JPH05104702A - 印刷位置に対する加工位置の整合方法及び装置 - Google Patents
印刷位置に対する加工位置の整合方法及び装置Info
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- JPH05104702A JPH05104702A JP3294959A JP29495991A JPH05104702A JP H05104702 A JPH05104702 A JP H05104702A JP 3294959 A JP3294959 A JP 3294959A JP 29495991 A JP29495991 A JP 29495991A JP H05104702 A JPH05104702 A JP H05104702A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォーム輪転印刷機において、マージナルパ
ンチ穴の加工位置を印刷位置に対する所定位置となるよ
うに制御する。 【構成】 印刷ユニット7と加工部12とを駆動する主
駆動モータ25と加工部12との間に差動減速機30を
配置して印刷ユニット7に対する加工部12の位相を可
変としておき、マージナルパンチ胴14の下流に配置し
た見当マーク検出器44とマージナルパンチ穴検出器4
5によってウェブ2の見当マークと基準マージナルパン
チ穴を検出し、両者を検出する間におけるウェブ走行量
をウェブ走行検出パルスジェネレータ46からのパルス
数を計数して求め、これから見当マークと基準マージナ
ルパンチ穴との間の長さを演算し、これが所定値となる
ように差動減速機30を制御する。
ンチ穴の加工位置を印刷位置に対する所定位置となるよ
うに制御する。 【構成】 印刷ユニット7と加工部12とを駆動する主
駆動モータ25と加工部12との間に差動減速機30を
配置して印刷ユニット7に対する加工部12の位相を可
変としておき、マージナルパンチ胴14の下流に配置し
た見当マーク検出器44とマージナルパンチ穴検出器4
5によってウェブ2の見当マークと基準マージナルパン
チ穴を検出し、両者を検出する間におけるウェブ走行量
をウェブ走行検出パルスジェネレータ46からのパルス
数を計数して求め、これから見当マークと基準マージナ
ルパンチ穴との間の長さを演算し、これが所定値となる
ように差動減速機30を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォーム輪転印刷機に
おいて、ウェブの印刷位置に対してマージナルパンチ穴
を所定の位置となるよう整合させる方法及び装置に関す
る。
おいて、ウェブの印刷位置に対してマージナルパンチ穴
を所定の位置となるよう整合させる方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のフォーム輪転印刷機は、図7に示
すように、巻取1からウェブ2を繰り出すフィードロー
ル4、5を備えたインフィード部3と、ウェブ2に所定
の印刷を行う複数の印刷ユニット7を備えた印刷部6
と、印刷後のウェブ2を下流に搬送する第一送りロール
9を有する第一アウトフィード部8と、ウェブ2のパス
長を調整するためのコンペンロール10を有する見当合
わせ部と、ウェブ2の印刷マーク(見当マーク)を検出
するマーク検出器11と、ウェブ2に一定ピッチのパン
チ穴を形成するファイルパンチ胴13、ウェブ2に一定
ピッチのマージナルパンチ穴を形成するマージナルパン
チ胴14、ウェブ2に一定ピッチで横ミシン目を形成す
る横ミシン胴15等を備えた加工部12と、ウェブ2を
搬送する第二送りロール17を備えた第二アウトフィー
ド部16と、ウェブ2を巻取18に巻き取る巻取部19
等を備えており、ウェブ2が巻取1からフィードロール
4、5で引き出され、印刷ユニット7、7で所定の印刷
が行われた後、加工部12で穴開け加工、ミシン目加工
等が施され、巻取部19で巻き取られるようになってい
た。また、巻き取る代わりに、ジグザグに折り畳むよう
に構成したものも知られている。
すように、巻取1からウェブ2を繰り出すフィードロー
ル4、5を備えたインフィード部3と、ウェブ2に所定
の印刷を行う複数の印刷ユニット7を備えた印刷部6
と、印刷後のウェブ2を下流に搬送する第一送りロール
9を有する第一アウトフィード部8と、ウェブ2のパス
長を調整するためのコンペンロール10を有する見当合
わせ部と、ウェブ2の印刷マーク(見当マーク)を検出
するマーク検出器11と、ウェブ2に一定ピッチのパン
チ穴を形成するファイルパンチ胴13、ウェブ2に一定
ピッチのマージナルパンチ穴を形成するマージナルパン
チ胴14、ウェブ2に一定ピッチで横ミシン目を形成す
る横ミシン胴15等を備えた加工部12と、ウェブ2を
搬送する第二送りロール17を備えた第二アウトフィー
ド部16と、ウェブ2を巻取18に巻き取る巻取部19
等を備えており、ウェブ2が巻取1からフィードロール
4、5で引き出され、印刷ユニット7、7で所定の印刷
が行われた後、加工部12で穴開け加工、ミシン目加工
等が施され、巻取部19で巻き取られるようになってい
た。また、巻き取る代わりに、ジグザグに折り畳むよう
に構成したものも知られている。
【0003】このようなフォーム輪転印刷機において、
フィードロール4、5、印刷ユニット7、第一送りロー
ル9、加工部12、第二送りロール17等は主駆動モー
タによって駆動されるラインシャフト(図示せず)によ
って、機械的に同期して駆動されるようになっており、
各フィード部のロール周速は、ウェブの紙質や厚さ等に
応じた好ましい張力分布が生じるように調整されてい
た。また、マージナルパンチ穴の加工位置を印刷位置に
合わせるには、マーク検出器11によって印刷マークを
検出し、この時の加工部位相誤差をエンコーダにより割
り出し、印刷部と加工部間に設けているコンペンロール
10にてウェブパス長を変化させていた。
フィードロール4、5、印刷ユニット7、第一送りロー
ル9、加工部12、第二送りロール17等は主駆動モー
タによって駆動されるラインシャフト(図示せず)によ
って、機械的に同期して駆動されるようになっており、
各フィード部のロール周速は、ウェブの紙質や厚さ等に
応じた好ましい張力分布が生じるように調整されてい
