JPH0476976B2 - - Google Patents
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- JPH0476976B2 JPH0476976B2 JP62177983A JP17798387A JPH0476976B2 JP H0476976 B2 JPH0476976 B2 JP H0476976B2 JP 62177983 A JP62177983 A JP 62177983A JP 17798387 A JP17798387 A JP 17798387A JP H0476976 B2 JPH0476976 B2 JP H0476976B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/281—Sorbents specially adapted for preparative, analytical or investigative chromatography
- B01J20/286—Phases chemically bonded to a substrate, e.g. to silica or to polymers
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/281—Sorbents specially adapted for preparative, analytical or investigative chromatography
- B01J20/29—Chiral phases
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- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/30—Processes for preparing, regenerating, or reactivating
- B01J20/32—Impregnating or coating ; Solid sorbent compositions obtained from processes involving impregnating or coating
- B01J20/3202—Impregnating or coating ; Solid sorbent compositions obtained from processes involving impregnating or coating characterised by the carrier, support or substrate used for impregnation or coating
- B01J20/3204—Inorganic carriers, supports or substrates
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/30—Processes for preparing, regenerating, or reactivating
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- B01J20/3244—Non-macromolecular compounds
- B01J20/3246—Non-macromolecular compounds having a well defined chemical structure
- B01J20/3257—Non-macromolecular compounds having a well defined chemical structure the functional group or the linking, spacer or anchoring group as a whole comprising at least one of the heteroatoms nitrogen, oxygen or sulfur together with at least one silicon atom, these atoms not being part of the carrier as such
- B01J20/3261—Non-macromolecular compounds having a well defined chemical structure the functional group or the linking, spacer or anchoring group as a whole comprising at least one of the heteroatoms nitrogen, oxygen or sulfur together with at least one silicon atom, these atoms not being part of the carrier as such comprising a cyclic structure not containing any of the heteroatoms nitrogen, oxygen or sulfur, e.g. aromatic structures
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は、クロマトグラフ充填剤およびそれを
用いる液体クロマトグラフー分析法に関するもの
である。 <従来の技術> 液体クロマトグラフーにより不整炭素を有する
化合物の鏡像体混合物を分離し、分析するための
光学活性な化合物をグラフトした充填剤として
は、これまでにV.Davankov等による光学活性な
プロリンをグラフトした充填剤を用いる配位子交
換による方法〔ジヤーナル・オブ・クロマトグラ
フイー第141巻第313頁(1977年)〕、F.Mikes等に
よるπ電子不足の光学活性な化合物をグラフトし
た充填剤を用いる電荷移動錯体による方法〔〔ジ
ヤーナル・オブ・クロマトグラフイー第122巻第
205頁(1976年)〕、原等による光学活性なN−ア
シル化アミノ酸をグラフトした充填剤を用いるN
−アシル化アミノ酸エステルやN−アシル化ジペ
プチドエステルの分離〔ジヤーナル・オブ・リキ
ツド・クロマトグラフイー第2巻第883頁(1979
