JPH05103315A - 動画像圧縮符号化方式 - Google Patents
動画像圧縮符号化方式Info
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Abstract
量制御に係り、フレーム相関の低い画面があってもその
フレームにおける情報量発生の急増を抑えることができ
る動画像符号化方式を提供する。 【構成】フレーム単位の発生情報量を計数する手段と、
ブロック単位で発生情報量を予測する手段を持ち、その
両者の結果をもとにブロック単位で量子化パラメータを
決定する。
Description
化に係り、特に、リアルタイム性を考慮した情報量制御
に有効である。
MC−DCT(動き補償ディスクリート・コサイン変
換)方式があるが、例えば、ISDN上での画像通信用
の規格として標準化されたCCITTの勧告H.261
もこのMC−DCT方式を採用している。
を符号化する際に、前画面との相関が少ないものについ
てはフレーム内符号化を、相関が大きいものについては
フレーム間符号化を行う。この前者のブロックをイント
ラブロック、後者をインターブロックと呼ぶ。
上のために可変長符号化を組み合わせているので、画像
の統計的な性質によって符号化後の情報量が変化する。
そこで一般的に、転送データ格納バッファのオーバーフ
ローやアンダーフローを防ぐために、このバッファのデ
ータ占有量に応じて量子化パラメータを変化させるフィ
ードバック型情報量制御が行われる。即ち、バッファの
データ占有量が多くなってきたら、量子化パラメータを
大きくしてDCT変換係数の量子化を粗くすることで発
生情報量を減少させ、逆に、バッファのデータ占有量が
少なくなってきたら、量子化パラメータを小さくして変
換係数の量子化を細かくすることで発生情報量を増加さ
せる。
のパッケージメディアを対象とした符号化方式としても
適用される。その場合にはランダムアクセス、編集等の
機能を実現するために、動画像をGOF(グループ・オブ
・フレーム)に分割し、このGOF単位で取り扱う。ここ
でGOFとは複数フレームの集まりであり、フレーム内
符号化をするイントラフレームを少なくとも一枚は含む
ものである。このGOFのフレーム構成は符号化の途中
で自由に変更することも可能であるが、以下の説明で
は、図3のようにGOFのフレーム数が固定で、また、
先頭フレームがイントラフレーム、残りはインターフレ
ームであるものを想定している。
た場合にも、各GOFの情報量が一定している方が、G
OF同士を入れ替えたり、また、GOFを削除したりと
いった編集操作に適しているという理由から、画像通信
の場合と同様にフィードバック型の情報量制御が行われ
る。例えば、現フレームを符号化する前に、GOF先頭
から前フレームまでに発生した情報量を予め定めた基準
値と比較して、その比較結果によって量子化パラメータ
を決定するといった情報量制御方法がある。
シーンチェンジ等のフレーム相関の低い画面があった場
合、そのフレームに於いて発生情報量が急増する。特
に、GOFの終了近くにこのような画面が来た場合には
情報量制御が追いつかず、このGOFに対する発生情報
量が規定の枠を超えてしまうことがある。しかし、これ
をメディアに記録するためには、シーンチェンジ画面の
一部やそれに続くフレームの画像情報を削って情報量を
一定枠内に抑え込まなくてはならず、著しい画質劣化を
生じる。
の低い画面が現われても極端な画質劣化を招くことな
く、かつ、発生情報量を規定の枠内に抑えることができ
る動画像符号化方式を提供することにある。
に、本発明ではMC−DCT方式の符号化装置に、GO
F先頭から現フレームまでの発生情報量を計数して出力
する発生情報量計数手段と、各ブロックの発生情報量を
予測計算して出力する発生情報量予測手段と、これら二
つの手段の出力から各ブロックを符号化する際の量子化
パラメータを決定する量子化パラメータ制御手段を加え
て設ける。
ついてDCT変換前の分散値、即ち、イントラブロック
については現ブロックの分散値を、また、インターブロ
ックについては動き補償によって得られた参照ブロック
と現ブロックとの差分データの分散値を計算し、これを
