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JPH05121469A - ダイボンダ装置 - Google Patents

ダイボンダ装置

Info

Publication number
JPH05121469A
JPH05121469A JP28305491A JP28305491A JPH05121469A JP H05121469 A JPH05121469 A JP H05121469A JP 28305491 A JP28305491 A JP 28305491A JP 28305491 A JP28305491 A JP 28305491A JP H05121469 A JPH05121469 A JP H05121469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
suction
die
die bonder
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28305491A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Shioda
武 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP28305491A priority Critical patent/JPH05121469A/ja
Publication of JPH05121469A publication Critical patent/JPH05121469A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2221/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof covered by H01L21/00
    • H01L2221/67Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L2221/683Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L2221/68304Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using temporarily an auxiliary support
    • H01L2221/68318Auxiliary support including means facilitating the separation of a device or wafer from the auxiliary support
    • H01L2221/68322Auxiliary support including means facilitating the selective separation of some of a plurality of devices from the auxiliary support

Landscapes

  • Die Bonding (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、構成部品である吸着盤の耐摩
耗強度を大幅に改善し、製品歩留りを向上させるととも
に、装置の保守管理労力を低減することが可能なダイボ
ンダ装置を提供することにある。 【構成】本発明に係るダイボンダ装置は、複数の半導体
ペレット1を貼着したフィルム8の背面に吸着盤13A
を当接せしめ、フィルム8を吸着固定した状態でフィル
ム8の背面方向から突き上げピン7をフィルム8に刺し
込むことによりフィルム8上面から半導体ペレット1を
剥離せしめ、剥離した半導体ペレット1をダイ吸着用コ
レット4の先端部に吸着せしめ、吸着した半導体ペレッ
ト1をリードフレーム5上面の定位置に順次搬送して接
合するダイボンダ装置において、上記吸着盤13Aの少
なくともフィルム8への当接部を黒色系セラミックスに
て形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ペレットをリード
フレームに接合するダイボンダ装置に係り、特にダイ吸
着操作時に半導体ペレットを貼着したフィルムを吸着固
定する吸着盤の耐摩耗強度を改善し、不良半導体ペレッ
トの識別精度を高めて製品歩留りを向上させるととも
に、装置の保守管理労力を軽減することができるダイボ
ンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI、IC、トランジスタなどの半導
体部品の製造工程においては、例えば図3に示すような
ダイボンダ装置が使用される。このダイボンダ装置は、
透明なフィルム上に貼着したウエハをカッティングして
形成した多数の半導体ペレット1を保持するウエハカセ
ットリング2と、各半導体ペレット1の位置および形状