年)、ジヤーナル・オブ・クロマトグラフイー第
186巻第543頁(1979年)〕、あるいはW.Pirkle等
による光学活性な1−(9−アンスリル)トリフ
ルオロエタノールをグラフトした充填剤を用いる
3,5−ジニトロベンゾイル化したアミノ酸、ア
ミン、オキシ酸、スルホキシド等の分離および
3,5−ジニトロベンゾイル化した光学活性なフ
エニルグリシンをグラフトした充填剤を用いる芳
香族アルコールの分離〔ジヤーナル・オブ・オー
ガニツク・ケミストリー第44巻第1957頁(1979
年)〕などが報告されている。 <発明が解決しようとする問題点> しかし、エステル類やアルコール類の鏡像体混
合物を直接分離し、分析するための充填剤として
は、上記W.Pirkle等による方法を除いては適切
なものがなく、該方法においても、分離しない鏡
像体混合物が数多くあり、また分離しても不充分
な場合があり、適用範囲が狭い。このような問題
を解決すべくさらに性能の高い充填剤が出現する
ことが望まれている。 <問題点を解決するための手段> 本発明者らは、分析し得るエステル類やアルコ
ール類の鏡像体混合物の適用範囲が広く、かつ性
能が高い充填剤の開発を目標に鋭意検討を続けて
きた結果、一般式〔〕 〔式中、R1、R2およびR3は同一または相異な
り、アルキル基、アルコキシル基、ヒドロキシル
基またはハロゲン原子を表わし、少なくともその
一つはアルコキシル基またはハロゲン原子を表わ
す。Xは−NHCO−基または−NH3 +-OCO−基
を表わす。nは、2から4までの整数を表わし、
*は、不整炭素を表わす。〕 で示されるオリガノシランがヒドロキシル基をそ
の表面に有する無機担体にグラフトされているク
ロマトグラフ充填剤が、後述の実施例および比較
例において示されるように、不整炭素に結合した
−OH基または−OCO−基を有する化合物の鏡像
体混合物の分離において上記W.Pirkle等による
方法で用いられる充填剤よりも一層優れた効果を
示し、極めて有用であることを見出し、本発明に
至つた。 上記一般式〔〕においてて、Xは−NHCO
−基または−NH3 +-OCO−基のいずれでも差支
えなく、目的と用途により選択することができ
る。 また、アミノアルキルシラン成分としては、ω
−アミノアルキルアルコキシシランまたはω−ア
ミノアルキルハロゲノシランが好ましく、例えば
ω−アミノプロピルトリエトキシシランまたはω
−アミノプロピルトリクロロシランなどが挙げら
れる。 本発明において、ヒドロキシル基をその表面に
有する無機担体としては、例えばシリカゲルなど
のシリカ含有担体が挙げられ、担体の形状は球
状、破砕状などいずれの形状でも差支えないが、
高効率のクロマトグラフ用カラムを得るためには
できる限り粒径の揃つた微細な粒子が好ましい。 本発明のクロマトグラフ充填剤を調製するに際
しては種々のグラフト方法が採用でき、例えば、
その表面にヒドロキシル基を有する無機担体に、
アミノアルキルシランを反応させ、無機担体の表
面にアミノアルキルシリル残基を導入し、これに
3,5−ジニトロベンゾイル化した光学活性な
(α−ナフチル)グリシンを反応させ、脱水縮合
させるか、またはイオン結合させる方法が挙げら
れる。 具体的には、その表面にヒドロキシル基を有す
る無機担体に、一般式〔〕 〔式中、R1、R2、R3およびnは前述と同一の
意味を有する。〕 で示されるアミノアルキルシランを既知の方法に
より反応させ、無機担体の表面にアミノアルキル
シリル残基を導入し、次いでこれに式〔〕 〔式中、*は不整炭素を表わす。〕 で示されるN−3,5−ジニトロベンゾイル−(R)
〔または(S)〕−(α−ナフチル)グリシンを反応さ
せ、脱水縮合またはイオン結合させることによ
り、目的とする充填剤が得られる。 なお、式〔〕で示されるN−3,5−ジニト
ロベンゾイル−(R)〔または(S)〕−(α−ナフチル)
グリシンは一般によく用いられる方法で製造で
き、例えば市販のα−ナフチルアセトニトリルを
エタノール溶媒中で塩化水素と反応させて、メチ
ル−(α−ナフチル)アセトイミデートとし、こ
れに次亜塩素酸ナトリウムおよびナトリウムメチ
ラートを反応させ、(α−ナフチル)グリシンメ
チルエステルを得、次いで3,5−ジニトロベン
ゾイルクロリドを反応させ、N−3,5−ジニト
ロベンゾイル−(RS)−(α−ナフチル)グリシン
メチルエステルを得、これを加水分解して、N−
3,5−ジニトロベンゾイル−(RS)−(α−ナフ
チル)グリシンにした後、光学分割することによ
り得られる。 本発明によつて得られた光学活性なN−3,5
−ジニトロベンゾイル−(α−ナフチル)グリシ
ン残基を有する充填剤は常法に従つてクロマトグ
ラフ用のカラムに充填され、液体クロマトグラフ
イーの固定相として使用される。液体クロマトグ
ラフイーにおいて、本固定相を用い適当な溶離条
件を選ぶことにより、不整炭素に結合した−OH
基または−OCO−基を有する鏡像体混合物の分
離、分析を分離能よく、かつ短時間で行うことが
できる。 <実施例> 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例 1 シリカゲル(平均粒径5μm、平均孔径60Å、
表面積500m2/g)10gを減圧、130℃で4時間乾
燥した後、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン20gを200mlの脱水トルエンに溶かした液に加
え、60℃にて6時間攪拌した。反応生成物を濾別
し、アセトン200mlで洗浄し、乾燥して3−アミ
ノプロピルシリル化シリカゲル(以下、APSと
略す)を得た。このものの元素分析値はN:1.20
%、C:3.40%であり、この値はAPS1gに対し、
3−アミノプロピル基が約0.9mmolグラフトされ
たことに相当する。 別に、α−ナフチルアセトニトリル112.2gお
よびエタノール26.7gを仕込み、35℃で攪拌して
溶かした後、室温下にて塩化水素ガスを吹き込
み、白色結晶が析出し、固化した時点で吹き込み
を終了した。これにエチルエタノール200mlを加
え、よく攪拌した後、濾過した。得られた粉末を
減圧乾燥してメチル(α−ナフチル)アセトイミ
デート塩酸塩の粗製品62.6gを得た。このうち30
gを取り、氷冷下10.5%の次亜塩素酸ナトリウム
