JPH0469002A - インバータ電気車の制御方法 - Google Patents
インバータ電気車の制御方法Info
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- JPH0469002A JPH0469002A JP17573590A JP17573590A JPH0469002A JP H0469002 A JPH0469002 A JP H0469002A JP 17573590 A JP17573590 A JP 17573590A JP 17573590 A JP17573590 A JP 17573590A JP H0469002 A JPH0469002 A JP H0469002A
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- frequency
- idling
- inverter
- slipping
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- Pending
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は電気車の制御方法に関し、さらに詳述すれば、
可変電圧可変周波数インバータで主電動機を制御する電
気車の空転および滑走時の制御に関する。
可変電圧可変周波数インバータで主電動機を制御する電
気車の空転および滑走時の制御に関する。
[従来の技術〕
第3図は可変電圧可変周波数インバータ(以下、VVV
Fインバータと称する。)によって主電動機である誘導
電動機を駆動する電気車(以下、インバータ電気車と称
する)の主回路概略図である。
Fインバータと称する。)によって主電動機である誘導
電動機を駆動する電気車(以下、インバータ電気車と称
する)の主回路概略図である。
第3図でパンタグラフ20から遮断器21、フィルタ2
2を通って平滑化された直流電圧がVVVFインバータ
23に入力され複数個の誘導電動機24を駆動する。誘
導電動機24の軸端に取付けられた回転数検出器25お
よび同−VVVFインバークで制御される複数の電動機
電流I8の合計であるインバータ出力電流I KTの電
流検出器26の出力はインバータ制御装置27にフィー
ドバックされる。
2を通って平滑化された直流電圧がVVVFインバータ
23に入力され複数個の誘導電動機24を駆動する。誘
導電動機24の軸端に取付けられた回転数検出器25お
よび同−VVVFインバークで制御される複数の電動機
電流I8の合計であるインバータ出力電流I KTの電
流検出器26の出力はインバータ制御装置27にフィー
ドバックされる。
インバータ電気車の制御系は第4図に示すように、VV
VFインバータの出力電流エイ、をフィードバックし、
電流パターン発生器8の出力である電流パターンI 1
1Fとの差ΔINを電流補正演算器11に入力し電流補
正滑り周波数Δf、を算出する。電流補正演算器11の
出力である電流補正滑り周波数Δf、と基準滑り周波数
発生器12の出力であるの基準滑り周波数f Srを加
算し、滑り周波数f、。を得る。さらに、複数軸の回転
数検出器25の出力を最小値演算器2と最大値演算器3
に入力し、切換回路6によってカ行時は最小値を、制動
時は最大値を選択し変化率リミッタ7を通して基準周波
数f8゜とする。
VFインバータの出力電流エイ、をフィードバックし、
電流パターン発生器8の出力である電流パターンI 1
1Fとの差ΔINを電流補正演算器11に入力し電流補
正滑り周波数Δf、を算出する。電流補正演算器11の
出力である電流補正滑り周波数Δf、と基準滑り周波数
発生器12の出力であるの基準滑り周波数f Srを加
算し、滑り周波数f、。を得る。さらに、複数軸の回転
数検出器25の出力を最小値演算器2と最大値演算器3
に入力し、切換回路6によってカ行時は最小値を、制動