をモニタして規格に対する合否を判断する図示しないT
Vカメラなどのモニタ装置と、ウエハカセットリング2
上にある規格合格品の半導体ペレット1のみを1個ずつ
吸着し、プリアライメント3に搬送するダイ吸着用コレ
ット4と、プリアライメント3によって位置決めされた
半導体ペレット1を吸着し、吸着した半導体ペレット1
をリードフレーム5上の所定位置に押し付けるダイボン
ディング用コレット6とを備えて構成される。
【0003】またウエハカセットリング2を挟み、ダイ
吸着用コレット4と対向するように吸着盤13が配設さ
れる。この吸着盤13は、図4に拡大して示すように、
例えば機械構造用炭素鋼(S45C)等の鋼材を使用し
て円筒キャップ状に形成され、さらに半導体ペレット1
を貼着したペレット接着フィルム8に当接する表面に、
厚さ2〜15μm程度の黒色亜鉛めっきを施して製造さ
れる。
【0004】吸着盤13の中央部には後述する突き上げ
ピン7を挿通するためのピン挿通孔14が穿設され、さ
らにピン挿通孔14の周辺には、フィルム8を真空吸着
するための吸引孔15が多数穿設されている。この吸着
盤13は、鋼材製のスリーブ16に嵌め込まれて使用さ
れる。
【0005】ここで吸着盤13のフィルム8への当接面
に黒色亜鉛めっきを施工する理由は次の通りである。す
なわちフィルム8上に貼着した各半導体ペレット1の位
置や形状を上記モニタ装置でモニタする際に、比較的に
明るく撮影される半導体ペレット1の背景を暗くするこ
とによって、半導体ペレット1と背景になる吸着盤13
とのコントラストを高め、半導体ペレット1の位置およ
び形状を判別し易くするためである。
【0006】また図4に示すように、フィルム8を挟み
ダイ吸着用コレット4に対向して、軸方向に昇降自在に
突き上げピン7が配設される。この突き上げピン7は、
吸着盤13の中心軸方向に昇降自在に配設されたマンド
レル17上に植設され、複数の半導体ペレット1を貼着
したフィルム8の背面方向から吸着盤13のピン挿通孔
14を通り、フィルム8に突き刺さるように運動し、フ
ィルム8上面に貼着した半導体ペレット1を剥離せし
め、その半導体ペレット1をダイ吸着用コレット4の先
端部方向に移動させる機能を有する。
【0007】上記ダイボンディング用コレット6および
ダイ吸着用コレット4は、耐摩耗強度を確保するため
に、一般にタングステン(W)、コバルト(Co)など
を含有した超硬合金で円筒状に形成され、その先端部に
半導体ペレット1を加え込むための四角錘台状の凹陥部
9を有する。また、この凹陥部9に連通し、半導体ペレ
ット1を真空源に接続して真空吸引するための吸引孔1
0が設けてある。またダイ吸着用コレット4に対向して
配設された突き上げピン7も高速度でペレット1に繰り
返して接触するため、耐摩耗性に優れた前述の超硬合金
によって円柱針状に形成される。
【0008】このような吸着盤13、突き上げピン7、
ダイ吸着用コレット4およびダイボンディング用コレッ
ト6は、図示しないカム装置によって上下動するリンク
によって上下方向に昇降したり水平方向に旋回運動する
ように構成されている。
【0009】ダイ吸着操作を実行する際には、吸着盤1
3がフィルム8の背面に当接された状態で、モニタ装置
によって各半導体ペレット1の位置および形状がチェッ
クされる。吸着盤13の表面には黒色亜鉛めっきが施工
されているので、半導体ペレット1と、その背景になる
吸着盤13とのコントラストが高く、モニタ装置によっ
て半導体ペレット1の輪郭が明瞭に認識される。そして
欠けなどの欠陥や異常形状を有する半導体ペレットは不
合格品と判定され、ダイボンディングの対象から除外さ
れる。
【0010】ダイ吸着用コレット4および突き上げピン
7を内蔵した吸着盤13は、ウエハカセットリング2上
のフィルム8上面に貼着された複数のペレット1,1…
のうち、検査合格品のみを光学的に検知して、それぞれ
その上下部に移動する。そしてフィルム8の背面に当接
した吸着盤13の内部空間が真空源に接続され、フィル
ム8と吸着盤13との間に滞留する空気が吸引孔15を
通り除かれる。そのため、フィルム8は吸着盤13の外
表面に吸着固定される。次に、突き上げピン7が吸着盤
13のピン挿通孔14を通り上昇してフィルム8を突き
破り、ピン先端に接触した半導体ペレット1を押し上げ
て、フィルム8上面から剥離せしめる。同時にダイ吸着
用コレット4の先端部(凹陥部)が当該半導体ペレット
1上に被着される。そしてダイ吸着用コレット4は半導
体ペレット1を1個ずつ凹陥部9内に真空吸着して、図
3に示すプリアライメント3に順次搬送する。
【0011】プリアライメント3は搬送された半導体ペ
レット1の位置決めを行なう。位置決めされた半導体ペ
レット1はダイボンディング用コレット6の先端部に真
空吸着された状態で搬送され、リードフレーム5の所定
位置に載置される。そしてコレット6はスクラブモーシ
ョンを半導体ペレット1に付加するため、半導体ペレッ
ト1は強い押圧力を受ける。リードフレーム5の表面に
は予め接合用のハンダが塗布されているため、半導体ペ
