JPH0476048B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0476048B2 JPH0476048B2 JP59170761A JP17076184A JPH0476048B2 JP H0476048 B2 JPH0476048 B2 JP H0476048B2 JP 59170761 A JP59170761 A JP 59170761A JP 17076184 A JP17076184 A JP 17076184A JP H0476048 B2 JPH0476048 B2 JP H0476048B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- rotating shaft
- emitting element
- permanent magnet
- receiving elements
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Optical Transform (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、たとえば駆動源によつて作業端を駆
動するようにしたいわゆる電動ロボツトなどにお
いて、電動機の総回転数および360°以内の回転角
度を検出するために好適に実施されるエンコーダ
装置に関する。
動するようにしたいわゆる電動ロボツトなどにお
いて、電動機の総回転数および360°以内の回転角
度を検出するために好適に実施されるエンコーダ
装置に関する。
背景技術
典型的な既成技術では、モータの回転軸からの
動力は減速機によつて減速されて作業端に伝達さ
れ、この作業端の回転角度を検出するためにモー
タの前記出力軸に作業端のための減速機と同一減
速比を有するもう1つの検出用減速機を設け、前
記検出用減速機の減速出力軸の回転角度をポテン
シオメータによつて検出し、これによつて作業端
の概略の回転角度の絶対値を知ることができ、一
方モータの出力軸にはいわゆるインクリメンタル
エンコーダが設けられ、出力軸の360°以内の回転
角度を高精度で検出することができるような構成
になつている。
動力は減速機によつて減速されて作業端に伝達さ
れ、この作業端の回転角度を検出するためにモー
タの前記出力軸に作業端のための減速機と同一減
速比を有するもう1つの検出用減速機を設け、前
記検出用減速機の減速出力軸の回転角度をポテン
シオメータによつて検出し、これによつて作業端
の概略の回転角度の絶対値を知ることができ、一
方モータの出力軸にはいわゆるインクリメンタル
エンコーダが設けられ、出力軸の360°以内の回転
角度を高精度で検出することができるような構成
になつている。
発明が解決しようとする問題点
上述したような既成技術では、検出用の減速機
を必要としエンコーダ装置が大型化するとともに
その検出用減速器のバツクラツシユによつて測定
誤差を生じるという問題があつた。またインクリ
メンタルエンコーダは回転軸に装着された回転部
材の両側に発光素子と受光素子とをそれぞれ設
け、回転部材に形成されている透光部分または遮
光部分を検出する構成を有しており、停電時には
このようなインクリメンタルエンコーダをバツテ
リによつて動作させようとすれば、インクリメン
タルエンコーダの消費電力が大きいのでバツテリ
の容量は大きくなければならずエンコーダ関連の
電源が大型化するようになる。
を必要としエンコーダ装置が大型化するとともに
その検出用減速器のバツクラツシユによつて測定
誤差を生じるという問題があつた。またインクリ
メンタルエンコーダは回転軸に装着された回転部
材の両側に発光素子と受光素子とをそれぞれ設
け、回転部材に形成されている透光部分または遮
光部分を検出する構成を有しており、停電時には
このようなインクリメンタルエンコーダをバツテ
リによつて動作させようとすれば、インクリメン
タルエンコーダの消費電力が大きいのでバツテリ
の容量は大きくなければならずエンコーダ関連の
電源が大型化するようになる。
したがつて本発明の目的は、装置全体を大型化
することなく高精度の回転角度検出ができるよう
にしたエンコーダ装置を提供することである。
することなく高精度の回転角度検出ができるよう
にしたエンコーダ装置を提供することである。
本発明の他の目的は、停電期間において角変位
した回転軸の回転角度を電源復帰時において高精
度で検出することができるようにしたエンコーダ
装置を提供することである。
した回転軸の回転角度を電源復帰時において高精
度で検出することができるようにしたエンコーダ
装置を提供することである。
問題点を解決するための手段
本発明は、回転軸2に装着され全円周にわたり
透孔部分14,15と遮光部分とが交互に繰り返
し形成されている回転円板部材8と、 前記回転円板部材8に関して前記回転軸2の軸
線方向の一方で固定位置に配置され、前記透孔部
分14,15と遮光部分に向けて光を発射する発
光素子9と、 上記回転円板部材に関して回転軸の軸線方向の
他方側で固定位置に配置され、前記発光素子9か
ら透孔部分14,15を介する光を受光する受光
素子10,11と、 受光素子10,11の出力を計数し、これによ
つて回転軸の回転角度を検出する回転角度検出手
段18と、 回転軸2に非磁性材料から成る部材20を介し
て固定される永久磁石片21と、 固定位置に設けられ、永久磁石片21の磁界を
検出する磁気検出素子22,23と、 磁気検出素子22,23の出力を計数し記憶す
る計数回路29と、 発光素子9と受光素子10,11と回転角度検
出手段18とを電力付勢する電源回路31,32
と、 電源回路31,32の停電時においても常時、
前記計数回路29を電力付勢するバツテリ手段3
0とによつて構成されるエンコーダ装置である。
透孔部分14,15と遮光部分とが交互に繰り返
し形成されている回転円板部材8と、 前記回転円板部材8に関して前記回転軸2の軸
線方向の一方で固定位置に配置され、前記透孔部
分14,15と遮光部分に向けて光を発射する発
光素子9と、 上記回転円板部材に関して回転軸の軸線方向の
他方側で固定位置に配置され、前記発光素子9か
ら透孔部分14,15を介する光を受光する受光
素子10,11と、 受光素子10,11の出力を計数し、これによ
つて回転軸の回転角度を検出する回転角度検出手
段18と、 回転軸2に非磁性材料から成る部材20を介し
て固定される永久磁石片21と、 固定位置に設けられ、永久磁石片21の磁界を
