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JPH0474520B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0474520B2
JPH0474520B2 JP59102640A JP10264084A JPH0474520B2 JP H0474520 B2 JPH0474520 B2 JP H0474520B2 JP 59102640 A JP59102640 A JP 59102640A JP 10264084 A JP10264084 A JP 10264084A JP H0474520 B2 JPH0474520 B2 JP H0474520B2
Authority
JP
Japan
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plate
joint
shaped
arch
bolt insertion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59102640A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60246997A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP59102640A priority Critical patent/JPS60246997A/ja
Publication of JPS60246997A publication Critical patent/JPS60246997A/ja
Publication of JPH0474520B2 publication Critical patent/JPH0474520B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、上下水道、地下鉄、電信ケーブ
ル、収容トンネル、地下道、取水トンネル、放水
トンネルあるいは共同溝等の管渠をシールド工法
等で築造する場合に使用する鉄筋コンクリートセ
グメントの継手構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、コンクリート構造物の継手構造として、
実公昭56−6564号公報により公表されているよう
に、コ字状の継手金具における中間板の内側に、
厚肉のアーチ形断面の座金を配置し、その座金に
おける両側の平面を前記継手金具における中間板
の内面に接触させ、その中間板の中央部および座
金の中央部にボルト挿通孔を設け、前記座金を収
容した継手金具をコンクリート構造物に埋込固定
し、そのコンクリート構造物における座金の裏側
にボルト締結操作用開口部を設けた構造のものが
知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来のコンクリート構造物の継手構造の場
合は、座金における両側の平面の中心がコ字状の
継手金具における中間板と両側板との交差部か
ら、中間板の中央側に偏位して配置されているの
で、相互に接合されたコンクリート構造物におけ
る座金および前記中間板にボルトを挿通して締付
け連結したのち、各コンクリート構造物を相対的
に離反させるような外力が作用すると、コ字状の
継手金具における中間板に過大なせん断力および
曲げモーメントが作用し、そのため前記中間板が
大きく変形する。
前記中間板の大きな変形を防止して高強度およ
び高剛性を付与するには、中間板を厚くする必要
があるが、このようにすると不経済である。
また前記従来のコンクリート構造物の継手構造
の場合は、継手金具がコ字状であつて補強されて
いないので、継手金具の強度が弱く、かつコンク
リート構造物にボルト締結操作用開口部を設ける
ために、開口部形成用型枠を使用してコンクリー
トを打設し、そのコンクリートが硬化したのち、
型枠を撤去する必要があるので、コンクリート構
造物の継手の製作も煩雑である。
この発明は前述の問題を有利に解決できる鉄筋
コンクリートセグメントの継手構造を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、第1発明の鉄筋コ
ンクリートセグメントの継手構造においては、中
央部にボルト挿通孔1を備えているコ字状の鋼製
継手板2内に、中央部にボルト挿通孔3を備えて
いる円弧状の鋼製アーチ形状板4が配置され、そ
のアーチ形状板4における板厚中心延長線の両端
部が、コ字状の継手板2における中間板の板厚中
心延長線とフランジの板厚中心延長線との交差部
付近に位置するように配置された状態で、アーチ
形状板4の両端部が継手板2に溶接により結合さ
れ、前記アーチ形状板4と継手板2の中間板との
間に空間が設けられ、継手板2における各フラン
ジにアンカー鉄筋5が固着され、前記継手板2、
アーチ形状板4、アンカー鉄筋5からなる継手金
具6が鉄筋コンクリートセグメント7の端部に埋
込固定され、継手板2内にボルト挿入締結用空間
8が設けられている。
また第2発明の鉄筋コンクリートセグメントの
継手構造においては、中央部にボルト挿通孔1を
備えているコ字状の鋼製継手板2内に、中央部に
ボルト挿通孔3を備えている円弧状の鋼製アーチ
形状板4が配置され、そのアーチ形状板4におけ
る板厚中心延長線の両端部が、コ字状の継手板2
における中間板の板厚中心延長線とフランジの板
