JPH0511205A - ポリゴンミラーの取付方法 - Google Patents
ポリゴンミラーの取付方法Info
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- JPH0511205A JPH0511205A JP3160506A JP16050691A JPH0511205A JP H0511205 A JPH0511205 A JP H0511205A JP 3160506 A JP3160506 A JP 3160506A JP 16050691 A JP16050691 A JP 16050691A JP H0511205 A JPH0511205 A JP H0511205A
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- Japan
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- polygon mirror
- plastic
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- thermal expansion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ポリゴンミラーの取付方法に関
し、特に、プラスチックより大きいか又は同等の熱膨張
係数を有する中間軸を介してプラスチック製のポリゴン
ミラーを回転軸に取付けることにより、熱によるポリゴ
ンミラー膨張時の悪影響を除去することを特徴とする。 【構成】 本発明によるポリゴンミラーの取付方法は、
回転軸(2)にプラスチックよりなるポリゴンミラー(1)を
取付け、前記回転軸(2)を介して前記ポリゴンミラー(1)
を回転するようにしたポリゴンミラーの取付方法におい
て、前記プラスチックより大きい又は同等の熱膨張係数
の材料よりなる中間軸(20)を前記回転軸(2)に装着し、
この中間軸(20)に前記ポリゴンミラー(1)を設けた構成
である。
し、特に、プラスチックより大きいか又は同等の熱膨張
係数を有する中間軸を介してプラスチック製のポリゴン
ミラーを回転軸に取付けることにより、熱によるポリゴ
ンミラー膨張時の悪影響を除去することを特徴とする。 【構成】 本発明によるポリゴンミラーの取付方法は、
回転軸(2)にプラスチックよりなるポリゴンミラー(1)を
取付け、前記回転軸(2)を介して前記ポリゴンミラー(1)
を回転するようにしたポリゴンミラーの取付方法におい
て、前記プラスチックより大きい又は同等の熱膨張係数
の材料よりなる中間軸(20)を前記回転軸(2)に装着し、
この中間軸(20)に前記ポリゴンミラー(1)を設けた構成
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリゴンミラーの取付
方法に関し、特に、プラスチックより大きいか又は同等
の熱膨張係数を有する中間軸を介してプラスチック製の
ポリゴンミラーを回転軸に取付けることにより、熱によ
るポリゴンミラー膨張時の悪影響を除去するための新規
な改良に関する。
方法に関し、特に、プラスチックより大きいか又は同等
の熱膨張係数を有する中間軸を介してプラスチック製の
ポリゴンミラーを回転軸に取付けることにより、熱によ
るポリゴンミラー膨張時の悪影響を除去するための新規
な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のポリゴン
ミラーの取付方法としては、一般に、図3から図5にて
示す方法が採用されている。すなわち、図3において符
号1で示されるものは、輪状多角形(図2で示す形状と
同一)のアルミニウムよりなるポリゴンミラーであり、
このポリゴンミラー1は、アルミニウム又は銅合金から
なる回転軸2の第1輪状段部2aに設けられている。
ミラーの取付方法としては、一般に、図3から図5にて
示す方法が採用されている。すなわち、図3において符
号1で示されるものは、輪状多角形(図2で示す形状と
同一)のアルミニウムよりなるポリゴンミラーであり、
このポリゴンミラー1は、アルミニウム又は銅合金から
なる回転軸2の第1輪状段部2aに設けられている。
【0003】前記回転軸2の上部には、一対の取付ねじ
3を介して円板状の押え板4が固定され、この押え板4
は、前記ポリゴンミラー1の内縁に形成された第2輪状
段部1aに設けられたワッシャ5の上面に付勢を伴って
接合していることにより、前記ポリゴンミラー1は、前
記第1輪状段部2a上に固定されて、回転軸2と共に一
体回転するように構成されている。さらに、前記ポリゴ
ンミラー1は、アルミニウム製に代えてプラスチック製
の開発が進んでいる実状である。
3を介して円板状の押え板4が固定され、この押え板4
は、前記ポリゴンミラー1の内縁に形成された第2輪状
段部1aに設けられたワッシャ5の上面に付勢を伴って
接合していることにより、前記ポリゴンミラー1は、前
記第1輪状段部2a上に固定されて、回転軸2と共に一
体回転するように構成されている。さらに、前記ポリゴ
