[go: up one dir, main page]

JPH05120709A - フオーカス及びトラツキングサーボアクチユエータ - Google Patents

フオーカス及びトラツキングサーボアクチユエータ

Info

Publication number
JPH05120709A
JPH05120709A JP30398191A JP30398191A JPH05120709A JP H05120709 A JPH05120709 A JP H05120709A JP 30398191 A JP30398191 A JP 30398191A JP 30398191 A JP30398191 A JP 30398191A JP H05120709 A JPH05120709 A JP H05120709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
tracking servo
movable
fixed
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30398191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihisa Matsuzaki
邦久 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP30398191A priority Critical patent/JPH05120709A/ja
Publication of JPH05120709A publication Critical patent/JPH05120709A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォーカスサーボ動作時の追従性を悪化させ
ることなしに、可動部の重量アンバランスの補償を可能
とする。 【構成】 フォーカスサーボアクチュエータ21の可動
部22のコイルホルダ24の開口部下端面にカウンタバ
ランサ40Aを、トラッキングサーボアクチュエータ2
7の可動部33の中間可動体35の下端面にカウンタバ
ランサ40Bを、それぞれ固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置に使用
される光学記録再生装置に組み込まれるフォーカス及び
トラッキングサーボアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスク装置等の光ディス
ク装置は、コンピュータデータ記録用、文書ファイル用
等に利用されている。この光磁気ディスク装置で使用さ
れる光磁気ディスクカートリッジは、消去、書換えが自
由に出来る記録/再生用の光磁気ディスクが、取扱いの
簡便化、記録再生装置に対する着脱可能化等のため、樹
脂製のケースに収納されたものである。図4は、後述す
る図3のディスク装置で使用される従来の小型光磁気デ
ィスクの一例を示す構成図で、同図(A)は底面図、同
図(B)は部分拡大断面図である。
【0003】図に示すように、従来例の小型光磁気ディ
スク2は、ポリカーボネート等の透明樹脂製の円板であ
る基板2aの一表面上に、磁気光学効果により情報の記
録再生を行うための、Fe,Co,Tb,Gd等からな
る光磁気膜(MO膜)2bが形成され、更にその上に紫
外線硬化樹脂等による保護膜2cが形成され、中心部に
ディスク2の駆動用の金属板製のハブ4が固着されたも
ので、このディスク2は、前述の如く、図示しない樹脂
製のケースに収納され、光磁気ディスクカートリッジと
なる。このディスク2の光磁気膜2bの情報の記録/再
生が行われる記録領域3には、スパイラル状又は同心円
状に1.5μm ピッチで記録トラックが多数形成されて
いる。この各記録トラックにはそれぞれあらかじめ管理
情報が記録された管理領域と、情報の記録/再生が行わ
れるデータ領域とが交互に形成されている。
【0004】図3は、後述する図1,2及び図5,6の
フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータが組
み込まれた小型光磁気ディスク装置の一例の記録再生動
作説明図である。図に示すように、従来例の小型光磁気
ディスク装置41は、前記小型光磁気ディスク2の他
に、ベース5、電磁石6、光学記録再生装置7、従来例
のフォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ5
0等から構成されている。前述の小型光磁気ディスク2
は、ベース5に固定された図示しないスピンドルモータ