厚中心延長線との交差部付近に位置するように配
置された状態で、アーチ形状板4の両端部が継手
板2に溶接により結合され、前記アーチ形状板4
と継手板2の中間板との間に空間が設けられ、継
手板2における各フランジにアンカー鉄筋5が固
着され、鋼製L形金具10は、継手板2における
中間板および各フランジの一側面と各フランジの
先端面とに溶接により固着され、前記継手板2、
アーチ形状板4、アンカー鉄筋5、L形金具10
からなる継手金具6が鉄筋コンクリートセグメン
ト7の端部に埋込固定され、継手板2内にボルト
挿入締結用空間8が設けられている。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図および第2図はこの発明の第1実施例に
おいて用いられる継手金具6を示すものであつ
て、中央部にボルト挿通孔1を穿設した鋼板にお
ける長手方向の両側部分がコ字状折曲げられて、
継手板2が構成され、中央部にボルト挿通孔3を
穿設した円弧状の鋼製アーチ形状板4は継手板2
における中間板の内側に対向するように配置さ
れ、かつアーチ形状板4における板厚中心延長線
の両端部が、コ字状の継手板2における中間板の
板厚中心延長線とフランジの板厚中心延長線との
交差部付近に位置するように配置された状態で、
アーチ形状板4の両端部が継手板2に溶接により
結合され、さらに継手板2のボルト挿通孔1の中
心とアーチ形状板4のボルト挿通孔3の中心とは
合致するように配置され、また継手板2の中間板
とアーチ形状板4との間には空間が設けられてい
る。
継手板2における各フランジ板の外面に、フラ
ンジの先端から突出するアンカー鉄筋5の端部が
溶接により固着され、かつボルト挿入締結用空間
を確保すると共に継手部を補強するための鋼板製
L形金具10は、継手板2における各フランジの
一側面および先端面ならびに中間板の一側面に当
接されて、溶接等により固着されている。
第3図ないし第5図はこの発明の第1実施例に
係る鉄筋コンクリートセグメントの継手構造を示
すものであつて、第1図および第2図に示す継手
金具6の鉄筋コンクリートセグメント7における
管渠周囲方向の両端部に埋設され、かつ継手金具
6におけるボルト挿入締結用空間8はセグメント
の内側に解放され、さらに継手板2における中間
板の外面は鉄筋コンクリートセグメント7におけ
る管渠周囲方向の端面と同一平面上に位置してい
る。
継手板2の円弧状内隅部に係止されるアーチ形
状板4の端部は、その円弧状内隅部に適合する円
弧状断面であることが望ましい。
第6図はこの発明の第2実施例を示すものであ
つて、中央部にボルト挿通孔1を有する平板状の
鋼製中間板の両側に平板状の鋼製フランジが溶接
により固着されてコ字状の継手板2が構成されて
いるが、その他の構成は第1実施例の場合と同様
である。
第2実施例の場合は、継手板2における中間板
とフランジとを異なる厚さの鋼板により構成する
ことができ、またアーチ形状板4の端部の丸味形
成を不要にしたものである。
この発明の特徴は、アーチ形状板4の両端部
を、コ字状の継手板2における内隅部すなわちそ
の継手板2における中間板と各フランジとの交差
部の内側隅部に溶接により結合して、継手板2と
アーチ形状板4とで閉合構成するタイドアーチ効
果にて、ボルト引張力を分散して伝達するところ
にある。すなわち、第1実施例および第2実施例
の場合、何れもボルトの引張力を、前記従来の継
手のように、継手板の曲げ剛性でアンカー鉄筋に
伝達するのでなく、アーチ形状板4の両支点をコ
字状の継手板2における内隅部に存在されている
ため、継手板2が引張抑制材となるタイドアーチ
を形成することによつて、ボルトの引張力を高剛
性をもつて伝達できるものである。
この発明を実施する場合、前記各実施例の継手
構造を鉄筋コンクリートセグメントにおける管渠
軸方向の両端部にも設けてもよい。前記アンカー
鉄筋5は鉄筋コンクリートセグメントの鉄筋と別
個のものでもよく、また鋼製継手板2をコンクリ
ートセグメントに埋設される鉄筋に予め溶接等に
より固定して、その鉄筋をアンカー鉄筋としても
よい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、中央部にボルト挿通孔1を
備えているコ字状の鋼製継手板2内に、中央部に
ボルト挿通孔3を備えている円弧状の鋼製アーチ
形状板4が配置され、そのアーチ形状板4の両端
部が前記継手板2における中間板と各フランジと
の交差部の内隅部に係合されて溶接により結合さ
れ、前記アーチ形状板4と継手板2の中間板との
間に空間が設けられ、前記アーチ形状板4の板厚
中心延長線が、コ字状の継手板2における中間板
の板厚中心延長線とフランジの板厚中心延長線と
の交差部付近に位置するように配置されて、タイ
ドアーチが構成されているので、継手板2は主と
して引張力に抵抗すればよく、そのため継手板2
を曲げに対し抵抗させる場合に比べて、継手板2
の板厚を薄くできるので経済的であり、かつ、ア
ーチ形状板4は、平鋼板と比較するとアーチ効果
により少ない変形でより大きな荷重に抵抗できる
ことになり、しかも、継手板2における各フラン
ジにアンカー鉄筋5が固着され、継手板2、アー
チ形状板4、アンカー鉄筋5からなる継手金具6
が鉄筋コンクリートセグメント7の端部に埋込固
定されているので、高剛性、高強度の鉄筋コンク
リートセグメントの継手を経済的に得ることがで
きる。
また、コ字状の鋼製継手板2における中間板と