ンミラー1は、アルミニウム製に代えてプラスチック製
の開発が進んでいる実状である。
【0004】また、図5は、このポリゴンミラー1を応
用したレーザービームプリンタの概略を示す構成であ
り、ポリゴンスキャナユニット11にはポリゴンミラー
1が回転自在に取付けられ、レーザ発光素子10から発
射されたレーザ光10aはポリゴンミラー1で反射され
てフォーカスレンズ12、拡大レンズ13及び折返しミ
ラー14を介して感光体ドラム15に到るように構成さ
れている。
用したレーザービームプリンタの概略を示す構成であ
り、ポリゴンスキャナユニット11にはポリゴンミラー
1が回転自在に取付けられ、レーザ発光素子10から発
射されたレーザ光10aはポリゴンミラー1で反射され
てフォーカスレンズ12、拡大レンズ13及び折返しミ
ラー14を介して感光体ドラム15に到るように構成さ
れている。
【0005】従来のポリゴンミラーの取付方法は、以上
のように構成されていたため、次のような課題が存在し
ていた。すなわち、図3の取付方法において、ポリゴン
ミラー1としてアルミニウム製又はプラスチック製のポ
リゴンミラー1を採用した場合、レーザープリンタの動
作中において、ポリゴンミラーの周囲温度が上昇すると
共に、レーザー光線の照射によってポリゴンミラー自身
の温度も上昇するが、前述のアルミニウム製のポリゴン
ミラーの場合には、温度上昇による熱膨張がないため、
組立時の精度をそのまま維持することができるが、その
製造に要する費用がコストアップとなっていた。また、
プラスチック製を採用した場合には、大幅なコストダウ
ンを達成できる反面、前述の熱によりポリゴンミラーの
取付部の内径が膨張し、回転軸との間に隙間が生じ、ポ
リゴンミラーの偏心の発生により、印字品質に重大な悪
影響を及ぼしていた。
のように構成されていたため、次のような課題が存在し
ていた。すなわち、図3の取付方法において、ポリゴン
ミラー1としてアルミニウム製又はプラスチック製のポ
リゴンミラー1を採用した場合、レーザープリンタの動
作中において、ポリゴンミラーの周囲温度が上昇すると
共に、レーザー光線の照射によってポリゴンミラー自身
の温度も上昇するが、前述のアルミニウム製のポリゴン
ミラーの場合には、温度上昇による熱膨張がないため、
組立時の精度をそのまま維持することができるが、その
製造に要する費用がコストアップとなっていた。また、
プラスチック製を採用した場合には、大幅なコストダウ
ンを達成できる反面、前述の熱によりポリゴンミラーの
取付部の内径が膨張し、回転軸との間に隙間が生じ、ポ
リゴンミラーの偏心の発生により、印字品質に重大な悪
影響を及ぼしていた。
【0006】例えば、アルミニウムとプラスチックの場
合、その熱膨張係数は次の通りである。 アルミニウムの熱膨張係数 0.20〜0.22 cm・cm-1/104/℃ 銅 〃 0.19〜0.20 〃 プラスチック 〃 1.0 〜6.0 〃
合、その熱膨張係数は次の通りである。 アルミニウムの熱膨張係数 0.20〜0.22 cm・cm-1/104/℃ 銅 〃 0.19〜0.20 〃 プラスチック 〃 1.0 〜6.0 〃
【0007】従って、前述の材質による熱膨張係数の違
いによって、プラスチックを採用した場合のポリゴンミ
ラーが如何にその印字品質に悪影響を及ぼすことになる
かは、図5のレーザープリンタの構成からも明らかなと
ころである。
いによって、プラスチックを採用した場合のポリゴンミ
ラーが如何にその印字品質に悪影響を及ぼすことになる
かは、図5のレーザープリンタの構成からも明らかなと
ころである。
【0008】また、前述のアルミニウムとプラスチック
のポリゴンミラーを用いた場合、図4に示すように、ポ
リゴンミラー1の取付初期状態においては、回転軸2の
径d1の軸部と第1輪状段部2aとにおいてその取付精
度が保たれているが、レーザービームプリンタが作動
し、ポリゴンミラー1にレーザー光が照射されるとポリ
ゴンミラー1は昇温し、寸法δだけ内径が膨張する。す
なわち、膨張係数 δ=(α1−α2)×d1×Δt/2 ・・・(1)式 で表わされ、δは温度上昇による隙間(cm)、αはポリ
ゴンミラーの熱膨張係数(cm・cm-1/104/℃)、α2
は回転軸の熱膨張係数(cm・cm-1/104/℃)、d1は
取付部直径(cm)、Δtは温度上昇(℃)。従って、ポ
リゴンミラーがアルミニウム製の場合は前述のように精
度変化が無視できる範囲であるのに対し、プラスチック
製の場合は、その熱膨張係数は10倍以上となり、印字
品質は極端に低下していた。
のポリゴンミラーを用いた場合、図4に示すように、ポ
リゴンミラー1の取付初期状態においては、回転軸2の
径d1の軸部と第1輪状段部2aとにおいてその取付精
度が保たれているが、レーザービームプリンタが作動
し、ポリゴンミラー1にレーザー光が照射されるとポリ
ゴンミラー1は昇温し、寸法δだけ内径が膨張する。す
なわち、膨張係数 δ=(α1−α2)×d1×Δt/2 ・・・(1)式 で表わされ、δは温度上昇による隙間(cm)、αはポリ
ゴンミラーの熱膨張係数(cm・cm-1/104/℃)、α2
は回転軸の熱膨張係数(cm・cm-1/104/℃)、d1は
