JPH0488923A - わさびの栽培方法 - Google Patents
わさびの栽培方法Info
- Publication number
- JPH0488923A JPH0488923A JP2203949A JP20394990A JPH0488923A JP H0488923 A JPH0488923 A JP H0488923A JP 2203949 A JP2203949 A JP 2203949A JP 20394990 A JP20394990 A JP 20394990A JP H0488923 A JPH0488923 A JP H0488923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wasabi
- solution
- hydrogen peroxide
- water
- cultivation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 235000000760 Wasabia japonica Nutrition 0.000 title claims description 37
- 244000195452 Wasabia japonica Species 0.000 title 1
- MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N Hydrogen peroxide Chemical compound OO MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 60
- 241001293164 Eutrema japonicum Species 0.000 claims description 36
- NUJOXMJBOLGQSY-UHFFFAOYSA-N manganese dioxide Chemical compound O=[Mn]=O NUJOXMJBOLGQSY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 claims description 13
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 claims description 13
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 19
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 10
- 241000700605 Viruses Species 0.000 description 9
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 9
- 239000003337 fertilizer Substances 0.000 description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 5
- 230000035755 proliferation Effects 0.000 description 5
- 238000012364 cultivation method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000005587 bubbling Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L Sodium Carbonate Chemical compound [Na+].[Na+].[O-]C([O-])=O CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 230000000844 anti-bacterial effect Effects 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 2
- 239000013505 freshwater Substances 0.000 description 2
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 2
- MWNQXXOSWHCCOZ-UHFFFAOYSA-L sodium;oxido carbonate Chemical compound [Na+].[O-]OC([O-])=O MWNQXXOSWHCCOZ-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 2
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 2
- -1 J11 hydrogen Chemical class 0.000 description 1
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical class [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009395 breeding Methods 0.000 description 1