水溶液1064gを少量ずつ添加し、さらにベンゼン
140mlを加えて30分間攪拌した。反応液を濾過し
た後、濾液を分液し、ベンゼン層を集めた。水層
にベンゼン160mlを加えて振とう抽出した後、ベ
ンゼン層を分取し、先のベンゼン層に合わせた。
これに硫酸マグネシウム50gを加えて脱水した
後、濾過し、濾液を50℃で減圧濃縮した後、残渣
をベンゼン110mlに溶かし、滴下漏斗に入れ、あ
らかじめナトリウムメチラートの28%メタノール
溶液26.9gを脱水メタノール73mlに溶かした液の
中に滴下し、氷冷下で30分間、次いで室温で2時
間攪拌した後、2N塩酸147mlを加えた。下層の水
層を分取し、上層はさらに2N塩酸40mlを加えて
抽出し、分取した水層を先の水層に合わせ、45℃
で減圧濃縮した。残渣を2N塩酸100mlおよびメタ
ノール50mlを加えて、1時間加熱還流した後、水
200mlを加えて、よく攪拌した後、水層部を分取
して活性炭5gを加えて濾過した。濾液にエタノ
ール100mlを加えて濾過した。濾液を50℃で減圧
濃縮した後、残渣にエタノール100mlを加えて溶
かし、不溶分を濾別した。濾液を50℃で減圧濃縮
した後、残渣を減圧乾燥して(RS)−(α−ナフ
チル)グリシンメチルエステル塩酸塩5.9gを得
た。これに脱水テトラヒドロフラン80mlを加えて
懸濁させ、攪拌しながら、3,5−ジニトロベン
ゾイルクロリド5.8gを加えた。これにN−メチ
ルモルホリンを少量ずつ白煙が生じなくなるまで
加えてから一昼夜攪拌した後、濾過した。濾液を
50℃で減圧濃縮した後、N−3,5−ジニトロベ
ンゾイル−(RS)−(α−ナフチル)グリシンメチ
ルエステル11gを得た。得られたエステルにエタ
ノール50mlおよびテトラヒドロフラン70mlを加
え、さらに1N水酸化ナトリウム水溶液150mlを加
えて室温で2時間攪拌した後、室温で減圧濃縮し
た。残渣に水200mlおよびクロロホルム200mlを加
えて振とう抽出した後、水層を分取し6N塩酸を
加えてPH3にした。これに酢酸エチル300mlを加
えて振とう抽出した後、酢酸エチル層を分取し、
無水硫酸ナトリウム50gを加えて脱水し、濾過し
た後、濾液を50℃で減圧濃縮してN−3,5−ジ
ニトロベンゾイル−(RS)−(α−ナフチル)グリ
シン10gを得た。このうち5gを取り、エタノー
ル5mlおよびクロロホルム20mlより再結晶させ
た。結晶を濾取して、減圧乾燥し、N−3,5−
ジニトロベンゾイル−(RS)−(α−ナフチル)グ
リシンの精製品2.1gを得た。これをエタノール
5mlに溶かし、N−(S)−1−(α−ナフチル)エ
チルアミノカルボニル−L−バリンをAPSに化
学結合させた充填剤が充填されている内径8mm、
長さ25cmのステンレス製高速液体クロマトグラフ
用カラムを取り付けた高速液体クロマトグラフに
注入し、光学分割を行つた。分取した液を減圧濃
縮してN−3,5−ジニトロベンゾイル−(R)−
(α−ナフチル)グリシン0.72gを得た。 融点(分解):138.3℃ 旋光度:〔α〕D20=−98.5℃ (c=1.00%、テトラヒドロフラン) 元素分析値 C(%) H(%) N(%) 計算値57.73 3.31 10.63 (C19H13N3O7として) 実測値56.81 3.71 10.18 次に、上記のようにして得られた化合物0.7g
を取り、脱水テトラヒドロフラン10mlに溶かした
溶液にAPS1.7gを加えて懸濁させ、減圧下で充
分脱気した後、室温で緩やかに一昼夜攪拌した。
反応生成物をテトラヒドロフラン50ml、エタノー
ル100ml、クロロホルム100mlおよびエチルエーテ
ル50mlで洗浄し、乾燥して、N−3,5−ジニト
ロベンゾイル−(R)−(α−ナフチル)グリシンを
グラフトした目的の充填剤(以下、DNB−NPG
−Siと略す)を得た。このものの元素分析値は、
N:2.28%、C:8.14%であり、これはこの充填
剤1gに対し、N−3,5−ジニトロベンゾイル
−(R)−(α−ナフチル)グリシンが約0.35mmolグ
ラフトされたことを示す。このようにして得られ
た充填剤を内径4mm、長さ25cmのステンレス製カ
ラムにスラリー充填し、次の条件で2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸
(RS)−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−
2−シクロペンテニルエステルを分析し、第1図
に示すクロマトグラムを得た。 温度:室温 移動相:ヘキサン/1,2−ジクロロエタン/
エタノール(500:30:0.15) 流量:1.0ml/min 検出器:紫外線吸収計(波長230nm) 比較例 1 (R)−フエニルグリシン10gに脱水テトラヒドロ
フラン120mlを加えて懸濁させ、室温にて攪拌し
ながら、3,5−ジニトロベンゾイルクロリド15
gを加え、さらに室温で10日間攪拌した。反応液
を濾過し、濾液を40℃で減圧下に濃縮した。残渣
に5%炭酸水素ナトリウム水溶液150mlを加えて
溶かし、さらに酢酸エチル60mlを加えて振とうし
て洗浄した後、水層を分取し、6N塩酸を加えて
PH4とした。析出した結晶を濾過し、水100mlで
3回洗浄した後、メタノール160mlより再結晶し
てN−3,5−ジニトロベンゾイル−(R)−フエニ
ルグリシン10gを得た。 融点(分解):216.8℃ 旋光度:〔α〕D20=−101.5℃ (c=1.10%、テトラヒドロフラン) 元素分析値 C(%) H(%) N(%) 計算値52.18 3.21 12.17 (C15H11N3O7として) 実測値52.01 3.36 12.29 次に、上記のようにして得られた化合物2gを
取り、脱水テトラヒドロフラン30mlに溶かした溶
液に実施例1で得られたAPS2.0gを加え、実施
例1と同様に処理してN−3,5−ジニトロベン
ゾイル−(R)−フエニルグリシンをグラフトしたい
わゆるPirkleカラムの充填剤(以下、DNB−
PHG−Siと略す)を得た。このものの元素分析
値はN:2.93%、C:10.07%であり、これはこ
の充填剤1gに対し、N−3,5−ジニトロベン
ゾイル−(R)−フエニルグリシンが約0.5mmolグラ
フトされたことを示す。実施例1と同じ条件で