予測発生情報量として出力する。(DCT変換前の各ブ
ロックの分散値が大きいということは、DCT変換後の
高次成分、即ち、交流成分が多いことを示し、結果的に
発生情報量が多いことを示す。)さて、画面を構成する
各ブロックの情報量は次のように理解できる。
柄の細かさを表す。即ち、絵柄の細かいブロックはDC
T変換係数の高次成分を多く含むので、発生情報量が多
くなり、絵柄の粗いブロックはDCT変換係数の低次成
分だけからなるので、発生情報量が少ない。
大きなブロックはフレーム相関の少ないブロックであ
る。例えば、非常に動きが大きいために動き補償するこ
とができないブロックや、シーンチェンジ等によって急
に変化したブロックである。このように空間的、また
は、時間的に変化の激しいブロックは動画像として見た
場合には視覚的な解像度が劣るため、量子化を粗くして
情報量(特に変換係数の高次成分の情報量)を削減して
も画質に大きな影響を与えない。
報量の小さな(分散値の小さな)ブロックはフレーム相
関の大きいブロックである。これらは例えば、ゆっくり
移動している物体や静止している背景などであり、この
ように空間的にも時間的にも安定しているブロックに対
する視覚的な解像度は非常に高い。従って、これら分散
値の小さなブロック各々の発生情報量は少ないとは言
え、それを大切に扱う必要がある。
制御手段では、例えば、以下のように量子化パラメータ
を決定する。ここで、量子化パラメータとは量子化の細
かさを示す指標であり、これが小さい程量子化が細か
く、大きい程量子化が粗くなる。
タQIは固定とする。
タQBはブロック単位で可変とする。この量子化パラメ
ータQBはフレーム単位で更新される量子化パラメータ
QFにブロック毎に予測された発生情報量の効果を加え
たものとする。
頭から該当フレーム直前までの発生情報量の関数とす
る。
量子化パラメータを定めると、情報量制御は次のように
実行される。
は、発生情報量予測手段はインターフレーム内のほとん
どのブロックについて発生情報量が小さいと予想する。
従って、量子化パラメータ制御手段がブロック単位に決
定する量子化パラメータQBには予測発生情報量は寄与
せず、それはフレーム単位で決定した量子化パラメータ
QFに等しくなる。このフレーム単位の量子化パラメー
タQFは発生情報量計数手段から出力されるGOF先頭
から現フレーム直前までの発生情報量のみに従うので、
GOF全体で見た場合の情報量制御は過去の発生情報量
をパラメータとしてフレーム単位でのみ情報量を制御す
る一般のフィードバック型情報量制御方式と同様の動作
となる。また、インターフレームにおいても、多少は発
生する予測発生情報量の大きいブロックについては、そ
の予測発生情報量に応じて他のブロックよりも大きな量
子化パラメータで符号化されるが、それらのブロックは
フレーム相関の低い部分、例えば、動きの非常に早い部
分等であるから多少粗く量子化しても動画像として見る
分にはその画質劣化は検知されない。
ィードバック型情報量制御方式で符号化した場合、フレ
ーム相関の低いフレームで発生情報量が急増するが、情
報量発生の抑制は次のフレームまで待って実行される。
一方、本発明では、発生情報量予測手段がブロック単位
で発生情報量を予測するので、発生情報量が大きいブロ
ックについては、量子化パラメータ制御手段が量子化パ
ラメータを通常の値QFよりも大きな値に設定して量子
化を粗くすることができ、急激な発生情報量の増加を防
ぐことができる。また、シーンチェンジ直後はこのよう
に粗く量子化して多少画質を落しても画質劣化が視覚的
に検知されない。
ーム単位で見た情報発生の傾向をフィードバックし、か
つ、各フレームをブロック単位で見た局部的な情報発生
の傾向もフィードフォワード(=予測)して量子化パラ
メータを決定するので、急激な画面変化にたいしてもす
ばやく情報量制御を行い、それに後続するフレームの極
端な画質劣化を招くことなく、かつ、発生情報量を規定
の枠内に抑えるような動画像符号化方式を実現すること
ができる。また、発生情報量の予測をブロックという小
さい単位で行うので、リアルタイム符号化も同時に実現
することができる。
説明する。
化方式は、時間方向のフレーム相関を利用したMC−D
