JPH05116677A - 海水吸入口 - Google Patents
海水吸入口Info
- Publication number
- JPH05116677A JPH05116677A JP28005191A JP28005191A JPH05116677A JP H05116677 A JPH05116677 A JP H05116677A JP 28005191 A JP28005191 A JP 28005191A JP 28005191 A JP28005191 A JP 28005191A JP H05116677 A JPH05116677 A JP H05116677A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ship
- opening
- sea
- seawater
- sea water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吃水の深い船舶が船内のタンクに海水を取り
入れる際に、海底から泥砂を吸い込むことのない海水吸
入口を得る。 【構成】 船側部から船底部にかけて上下方向に長いシ
ーチエスト3を設け、シーチエスト3の内部の外板の下
部に開孔1、上部に開孔2を設け、更に開孔1に対して
船内から開閉可能にハンドル8を備えた蓋6、同じく開
孔2に対して船内から開閉可能にハンドル7を備えた蓋
5を設ける。この構成により、船舶が吃水の浅い時はハ
ンドル8を操作して下部の開孔1を開いてシーチエスト
3内に海水を吸入し、船舶が吃水の深い時はハンドル7
を操作して上部の開孔2を開いてシーチエスト3内に海
水を吸入することが出来る。 【効果】 船舶の吃水が深く船底が海底に接近して泥砂
を吸入し易い時、ハンドルを操作して船底部の開孔を閉
じ上部の開孔を開き、上部の開孔からシーチエスト内に
海水を取り入れることにより、海底からの泥砂の吸入を
防止することが出来る。
入れる際に、海底から泥砂を吸い込むことのない海水吸
入口を得る。 【構成】 船側部から船底部にかけて上下方向に長いシ
ーチエスト3を設け、シーチエスト3の内部の外板の下
部に開孔1、上部に開孔2を設け、更に開孔1に対して
船内から開閉可能にハンドル8を備えた蓋6、同じく開
孔2に対して船内から開閉可能にハンドル7を備えた蓋
5を設ける。この構成により、船舶が吃水の浅い時はハ
ンドル8を操作して下部の開孔1を開いてシーチエスト
3内に海水を吸入し、船舶が吃水の深い時はハンドル7
を操作して上部の開孔2を開いてシーチエスト3内に海
水を吸入することが出来る。 【効果】 船舶の吃水が深く船底が海底に接近して泥砂
を吸入し易い時、ハンドルを操作して船底部の開孔を閉
じ上部の開孔を開き、上部の開孔からシーチエスト内に
海水を取り入れることにより、海底からの泥砂の吸入を
防止することが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば船舶において
船内のタンクに海水を取り入れるための海水吸入口に関
するものである。
船内のタンクに海水を取り入れるための海水吸入口に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の船舶の海水吸入口と海水吸
入ラインとの系統図であり、図において1aは船底部に
設けられた開孔、3aは開孔1aを囲んで設けられたシ
ーチェスト、4は海水を取り入れるための海水ポンプ、
9は海水吸入ライン、10は海水弁である。
入ラインとの系統図であり、図において1aは船底部に
設けられた開孔、3aは開孔1aを囲んで設けられたシ
ーチェスト、4は海水を取り入れるための海水ポンプ、
9は海水吸入ライン、10は海水弁である。
【0003】従来の海水吸入口は上記のように構成さ
れ、船舶が例えばバラストタンク等の船内のタンクへ海
水を取り入れる時、海水弁10を開き海水ポンプ4を駆
動して海水吸入ライン9へ海水を導入し、船内タンクへ
送り込むようになっている。
れ、船舶が例えばバラストタンク等の船内のタンクへ海
水を取り入れる時、海水弁10を開き海水ポンプ4を駆
動して海水吸入ライン9へ海水を導入し、船内タンクへ
送り込むようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の海
水吸入口では、開孔1aが船底部にあってしかも下方に
向いているため、最近の船の大型化に伴い吃水が深くな
るにつれて、海底より海水と同時に泥砂を吸い込むこと
が多くなり、この泥砂が海水弁10を抜けて海水ポンプ
4を通り海水吸入ライン9を経て船内バラストタンクへ
送り込まれ、このため船内バラストタンクの底に泥砂が
堆積し、ポンプでは汲み出せなくなるという問題があっ
た。この対策として、海水吸入ライン9の途中にストレ
ーナを装備したが、大きな塵類を阻止することは出来て
も泥砂の侵入を防止することは出来なかった。このため
バラストタンクに作業員が入り人手によってバラストタ
ンクから泥砂を除去する作業を行なわねばならないとい
う問題があった。
水吸入口では、開孔1aが船底部にあってしかも下方に
向いているため、最近の船の大型化に伴い吃水が深くな
るにつれて、海底より海水と同時に泥砂を吸い込むこと
が多くなり、この泥砂が海水弁10を抜けて海水ポンプ
4を通り海水吸入ライン9を経て船内バラストタンクへ
送り込まれ、このため船内バラストタンクの底に泥砂が
堆積し、ポンプでは汲み出せなくなるという問題があっ
た。この対策として、海水吸入ライン9の途中にストレ
ーナを装備したが、大きな塵類を阻止することは出来て
も泥砂の侵入を防止することは出来なかった。このため
バラストタンクに作業員が入り人手によってバラストタ
ンクから泥砂を除去する作業を行なわねばならないとい
う問題があった。
【0005】特にDH(二重船殻構造)タンカーの場合
は、バラストタンクの底面積が膨大である上、バラスト
タンクへの出入りが困難である為、人手によってバラス
トタンクから泥砂を除去する作業には多大の労力を必要
とする。
は、バラストタンクの底面積が膨大である上、バラスト
