してユニットの保護を行なっ
たりする技術は知られている(例えば、特開昭62−7
3058号公報)。
【0003】この種のものでは、温度センサで検出した
温度が異常に高くなる場合に、例えば冷凍サイクル中の
冷媒ガスが不足しているなどと判断して、圧縮機の運転
を停止するようにしている。
温度が異常に高くなる場合に、例えば冷凍サイクル中の
冷媒ガスが不足しているなどと判断して、圧縮機の運転
を停止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷凍サ
イクル中に設ける冷媒温度検知用のセンサは、通常、測
定箇所に密着させて使用するので、それが密着部分から
外れたり抜けたりした場合にはセンサとしての役目を果
たさなくなり、圧縮機を正常に制御することができなく
なるという問題がある。例えば圧縮機を交換する際など
にはまず圧縮機にセンサが取り付けられている時はこの
センサを圧縮機から取外し、新しい圧縮機に交換した後
に、再びセンサを取付けるが、この交換作業の中でセン
サを取付け忘れた場合などには、それ以後、圧縮機を正
常に制御できなくなるという問題がある。
イクル中に設ける冷媒温度検知用のセンサは、通常、測
定箇所に密着させて使用するので、それが密着部分から
外れたり抜けたりした場合にはセンサとしての役目を果
たさなくなり、圧縮機を正常に制御することができなく
なるという問題がある。例えば圧縮機を交換する際など
にはまず圧縮機にセンサが取り付けられている時はこの
センサを圧縮機から取外し、新しい圧縮機に交換した後
に、再びセンサを取付けるが、この交換作業の中でセン
サを取付け忘れた場合などには、それ以後、圧縮機を正
常に制御できなくなるという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、温度センサがセンサとし
ての役目を果さなくなった時に、その異常状態を正確に
検知することのできる冷凍機の制御装置を提供すること
にある。
技術が有する問題点を解消し、温度センサがセンサとし
ての役目を果さなくなった時に、その異常状態を正確に
検知することのできる冷凍機の制御装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器などを
冷媒配管でつないで冷凍サイクルを構成すると共に、こ
の冷凍サイクル内を流れる冷媒の温度を検出する温度セ
ンサを設け、この温度センサで検出した値に基づいて前
記圧縮機の運転を制御するようにした冷凍機の制御装置
において、圧縮機の運転開始前若しくは直後に温度セン
サで検出した値と圧縮機の運転開始から一定時間経過後
に温度センサで検出した値との差が所定値以下の時には
圧縮機の運転の異常表示及び/又は圧縮機の運転の停止
を指令する制御手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
に、本発明は、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器などを
冷媒配管でつないで冷凍サイクルを構成すると共に、こ
の冷凍サイクル内を流れる冷媒の温度を検出する温度セ
ンサを設け、この温度センサで検出した値に基づいて前
記圧縮機の運転を制御するようにした冷凍機の制御装置
において、圧縮機の運転開始前若しくは直後に温度セン
サで検出した値と圧縮機の運転開始から一定時間経過後
に温度センサで検出した値との差が所定値以下の時には
圧縮機の運転の異常表示及び/又は圧縮機の運転の停止
を指令する制御手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、温度センサが正常に機能して
さえいれば、圧縮機の運転開始後、所定時間経過した後
には必ず冷媒温度が所定温度に達すべきことに着目して
おり、これを前提として、圧縮機の運転開始前若しくは
直後に温度センサで検出した値と運転開始から一定時間
経過後に温度センサで検出した値との差を求め、この差
と所定の温度差とを比較して、所定の温度差よりも小さ
い場合に異常(温度センサが正常に機能していない)と
判断するので、例えば圧縮機の外装ケースからの温度セ
ンサの外れなどを確実に検知することができる。
さえいれば、圧縮機の運転開始後、所定時間経過した後
には必ず冷媒温度が所定温度に達すべきことに着目して
おり、これを前提として、圧縮機の運転開始前若しくは
直後に温度センサで検出した値と運転開始から一定時間
経過後に温度センサで検出した値との差を求め、この差
と所定の温度差とを比較して、所定の温度差よりも小さ
い場合に異常(温度センサが正常に機能していない)と
判断するので、例えば圧縮機の外装ケースからの温度セ