た。また、マージナルパンチ穴の加工位置を印刷位置に
合わせるには、マーク検出器11によって印刷マークを
検出し、この時の加工部位相誤差をエンコーダにより割
り出し、印刷部と加工部間に設けているコンペンロール
10にてウェブパス長を変化させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに加工部の上流のパス長を調整して加工位置を印刷位
置に合わせる構成では、その後のウェブの伸縮等によっ
て必ずしも加工位置が印刷位置に正確に整合せず、誤差
が大きいという問題があった。また、その誤差は印刷後
の製品を検査することによって判別されるので、加工位
置が不良であることが判明した時点ではすでに大量の不
良品が生じてしまうという問題もあった。
うに加工部の上流のパス長を調整して加工位置を印刷位
置に合わせる構成では、その後のウェブの伸縮等によっ
て必ずしも加工位置が印刷位置に正確に整合せず、誤差
が大きいという問題があった。また、その誤差は印刷後
の製品を検査することによって判別されるので、加工位
置が不良であることが判明した時点ではすでに大量の不
良品が生じてしまうという問題もあった。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、フォーム輪転印刷機の運転中に、印刷位置と加工
位置とを検出し、その検出結果に基づいて、両者が所定
の位置関係となるように制御することの可能な、印刷位
置に対する加工位置の整合方法及び装置を提供すること
を目的とする。
ので、フォーム輪転印刷機の運転中に、印刷位置と加工
位置とを検出し、その検出結果に基づいて、両者が所定
の位置関係となるように制御することの可能な、印刷位
置に対する加工位置の整合方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本発明は、走行中のウェブに印刷を行う印刷ユニ
ットと、印刷後のウェブにマージナルパンチ穴を加工す
るマージナルパンチ胴を備えた加工部を有するフォーム
輪転印刷機において、印刷ユニットにおいてウェブに走
行方向に一定間隔の見当マークを印刷し、前記マージナ
ルパンチ胴の下流で、前記見当マークを検出して見当マ
ーク検出信号を出力し、且つマージナルパンチ穴のうち
の基準となる基準マージナルパンチ穴を検出してマージ
ナルパンチ穴検出信号を出力し、両信号が出力される間
におけるウェブの走行長さを測定することによって、見
当マークと基準マージナルパンチ穴との間の長さに関連
するデータ値を求め、そのデータ値が設定値と一致する
ように、前記加工部の位相を制御することを特徴とす
る、印刷位置に対する加工位置の整合方法を要旨とす
る。
された本発明は、走行中のウェブに印刷を行う印刷ユニ
ットと、印刷後のウェブにマージナルパンチ穴を加工す
るマージナルパンチ胴を備えた加工部を有するフォーム
輪転印刷機において、印刷ユニットにおいてウェブに走
行方向に一定間隔の見当マークを印刷し、前記マージナ
ルパンチ胴の下流で、前記見当マークを検出して見当マ
ーク検出信号を出力し、且つマージナルパンチ穴のうち
の基準となる基準マージナルパンチ穴を検出してマージ
ナルパンチ穴検出信号を出力し、両信号が出力される間
におけるウェブの走行長さを測定することによって、見
当マークと基準マージナルパンチ穴との間の長さに関連
するデータ値を求め、そのデータ値が設定値と一致する
ように、前記加工部の位相を制御することを特徴とす
る、印刷位置に対する加工位置の整合方法を要旨とす
る。
【0007】また、本発明は上記した整合方法を実施す
るための装置を提供するもので、走行中のウェブに印刷
を行う印刷ユニットと、印刷後のウェブにマージナルパ
ンチ穴を加工するマージナルパンチ胴を備えた加工部
と、前記印刷ユニットと加工部とを駆動する共通の主駆
動モータとを有するフォーム輪転印刷機において、前記
主駆動モータと加工部との間に配置された差動減速機
と、その差動減速機の位相を制御するサーボモータと、
前記マージナルパンチ胴の下流に配置され、ウェブの見
当マークを検出する見当マーク検出器と、前記マージナ
ルパンチ胴の下流に配置され、ウェブのマージナルパン
チ穴を検出するマージナルパンチ穴検出器と、前記ウェ
ブの走行長さに応じてパルスを発生するウェブ走行検出
パルスジェネレータと、前記見当マーク検出器、マージ
ナルパンチ穴検出器及びウェブ走行検出パルスジェネレ
ータからの出力を入力し、その見当マーク検出器からの
見当マーク検出信号と、前記マージナルパンチ穴検出器
からの信号のうち、基準となる基準マージナルパンチ穴
を検出して得たマージナルパンチ穴検出信号との間にお
けるウェブ走行長さをウェブ走行パルスジェネレータか
らのパルスをカウントして求め、その測定値から見当マ
ークと基準マージナルパンチ穴との間の長さに関連する
データ値を求め、そのデータ値が設定値と一致するよう
に、前記位相制御用サーボモータを制御する制御装置と
を有することを特徴とする、印刷位置に対する加工位置
の整合装置を要旨とする。
るための装置を提供するもので、走行中のウェブに印刷
を行う印刷ユニットと、印刷後のウェブにマージナルパ
ンチ穴を加工するマージナルパンチ胴を備えた加工部
と、前記印刷ユニットと加工部とを駆動する共通の主駆
動モータとを有するフォーム輪転印刷機において、前記
主駆動モータと加工部との間に配置された差動減速機
と、その差動減速機の位相を制御するサーボモータと、
前記マージナルパンチ胴の下流に配置され、ウェブの見
当マークを検出する見当マーク検出器と、前記マージナ
ルパンチ胴の下流に配置され、ウェブのマージナルパン
チ穴を検出するマージナルパンチ穴検出器と、前記ウェ
ブの走行長さに応じてパルスを発生するウェブ走行検出
パルスジェネレータと、前記見当マーク検出器、マージ
ナルパンチ穴検出器及びウェブ走行検出パルスジェネレ
ータからの出力を入力し、その見当マーク検出器からの
見当マーク検出信号と、前記マージナルパンチ穴検出器
からの信号のうち、基準となる基準マージナルパンチ穴
を検出して得たマージナルパンチ穴検出信号との間にお
けるウェブ走行長さをウェブ走行パルスジェネレータか
らのパルスをカウントして求め、その測定値から見当マ