タンクへの出入りが困難である為、人手によってバラス
トタンクから泥砂を除去する作業には多大の労力を必要
とする。
【0006】本発明は、かかる問題を解決するためにな
されたもので、吃水の深い船舶において船内のタンクに
海水を取り入れる際に、海底からの泥砂を吸い込むこと
のない海水吸入口を得ることを目的とする。
されたもので、吃水の深い船舶において船内のタンクに
海水を取り入れる際に、海底からの泥砂を吸い込むこと
のない海水吸入口を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る海水吸入
口は、船側部から船底部にかけて上下方向に長い区画を
形成するシーチェストと、シーチエスト内の外板上下部
に設けられた開孔と、この開孔に船内から開閉可能の蓋
を備えたものである。
口は、船側部から船底部にかけて上下方向に長い区画を
形成するシーチェストと、シーチエスト内の外板上下部
に設けられた開孔と、この開孔に船内から開閉可能の蓋
を備えたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、船の吃水が浅い時、シー
チエスト内の外板に設けられた上下開孔の内、船側部の
開孔の蓋を閉鎖し船底部の開孔の蓋を開いて海水を吸入
するが、船の吃水が深く船底が海底に近い場合には、船
底部の開孔の蓋を閉鎖し船側部の開孔の蓋を開いて海水
を吸入する。これによって、海底からの泥砂の吸入を防
止する。
チエスト内の外板に設けられた上下開孔の内、船側部の
開孔の蓋を閉鎖し船底部の開孔の蓋を開いて海水を吸入
するが、船の吃水が深く船底が海底に近い場合には、船
底部の開孔の蓋を閉鎖し船側部の開孔の蓋を開いて海水
を吸入する。これによって、海底からの泥砂の吸入を防
止する。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図であり、
1は船底部の開孔、2は船側部に設けられた開孔、3は
船底部の開孔1と船側部の開孔2とを包んで上下方向に
長いシーチエスト、5は開孔2の開閉蓋、6は開孔1の
開閉蓋、7は船内から蓋5の開閉を操作するハンドル、
8は蓋6の開閉を操作するハンドルである。その他図2
と同一符号は、これと同一又は相当部分を示す。
1は船底部の開孔、2は船側部に設けられた開孔、3は
船底部の開孔1と船側部の開孔2とを包んで上下方向に
長いシーチエスト、5は開孔2の開閉蓋、6は開孔1の
開閉蓋、7は船内から蓋5の開閉を操作するハンドル、
8は蓋6の開閉を操作するハンドルである。その他図2
と同一符号は、これと同一又は相当部分を示す。
【0010】上記のように構成された海水吸入口におい
ては、船の吃水が浅い時、ハンドル7を操作してシーチ
エスト3内の船側部の開孔2を蓋5で閉鎖し、同時にハ
ンドル8を操作して船底部の開孔1の蓋6を開いてシー
チェスト3内に海水を導入し海水ポンプ4を駆動して海
水を吸入し船内のタンクヘ送り込む。船の吃水が深く船
底が海底に近い場合には、ハンドル8により船底部の開
孔1の蓋6を閉鎖し、同時にハンドル7により船側部の
開孔2の蓋5を開いてシーチェスト3内に海水を導入す
ることにより、泥砂の吸入を防止することが出来る。
ては、船の吃水が浅い時、ハンドル7を操作してシーチ
エスト3内の船側部の開孔2を蓋5で閉鎖し、同時にハ
ンドル8を操作して船底部の開孔1の蓋6を開いてシー
チェスト3内に海水を導入し海水ポンプ4を駆動して海
水を吸入し船内のタンクヘ送り込む。船の吃水が深く船
底が海底に近い場合には、ハンドル8により船底部の開
孔1の蓋6を閉鎖し、同時にハンドル7により船側部の
開孔2の蓋5を開いてシーチェスト3内に海水を導入す
ることにより、泥砂の吸入を防止することが出来る。
【0011】この説明では、この発明を船舶に利用する
場合について述べたが、その他の海洋浮揚構造物等にも
利用できることはいうまでもない。
場合について述べたが、その他の海洋浮揚構造物等にも
利用できることはいうまでもない。
【0012】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、船側部
から船底部にかけて上下方向に長いシーチェストと、こ
のシーチエスト内の外板上下部に船内から開閉可能の蓋
を備えた開孔を設けたことにより、吃水の深さに対応し
てシーチエスト内への海水吸入位置を変え得るようにし
たので、吃水の深い船舶において船内のタンクに海水を
取り入れる際に、海底からの泥砂を吸い込むことを防止
するという効果が得られている。
から船底部にかけて上下方向に長いシーチェストと、こ
のシーチエスト内の外板上下部に船内から開閉可能の蓋
を備えた開孔を設けたことにより、吃水の深さに対応し
てシーチエスト内への海水吸入位置を変え得るようにし
たので、吃水の深い船舶において船内のタンクに海水を
取り入れる際に、海底からの泥砂を吸い込むことを防止
するという効果が得られている。
【図1】本発明による海水吸入口の一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】従来の船舶の海水吸入口と海水吸入ラインとの
系統図である。
系統図である。
1,1a 船底部の開孔 2 船側部の開孔 3,3a シーチェスト 4 海水ポンプ 5,6 蓋 7,8 ハンドル 9 海水吸入ライン 10 海水弁
Claims (1)
- 【請求項1】船側部から船底部にかけて上下方向に長い
区画を形成するシーチェストと、該シーチエスト内の外
板上下部に設けられた開孔と、該開孔に船内から開閉可