ンサの外れなどを確実に検知することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】図1において、1は分離型空気調和機であ
り、この空気調和機1は、室内ユニットAと室外ユニッ
トBと両ユニット間を結ぶユニット間配管2とにより構
成されている。室内ユニットAには冷房運転時に蒸発器
として作用し暖房運転時に凝縮機として作用する室内熱
交換器3が内蔵され、室外ユニットBにはスクロール式
圧縮機4と、四方弁5と、冷房運転時に凝縮器として作
用し暖房運転時に蒸発器として作用する室外熱交換器6
と、アキュムレータ7とが内蔵されている。
り、この空気調和機1は、室内ユニットAと室外ユニッ
トBと両ユニット間を結ぶユニット間配管2とにより構
成されている。室内ユニットAには冷房運転時に蒸発器
として作用し暖房運転時に凝縮機として作用する室内熱
交換器3が内蔵され、室外ユニットBにはスクロール式
圧縮機4と、四方弁5と、冷房運転時に凝縮器として作
用し暖房運転時に蒸発器として作用する室外熱交換器6
と、アキュムレータ7とが内蔵されている。
【0010】9は電動弁であり、この電動弁9には該電
動弁9の初期開度を設定するための初期開度設定手段1
1が接続されている。この初期開度設定手段11は運転
開始から約8分間程度の間に作動し、例えば暖房運転時
において外気温が10℃以下のような寒い場合には電動
弁9に対して約250パルスを出力し電動弁9の開度を
設定すると共に、外気温が10℃〜20℃程度の場合に
は約300パルスを出力し10℃以下の場合よりも電動
弁9の開度を大きくし、外気温が20℃以上の場合には
約350パルスを出力して電動弁9の開度をさらに大き
くする手段である。ここで電動弁9の全開時には初期開
度設定手段11から約480パルスが出力される。
動弁9の初期開度を設定するための初期開度設定手段1
1が接続されている。この初期開度設定手段11は運転
開始から約8分間程度の間に作動し、例えば暖房運転時
において外気温が10℃以下のような寒い場合には電動
弁9に対して約250パルスを出力し電動弁9の開度を
設定すると共に、外気温が10℃〜20℃程度の場合に
は約300パルスを出力し10℃以下の場合よりも電動
弁9の開度を大きくし、外気温が20℃以上の場合には
約350パルスを出力して電動弁9の開度をさらに大き
くする手段である。ここで電動弁9の全開時には初期開
度設定手段11から約480パルスが出力される。
【0011】また電動弁9には本実施例装置を制御する
ための制御手段13が接続され、この制御手段13には
圧縮機4の内部の冷媒温度を検出するための温度センサ
15が接続されている。この温度センサ15は、図2に
示すように、スクロール式圧縮機4の外装ケース4aに
取付けられている。温度センサ15自体はセンサケース
15a内に収容されており、このセンサケース15aに
は、温度センサ15のリード線15bを押えるようにセ
ンサ抜け止め防止具17が取付けられている。なお19
は吐出パイプである。
ための制御手段13が接続され、この制御手段13には
圧縮機4の内部の冷媒温度を検出するための温度センサ
15が接続されている。この温度センサ15は、図2に
示すように、スクロール式圧縮機4の外装ケース4aに
取付けられている。温度センサ15自体はセンサケース
15a内に収容されており、このセンサケース15aに
は、温度センサ15のリード線15bを押えるようにセ
ンサ抜け止め防止具17が取付けられている。なお19
は吐出パイプである。
【0012】次に、実施例の作用を説明する。
【0013】四方弁5を切換えて冷媒の流れを変える
と、冷房運転、又は暖房運転が行われる。図1におい
て、冷房時の冷媒の流れは実線で示されており、暖房時
の冷媒の流れは点線で示されている。
と、冷房運転、又は暖房運転が行われる。図1におい
て、冷房時の冷媒の流れは実線で示されており、暖房時
の冷媒の流れは点線で示されている。
【0014】ところで、運転中にスクロール式圧縮機4
の温度が異常に高くなった場合などには、例えば冷凍サ
イクル中の冷媒ガスが不足していることなどが考えら
れ、このような場合には圧縮機4に異常があることをラ
ンプなどで表示するか、又は圧縮機4を停止させなけれ
ばならない。
の温度が異常に高くなった場合などには、例えば冷凍サ
イクル中の冷媒ガスが不足していることなどが考えら
れ、このような場合には圧縮機4に異常があることをラ
ンプなどで表示するか、又は圧縮機4を停止させなけれ
ばならない。
【0015】しかして、この実施例によれば、温度セン
サ15が冷媒の温度を検知し、この冷媒温度を示す検知
値は制御装置13に送られ、ここでは図3に示すフロー
チャートに従って圧縮機4の運転が制御されると共に、
電動弁9の弁開度が適正開度になるように制御される。
サ15が冷媒の温度を検知し、この冷媒温度を示す検知