- 230000001488 breeding effect Effects 0.000 description 1
- GEMCGUOJDLYZJY-UHFFFAOYSA-N carbonic acid;hydrogen peroxide;sodium Chemical compound [Na].OO.OC(O)=O GEMCGUOJDLYZJY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000013522 chelant Chemical class 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 150000001805 chlorine compounds Chemical class 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000012258 culturing Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- WPBNNNQJVZRUHP-UHFFFAOYSA-L manganese(2+);methyl n-[[2-(methoxycarbonylcarbamothioylamino)phenyl]carbamothioyl]carbamate;n-[2-(sulfidocarbothioylamino)ethyl]carbamodithioate Chemical compound [Mn+2].[S-]C(=S)NCCNC([S-])=S.COC(=O)NC(=S)NC1=CC=CC=C1NC(=S)NC(=O)OC WPBNNNQJVZRUHP-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 239000005416 organic matter Substances 0.000 description 1
- 239000007800 oxidant agent Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000013618 particulate matter Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
- 235000013599 spices Nutrition 0.000 description 1
- 150000003467 sulfuric acid derivatives Chemical class 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical class [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Chemical class 0.000 description 1
Landscapes
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、わさびを栽培する方法に関するも(従来の技
術) わさびは古くから香辛料として親しまれており、近年で
は抗菌作用を有することも明らかになり、研究開発が盛
んに行われている。
術) わさびは古くから香辛料として親しまれており、近年で
は抗菌作用を有することも明らかになり、研究開発が盛
んに行われている。
半陰性植物であるわさびの栽培には、日照や気温等の気
候条件が影響することは勿論であるが、供給される水の
条件、即ち、■水中の溶存酸素濃度が高いこと、■適度
な水温であること、■水中に細菌、ウィルス等が繁殖し
ていないこと、が大きく影響する。
候条件が影響することは勿論であるが、供給される水の
条件、即ち、■水中の溶存酸素濃度が高いこと、■適度
な水温であること、■水中に細菌、ウィルス等が繁殖し
ていないこと、が大きく影響する。
そのため、従来かられさびは島根県地方、長野県地方、
伊豆地方等のきれいな水が豊富な山間部や湧き水等の豊
富な地方でしか栽培されていないが、特に栽培に際して
わさびに供給する水条件を満足させることは従来から不
可能なことではない。
伊豆地方等のきれいな水が豊富な山間部や湧き水等の豊
富な地方でしか栽培されていないが、特に栽培に際して
わさびに供給する水条件を満足させることは従来から不
可能なことではない。
水温を適度に保つことは比較的容易であり、例えば栽培
基全体をビニールシート等で覆ってしまえば栽培場の温
度管理は容易になるがら、水の温度管理も結果として達
成される。水中での細菌やウィルス等の繁殖を防止する
には絶えず新鮮な水を供給すれば良いし、水中の溶存酸
素濃度を高めるためには水中に空気を吹き込むバブリン
グ等の操作を実施すれば良い。
基全体をビニールシート等で覆ってしまえば栽培場の温
度管理は容易になるがら、水の温度管理も結果として達
成される。水中での細菌やウィルス等の繁殖を防止する
には絶えず新鮮な水を供給すれば良いし、水中の溶存酸
素濃度を高めるためには水中に空気を吹き込むバブリン
グ等の操作を実施すれば良い。
(従来技術の課題)
前記したように、従来技術によればわさびの栽培に大き