により、CAV3,600rpm で回転駆動されると共
に、前記保護膜2c側に空隙を介して配置された電磁石
6により、前記光磁気膜2bに対して垂直方向のバイア
ス磁界が印加される。又、前記基板2a側から、この光
磁気膜2bに対して、前記光学記録再生装置7からのレ
ーザ光16Bにより、情報の記録再生が行われる。
【0005】この光学記録再生装置7は、レーザダイオ
ード8、コリメートレンズ9、ビームスプリッタ10、
立上げプリズム11、対物レンズ12、偏光ビームスプ
リッタ13、集光レンズ14A,14B、フォトダイオ
ード15A,15B等から構成されている。そして、こ
のレーザダイオード8から放射されたレーザ光は、コリ
メートレンズ9によって平行光にされた後、図示しない
ビーム整形プリズムによって、ビーム断面形状が所定の
形状に整形され、ビームスプリッタ10を透過した光束
16Aは、立上げプリズム11に入射される。この立上
げプリズム11で反射されたレーザ光16Bは、前記対
物レンズ12により、微小な径の光スポット17とし
て、前記ディスク2の記録領域3の記録トラック上の、
前記光磁気膜2bの表面上に照射される。この光磁気膜
2bの表面上に照射される光スポット17は、前記装置
7が記録モードで動作している状態においては、記録に
適する光強度を有するものとなり、又、再生モードで動
作している状態においては、再生に適する光強度を有す
るものとなるように、レーザダイオード8の図示しない
出力制御装置により制御される。
【0006】この記録モードの場合は、記録データに応
じたディジタル信号に基づき、前記記録トラック上の光
磁気膜2bの垂直磁化方向は、光スポット17が当った
所だけが、前記電磁石6によるバイアス磁界により反転
させられ、これによりこのディジタル信号の記録が行わ
れる。前記再生モードの場合は、光磁気膜2bの表面上
で反射されたレーザ光は、前記磁気光学効果により、こ
の光磁気膜2bの垂直磁化方向によって、前記偏光面の
回転方向が異なったものとなり、前記対物レンズ12、
立上げプリズム11を介して前記ビームスプリッタ10
で反射され、図示しない1/2波長板を介して前記偏光
ビームスプリッタ13に入射される。この偏光ビームス
プリッタ13を透過したレーザ光は、前記集光レンズ1
4Aで集光されて前記フォトダイオード15Aで電気信
号に変換されて、検出信号として出力され、又、この偏
光ビームスプリッタ13で反射されたレーザ光は、前記
集光レンズ14Bで集光されて前記フォトダイオード1
5Bで電気信号に変換されて、検出信号として出力され
る。この際、この両検出信号の大きさは、偏光ビームス
プリッタ13の働きで、前述の偏光面の回転方向により
それぞれ反対方向に変化するから、この両検出信号の差
から前記ディジタル信号の再生が行われる。
【0007】前記光学記録再生装置7の内、前記レーザ
ダイオード8、コリメートレンズ9、ビームスプリッタ
10、偏光ビームスプリッタ13、集光レンズ14A,
14B、フォトダイオード15A,15B等からなる固
定部ユニット7−1は、前記ベース5に固定されてお
り、前記立上げプリズム11、対物レンズ12等からな
る可動部ユニット7−2は、リニアボールベアリングの
可動部に搭載されている。上述のディスク装置41に組
み込まれた従来例のフォーカス及びトラッキングサーボ
アクチュエータ50は、フォーカスサーボアクチュエー
タ51とトラッキングサーボアクチュエータ57とが一
体的に構成されたものであり、トラッキングサーボ動作
及びフィード動作を、このトラッキングサーボアクチュ
エータ57により兼用して行わせるものであり、上述の
光学記録再生装置7の可動部ユニット7−2に組み込ま
れている。
【0008】このアクチュエータ50は、フォーカスサ
ーボ用コイル及びトラッキングサーボ・フィード兼用コ
イルと、このコイルにより駆動される、前記対物レンズ
12を保持するコイルホルダと、ベース5に固定された
リニアボールベアリングによりトラッキング・フィード
方向にスライド可能に支持された、前記立上げプリズム
11を保持する可動部ベースと、このコイルホルダと可
動部ベースとを接続する、フォーカスサーボ用板ばね及
びトラッキングサーボ用板ばねと、このフォーカスサー
ボ用コイル及びトラッキングサーボ・フィード兼用コイ
ルにそれぞれ鎖交する磁界を形成するフォーカスサーボ
用とトラッキングサーボ・フィード用との兼用の、ベー
ス5に固定された界磁部である固定部とを備えたもの
で、フォーカスサーボアクチュエータ51は、前記検出
信号出力に基づくフォーカスサーボ信号に基づき、フォ
ーカスサーボ動作を行うものであり、トラッキングサー