検出する磁気検出素子22,23と、 磁気検出素子22,23の出力を計数し記憶す
る計数回路29と、 発光素子9と受光素子10,11と回転角度検
出手段18とを電力付勢する電源回路31,32
と、 電源回路31,32の停電時においても常時、
前記計数回路29を電力付勢するバツテリ手段3
0とによつて構成されるエンコーダ装置である。
また本発明は、回転軸2に装着され全円周にわ
たり透孔部分14,15と遮光部分とが交互に繰
り返し形成されている回転円板部材8と、 前記回転円板部材8に関して前記回転軸2の軸
線方向の一方側で固定位置に配置され、前記透孔
部分14,15と遮光部分に向けて光を発射する
発光素子9と、 上記回転円板部材に関して回転軸の軸線方向の
他方側で固定位置に配置され、前記発光素子9か
ら透孔部分14,15を介する光を受光する受光
素子10,11と、 受光素子10,11の出力を計数し、これによ
つて回転軸の回転角度を検出する回転角度検出手
段18と、 回転軸2に部材20を介して固定される突起
と、 固定位置に設けられ、突起に接触するアクチユ
エータを有するマイクロスイツチと、 マイクロスイツチの出力を計数し記憶する計数
回路29と、 発光素子9と受光素子10,11と回転角度検
出手段18とを電力付勢する電源回路31,32
と、 電源回路31,32の停電時においても常時、
前記計数回路29を電力付勢するバツテリ手段3
0とによつて構成されるエンコーダ装置。
たり透孔部分14,15と遮光部分とが交互に繰
り返し形成されている回転円板部材8と、 前記回転円板部材8に関して前記回転軸2の軸
線方向の一方側で固定位置に配置され、前記透孔
部分14,15と遮光部分に向けて光を発射する
発光素子9と、 上記回転円板部材に関して回転軸の軸線方向の
他方側で固定位置に配置され、前記発光素子9か
ら透孔部分14,15を介する光を受光する受光
素子10,11と、 受光素子10,11の出力を計数し、これによ
つて回転軸の回転角度を検出する回転角度検出手
段18と、 回転軸2に部材20を介して固定される突起
と、 固定位置に設けられ、突起に接触するアクチユ
エータを有するマイクロスイツチと、 マイクロスイツチの出力を計数し記憶する計数
回路29と、 発光素子9と受光素子10,11と回転角度検
出手段18とを電力付勢する電源回路31,32
と、 電源回路31,32の停電時においても常時、
前記計数回路29を電力付勢するバツテリ手段3
0とによつて構成されるエンコーダ装置。
作 用
本発明に従えば、検出用の減速機を必要とせ
ず、したがつてエンコーダ装置を大形化すること
なく回転軸の回転角度を高精度に検出することが
できる。
ず、したがつてエンコーダ装置を大形化すること
なく回転軸の回転角度を高精度に検出することが
できる。
また本発明に従えば、バツテリ手段30によつ
て計数回路29を常時、したがつて電源回路3
1,32の停電時においても、電力付勢するよう
にし、発光素子9と受光素子10,11と回転角
度検出手段18とは、比較的電力消費量が大きい
電源回路31,32によつて電力付勢するように
し、これによつてバツテリ手段30が大形化する
ことなく、その電源回路31,32の停電時にお
いても、回転軸2の回転数の検出を常に行うこと
ができる。
て計数回路29を常時、したがつて電源回路3
1,32の停電時においても、電力付勢するよう
にし、発光素子9と受光素子10,11と回転角
度検出手段18とは、比較的電力消費量が大きい
電源回路31,32によつて電力付勢するように
し、これによつてバツテリ手段30が大形化する
ことなく、その電源回路31,32の停電時にお
いても、回転軸2の回転数の検出を常に行うこと
ができる。
実施例
第1図は本発明に従うエンコーダ装置を備えた
電動ロボツトのブロツク図である。この電動ロボ
ツトでは、モータ1の回転軸2は歯車4a,4b
を含む減速機3によつて減速され、出力軸5から
作業端6を回転駆動する。モータ1の回転軸2に
は回転角度検出手段であるインクリメンタルエン
コーダ7が設けられる。
電動ロボツトのブロツク図である。この電動ロボ
ツトでは、モータ1の回転軸2は歯車4a,4b
を含む減速機3によつて減速され、出力軸5から
作業端6を回転駆動する。モータ1の回転軸2に
は回転角度検出手段であるインクリメンタルエン
コーダ7が設けられる。
第2図はインクリメンタルエンコーダ7の原理
を示す斜視図である。インクリメンタルエンコー
ダ7は回転軸2に装着された回転円板部材8と、
この回転円板部材8に関して回転軸2の軸線方向
の一方側(第2図の左方)に設けられた発光素子
9と、回転円板部材8に関して回転軸2の軸線方
向の他方側(第2図の右方)に設けられた受光素
子10,11とを含む。回転円板部材8は金属な
どの遮光性部材から成り、半径方向にずれて配置
された第1トラツク12と第2トラツク13とを
有する。第1トラツク12は回転円板部材8の全
円周にわたり、等間隔をあけて形成された検出用
透孔14を有する。第2トラツク13もまた回転
円板部材8の全円周にわたり、等間隔をあけて形
成された検出用透孔15を有する。第1トラツク
12の検出用透孔14と第2トラツク13の検出
用透孔15とは、回転円板部材8の周方向に電気
角で90°位相がずれている。
を示す斜視図である。インクリメンタルエンコー
ダ7は回転軸2に装着された回転円板部材8と、
この回転円板部材8に関して回転軸2の軸線方向
の一方側(第2図の左方)に設けられた発光素子
9と、回転円板部材8に関して回転軸2の軸線方
向の他方側(第2図の右方)に設けられた受光素
子10,11とを含む。回転円板部材8は金属な
どの遮光性部材から成り、半径方向にずれて配置
された第1トラツク12と第2トラツク13とを
有する。第1トラツク12は回転円板部材8の全
円周にわたり、等間隔をあけて形成された検出用
透孔14を有する。第2トラツク13もまた回転
円板部材8の全円周にわたり、等間隔をあけて形
成された検出用透孔15を有する。第1トラツク
12の検出用透孔14と第2トラツク13の検出
用透孔15とは、回転円板部材8の周方向に電気
角で90°位相がずれている。
発光素子9から検出用透孔14を介する光は、
受光素子10によつて検出される。発光素子9か
ら検出用透孔15を介する光は、受光素子11に
よつて検出される。第1図も同時に参照して受光
素子10,11からの出力はラインl1,l2を
経て回転方向弁別回路16に入力される。受光素
