JPH0511153Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0511153Y2 JPH0511153Y2 JP1985128963U JP12896385U JPH0511153Y2 JP H0511153 Y2 JPH0511153 Y2 JP H0511153Y2 JP 1985128963 U JP1985128963 U JP 1985128963U JP 12896385 U JP12896385 U JP 12896385U JP H0511153 Y2 JPH0511153 Y2 JP H0511153Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- punched
- thin
- diameter
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は上面壁の一部を打抜くことによつ内容
物を取出すことができる容器に関するものであ
る。
物を取出すことができる容器に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術
従来、液体や粉末等を収納する密閉容器の一形
態として、その上面壁に開口形成部を設け、同開
口形成部を上方に引き上げる。若しくは下方に打
抜くことによつて開口を設け、同開口から内容物
を取出す金属性の容器が知られている。
態として、その上面壁に開口形成部を設け、同開
口形成部を上方に引き上げる。若しくは下方に打
抜くことによつて開口を設け、同開口から内容物
を取出す金属性の容器が知られている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題
従来、容器の開口方法にはその開口性を良好と
する為にプルトツプ等のリングプル方式やコイン
トツプ式のもの等、多くの開口方法がある。しか
し、これら従来の容器は、上部壁材質がアルミニ
ウム、ブリキ等の金属であるために、「テコの原
理」を応用し、被開口部を強制的に破る方法すな
わち、「いかに効率の良いテコを作るか」が従来
の技術開発の方向であつた。その為、上部壁の厚
さは極力薄くする必要があり、被開口部における
開封性向上を目的とする凹溝構造に注意がはらわ
れず、開口に際しては必要以上の力を要し、かつ
複雑な構造であつた。
する為にプルトツプ等のリングプル方式やコイン
トツプ式のもの等、多くの開口方法がある。しか
し、これら従来の容器は、上部壁材質がアルミニ
ウム、ブリキ等の金属であるために、「テコの原
理」を応用し、被開口部を強制的に破る方法すな
わち、「いかに効率の良いテコを作るか」が従来
の技術開発の方向であつた。その為、上部壁の厚
さは極力薄くする必要があり、被開口部における
開封性向上を目的とする凹溝構造に注意がはらわ
れず、開口に際しては必要以上の力を要し、かつ
複雑な構造であつた。
又開口後の切断部は、薄い金属片が露出してい
るためにあやまつて指を切る等の危険性を有する
ものであつた。
るためにあやまつて指を切る等の危険性を有する
ものであつた。
又、上方に引抜く形態の容器では、充分な引抜
力を生じることができないので、開口の大きさを
一定以上とすることはかなり困難である。
力を生じることができないので、開口の大きさを
一定以上とすることはかなり困難である。
また、下方に引抜く形態の容器では、打抜いた
打抜片を外部に取出すことが困難であり、そのた
め内容物の取出しを円滑に行うことができず、ま
た場合によつては打抜片を内容物中に落下させる
おそれもある。
打抜片を外部に取出すことが困難であり、そのた
め内容物の取出しを円滑に行うことができず、ま
た場合によつては打抜片を内容物中に落下させる
おそれもある。
さらに、従来の密封性を高めた容器の蓋につい
ては、アルミニウムやブリキ等の金属性の蓋を用
いていることが一般的であり、例えば良好なる開
口性を得るために、上部壁の厚みを極力薄くする
必要があり、プレス押圧加工等により打抜部の薄
肉部の形成を行う場合、上部壁の肉厚を一定以上
厚くすることが出来ない。
ては、アルミニウムやブリキ等の金属性の蓋を用
いていることが一般的であり、例えば良好なる開
口性を得るために、上部壁の厚みを極力薄くする
必要があり、プレス押圧加工等により打抜部の薄
肉部の形成を行う場合、上部壁の肉厚を一定以上
厚くすることが出来ない。
本考案はこのような問題点を解決することがで
きる容器を提供することを目的とする。
きる容器を提供することを目的とする。
(ニ) 課題を解決するための手段
本考案では、上部の筒状縮径部と縮径開口部に
外蓋を装着して開閉する容器本体において、該容
器本体の縮径開口部に設ける中蓋をポリエチレン
等の合成樹脂製とし、該中蓋の上面壁に、周囲を
薄肉部とした略ダルマ形状の打抜部を形成し、該