ボサーボアクチュエータ57は、トラッキングサーボ信
号に基づくトラッキングサーボ動作がトラッキングサー
ボ用板ばねの変位により行われ、フィード信号に基づく
フィード動作(前記記録トラックのサーチ動作を含む)
が主としてリニアボールベアリングのスライドにより行
われ、前記光スポット17を前記ディスク2の記録領域
3の外径から内径迄の範囲に移動可能とするように構成
されている。このトラッキングサーボ動作による光スポ
ット17のディスク2の径方向の移動範囲は、通常数百
μm 程度が限界値であるから、この光スポット17のデ
ィスク2の径方向の位置決めは、精密位置決めがこのト
ラッキングサーボ動作、粗位置決めが前記フィード動作
という分担になっている。
【0009】図3における上述のアクチュエータ50の
構成は、その動作原理の説明用に概略を記したものであ
るが、実際の構成は図5,6のようになっている。図5
は、従来のフォーカス及びトラッキングサーボアクチュ
エータの一例を示す構成図で、同図(A)はベースを取
り去った場合の斜視図、同図(B)は同図(A)におけ
るA方向から見た可動部の正面図であり、図6は、従来
のフォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータの
一例を示す構成図で、同図(A)は側断面図、同図
(B)は底面図である。
【0010】図5,6に示すように、従来例のフォーカ
ス及びトラッキングサーボアクチュエータ50は、前述
の如く、フォーカスサーボアクチュエータ51とトラッ
キングサーボアクチュエータ57とが一体的に構成され
たもので、両者の可動部52と63とが、両者の兼用の
固定部28とそれぞれ協働して、前記フォーカスサーボ
動作とトラッキングサーボ・フィード動作とを行うもの
である。このトラッキングサーボアクチュエータ57
は、固定部28と可動部63とから構成されており、こ
の固定部28は、板厚方向に着磁された長方形の板状の
マグネット29A,29B、鉄板製のバックヨーク30
A,30B、角柱状の鉄製のヨーク31A,31B、鉄
製のスペーサ32A,32B,32C,32D等から構
成されている。
【0011】このマグネット29A及び29Bは、前記
光学記録再生装置7の固定部ユニット7−1からのレー
ザ光の光束16Aの左右でそれぞれこの光束16Aに対
して平行となるように、それぞれの外面が、前記ベース
5の下面にそれぞれ固定されたバックヨーク30A及び
30Bの内面に固定されている。前記ヨーク31A及び
31Bは、その外面がそれぞれ、マグネット29A及び
29Bの内面と所定の空隙を保って平行となるように、
その外面の両端がそれぞれ、マグネット29A及び29
Bの両端とそれぞれ所定の空隙を置いてバックヨーク3
0A及び30Bの内面の両端にそれぞれ外端面が固定さ
れた前記スペーサ32Aと32B及び32Cと32Dの
内端面に固定されている。
【0012】前記可動部63は、2個の角筒状の空心の
コイル34A,34B、長方形の板状の樹脂製の中間可
動体35、2枚の板ばね36A,36B、樹脂製の可動
部ベース37、リニアボールベアリング38等から構成
されている。このコイル34A及び34Bは、その中空
部の内周が所定の空隙を保ってそれぞれ前記ヨーク31
A及び31Bに挿通されており、その両端面及び内側外
周面がそれぞれ後述するコイルホルダ24に固定されて
いる。前記中間可動体35は、前記固定部ユニット7−
1からの光束16Aに対して右側の端面が、この光束1
6Aの右方向に直角に所定の間隔で垂直に平行に配置さ
れた前記板ばね36A及び36Bの可動端に固定される
と共に、中央部に形成された丸貫通穴35aが、この光
束16Aを挿通するように配置されている。この中間可
動体35は、後述する板ばね25A,25B,25C,
25Dによりコイルホルダ24と結合されている。
【0013】前記リニアボールベアリング38は、その
可動部38bが、前記光束16A方向と平行にスライド
可能となるように、その固定部38aが、前記バックヨ
ーク30Bの外側の位置で前記ベース5の下面に固定さ
れている。前記可動部ベース37は、ベース部37a、
立上げプリズム保持部37b、板ばね保持部37cから
構成されている。このベース部37aは、その上面が前
記リニアボールベアリング38の可動部38bの下面に
固定されており、前記固定部ユニット7−1側がベアリ
ング38の前記固定部38aの端面より所定の長さだけ
延長されており、この延長端部上面に直角に板ばね保持
部37cが一体的に形成されている。この板ばね保持部
37cの内側面には、前記板ばね36A及び36Bの固
定端がそれぞれ固定されている。この板ばね36A及び