子10,11からラインl1,l2に導出される
信号波形は、回転円板部材8の回転中において第
3図(1)および第3図(2)にそれぞれ示されていると
おりであつて、これらの検出出力は前述したよう
に電気角で90°ずれた位相差を有している。回転
方向弁別回路16は、回転円板部材8が矢符17
の方向(第2図参照)へ回転するとき、受光素子
10,11からの出力に対応する第3図(3)に示さ
れるパルスをラインl3に導出する。ラインl4
の出力は回転円板部材8が矢符17の方向に回転
するときハイレベルとなり、このときラインl5
の出力はローレベルである。回転円板部材8が矢
符17の方向とは逆方向に回転するとき、ライン
l4の出力はローレベルであり、ラインl5の出
力はハイレベルになる。アツプダウンカウンタ1
8は、ラインl3を介する第3図(3)のパルスをラ
インl4がハイレベルのとき加算してアツプカウ
ントし、ラインl5がハイレベルのとき減算して
ダウンカウントする。
受光素子10によつて検出される。発光素子9か
ら検出用透孔15を介する光は、受光素子11に
よつて検出される。第1図も同時に参照して受光
素子10,11からの出力はラインl1,l2を
経て回転方向弁別回路16に入力される。受光素
子10,11からラインl1,l2に導出される
信号波形は、回転円板部材8の回転中において第
3図(1)および第3図(2)にそれぞれ示されていると
おりであつて、これらの検出出力は前述したよう
に電気角で90°ずれた位相差を有している。回転
方向弁別回路16は、回転円板部材8が矢符17
の方向(第2図参照)へ回転するとき、受光素子
10,11からの出力に対応する第3図(3)に示さ
れるパルスをラインl3に導出する。ラインl4
の出力は回転円板部材8が矢符17の方向に回転
するときハイレベルとなり、このときラインl5
の出力はローレベルである。回転円板部材8が矢
符17の方向とは逆方向に回転するとき、ライン
l4の出力はローレベルであり、ラインl5の出
力はハイレベルになる。アツプダウンカウンタ1
8は、ラインl3を介する第3図(3)のパルスをラ
インl4がハイレベルのとき加算してアツプカウ
ントし、ラインl5がハイレベルのとき減算して
ダウンカウントする。
アツプダウンカウンタ18の出力はラインl6
に導出され、ラインl4がハイレベルであるとき
第3図(4)で示される出力を導出する。アツプダウ
ンカウンタ18は回転軸2に関し回転円板部材8
が一回転するたび毎にラインl6から検出される
計数値をリセツトする。こうしてラインl6から
の回転軸2の回転角度を表わす回転角度信号によ
つて、回転軸2の360°以内の回転角度を高精度で
検出することができる。アツプダウンカウンタ1
8は、ラインl14からのリセツト信号によつて計
数値が零となるようにリセツトされる。回転軸2
に関連して回転数検出手段19が設けられる。第
4図は回転数検出手段19の斜視図であり、第5
図はその側面図である。回転数検出手段19は、
回転軸2に固定された回転円板部材20を有す
る。回転円板部材20は、非磁性材料の金属また
は合成樹脂などから成る。回転円板部材20の一
表面には、永久磁石片21が装着されている。永
久磁石片21の磁界によつて、回転円板部材20
の円周方向に間隔をあけて配置されたリードスイ
ツチ22,23のスイツチング態様が変化する。
リードスイツチ22は、ガラスなどから成る封止
体24内の空間に設けられた一対の電極25,2
6を有し、電極25,26は永久磁石片21の磁
界によつてスイツチング態様が変化する。リード
スイツチ23は、リードスイツチ22と同様の構
成を有する。リードスイツチ22,23のスイツ
チング態様の変化によつて、極めて微少な消費電
力のもとに、回転円板部材20の円周方向に位相
差をもつた電気信号が、第3図(1)および第3図(2)
にそれぞれ示されるように導出される。
に導出され、ラインl4がハイレベルであるとき
第3図(4)で示される出力を導出する。アツプダウ
ンカウンタ18は回転軸2に関し回転円板部材8
が一回転するたび毎にラインl6から検出される
計数値をリセツトする。こうしてラインl6から
の回転軸2の回転角度を表わす回転角度信号によ
つて、回転軸2の360°以内の回転角度を高精度で
検出することができる。アツプダウンカウンタ1
8は、ラインl14からのリセツト信号によつて計
数値が零となるようにリセツトされる。回転軸2
に関連して回転数検出手段19が設けられる。第
4図は回転数検出手段19の斜視図であり、第5
図はその側面図である。回転数検出手段19は、
回転軸2に固定された回転円板部材20を有す
る。回転円板部材20は、非磁性材料の金属また
は合成樹脂などから成る。回転円板部材20の一
表面には、永久磁石片21が装着されている。永
久磁石片21の磁界によつて、回転円板部材20
の円周方向に間隔をあけて配置されたリードスイ
ツチ22,23のスイツチング態様が変化する。
リードスイツチ22は、ガラスなどから成る封止
体24内の空間に設けられた一対の電極25,2
6を有し、電極25,26は永久磁石片21の磁
界によつてスイツチング態様が変化する。リード
スイツチ23は、リードスイツチ22と同様の構
成を有する。リードスイツチ22,23のスイツ
チング態様の変化によつて、極めて微少な消費電
力のもとに、回転円板部材20の円周方向に位相
差をもつた電気信号が、第3図(1)および第3図(2)
にそれぞれ示されるように導出される。
回転軸2が矢符17の方向に回転するときリー
ドスイツチ22,23からは第3図(5)および第3
図(6)で示される信号がラインl7,l8をそれぞ
れ介して回転方向弁別回路28に与えられる。回
転方向弁別回路28は、リードスイツチ22,2
3からの位相差に基づいて回転円板部材20が矢
符17の方向に回転するときラインl10にハイ
レベルの信号を導出し、このときラインl11は
ローレベルである。回転方向弁別回路28は、回
転円板部材20が矢符17の逆方向に回転すると
きラインl10にはローレベルの信号を導出し、
ラインl11にハイレベルの信号を導出する。回
転方向弁別回路28は、ラインl9にリードスイ
ツチ22,23からの出力に基づいて第3図(7)の
波形を有する信号を導出する。ラインl9からの
信号は、またラインl14を介してアツプダウン
カウンタ18にリセツト信号として与えられる。
ラインl9〜l11からの信号は、アツプダウン
カウンタ29に受信される。このアツプダウンカ
ウンタ29は、ラインl10からの信号がハイレ