能の蓋とを備えたことを特徴とする海水吸入口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28005191A JPH05116677A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 海水吸入口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28005191A JPH05116677A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 海水吸入口 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05116677A true JPH05116677A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17619621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28005191A Pending JPH05116677A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 海水吸入口 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05116677A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100461946B1 (ko) * | 2002-06-12 | 2004-12-14 | 김세광 | 엘엔지 알브이선의 해수 공급용 펌핑 방법 및 시스템 |
JP2005536402A (ja) * | 2002-08-23 | 2005-12-02 | サウジ アラビアン オイル カンパニー | 船のバラストタンクのバラスト水の交換方法及び装置 |
KR100500998B1 (ko) * | 1998-11-30 | 2007-03-02 | 삼성중공업 주식회사 | 탱커의 비상 추진 및 조향 시스템 |
KR20100035427A (ko) * | 2008-09-26 | 2010-04-05 | 대우조선해양 주식회사 | 선박의 밸러스트수 처리방법과 그 장치 |
KR101259035B1 (ko) * | 2011-11-11 | 2013-04-29 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 해수공급장치 |
KR101368767B1 (ko) * | 2012-07-11 | 2014-03-04 | 삼성중공업 주식회사 | 이동형 씨체스트 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP28005191A patent/JPH05116677A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100500998B1 (ko) * | 1998-11-30 | 2007-03-02 | 삼성중공업 주식회사 | 탱커의 비상 추진 및 조향 시스템 |
KR100461946B1 (ko) * | 2002-06-12 | 2004-12-14 | 김세광 | 엘엔지 알브이선의 해수 공급용 펌핑 방법 및 시스템 |
JP2005536402A (ja) * | 2002-08-23 | 2005-12-02 | サウジ アラビアン オイル カンパニー | 船のバラストタンクのバラスト水の交換方法及び装置 |
KR20100035427A (ko) * | 2008-09-26 | 2010-04-05 | 대우조선해양 주식회사 | 선박의 밸러스트수 처리방법과 그 장치 |
KR101259035B1 (ko) * | 2011-11-11 | 2013-04-29 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 해수공급장치 |
KR101368767B1 (ko) * | 2012-07-11 | 2014-03-04 | 삼성중공업 주식회사 | 이동형 씨체스트 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03164394A (ja) | ジェット推進艇の推進機部の構造 | |
JPH05116677A (ja) | 海水吸入口 | |
JPH0616186A (ja) | 船舶推進機用カウリング構造 | |
JP2002145182A (ja) | 水上乗物の荷物収納部の蓋構造 | |
US5391099A (en) | Air intake protector for outboard motor | |
KR102587935B1 (ko) | 선외기의 배기소음 저감 시스템 | |
US4776820A (en) | Bilge water pump mechanism for outboard motor cowl | |
JP2003137188A (ja) | 小型艇 | |
CA2439160C (en) | Deck structure for a personal watercraft | |
JPH08170351A (ja) | はしけを用いた真空式ヘドロ回収方法及びその装置 | |
CN220221105U (zh) | 一种海底阀箱 | |
JPS59223592A (ja) | 海底掘削船 | |
JPS59164294A (ja) | 船舶 | |
JP2871184B2 (ja) | 浮遊物吸込装置 | |
JP2006001343A (ja) | ビルジ排出装置 | |
CA2439187C (en) | Inner lid attaching structure for a personal watercraft | |
JP2608233B2 (ja) | 小型船舶 | |
JP3167898B2 (ja) | 水ジェット推進艇の船体構造 | |
JPS60163785A (ja) | 氷海船の海水吸入装置 | |
JPS61249896A (ja) | 船外機の冷却水路洗浄用プラグ | |
JPH09324439A (ja) | 点検口 | |
JPH06305479A (ja) | 小型船舶の吸気装置 | |
JPH11157483A (ja) | 小型船舶 | |
JPS6134957Y2 (ja) | ||
CN118602148A (zh) | 一种排舷外阀的保护箱 |