36B、リニアボールベアリング38は、前記中間可動
体35、従って前記コイルホルダ24を、前記固定部2
8に接触することなしに、前記光束16A方向にのみ移
動可動とするものである。又、前記立上げプリズム保持
部37bは、前記マグネット29B及びバックヨーク3
0B、前記コイル34Bの下方に配置され、その一端
が、前記ベース部37aの内側面でベアリング38の前
記可動部38bと重なる部分と一体的に形成されてお
り、その先端部には、光束16Aに対応させて、この光
束16Aの光軸を直角上方に変換する前記立上げプリズ
ム11が固定されている。この立上げプリズム11は、
前記コイルホルダ24の前記コイル34A及び34B間
に形成された中空部に所定の空隙を保って挿入されてい
る。
【0014】前記フォーカスサーボアクチュエータ51
は、可動部52と前述の固定部28とから構成されてお
り、この可動部52は、4個のL字形の空心のコイル2
3A,23B,23C,23D、樹脂製のコイルホルダ
24、4枚の前記板ばね25A,25B,25C,25
D、カウンタバランサ70等から構成されている。この
コイル23A,23B,23C,23Dは、それぞれほ
ぼ正方形に巻かれた空心のコイルの中央部を直角に折り
曲げてL字形に形成したもので、この2個のコイル23
A及び23Bは前記トラッキングサーボアクチュエータ
57のコイル34Aの外周に重ねて、この2個のコイル
23C及び23Dは前記コイル34Bの外周に重ねて固
定されている。即ち、このコイル23A及び23Bは、
それぞれ一方のコイル辺がコイル34Aの上面及び下面
に、それぞれ他方のコイル辺が前記マグネット29A及
びヨーク31A間の空隙中にマグネット29Aの内面と
所定の空隙を保って配置されており、このコイル23C
及び23Dは、それぞれ一方のコイル辺がコイル34B
の上面及び下面に、それぞれ他方のコイル辺が前記マグ
ネット29B及びヨーク31B間の空隙中にマグネット
29Bの内面と所定の空隙を保って配置されている。
又、このコイル23Aと23B及び23Cと23Dとの
接合端面以外の外周端面は、前記コイルホルダ24に固
定されている。
【0015】このコイルホルダ24は、コイルホルダ部
とレンズホルダ部とが一体的に形成されたもので、この
コイルホルダ部は、前述の如くコイル23A,23B,
34A及びコイル23C,23D,34Bがそれぞれ固
定されており、その上面がコイル23A及び23Cの、
その下面がコイル23B及び23Dの、その左側面がコ
イル23A及び23Bの、その右側面がコイル23C及
び23Dの各コイル辺とそれぞれ同一高さ寸法に形成さ
れている。このレンズホルダ部は、コイルホルダ部の中
央部に円筒状に突出されたもので、その内周には、前記
立上げプリズム11により直角上方に変換された光束の
光軸上に中心が位置する、前記対物レンズ12が固定さ
れている。前記板ばね25A,25B,25C,25D
は、その可動端がそれぞれ、前記コイルホルダ24のコ
イルホルダ部の前記固定部ユニット7−1側端面の上
下、左右の端部に直角に固定されており、その固定端が
それぞれ、前記中間可動体35のコイルホルダ34側表
面の上下、左右の端部に直角に固定されている。この板
ばね25A,25B,25C,25Dは、それぞれ水平
に、前記光束16Aに対して互いに平行に配置され、コ
イルホルダ24を、前記固定部28に接触することなし
に、前記立上げプリズム11により直角上方に変換され
た光束の光軸方向にのみ移動可能とするものである。な
お、この板ばね25A,25B,25C,25D及び前
記板ばね36A,36Bには、有害振動をダンピングさ
せるため、ゴム製のダンピング材26A,26B,26
C,26D(図5,6では26Dは見えない)及び39
A,39Bがそれぞれ接着されている。
【0016】そして、前記フォーカスサーボアクチュエ
ータ51のコイル23Aと23B及びコイル23Cと2
3Dとに前記フォーカスサーボ信号を流すことにより、
前記マグネット29Aとヨーク31A間及びマグネット
29Bとヨーク31B間の空隙中の磁界中にそれぞれ配
置された、コイル23Aと23B及びコイル23Cと2
3Dとの各コイル辺が受ける電磁力により、このコイル
23Aと23B及びコイル23Cと23Dとは、板ばね
25A,25B,25C,25Dの変位によって、上下
方向に移動し、従って、前記対物レンズ12は、立上げ
プリズム11により直角上方に変換された光束の光軸上
を移動し、この対物レンズ12による前記光スポット1
7の焦点を前記ディスク2の板厚方向に移動させること
によって、前述のフォーカスサーボ動作が行われる。
【0017】又、前記トラッキングサーボアクチュエー