ベルであるときラインl9のパルスを加算してア
ツプカウントし、ラインl11がハイレベルであ
るときラインl9のパルスを減算してダウンカウ
ントする。
ドスイツチ22,23からは第3図(5)および第3
図(6)で示される信号がラインl7,l8をそれぞ
れ介して回転方向弁別回路28に与えられる。回
転方向弁別回路28は、リードスイツチ22,2
3からの位相差に基づいて回転円板部材20が矢
符17の方向に回転するときラインl10にハイ
レベルの信号を導出し、このときラインl11は
ローレベルである。回転方向弁別回路28は、回
転円板部材20が矢符17の逆方向に回転すると
きラインl10にはローレベルの信号を導出し、
ラインl11にハイレベルの信号を導出する。回
転方向弁別回路28は、ラインl9にリードスイ
ツチ22,23からの出力に基づいて第3図(7)の
波形を有する信号を導出する。ラインl9からの
信号は、またラインl14を介してアツプダウン
カウンタ18にリセツト信号として与えられる。
ラインl9〜l11からの信号は、アツプダウン
カウンタ29に受信される。このアツプダウンカ
ウンタ29は、ラインl10からの信号がハイレ
ベルであるときラインl9のパルスを加算してア
ツプカウントし、ラインl11がハイレベルであ
るときラインl9のパルスを減算してダウンカウ
ントする。
リードスイツチ22,23からラインl7,l
8を介して得られるパルスおよびラインl9から
得られるパルスは回転軸2および回転円板部材2
0の1回転ごとに得られ、したがつてアツプダウ
ンカウンタ29の計数値は回転軸2の回転数を表
わし、回転軸2および回転円板部材20が矢符1
7の方向に回転したときのアツプダウンカウンタ
29のラインl12に導出される計数値信号が第
3図(8)で示される波形を有する。
8を介して得られるパルスおよびラインl9から
得られるパルスは回転軸2および回転円板部材2
0の1回転ごとに得られ、したがつてアツプダウ
ンカウンタ29の計数値は回転軸2の回転数を表
わし、回転軸2および回転円板部材20が矢符1
7の方向に回転したときのアツプダウンカウンタ
29のラインl12に導出される計数値信号が第
3図(8)で示される波形を有する。
回転方向弁別回路28およびアツプダウンカウ
ンタ29は半導体回路によつて実現され、したが
つて消費電力は小さい。回転方向弁別回路28お
よびアツプダウンカウンタ29は、バツテリ30
によつて電力付勢される。
ンタ29は半導体回路によつて実現され、したが
つて消費電力は小さい。回転方向弁別回路28お
よびアツプダウンカウンタ29は、バツテリ30
によつて電力付勢される。
回転方向弁別回路16、アツプダウンカウンタ
18およびインクリメンタルエンコーダ7の発光
素子9並びに受光素子10,11は、商用交流電
源31からの電力を変圧整流する電源回路32の
電力によつて電力付勢される。回転方向弁別回路
16,アツプダウンカウンタ18は、半導体回路
によつて実現されることができる。発光素子9
は、回転角度の検出時において常時電力付勢され
て発光し、たとえば発光ダイオードなどによつて
実現されその消費電力は比較的大きい。
18およびインクリメンタルエンコーダ7の発光
素子9並びに受光素子10,11は、商用交流電
源31からの電力を変圧整流する電源回路32の
電力によつて電力付勢される。回転方向弁別回路
16,アツプダウンカウンタ18は、半導体回路
によつて実現されることができる。発光素子9
は、回転角度の検出時において常時電力付勢され
て発光し、たとえば発光ダイオードなどによつて
実現されその消費電力は比較的大きい。
アツプダウンカウンタ18からラインl6に導
出される第3図(4)で示される回転角度信号と、ア
ツプダウンカウンタ29からラインl12を介し
て導出される第3図(8)で示される回転数信号と
は、演算回路33に与えられて、これによつて回
転軸2の総回転角度を表わす第3図(9)で示される
信号がラインl13から導出される。商用交流電
源31の停電時には、回転方向弁別回路16およ
びアツプダウンカウンタ18は不能動化され、発
光素子9は発光を停止する。回転方向弁別回路2
8およびアツプダウンカウンタ29は、バツテリ
30によつて停電時においても電力付勢されたま
まである。したがつて回転数検出手段19が角変
位して永久磁石片21の磁界によつてリードスイ
ツチ22,23のスイツチング態様が変化したと
き、その状態は回転方向弁別回路28によつて回
転方向が弁別され、アツプダウンカウンタ29の
計数値が変化されてストアされる。したがつて商
用交流電源31の停電によつてモータ1が消勢さ
れ従つて作業端6がその重力などによつて角変位
し、応じて回転軸2が角変位しても、回転数検出
手段19,回転方向弁別回路28およびアツプダ
ウンカウンタ29のはたらきによつて回転軸2の
回転数が常時検出される。
出される第3図(4)で示される回転角度信号と、ア
ツプダウンカウンタ29からラインl12を介し
て導出される第3図(8)で示される回転数信号と
は、演算回路33に与えられて、これによつて回
転軸2の総回転角度を表わす第3図(9)で示される
信号がラインl13から導出される。商用交流電
源31の停電時には、回転方向弁別回路16およ
びアツプダウンカウンタ18は不能動化され、発
光素子9は発光を停止する。回転方向弁別回路2
8およびアツプダウンカウンタ29は、バツテリ
30によつて停電時においても電力付勢されたま
まである。したがつて回転数検出手段19が角変
位して永久磁石片21の磁界によつてリードスイ
ツチ22,23のスイツチング態様が変化したと
き、その状態は回転方向弁別回路28によつて回
転方向が弁別され、アツプダウンカウンタ29の
計数値が変化されてストアされる。したがつて商
用交流電源31の停電によつてモータ1が消勢さ
れ従つて作業端6がその重力などによつて角変位
し、応じて回転軸2が角変位しても、回転数検出
手段19,回転方向弁別回路28およびアツプダ
ウンカウンタ29のはたらきによつて回転軸2の
回転数が常時検出される。
電源復帰後は、モータ1、回転数弁別回路16
およびアツプダウンカウンタ18は電源回路32
からの電力によつて電力付勢される。また演算回
路33も電力付勢される。モータ1によつて回転
軸2を回転駆動し、リードスイツチ22,23か
ら第3図(5)および第3図(6)でそれぞれ示されるパ
ルスが得られたときアツプダウンカウンタ18の
計数値を第3図(4)で示されるように零にリセツト