レット1はリードフレーム5上に一体に接合される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機械構造用炭素鋼(S45C)で形成し、表面に黒色亜
鉛めっきを施工した吸着盤を装着したダイボンダ装置に
おいては、吸着盤の耐摩耗強度が低いため、半導体ペレ
ット接合体の製品歩留りが低下したり、装置の保守管理
が煩雑になる欠点があった。
【0013】すなわち高速度でダイボンディング動作を
繰り返す毎にペレットを貼着したフィルムと吸着盤上面
とが摺動するため、吸着盤表面の黒色亜鉛めっきが摩耗
したり剥離し易く、モニタ時における黒色背景が得られ
なくなる。その結果、モニタ装置による半導体ペレット
の位置および形状確認に際し、認識ミスが発生し易くな
り、製品の不良率が急増するおそれがある。そのため短
い運転期間において、高い頻度で吸着盤を交換する必要
があった。このように吸着盤を交換するたびにダイボン
ダ装置を停止するために長期間に渡る連続運転が困難で
あり、装置の保守管理に要する労力も増大する問題点が
あった。
【0014】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、吸着盤の耐摩耗強度を大幅に改善
し、製品歩留りを向上させるとともに、装置の保守管理
労力を低減することが可能なダイボンダ装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るダイボンダ装置は、複数の半導体ペレット
を貼着したフィルムの背面に吸着盤を当接せしめ、フィ
ルムを吸着固定した状態でフィルムの背面方向から突き
上げピンをフィルムに刺し込むことによりフィルム上面
から半導体ペレットを剥離せしめ、剥離した半導体ペレ
ットをダイ吸着用コレットの先端部に吸着せしめ、吸着
した半導体ペレットをリードフレーム上面の定位置に順
次搬送して接合するダイボンダ装置において、上記吸着
盤の少なくともフィルムへの当接部を黒色系セラミック
スにて形成したことを特徴とする。
【0016】また、黒色系セラミックスは、窒化けい素
(Si3 4 )、炭化けい素(SiC)およびサイアロ
ン(Si−Al−O−N)から選択される少なくとも1
種から構成するとよい。
【0017】さらに、吸着盤のフィルム当接面を艶消し
処理するとよい。
【0018】上記セラミックスの焼結体は、いずれも耐
摩耗性に優れており、また黒色ないし暗灰色を呈してい
るため、このセラミックス材料で形成した吸着盤をフィ
ルムの背面に当接して半導体ペレットをモニタすると、
半導体ペレットと吸着盤とのコントラストが高くなり、
半導体ペレットの位置や形状を明瞭に判別することがで
きる。なお上記黒色系セラミックス材に限らず、例えば
アルミナ(Al2 3 )等の非黒色系セラミックス材に
Ti粉末などの黒色化材料を添加することにより黒色系
セラミックスを製造することもできる。
【0019】吸着盤のフィルム当接面をブラスト加工等
によって艶消し処理することによって当接面における光
の反射が少なくなり、モニタ装置からのモニタ光による
半導体ペレットの位置および形状について認識ミスをよ
り低減することができる。
【0020】
【作用】上記構成に係るダイボンダ装置によれば、半導
体ペレットを貼着したフィルムに当接する吸着盤の少な
くとも当接部を黒色系セラミックスにて構成しているた
め、耐摩耗強度が飛躍的に向上し、吸着盤の寿命を大幅
に延伸させることができる。また、長期間に亘る運転後
においても吸着盤の黒色が消失したり、剥離したりする
おそれがないため、半導体ペレットと吸着盤とのコント
ラストが常に高く保持される結果、モニタ装置による半
導体ペレットの位置および形状に対する認識ミスが発生
する割合が大幅に減少し、製品歩留りを大幅に向上させ
ることができる。
【0021】さらに吸着盤を交換するためにダイボンダ
装置を高頻度で停止する必要がなくなり、長期間に渡っ
て装置を連続的に運転することが可能となり、装置の保
守管理を大幅に簡素化し、ひいては半導体装置の製造効
率を大幅に改善することができる。
【0022】
【実施例】次に本発明の一実施例について添付図面を参
照して説明する。本発明に係るダイボンダ装置は、その
吸着盤の材質に構成上の特徴を有し、他の構成要素は図
3に示す従来装置と同一である。図1は本発明に係るダ
イボンダ装置の一実施例を示す断面図であり、要部であ
るダイ吸着部のみを拡大して示す図である。図2は図1
に示す吸着盤の平面図である。
【0023】すなわち本実施例に係るダイボンダ装置は
複数の半導体ペレット1,1…を貼着したフィルム8の
背面に吸着盤13Aを当接せしめ、フィルム8を吸着固
定した状態でフィム8の背面方向から突き上げピン7を
フィルム8に刺し込むことによりフィルム8の上面から
半導体ペレット1を剥離せしめ、剥離した半導体ペレッ
ト1をダイ吸着用コレット4の先端部に吸着せしめ、吸
着した半導体ペレット1をリードフレーム5上面の定位
置に順次搬送して接合するダイボンダ装置において、フ