略ダルマ形状の打抜部のダルマ形状の頭部を押圧
側およびその胴部に相当する部分を基端側とする
と共に、上記薄肉部を、上面壁の上面に形成した
山形断面の凹溝と、それと対応する下面に形成し
た台形断面の凹溝とから構成すると共に、上面の
凹溝の深さと下面の凹溝の深さとを略同一とし、
かつ、同両面凹溝の溝縁部を各々曲面に一体的に
形成し、さらに、打抜部の押圧側の表面には横線
状の滑り止めを設け、上記押圧側と基端側との間
の下面に打抜部折曲用凹溝を形成し、同打抜部折
曲用凹溝延長線上と上記薄肉部との交点付近の谷
部の厚みを若干厚くしたことを特徴とする容器を
提供せんとするものである。
外蓋を装着して開閉する容器本体において、該容
器本体の縮径開口部に設ける中蓋をポリエチレン
等の合成樹脂製とし、該中蓋の上面壁に、周囲を
薄肉部とした略ダルマ形状の打抜部を形成し、該
略ダルマ形状の打抜部のダルマ形状の頭部を押圧
側およびその胴部に相当する部分を基端側とする
と共に、上記薄肉部を、上面壁の上面に形成した
山形断面の凹溝と、それと対応する下面に形成し
た台形断面の凹溝とから構成すると共に、上面の
凹溝の深さと下面の凹溝の深さとを略同一とし、
かつ、同両面凹溝の溝縁部を各々曲面に一体的に
形成し、さらに、打抜部の押圧側の表面には横線
状の滑り止めを設け、上記押圧側と基端側との間
の下面に打抜部折曲用凹溝を形成し、同打抜部折
曲用凹溝延長線上と上記薄肉部との交点付近の谷
部の厚みを若干厚くしたことを特徴とする容器を
提供せんとするものである。
(ホ) 作用
容器の内容物を取出すに際しては、まず打抜部
の押圧側を、指で押圧して基端側のみを残して薄
肉部を剪断し、下方打抜く。
の押圧側を、指で押圧して基端側のみを残して薄
肉部を剪断し、下方打抜く。
ついで、打抜部の下半部に対して、さらに打抜
部の下面中央に設けた打抜部折曲用凹溝を中心と
して親指で折込み、その後、親指とともに開口を
通して打抜部を上方に持ち上げ、ついで打抜部を
上面壁より完全に取外し、上記開口より所定量の
内容物を取出すことができる。
部の下面中央に設けた打抜部折曲用凹溝を中心と
して親指で折込み、その後、親指とともに開口を
通して打抜部を上方に持ち上げ、ついで打抜部を
上面壁より完全に取外し、上記開口より所定量の
内容物を取出すことができる。
又、本考案による容器の中蓋は、ポリエチレン
等の樹脂を射出成形により一体的にすることによ
り成形することが可能であるため、金属製の蓋を
成形する様にプレスや切削等の二次加工を必要と
しない。
等の樹脂を射出成形により一体的にすることによ
り成形することが可能であるため、金属製の蓋を
成形する様にプレスや切削等の二次加工を必要と
しない。
(ヘ) 効果
本考案では、打抜部を下方に打抜くとともに、
再度開口を通して打抜部を外部に取出し、除去で
きるので、相当な大きさを有する開口であつても
容易かつ迅速にしかも確実に開口を設けることが
でき、その後内容物を取出すことができる。
再度開口を通して打抜部を外部に取出し、除去で
きるので、相当な大きさを有する開口であつても
容易かつ迅速にしかも確実に開口を設けることが
でき、その後内容物を取出すことができる。
また、本考案では、打抜部の形状を略ダルマ状
としており、上半部の押圧側は横幅が狭く構成さ
れているから、剪断長さが短く、したがつて、同
打抜部を指で軽く押圧するだけで簡単に開口する
ことができるものである。
としており、上半部の押圧側は横幅が狭く構成さ
れているから、剪断長さが短く、したがつて、同
打抜部を指で軽く押圧するだけで簡単に開口する
ことができるものである。
また、容器の上部壁に環状に設ける薄肉部の断
面形状を、上面の山形断面の凹溝の深さと、下面
の台形断面の凹溝の深さを略同一としたから、同
打抜部を加工する金型の加工が容易であつて、ポ
リエチレン等の樹脂を用いる事により、薄肉部と
上部壁及び打抜部を金型にて射出することが可能
であるため、各部の厚みを任意に設定することが
出来る。従つて、打抜部を、指によつて簡単に打
抜くことができる構造が得られるものである。そ
して、上記凹溝の溝縁部を各々曲面に形成してい
るので打抜部を開口する場合に指などを怪我する
ようなことがないものである。
面形状を、上面の山形断面の凹溝の深さと、下面
の台形断面の凹溝の深さを略同一としたから、同
打抜部を加工する金型の加工が容易であつて、ポ
リエチレン等の樹脂を用いる事により、薄肉部と
上部壁及び打抜部を金型にて射出することが可能
であるため、各部の厚みを任意に設定することが
出来る。従つて、打抜部を、指によつて簡単に打
抜くことができる構造が得られるものである。そ
して、上記凹溝の溝縁部を各々曲面に形成してい
るので打抜部を開口する場合に指などを怪我する
ようなことがないものである。
また、上記凹溝の溝縁部を各々曲面に形成する
ことにより、 ポリエチレン等の樹脂が金型形状に対しすき