取付部直径(cm)、Δtは温度上昇(℃)。従って、ポ
リゴンミラーがアルミニウム製の場合は前述のように精
度変化が無視できる範囲であるのに対し、プラスチック
製の場合は、その熱膨張係数は10倍以上となり、印字
品質は極端に低下していた。
【0009】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、プラスチック製のポリゴン
ミラーをプラスチックより大きいか又は同等の熱膨張係
数を有する中間軸を介して回転軸に取付けることによ
り、熱膨張による取付精度の狂いを最小とし、レーザー
ビームプリンタの印字品質を向上させるようにしたポリ
ゴンミラーの取付方法を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、プラスチック製のポリゴン
ミラーをプラスチックより大きいか又は同等の熱膨張係
数を有する中間軸を介して回転軸に取付けることによ
り、熱膨張による取付精度の狂いを最小とし、レーザー
ビームプリンタの印字品質を向上させるようにしたポリ
ゴンミラーの取付方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるポリゴンミ
ラーの取付方法は、回転軸にプラスチックよりなるポリ
ゴンミラーを取付け、前記回転軸を介して前記ポリゴン
ミラーを回転するようにしたポリゴンミラーの取付方法
において、前記プラスチックより大きいか又は同等の熱
膨張係数の材料よりなる中間軸を前記回転軸に装着し、
この中間軸に前記ポリゴンミラーを設ける方法である。
ラーの取付方法は、回転軸にプラスチックよりなるポリ
ゴンミラーを取付け、前記回転軸を介して前記ポリゴン
ミラーを回転するようにしたポリゴンミラーの取付方法
において、前記プラスチックより大きいか又は同等の熱
膨張係数の材料よりなる中間軸を前記回転軸に装着し、
この中間軸に前記ポリゴンミラーを設ける方法である。
【0011】さらに詳細には、前記中間軸は、ゴムより
なる方法である。
なる方法である。
【0012】
【作用】本発明によるポリゴンミラーの取付方法におい
ては、回転軸の軸心位置に、ポリゴンミラーを構成する
プラスチックより大きいか又は同等の熱膨張係数の材料
よりなる中間軸を装着し、この中間軸にポリゴンミラー
を設けているため、前述の(1)式におけるα1とα2の差
を、α1≦α2又は(α1−α2)の値が0.05cm・cm-1/
104/℃以下とすれば、温度上昇による熱膨張により
発生した隙間δは零か又は微少となり、アルミニウム製
のポリゴンミラーと同等の印字品質を得ることができ
る。
ては、回転軸の軸心位置に、ポリゴンミラーを構成する
プラスチックより大きいか又は同等の熱膨張係数の材料
よりなる中間軸を装着し、この中間軸にポリゴンミラー
を設けているため、前述の(1)式におけるα1とα2の差
を、α1≦α2又は(α1−α2)の値が0.05cm・cm-1/
104/℃以下とすれば、温度上昇による熱膨張により
発生した隙間δは零か又は微少となり、アルミニウム製
のポリゴンミラーと同等の印字品質を得ることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるポリゴンミラ
ーの取付方法の好適な実施例について詳細に説明する。
なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を
用いて説明する。図1及び図2は本発明によるポリゴン
ミラーの取付方法を示すためのもので、図1は断面図、
図2は図1の平面図である。
ーの取付方法の好適な実施例について詳細に説明する。
なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を
用いて説明する。図1及び図2は本発明によるポリゴン
ミラーの取付方法を示すためのもので、図1は断面図、
図2は図1の平面図である。
【0014】図において符号1で示されるものは、輪状
多角形(図2では六角形であるが、他の角形も可)のプ
ラスチック(例えば、 )よりなるポリゴンミラ
ーであり、このポリゴンミラー1は、アルミニウム又は
銅合金からなる回転軸2に同心状に形成された第1輪状
段部2aに設けられている。
多角形(図2では六角形であるが、他の角形も可)のプ
ラスチック(例えば、 )よりなるポリゴンミラ
ーであり、このポリゴンミラー1は、アルミニウム又は
銅合金からなる回転軸2に同心状に形成された第1輪状
段部2aに設けられている。
【0015】前記回転軸2の上部の軸心位置の保持孔2
Aには断面形状がほぼT型をなし第1直径d1及び第2
直径d2を有し前記プラスチックより大きいか又は同等
の熱膨張係数を有するゴム等の材料からなる中間軸20
が嵌入されており、この第1直径d1をなす外周部20
aに前記ポリゴンミラー1の内径部1cが嵌合してい
る。
Aには断面形状がほぼT型をなし第1直径d1及び第2
直径d2を有し前記プラスチックより大きいか又は同等
の熱膨張係数を有するゴム等の材料からなる中間軸20
が嵌入されており、この第1直径d1をなす外周部20