タ57のコイル34A及び34Bに前記トラッキングサ
ーボ信号を流すことにより、マグネット29Aとヨーク
31A間及びマグネット29Bとヨーク31B間の空隙
中の磁界中にそれぞれ配置された、コイル34A及び3
4Bのコイル辺が受ける電磁力により、このコイル34
A及び34Bは、前記板ばね36A及び36Bの変位に
よって、マグネット29A,29B及びヨーク31A,
31Bの長手方向に移動し、従って、対物レンズ12
は、前記光束16A方向に移動し、光スポット17をデ
ィスク2の径方向に移動させることによって、前述のト
ラッキングサーボ動作が行われる。同様に、このコイル
34A及び34Bに前記フィード信号を流すことによ
り、前記リニアボールベアリング38の可動部38bの
スライドによって、立上げプリズム11及び対物レンズ
12は光束16A方向に移動し、光スポット17をディ
スク2の前記記録領域3の外径から内径迄の範囲に移動
させることによって、前述のフィード動作が行われる。
なお、このフィード動作及びトラッキングサーボ動作の
応答特性向上のため、前記板ばね36A及び36Bのば
ね特性とリニアボールベアリング38の内部負荷特性と
は、所定の値に調整されている。
【0018】又、上述のフォーカスサーボ動作時におけ
る前記可動部52の、図5(B)における前記対物レン
ズ12の中心線(同図における線B)の左右の重量アン
バランス(本実施例においては、前記コイルホルダ24
の同図における右側が前記光束16Aを通すため開口し
ているので軽い)、及び、トラッキングサーボ動作時に
おける可動部52の、上下(同図における線Cの上下)
の重量アンバランス(本実施例においては、前記対物レ
ンズ12の重量が大きいから上側が重い)をそれぞれ補
うため、同図におけるコイルホルダ24の右下端である
開口部下端面に、短冊形の金属製のカウンタバランサ7
0が固定されており、これにより、上述のアンバランス
に起因する、フォーカスサーボ特性及びトラッキングサ
ーボ特性の劣化が補償される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成より
なる従来例のフォーカス及びトラッキングサーボアクチ
ュエータ50は、前記カウンタバランサ70の重量のた
め、前記フォーカスサーボアクチュエータ51における
前記可動部52の重量が大きくなるので、フォーカスサ
ーボ動作時における前記フォーカスサーボ信号に対する
前記対物レンズ12の追従性が悪化するという問題点が
あった。
【0020】本発明は上記の点に着目してなされたもの
で、フォーカスサーボ動作時の追従性を悪化させること
なしに、可動部の重量アンバランスの補償を可能とした
フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータを提
供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のフォーカス及び
トラッキングサーボアクチュエータは、少なくともレー
ザ光を放射する発光素子と光ディスクからの反射光から
検出信号を得る受光素子とを備えた固定部ユニットと、
前記固定部ユニットからの光束の光軸を直角上方に変換
する立上げプリズムとこの直角上方に変換された光束の
光軸上に配置された対物レンズとを備えた可動部ユニッ
トとからなる光学記録再生装置に組み込まれ、前記対物
レンズを前記ディスクの垂直方向に移動させフォーカス
サーボ動作を行わせると共に、この対物レンズ又はこの
対物レンズ及び前記立上げプリズムをこのディスクの径
方向に移動させトラッキングサーボ動作とフィード動作
とを行わせるフォーカス及びトラッキングサーボアクチ
ュエータであって、少なくともフォーカスサーボ用コイ
ル及びトラッキングサーボ・フィード兼用コイルが固定
された前記対物レンズを保持する第1の可動部と、前記
第1の可動部をフォーカス方向に移動可能に一端で支持
するフォーカス方向に変位可能な第1の板ばねと、前記
第1の板ばねの他端が固定された第2の可動部と、前記
第2の可動部をトラッキング・フィード方向に移動可能
に一端で支持するトラッキング・フィード方向に変位可
能な第2の板ばねと、前記フォーカスサーボ用コイル及
びトラッキングサーボ・フィード兼用コイルに鎖交する
磁界を形成するベースに固定された界磁部とを備えたフ
ォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータにおい
て、前記第1及び第2の可動部にそれぞれカウンタバラ
ンサを取り付けることにより、前述の目的を達成するも
のである。
【0022】
【実施例】本発明の実施例について、前述の従来例の場