間なく充填され成形が容易である。
ことにより、 ポリエチレン等の樹脂が金型形状に対しすき
間なく充填され成形が容易である。
ポリエチレン等の樹脂を全体に一定的な流れ
を保持することが可能であり、冷却により発生
する樹脂の部分固化を防止することができる。
を保持することが可能であり、冷却により発生
する樹脂の部分固化を防止することができる。
ポリエチレン等の樹脂の冷却速度の相違から
生じる積層固化を防止し、切断時の力を軽くす
ることが出来る。
生じる積層固化を防止し、切断時の力を軽くす
ることが出来る。
(ト) 実施例
本考案の実施例を図面にもとづき詳説する。
なお、本実施例において使用する中蓋は、ポリ
エチレン樹脂を射出成形により作製した中蓋であ
り、容器は入浴剤等の粉末を密封状態に収納する
ための容器であり、容器の本体の上部壁は、本実
施例では中蓋の上部壁が相当する。
エチレン樹脂を射出成形により作製した中蓋であ
り、容器は入浴剤等の粉末を密封状態に収納する
ための容器であり、容器の本体の上部壁は、本実
施例では中蓋の上部壁が相当する。
図中、1は容器本体であり、同容器本体1はそ
の上部に装着するための筒状縮径部2を形成して
おり、同筒状縮径部2は、その上部に縮径開口部
3を形成している。
の上部に装着するための筒状縮径部2を形成して
おり、同筒状縮径部2は、その上部に縮径開口部
3を形成している。
4は同縮径開口部3に装着された中蓋であり、
また5は同中蓋4とを上記筒状縮径部2とを一体
的に囲繞するようにして容器本体1に装着される
外蓋である。
また5は同中蓋4とを上記筒状縮径部2とを一体
的に囲繞するようにして容器本体1に装着される
外蓋である。
上記容器構成において、本考案は容器本体1に
密封状態に取付けた中外4の上部壁に設けた打抜
部構造に関する。
密封状態に取付けた中外4の上部壁に設けた打抜
部構造に関する。
第2図から第4図において、10は中蓋4の上
部壁11に指の嵌入が容易な形状に形成された打
抜部であり、同打抜部10は開口されるまでは、
薄肉部12を介して上部壁11に一体的に連結さ
れている。
部壁11に指の嵌入が容易な形状に形成された打
抜部であり、同打抜部10は開口されるまでは、
薄肉部12を介して上部壁11に一体的に連結さ
れている。
薄肉部12の詳細な構成が第5図に示されてお
り、同薄肉部12は上面壁11の上面に山型断面
の凹溝13を形成するとともに、その対応する上
部壁11の下面に台形断面の凹溝14を形成する
ことによつて構成している。
り、同薄肉部12は上面壁11の上面に山型断面
の凹溝13を形成するとともに、その対応する上
部壁11の下面に台形断面の凹溝14を形成する
ことによつて構成している。
また、上記打抜部10は、上半部の押圧部10
−1の横幅を狭くしていると共に、下半部の基端
側10−2を広幅として略ダルマ状で環状となつ
た薄肉部12に形成している。
−1の横幅を狭くしていると共に、下半部の基端
側10−2を広幅として略ダルマ状で環状となつ
た薄肉部12に形成している。
そして、上記山形断面の凹溝13の深さ1と
台形断面の凹溝14の深さH2は略同一深さに構
成されている。また、同両凹溝13,14の溝縁
部には各々曲面13−1,14−1を形成してい
ると共に、打抜部10の表面には、滑り止め10
−3を形成している。
台形断面の凹溝14の深さH2は略同一深さに構
成されている。また、同両凹溝13,14の溝縁
部には各々曲面13−1,14−1を形成してい
ると共に、打抜部10の表面には、滑り止め10
−3を形成している。
また、中蓋4の材質は薄肉部12における剪断
を容易にするため、ポリエチレン等を用いるのが
好ましい。なお、容器本体1及び外蓋5の材質に
は、塩化ビニール等が好ましい。
を容易にするため、ポリエチレン等を用いるのが
好ましい。なお、容器本体1及び外蓋5の材質に
は、塩化ビニール等が好ましい。
かかる構成とすることによつて、打抜部10を
指(親指)にて押圧すると、押圧力が上面と直角
をなす方向にかからなくても、点線aで示すよう
に破断し、打抜きを確実に行うことができる。
指(親指)にて押圧すると、押圧力が上面と直角
をなす方向にかからなくても、点線aで示すよう
に破断し、打抜きを確実に行うことができる。
また、本実施例において、打抜部10は第4図
に示すように、その中央裏面に打抜部折曲用凹溝
15を形成しており、打抜部10の押圧側10−
1を容器本体1内側に打抜いた後、同打抜部折曲
用凹溝15を屈曲線としてさらに押圧側10−1
を内側に折込むことができる。
に示すように、その中央裏面に打抜部折曲用凹溝
15を形成しており、打抜部10の押圧側10−
1を容器本体1内側に打抜いた後、同打抜部折曲
用凹溝15を屈曲線としてさらに押圧側10−1
を内側に折込むことができる。
また、打抜部折曲凹溝15延長線上と薄肉部1