することによつて、それ以後の回転軸2の360°以
内の回転角度を高精度で測定することができる。
およびアツプダウンカウンタ18は電源回路32
からの電力によつて電力付勢される。また演算回
路33も電力付勢される。モータ1によつて回転
軸2を回転駆動し、リードスイツチ22,23か
ら第3図(5)および第3図(6)でそれぞれ示されるパ
ルスが得られたときアツプダウンカウンタ18の
計数値を第3図(4)で示されるように零にリセツト
することによつて、それ以後の回転軸2の360°以
内の回転角度を高精度で測定することができる。
上述の実施例では、永久磁石片21は、回転軸
2に非磁性材料から成る部材20を介して固定さ
れており、この永久磁石片21は、回転円板部材
8に取付ける構成となつていない。このように永
久磁石片21を、部材8とは別個に設けられた部
材20に取付けることによつて、両部材8,20
を小形化することができる。もしも仮に、永久磁
石片21を、部材8のトラツク12,13の半径
方向外方に、または半径方向内方に取付けるとす
れば、その部材8の外径を大きくしなければなら
ず、したがつてロボツトのアームには組み込むこ
とができなくなつてしまう。この問題を解決する
ためにもしも仮に、小さい永久磁石片を部材8に
取付けるとすれば、そのような小さい永久磁石片
21を検出するリードスイツチ22,23の位置
精度を高くしなければならず、またそのような小
さい永久磁石片21とリードスイツチ22,23
との間のギヤツプを精密に設定しなければならな
くなり、さらにまた回転軸2のわずかな芯振れに
よつて、誤検出を生じるおそれがある。上述の実
施例では、トラツク12,13が形成されている
部材8とは別個に設けられた部材20に永久磁石
片21を取付けることによつて、全体の構成を小
形化することができ、またその永久磁石片21を
むやみに小さくする必要がなくなり、組立精度を
高くする必要がなく、また回転軸2の芯振れによ
る誤検出が発生するおそれをなくしている。
2に非磁性材料から成る部材20を介して固定さ
れており、この永久磁石片21は、回転円板部材
8に取付ける構成となつていない。このように永
久磁石片21を、部材8とは別個に設けられた部
材20に取付けることによつて、両部材8,20
を小形化することができる。もしも仮に、永久磁
石片21を、部材8のトラツク12,13の半径
方向外方に、または半径方向内方に取付けるとす
れば、その部材8の外径を大きくしなければなら
ず、したがつてロボツトのアームには組み込むこ
とができなくなつてしまう。この問題を解決する
ためにもしも仮に、小さい永久磁石片を部材8に
取付けるとすれば、そのような小さい永久磁石片
21を検出するリードスイツチ22,23の位置
精度を高くしなければならず、またそのような小
さい永久磁石片21とリードスイツチ22,23
との間のギヤツプを精密に設定しなければならな
くなり、さらにまた回転軸2のわずかな芯振れに
よつて、誤検出を生じるおそれがある。上述の実
施例では、トラツク12,13が形成されている
部材8とは別個に設けられた部材20に永久磁石
片21を取付けることによつて、全体の構成を小
形化することができ、またその永久磁石片21を
むやみに小さくする必要がなくなり、組立精度を
高くする必要がなく、また回転軸2の芯振れによ
る誤検出が発生するおそれをなくしている。
上述の実施例ではリードスイツチ22,23は
電力を消費せず、バツテリ30の電力は回転方向
弁別回路28およびアツプダウンカウンタ29に
供給され、これらの回路28,29は、たとえば
集積回路などによつて実現され、その消費電力は
ごく僅かで済む。リードスイツチ22,23に代
えて、たとえば磁気抵抗素子を用いてもよく、そ
のような磁気抵抗素子の抵抗はたとえば600kΩで
あり、3.6Vで動作し、したがつてその消費電力
はきわめて僅かである。本件発明者の実験によれ
ば、このような磁気抵抗素子を用い、また回転方
向弁別回路28およびアツプダウンカウンタ29
を集積回路によつて構成したとき、容量2Ahであ
る2個のバツテリ30を並列に用いたときのバツ
テリ30の寿命は、4年であつた。これに対し
て、永久磁石片21とリードスイツチ22,23
の代りに、発光ダイオードと受光素子とを用いて
構成したとき、その発光素子は、たとえば10mA
程度の消費電流が必要であり、受光素子の出力を
回転方向弁別回路28に与え、この回転方向弁別
回路28とアツプダウンカウンタ29とに、発光
ダイオードとともに、容量2Ahである2個のバツ
テリ30を用いて常時電力を供給したとき、その
バツテリ30の寿命は、約400時間にすぎなかつ
た。したがつて上述の実施例のように、永久磁石
片21とリードスイツチ22,23とを用い、あ
るいはまたリードスイツチ22,23に代えて磁
気抵抗素子などを用いることによつて、商用交流
電源31の短時間の停電時だけでなく、長時間の
停電時、さらに、たとえば本件エンコーダ装置の
電源切つて工場から出荷した場合などでも、上述
のバツテリで十分対応することができる。
電力を消費せず、バツテリ30の電力は回転方向
弁別回路28およびアツプダウンカウンタ29に
供給され、これらの回路28,29は、たとえば
集積回路などによつて実現され、その消費電力は
ごく僅かで済む。リードスイツチ22,23に代
えて、たとえば磁気抵抗素子を用いてもよく、そ
のような磁気抵抗素子の抵抗はたとえば600kΩで
あり、3.6Vで動作し、したがつてその消費電力
はきわめて僅かである。本件発明者の実験によれ
ば、このような磁気抵抗素子を用い、また回転方
向弁別回路28およびアツプダウンカウンタ29
を集積回路によつて構成したとき、容量2Ahであ
る2個のバツテリ30を並列に用いたときのバツ
テリ30の寿命は、4年であつた。これに対し
て、永久磁石片21とリードスイツチ22,23
の代りに、発光ダイオードと受光素子とを用いて
構成したとき、その発光素子は、たとえば10mA
程度の消費電流が必要であり、受光素子の出力を
回転方向弁別回路28に与え、この回転方向弁別
回路28とアツプダウンカウンタ29とに、発光
ダイオードとともに、容量2Ahである2個のバツ
テリ30を用いて常時電力を供給したとき、その
バツテリ30の寿命は、約400時間にすぎなかつ
た。したがつて上述の実施例のように、永久磁石
片21とリードスイツチ22,23とを用い、あ
るいはまたリードスイツチ22,23に代えて磁
気抵抗素子などを用いることによつて、商用交流