CT(動き補償ディスクリート・コサイン変換)方式を
基本としたものである。さらに光ディスク等のパッケー
ジメディアを対象として、ランダムアクセスや編集等の
機能を実現するためにGOF(グループ・オブ・フレー
ム)構造を持っている。このGOFは、例えば、図3に
示すように、10フレームからなり、フレーム内符号化
を行うイントラフレームを先頭に、それに続く複数のイ
ンターフレームからなる。
の第一の実施例のブロック図である。図1において、1
はスキャン変換回路、2はフレームメモリ、31は動き
ベクトル検出回路、32は動き補償回路、33はブロッ
ク分類回路、34は発生情報量予測回路、41は減算
器、42は加算器、51,52は切り替え回路、61は
DCT変換器、62は逆DCT変換器、71は量子化
器、72は逆量子化器、73は量子化パラメータ制御回
路、8は可変長符号化器、91はバッファメモリ、92
は情報量計数回路である。
・スキャンで入力された画像データをブロック単位に並
び替えて出力する。動きベクトル検出回路31はスキャ
ン変換回路1から入力される現フレームの各ブロックに
ついて、フレームメモリ2に格納されている前フレーム
の再生画像に対する動きを検出し、動きベクトル(水
平、垂直の移動量のセット)を出力する。動き補償回路
32は動きベクトル検出回路31から入力される動きベ
クトルに従って、フレームメモリ2から取り込んだ前フ
レームの再生画像を移動して、動き補償ブロックとして
出力する。
データの分散(以下、VARORと呼ぶ)と現ブロック
と動き補償ブロックとの差分データの分散(以下、VA
Rと呼ぶ)とを比較して、ブロック識別信号を出力す
る。分散値はデータ分布の広がりを示すので、これらを
比較することで情報発生量の大小を予測することができ
る。基本的には、VARORがVARよりも大きいとき
にはフレーム間符号化を行うインターブロックを、VA
RORがVARよりも小さいときにはフレーム内符号化
を行うイントラブロックを指示するように、図4に示す
ような判定基準を採用する。
ロックのアクティビティを計算し出力する。ここで、ア
クティビティAとは式(1)で表わされる量である。但
し、Nはブロック内のデータ数、xはデータ値とする。
生情報量にほぼ比例する。即ち、アクティビティの小さ
いブロックは符号化後の発生情報量が少ないと予想さ
れ、逆に、アクティビティの大きいブロックは符号化後
の発生情報量が多いと予想される。
3の出力するブロック識別信号に従い、それがインター
ブロックを示すときには減算器41の出力、即ち、現ブ
ロックと動き補償ブロックとの差分データを選択し、ま
た、それがイントラブロックを示すときにはスキャン変
換回路1の出力、即ち、現ブロックのデータそのものを
選択して出力する。この出力をDCT変換器61、量子
化器71、可変長符号化器8で圧縮符号化して、バッフ
ァメモリ9に格納する。バッファメモリ9に格納された
符号化データは記録メディアに適宜転送される。
2にも入力され、逆DCT変換器62、加算器42を通
って再生画像(ローカルデコード画像)となってフレー
ムメモリ2に格納され、次フレームを動き補償して符号
化する際の参照画面となる。尚、切り替え器52は、ブ
ロック識別信号がインターブロックを示すときには逆D
CT変換器62の出力に動き補償ブロックを加算し、イ
ントラブロックであれば何も加算しないように制御する
ためのものである。
測回路34と情報量計数回路92と量子化パラメータ制
御回路73である。
リアされ、符号化されたデータがバッファメモリに書き
込まれる度にそれをカウントしていく。従って、情報量
計数回路92には常にGOFの先頭からの発生情報量が
計数される。
量計数回路92からGOF先頭から現フレームまでの発
生情報量が、また発生情報量予測回路34からは現ブロ
ックのアクティビティが、また外部からはイントラフレ
ームかインターフレームかを示すフレーム識別信号が入
力される。量子化パラメータ制御回路73はこれら3つ
の情報をもとに量子化パラメータを決定する。パラメー
タの決定方法は以下の通りである。
InをGOF先頭からフレームnまでの発生情報量、N
Iをイントラフレームへの割当て情報量、NPをインタ