2との交点付近の谷部の厚みは若干増加してお
り、これによつて、最初の押圧段階では押圧側1
0−1のみがまず剪断され、その後基端側10−
2が剪断される構成となつている。
2との交点付近の谷部の厚みは若干増加してお
り、これによつて、最初の押圧段階では押圧側1
0−1のみがまず剪断され、その後基端側10−
2が剪断される構成となつている。
その後、打抜部10を第4図仮想線で示すよう
に上方に持上げれば打抜部10打抜き後の開口を
通して容易に打抜部10を中蓋4外に取出すこと
ができ、その後上部壁11から打抜部10を離脱
することができる。
に上方に持上げれば打抜部10打抜き後の開口を
通して容易に打抜部10を中蓋4外に取出すこと
ができ、その後上部壁11から打抜部10を離脱
することができる。
これによつて、打抜部10を容易かつ確実に取
去ることができるとともに打抜部10が容器本体
1内に誤つて落下するのを完全に防止するのを完
全に防止することができる。
去ることができるとともに打抜部10が容器本体
1内に誤つて落下するのを完全に防止するのを完
全に防止することができる。
また、打抜部10除去後の開口の周縁断面は円
弧状の丸味を有しているので、同周縁によつて指
を傷つけることがない。
弧状の丸味を有しているので、同周縁によつて指
を傷つけることがない。
なお、図示の実施例におけるその他の構成につ
いて説明すれば、以下の通りである。
いて説明すれば、以下の通りである。
第1図において、20は外蓋5の内周面の最下
部に形成した環状突起であり、同突起20に、縮
径筒状部2の下部に設けた外蓋着脱係止用突起2
1を外蓋5(好ましくはポリプロピレン等を素材
とする)の有する弾性力を利用して乗越えさせる
ことによつて、外蓋5を容器本体1に着脱自在に
装着することができる。
部に形成した環状突起であり、同突起20に、縮
径筒状部2の下部に設けた外蓋着脱係止用突起2
1を外蓋5(好ましくはポリプロピレン等を素材
とする)の有する弾性力を利用して乗越えさせる
ことによつて、外蓋5を容器本体1に着脱自在に
装着することができる。
また、第1図において、25は中蓋4の内周面
に設けた内側螺子面25は容器本体1の縮径開口
部3に形成した外側螺子両面26と螺合すること
ができる。
に設けた内側螺子面25は容器本体1の縮径開口
部3に形成した外側螺子両面26と螺合すること
ができる。
また、第1図において、27は中蓋4の下部端
面上に円周方向に向けて形成したラチエツト鋸歯
27は、中蓋4を縮径開口部3が螺合していくこ
とによつて、容器本体1の環状肩部28に設けた
ラチエツト係合爪29と逆回転不可能状態に係合
することになる。
面上に円周方向に向けて形成したラチエツト鋸歯
27は、中蓋4を縮径開口部3が螺合していくこ
とによつて、容器本体1の環状肩部28に設けた
ラチエツト係合爪29と逆回転不可能状態に係合
することになる。
また、容器本体1の縮径開口部3の高さと上記
中蓋4の内側高さとの関係は、上記ラチエツト鋸
歯27とラチエツト係合爪29との係合によつて
中蓋4の内側上面30が縮径開開口部3の頂面3
1に圧接されるように設定する。
中蓋4の内側高さとの関係は、上記ラチエツト鋸
歯27とラチエツト係合爪29との係合によつて
中蓋4の内側上面30が縮径開開口部3の頂面3
1に圧接されるように設定する。
中蓋取付構造を上記のように構成することによ
つて、中蓋4を完全に容器本体1の縮径筒状部3
に螺合させると、中蓋4の内側上面30が縮径開
口部3の頂面31に圧接され、容器本体1の内部
は密封状態となり、また同密封性は、ラチエツト
鋸歯27とラチエツト係合爪29との協働によつ
て中蓋4の容器本体1に対する逆回転を防止する
ことによつて、確実に保持することができる。
つて、中蓋4を完全に容器本体1の縮径筒状部3
に螺合させると、中蓋4の内側上面30が縮径開
口部3の頂面31に圧接され、容器本体1の内部
は密封状態となり、また同密封性は、ラチエツト
鋸歯27とラチエツト係合爪29との協働によつ
て中蓋4の容器本体1に対する逆回転を防止する
ことによつて、確実に保持することができる。
なお、第1図において、35は縮径筒状部2の
周面上であつて、外蓋着脱係止用突起21の上方
かつ中間位置に設けた扁平山形状の突起であり、
同突起35に外蓋5の内面下部に設けた突起36
が弾性的に乗り上げ、突起20,21と協働して
外蓋5の密封性をさらに向上することができる。
周面上であつて、外蓋着脱係止用突起21の上方
かつ中間位置に設けた扁平山形状の突起であり、
同突起35に外蓋5の内面下部に設けた突起36
が弾性的に乗り上げ、突起20,21と協働して
外蓋5の密封性をさらに向上することができる。
第1図本考案に係る容器の一部断面正面図、第
2図は中蓋の平面図、第3図及び第4図は第2図
−線、及び−線による断面図、第5図は