ークと基準マージナルパンチ穴との間の長さに関連する
データ値を求め、そのデータ値が設定値と一致するよう
に、前記位相制御用サーボモータを制御する制御装置と
を有することを特徴とする、印刷位置に対する加工位置
の整合装置を要旨とする。
【0008】
【作用】上記した本発明の整合方法及び装置では、走行
中のウェブの見当マークと、マージナルパンチ穴の内の
基準マージナルパンチ穴とを検出し、その間に走行する
ウェブの長さをパルス数として測定することができ、そ
の測定値から見当マークと基準マージナルパンチ穴との
距離に関するデータ値を求めることができる。また、実
測して得たそのデータ値を所定の設定値と比較し、その
ずれに応じて加工部の位相を印刷部の位相に対して制御
することにより、常に見当マークと基準マージナルパン
チ穴との距離が所定の値となるように制御できる。かく
して、本発明では、ライン停止することなく印刷位置と
加工位置との関係を実測し、かつ制御することが可能で
あり、常に良好な製品を製造でき、且つ不良品の多発を
防止することができる。
中のウェブの見当マークと、マージナルパンチ穴の内の
基準マージナルパンチ穴とを検出し、その間に走行する
ウェブの長さをパルス数として測定することができ、そ
の測定値から見当マークと基準マージナルパンチ穴との
距離に関するデータ値を求めることができる。また、実
測して得たそのデータ値を所定の設定値と比較し、その
ずれに応じて加工部の位相を印刷部の位相に対して制御
することにより、常に見当マークと基準マージナルパン
チ穴との距離が所定の値となるように制御できる。かく
して、本発明では、ライン停止することなく印刷位置と
加工位置との関係を実測し、かつ制御することが可能で
あり、常に良好な製品を製造でき、且つ不良品の多発を
防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例によるフォーム輪転印刷
機の要部及び制御装置を概略的に示すブロック図であ
り、図7に示す従来例と同一部品には同一符号を付けて
示している。図1において、印刷ユニット7は版胴2
1、ブランケット胴22、圧胴23を有しており、加工
部12はファイルパンチ胴13、マージナルパンチ胴1
4、横ミシン胴15を有している。これらの胴はすべて
同一直径に作られており、従って各胴の1回転によって
ウェブ2の同一長さに印刷或いは加工を行うことができ
る。
する。図1は本発明の一実施例によるフォーム輪転印刷
機の要部及び制御装置を概略的に示すブロック図であ
り、図7に示す従来例と同一部品には同一符号を付けて
示している。図1において、印刷ユニット7は版胴2
1、ブランケット胴22、圧胴23を有しており、加工
部12はファイルパンチ胴13、マージナルパンチ胴1
4、横ミシン胴15を有している。これらの胴はすべて
同一直径に作られており、従って各胴の1回転によって
ウェブ2の同一長さに印刷或いは加工を行うことができ
る。
【0010】25は主駆動モータであり、原動シャフト
26を介して印刷ユニット7、加工部12を駆動するよ
うになっている。従って、印刷ユニット7と加工部12
とは機械的に同期して駆動される。原動シャフト26と
印刷ユニット7との間には、原動シャフト26に対する
印刷ユニット7の位相(版胴21、ブランケット胴2
2、圧胴23等の角度位相)を変化させるための差動減
速機27が設けられており、その差動減速機27には位
相調整用のサーボモータ28が設けられている。また、
原動シャフト26と加工部12との間にも、原動シャフ
ト26に対する加工部12の位相(ファイルパンチ胴1
3、マージナルパンチ胴14、横ミシン胴15等の角度
位相)を変化させるための差動減速機30が設けられて
おり、その差動減速機30には位相調整用のサーボモー
タ31が設けられている。従って、サーボモータ31に
よって差動減速機30を操作することにより、印刷ユニ
ット7に対して加工部12の位相を変化させることがで
き、印刷位置に対する加工位置の位置関係を調整でき
る。
26を介して印刷ユニット7、加工部12を駆動するよ
うになっている。従って、印刷ユニット7と加工部12
とは機械的に同期して駆動される。原動シャフト26と
印刷ユニット7との間には、原動シャフト26に対する
印刷ユニット7の位相(版胴21、ブランケット胴2
2、圧胴23等の角度位相)を変化させるための差動減
速機27が設けられており、その差動減速機27には位
相調整用のサーボモータ28が設けられている。また、
原動シャフト26と加工部12との間にも、原動シャフ
ト26に対する加工部12の位相(ファイルパンチ胴1
3、マージナルパンチ胴14、横ミシン胴15等の角度
位相)を変化させるための差動減速機30が設けられて
おり、その差動減速機30には位相調整用のサーボモー
タ31が設けられている。従って、サーボモータ31に
よって差動減速機30を操作することにより、印刷ユニ
ット7に対して加工部12の位相を変化させることがで
き、印刷位置に対する加工位置の位置関係を調整でき
る。
【0011】差動減速機30の出側の駆動軸はマージナ
ルパンチ胴14には直結されるが、ファイルパンチ胴1
3、横ミシン胴15との間にはそれぞれ差動減速機3
3、35が設けられ、それぞれの差動減速機には位相調
整用のサーボモータ34、36が設けられている。これ
らの差動減速機33、35は、マージナルパンチ胴14
に対するファイルパンチ胴13、横ミシン胴15の位相
を変化させ、ウェブに形成するマージナルパンチ穴に対
するファイルパンチ穴及び横ミシン目の位置を調整する
ために設けている。
ルパンチ胴14には直結されるが、ファイルパンチ胴1
3、横ミシン胴15との間にはそれぞれ差動減速機3
3、35が設けられ、それぞれの差動減速機には位相調
整用のサーボモータ34、36が設けられている。これ
らの差動減速機33、35は、マージナルパンチ胴14
に対するファイルパンチ胴13、横ミシン胴15の位相
を変化させ、ウェブに形成するマージナルパンチ穴に対
するファイルパンチ穴及び横ミシン目の位置を調整する
ために設けている。
【0012】第一アウトフィード部8の第一送りロール
9には、主駆動モータ25とは別の駆動モータ38が連
結され、また第二アウトフィード部16の第二送りロー