電源31の短時間の停電時だけでなく、長時間の
停電時、さらに、たとえば本件エンコーダ装置の
電源切つて工場から出荷した場合などでも、上述
のバツテリで十分対応することができる。
もしも仮に、永久磁石片21に代えて前述の発
光ダイオードを用いた構成において、消費電力の
低減を図るために、間欠的にその発光ダイオード
を点灯してサンプリングを行うことも考えられる
けれども、そのサンプリング周期のデユーテイ
は、実際上は1:10(すなわち1/10)程度が限度
と思われ、したがつて上述の実施例程に優れた効
果は期待できない。
光ダイオードを用いた構成において、消費電力の
低減を図るために、間欠的にその発光ダイオード
を点灯してサンプリングを行うことも考えられる
けれども、そのサンプリング周期のデユーテイ
は、実際上は1:10(すなわち1/10)程度が限度
と思われ、したがつて上述の実施例程に優れた効
果は期待できない。
本発明のさらに他の実施例として、上述のリー
ドスイツチ22,23に代えて、回転円板部材2
0に取付けられている永久磁石片21の磁界変化
によつて誘起起電力を発生する手段を用いてもよ
い。このような誘起起電力発生手段は、電力を何
等消費せず、好都合である。このような誘起起電
力発生手段としては、たとえば前述の永久磁石片
21の接近に伴なう外部磁界の増減によつて磁化
の強さが急変する棒状の強磁性材料と、この強磁
性材料に巻線された検出コイルとを備え、前記磁
化の強さの急変によつてインパルス状誘起起電力
を発生する構成を有する。
ドスイツチ22,23に代えて、回転円板部材2
0に取付けられている永久磁石片21の磁界変化
によつて誘起起電力を発生する手段を用いてもよ
い。このような誘起起電力発生手段は、電力を何
等消費せず、好都合である。このような誘起起電
力発生手段としては、たとえば前述の永久磁石片
21の接近に伴なう外部磁界の増減によつて磁化
の強さが急変する棒状の強磁性材料と、この強磁
性材料に巻線された検出コイルとを備え、前記磁
化の強さの急変によつてインパルス状誘起起電力
を発生する構成を有する。
本発明によれば、その他の構成を有する磁気検
出素子が用いられてもよい。
出素子が用いられてもよい。
他の実施例として永久磁石片21とリードスイ
ツチ22,23との組合わせに代えて、回転軸2
に固定された部材20に、突起を形成し、この突
起に接触するアクチユエータを備えるマイクロス
イツチを固定位置に設け、アクチユエータを、回
転軸2、したがつて部材20の回転に従う突起の
移動経路に沿つて円周方向に間隔をあけて配置さ
れるように構成されてもよい。残余の構成は前述
の実施例と同様である。
ツチ22,23との組合わせに代えて、回転軸2
に固定された部材20に、突起を形成し、この突
起に接触するアクチユエータを備えるマイクロス
イツチを固定位置に設け、アクチユエータを、回
転軸2、したがつて部材20の回転に従う突起の
移動経路に沿つて円周方向に間隔をあけて配置さ
れるように構成されてもよい。残余の構成は前述
の実施例と同様である。
効 果
以上のように本発明によれば、構成を大形化す
ることなく、高精度の回転角の検出ができるよう
になる。特に、特許請求の範囲第1項に記載され
た第1発明によれば、回転軸2には非磁性材料か
ら成る部材20を介して永久磁石片21が固定さ
れており、この永久磁石片21の磁界を、固定位
置に設けられる磁気検出素子22,23によつて
検出し、磁気検出素子22,23の出力を計数し
て記憶する計数回路29が設けられ、この計数回
路29はバツテリ手段30によつて常時、電力付
勢されるので、発光素子9と受光素子10,11
と回転角検出手段18とを電力付勢する電源回路
31,32の停電が生じても、回転数の検出が確
実に達成される。しかもこのような計数回路29
の電力消費量を低減し、バツテリ手段30を長寿
命とすることができる。
ることなく、高精度の回転角の検出ができるよう
になる。特に、特許請求の範囲第1項に記載され
た第1発明によれば、回転軸2には非磁性材料か
ら成る部材20を介して永久磁石片21が固定さ
れており、この永久磁石片21の磁界を、固定位
置に設けられる磁気検出素子22,23によつて
検出し、磁気検出素子22,23の出力を計数し
て記憶する計数回路29が設けられ、この計数回
路29はバツテリ手段30によつて常時、電力付
勢されるので、発光素子9と受光素子10,11
と回転角検出手段18とを電力付勢する電源回路
31,32の停電が生じても、回転数の検出が確
実に達成される。しかもこのような計数回路29
の電力消費量を低減し、バツテリ手段30を長寿
命とすることができる。
また、第1発明によれば、永久磁石片21は、
回転軸2に、回転円板部材8とは別個に設けられ
た部材20を介して固定されており、したがつて
もしも仮に、回転円板部材に永久磁石片21を取
付けたと仮定したときに、その回転円板部材8が
大形化するという問題が本発明では、生じること
はなく、本発明によれば、全体の構成を小形化す
ることができる。しかも永久磁石片21を微細に
構成する必要はなく、したがつて磁気検出素子2
2,23の位置精度が要求されることはなく、ま
た永久磁石片21と磁気検出素子22,23との
ギヤツプを過度に精密にする必要はなく、さら
に、回転軸2の芯振れが生じても、磁気検出素子
22,23による誤検出が生じることが防がれ
る。
回転軸2に、回転円板部材8とは別個に設けられ
た部材20を介して固定されており、したがつて
もしも仮に、回転円板部材に永久磁石片21を取
付けたと仮定したときに、その回転円板部材8が
大形化するという問題が本発明では、生じること
はなく、本発明によれば、全体の構成を小形化す
ることができる。しかも永久磁石片21を微細に
構成する必要はなく、したがつて磁気検出素子2
2,23の位置精度が要求されることはなく、ま
た永久磁石片21と磁気検出素子22,23との
ギヤツプを過度に精密にする必要はなく、さら
に、回転軸2の芯振れが生じても、磁気検出素子
22,23による誤検出が生じることが防がれ
る。
また第1発明では上述のように永久磁石片21
を用い、その永久磁石片21の磁界を磁気検出素
子22,23によつて検出するようにしているの
で、永久磁石片21の電力消費はなく、また磁気
検出素子22,23の電力消費は零またはごく僅
かであり、その磁気検出素子22,23の出力を
受信する計数回路29は、たとえば集積回路など
によつて実現され、その計数回路29の電力消費