時は最大値を選択し変化率リミッタ7を通して基準周波
数f8゜とする。
以上の基準周波数f moと滑り周波数f、。からカ行
時のインバータ周波数rutvを(1)式で、制動時の
インバータ周波数r+Nvを(2)式で求め、ゲートパ
ルス発生器17に入力する。
時のインバータ周波数rutvを(1)式で、制動時の
インバータ周波数r+Nvを(2)式で求め、ゲートパ
ルス発生器17に入力する。
flNv =fwo”fso ・・・(1)flNV
−flo r、。 −−−(2)すなわち、電流パタ
ーンI HPにインバ−タ出力電流■。Tを一致させる
電流制御系を構成する。
−flo r、。 −−−(2)すなわち、電流パタ
ーンI HPにインバ−タ出力電流■。Tを一致させる
電流制御系を構成する。
降雨、降雪、油等の汚れによりレール・車輪間の粘着係
数が低下すると、カ行時には引張力、また回生制動時に
は制動力がレール・車輪間に得られる粘着力を上回り車
輪空転または滑走を起こす。
数が低下すると、カ行時には引張力、また回生制動時に
は制動力がレール・車輪間に得られる粘着力を上回り車
輪空転または滑走を起こす。
車輪の空転・滑走が甚だしいと車輪踏面を損傷し、フラ
ット等ができる。
ット等ができる。
降雨等で車輪が空転すると空転軸の電動機周波数f8が
増大し、また滑走すると滑走軸の電動機周波数f、が減
少する。そのため電動l!雷電流Mが減少しようとする
が、インバータ出力電流エイ。
増大し、また滑走すると滑走軸の電動機周波数f、が減
少する。そのため電動l!雷電流Mが減少しようとする
が、インバータ出力電流エイ。
の1i流制御系があるため空転軸または滑走軸の電動機
電流■、が減少する代わりに健全軸の電動機電流が増加
し健全な軸も引き込んで全軸空転または全軸滑走に至る
。上記の理由により、従来は車軸空転または滑走時に第
4図のように回転数検出器25の出力を空転滑走検知器
4に入力し軸速度の一階微分値dfい/dtを常時演算
し、車輪空転・滑走により一階微分値df* /dtが
所定の値を越えた場合に検知し、空転滑走検知出力を電
流パターン発生器8に入力して電流パターンI MFを
減少させ、インバータ出力電流1 )ITを下げて引張
力または制動力を弱め空転軸または滑走軸を強制的に再
粘着させていた。第5図は滑走時のインバータ制御を示
す。インバータ電気車が制動中に車輪の滑走が発生する
と滑走軸の電動機周波数flの一階微分値df++ /
dtが演算され、その値が所定時間所定の値を超えたら
滑走検知出力を出し、電流パターン■。、を50%に下
げ、滑走軸が再粘着に向かい滑走検知出力がなくなった
らii流パターン■。。
電流■、が減少する代わりに健全軸の電動機電流が増加
し健全な軸も引き込んで全軸空転または全軸滑走に至る
。上記の理由により、従来は車軸空転または滑走時に第
4図のように回転数検出器25の出力を空転滑走検知器
4に入力し軸速度の一階微分値dfい/dtを常時演算
し、車輪空転・滑走により一階微分値df* /dtが
所定の値を越えた場合に検知し、空転滑走検知出力を電
流パターン発生器8に入力して電流パターンI MFを
減少させ、インバータ出力電流1 )ITを下げて引張
力または制動力を弱め空転軸または滑走軸を強制的に再
粘着させていた。第5図は滑走時のインバータ制御を示
す。インバータ電気車が制動中に車輪の滑走が発生する
と滑走軸の電動機周波数flの一階微分値df++ /
dtが演算され、その値が所定時間所定の値を超えたら
滑走検知出力を出し、電流パターン■。、を50%に下
げ、滑走軸が再粘着に向かい滑走検知出力がなくなった
らii流パターン■。。
を徐々に回復させ90%の値に達したら一定時間Tの間
保持した後で元の値に戻す。
保持した後で元の値に戻す。
〔発明が解決しようとする課題]
従来の方法ではレール/車輪間の粘着係数がどのような
値であろうと複数の主電動機の制動力を−mに下げるた
め制動力の損失が大きい、力行中の空転時の制御の場合