ル17にも別の駆動モータ39が連結されている。第一
アウトフィード部8の上流にはウェブ2の張力を測定す
る張力検出器41が設けられ、また、第二アウトフィー
ド部16の上流にもウェブ2の張力を測定する張力検出
器42が設けられている。これらの張力検出器41、4
2からの検出信号は、駆動モータ38、39の制御に使
用される。なお、図示は省略しているが、印刷ユニット
7の上流にはウェブを繰り出すフィードロールを備えた
インフィード部が設けられており、そのフィードロール
も独立した駆動モータで駆動され、かつ上流に設けた張
力検出器からの検出信号によって制御されるようになっ
ている。
9には、主駆動モータ25とは別の駆動モータ38が連
結され、また第二アウトフィード部16の第二送りロー
ル17にも別の駆動モータ39が連結されている。第一
アウトフィード部8の上流にはウェブ2の張力を測定す
る張力検出器41が設けられ、また、第二アウトフィー
ド部16の上流にもウェブ2の張力を測定する張力検出
器42が設けられている。これらの張力検出器41、4
2からの検出信号は、駆動モータ38、39の制御に使
用される。なお、図示は省略しているが、印刷ユニット
7の上流にはウェブを繰り出すフィードロールを備えた
インフィード部が設けられており、そのフィードロール
も独立した駆動モータで駆動され、かつ上流に設けた張
力検出器からの検出信号によって制御されるようになっ
ている。
【0013】加工部12のマージナルパンチ胴14の下
流には、ウェブ2に印刷している見当マークを検出する
見当マーク検出器44と、ウェブ2に形成しているマー
ジナルパンチ穴を検出するマージナルパンチ穴検出器4
5が設けられている。見当マーク検出器44としては、
反射型の光センサを用いることができ、また、マージナ
ルパンチ穴検出器45としては、透過型の光センサを用
いることができる。これらの検出器44、45は、図2
に示すように、マージナルパンチ胴14に対して一定の
距離α、βだけ離れた位置に配置されている。図1にお
いて、更に、そのマージナルパンチ穴検出器45の近傍
には、ウェブ2の走行長さに応じてパルスを発生させる
ウェブ走行検出パルスジェネレータ46が設けられてい
る。このパルスジェネレータ46は、図3に示すよう
に、ウェブ2を案内するロール47と、揺動可能なアー
ム48の先端に保持されたウェブ走行検出ロール49
と、そのロール49の回転に応じてパルスを発生するエ
ンコーダ50等を有しており、このロール49を走行中
のウェブ2に押し当ててウェブ2と同一速度で回転さ
せ、その回転に応じたパルスをエンコーダ50で発生さ
せることにより、ウェブ2の走行長さに応じたパルスを
発生させることができるものである。
流には、ウェブ2に印刷している見当マークを検出する
見当マーク検出器44と、ウェブ2に形成しているマー
ジナルパンチ穴を検出するマージナルパンチ穴検出器4
5が設けられている。見当マーク検出器44としては、
反射型の光センサを用いることができ、また、マージナ
ルパンチ穴検出器45としては、透過型の光センサを用
いることができる。これらの検出器44、45は、図2
に示すように、マージナルパンチ胴14に対して一定の
距離α、βだけ離れた位置に配置されている。図1にお
いて、更に、そのマージナルパンチ穴検出器45の近傍
には、ウェブ2の走行長さに応じてパルスを発生させる
ウェブ走行検出パルスジェネレータ46が設けられてい
る。このパルスジェネレータ46は、図3に示すよう
に、ウェブ2を案内するロール47と、揺動可能なアー
ム48の先端に保持されたウェブ走行検出ロール49
と、そのロール49の回転に応じてパルスを発生するエ
ンコーダ50等を有しており、このロール49を走行中
のウェブ2に押し当ててウェブ2と同一速度で回転さ
せ、その回転に応じたパルスをエンコーダ50で発生さ
せることにより、ウェブ2の走行長さに応じたパルスを
発生させることができるものである。
【0014】図1において、53は印刷機の各モータを
制御するための制御装置であり、各検出器からの信号が
入力されるようになっている。また、主駆動モータ2
5、駆動モータ38、39、及び各サーボモータにはそ
れぞれパルスジェネレータ(図中PGで示す)が連結さ
れ、回転位置を検出し、制御装置53に出力するように
なっている。この制御装置53は、図面にブロック線図
で示す各機能を備えており、その詳細は以下に示す動作
の説明において行う。
制御するための制御装置であり、各検出器からの信号が
入力されるようになっている。また、主駆動モータ2
5、駆動モータ38、39、及び各サーボモータにはそ
れぞれパルスジェネレータ(図中PGで示す)が連結さ
れ、回転位置を検出し、制御装置53に出力するように
なっている。この制御装置53は、図面にブロック線図
で示す各機能を備えており、その詳細は以下に示す動作
の説明において行う。
【0015】次に、上記構成のフォーム輪転印刷機の動
作を説明する。図4はウェブ2に印刷すべき印刷位置と
加工すべき加工位置との関係を示す平面図であり、線A
−Aは基準位置(印刷ユニット7の版胴21の位相0°
又は360°に対応する位置)である。55は印刷位置
を検出するために印刷された見当マーク、55aはマー
ジナルパンチ穴との整合状態を目視確認するために印刷
しているパンチトンボ、56はマージナルパンチ穴、5
6aはそのマージナルパンチ穴56のうちの基準とする
基準マージナルパンチ穴、57はファイルパンチ穴、5
8は横ミシン目である。基準マージナルパンチ穴56a
は基準位置Aより距離d離れた位置に、見当マーク55
は基準マージナルパンチ穴56aより距離e離れた位置
に、横ミシン目58は基準位置Aより距離f離れた位置
に、ファイルパンチ穴57は基準位置Aより距離g離れ
た位置に形成するものとする。なお、説明を分かり易く
するため、図1において、印刷ユニット7に対する加工
部12の各胴の位相差を0とした時、各胴がウェブの基
準位置A上にそれぞれ加工を行うことができるように、
各胴の配置位置が定められているものとする。また、印
刷ユニット7は通常複数個が設けられており、各印刷ユ
ニット間の見当合せのために差動減速機27が設けられ
ているが、本実施例では説明を簡略化するため、図示の