を僅かにすることができ、したがつてバツテリ手
段30の寿命をたとえば4年などときわめて長く
することができるようになる。
を用い、その永久磁石片21の磁界を磁気検出素
子22,23によつて検出するようにしているの
で、永久磁石片21の電力消費はなく、また磁気
検出素子22,23の電力消費は零またはごく僅
かであり、その磁気検出素子22,23の出力を
受信する計数回路29は、たとえば集積回路など
によつて実現され、その計数回路29の電力消費
を僅かにすることができ、したがつてバツテリ手
段30の寿命をたとえば4年などときわめて長く
することができるようになる。
また特許請求の範囲第2項に記載された第2発
明によれば、回転軸2に部材20を介して突起を
固定し、固定位置には、この突起に接触するアク
チユエータを有するマイクロスイツチを設け、計
数回路29によつてマイクロスイツチの出力を計
数して記憶するようにし、計数回路29をバツテ
リ手段30によつて電源回路31,32の停電時
においても常時、電力付勢するようにし、これに
よつてもまた、バツテリ手段30を長寿命とし、
常に回転数の検出を可能とする。すなわちこのよ
うな突起およびマイクロスイツチを有する構成に
よれば、マイクロスイツチによる電力消費はな
く、そのマイクロスイツチの出力を受信する計数
回路29は、たとえば集積回路によつて実現する
ことができ、したがつてバツテリ手段30の寿命
を、たとえば前述のように4年程度として十分に
長くすることが可能になる。しかも突起は部材2
0を介して回転軸2に固定されるので、第1発明
と同様に小形化を図ることができ、しかも突起を
微細に構成する必要はなく、したがつてアクチユ
エータを有するマイクロスイツチの位置精度が要
求されることはなく、さらに、回転軸2の芯振れ
が生じても、マイクロスイツチによる誤検出が生
じることが防がれる。
明によれば、回転軸2に部材20を介して突起を
固定し、固定位置には、この突起に接触するアク
チユエータを有するマイクロスイツチを設け、計
数回路29によつてマイクロスイツチの出力を計
数して記憶するようにし、計数回路29をバツテ
リ手段30によつて電源回路31,32の停電時
においても常時、電力付勢するようにし、これに
よつてもまた、バツテリ手段30を長寿命とし、
常に回転数の検出を可能とする。すなわちこのよ
うな突起およびマイクロスイツチを有する構成に
よれば、マイクロスイツチによる電力消費はな
く、そのマイクロスイツチの出力を受信する計数
回路29は、たとえば集積回路によつて実現する
ことができ、したがつてバツテリ手段30の寿命
を、たとえば前述のように4年程度として十分に
長くすることが可能になる。しかも突起は部材2
0を介して回転軸2に固定されるので、第1発明
と同様に小形化を図ることができ、しかも突起を
微細に構成する必要はなく、したがつてアクチユ
エータを有するマイクロスイツチの位置精度が要
求されることはなく、さらに、回転軸2の芯振れ
が生じても、マイクロスイツチによる誤検出が生
じることが防がれる。
第1図は本発明の一実施例のブロツク図、第2
図はインクリメンタルエンコーダの斜視図、第3
図は第1図に示された実施例の動作を説明するた
めの波形図、第4図は回転数検出手段19の斜視
図、第5図は回転数検出手段19側面図、第6図
はインクリメンタルエンコーダの他の実施例の斜
視図である。 2……回転軸、7……インクリメンタルエンコ
ーダ、9……発光素子、10,11……受光素
子、16,28……回転方向弁別回路、18,2
9……アツプダウンカウンタ、30……バツテ
リ。
図はインクリメンタルエンコーダの斜視図、第3
図は第1図に示された実施例の動作を説明するた
めの波形図、第4図は回転数検出手段19の斜視
図、第5図は回転数検出手段19側面図、第6図
はインクリメンタルエンコーダの他の実施例の斜
視図である。 2……回転軸、7……インクリメンタルエンコ
ーダ、9……発光素子、10,11……受光素
子、16,28……回転方向弁別回路、18,2
9……アツプダウンカウンタ、30……バツテ
リ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転軸2に装着され全円周にわたり透孔部分
14,15と遮光部分とが交互に繰り返し形成さ
れている回転円板部材8と、 前記回転円板部材8に関して前記回転軸2の軸
線方向の一方側で固定位置に配置され、前記透孔
部分14,15と遮光部分に向けて光を発射する
発光素子9と、 上記回転円板部材に関して回転軸の軸線方向の
他方側で固定位置に配置され、前記発光素子9か
ら透孔部分14,15を介する光を受光する受光
素子10,11と、 受光素子10,11の出力を計数し、これによ
つて回転軸の回転角度を検出する回転角度検出手
段18と、 回転軸2に非磁性材料から成る部材20を介し
て固定される永久磁石片21と、 固定位置に設けられ、永久磁石片21の磁界を
検出する磁気検出素子22,23と、 磁気検出素子22,23の出力を計数し記憶す
る計数回路29と、 発光素子9と受光素子10,11と回転角度検
出手段18とを電力付勢する電源回路31,32
と、 電源回路31,32の停電時においても常時、
前記計数回路29を電力付勢するバツテリ手段3
0とによつて構成されるエンコーダ装置。 2 回転軸2に装着され全円周にわたり透孔部分
14,15と遮光部分とが交互に繰り返し形成さ
れている回転円板部材8と、 前記回転円板部材8に関して前記回転軸2の軸
線方向の一方側で固定位置に配置され、前記透孔
部分14,15と遮光部分に向けて光を発射する
発光素子9と、 上記回転円板部材に関して回転軸の軸線方向の
他方側で固定位置に配置され、前記発光素子9か
ら透孔部分14,15を介する光を受光する受光
素子10,11と、 受光素子10,11の出力を計数し、これによ
つて回転軸の回転角度を検出する回転角度検出手
段18と、 回転軸2に部材20を介して固定される突起
と、 固定位置に設けられ、突起に接触するアクチユ
エータを有するマイクロスイツチと、 マイクロスイツチの出力を計数し記憶する計数
回路29と、 発光素子9と受光素子10,11と回転角度検
出手段18とを電力付勢する電源回路31,32
と、 電源回路31,32の停電時においても常時、
前記計数回路29を電力付勢するバツテリ手段3