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカ
ルボン酸(RS)−3−アリル−2−メチル−4−
オキソ−2−シクロペンテニルエステルを分析
し、第2図に示すクロマトグラムを得た。 第2図において、(2)および(3)のピークがほとん
ど分離せずに重なつて溶出していることから、本
比較例の充填剤に比し、実施例1の充填剤の方が
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカ
ルボン酸(RS)−3−アリル−2−メチル−4−
オキソ−2−シクロペンテニルエステルの鏡像体
の分離能において優つていると言える。 実施例2〜14および比較例2〜14 実施例1で得られたDNB−NPG−Siの充填剤
および比較例1で得られたDNB−PHG−Siの充
填剤について、検出器として波長254nmの紫外線
吸収計を用い、また移動相として第1表中に記載
のものを用いた他は実施例1と同じ条件で種々の
エステル類やアルコール類の鏡像体混合物の分析
を行つた。 実施例1〜14および比較例1〜14結果を第1表
にまとめて示す。
用いる液体クロマトグラフー分析法に関するもの
である。 <従来の技術> 液体クロマトグラフーにより不整炭素を有する
化合物の鏡像体混合物を分離し、分析するための
光学活性な化合物をグラフトした充填剤として
は、これまでにV.Davankov等による光学活性な
プロリンをグラフトした充填剤を用いる配位子交
換による方法〔ジヤーナル・オブ・クロマトグラ
フイー第141巻第313頁(1977年)〕、F.Mikes等に
よるπ電子不足の光学活性な化合物をグラフトし
た充填剤を用いる電荷移動錯体による方法〔〔ジ
ヤーナル・オブ・クロマトグラフイー第122巻第
205頁(1976年)〕、原等による光学活性なN−ア
シル化アミノ酸をグラフトした充填剤を用いるN
−アシル化アミノ酸エステルやN−アシル化ジペ
プチドエステルの分離〔ジヤーナル・オブ・リキ
ツド・クロマトグラフイー第2巻第883頁(1979
年)、ジヤーナル・オブ・クロマトグラフイー第
186巻第543頁(1979年)〕、あるいはW.Pirkle等
による光学活性な1−(9−アンスリル)トリフ
ルオロエタノールをグラフトした充填剤を用いる
3,5−ジニトロベンゾイル化したアミノ酸、ア
ミン、オキシ酸、スルホキシド等の分離および
3,5−ジニトロベンゾイル化した光学活性なフ
エニルグリシンをグラフトした充填剤を用いる芳
香族アルコールの分離〔ジヤーナル・オブ・オー
ガニツク・ケミストリー第44巻第1957頁(1979
年)〕などが報告されている。 <発明が解決しようとする問題点> しかし、エステル類やアルコール類の鏡像体混
合物を直接分離し、分析するための充填剤として
は、上記W.Pirkle等による方法を除いては適切
なものがなく、該方法においても、分離しない鏡
像体混合物が数多くあり、また分離しても不充分
な場合があり、適用範囲が狭い。このような問題
を解決すべくさらに性能の高い充填剤が出現する
ことが望まれている。 <問題点を解決するための手段> 本発明者らは、分析し得るエステル類やアルコ
ール類の鏡像体混合物の適用範囲が広く、かつ性
能が高い充填剤の開発を目標に鋭意検討を続けて
きた結果、一般式〔〕 〔式中、R1、R2およびR3は同一または相異な
り、アルキル基、アルコキシル基、ヒドロキシル
基またはハロゲン原子を表わし、少なくともその
一つはアルコキシル基またはハロゲン原子を表わ
す。Xは−NHCO−基または−NH3 +-OCO−基
を表わす。nは、2から4までの整数を表わし、
*は、不整炭素を表わす。〕 で示されるオリガノシランがヒドロキシル基をそ
の表面に有する無機担体にグラフトされているク
ロマトグラフ充填剤が、後述の実施例および比較
例において示されるように、不整炭素に結合した
−OH基または−OCO−基を有する化合物の鏡像
体混合物の分離において上記W.Pirkle等による
方法で用いられる充填剤よりも一層優れた効果を
示し、極めて有用であることを見出し、本発明に
至つた。 上記一般式〔〕においてて、Xは−NHCO
−基または−NH3 +-OCO−基のいずれでも差支
えなく、目的と用途により選択することができ
る。 また、アミノアルキルシラン成分としては、ω
−アミノアルキルアルコキシシランまたはω−ア
ミノアルキルハロゲノシランが好ましく、例えば
ω−アミノプロピルトリエトキシシランまたはω
−アミノプロピルトリクロロシランなどが挙げら
れる。 本発明において、ヒドロキシル基をその表面に
有する無機担体としては、例えばシリカゲルなど
のシリカ含有担体が挙げられ、担体の形状は球
状、破砕状などいずれの形状でも差支えないが、
高効率のクロマトグラフ用カラムを得るためには
できる限り粒径の揃つた微細な粒子が好ましい。 本発明のクロマトグラフ充填剤を調製するに際
しては種々のグラフト方法が採用でき、例えば、
その表面にヒドロキシル基を有する無機担体に、
アミノアルキルシランを反応させ、無機担体の表
面にアミノアルキルシリル残基を導入し、これに
3,5−ジニトロベンゾイル化した光学活性な
(α−ナフチル)グリシンを反応させ、脱水縮合
させるか、またはイオン結合させる方法が挙げら
れる。 具体的には、その表面にヒドロキシル基を有す
る無機担体に、一般式〔〕 〔式中、R1、R2、R3およびnは前述と同一の
意味を有する。〕 で示されるアミノアルキルシランを既知の方法に
より反応させ、無機担体の表面にアミノアルキル
シリル残基を導入し、次いでこれに式〔〕 〔式中、*は不整炭素を表わす。〕 で示されるN−3,5−ジニトロベンゾイル−(R)
〔または(S)〕−(α−ナフチル)グリシンを反応さ
せ、脱水縮合またはイオン結合させることによ
り、目的とする充填剤が得られる。 なお、式〔〕で示されるN−3,5−ジニト
ロベンゾイル−(R)〔または(S)〕−(α−ナフチル)
グリシンは一般によく用いられる方法で製造で
き、例えば市販のα−ナフチルアセトニトリルを
エタノール溶媒中で塩化水素と反応させて、メチ
ル−(α−ナフチル)アセトイミデートとし、こ
れに次亜塩素酸ナトリウムおよびナトリウムメチ
ラートを反応させ、(α−ナフチル)グリシンメ
チルエステルを得、次いで3,5−ジニトロベン
ゾイルクロリドを反応させ、N−3,5−ジニト
ロベンゾイル−(RS)−(α−ナフチル)グリシン