印刷ユニット7(最後部に配置された印刷ユニット)が
基準印刷ユニットとなり、その印刷ユニットに組み合わ
せられている差動減速機27は位相0に保たれるものと
する。
作を説明する。図4はウェブ2に印刷すべき印刷位置と
加工すべき加工位置との関係を示す平面図であり、線A
−Aは基準位置(印刷ユニット7の版胴21の位相0°
又は360°に対応する位置)である。55は印刷位置
を検出するために印刷された見当マーク、55aはマー
ジナルパンチ穴との整合状態を目視確認するために印刷
しているパンチトンボ、56はマージナルパンチ穴、5
6aはそのマージナルパンチ穴56のうちの基準とする
基準マージナルパンチ穴、57はファイルパンチ穴、5
8は横ミシン目である。基準マージナルパンチ穴56a
は基準位置Aより距離d離れた位置に、見当マーク55
は基準マージナルパンチ穴56aより距離e離れた位置
に、横ミシン目58は基準位置Aより距離f離れた位置
に、ファイルパンチ穴57は基準位置Aより距離g離れ
た位置に形成するものとする。なお、説明を分かり易く
するため、図1において、印刷ユニット7に対する加工
部12の各胴の位相差を0とした時、各胴がウェブの基
準位置A上にそれぞれ加工を行うことができるように、
各胴の配置位置が定められているものとする。また、印
刷ユニット7は通常複数個が設けられており、各印刷ユ
ニット間の見当合せのために差動減速機27が設けられ
ているが、本実施例では説明を簡略化するため、図示の
印刷ユニット7(最後部に配置された印刷ユニット)が
基準印刷ユニットとなり、その印刷ユニットに組み合わ
せられている差動減速機27は位相0に保たれるものと
する。
【0016】まず、制御装置53に運転条件(印刷速
度、ウェブの張力条件、上記したd、e、f、gの各値
等)を入力する。制御装置53は、その入力値に基づ
き、速度、張力、位相等の基本設定値を演算し、各制御
部61〜67に入力する。ここで、加工部12の各差動
減速機に対する位相設定値は次のようになる。 差動減速機30の位相指示値X1 (マージナルパンチ胴
14の位相) =(d×360)÷πD 差動減速機33の位相指示値X2 (ファイルパンチ胴位
相) =(g−d)×360÷πD 差動減速機35の位相指示値X3 (横ミシン胴位相) =(f−d)×360÷πD
度、ウェブの張力条件、上記したd、e、f、gの各値
等)を入力する。制御装置53は、その入力値に基づ
き、速度、張力、位相等の基本設定値を演算し、各制御
部61〜67に入力する。ここで、加工部12の各差動
減速機に対する位相設定値は次のようになる。 差動減速機30の位相指示値X1 (マージナルパンチ胴
14の位相) =(d×360)÷πD 差動減速機33の位相指示値X2 (ファイルパンチ胴位
相) =(g−d)×360÷πD 差動減速機35の位相指示値X3 (横ミシン胴位相) =(f−d)×360÷πD
【0017】以上の初期条件設定を行った後、フォーム
輪転印刷機による印刷及び加工を開始する。制御装置5
3の印刷部速度基準制御部61は、主駆動モータ25を
所定速度となるように制御し、これによって印刷ユニッ
ト7及び加工部12をそれぞれ所定速度で駆動し、ウェ
ブ2に対する所定の印刷並びに加工を行う。同時に、第
一アウトフィード張力制御部63は第一アウトフィード
部8の上流のウェブ張力が所定の設定値になるように駆
動モータ38を制御し、第一送りロール9の速度制御を
行う。また、同様に第二アウトフィード張力制御部67
は第二アウトフィード部16の上流のウェブ張力が所定
の設定値になるように駆動モータ39を制御し、第二送
りロール17の速度制御を行う。これにより、ウェブが
所定の張力に制御され、良好な印刷、加工が行われる。
また、印刷開始時には加工部12に組み合わせられてい
る各差動減速機30、33、35はそれぞれ上記位相指
令値になるように、制御される。
輪転印刷機による印刷及び加工を開始する。制御装置5
3の印刷部速度基準制御部61は、主駆動モータ25を
所定速度となるように制御し、これによって印刷ユニッ
ト7及び加工部12をそれぞれ所定速度で駆動し、ウェ
ブ2に対する所定の印刷並びに加工を行う。同時に、第
一アウトフィード張力制御部63は第一アウトフィード
部8の上流のウェブ張力が所定の設定値になるように駆
動モータ38を制御し、第一送りロール9の速度制御を
行う。また、同様に第二アウトフィード張力制御部67
は第二アウトフィード部16の上流のウェブ張力が所定
の設定値になるように駆動モータ39を制御し、第二送
りロール17の速度制御を行う。これにより、ウェブが
所定の張力に制御され、良好な印刷、加工が行われる。
また、印刷開始時には加工部12に組み合わせられてい
る各差動減速機30、33、35はそれぞれ上記位相指
令値になるように、制御される。
【0018】上記の初期条件によって印刷、加工を行う
と、理論的には図4に示すように、印刷位置に対する所
定の位置に印刷及び各種加工が行われるはずである。し
かしながら、実際にはウェブの伸縮によって加工位置や
加工ピッチ等にずれが生じる。本実施例の装置では、こ
の加工位置のずれを測定し、正しい位置に加工されるよ
うに制御することが可能であり、また、加工ピッチの測
定を行うことも可能である。以下、加工位置制御並びに
ピッチ測定動作を図5、図6の信号チャート図も参照し
て説明する。
と、理論的には図4に示すように、印刷位置に対する所
定の位置に印刷及び各種加工が行われるはずである。し
かしながら、実際にはウェブの伸縮によって加工位置や
加工ピッチ等にずれが生じる。本実施例の装置では、こ
の加工位置のずれを測定し、正しい位置に加工されるよ
うに制御することが可能であり、また、加工ピッチの測
定を行うことも可能である。以下、加工位置制御並びに
ピッチ測定動作を図5、図6の信号チャート図も参照し
て説明する。
【0019】図1において、印刷、加工中、見当マーク
検出器44はウェブ2に印刷されている見当マーク55
を検出し、その検出信号をパンチ穴位置計測演算部69
及びパンチ穴ピッチ計測演算部70に出力する。マージ
ナルパンチ穴検出器45は、ウェブ2に形成されている
マージナルパンチ穴56を検出し、その検出信号をパン
チ穴位置計測演算部69及びパンチ穴ピッチ計測演算部