も同しである。
値であろうと複数の主電動機の制動力を−mに下げるた
め制動力の損失が大きい、力行中の空転時の制御の場合
も同しである。
[課題を解決するための手段]
本発明の目的は、車軸が空転または滑走時にレール/車
輪間の粘着係数を最大限に利用することを狙ったインバ
ータ制御方法を捷供することにある。
輪間の粘着係数を最大限に利用することを狙ったインバ
ータ制御方法を捷供することにある。
本発明のインバータ電気車の空転および滑走時の制御方
法は、空転および滑走時のレール/車輪間の粘着係数を
推定するために、空転または滑走を検知するとVVVF
インバータの滑り周波数を前記検知時の値に保持し、一
定時間後、列車速度に対応する電動機周波数と空転軸ま
たは滑走軸の電動機周波数との差Δfvを求め、その周
波数差Δfvがその場のレール/車輪間の粘着係数をほ
ぼ表すものとしてインバータの滑り周波数f、。を制御
することを特徴とする。
法は、空転および滑走時のレール/車輪間の粘着係数を
推定するために、空転または滑走を検知するとVVVF
インバータの滑り周波数を前記検知時の値に保持し、一
定時間後、列車速度に対応する電動機周波数と空転軸ま
たは滑走軸の電動機周波数との差Δfvを求め、その周
波数差Δfvがその場のレール/車輪間の粘着係数をほ
ぼ表すものとしてインバータの滑り周波数f、。を制御
することを特徴とする。
[作用]
インバータ電気車の動輪が力行中に空転し軸速度が上昇
するかまたは制動中に滑走し軸速度が下降する場合、前
記の空転滑走を検知してVVVFインバータの滑り周波
数f、。を保持するため、空転軸の軸速度は上昇または
滑走軸の軸速度は下降するが第6図の誘導電動機のトル
ク−周波数特性に基づく引張力または制動力とレール/
車輪間に得られる粘着力(粘着係数と軸重との積に等し
い。
するかまたは制動中に滑走し軸速度が下降する場合、前
記の空転滑走を検知してVVVFインバータの滑り周波
数f、。を保持するため、空転軸の軸速度は上昇または
滑走軸の軸速度は下降するが第6図の誘導電動機のトル
ク−周波数特性に基づく引張力または制動力とレール/
車輪間に得られる粘着力(粘着係数と軸重との積に等し
い。
)とが均衡する点にとどまる。この均衡点の空転軸また
は滑走軸の軸速度と列車速度との速度差の最大値を検出
し電動機の周波数差Δfvに置き換え、それに回復余力
分△fGを加えた周波数△rsv+だけ既に保持中の滑
り周波数1%から減算し滑り周波数f、を再設定する。
は滑走軸の軸速度と列車速度との速度差の最大値を検出
し電動機の周波数差Δfvに置き換え、それに回復余力
分△fGを加えた周波数△rsv+だけ既に保持中の滑
り周波数1%から減算し滑り周波数f、を再設定する。
このため空転軸または滑走軸は再粘着に向かう。空転軸
または滑走軸が再粘着し空転滑走検知出力がなくなると
滑り周波数絞り量△f、vを一定速度で減少させ、前記
の周波数差△fvに粘着係数推定誤差補正分△fEを加
えた滑り周波数△rsvzに一致したら一定時間保持し
た後、滑り周波数絞り量△f、vを零にして前記の空転
滑走検知時に保持した滑り周波数r、1に戻すと同時に
電流制御系を閉ループに、すなわち生かす。このためレ
ール/車輪間の粘着係数がどのように低下し空転や滑走
が発注しても車軸は必ず再粘着する。
または滑走軸が再粘着し空転滑走検知出力がなくなると
滑り周波数絞り量△f、vを一定速度で減少させ、前記
の周波数差△fvに粘着係数推定誤差補正分△fEを加
えた滑り周波数△rsvzに一致したら一定時間保持し
た後、滑り周波数絞り量△f、vを零にして前記の空転
滑走検知時に保持した滑り周波数r、1に戻すと同時に
電流制御系を閉ループに、すなわち生かす。このためレ
ール/車輪間の粘着係数がどのように低下し空転や滑走
が発注しても車軸は必ず再粘着する。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図に基づき説明する。