な影響を与える水に関する条件を満足することは可能で
あるが、種々の課題がある。
な影響を与える水に関する条件を満足することは可能で
あるが、種々の課題がある。
まず、水中の細菌やウィルス等の繁殖は、絶えず新鮮な
水を供給すれば良いが、これを行うには大量の水が必要
となるからコストが上昇する。。
水を供給すれば良いが、これを行うには大量の水が必要
となるからコストが上昇する。。
この場合、大規模にわさびの栽培を行おうと考えた場合
には、更に大型送水ポンプ等の設備が必須となる。しか
も、この方法では繁殖の防止は可能であるが、何かの理
由でこれらが繁殖してしまった場合には殺菌効果を期待
することはできない。
には、更に大型送水ポンプ等の設備が必須となる。しか
も、この方法では繁殖の防止は可能であるが、何かの理
由でこれらが繁殖してしまった場合には殺菌効果を期待
することはできない。
溶存酸素濃度を高めるためにはバブリング等を行えば良
いが、この方法では専用の機器が必要となるし、常に溶
存酸素濃度を高く保つ必要があることを考えると、この
ような機器を絶えず駆動することとなり、コストが上昇
する等の課題が生しる。しかも、バブリング等の操作は
効率が良いとは言えず、−吹き込んだ空気のほとんどは
水に溶解せずに気泡として失われてしまう。
いが、この方法では専用の機器が必要となるし、常に溶
存酸素濃度を高く保つ必要があることを考えると、この
ような機器を絶えず駆動することとなり、コストが上昇
する等の課題が生しる。しかも、バブリング等の操作は
効率が良いとは言えず、−吹き込んだ空気のほとんどは
水に溶解せずに気泡として失われてしまう。
本発明者らは以上のような状況に鑑み、−切の機器等を
使用する必要なしに水中の溶存酸素濃度を高めかつ細菌
やウィルス等の繁殖を防止することが出来れば、容易に
わさびを栽培することが可能となるとの考えに基づき鋭
意研究を行った結果本発明を完成するに至った。
使用する必要なしに水中の溶存酸素濃度を高めかつ細菌
やウィルス等の繁殖を防止することが出来れば、容易に
わさびを栽培することが可能となるとの考えに基づき鋭
意研究を行った結果本発明を完成するに至った。
(課題を解決するための手段)
特別な装置等を用いることなく簡単なわさびの栽培方法
を提供することを目的としてなされた本発明は即ち、過
酸化水素分解触媒を含む床に植えられたわさびに対し、
過酸化水素を添加した溶液を供給するわさびの栽培方法
である。以下、本発明の詳細な説明する。
を提供することを目的としてなされた本発明は即ち、過
酸化水素分解触媒を含む床に植えられたわさびに対し、
過酸化水素を添加した溶液を供給するわさびの栽培方法
である。以下、本発明の詳細な説明する。
過酸化水素分解触媒とは、鉄、マンガン、モリブデン、
チタン、タングステン等の酸化物、塩化物、硫酸塩等の
キレート化合物若しくは活性炭又はこれらの混合物に代
表される、下記の反応を触媒するものである。
チタン、タングステン等の酸化物、塩化物、硫酸塩等の
キレート化合物若しくは活性炭又はこれらの混合物に代
表される、下記の反応を触媒するものである。
2HO−2HO+02
以上のような過酸化水素分解触媒を含む床に植えられた
わさびに対し、過酸化水素を含む溶液を供給すれば、溶
液中の過酸化水素がわさびの根付近で分解され、溶液の
溶存酸素濃度は上昇することになる。しかも、過酸化水
素は酸化剤として機能するため、溶液中の細菌やウィル
ス等の繁殖が防止されるばかりでなく、その殺菌効果が
期待できるのである。過酸化水素の分解は、過酸化水素
分解触媒が含まれる床で起こるから、例えわさびの根等
に対して直接過酸化水素が接触するものではなく、その
成長が阻害される恐れはない。
わさびに対し、過酸化水素を含む溶液を供給すれば、溶
液中の過酸化水素がわさびの根付近で分解され、溶液の
溶存酸素濃度は上昇することになる。しかも、過酸化水
素は酸化剤として機能するため、溶液中の細菌やウィル
ス等の繁殖が防止されるばかりでなく、その殺菌効果が
期待できるのである。過酸化水素の分解は、過酸化水素
分解触媒が含まれる床で起こるから、例えわさびの根等
に対して直接過酸化水素が接触するものではなく、その
成長が阻害される恐れはない。
過酸化水素分解触媒のなかでも、二酸化マンガンは高い
過酸化水素分解効率を有し、好ましい。
過酸化水素分解効率を有し、好ましい。
一方、活性炭は、過酸化水素分解触媒としての効率は二
酸化マンガンとは比較にならないが、溶液中の有機物を
吸着し、細菌やウィルス等の繁殖防止効果が期待できる
。従って、本発明においては、二酸化マンガンと活性炭
の混合物を含有する床を使用することが特に好ましい。
酸化マンガンとは比較にならないが、溶液中の有機物を
吸着し、細菌やウィルス等の繁殖防止効果が期待できる
。従って、本発明においては、二酸化マンガンと活性炭
の混合物を含有する床を使用することが特に好ましい。
以上説明した過酸化水素分解触媒は、好ましくは粒状に
成形して床として使用する。粒状に成形した方が溶液が
流れやすいからである。床はその全てが分解触媒から構
成されていても良いし、他の成分と分解触媒の混合物と
して構成されていても良い。
成形して床として使用する。粒状に成形した方が溶液が
流れやすいからである。床はその全てが分解触媒から構