合と同様条件にて、比較説明する。前述の図3に示すよ
うに、本発明の一実施例のフォーカス及びトラッキング
サーボアクチュエータ2が組み込まれた小型光磁気ディ
スク装置1は、前述の従来例のディスク装置41に比し
て、フォーカスサーボアクチュエータ21及びトラッキ
ングサーボアクチュエータ27のみが異なるものである
から、前述の従来例の場合と同様部分については、その
説明を省略する。
【0023】図3におけるこのアクチュエータ20の構
成は、その動作原理の説明用に概略を記したものである
が、実際の構成は図1,2のようになっている。図1
は、本発明のフォーカス及びトラッキングサーボアクチ
ュエータの一実施例を示す構成図で、同図(A)はベー
スを取り去った場合の斜視図、同図(B)は同図(A)
におけるA方向から見た可動部の正面図であり、図2
は、本発明のフォーカス及びトラッキングサーボアクチ
ュエータの一実施例を示す構成図で、同図(A)は側断
面図、同図(B)は底面図である。図1,2に示すよう
に、本発明の一実施例のフォーカス及びトラッキングサ
ーボアクチュエータ20は、前述の如く、フォーカスサ
ーボアクチュエータ21とトラッキングサーボアクチュ
エータ27とが一体的に構成されたもので、両者の可動
部22と33とが、両者の兼用の固定部28とそれぞれ
協働して、前記フォーカスサーボ動作とトラッキングサ
ーボ・フィード動作とを行うものであり、前述の従来例
のアクチュエータ50と同様部分については、その説明
を省略する。
【0024】このトラッキングサーボアクチュエータ2
7は、前述の固定部28と可動部33とから構成されて
おり、この可動部33は、前記コイル34A,34B、
前記中間可動体35、前記板ばね36A,36B、前記
可動部ベース37、前記リニアボールベアリング38、
この中間可動体35の下面に固定された短冊形の金属製
のカウンタバランサ40B等から構成されている。又、
前記フォーカスサーボアクチュエータ21は、可動部2
2と前記固定部28とから構成されており、この可動部
22は、前記コイル23A,23B,23C,23D、
前記コイルホルダ24、前記板ばね25A,25B,2
5C,25D、このコイルホルダ24の開口部下端面で
ある図1(B)における右下端に固定された短冊形の金
属製のカウンタバランサ40A等から構成されている。
【0025】上記カウンタバランサ40A及び40B
は、前述の従来例のアクチュエータ50における前記カ
ウンタバランサ70の重量を、所定の割合で2分割した
ものである。即ち、前記フォーカスサーボ動作時におけ
る前記可動部22の、図1(B)における前記対物レン
ズ12の中心線(同図における線B)の左右の重量アン
バランスをこのカウンタバランサ40Aで、前記トラッ
キングサーボ動作時における可動部22の、上下(同図
における線Cの上下)の重量アンバランスを2個のカウ
ンタバランサ40A及び40Bで、それぞれ補償するよ
う構成されている。 なお、カウンタバランサ40A及
び40Bの取付けを、硬化後も弾性を有する接着剤を使
用することにより、ダンピング効果を改善することも出
来る。
【0026】以上のような構成よりなる本発明の一実施
例のフォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ
20は、前述の従来例の場合に比して、上述の如く、前
記フォーカスサーボアクチュエータ21の可動部22の
重量が、カウンタバランサの2分割により軽量化される
から、フォーカスサーボ動作時の追従性が改善される。
又、前記中間可動体35に前記カウンタバランサ40B
が固定されるから、このカウンタバランサ40Bが中間
可動体35のダンピング部材としても兼用され、前記ト
ラッキングサーボ特性の補償が可能となる。更に、前記
コイルホルダ24の開口部下端面に前記カウンタバラン
サ40Aが固定されるから、このコイルホルダ24の補
強がなされ、動作の安定化、信頼性の向上が可能とな
る。
【0027】
【発明の効果】以上のような構成よりなる本発明のフォ
ーカス及びトラッキングサーボアクチュエータは、コス
トをアップさせることなしに、フォーカスサーボ特性及
びトラッキングサーボ特性の向上がはかられるから、性
能が向上すると共に、コストパフォーマンスが向上し、
このアクチュエータを組み込む光ディスク装置の設計の
自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフォーカス及びトラッキングサーボア
クチュエータの一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明のフォーカス及びトラッキングサーボア