70に出力する。パルスジェネレータ46はウェブ2の
走行長さに応じたパルスを発生し、パンチ穴位置計測演
算部69及びパンチ穴ピッチ計測演算部70に出力す
る。これらの各信号は図5に示す通りである。
検出器44はウェブ2に印刷されている見当マーク55
を検出し、その検出信号をパンチ穴位置計測演算部69
及びパンチ穴ピッチ計測演算部70に出力する。マージ
ナルパンチ穴検出器45は、ウェブ2に形成されている
マージナルパンチ穴56を検出し、その検出信号をパン
チ穴位置計測演算部69及びパンチ穴ピッチ計測演算部
70に出力する。パルスジェネレータ46はウェブ2の
走行長さに応じたパルスを発生し、パンチ穴位置計測演
算部69及びパンチ穴ピッチ計測演算部70に出力す
る。これらの各信号は図5に示す通りである。
【0020】ゲート発生部68は、マージナルパンチ胴
14の角度(基準マージナルパンチ穴を加工する時を基
準即ち0°とし、その位置からの回転角度)を測定する
角度測定器(図示せず)からの信号を受信し、マージナ
ルパンチ胴14の角度を基準として穴検出ゲート信号と
マーク検出ゲート信号をパンチ穴位置計測演算部69に
出力する。この穴検出ゲート信号は、マージナルパンチ
穴検出器45が検出した多数のマージナルパンチ穴信号
から基準マージナルパンチ穴56aの検出信号を区別す
るためのものであり、マージナルパンチ胴14の角度が
0°の時に形成した基準マージナルパンチ穴56aがマ
ージナルパンチ穴検出器45の位置に到達するタイミン
グ(マージナルパンチ胴の角度θ1 )の前後に適当な幅
に形成している。また、マーク検出ゲート信号は、見当
マーク検出器44が見当マークや他の印刷を検出した信
号から見当マークのみを区別するためのものであり、見
当マーク55が見当マーク検出器44の位置に到達する
タイミング(マージナルパンチ胴の角度θ2 )の前後に
適当な幅に形成している。
14の角度(基準マージナルパンチ穴を加工する時を基
準即ち0°とし、その位置からの回転角度)を測定する
角度測定器(図示せず)からの信号を受信し、マージナ
ルパンチ胴14の角度を基準として穴検出ゲート信号と
マーク検出ゲート信号をパンチ穴位置計測演算部69に
出力する。この穴検出ゲート信号は、マージナルパンチ
穴検出器45が検出した多数のマージナルパンチ穴信号
から基準マージナルパンチ穴56aの検出信号を区別す
るためのものであり、マージナルパンチ胴14の角度が
0°の時に形成した基準マージナルパンチ穴56aがマ
ージナルパンチ穴検出器45の位置に到達するタイミン
グ(マージナルパンチ胴の角度θ1 )の前後に適当な幅
に形成している。また、マーク検出ゲート信号は、見当
マーク検出器44が見当マークや他の印刷を検出した信
号から見当マークのみを区別するためのものであり、見
当マーク55が見当マーク検出器44の位置に到達する
タイミング(マージナルパンチ胴の角度θ2 )の前後に
適当な幅に形成している。
【0021】パンチ穴位置計測演算部69は、図5に示
すように、連続的に入力しているマージナルパンチ穴検
出信号と穴検出ゲート信号から、その穴検出ゲート信号
内に位置する信号(基準マージナルパンチ穴検出信号)
を検出し、ウェブ走行パルスを計測している走行パルス
数加算Aレジスタをリセットし、その際のAレジスタの
カウント値P0 をAレジスタ値格納Bレジスタに格納す
る。次いで、見当マーク検出器44からの信号とマーク
検出ゲート信号から、そのマーク検出ゲート信号内に位
置する信号(見当マーク検出信号)を検出し、ウェブ走
行パルスを計測している走行パルス数加算Aレジスタを
リセットし、その際のAレジスタのカウント値P1 をA
レジスタ値格納Bレジスタに格納する。この時のカウン
ト値P1 は、マージナルパンチ穴検出器45が基準マー
ジナルパンチ穴56aを検出してから見当マーク検出器
44が見当マーク55を検出するまでのウェブ走行長さ
を示している。ところで、見当マーク検出器44とマー
ジナルパンチ穴検出器45はウェブの走行方向に距離γ
だけ離れた位置(図2参照)に取り付けられているの
で、ウェブ2の見当マーク55と基準マージナルパンチ
56aの距離e′(実測値)は、 e′=γ+P1 ×sf (但し、sfは1パルス当た
りのウェブ走行長) となる。パンチ穴位置計測演算部69は、上記した距離
e′を演算して見当マーク55と基準マージナルパンチ
穴56aとの長さに関連するデータ値を求め、加工位相
制御部71及び表示部(図示せず)に出力する。これに
より、マージナルパンチ穴56の印刷位置に対する位置
関係を実測することができる。
すように、連続的に入力しているマージナルパンチ穴検
出信号と穴検出ゲート信号から、その穴検出ゲート信号
内に位置する信号(基準マージナルパンチ穴検出信号)
を検出し、ウェブ走行パルスを計測している走行パルス
数加算Aレジスタをリセットし、その際のAレジスタの
カウント値P0 をAレジスタ値格納Bレジスタに格納す
る。次いで、見当マーク検出器44からの信号とマーク
検出ゲート信号から、そのマーク検出ゲート信号内に位
置する信号(見当マーク検出信号)を検出し、ウェブ走
行パルスを計測している走行パルス数加算Aレジスタを
リセットし、その際のAレジスタのカウント値P1 をA
レジスタ値格納Bレジスタに格納する。この時のカウン
ト値P1 は、マージナルパンチ穴検出器45が基準マー
ジナルパンチ穴56aを検出してから見当マーク検出器
44が見当マーク55を検出するまでのウェブ走行長さ
を示している。ところで、見当マーク検出器44とマー
ジナルパンチ穴検出器45はウェブの走行方向に距離γ
だけ離れた位置(図2参照)に取り付けられているの
で、ウェブ2の見当マーク55と基準マージナルパンチ
56aの距離e′(実測値)は、 e′=γ+P1 ×sf (但し、sfは1パルス当た
りのウェブ走行長) となる。パンチ穴位置計測演算部69は、上記した距離
e′を演算して見当マーク55と基準マージナルパンチ
穴56aとの長さに関連するデータ値を求め、加工位相
制御部71及び表示部(図示せず)に出力する。これに
より、マージナルパンチ穴56の印刷位置に対する位置
関係を実測することができる。
【0022】加工位相制御部71は、実測値e′を入力
し、これを初期基準値として入力した値eと比較し、そ