0とによつて構成されるエンコーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17076184A JPS6148717A (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | エンコ−ダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17076184A JPS6148717A (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | エンコ−ダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6148717A JPS6148717A (ja) | 1986-03-10 |
JPH0476048B2 true JPH0476048B2 (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=15910887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17076184A Granted JPS6148717A (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | エンコ−ダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6148717A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61209313A (ja) * | 1985-03-14 | 1986-09-17 | Toshiba Corp | ロボツト関節角検出装置 |
JPS62291516A (ja) * | 1986-06-12 | 1987-12-18 | Tadashi Iizuka | 回転エンコ−ダ− |
JP2634590B2 (ja) * | 1987-02-17 | 1997-07-30 | 川崎重工業株式会社 | ロボットの作業端の変位検出用光学式エンコーダ |
JPS63129818U (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-24 | ||
JP2634627B2 (ja) * | 1988-03-31 | 1997-07-30 | 川崎重工業株式会社 | エンコーダ装置 |
JPH0336914U (ja) * | 1989-08-21 | 1991-04-10 | ||
JP2689883B2 (ja) * | 1993-12-06 | 1997-12-10 | 双葉電子工業株式会社 | 光学式アブソリュートスケール |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60190810A (ja) * | 1984-03-10 | 1985-09-28 | Fanuc Ltd | パルスエンコ−ダ |
-
1984
- 1984-08-15 JP JP17076184A patent/JPS6148717A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60190810A (ja) * | 1984-03-10 | 1985-09-28 | Fanuc Ltd | パルスエンコ−ダ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6148717A (ja) | 1986-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5523679A (en) | Apparatus for detecting speed and direction of rotation with a single magnetic sensor | |
CN107655510B (zh) | 一种多圈绝对值编码器及位置检测方法 | |
JP6959588B2 (ja) | エンコーダ装置及びその製造方法、駆動装置、ステージ装置、並びにロボット装置 | |
US6124710A (en) | Rotary magnetic encoder using hall effect for detecting revolution of a shaft | |
CN116952284A (zh) | 编码器装置、驱动装置、载置台装置以及机器人装置 | |
US20240100689A1 (en) | Encoder device, drive device, stage device, and robot device | |
CN113091779A (zh) | 编码器装置、驱动装置、载物台装置及机器人装置 | |
JP7489583B2 (ja) | 回転検出器及びそれを備えたモータ | |
JPH0476048B2 (ja) | ||
EP3211379A1 (en) | An angular position detector | |
CN206756198U (zh) | 一种多圈绝对值编码器 | |
JP6926434B2 (ja) | エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置 | |
JPH01114759A (ja) | 変位速度検出器 | |
JP7633609B2 (ja) | エンコーダ装置及びその使用方法、駆動装置、ステージ装置、並びにロボット装置 | |
SE521416C2 (sv) | Verktyg med en i rotation försättbar verktygshållare | |
CN109959330A (zh) | 一种角位移传感器 | |
JP2010181267A (ja) | エンコーダ | |
JPH04147009A (ja) | 多回転式絶対値ロータリーエンコーダ | |
JPH11267278A (ja) | パチンコ機の飛距離調整装置 | |
JPS61253418A (ja) | エンコ−ダ装置 | |
JPH0443216B2 (ja) | ||
US20240369379A1 (en) | Motion Detector | |
JPH0443215B2 (ja) | ||
JP7243712B2 (ja) | エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置 | |
WO2022249795A1 (ja) | 回転検出器および回転検出方法 |