ィルム8に当接する上記吸着盤13Aの当接部を黒色系
セラミックスにて形成したものである。
【0024】図1および図2で示すように、この吸着盤
13Aの中央部には突き上げピン7を挿通するための口
径0.6mmのピン挿入孔14が穿設され、さらにピン挿
通孔14の周辺には、フィルム8を真空吸着するための
口径0.3mmの吸引孔15が24個穿設されている。
【0025】ここで本実施例に係るダイボンダ装置の吸
着盤13Aは、Si3 4 、SiC、Si−Al−O−
N群から選択される1種以上の黒色系セラミックスを主
成分とし、また各種焼結助剤を配合したセラミックス原
料を冷間静水圧法(CIP)により成形した後に、グリ
ーン加工を実施し、所定温度にて加熱して脱脂焼結し、
さらに研削加工、研摩加工を経て形成された。
【0026】上記のセラミックスで形成した吸着盤のう
ち、特にAl2 3 を0.5〜5重量%、AlNを0.
5〜5重量%・Y2 3 を1〜7重量%、TiOを0.
5〜2重量%含有して残部がSi3 4 から成るセラミ
ックス製吸着盤は特に耐摩耗強度が優れ、良好な寿命特
性を呈した。またこれらのセラミックスはいずれも曲げ
強さで60〜100kg/mm2 程度の機械的強度を有して
おり、吸着盤用材料として使用すると、高速度の当接ま
たは摺動操作にも充分耐える。
【0027】次に本実施例に係るダイボンダ装置の効果
についてより具体的に説明する。
【0028】実施例1としてAl2 3 を4重量%、A
lNを3重量%、Y2 3 を5重量%、TiO2 を1.
5重量%、残部Si3 4 から成るSi3 4 焼結体に
て図1および図2に示す寸法を有する吸着プレート13
aを5個調製した。
【0029】この吸着プレート13aは、機械構造用炭
素鋼(S45C)製の円筒状カラー13bの端部にエポ
キシ系接着剤にて一体に接合した状態で吸着盤13Aを
形成する。そして、S45C製の円筒状スリーブ16A
の上端開口部に嵌め込まれる。
【0030】このように吸着盤13Aを複合構造にする
ことより、カラー13bに対するピン挿通孔14の位置
精度を高めることができる。すなわち加工が容易な鋼材
製カラー13bを精密に寸法調整することにより、吸着
盤本体のピン挿通孔14の位置を、基準面となるカラー
13b内周面に対して高精度に設定することが容易にで
きる。
【0031】また実施例2として実施例1の吸着盤プレ
ートとS45C製カラーとを実施例1で使用したSi3
4 焼結体で一体に形成し、同一寸法の吸着盤を5個製
造した。
【0032】さらに実施例3として、実施例2のSi3
4 焼結体の代りにSiC焼結体を使用し、同一寸法の
SiC製吸着盤を5個製造した。
【0033】一方比較例として、従来材料である機械構
造用炭素鋼(S45C)を機械研削加工して実施例2と
同一寸法を有する円筒キャップ状の吸着盤素体を形成
し、その素体のフィルム当接側表面に厚さ10μmの黒
色亜鉛めっきを施工してS45C製吸着盤を多数用意し
た。
【0034】そして実施例1〜3および比較例において
調製した各吸着盤を図3に示すダイボンダ装置の吸着盤
13Aとして装着し、1辺が0.35mmのSiペレット
とリードフレームとの接合作業を連続的に100万回実
施した後における各吸着盤のフィルム当接部の摺動によ
る平均摩耗量を測定するとともに、上記接合作業中にお
いて不合格品である半導体ペレットがリードフレームに
接合された割合、すなわちモニタ装置(TVカメラ)に
おける認識ミスの発生率を調査し、下記表1に示す結果
を得た。
【0035】
【表1】
【0036】表1に示す結果から明らかなように、実施
例1〜3に係るダイボンディング装置の吸着盤によれ
ば、従来材を使用した比較例の吸着盤と比較して摩耗量
が1/10程度に改善され、寿命が大幅に延伸されると
ともに、モニタ装置における半導体ペレットの認識ミス
発生率が大幅に低減されることにより、製品歩留りを大
幅に向上させることができる。
【0037】またフィルムへの当接部のみを黒色系セラ
ミックスで形成した実施例1の吸着盤によれば、全体を
黒色系セラミックスで形成した実施例2の吸着盤と比較
してピン挿通孔の形成位置を高精度に設定することが容
易である。
【0038】また吸着盤を交換するためにダイボンダ装
置を高頻度で停止する必要がなくなり、長期間にわたっ
て装置を連続的に運転することが可能となり、装置の保
守管理を大幅に簡素化し、半導体等の製造効率を大幅に
改善することができる。
【0039】なお、実施例1〜3および比較例の各吸着
盤を使用した場合において、接合された各半導体ペレッ
トとリードフレームとの接合性の良否を適宜検査したと
ころ、両者とも半導体ペレットの剥離はほとんど発生せ
ず、接合性に関しては両者間に有意差は見出せなかっ
た。
【0040】
【発明の効果】以上説明の通り本発明に係るダイボンダ
装置によれば、半導体ペレットを貼着したフィルムに当
接する吸着盤の少なくとも当接部を黒色系セラミックス
にて構成しているため、耐摩耗強度が飛躍的に向上し、