ーフレームへの割当て情報量として、フレーム単位で更
新される量子化パラメータQFは
ある。
パラメータQBは
ィビティAの関数であり、図6に示す特性を持つ。
ックを符号化する際に用いられるパラメータであり、こ
れが大きいほど量子化は粗く、小さいほど量子化は細か
くなる。
作(図5参照)を説明する。
非常に強い場合について、情報量制御の具体的な動作を
説明する。
をクリアしI=0とし、また、量子化パラメータQFを
初期化する。
レームをフレーム内符号化する。この時、各ブロックの
量子化パラメータQBは、式(3)に示すようにフレー
ム内で固定値とするので、画面のどの部分においても符
号化による劣化はある限度内に抑えられる。
情報量計数回路92は計数した発生情報量Iを出力す
る。これによって、実際の発生情報量Iとイントラフレ
ーム割当て情報量NIとのずれが定まり、量子化パラメ
ータQFは再設定される。即ち、イントラフレームの発
生情報量が大きいときにはQFをQIよりも大きくし量
子化を粗くして、それに続くインターフレームの発生情
報量を抑える。逆に、イントラフレームの発生情報量が
小さいときにはQFをQIよりも小さくし量子化を細か
くし、インターフレームの画質を向上させるよう量子化
パラメータが設定される。
行うが、このGOFは非常にフレーム相関が高いと仮定
したので、フレーム間符号化を行うインターブロックが
大多数を占める。そして、これらのブロックのアクティ
ビティは小さいので、量子化パラメータQBを決定する
式(3)の係数Cは図6の特性からゼロとなる。つま
り、インターフレームにおいても、このようにフレーム
相関が高い場合にはブロック毎の量子化パラメータQB
は殆んどフレーム単位の量子化パラメータQFに一致す
る。
の大きなブロックも多少発生するが、それらのブロック
は、そのアクティビティに応じて量子化パラメータQF
よりも係数Cだけ大きな値で量子化される。ここで、こ
れらのブロックは画面内で急速に動いている物体とか、
時間的な変化の大きい背景部分、例えば、点灯した瞬間
のランプ及びその周辺といったものに対応し、このよう
な性質を持つ画像ブロックは動画像として見た場合に
は、画質劣化が検知されにくいという特徴を持っている
ので、多少量子化を粗くして符号化を行っても特に問題
はない。
ると、情報量計算器92は前フレームの発生情報量に、
このフレームの発生情報量を加えた発生情報量Iを出力
する。これによって、イントラフレームとインターフレ
ーム一枚目への割当て情報量NI+NPに対する実際の
発生情報量Iのずれが定まり、インターフレーム二枚目
の符号化に向けて量子化パラメータQFは再設定され
る。
量を量子化パラメータにフィードバックしながら情報量
制御を行い、動画像の符号化を進めていく。
が非常に強い場合、殆んどのブロックの量子化パラメー
タは符号化データの発生情報量のみから決定され、通常
のフィードバック型の情報量制御方式と同様の動作とな
る。
場合の情報量制御を説明する。
OF内の各フレーム間の相関が強い場合と何も変わらな
い。ただ、画面の不連続性によって、シーンチェンジ直
後にアクティビティの大きいブロックが多量に発生す
る。しかし、これらのブロックの量子化パラメータQB
はそのアクティビティに応じて、フレームの先頭で更新
された量子化パラメータQFよりも係数Cだけ大きな値
に再設定される。この結果、シーンチェンジ画面は全体
に粗く量子化され、このフレームでの情報量の急激な増
加を防ぐことができる。また、画質はそれ以前のフレー
ムに比べて劣化するが、突然、提示された画面を人間が
正しく認識するためにはある程度の時間を要することか
ら、シーンチェンジ直後の画面はある程度劣化していて
も動画像として見た場合には特に問題ない。
インターフレームにおいて、フレーム相関の低いブロッ
クをフレーム相関の高いブロックよりも粗く量子化する
ことで、シーンチェンジ等による情報量の急増を抑えこ
とができ、その結果、シーンチェンジの後に続くフレー
ムの情報欠落を防いで、極端な画質劣化を避けることが
できる。
チェンジを検出しそれに対処するためには、予め1GO
F、もしくは、少なくとも一画面の情報量を予測する必