値は制御装置13に送られ、ここでは図3に示すフロー
チャートに従って圧縮機4の運転が制御されると共に、
電動弁9の弁開度が適正開度になるように制御される。
【0016】図3を参照して、電源をオンにすると(ス
テップ1)、まず温度センサ15が圧縮機4の運転開始
前の冷媒温度T0 を検知し(ステップ2)、その後に、
圧縮機4の運転を開始する(ステップ3)。この段階で
は電動弁9の弁開度は初期開度設定手段11により制御
される。
テップ1)、まず温度センサ15が圧縮機4の運転開始
前の冷媒温度T0 を検知し(ステップ2)、その後に、
圧縮機4の運転を開始する(ステップ3)。この段階で
は電動弁9の弁開度は初期開度設定手段11により制御
される。
【0017】次に、運転開始後に120秒が経過したか
否かが判断され(ステップ4)、経過していなければス
テップ4に戻り、経過していればその時点での冷媒温度
T1 が温度センサ15により検知され、ステップ2で検
知した運転開始前の冷媒温度T0 とここで検知した冷媒
温度T1 との差T0 −T1 の絶対値が求められ、この差
|T0 −T1 |が予め設定された所定の温度差αと比較
される(ステップ5)。そして、差|T0 −T1 |が所
定の温度差αよりも大きければ、これは正常であると判
断され(ステップ6)、その後は室内温度と設定温度と
の差に基づく圧縮機4の通常制御に移行し(ステップ
7)、これと対応して電動弁9の弁開度が適正開度にな
るように制御される。
否かが判断され(ステップ4)、経過していなければス
テップ4に戻り、経過していればその時点での冷媒温度
T1 が温度センサ15により検知され、ステップ2で検
知した運転開始前の冷媒温度T0 とここで検知した冷媒
温度T1 との差T0 −T1 の絶対値が求められ、この差
|T0 −T1 |が予め設定された所定の温度差αと比較
される(ステップ5)。そして、差|T0 −T1 |が所
定の温度差αよりも大きければ、これは正常であると判
断され(ステップ6)、その後は室内温度と設定温度と
の差に基づく圧縮機4の通常制御に移行し(ステップ
7)、これと対応して電動弁9の弁開度が適正開度にな
るように制御される。
【0018】ところが、差|T0 −T1 |が所定の温度
差αよりも小さい場合には、これは異常(温度センサ1
5が正常に機能していない)であると判断されて(ステ
ップ8)、圧縮機4の運転が停止される(ステップ
9)。このステップ9では圧縮機4に異常があることを
ランプで表示するだけにしてもよい。
差αよりも小さい場合には、これは異常(温度センサ1
5が正常に機能していない)であると判断されて(ステ
ップ8)、圧縮機4の運転が停止される(ステップ
9)。このステップ9では圧縮機4に異常があることを
ランプで表示するだけにしてもよい。
【0019】即ち、この実施例では、温度センサ15が
正常に機能してさえいれば、圧縮機4の運転開始後、所
定時間(この実施例では120秒としている)経過した
後に、必ず冷媒温度が上昇することに着目しており、こ
れを前提として、差|T0 −T1 |を求め、この差|T
0 −T1 |と所定の温度差αとを比較して、温度差αよ
りも小さい場合に異常(温度センサ15が正常に機能し
ていない)と判断しているので、例えば圧縮機4の外装
ケース4aからの温度センサ15の抜け(外れ)などの
トラブルを確実に検知することができる。
正常に機能してさえいれば、圧縮機4の運転開始後、所
定時間(この実施例では120秒としている)経過した
後に、必ず冷媒温度が上昇することに着目しており、こ
れを前提として、差|T0 −T1 |を求め、この差|T
0 −T1 |と所定の温度差αとを比較して、温度差αよ
りも小さい場合に異常(温度センサ15が正常に機能し
ていない)と判断しているので、例えば圧縮機4の外装
ケース4aからの温度センサ15の抜け(外れ)などの
トラブルを確実に検知することができる。
【0020】なおこの実施例では、温度センサ15を圧
縮機4の外装ケース4aに取付けたものを示している
が、他の例として、温度センサ15を圧縮機4の吐出パ
イプ19や、室内外熱交換器3,6に取付けたものに適
用することは可能である。
縮機4の外装ケース4aに取付けたものを示している
が、他の例として、温度センサ15を圧縮機4の吐出パ
イプ19や、室内外熱交換器3,6に取付けたものに適
用することは可能である。
【0021】図4は他の実施例を示しており、この例で
は、分離型空気調和機11 ,12 ,13 を構成する室外
ユニットA1 ,A2 ,A3 と室内ユニットB1 ,B2 ,
B3 とを複数台設置したものを示している。
は、分離型空気調和機11 ,12 ,13 を構成する室外
ユニットA1 ,A2 ,A3 と室内ユニットB1 ,B2 ,