メチルエステルを得、これを加水分解して、N−
3,5−ジニトロベンゾイル−(RS)−(α−ナフ
チル)グリシンにした後、光学分割することによ
り得られる。 本発明によつて得られた光学活性なN−3,5
−ジニトロベンゾイル−(α−ナフチル)グリシ
ン残基を有する充填剤は常法に従つてクロマトグ
ラフ用のカラムに充填され、液体クロマトグラフ
イーの固定相として使用される。液体クロマトグ
ラフイーにおいて、本固定相を用い適当な溶離条
件を選ぶことにより、不整炭素に結合した−OH
基または−OCO−基を有する鏡像体混合物の分
離、分析を分離能よく、かつ短時間で行うことが
できる。 <実施例> 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例 1 シリカゲル(平均粒径5μm、平均孔径60Å、
表面積500m2/g)10gを減圧、130℃で4時間乾
燥した後、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン20gを200mlの脱水トルエンに溶かした液に加
え、60℃にて6時間攪拌した。反応生成物を濾別
し、アセトン200mlで洗浄し、乾燥して3−アミ
ノプロピルシリル化シリカゲル(以下、APSと
略す)を得た。このものの元素分析値はN:1.20
%、C:3.40%であり、この値はAPS1gに対し、
3−アミノプロピル基が約0.9mmolグラフトされ
たことに相当する。 別に、α−ナフチルアセトニトリル112.2gお
よびエタノール26.7gを仕込み、35℃で攪拌して
溶かした後、室温下にて塩化水素ガスを吹き込
み、白色結晶が析出し、固化した時点で吹き込み
を終了した。これにエチルエタノール200mlを加
え、よく攪拌した後、濾過した。得られた粉末を
減圧乾燥してメチル(α−ナフチル)アセトイミ
デート塩酸塩の粗製品62.6gを得た。このうち30
gを取り、氷冷下10.5%の次亜塩素酸ナトリウム
水溶液1064gを少量ずつ添加し、さらにベンゼン
140mlを加えて30分間攪拌した。反応液を濾過し
た後、濾液を分液し、ベンゼン層を集めた。水層
にベンゼン160mlを加えて振とう抽出した後、ベ
ンゼン層を分取し、先のベンゼン層に合わせた。
これに硫酸マグネシウム50gを加えて脱水した
後、濾過し、濾液を50℃で減圧濃縮した後、残渣
をベンゼン110mlに溶かし、滴下漏斗に入れ、あ
らかじめナトリウムメチラートの28%メタノール
溶液26.9gを脱水メタノール73mlに溶かした液の
中に滴下し、氷冷下で30分間、次いで室温で2時
間攪拌した後、2N塩酸147mlを加えた。下層の水
層を分取し、上層はさらに2N塩酸40mlを加えて
抽出し、分取した水層を先の水層に合わせ、45℃
で減圧濃縮した。残渣を2N塩酸100mlおよびメタ
ノール50mlを加えて、1時間加熱還流した後、水
200mlを加えて、よく攪拌した後、水層部を分取
して活性炭5gを加えて濾過した。濾液にエタノ
ール100mlを加えて濾過した。濾液を50℃で減圧
濃縮した後、残渣にエタノール100mlを加えて溶
かし、不溶分を濾別した。濾液を50℃で減圧濃縮
した後、残渣を減圧乾燥して(RS)−(α−ナフ
チル)グリシンメチルエステル塩酸塩5.9gを得
た。これに脱水テトラヒドロフラン80mlを加えて
懸濁させ、攪拌しながら、3,5−ジニトロベン
ゾイルクロリド5.8gを加えた。これにN−メチ
ルモルホリンを少量ずつ白煙が生じなくなるまで
加えてから一昼夜攪拌した後、濾過した。濾液を
50℃で減圧濃縮した後、N−3,5−ジニトロベ
ンゾイル−(RS)−(α−ナフチル)グリシンメチ
ルエステル11gを得た。得られたエステルにエタ
ノール50mlおよびテトラヒドロフラン70mlを加
え、さらに1N水酸化ナトリウム水溶液150mlを加
えて室温で2時間攪拌した後、室温で減圧濃縮し
た。残渣に水200mlおよびクロロホルム200mlを加
えて振とう抽出した後、水層を分取し6N塩酸を
加えてPH3にした。これに酢酸エチル300mlを加
えて振とう抽出した後、酢酸エチル層を分取し、
無水硫酸ナトリウム50gを加えて脱水し、濾過し
た後、濾液を50℃で減圧濃縮してN−3,5−ジ
ニトロベンゾイル−(RS)−(α−ナフチル)グリ
シン10gを得た。このうち5gを取り、エタノー
ル5mlおよびクロロホルム20mlより再結晶させ
た。結晶を濾取して、減圧乾燥し、N−3,5−
ジニトロベンゾイル−(RS)−(α−ナフチル)グ
リシンの精製品2.1gを得た。これをエタノール
5mlに溶かし、N−(S)−1−(α−ナフチル)エ
チルアミノカルボニル−L−バリンをAPSに化
学結合させた充填剤が充填されている内径8mm、
長さ25cmのステンレス製高速液体クロマトグラフ
用カラムを取り付けた高速液体クロマトグラフに
注入し、光学分割を行つた。分取した液を減圧濃
縮してN−3,5−ジニトロベンゾイル−(R)−
(α−ナフチル)グリシン0.72gを得た。 融点(分解):138.3℃ 旋光度:〔α〕D20=−98.5℃ (c=1.00%、テトラヒドロフラン) 元素分析値 C(%) H(%) N(%) 計算値57.73 3.31 10.63 (C19H13N3O7として) 実測値56.81 3.71 10.18 次に、上記のようにして得られた化合物0.7g
を取り、脱水テトラヒドロフラン10mlに溶かした
溶液にAPS1.7gを加えて懸濁させ、減圧下で充
分脱気した後、室温で緩やかに一昼夜攪拌した。
反応生成物をテトラヒドロフラン50ml、エタノー
ル100ml、クロロホルム100mlおよびエチルエーテ
ル50mlで洗浄し、乾燥して、N−3,5−ジニト
ロベンゾイル−(R)−(α−ナフチル)グリシンを
グラフトした目的の充填剤(以下、DNB−NPG
−Siと略す)を得た。このものの元素分析値は、
N:2.28%、C:8.14%であり、これはこの充填
剤1gに対し、N−3,5−ジニトロベンゾイル
−(R)−(α−ナフチル)グリシンが約0.35mmolグ
ラフトされたことを示す。このようにして得られ
た充填剤を内径4mm、長さ25cmのステンレス製カ
ラムにスラリー充填し、次の条件で2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸
(RS)−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−
2−シクロペンテニルエステルを分析し、第1図
に示すクロマトグラムを得た。 温度:室温 移動相:ヘキサン/1,2−ジクロロエタン/
エタノール(500:30:0.15) 流量:1.0ml/min 検出器:紫外線吸収計(波長230nm) 比較例 1 (R)−フエニルグリシン10gに脱水テトラヒドロ
フラン120mlを加えて懸濁させ、室温にて攪拌し
ながら、3,5−ジニトロベンゾイルクロリド15
gを加え、さらに室温で10日間攪拌した。反応液
を濾過し、濾液を40℃で減圧下に濃縮した。残渣
に5%炭酸水素ナトリウム水溶液150mlを加えて
溶かし、さらに酢酸エチル60mlを加えて振とうし
て洗浄した後、水層を分取し、6N塩酸を加えて
PH4とした。析出した結晶を濾過し、水100mlで
3回洗浄した後、メタノール160mlより再結晶し
てN−3,5−ジニトロベンゾイル−(R)−フエニ
ルグリシン10gを得た。 融点(分解):216.8℃ 旋光度:〔α〕D20=−101.5℃ (c=1.10%、テトラヒドロフラン) 元素分析値 C(%) H(%) N(%) 計算値52.18 3.21 12.17 (C15H11N3O7として) 実測値52.01 3.36 12.29 次に、上記のようにして得られた化合物2gを
取り、脱水テトラヒドロフラン30mlに溶かした溶
液に実施例1で得られたAPS2.0gを加え、実施
例1と同様に処理してN−3,5−ジニトロベン
ゾイル−(R)−フエニルグリシンをグラフトしたい
わゆるPirkleカラムの充填剤(以下、DNB−
PHG−Siと略す)を得た。このものの元素分析
値はN:2.93%、C:10.07%であり、これはこ
の充填剤1gに対し、N−3,5−ジニトロベン
ゾイル−(R)−フエニルグリシンが約0.5mmolグラ
フトされたことを示す。実施例1と同じ条件で
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカ
ルボン酸(RS)−3−アリル−2−メチル−4−
オキソ−2−シクロペンテニルエステルを分析
し、第2図に示すクロマトグラムを得た。 第2図において、(2)および(3)のピークがほとん
ど分離せずに重なつて溶出していることから、本
比較例の充填剤に比し、実施例1の充填剤の方が
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカ
ルボン酸(RS)−3−アリル−2−メチル−4−
オキソ−2−シクロペンテニルエステルの鏡像体
の分離能において優つていると言える。 実施例2〜14および比較例2〜14 実施例1で得られたDNB−NPG−Siの充填剤
および比較例1で得られたDNB−PHG−Siの充
填剤について、検出器として波長254nmの紫外線
吸収計を用い、また移動相として第1表中に記載
のものを用いた他は実施例1と同じ条件で種々の
エステル類やアルコール類の鏡像体混合物の分析
を行つた。 実施例1〜14および比較例1〜14結果を第1表
にまとめて示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
総じて、本発明のDNB−NPG−Siの充填剤の
方がDNB−PHG−Siの充填剤に比し、分離係数
が大きく、鏡像体分離能において優つていると言
える。 <発明の効果> 以上述べたように、液体クロマトグラフイーに
おいて、本発明によつて得られた光学活性なN−
3,5−ジニトロベンゾイル−(α−ナフチル)
グリシン残基を有する充填剤を用い適当な溶離条
件を選ぶことにより、不整炭素に結合した−OH
基または−OCO−基を有する鏡像体混合物の分
離、分析を分離能よく、かつ短時間で行うことが
できる。
方がDNB−PHG−Siの充填剤に比し、分離係数
が大きく、鏡像体分離能において優つていると言
える。 <発明の効果> 以上述べたように、液体クロマトグラフイーに
おいて、本発明によつて得られた光学活性なN−
3,5−ジニトロベンゾイル−(α−ナフチル)
グリシン残基を有する充填剤を用い適当な溶離条
件を選ぶことにより、不整炭素に結合した−OH
基または−OCO−基を有する鏡像体混合物の分
離、分析を分離能よく、かつ短時間で行うことが
できる。
第1図および第2図は、それぞれ実施例1およ
び比較例1における2,2,3,3−テトラメチ
ルシクロプロパンカルボン酸(RS)−3−アリル
−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニ
ルエステルのクロマトグラムであり、図中、(1)は
溶媒のクロロホルムのピークであり、(2)2,2,
3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸
(S)−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−
シクロペンテニルエステルのピークであり、(3)は
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカ
ルボン酸(R)−3−アリル−2−メチル−4−オキ
ソ−2−シクロペンテニルエステルのピークあ
る。第1図において、(3)のピークが溶出するまで
に要する時間は約30分、分離係数は1.13、(2)と(3)
のピーク面積比は50:50であつた。
び比較例1における2,2,3,3−テトラメチ
ルシクロプロパンカルボン酸(RS)−3−アリル
−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニ
ルエステルのクロマトグラムであり、図中、(1)は
溶媒のクロロホルムのピークであり、(2)2,2,
3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸
(S)−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−
シクロペンテニルエステルのピークであり、(3)は
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカ
ルボン酸(R)−3−アリル−2−メチル−4−オキ
ソ−2−シクロペンテニルエステルのピークあ