図1において、1は主電動機軸端などに取付けた回転数
検出器、2は最小値演算器、3は最大値演算器、4は空
転滑走検知器、5は周波数差演算器、6は切換回路、7
は変化率リミッタ、8は電流パターン発生器、9は保持
回路、10は切換回路、11は電流補正演算器、12は
基準滑り周波数発生器、13は滑り周波数リミッタ、1
4は保持回路、15は切換回路、16は変化率リミッタ
、17はゲートパルス発生器、18は滑り周波数絞り量
演算器、19はRSフリップフロ、ブ回路である。
検出器、2は最小値演算器、3は最大値演算器、4は空
転滑走検知器、5は周波数差演算器、6は切換回路、7
は変化率リミッタ、8は電流パターン発生器、9は保持
回路、10は切換回路、11は電流補正演算器、12は
基準滑り周波数発生器、13は滑り周波数リミッタ、1
4は保持回路、15は切換回路、16は変化率リミッタ
、17はゲートパルス発生器、18は滑り周波数絞り量
演算器、19はRSフリップフロ、ブ回路である。
インバータ電気車が空転や滑走を起こさないで力行中ま
たは回生制動中の制御系の動作は以下の通りである。主
電動機軸端などに取付けられた回転数検出器25の出力
が最小値演算器2および最大値演算器3に入力される。
たは回生制動中の制御系の動作は以下の通りである。主
電動機軸端などに取付けられた回転数検出器25の出力
が最小値演算器2および最大値演算器3に入力される。
力行中は最小値演算器2、回生制動中は最大値演算器3
が切換回路6によって選択され、周波数の時間変化率d
fa /dtの上限を制限するための変化率リミッタ7
をとおして列車速度に対応する基準周波数flloを得
る。
が切換回路6によって選択され、周波数の時間変化率d
fa /dtの上限を制限するための変化率リミッタ7
をとおして列車速度に対応する基準周波数flloを得
る。
一方、電流制御系はインバータ出力電流1.4.が電流
パターン発生器8の出力I NFと突き合わさ娠その差
△INが切換回路10を通して電流補正演算器11に入
力され、it流補正滑り周波数へf2を算出する。it
流補正滑り周波数△f、に基準滑り周波数発生器12の
出力r srが加算さ瓢滑り周波数リミッタ13に入力
される。
パターン発生器8の出力I NFと突き合わさ娠その差
△INが切換回路10を通して電流補正演算器11に入
力され、it流補正滑り周波数へf2を算出する。it
流補正滑り周波数△f、に基準滑り周波数発生器12の
出力r srが加算さ瓢滑り周波数リミッタ13に入力
される。
滑り周波数リミッタ13の出力f、は切換回路15、変
化率リミッタ16を通して滑り周波数f、。となる。
化率リミッタ16を通して滑り周波数f、。となる。
力行中は基準周波数f 10と滑り周波数f、。を加算
し、回生制動中は基準周波数f 110から滑り周波数
f、。が減算されインバータ周波数r+Nvを得てゲー
トパルス発生器17に入力する。
し、回生制動中は基準周波数f 110から滑り周波数
f、。が減算されインバータ周波数r+Nvを得てゲー
トパルス発生器17に入力する。
インバータ電気車が力行中に空転、回生制動中に滑走し
た場合の制御は以下のとおりである。
た場合の制御は以下のとおりである。
インバータ電気車が力行中に動輪が空転した場合、また
は回生制動中に滑走した場合、空転滑走検知器4が検知
出力を出す、前記の空転滑走検出器4の出力はRSフリ
ップフロップ回路19のセント人力Sに入力され出力Q
をセントし、2つの切換回路10.15に入力されa側
からb側に切り換えられると同時に2つの保持回路9.
14に入力され保持回路9.14が保持動作を開始する
。
は回生制動中に滑走した場合、空転滑走検知器4が検知
出力を出す、前記の空転滑走検出器4の出力はRSフリ
ップフロップ回路19のセント人力Sに入力され出力Q
をセントし、2つの切換回路10.15に入力されa側
からb側に切り換えられると同時に2つの保持回路9.