の差をなくすように位相修正信号をマージナルパンチ位
相制御・検出部65に送り、マージナルパンチ位相制御
・検出部65はその信号に応じて差動減速機30のサー
ボモータ31を操作し、加工部12の位相を制御する。
このようにして、マージナルパンチ穴56の見当マーク
55に対する位置即ちマージナルパンチ穴の印刷位置に
対する位置が、オンライン、リアルタイムで実測され、
それに基づいて制御され、常にマージナルパンチ穴56
を印刷位置に対して所定位置に形成することが可能とな
る。なお、この時、マージナルパンチ穴以外の加工部
(ファイルパンチ胴13、横ミシン胴15)は、ファイ
ルパンチ位相制御・検出部64、横ミシン位相制御・検
出部66によって、初期設定した位相に保たれており、
従って、マージナルパンチ穴56の形成位置を制御して
も、常にマージナルパンチ穴56に対しては一定の位置
関係を保って加工される。
し、これを初期基準値として入力した値eと比較し、そ
の差をなくすように位相修正信号をマージナルパンチ位
相制御・検出部65に送り、マージナルパンチ位相制御
・検出部65はその信号に応じて差動減速機30のサー
ボモータ31を操作し、加工部12の位相を制御する。
このようにして、マージナルパンチ穴56の見当マーク
55に対する位置即ちマージナルパンチ穴の印刷位置に
対する位置が、オンライン、リアルタイムで実測され、
それに基づいて制御され、常にマージナルパンチ穴56
を印刷位置に対して所定位置に形成することが可能とな
る。なお、この時、マージナルパンチ穴以外の加工部
(ファイルパンチ胴13、横ミシン胴15)は、ファイ
ルパンチ位相制御・検出部64、横ミシン位相制御・検
出部66によって、初期設定した位相に保たれており、
従って、マージナルパンチ穴56の形成位置を制御して
も、常にマージナルパンチ穴56に対しては一定の位置
関係を保って加工される。
【0023】次に、パンチ穴ピッチ計測演算部70は、
図6に示すように、連続的に入力しているマージナルパ
ンチ穴検出信号をプリセットカウンタで計数し、予め設
定している個数を計数するとプリセットカウンタカウン
トアップ信号を出力し、走行パルスを計数している走行
ウェブ計数カウンタをリセットすると共に、その時のカ
ウント値Q0 、Q1 等をカウンタ最大値格納レジスタに
格納する。このカウンタ最大値格納レジスタに格納され
ている値QX は、所定個数(n個とする)のマージナル
パンチ穴間の長さに応じた値となっている。従って、マ
ージナルパンチ穴56の1ピッチの長さpは、 p=QX ×sf÷n となり、パンチ穴ピッチ計測演算部70はその長さpを
演算し、図示しない表示部に出力する。これにより、マ
ージナルパンチ穴56のピッチをオンライン、リアルタ
イムで実測し、表示することができる。なお、この穴ピ
ッチが所定の値からずれた場合には、ウェブ張力設定値
(印刷ユニットの上流のウェブ張力、或いは第一及び第
二アウトフィード部等のウェブ張力の設定値)を変える
ことにより、穴ピッチを適正値に管理することができ
る。
図6に示すように、連続的に入力しているマージナルパ
ンチ穴検出信号をプリセットカウンタで計数し、予め設
定している個数を計数するとプリセットカウンタカウン
トアップ信号を出力し、走行パルスを計数している走行
ウェブ計数カウンタをリセットすると共に、その時のカ
ウント値Q0 、Q1 等をカウンタ最大値格納レジスタに
格納する。このカウンタ最大値格納レジスタに格納され
ている値QX は、所定個数(n個とする)のマージナル
パンチ穴間の長さに応じた値となっている。従って、マ
ージナルパンチ穴56の1ピッチの長さpは、 p=QX ×sf÷n となり、パンチ穴ピッチ計測演算部70はその長さpを
演算し、図示しない表示部に出力する。これにより、マ
ージナルパンチ穴56のピッチをオンライン、リアルタ
イムで実測し、表示することができる。なお、この穴ピ
ッチが所定の値からずれた場合には、ウェブ張力設定値
(印刷ユニットの上流のウェブ張力、或いは第一及び第
二アウトフィード部等のウェブ張力の設定値)を変える
ことにより、穴ピッチを適正値に管理することができ
る。
【0024】ここで、マージナルパンチ穴と見当マーク
との距離、或いはマージナルパンチ穴ピッチの検出精度
は、ウェブ走行検出パルスジェネレータ46の分解能で
きまる。例えば、次のような条件においては、下記に示
す分解能となる。 エンコーダパルス数 6000パルス/1回転 ウェブ走行検出ロール円周長 100mm 1パルス当たりのウェブ走行長さ=100mm÷600
0≒0.01667 従って、上記の例では測長精度は、16.67μmの分
解能で測長することができ、十分な精度を確保できる。
との距離、或いはマージナルパンチ穴ピッチの検出精度
は、ウェブ走行検出パルスジェネレータ46の分解能で
きまる。例えば、次のような条件においては、下記に示
す分解能となる。 エンコーダパルス数 6000パルス/1回転 ウェブ走行検出ロール円周長 100mm 1パルス当たりのウェブ走行長さ=100mm÷600
0≒0.01667 従って、上記の例では測長精度は、16.67μmの分
解能で測長することができ、十分な精度を確保できる。
【0025】上記した制御装置53は自己学習機能を備
えており、自己学習を行うことにより、印刷加工良好時
の各部設定値を記憶することができ、このため、品質変
更時のプリセット動作を短時間で行うことができる。
えており、自己学習を行うことにより、印刷加工良好時
の各部設定値を記憶することができ、このため、品質変
更時のプリセット動作を短時間で行うことができる。
【0026】なお、上記実施例では加工部12に、マー
ジナルパンチ胴以外に、ファイルパンチ胴及び横ミシン
胴を配置して、ファイルパンチ穴及び横ミシン目を加工
するように構成しているが、これらの加工内容は必要に
応じ変更しても差支えないことは言うまでもない。
ジナルパンチ胴以外に、ファイルパンチ胴及び横ミシン
胴を配置して、ファイルパンチ穴及び横ミシン目を加工
するように構成しているが、これらの加工内容は必要に
応じ変更しても差支えないことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では走行
中のウェブのマージナルパンチ穴加工位置と印刷位置と