各フランジの一側面および各フランジの先端面と
に、鋼製L形金具10を溶接により固着すること
により、セグメントに作用する外力に対し、コ字
状の継手板2を補強することができ、かつセグメ
ントのコンクリートを打設する際に、L形金具1
0をボルト挿入締結用空間形成用の型枠として利
用できるので、コ字状の継手板2とアーチ形状板
4とボルト挿入締結用空間8とを有するコンクリ
ートセグメントを容易に製作することができる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例において用いら
れる継手金具の斜視図、第2図はその継手金具の
縦断側面図、第3図は第1実施例の継手構造を有
する鉄筋コンクリートセグメントの斜視図、第4
図は第1実施例の鉄筋コンクリートセグメントの
継手構造を示す平面図、第5図は第4図のA−A
線断面図である。第6図はこの発明の第2実施例
に係る鉄筋コンクリートセグメントの継手構造を
示す平面図である。 図において、1はボルト挿通孔、2は鋼製継手
板、3はボルト挿通孔、4は鋼製アーチ形状板、
5はアンカー鉄筋、6は継手金具、7は鉄筋コン
クリートセグメント、8はボルト挿入締結用空
間、10は鋼製L形金具である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央部にボルト挿通孔1を備えているコ字状
    の鋼製継手板2内に、中央部にボルト挿通孔3を
    備えている円弧状の鋼製アーチ形状板4が配置さ
    れ、そのアーチ形状板4における板厚中心延長線
    の両端部が、コ字状の継手板2における中間板の
    板厚中心延長線とフランジの板厚中心延長線との
    交差部付近に位置するように配置された状態で、
    アーチ形状板4の両端部が継手板2に溶接により
    結合され、前記アーチ形状板4と継手板2の中間
    板との間に空間が設けられ、継手板2における各
    フランジにアンカー鉄筋5が固着され、前記継手
    板2、アーチ形状板4、アンカー鉄筋5からなる
    継手金具6が鉄筋コンクリートセグメント7の端
    部に埋込固定され、継手板2内にボルト挿入締結
    用空間8が設けられていることを特徴とする鉄筋
    コンクリートセグメントの継手構造。 2 中央部にボルト挿通孔1を備えているコ字状
    の鋼製継手板2内に、中央部にボルト挿通孔3を
    備えている円弧状の鋼製アーチ形状板4が配置さ
    れ、そのアーチ形状板4における板厚中心延長線
    の両端部が、コ字状の継手板2における中間板の
    板厚中心延長線とフランジの板厚中心延長線との
    交差部付近に位置するように配置された状態で、
    アーチ形状板4の両端部が継手板2に溶接により
    結合され、前記アーチ形状板4と継手板2の中間
    板との間に空間が設けられ、継手板2における各
    フランジにアンカー鉄筋5が固着され、鋼製L形
    金具10は、継手板2における中間板および各フ
    ランジの一側面と各フランジの先端面とに溶接に
    より固着され、前記継手板2、アーチ形状板4、
    アンカー鉄筋5、L形金具10からなる継手金具
    6が鉄筋コンクリートセグメント7の端部に埋込
    固定され、継手板2内にボルト挿入締結用空間8
    が設けられていることを特徴とする鉄筋コンクリ
    ートセグメントの継手構造。
JP59102640A 1984-05-23 1984-05-23 鉄筋コンクリ−トセグメントの継手構造 Granted JPS60246997A (ja)

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JPS60246997A JPS60246997A (ja) 1985-12-06
JPH0474520B2 true JPH0474520B2 (ja) 1992-11-26

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JP59102640A Granted JPS60246997A (ja) 1984-05-23 1984-05-23 鉄筋コンクリ−トセグメントの継手構造

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07996B2 (ja) * 1987-07-15 1995-01-11 株式会社熊谷組 コンクリートセグメントの継手構造
JPH01160095U (ja) * 1988-04-27 1989-11-07
JPH0280793A (ja) * 1988-09-13 1990-03-20 Nippon Pressed Concrete Co Ltd コンクリートセグメントの継手金具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS523872U (ja) * 1975-06-24 1977-01-12
JPS566554U (ja) * 1979-06-25 1981-01-21

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS523872U (ja) * 1975-06-24 1977-01-12
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