クチュエータの一実施例を示す構成図である。
【図3】図1,2及び図5,6のフォーカス及びトラッ
キングサーボアクチュエータが組み込まれた小型光磁気
ディスク装置の一例の記録再生動作説明図である。
【図4】図3のディスク装置で使用される従来の小型光
磁気ディスクの一例を示す構成図である。
【図5】従来のフォーカス及びトラッキングサーボアク
チュエータの一例を示す構成図である。
【図6】従来のフォーカス及びトラッキングサーボアク
チュエータの一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 小型光磁気ディスク装置 2 小型光磁気ディスク(光ディスク) 5 ベース 7 光学記録再生装置 7−1 固定部ユニット 7−2 可動部ユニット 8 レーザ発振器(発光素子) 11 立上げプリズム 12 対物レンズ 15A,15B フォトダイオード(受光素子) 20 フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエ
ータ 21 フォーカスサーボアクチュエータ 22 可動部(第1の可動部) 23A,23B,23C,23D コイル(フォーカ
スサーボ用コイル 25A,25B,25C,25D 板ばね(第1の板
ばね) 27 トラッキングサーボアクチュエータ 28 固定部(界磁部) 34A,34B コイル(トラッキングサーボ・フィ
ード兼用コイル) 35 中間可動体(第2の可動部) 36A,36B 板ばね(第2の板ばね) 40A,40B カウンタバランサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともレーザ光を放射する発光素子
    と光ディスクからの反射光から検出信号を得る受光素子
    とを備えた固定部ユニットと、前記固定部ユニットから
    の光束の光軸を直角上方に変換する立上げプリズムとこ
    の直角上方に変換された光束の光軸上に配置された対物
    レンズとを備えた可動部ユニットとからなる光学記録再
    生装置に組み込まれ、前記対物レンズを前記ディスクの
    垂直方向に移動させフォーカスサーボ動作を行わせると
    共に、この対物レンズ又はこの対物レンズ及び前記立上
    げプリズムをこのディスクの径方向に移動させトラッキ
    ングサーボ動作とフィード動作とを行わせるフォーカス
    及びトラッキングサーボアクチュエータであって、少な
    くとも、フォーカスサーボ用コイル及びトラッキングサ
    ーボ・フィード兼用コイルが固定された前記対物レンズ
    を保持する第1の可動部と、前記第1の可動部をフォー
    カス方向に移動可能に一端で支持するフォーカス方向に
    変位可能な第1の板ばねと、前記第1の板ばねの他端が
    固定された第2の可動部と、前記第2の可動部をトラッ
    キング・フィード方向に移動可能に一端で支持するトラ
    ッキング・フィード方向に変位可能な第2の板ばねと、
    前記フォーカスサーボ用コイル及びトラッキングサーボ
    ・フィード兼用コイルに鎖交する磁界を形成するベース
    に固定された界磁部とを備えたフォーカス及びトラッキ
    ングサーボアクチュエータにおいて、前記第1及び第2
    の可動部にそれぞれカウンタバランサを取付けたことを
    特徴とするフォーカス及びトラッキングサーボアクチュ
    エータ。
JP30398191A 1991-10-23 1991-10-23 フオーカス及びトラツキングサーボアクチユエータ Pending JPH05120709A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30398191A JPH05120709A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 フオーカス及びトラツキングサーボアクチユエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30398191A JPH05120709A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 フオーカス及びトラツキングサーボアクチユエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05120709A true JPH05120709A (ja) 1993-05-18

Family