の距離(具体的には基準マージナルパンチ穴と見当マー
クとの距離)を測定し、その測定結果に基づいて、両者
が所定の位置関係となるように制御することが可能であ
り、常に印刷位置に対して所定の位置に加工を施した良
好な製品を製造することができ、不良品の発生を防止
し、生産性向上に寄与することが大であるという効果を
有している。
中のウェブのマージナルパンチ穴加工位置と印刷位置と
の距離(具体的には基準マージナルパンチ穴と見当マー
クとの距離)を測定し、その測定結果に基づいて、両者
が所定の位置関係となるように制御することが可能であ
り、常に印刷位置に対して所定の位置に加工を施した良
好な製品を製造することができ、不良品の発生を防止
し、生産性向上に寄与することが大であるという効果を
有している。
【図1】本発明の一実施例によるフォーム輪転印刷機の
要部の概略構成を示すブロック線図
要部の概略構成を示すブロック線図
【図2】上記実施例において、マージナルパンチ胴に対
するマージナルパンチ穴検出器、見当マーク検出器の位
置関係を示す概略側面図
するマージナルパンチ穴検出器、見当マーク検出器の位
置関係を示す概略側面図
【図3】上記実施例に用いるウェブ走行検出パルスジェ
ネレータの概略斜視図
ネレータの概略斜視図
【図4】ウェブに形成する印刷位置と各加工位置との関
係を示す概略平面図
係を示す概略平面図
【図5】上記実施例のパンチ穴位置計測演算部による動
作を説明する信号チャート図
作を説明する信号チャート図
【図6】上記実施例のパンチ穴ピッチ計測演算部による
動作を説明する信号チャート図
動作を説明する信号チャート図
【図7】従来のフォーム輪転印刷機の概略構成を示す側
面図
面図
2 ウェブ 7 印刷ユニット 8 第一アウトフィード部 9 第一送りロール 12 加工部 13 ファイルパンチ胴 14 マージナルパンチ胴 15 横ミシン胴 16 第二アウトフィード部 17 第二送りロール 25 主駆動モータ 27、30、33、35 差動減速機 28、31、34、36 サーボモータ 38、39 駆動モータ 53 制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 走行中のウェブに印刷を行う印刷ユニッ
トと、印刷後のウェブにマージナルパンチ穴を加工する
マージナルパンチ胴を備えた加工部を有するフォーム輪
転印刷機において、印刷ユニットにおいてウェブに走行
方向に一定間隔の見当マークを印刷し、前記マージナル
パンチ胴の下流で、前記見当マークを検出して見当マー
ク検出信号を出力し、且つマージナルパンチ穴のうちの
基準となる基準マージナルパンチ穴を検出してマージナ
ルパンチ穴検出信号を出力し、両信号が出力される間に
おけるウェブの走行長さを測定することによって、見当
マークと基準マージナルパンチ穴との間の長さに関連す
るデータ値を求め、そのデータ値が設定値と一致するよ
うに、前記加工部の位相を制御することを特徴とする、
印刷位置に対する加工位置の整合方法。 - 【請求項2】 走行中のウェブに印刷を行う印刷ユニッ
トと、印刷後のウェブにマージナルパンチ穴を加工する
マージナルパンチ胴を備えた加工部と、前記印刷ユニッ
トと加工部とを駆動する共通の主駆動モータとを有する
フォーム輪転印刷機において、前記主駆動モータと加工
部との間に配置された差動減速機と、その差動減速機の
位相を制御するサーボモータと、前記マージナルパンチ
胴の下流に配置され、ウェブの見当マークを検出する見
当マーク検出器と、前記マージナルパンチ胴の下流に配
置され、ウェブのマージナルパンチ穴を検出するマージ
ナルパンチ穴検出器と、前記ウェブの走行長さに応じて
パルスを発生するウェブ走行検出パルスジェネレータ
と、前記見当マーク検出器、マージナルパンチ穴検出器
及びウェブ走行検出パルスジェネレータからの出力を入
力し、その見当マーク検出器からの見当マーク検出信号
と、前記マージナルパンチ穴検出器からの信号のうち、
基準となる基準マージナルパンチ穴を検出して得たマー
ジナルパンチ穴検出信号との間におけるウェブ走行長さ
をウェブ走行パルスジェネレータからのパルスをカウン
トして求め、その測定値から見当マークと基準マージナ
ルパンチ穴との間の長さに関連するデータ値を求め、そ
のデータ値が設定値と一致するように、前記位相制御用
サーボモータを制御する制御装置とを有することを特徴
とする、印刷位置に対する加工位置の整合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3294959A JPH05104702A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 印刷位置に対する加工位置の整合方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3294959A JPH05104702A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 印刷位置に対する加工位置の整合方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104702A true JPH05104702A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17814514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3294959A Pending JPH05104702A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 印刷位置に対する加工位置の整合方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104702A (ja) |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP3294959A patent/JPH05104702A/ja active Pending
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