aに前記ポリゴンミラー1の内径部1cが嵌合してい
る。
【0016】前記中間軸20の上部には、一対の取付ね
じ3を介して押え板4が設けられ、この押え板4と前記
ポリゴンミラー1の第2輪状段部1d間には、ワッシャ
5が介装されていると共に、このポリゴンミラー1の取
付初期状態は、前記第1輪状段部2aの面精度と中間軸
20の各直径d1,d2の寸法によって所定の取付精度が
保たれている。
じ3を介して押え板4が設けられ、この押え板4と前記
ポリゴンミラー1の第2輪状段部1d間には、ワッシャ
5が介装されていると共に、このポリゴンミラー1の取
付初期状態は、前記第1輪状段部2aの面精度と中間軸
20の各直径d1,d2の寸法によって所定の取付精度が
保たれている。
【0017】次に、前述の状態において、図1に示すポ
リゴンミラー1の構成を図5に示すレーザービームプリ
ンタに適用した場合、レーザービームプリンタの作動と
共にレーザービームの影響と周辺装置の放熱によりポリ
ゴンミラー1の温度が上昇して膨張が発生し、ポリゴン
ミラー1が図4の実線の状態から二点鎖線の状態に変化
し、前述の(1)式に従って中間軸20の第1直径d1との
間に隙間δが発生し、従来構成のままであれば、高速回
転(7000〜10000回転/分)するポリゴンミラ
ー1の各面が面振れを発生し、感光ドラム15に当たる
レーザービームもバラツキが生じ、印字品質が悪化する
ところであるが、前記プラスチックよりも大きいか又は
同等の熱膨張係数を有する材料で構成された中間軸20
が設けてあるため、前述の(1)式のα1とα2の差をα1≦
α2又は(α1−α2)の値が0.05cm・cm-1/104/℃
以下とすれば、温度上昇による熱膨張により発生した隙
間δは零か又は微少となり、アルミニウム製のポリゴン
ミラーを用いた場合と同等の印字品質を得ることができ
る。
リゴンミラー1の構成を図5に示すレーザービームプリ
ンタに適用した場合、レーザービームプリンタの作動と
共にレーザービームの影響と周辺装置の放熱によりポリ
ゴンミラー1の温度が上昇して膨張が発生し、ポリゴン
ミラー1が図4の実線の状態から二点鎖線の状態に変化
し、前述の(1)式に従って中間軸20の第1直径d1との
間に隙間δが発生し、従来構成のままであれば、高速回
転(7000〜10000回転/分)するポリゴンミラ
ー1の各面が面振れを発生し、感光ドラム15に当たる
レーザービームもバラツキが生じ、印字品質が悪化する
ところであるが、前記プラスチックよりも大きいか又は
同等の熱膨張係数を有する材料で構成された中間軸20
が設けてあるため、前述の(1)式のα1とα2の差をα1≦
α2又は(α1−α2)の値が0.05cm・cm-1/104/℃
以下とすれば、温度上昇による熱膨張により発生した隙
間δは零か又は微少となり、アルミニウム製のポリゴン
ミラーを用いた場合と同等の印字品質を得ることができ
る。
【0018】なお、図1に示す第2直径d2の熱膨張量
は中間軸20より大きくなることはなく、熱膨張によっ
て取付精度の狂いを生じることはない。なお、前記ポリ
ゴンミラー1を押さえる手段としては、前述の押え板に
限らず、例えば、周知の止め輪を中間軸20の溝に設け
た場合も同等の作用を得ることができる。
は中間軸20より大きくなることはなく、熱膨張によっ
て取付精度の狂いを生じることはない。なお、前記ポリ
ゴンミラー1を押さえる手段としては、前述の押え板に
限らず、例えば、周知の止め輪を中間軸20の溝に設け
た場合も同等の作用を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によるポリゴンミラーの取付方法
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、回転軸の軸心に、ポリ
ゴンミラーのプラスチックより大きいか又は同等の熱膨
張係数を有する材料よりなる中間軸を設け、この中間軸
にポリゴンミラーを設けているため、ポリゴンミラーの
温度が上昇し熱膨張した場合でも、中間軸とポリゴンミ
ラー間には隙間が発生せず、高速回転時のポリゴンミラ
ーの各面の面振れを防止し、プラスチックを用いたポリ
ゴンミラーによる安価なレーザービームプリンタ等を提
供することができる。また、印字品質も、アルミニウム
製のポリゴンミラーを用いた構成と同等の高品質の印字
を得ることができる。
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、回転軸の軸心に、ポリ
ゴンミラーのプラスチックより大きいか又は同等の熱膨
張係数を有する材料よりなる中間軸を設け、この中間軸
にポリゴンミラーを設けているため、ポリゴンミラーの
温度が上昇し熱膨張した場合でも、中間軸とポリゴンミ
ラー間には隙間が発生せず、高速回転時のポリゴンミラ
ーの各面の面振れを防止し、プラスチックを用いたポリ
ゴンミラーによる安価なレーザービームプリンタ等を提
供することができる。また、印字品質も、アルミニウム
製のポリゴンミラーを用いた構成と同等の高品質の印字
を得ることができる。
【図1】本発明によるポリゴンミラー取付方法を示す断
面図である。