ID=17927605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30398191A Pending JPH05120709A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 フオーカス及びトラツキングサーボアクチユエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05120709A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030056817A (ko) * 2001-12-28 2003-07-04 삼성전기주식회사 광픽업 액츄에이터
JP2013085438A (ja) * 2011-10-10 2013-05-09 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 線形振動子
JP2018130031A (ja) * 2018-05-25 2018-08-16 ミネベアミツミ株式会社 振動発生器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030056817A (ko) * 2001-12-28 2003-07-04 삼성전기주식회사 광픽업 액츄에이터
JP2013085438A (ja) * 2011-10-10 2013-05-09 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 線形振動子
JP2018130031A (ja) * 2018-05-25 2018-08-16 ミネベアミツミ株式会社 振動発生器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07176070A (ja) 浮上式光ヘッド及び光記録再生装置
US6968563B2 (en) Optical head
JPH03198229A (ja) フォーカスサーボアクチュエータ
US5228017A (en) Optical system drive apparatus for an optical recording/reproducing apparatus
JPS6220903Y2 (ja)
JPH05120709A (ja) フオーカス及びトラツキングサーボアクチユエータ
JPH1091990A (ja) 対物レンズチルト駆動装置
JPH0313650B2 (ja)
KR950001233B1 (ko) 대물렌즈 구동장치
JPH0362333A (ja) フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ
JPH03187025A (ja) フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ
JPH03214434A (ja) フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ
JPH0362330A (ja) フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ
JPH08263848A (ja) 対物レンズの傾き調整機構
KR100220965B1 (ko) 액츄에이터의 트랙킹 장치
JPH03212825A (ja) フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ
JPH0562227A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH0362332A (ja) フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ
JPH0362331A (ja) フォーカスサーボアクチュエータ
JPH0421932A (ja) フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ
JP2005182926A (ja) レンズアクチュエータ,光ピックアップ装置および光ディスク装置
JPS6120659Y2 (ja)
JP3318061B2 (ja) 光ディスク装置
US20050147000A1 (en) Actuator for optical pickup, optical pickup, and optical recording/reproducing apparatus employing the same
JP2003222780A (ja) 光学素子のアクチュエータ