B3 とを複数台設置したものを示している。
【0022】このように各ユニットを接近させると電気
配線する際に、誤った配線をする危険性がある。図中
で、太線はユニット間配線21 ,22 ,23 を、細線は
正常な電気配線を、また点線はいわゆる誤配線を示して
いる。この誤配線が行われると、圧縮機の耐久性に問題
が生じると共に、誤配線に対する公知の保護装置が作動
するまでの間、誤配線の発見が遅れるなどの問題が生じ
る。
配線する際に、誤った配線をする危険性がある。図中
で、太線はユニット間配線21 ,22 ,23 を、細線は
正常な電気配線を、また点線はいわゆる誤配線を示して
いる。この誤配線が行われると、圧縮機の耐久性に問題
が生じると共に、誤配線に対する公知の保護装置が作動
するまでの間、誤配線の発見が遅れるなどの問題が生じ
る。
【0023】しかしてこの実施例では、各分離型空気調
和機の冷凍サイクル中に冷媒温度を検出するための温度
センサ(図示せず)が設けられ、この温度センサからの
温度情報に基づいていわゆる誤配線が検知される。
和機の冷凍サイクル中に冷媒温度を検出するための温度
センサ(図示せず)が設けられ、この温度センサからの
温度情報に基づいていわゆる誤配線が検知される。
【0024】図5を参照して説明すると、電源をオンに
した後(ステップ11)、まず温度センサにより冷凍サ
イクル中の冷媒温度T0 が検出され(ステップ12)、
次いで、圧縮機の運転が開始される(ステップ13)。
この運転開始後、再び冷凍サイクル中の冷媒温度T1 が
検出され(ステップ14)、該温度T1 と上記の冷媒温
度T0 との差の絶対値|T0 −T1 |が求められ、この
差|T0 −T1 |が予め設定された所定の温度差βと比
較され、それがこの温度差βよりも大きい場合には運転
が継続される(ステップ15)。
した後(ステップ11)、まず温度センサにより冷凍サ
イクル中の冷媒温度T0 が検出され(ステップ12)、
次いで、圧縮機の運転が開始される(ステップ13)。
この運転開始後、再び冷凍サイクル中の冷媒温度T1 が
検出され(ステップ14)、該温度T1 と上記の冷媒温
度T0 との差の絶対値|T0 −T1 |が求められ、この
差|T0 −T1 |が予め設定された所定の温度差βと比
較され、それがこの温度差βよりも大きい場合には運転
が継続される(ステップ15)。
【0025】これに対して差|T0 −T1 |が温度差β
よりも小さい場合には、誤配線ありと判断されて警報が
発せられた後に(ステップ16)、圧縮機の運転が停止
される(ステップ17)。
よりも小さい場合には、誤配線ありと判断されて警報が
発せられた後に(ステップ16)、圧縮機の運転が停止
される(ステップ17)。
【0026】即ち、この実施例によれば、誤配線のある
場合には、制御されるべき圧縮機が運転されない訳であ
るから、冷媒温度も上昇しないことに着目しており、こ
れを前提として、差|T0 −T1 |を求め、この差|T
0 −T1 |と所定の温度差βとを比較して、これが温度
差βよりも小さい場合に警報を発するので、いわゆる誤
配線を確実に検知することができる。なお、所定の温度
βについてはその値を冷房時と暖房時とで変えるように
してもよいし、この実施例に斯る制御は、試運転時にの
み行うという条件をつけるようにしてもよい。
場合には、制御されるべき圧縮機が運転されない訳であ
るから、冷媒温度も上昇しないことに着目しており、こ
れを前提として、差|T0 −T1 |を求め、この差|T
0 −T1 |と所定の温度差βとを比較して、これが温度
差βよりも小さい場合に警報を発するので、いわゆる誤
配線を確実に検知することができる。なお、所定の温度
βについてはその値を冷房時と暖房時とで変えるように
してもよいし、この実施例に斯る制御は、試運転時にの
み行うという条件をつけるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、圧縮機の運転開始前、若しくは直後に温度セ
ンサで検出した値と、圧縮機の運転開始から一定時間経
過後に温度センサで検出した値との差が所定値以下の時
には、圧縮機の運転の異常表示又は圧縮機の運転の停止
を指令するなどの制御手段を備えているので、温度セン
サが正常に機能していない場合や、室外ユニットと室内
ユニットとが複数台設置される場合に生じる電気配線上
の誤配線などを、確実に検知することができる。
によれば、圧縮機の運転開始前、若しくは直後に温度セ
ンサで検出した値と、圧縮機の運転開始から一定時間経
過後に温度センサで検出した値との差が所定値以下の時
には、圧縮機の運転の異常表示又は圧縮機の運転の停止
を指令するなどの制御手段を備えているので、温度セン
サが正常に機能していない場合や、室外ユニットと室内
ユニットとが複数台設置される場合に生じる電気配線上