る。第1図において、(3)のピークが溶出するまで
に要する時間は約30分、分離係数は1.13、(2)と(3)
のピーク面積比は50:50であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1、R2およびR3は同一または相異な
り、アルキル基、アルコキシル基、ヒドロキシル
基またはハロゲン原子を表わし、少なくともその
1つはアルコキシル基またはハロゲン原子を表わ
す。Xは、−NHCO−基またはNH3 +-OCO−基
を表わす。nは、2から4までの整数を表わし、
*は、不整炭素を表わす。〕 で示されるオリガノシランがヒドロキシル基をそ
の表面に有する無機担体にグラフトされているク
ロマトグラフ充填剤。 2 一般式 〔式中、R1、R2およびR3は同一または相異な
り、アルキル基、アルコキシル基、ヒドロキシル
基またはハロゲン原子を表わし、少なくともその
1つはアルコキシル基またはハロゲン原子を表わ
す。Xは、−NHCO−基またはNH3 +-OCO−基
を表わす。nは、2から4までの整数を表わし、
*は、不整炭素を表わす。〕 で示されるオリガノシランがヒドロキシル基をそ
の表面に有する無機担体にグラフトされているク
ロマトグラフ充填剤を用いて不整炭素に結合した
−OH基または−OCO−基を有する化合物の鏡像
体混合物を分離し、分析することを特徴とする液
体クロマトグラフイー分析法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62177983A JPS6420445A (en) | 1987-07-15 | 1987-07-15 | Chromatograph packing agent and analysis of enantiomer using said agent |
CA000571823A CA1318308C (en) | 1987-07-15 | 1988-07-12 | Packing material for chromatographic use and method for analysis of enantiomer mixture using the same |
US07/218,788 US4963254A (en) | 1987-07-15 | 1988-07-14 | Packing material for chromatographic use |
DE88306517T DE3879786T2 (de) | 1987-07-15 | 1988-07-15 | Packungsmaterial zur Analyse von Enantiomer-Gemischen durch Flüssig-Chromatographie. |
EP88306517A EP0299793B1 (en) | 1987-07-15 | 1988-07-15 | Packing materials for analysing enantiomer mixtures by liquid chromatography |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62177983A JPS6420445A (en) | 1987-07-15 | 1987-07-15 | Chromatograph packing agent and analysis of enantiomer using said agent |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JPH0476976B2 true JPH0476976B2 (ja) | 1992-12-07 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62177983A Granted JPS6420445A (en) | 1987-07-15 | 1987-07-15 | Chromatograph packing agent and analysis of enantiomer using said agent |
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EP0469739B1 (en) * | 1990-07-24 | 1994-06-15 | Shimadzu Corporation | Stationary phase for enantiomeric resolution in liquid chromatography |
US5256293A (en) * | 1991-09-20 | 1993-10-26 | Research Corporation Technologies, Inc. | Separation of enantiomers of non-steroidal anti-inflammatory drugs and chiral selector therefor |
US5674387A (en) * | 1991-09-20 | 1997-10-07 | Research Corporation Technologies, Inc. | Face-to-face/face-to-edge interactive chiral selectors and related apparatuses |
FR2687154B1 (fr) * | 1992-02-07 | 1995-05-12 | Rhone Poulenc Rorer Sa | Nouveau derive de l'isoindolinone, sa preparation et les compositions pharmaceutiques qui le contiennent. |
US5338529A (en) * | 1992-04-27 | 1994-08-16 | Research Corporation Technologies, Inc. | Recognition and separation of carbon clusters |
US5290440A (en) * | 1992-06-23 | 1994-03-01 | Research Corporation Technologies, Inc. | High performance chiral selector |