要があるが、本発明では、フィードバック型の情報量制
御に一ブロック分のフィードフォワード制御を加えるだ
けであり、リアルタイムの符号化に適している。
くまでも一つの例であり、他に様々な可能性がある。
Bを実際に発生した情報量と予め定めた発生情報量との
差の関数とする。
OFのイントラフレームの発生情報量の関数とする。
を対象としたGOF構造を持つMC−DCT方式に発明
を適用したが、TV会議等の通信を対象としたGOF構
造を持たないMC−DCT方式に本発明を適用すること
もできる。通信を対象とした画像符号化システムでは符
号化結果を、一旦、バッファメモリにため込み、そこか
ら通信路へ符号化データを一定速で送り出す。そして一
般に、この場合の情報量制御はバッファメモリのデータ
占有量を制御パラメータとして、このバッファメモリが
オーバーフローまたはアンダーフローを起こさないよう
に実行される。従って、本発明を通信を対象としたシス
テムに適用する際には、フレーム単位の量子化パラメー
タを決定する式(2)の代りに、
リのデータ占有量である。
の第二の実施例の構成を示す全体ブロック図である。図
2において、1はスキャン変換回路、2はフレームメモ
リ、31は動きベクトル検出回路、32は動き補償回
路、35はブロック分類回路、41は減算器、42は加
算器、51,52は切り替え回路、61はDCT変換
器、62は逆DCT変換器、71は量子化器、72は逆
量子化器、73は量子化パラメータ制御回路、8は可変
長符号化回路、91はバッファメモリ、92は情報量計
数回路である。これらのうち、ブロック分類回路33、
情報量計数回路92と量子化パラメータ制御回路73に
よって実現される情報量制御部以外の動作は第一の実施
例と全く同様なので、この情報量制御部についてのみ以
下で説明する。
く同じものであり、GOFの先頭でクリアされ、符号化
されたデータがバッファメモリに書き込まれる度にそれ
をカウントしていく。従って、情報量計数回路92に
は、常に、GOFの先頭からの発生情報量が計数され
る。
様に、現ブロック自身のデータの分散(VAROR)と
現ブロックと動き補償ブロックとの差分データの分散
(VAR)を図3に示す実線に従って比較し、ブロック
識別信号(イントラブロック/インターブロック)を出
力する。さらに、本実施例では、イントラブロック/イ
ンターブロックの判定のために用いる分散値自体も出力
する。但し、イントラブロックと判定した場合にはVA
RORを、インターブロックの場合にはVARを出力す
る。
計数回路92から入力されるGOF先頭から現フレーム
までの発生情報量と、ブロック分類回路35から入力さ
れる分散値と、また外部から入力されるフレーム識別信
号(イントラフレーム/インターフレーム)の三つの情
報をもとに量子化パラメータを決定する。パラメータの
決定方法は以下の通りである。
InをGOF先頭からフレームnまでの発生情報量、N
Iをイントラフレームへの割当て情報量、NPをインタ
ーフレームへの割当て情報量として、フレーム単位で更
新される量子化パラメータQFは
ある。
パラメータQBは
の関数であり、図6に示す特性を持つ。
パラメータを設定する。ところで、このフレームと前フ
レームの相関が高い場合、このフレームは殆んどフレー
ム間符号化を行うインターブロックからなり、その動き
補償ブロックに対する差分値自体が小さくなるので分散
値も小さくなる。従って、式(4)の係数Dは図6の特
性からゼロとなり、ブロック毎の量子化パラメータQB
は殆んどのブロックに対して、フレーム単位で発生情報
量をフィードバックして更新する量子化パラメータQF
に一致する。
ムは、イントラブロックとインターブロックの両方を含
むがどちらにしても発生するデータ値(インターの場合
は差分値だが)自体が大きくなり、データの分散値も大
きくなる。この時には、式(4)の係数Dは図6の特性
から有意となり、その結果ブロック毎の量子化パラメー
タQBはフレーム単位の量子化パラメータQFよりも大
きくなる。従って、このようなフレームは全体に粗く量
子化され、発生情報量の急激な増加が防がれる。
レームにおいて、フレーム相関の低いブロックをフレー
ム相関の高いブロックよりも粗く量子化することで、シ