薄肉部の要部拡大説明図である。 図中、H1……深さ、H2……深さ、1……容
器本体、3……縮径開口部、4……中蓋、5……
外蓋、10……打抜部、10−1……押圧部、1
0−2……基端側、11……上部壁、12……薄
肉部、13……山形断面の凹溝、13−1……曲
面、14……台形断面の凹溝、14−1……曲
面、15……打抜部折曲凹溝。
2図は中蓋の平面図、第3図及び第4図は第2図
−線、及び−線による断面図、第5図は
薄肉部の要部拡大説明図である。 図中、H1……深さ、H2……深さ、1……容
器本体、3……縮径開口部、4……中蓋、5……
外蓋、10……打抜部、10−1……押圧部、1
0−2……基端側、11……上部壁、12……薄
肉部、13……山形断面の凹溝、13−1……曲
面、14……台形断面の凹溝、14−1……曲
面、15……打抜部折曲凹溝。
Claims (1)
- 上部の筒状縮径部2と縮径開口部3に外蓋5を
装着して開閉する容器本体1において、該容器本
体1の縮径開口部3に設ける中蓋4をポリエチレ
ン等の合成樹脂製とし、該中蓋4の上面壁11
に、周囲を薄肉部12とした略ダルマ形状の打抜
部10を形成し、該略ダルマ形状の打抜部10の
ダルマ形状の頭部に相当する部分を押圧側10−
1およびその胴部に相当する部分を基端側10−
2とすると共に、上記薄肉部12を、上面壁11
の上面に形成した山形断面の凹溝13と、それと
対応する下面に形成した台形断面の凹溝14とか
ら構成すると共に、上面の凹溝13の深さH1と
下面の凹溝14の深さH2とを略同一とし、か
つ、同両面凹溝13,14の溝縁部を各々曲面1
3−1,14−1に一体的に形成し、さらに、打
抜部10の押圧側10−1の表面には横線状の滑
り止め10−3を設け、上記押圧側10−1と基
端側10−2との間の下面に打抜部折曲用凹溝1
5を形成し、同打抜部折曲用凹溝15延長線上と
上記薄肉部12との交点付近の谷部の厚みを若干
厚くしたことを特徴とする容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985128963U JPH0511153Y2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985128963U JPH0511153Y2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6235925U JPS6235925U (ja) | 1987-03-03 |
JPH0511153Y2 true JPH0511153Y2 (ja) | 1993-03-18 |
Family
ID=31025108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985128963U Expired - Lifetime JPH0511153Y2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511153Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0381405U (ja) * | 1989-12-12 | 1991-08-20 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5453091A (en) * | 1977-10-03 | 1979-04-26 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Lid for easily opened can and method of making said lid |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49137951U (ja) * | 1973-03-31 | 1974-11-27 |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP1985128963U patent/JPH0511153Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5453091A (en) * | 1977-10-03 | 1979-04-26 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Lid for easily opened can and method of making said lid |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6235925U (ja) | 1987-03-03 |
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