RU2164683C2 (ru) * | 1999-06-28 | 2001-03-27 | Санкт-Петербургская государственная медицинская академия | Способ приготовления сорбента для газожидкостной хроматографии |
ITMI20010473A1 (it) * | 2001-03-07 | 2002-09-07 | Cooperativa Ct Ricerche Poly T | Fasi stazionarie chirali basate su derivati dell'acido 4-ammino-3,5-dinitrobenzoico |
RU2203730C1 (ru) * | 2001-12-27 | 2003-05-10 | Даванков Вадим Александрович | Сорбент и способ его получения |
US7160449B2 (en) * | 2003-04-28 | 2007-01-09 | Vanderbilt University | Proline chiral columns with broad chiral selectivity |
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SE413986B (sv) * | 1973-03-23 | 1980-07-07 | Exploaterings Ab Tbf | Sett att separera amfipatiska emnen innehallande bade hydrofila och hydrofoba grupper samt gelprodukt for genomforande av separationen |
US4330440A (en) * | 1977-02-08 | 1982-05-18 | Development Finance Corporation Of New Zealand | Activated matrix and method of activation |
US4324681A (en) * | 1980-06-12 | 1982-04-13 | Uop Inc. | Chiral supports for resolution of racemates |
US4322310A (en) * | 1980-06-12 | 1982-03-30 | Uop Inc. | Chiral supports for resolution of racemates |
JPS5740503A (en) * | 1980-08-22 | 1982-03-06 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | Separation of saccharides |
JPS58202043A (ja) * | 1982-05-19 | 1983-11-25 | Sumitomo Chem Co Ltd | グラフトしたクロマトグラフ充填剤およびそれを用いる鏡像体混合物の分析法 |
CA1204720A (en) * | 1982-09-30 | 1986-05-20 | Hajimu Kitahara | Packing materials for chromatographic use and a method for analysis of an enantiomer mixture using the same |
JPS5976051A (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-28 | Tanabe Seiyaku Co Ltd | ナフタレン誘導体、その製法及び該誘導体を用いる光学純度検定試薬 |
US4522724A (en) * | 1984-03-02 | 1985-06-11 | J. T. Baker Chemical Company | Diazonium affinity matrixes |
US4523997A (en) * | 1984-03-02 | 1985-06-18 | J. T. Baker Chemical Company | Affinity chromatography matrix with built-in reaction indicator |
-
1987
- 1987-07-15 JP JP62177983A patent/JPS6420445A/ja active Granted
-
1988
- 1988-07-12 CA CA000571823A patent/CA1318308C/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-07-14 US US07/218,788 patent/US4963254A/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-07-15 DE DE88306517T patent/DE3879786T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-07-15 EP EP88306517A patent/EP0299793B1/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
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US4963254A (en) | 1990-10-16 |
CA1318308C (en) | 1993-05-25 |
DE3879786D1 (de) | 1993-05-06 |
EP0299793B1 (en) | 1993-03-31 |
JPS6420445A (en) | 1989-01-24 |
DE3879786T2 (de) | 1993-10-28 |
EP0299793A3 (en) | 1990-05-30 |
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