成されていても良いし、他の成分と分解触媒の混合物と
して構成されていても良い。
わさびに対して供給する溶液に添加する過酸化水素濃度
は適当量で良いが、10〜800ppm程度が好ましい
。これより低濃度では溶存酸素濃度の上昇が少なく、ま
たこれより高濃度では分解されなかったものがわさびの
成長に悪影響を及ぼす可能性がある。過酸化水素は、H
Oの形態で添加しても良いし、炭酸ナトリウム過酸化水
素負荷物(通称;過炭酸ソーダ)、過炭酸ソーダのよう
な水に溶解して過酸化水素を放出するような物質として
用いても良い。
は適当量で良いが、10〜800ppm程度が好ましい
。これより低濃度では溶存酸素濃度の上昇が少なく、ま
たこれより高濃度では分解されなかったものがわさびの
成長に悪影響を及ぼす可能性がある。過酸化水素は、H
Oの形態で添加しても良いし、炭酸ナトリウム過酸化水
素負荷物(通称;過炭酸ソーダ)、過炭酸ソーダのよう
な水に溶解して過酸化水素を放出するような物質として
用いても良い。
本発明で使用するわさびに対して供給する溶液について
は、過酸化水素を適当量添加する以外には特別の制限は
ない。即ち、市販されている肥料等を溶液に添加しても
良いし、過酸化水素を添加した溶液と別途、このような
肥料等を含む溶液を供給しても良い。
は、過酸化水素を適当量添加する以外には特別の制限は
ない。即ち、市販されている肥料等を溶液に添加しても
良いし、過酸化水素を添加した溶液と別途、このような
肥料等を含む溶液を供給しても良い。
本発明は、好ましくはわさびの成長に適当な温度、湿度
等の条件を満足した室内等で実施するが、以下に説明す
るように適当な仕切りで外部環境と隔離した条件にて実
施しても良い。
等の条件を満足した室内等で実施するが、以下に説明す
るように適当な仕切りで外部環境と隔離した条件にて実
施しても良い。
以下、簡単な図面を参照して本発明の栽培方法を達成す
るための培養装置を説明する。
るための培養装置を説明する。
図中、lは床、2は溶液槽を示し、これらは断面が記載
されている。溶液槽の上端は第1制御装置3からの信号
により開閉するソレノイドバルブ4を有するパイプ5を
通じて溶液槽より高い位置に設置された溶液タンクに6
接続されている。、第1制御装置3は溶液槽2に取り付
けられた液面検出装置7からの信号を受けてソレノイド
バルブ4に開閉信号を送るように構成されたものである
。
されている。溶液槽の上端は第1制御装置3からの信号
により開閉するソレノイドバルブ4を有するパイプ5を
通じて溶液槽より高い位置に設置された溶液タンクに6
接続されている。、第1制御装置3は溶液槽2に取り付
けられた液面検出装置7からの信号を受けてソレノイド
バルブ4に開閉信号を送るように構成されたものである
。
液面検出装置7は接近して設けられた2つの電極を有し
、溶液槽2中の溶液がわさびの成長に十分な量である場
合には溶液中に2の電極が埋没する位置に設置されてい
る。従って、十分な溶液がある場合には電極間に電流が
流れ、溶液が不足した場合には電流が流れないように構
成されている。第1制御装置は、電極間の電流の流れを
検知し、前記した信号をバルブに送る。
、溶液槽2中の溶液がわさびの成長に十分な量である場
合には溶液中に2の電極が埋没する位置に設置されてい
る。従って、十分な溶液がある場合には電極間に電流が
流れ、溶液が不足した場合には電流が流れないように構
成されている。第1制御装置は、電極間の電流の流れを
検知し、前記した信号をバルブに送る。
2は、内部の溶液の排出等の目的のためにその底部にド
レン8を有している。8は、ドレンバイブ及びバルブか
ら構成されている。
レン8を有している。8は、ドレンバイブ及びバルブか
ら構成されている。
本装置では1,2,6.7は日光を通過させるが空気は
出入りしないような透明なビニルシートで作られた不図
示の囲いにより外部と隔離されている。
出入りしないような透明なビニルシートで作られた不図
示の囲いにより外部と隔離されている。
囲いの内部には、湿度、温度を感知するセンサーが設置
され、これらセンサーからの信号は不図示の第2制御装
置に入力される。温度や湿度が一定の範囲を逸脱した場
合には、第2制御装置から囲いの内部に設置されたニア
コンディショナーを作動させ、それらを一定に保つよう
に構成されている。
され、これらセンサーからの信号は不図示の第2制御装
置に入力される。温度や湿度が一定の範囲を逸脱した場
合には、第2制御装置から囲いの内部に設置されたニア
コンディショナーを作動させ、それらを一定に保つよう
に構成されている。
なお、溶液タンクを囲いの内部に設置することにより、
その内部の溶液を一定温度に保つことが可能であるが、
溶液タンク自体に温度調節装置を具備さする構成でも同
様の効果を達成することが出来る。
その内部の溶液を一定温度に保つことが可能であるが、
溶液タンク自体に温度調節装置を具備さする構成でも同
様の効果を達成することが出来る。
また、囲いには定期的に空気を循環させるための窓等を
備えさせることが出来る。
備えさせることが出来る。
酸化水素又は水に添加されると過酸化水素を放出する物
質、時には肥料等は溶液タンクに添加される。液面検出
装置は、その2つの電極が溶液に埋没している場合には
電流が流れる構成となっているから、溶液がわさびの成
長に不十分な量となったとき、溶液タンクから溶液が溶
液槽を満たすようになっている。溶液タンクは溶液槽に
対して高い位置に設置しであるから、ソレノイドバルブ
を開くのみでこの工程は達成される。なお、溶液タンク
を溶液槽より高い位置に設置することが困難な場合や、
遠くに位置する溶液槽に溶液を送液する場合等にはポン
プを使用することが好ましい。
質、時には肥料等は溶液タンクに添加される。液面検出
装置は、その2つの電極が溶液に埋没している場合には
電流が流れる構成となっているから、溶液がわさびの成
長に不十分な量となったとき、溶液タンクから溶液が溶
液槽を満たすようになっている。溶液タンクは溶液槽に
対して高い位置に設置しであるから、ソレノイドバルブ
を開くのみでこの工程は達成される。なお、溶液タンク
を溶液槽より高い位置に設置することが困難な場合や、
遠くに位置する溶液槽に溶液を送液する場合等にはポン
プを使用することが好ましい。
床は過酸化水素分解触媒の粒状物からなり、わさびが植
えられている。床は、床を構成する粒状物が溶液槽には
洩れず、一方溶液は自由に入り込む程度の網目1aで仕
切られている。溶液槽は、溶液が満たされた場合にはわ
さびの約80%程度が溶液に浸る程度の容量を有するよ
うに設計されている。
えられている。床は、床を構成する粒状物が溶液槽には
洩れず、一方溶液は自由に入り込む程度の網目1aで仕
切られている。溶液槽は、溶液が満たされた場合にはわ
さびの約80%程度が溶液に浸る程度の容量を有するよ
うに設計されている。
溶液槽は、わさび1本に対して一つの与えられても良い
が、細長い形状とすることにより一度に複数のわさびの
培養が可能となる。
が、細長い形状とすることにより一度に複数のわさびの
培養が可能となる。
(発明の効果)
本発明によれば、わさびを容易に栽培することが出来る
。わさびに供給される溶液中には過酸化水素が添加され
ているから、細菌やウィルス等の繁殖を防止することが
可能である。しかも、なんらかの理由により溶液に混入
した細菌やウィルス等に対しては殺菌効果を期待するこ
とも出来る。
。わさびに供給される溶液中には過酸化水素が添加され
ているから、細菌やウィルス等の繁殖を防止することが
可能である。しかも、なんらかの理由により溶液に混入
した細菌やウィルス等に対しては殺菌効果を期待するこ
とも出来る。
わさびが植えられている床には、二酸化マンガン等の過
酸化水素分解触媒が含まれているため、その根の付近で
は過酸化水素の分解がおこり、常に溶存酸素濃度の高い
溶液がわさびに供給されることになる。
酸化水素分解触媒が含まれているため、その根の付近で
は過酸化水素の分解がおこり、常に溶存酸素濃度の高い
溶液がわさびに供給されることになる。
以上のように、本発明によれば、細菌やウィルスの繁殖
を防止し或いはそれらを殺菌し得、かつ溶存酸素濃度の
高い溶液を常にわさびに対して供給することが可能にな
る。しかも本発明は何等機器を使用することがないため
、コストの面でも有用である。
を防止し或いはそれらを殺菌し得、かつ溶存酸素濃度の
高い溶液を常にわさびに対して供給することが可能にな
る。しかも本発明は何等機器を使用することがないため
、コストの面でも有用である。
他方、本発明は簡単な装置を用いることで自動的に実施
することが出来る。本発明を自動的に実施する装置は簡
単な個々の装置により構成されるものである。
することが出来る。本発明を自動的に実施する装置は簡
単な個々の装置により構成されるものである。
以上、本発明によれば無駄なコストを掛けることなく、
本来の目的であるわさびの効率的な栽培を行うことが出
来る。従って、本発明によれば従来栽培可能な地方が限
られ、又は多大なコストが掛かるために一般家庭におい
ては難しかったわさびの栽培を広く一般に、例えば都市
地方の一般家庭の庭やベランダにおいても可能とするの
である。
本来の目的であるわさびの効率的な栽培を行うことが出
来る。従って、本発明によれば従来栽培可能な地方が限
られ、又は多大なコストが掛かるために一般家庭におい
ては難しかったわさびの栽培を広く一般に、例えば都市
地方の一般家庭の庭やベランダにおいても可能とするの
である。
(実施例)
以下に本発明を更に詳細に説明するために実施例を記載
するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
実施例 1
活性炭と二酸化マンガンの粒状物(枝糸1〜5+am)
を1=1の割合で混合(総量580g ) して床とし
、網目の大きさが約0.51のナイロンメツシュに入れ
、約50■のわさびを植えた。
を1=1の割合で混合(総量580g ) して床とし
、網目の大きさが約0.51のナイロンメツシュに入れ
、約50■のわさびを植えた。
このわさびを植えた床を10m1l / j!の液体肥
料(商品名、 )IYPONEX )を含ム1−/ j
! ノJ112化水素溶液に浸し、3か月間に渡って栽
培を行った。
料(商品名、 )IYPONEX )を含ム1−/ j
! ノJ112化水素溶液に浸し、3か月間に渡って栽
培を行った。
なお、溶液は1週間に一度新しいものと交換した。
結果を表に示す。
比較例 1
床に、枝糸が1〜5II11の砂利石を総量で500g
用いた以外は実施例1と同様にして行った。
用いた以外は実施例1と同様にして行った。
結果を表に示す。
比較例 2
溶液として、1hl)/ Dの液体肥料(商品名;HY
PONEX )を含む溶液を用いた以外は実施例1と同
様にして行ワた。
PONEX )を含む溶液を用いた以外は実施例1と同
様にして行ワた。
結果を表に示す。
表によれば、過酸化水素を添加していない溶液では濁り
が観察されることが分かる。一方、過酸化水素を添加し
た溶液を使用した場合でも過酸化水素分解触媒が存在し
ない場合にはわさびを栽培することが出来ず、過酸化水
素はそれ自体、わさびの成長に有害であることも分かる
。
が観察されることが分かる。一方、過酸化水素を添加し
た溶液を使用した場合でも過酸化水素分解触媒が存在し
ない場合にはわさびを栽培することが出来ず、過酸化水
素はそれ自体、わさびの成長に有害であることも分かる
。
それに対して本発明の栽培方法では、良好な栽培が可能
であることが示されている。
であることが示されている。
第1図は、本発明のわさびの栽培方法を簡単に実施する
ための培養装置の一例を示すものである。
ための培養装置の一例を示すものである。
Claims (3)
- (1)過酸化水素分解触媒を含む床に植えられたわさび
に対し、過酸化水素を添加した溶液を供給するわさびの
栽培方法。 - (2)過酸化水素分解触媒として二酸化マンガンを使用
することを特徴とする請求項1に記載の方法。 - (3)二酸化マンガン及び活性炭を含有する床を使用す
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2203949A JPH0488923A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | わさびの栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2203949A JPH0488923A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | わさびの栽培方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0488923A true JPH0488923A (ja) | 1992-03-23 |
Family
ID=16482344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2203949A Pending JPH0488923A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | わさびの栽培方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0488923A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0945403A1 (de) * | 1998-03-23 | 1999-09-29 | Degussa-Hüls Aktiengesellschaft | Verfahren zur Bekämpfung pflanzenpathogener Mikroorganismen in Wasserkreisläufen von Gewächshäusern |
JP2008167691A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Noriomi Watanabe | ミョウガの養液循環栽培方法 |
JP2017079603A (ja) * | 2015-10-23 | 2017-05-18 | 渡辺 武 | 植物の栽培方法と栽培装置 |
US20210402375A1 (en) * | 2018-11-02 | 2021-12-30 | Korea Research Institute Of Chemical Technology | Activated Carbon Catalyst for Hydrogen Peroxide Decomposition, Method for Producing Same, and Method for Decomposing Hydrogen Peroxide by Using Same |
KR102546127B1 (ko) * | 2022-08-10 | 2023-06-20 | 박상진 | 토양경작용 산소발생 기능성 조성물 및 이를 이용한 영농방법 |
-
1990
- 1990-08-02 JP JP2203949A patent/JPH0488923A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0945403A1 (de) * | 1998-03-23 | 1999-09-29 | Degussa-Hüls Aktiengesellschaft | Verfahren zur Bekämpfung pflanzenpathogener Mikroorganismen in Wasserkreisläufen von Gewächshäusern |
US6096226A (en) * | 1998-03-23 | 2000-08-01 | Degussa-Huls Ag | Method of combating phytopathogenic microorganisms in the water circuits of greenhouses |
JP2008167691A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Noriomi Watanabe | ミョウガの養液循環栽培方法 |
JP2017079603A (ja) * | 2015-10-23 | 2017-05-18 | 渡辺 武 | 植物の栽培方法と栽培装置 |
US20210402375A1 (en) * | 2018-11-02 | 2021-12-30 | Korea Research Institute Of Chemical Technology | Activated Carbon Catalyst for Hydrogen Peroxide Decomposition, Method for Producing Same, and Method for Decomposing Hydrogen Peroxide by Using Same |
US11850572B2 (en) * | 2018-11-02 | 2023-12-26 | Korea Research Institute Of Chemical Technology | Activated carbon catalyst for hydrogen peroxide decomposition, method for producing same, and method for decomposing hydrogen peroxide by using same |
KR102546127B1 (ko) * | 2022-08-10 | 2023-06-20 | 박상진 | 토양경작용 산소발생 기능성 조성물 및 이를 이용한 영농방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
El-Kazzaz et al. | Soilless agriculture a new and advanced method for agriculture development: an introduction | |
US10342189B2 (en) | Aerobic, bioremediation treatment system comprising floating inert media in an aqueous environment | |
KR0175229B1 (ko) | 과립상 슬러지를 이용한 폐수 처리 장치 및 폐수 처리 방법 | |
US5599443A (en) | Apparatus for waste water treatment using charcoal biologically activated | |
US5618428A (en) | Filtration system for aquariums | |
GB446066A (en) | Improvements relating to the purification of sewage or of gases containing air or oxygen | |
JPH03174299A (ja) | 脱汚染システム | |
JPH0488923A (ja) | わさびの栽培方法 | |
CN206188442U (zh) | 基于纳米光电催化技术的循环海水养殖水处理系统 | |
JP4563621B2 (ja) | 硝酸性窒素の生物化学的除去装置 | |
JP6757923B2 (ja) | 下水処理水を用いた低カリウム含有植物の栽培装置及び栽培方法 | |
KR102188639B1 (ko) | 공기정화 기능을 갖는 아쿠아포닉스 시스템 | |
JP2008093650A (ja) | 排水処理装置 | |
JP6956409B2 (ja) | 循環型飼育栽培装置 | |
DE59504103D1 (de) | Verfahren und Reaktor zur mikrobiologischen Wasserbehandlung mit hohem Sauerstoffbedarf | |
JP2000334488A (ja) | 水質浄化装置及び方法 | |
JP5015185B2 (ja) | 活性汚泥処理装置及び活性汚泥処理方法 | |
JP2001136849A (ja) | 水耕栽培・空中栽培方法、及びその装置 | |
EP0739859B1 (en) | Apparatus and method for waste water treatment using charcoal biologically activated | |
JP2010089019A (ja) | 排液の処理方法と植物の養液栽培装置 | |
JPH06125668A (ja) | 植物栽培装置 | |
JPH09163895A (ja) | 飼育装置 | |
CN214990581U (zh) | 一种针对点源污染的生态修复系统 | |
JP2002224525A (ja) | 空気浄化プランター | |
CN211631403U (zh) | 一种用于室内养殖水的生态循环处理系统 |