吸着盤の寿命を大幅に延伸させることができる。また、
長期間に亘る運転後においても吸着盤の黒色が消失した
り、剥離したりするおそれがないため、半導体ペレット
と吸着盤とのコントラストが常に高く保持される結果、
モニタ装置による半導体ペレットの位置および形状に対
する認識ミスが発生する割合が大幅に減少し、製品歩留
りを大幅に向上させることができる。
【0041】さらに吸着盤を交換するためにダイボンダ
装置を高頻度で停止する必要がなくなり、長期間に渡っ
て装置を連続的に運転することが可能となり、装置の保
守管理が大幅に簡素化され、ひいては半導体装置の製造
効率を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイボンダ装置の一実施例であ
り、要部となるダイ吸着部のみを拡大して示す断面図。
【図2】図1における吸着盤の平面図。
【図3】ダイボンダ装置の構成例を示す斜視図。
【図4】従来のダイボンダ装置のダイ吸着部を拡大して
示す断面図。
【符号の説明】
1 半導体ペレット 2 ウエハカセットリング 3 プリアライメント 4 ダイ吸着用コレット 5 リードフレーム 6 ダイボンディング用コレット 7 突き上げピン 8 フィルム 9 凹陥部 10 吸引孔 13,13A 吸着盤 13a 吸着プレート 13b 鋼材製カラー 14 ピン挿入孔 15 吸引孔 16,16A スリーブ 17 マンドレル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体ペレットを貼着したフィル
    ムの背面に吸着盤を当接せしめ、フィルムを吸着固定し
    た状態でフィルムの背面方向から突き上げピンをフィル
    ムに刺し込むことによりフィルム上面から半導体ペレッ
    トを剥離せしめ、剥離した半導体ペレットをダイ吸着用
    コレットの先端部に吸着せしめ、吸着した半導体ペレッ
    トをリードフレーム上面の定位置に順次搬送して接合す
    るダイボンダ装置において、上記吸着盤の少なくともフ
    ィルムへの当接部を黒色系セラミックスにて形成したこ
    とを特徴とするダイボンダ装置。
  2. 【請求項2】 黒色系セラミックスは、窒化けい素(S
    3 4)、炭化けい素(SiC)およびサイアロン
    (Si−Al−O−N)から選択される少なくとも1種
    から成ることを特徴とする請求項1記載のダイボンダ装
    置。
  3. 【請求項3】 吸着盤のフィルム当接面を艶消し処理し
    たことを特徴とする請求項1記載のダイボンダ装置。
JP28305491A 1991-10-29 1991-10-29 ダイボンダ装置 Pending JPH05121469A (ja)

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JP28305491A JPH05121469A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 ダイボンダ装置

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JPH05121469A true JPH05121469A (ja) 1993-05-18

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ID=17660608

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JP28305491A Pending JPH05121469A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 ダイボンダ装置

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JP (1) JPH05121469A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT410271B (de) * 1996-04-09 2003-03-25 Delsys Pharmaceutical Corp Halteeinrichtungen und verfahren zum positionieren mehrerer gegenstände auf einem substrat
CN107845604A (zh) * 2017-12-13 2018-03-27 苏州聚进顺自动化科技有限公司 一种用于固晶机的顶针装置
CN108054129A (zh) * 2017-12-13 2018-05-18 苏州聚进顺自动化科技有限公司 一种用于固晶机的推顶系统
CN114300368A (zh) * 2022-03-07 2022-04-08 成都先进功率半导体股份有限公司 一种用焊片设备焊接散晶粒芯片的方法

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