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来のポリゴンミラー取付方法を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】従来のプラスチック製ポリゴンミラーを用いた
取付方法の膨張状態を示す構成図である。
取付方法の膨張状態を示す構成図である。
【図5】従来のレーザービームプリンタを示す概略構成
図である。
図である。
1 ポリゴンミラー
2 回転軸
20 中間軸
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(71)出願人 591109751
有限会社コーキ・エンジニアリング
大阪府大阪市中央区内平野町2丁目3番11
−1101号
(72)発明者 加戸 正志
広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号
株式会社日本製鋼所内
(72)発明者 寺岡 淳男
広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号
株式会社日本製鋼所内
(72)発明者 久保 富雄
富山県富山市石金20番地 株式会社不二越
内
(72)発明者 石見 浩之
大阪府大阪市旭区森小路1丁目2番27号
株式会社太洋工作所内
(72)発明者 四ツ辻 晃
大阪府大阪市中央区内平野町2丁目3−11
−1101有限会社コーキエンジニアリング内
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸(2)にプラスチックよりなるポリ
ゴンミラー(1)を取付け、前記回転軸(2)を介して前記ポ
リゴンミラー(1)を回転するようにしたポリゴンミラー
の取付方法において、前記プラスチックより大きいか又
は同等の熱膨張係数の材料よりなる中間軸(20)を前記回
転軸(2)に装着し、この中間軸(20)に前記ポリゴンミラ
ー(1)を設けることを特徴とするポリゴンミラーの取付
方法。 - 【請求項2】 前記中間軸(20)は、ゴムよりなることを
特徴とする請求項1記載のポリゴンミラーの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3160506A JPH0511205A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | ポリゴンミラーの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3160506A JPH0511205A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | ポリゴンミラーの取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511205A true JPH0511205A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15716423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3160506A Withdrawn JPH0511205A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | ポリゴンミラーの取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511205A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2860034A1 (fr) | 2003-09-22 | 2005-03-25 | Toyota Motor Co Ltd | Procede de restriction de l'elevation excessive de la temperature du filtre dans un moteur a combustion interne |
EP1650414A1 (en) | 2004-10-22 | 2006-04-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP3160506A patent/JPH0511205A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2860034A1 (fr) | 2003-09-22 | 2005-03-25 | Toyota Motor Co Ltd | Procede de restriction de l'elevation excessive de la temperature du filtre dans un moteur a combustion interne |
EP1650414A1 (en) | 2004-10-22 | 2006-04-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |