JPH0479659B2 - - Google Patents
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- JPH0479659B2 JPH0479659B2 JP16828584A JP16828584A JPH0479659B2 JP H0479659 B2 JPH0479659 B2 JP H0479659B2 JP 16828584 A JP16828584 A JP 16828584A JP 16828584 A JP16828584 A JP 16828584A JP H0479659 B2 JPH0479659 B2 JP H0479659B2
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Landscapes
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、採暖具等に用いられる蓄熱装置に関
するものである。
するものである。
従来例の構成とその問題点
従来、この種の蓄熱装置は、例えば第1図に示
す如く、潜熱の蓄熱体1を収納した容器2の外表
面に発熱体3及び温度検知体4を取付けていた。
しかし潜熱の蓄熱体1は、加熱していくと、温度
Taで固相・液相の相変化を伴ない、またある温
度Tb以上になると、過冷却現象あるいは気化を
起こし、蓄熱機能の消滅、気化による膨張による
容器の破裂、さらには過熱による周辺部材の変
色・発火等につながり大きな危険を有している。
そこでこの安全性をもたせるためにこの蓄熱体1
の加熱温度をTaとTbの温度範囲内に温度検知体
4により制御していた。しかし、蓄熱体1及び発
熱体3の熱供給量を調節しても、前記温度Taと
温度Tb間に温度を制御させるためには、蓄熱体
1が温度Taよりも低温の所で発熱体3の制御を
開始せざるを得なくなり、このため、完全に蓄熱
を完了させるまでの時間が非常に長くかかり不便
を感じるという問題を有していた。また、この蓄
熱装置に何か局部的に物を載せられた場合、この
断熱部分の蓄熱体1の温度が上昇し蓄熱体1の損
傷、さらには局部過熱により、蓄熱体容器2の破
裂、構成部材の変色・発火につながる場合があ
り、非常に危険なものであつた。
す如く、潜熱の蓄熱体1を収納した容器2の外表
面に発熱体3及び温度検知体4を取付けていた。
しかし潜熱の蓄熱体1は、加熱していくと、温度
Taで固相・液相の相変化を伴ない、またある温
度Tb以上になると、過冷却現象あるいは気化を
起こし、蓄熱機能の消滅、気化による膨張による
容器の破裂、さらには過熱による周辺部材の変
色・発火等につながり大きな危険を有している。
そこでこの安全性をもたせるためにこの蓄熱体1
の加熱温度をTaとTbの温度範囲内に温度検知体
4により制御していた。しかし、蓄熱体1及び発
熱体3の熱供給量を調節しても、前記温度Taと
温度Tb間に温度を制御させるためには、蓄熱体
1が温度Taよりも低温の所で発熱体3の制御を
開始せざるを得なくなり、このため、完全に蓄熱
を完了させるまでの時間が非常に長くかかり不便
を感じるという問題を有していた。また、この蓄
熱装置に何か局部的に物を載せられた場合、この
断熱部分の蓄熱体1の温度が上昇し蓄熱体1の損
傷、さらには局部過熱により、蓄熱体容器2の破
裂、構成部材の変色・発火につながる場合があ
り、非常に危険なものであつた。
発明の目的
本発明はかかる従来の問題を解消するもので、
蓄熱を完了させるまでの時間を短縮化させた、安
全で信頼性の高い蓄熱装置を提供することを目的
とする。
蓄熱を完了させるまでの時間を短縮化させた、安
全で信頼性の高い蓄熱装置を提供することを目的
とする。
発明の構成
この目的を達成するために、本発明は潜熱を利
用した蓄熱体と、発熱体と、温度検知体と、熱伝
導率の大きい基板とを備え、前記基板の少なくと
も一方の面に前記蓄熱体を配し、この蓄熱体の前
記基板と反対の面に前記発熱体を位置させ、前記
温度検知体は、前記基板と熱的に結合させた構成
にしている。
用した蓄熱体と、発熱体と、温度検知体と、熱伝
導率の大きい基板とを備え、前記基板の少なくと
も一方の面に前記蓄熱体を配し、この蓄熱体の前
記基板と反対の面に前記発熱体を位置させ、前記
温度検知体は、前記基板と熱的に結合させた構成
にしている。
実施例の説明
以下、本発明の一実施例について第2図、第3
図及び第4図に基づいて説明する。
図及び第4図に基づいて説明する。
第2図において5は熱伝導率の大きい厚み30ミ
クロンのAlを含む基板であり、この上下表面に
潜熱蓄熱材料6を収納した容器7と温度検知体8
を配している。またこの容器7の基板5の反対面
には芯地9に固定された発熱線10を配してい
る。また芯地9は基板5に容器7の周囲で接着さ
れている。第3図は本構成の主要部分を示す斜視
図である。またこれらは断熱体11により覆われ
ている。なお、12はリード線である。上記構成
にすることにより、温度検知体8は潜熱蓄熱材料
6の温度を十分に検知し、効率よく、制御するこ
とができるので、潜熱蓄熱材料6の蓄熱を、完了
させる時間を短縮させることができるというすぐ
れた特長を有するものである。
クロンのAlを含む基板であり、この上下表面に
潜熱蓄熱材料6を収納した容器7と温度検知体8
を配している。またこの容器7の基板5の反対面
には芯地9に固定された発熱線10を配してい
る。また芯地9は基板5に容器7の周囲で接着さ
れている。第3図は本構成の主要部分を示す斜視
図である。またこれらは断熱体11により覆われ
ている。なお、12はリード線である。上記構成
にすることにより、温度検知体8は潜熱蓄熱材料
6の温度を十分に検知し、効率よく、制御するこ
とができるので、潜熱蓄熱材料6の蓄熱を、完了
させる時間を短縮させることができるというすぐ
れた特長を有するものである。
ここで、熱伝導率の大きい基板5と、この実施
例では厚み30μのAl板とポリエチレン、ポリアミ
ド、ポリエステル等の高分子材料からなる積層フ
イルムを用いたが、20μ以上の厚みのAl板以上に
熱伝導性の優れたものであればどのようなもので
あつてもよい。本構成にすることにより、温度検
知体8は、潜熱蓄熱材料6の温度を十分に検知す
ることができ、蓄熱を完了させる時間も早めるこ
とができる。また、本蓄熱装置の上に何か物が置
かれ、局部的に断熱状態が変わつた場合、この物
を置かれた位置に温度検知体がない場合、この部
分の温度は上昇するが、この基板5の熱伝導によ
り温度上昇もかなり緩和され、過熱されることが
ないという優れた特長を有するものである。ま
た、本実施例では容器7は厚み9μのAl板とポリ
エチレンポリアミド、ポリエステル、ポリアミド
等の高分子材料からなる積層フイルムを用いた
が、この容器7のAl板の厚みを大きくし各容器
を連続させることによりAlの厚み20μ以上の熱伝
導を有する基板5を本容器7で兼用させてもよ
い。
例では厚み30μのAl板とポリエチレン、ポリアミ
ド、ポリエステル等の高分子材料からなる積層フ
イルムを用いたが、20μ以上の厚みのAl板以上に
熱伝導性の優れたものであればどのようなもので
あつてもよい。本構成にすることにより、温度検
知体8は、潜熱蓄熱材料6の温度を十分に検知す
ることができ、蓄熱を完了させる時間も早めるこ
とができる。また、本蓄熱装置の上に何か物が置
かれ、局部的に断熱状態が変わつた場合、この物
を置かれた位置に温度検知体がない場合、この部
分の温度は上昇するが、この基板5の熱伝導によ
り温度上昇もかなり緩和され、過熱されることが
ないという優れた特長を有するものである。ま
た、本実施例では容器7は厚み9μのAl板とポリ
エチレンポリアミド、ポリエステル、ポリアミド
等の高分子材料からなる積層フイルムを用いた
が、この容器7のAl板の厚みを大きくし各容器
を連続させることによりAlの厚み20μ以上の熱伝
導を有する基板5を本容器7で兼用させてもよ
い。
以下、上記構成における作用を説明する。
第4図は、第2図に示した本発明の一実施例の
主要部分の拡大図であるが、図中の矢視は、熱の
伝導方向を示すものである。通電とともに発熱線
10は発熱し始め、この熱は容器7を介して潜熱
蓄熱材料6に伝導し、この潜熱蓄熱材料6は昇温
していき、熱伝導率の大きい基板5に伝達され、
この熱が温度検知体8に伝達されるよう構成され
ている。
主要部分の拡大図であるが、図中の矢視は、熱の
伝導方向を示すものである。通電とともに発熱線
10は発熱し始め、この熱は容器7を介して潜熱
蓄熱材料6に伝導し、この潜熱蓄熱材料6は昇温
していき、熱伝導率の大きい基板5に伝達され、
この熱が温度検知体8に伝達されるよう構成され
ている。
第5図に潜熱蓄熱材料6、及び発熱線10及び
温度検知体8の温度上昇を示すが、潜熱蓄熱材料
6は温度Taで固相から液相に相変化するが、時
間t1までは発熱線10及び潜熱蓄熱材料6及び温
度検知体8は同傾向で温度上昇していくが、時間
t1〜t2の相変化時においては潜熱蓄熱材料6は潜
熱を吸収していく。このため、温度Taで一定と
なり、この潜熱蓄熱材料6と熱伝導率の大きい基
板を介して熱的に結合した温度検知体8もこの温
度Taに追従する形となるが、発熱線10から芯
地9を介した熱伝導により、若干温度上昇してい
き、ほぼ時間t2で温度検知体8の制御温度に達
し、潜熱蓄熱材料6の過冷却現象、気化による容
器の破裂等に至る温度Tより低い一定温度に、基
板5の熱伝導により制御される。すなわち、基板
5の熱伝導により、温度検知体8は、潜熱蓄熱材
料6の相変化に伴なう温度変化に追従した温度検
知をするため、制御による無駄をなくし、蓄熱を
完了させる時間も短縮でき、また、長時間蓄熱加
熱し続けても常に潜熱蓄熱材料6は温度検知体8
の制御温度に誰持される。また本蓄熱装置の一部
に何か物が載せられ局所的に断熱状態が変わつて
も、基板5の熱伝導により、局部過熱等が起こる
こともなく安全である。実際、この基板5がない
従来構成の場合、蓄熱を完了させるまでの時間が
58分要したが、本実施例では21分で蓄熱完了させ
ることができ、また10時間蓄熱加熱後従来例の構
成では、潜熱蓄熱材料の温度が徐々に上昇してい
き温度Tbに近づいたが、本実施例では、約2℃
以下の温度変化に届めることができ、さらに局所
断熱状態における温度上昇も従来例の約30%に届
めることができた。
温度検知体8の温度上昇を示すが、潜熱蓄熱材料
6は温度Taで固相から液相に相変化するが、時
間t1までは発熱線10及び潜熱蓄熱材料6及び温
度検知体8は同傾向で温度上昇していくが、時間
t1〜t2の相変化時においては潜熱蓄熱材料6は潜
熱を吸収していく。このため、温度Taで一定と
なり、この潜熱蓄熱材料6と熱伝導率の大きい基
板を介して熱的に結合した温度検知体8もこの温
度Taに追従する形となるが、発熱線10から芯
地9を介した熱伝導により、若干温度上昇してい
き、ほぼ時間t2で温度検知体8の制御温度に達
し、潜熱蓄熱材料6の過冷却現象、気化による容
器の破裂等に至る温度Tより低い一定温度に、基
板5の熱伝導により制御される。すなわち、基板
5の熱伝導により、温度検知体8は、潜熱蓄熱材
料6の相変化に伴なう温度変化に追従した温度検
知をするため、制御による無駄をなくし、蓄熱を
完了させる時間も短縮でき、また、長時間蓄熱加
熱し続けても常に潜熱蓄熱材料6は温度検知体8
の制御温度に誰持される。また本蓄熱装置の一部
に何か物が載せられ局所的に断熱状態が変わつて
も、基板5の熱伝導により、局部過熱等が起こる
こともなく安全である。実際、この基板5がない
従来構成の場合、蓄熱を完了させるまでの時間が
58分要したが、本実施例では21分で蓄熱完了させ
ることができ、また10時間蓄熱加熱後従来例の構
成では、潜熱蓄熱材料の温度が徐々に上昇してい
き温度Tbに近づいたが、本実施例では、約2℃
以下の温度変化に届めることができ、さらに局所
断熱状態における温度上昇も従来例の約30%に届
めることができた。
潜熱蓄熱材料6としては、パラフイン、ナフタ
リン等の有機物あるいは酢酸ナトリウム・3水塩
等の水分子の水素結合に由来する大きな潜熱を有
する水和塩を含むどのような材料であつてもよ
く、本実施例では、酢酸ナトリウム3水塩系蓄熱
材料を用いた。
リン等の有機物あるいは酢酸ナトリウム・3水塩
等の水分子の水素結合に由来する大きな潜熱を有
する水和塩を含むどのような材料であつてもよ
く、本実施例では、酢酸ナトリウム3水塩系蓄熱
材料を用いた。
また、温度検知体8としては本実施例ではサー
モスタツトを用いたが、負特性サーミスタ、正特
性サーミスタ等どのようなものであつてもよく、
温度検知体8の熱容量によつては発熱線10を補
助的に温度検知体に熱的に結合させてもよい。ま
た温度検知体8にPTC素子を用い、発熱線10
に電気的に直列に接続した形のものであつてもよ
い。この場合、通電初期の消費電力を大きくし、
かつ蓄熱完了後の安定状態での消費電力を小さく
することができるのでON−OFF制御による温度
変動幅をもなくすことができ、急速蓄熱が可能に
なるばかりでなく蓄熱加熱放置状態での蓄熱装置
の信頼性もさらに向上させることができる。
モスタツトを用いたが、負特性サーミスタ、正特
性サーミスタ等どのようなものであつてもよく、
温度検知体8の熱容量によつては発熱線10を補
助的に温度検知体に熱的に結合させてもよい。ま
た温度検知体8にPTC素子を用い、発熱線10
に電気的に直列に接続した形のものであつてもよ
い。この場合、通電初期の消費電力を大きくし、
かつ蓄熱完了後の安定状態での消費電力を小さく
することができるのでON−OFF制御による温度
変動幅をもなくすことができ、急速蓄熱が可能に
なるばかりでなく蓄熱加熱放置状態での蓄熱装置
の信頼性もさらに向上させることができる。
また、蓄熱装置は1制御であれば、どうしても
通電時間が長いほど中央部が端部よりも温度が高
くなるが、ヒータパターンにより端部のワツト密
度を上げると逆に、通電初期に端部の温度がかな
り上がつてしまう。ここで中央部分の蓄熱材料を
除くことにより本実施例の如くこの蓄熱装置の蓄
熱加熱中の蓄熱材料の温度分布をかなり小さくす
ることができ、これは、蓄熱材料の信頼性の向上
につながる。第6図は、蓄熱体に発熱体を取付け
た蓄熱エレメント13を8個構成した、実施例の
斜視図であるが中央部分の蓄熱エレメント13を
除き、この部分に温度検知体8を配しているが温
度分布を4℃以下に届めることができた。
通電時間が長いほど中央部が端部よりも温度が高
くなるが、ヒータパターンにより端部のワツト密
度を上げると逆に、通電初期に端部の温度がかな
り上がつてしまう。ここで中央部分の蓄熱材料を
除くことにより本実施例の如くこの蓄熱装置の蓄
熱加熱中の蓄熱材料の温度分布をかなり小さくす
ることができ、これは、蓄熱材料の信頼性の向上
につながる。第6図は、蓄熱体に発熱体を取付け
た蓄熱エレメント13を8個構成した、実施例の
斜視図であるが中央部分の蓄熱エレメント13を
除き、この部分に温度検知体8を配しているが温
度分布を4℃以下に届めることができた。
また、本実施例でも潜熱蓄熱材料を複数個の小
袋に収納させたが、柔軟な容器での液相状態での
形状の不安定性、万一容器が破損した場合の流出
による火傷等を小袋サイズを小さくすればするほ
ど防止することができるという利点を有してい
る。
袋に収納させたが、柔軟な容器での液相状態での
形状の不安定性、万一容器が破損した場合の流出
による火傷等を小袋サイズを小さくすればするほ
ど防止することができるという利点を有してい
る。
また、断熱体としては、軟式発泡ウレタンがよ
く使用されるが、柔いため潜熱蓄熱材料の放熱時
すなわち、使用時に押圧され厚みが非常に小さく
なる場合があるが、本実施例の如く前記発熱線を
ひも状にし、シート状の芯地に配線されたものを
使用することにより、ヒータ厚み分の空気断熱効
果があり、いくら押圧されても、ヒータ厚み分の
空気断熱効果は保持され、暑かつたり、火傷した
りすることなどを防止することができる。
く使用されるが、柔いため潜熱蓄熱材料の放熱時
すなわち、使用時に押圧され厚みが非常に小さく
なる場合があるが、本実施例の如く前記発熱線を
ひも状にし、シート状の芯地に配線されたものを
使用することにより、ヒータ厚み分の空気断熱効
果があり、いくら押圧されても、ヒータ厚み分の
空気断熱効果は保持され、暑かつたり、火傷した
りすることなどを防止することができる。
発明の効果
以上の如く、本発明の蓄熱装置の構成によれ
ば、以下の効果を得ることができる。
ば、以下の効果を得ることができる。
(1) 潜熱蓄熱材料の蓄熱を完了させるまでの時間
を短縮することができ、使用性が向上する。
を短縮することができ、使用性が向上する。
(2) 局所的に断熱状態が変わつても、蓄熱材料の
損傷、蓄熱容器の破裂、局部過熱、異常過熱、
発火等なく安全である。
損傷、蓄熱容器の破裂、局部過熱、異常過熱、
発火等なく安全である。
(3) 長時間蓄熱加熱状態であつても、ほぼ一定温
度の制御を維持でき、信頼性が高い。
度の制御を維持でき、信頼性が高い。
(4) サーモスタツトの如く1点制御の簡単な構成
で機能することができる。
で機能することができる。
第1図は従来の構成を示す構成図、第2図は本
発明の蓄熱装置の一実施例を示す構成図、第3図
は同実施例の主要部分の構成を示す斜視図、第4
図は同実施例の主要部分の構成を示す構成図、第
5図は本発明の蓄熱装置の一実施例の各部の温度
上昇を示す図、第6図は本発明の蓄熱装置の他の
一実施例を示す斜視図である。 1,6……潜熱蓄熱材料、2,7……容器、3
……発熱体、4,8……温度検知体、5……熱伝
導率の大きい基板、9……発熱線固定芯地、10
……発熱線、11……断熱体、13……蓄熱エレ
メント。
発明の蓄熱装置の一実施例を示す構成図、第3図
は同実施例の主要部分の構成を示す斜視図、第4
図は同実施例の主要部分の構成を示す構成図、第
5図は本発明の蓄熱装置の一実施例の各部の温度
上昇を示す図、第6図は本発明の蓄熱装置の他の
一実施例を示す斜視図である。 1,6……潜熱蓄熱材料、2,7……容器、3
……発熱体、4,8……温度検知体、5……熱伝
導率の大きい基板、9……発熱線固定芯地、10
……発熱線、11……断熱体、13……蓄熱エレ
メント。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 潜熱を利用した蓄熱体と、発熱体と、温度検
知体と、熱伝導率の大きい基板とを備え、前記基
板の少なくとも一方の面に前記蓄熱体を配し、こ
の蓄熱体の前記基板と反対の面に前記発熱体を位
置させ、前記温度検知体は、前記基板と熱的に結
合させた蓄熱装置。 2 蓄熱体は、その中央部を除去した形状とした
特許請求の範囲第1項記載の蓄熱装置。 3 蓄熱体は、複数個の小袋に収納された形状と
した特許請求の範囲第1項記載の蓄熱装置。 4 発熱体がひも状であり、シート状の基板に配
線された特許請求の範囲第1項記載の蓄熱装置。 5 温度検知体は、正の抵抗温度係数を有する素
子(以下PTC素子と記す)であり、前記発熱体
と電気的に直列に接続された特許請求の範囲第1
項記載の蓄熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16828584A JPS6145752A (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | 蓄熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16828584A JPS6145752A (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | 蓄熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6145752A JPS6145752A (ja) | 1986-03-05 |
JPH0479659B2 true JPH0479659B2 (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=15865182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16828584A Granted JPS6145752A (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | 蓄熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6145752A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0740393B2 (ja) * | 1985-09-13 | 1995-05-01 | キヤノン株式会社 | カセツトホルダ |
JPH02217116A (ja) * | 1989-02-18 | 1990-08-29 | Kyowa:Kk | 鋼製中空円錐構造物の製作方法 |
-
1984
- 1984-08-11 JP JP16828584A patent/JPS6145752A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6145752A (ja) | 1986-03-05 |
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