ーンチェンジ等による情報量の急増を抑えことができ、
その結果、シーンチェンジの後に続くフレームの情報欠
落を防いで、極端な画質劣化を避けることができる。
生情報量を予測するために専用の発生情報量予測回路
(=アクティビティ計算器)を必要としたが、本実施例
ではイントラブロック/インターブロックの判定を行う
際に求める分散値を情報量の予測に用いるため、回路構
成がより簡単になる。
発生した情報量をフィードバックしてフレーム単位で量
子化パラメータを設定することで情報量を制御し、さら
に、ブロック単位でも発生情報量を予測する手段を設
け、この予測発生情報量をもとにブロック単位で量子化
パラメータを再設定することによって、例えばGOF内
でシーンチェンジが起きた場合にも、発生情報量をその
フレーム内で即座に抑えることができ、それに後続する
フレームの極端な画質劣化を防ぐことができる。
説明図、
路の説明図、
ためのタイミングチャート、
きベクトル検出回路、32…動き補償回路、33,35
…ブロック分類回路、34…発生情報量予測回路、41
…減算器、42…加算器、61…DCT変換器、62…
逆DCT変換器、71…量子化器、72…逆量子化器、
73…量子化パラメータ制御回路、8…可変長符号化
器、91…バッファメモリ、92…情報量計数回路。
Claims (4)
- 【請求項1】複数画面からなる画像シーケンスの各画面
を複数ブロックに分割し、前記各ブロックについては動
き予測した後に変換符号化を行う動画像圧縮符号化方式
において、符号化の結果発生した情報量を計数し出力す
る発生情報量計数手段と、前記各ブロックの符号化後の
発生情報量を予測し出力する発生情報量予測手段と、前
記発生情報量計数手段の出力と前記発生情報量予測手段
の出力とから量子化パラメータを決定する量子化パラメ
ータ制御手段を設け、前記量子化パラメータに従って各
ブロックの変換係数を量子化する際の量子化ステップを
変化し、符号化後の発生情報量を制御することを特徴と
する動画像圧縮符号化方式。 - 【請求項2】請求項1において、前記発生情報量計数手
段の出力する符号化後の前記発生情報量の替わりに、符
号化結果を格納するバッファメモリの占有量を用いる動
画像圧縮符号化方式。 - 【請求項3】請求項1において、前記発生情報量予測手
段は動き予測後の各ブロックについて、ブロック内平均
値と各データ値の差分を総計する動画像符号化方式。 - 【請求項4】請求項1において、前記発生情報量予測手
段は前記各ブロックについて動き予測した後の分散値を
計算する動画像符号化方式。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25886191A JP3112035B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 動画像圧縮符号化装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25886191A JP3112035B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 動画像圧縮符号化装置及び方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH05103315A true JPH05103315A (ja) | 1993-04-23 |
JP3112035B2 JP3112035B2 (ja) | 2000-11-27 |
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JP25886191A Expired - Fee Related JP3112035B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 動画像圧縮符号化装置及び方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3112035B2 (ja) |
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