の誤配線などを、確実に検知することができる。
【図1】本発明による冷凍機の制御装置の一実施例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図2】図1に示した冷凍装置を構成する圧縮機の一部
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】本発明による冷凍機の制御装置の一実施例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図4】他の実施例を示す電気配線図である。
【図5】同じく他の実施例におけるフローチャートであ
る。
る。
1 分離型空気調和機 2 ユニット間配管 3 室内熱交換器 4 スクロール式圧縮機 5 四方弁 6 室外熱交換器 9 電動弁 11 初期開度設定手段 13 制御手段 15 温度センサ 19 吐出パイプ A 室内ユニット B 室外ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器などを
冷媒配管でつないで冷凍サイクルを構成すると共に、こ
の冷凍サイクル内を流れる冷媒の温度を検出する温度セ
ンサを設け、この温度センサで検出した値に基づいて前
記圧縮機の運転を制御するようにした冷凍機の制御装置
において、前記圧縮機の運転開始前若しくは直後に前記
温度センサで検出した値と前記圧縮機の運転開始から一
定時間経過後に前記温度センサで検出した値との差が所
定値以下の時には前記圧縮機の運転の異常表示及び/又
は前記圧縮機の運転の停止を指令する制御手段を備えた
ことを特徴とする冷凍機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31413191A JPH05126443A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 冷凍機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31413191A JPH05126443A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 冷凍機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126443A true JPH05126443A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18049619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31413191A Pending JPH05126443A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 冷凍機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05126443A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0849951A (ja) * | 1994-06-28 | 1996-02-20 | Samsung Electronics Co Ltd | 空気調和機の制御装置およびその方法 |
JP2001241787A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | スクリュー式冷凍機 |
JP2016008739A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | 株式会社コロナ | ヒートポンプ装置 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP31413191A patent/JPH05126443A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0849951A (ja) * | 1994-06-28 | 1996-02-20 | Samsung Electronics Co Ltd | 空気調和機の制御装置およびその方法 |
JP2001241787A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | スクリュー式冷凍機 |
JP2016008739A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | 株式会社コロナ | ヒートポンプ装置 |
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