14に入力され保持回路9.14が保持動作を開始する
。
保持回路9.14の保持動作開始により滑り周波数は空
転滑走検知時の滑り周波数f、′の値に保持される。
転滑走検知時の滑り周波数f、′の値に保持される。
空転滑走検知により切換回路10がb側に切り換わり、
を流の差△1.を保持することにより再粘着後に電流制
御系が生きた(閉ループになる)とき滑り周波数がリミ
ット値まで大きくなっているためインバータ出力電流が
異常に大きくなることを防ぐ。
を流の差△1.を保持することにより再粘着後に電流制
御系が生きた(閉ループになる)とき滑り周波数がリミ
ット値まで大きくなっているためインバータ出力電流が
異常に大きくなることを防ぐ。
空転滑走検知器4の検知動作の一定時間T1後に滑り周
波数絞り量演算器8が周波数差演算器5の出力を取り込
み、その時点の列車速度と空転または滑走軸速度との速
度差△■を電動機周波数上に置き換えた周波数△fvを
得る。前記の周波数差△fvに空転軸または滑走軸が出
来るだけ速やかに再粘着するための回復余力分ΔfGを
加えた滑り周波数絞り量△fsIllを得る。前記の滑
り周波数絞り量△f、ν、を切換回路15の出力f。
波数絞り量演算器8が周波数差演算器5の出力を取り込
み、その時点の列車速度と空転または滑走軸速度との速
度差△■を電動機周波数上に置き換えた周波数△fvを
得る。前記の周波数差△fvに空転軸または滑走軸が出
来るだけ速やかに再粘着するための回復余力分ΔfGを
加えた滑り周波数絞り量△fsIllを得る。前記の滑
り周波数絞り量△f、ν、を切換回路15の出力f。
から減算する。
車輪半径をr、レール7車輪間の粘着係数をμ、軸重を
W、車輪軸を含む慣性モーメントをI、車輪回転角速度
をω、1軸当たりの引張力または制動力をF、引張力ま
たは制動力の低減量をΔFとする。引張力または制動力
の低減量ΔFと車輪軸の回転角加速度または回転角減速
度との関係は空転中は(3)式、滑走中は(4)式で求
まる。
W、車輪軸を含む慣性モーメントをI、車輪回転角速度
をω、1軸当たりの引張力または制動力をF、引張力ま
たは制動力の低減量をΔFとする。引張力または制動力
の低減量ΔFと車輪軸の回転角加速度または回転角減速
度との関係は空転中は(3)式、滑走中は(4)式で求
まる。
I dω/d t=r (+F−ΔF−JjW)(3)
7 dω/d t=r (−F+ΔF+1IW)(4)
力行時に車輪が空転したものを再粘着させるために軸速
度を列車速度まで減速させるため、(3)式の右辺のカ
ッコ内の値を負とする。 また、制動時に車輪が滑走し
たものを再粘着させるために軸速度を列車速度まで加速
させるため、(4)式の右辺のカッコ内の値を正とする
。ただし、F、ΔF、μWは正の値をとる。滑り周波数
f%″からΔf、絞ると引張力または制動力の低減によ
りF−μWとなる。そこでさらに回復余力分△fc絞っ
て再粘着加減速度dω/dtを得る。
7 dω/d t=r (−F+ΔF+1IW)(4)
力行時に車輪が空転したものを再粘着させるために軸速
度を列車速度まで減速させるため、(3)式の右辺のカ
ッコ内の値を負とする。 また、制動時に車輪が滑走し
たものを再粘着させるために軸速度を列車速度まで加速
させるため、(4)式の右辺のカッコ内の値を正とする
。ただし、F、ΔF、μWは正の値をとる。滑り周波数
f%″からΔf、絞ると引張力または制動力の低減によ
りF−μWとなる。そこでさらに回復余力分△fc絞っ
て再粘着加減速度dω/dtを得る。
滑り周波数f fioの低減により空転軸または滑走軸
が再粘着すると空転滑走検知器4の出力がなくなる。滑
り周波数絞り量演算器18が滑り周波数絞り量△r s
vを一定速度で減少させ、滑り周波数絞り量△r sv
が空転または滑走検知時の周波数差Δfvに粘着係数推
定誤差補正分△fえを加算した周波数△rsvzに一致
すると、滑り周波数絞り量へf mVを保持する0図7
のレール/車輪間の粘着係数μmすべり率γ特性の特性
■上のA点で走行する車輪がレール湿潤等のため粘着係
数が低下し、空転滑走を起こし滑り周波数保持制御によ
り特性■上のC°点で均衡する。A点とC°点との粘着
係数差すなわち粘着力の低下量に対応するのが滑り周波
数の低減量△f、である。空転または滑走軸を再粘着さ
せるために特性■上のD点に車軸のすべり率γを持って
くるために粘着係数Δμに対応する粘着係数推定誤差補
正分Δf、を予め設定する。
が再粘着すると空転滑走検知器4の出力がなくなる。滑
り周波数絞り量演算器18が滑り周波数絞り量△r s
vを一定速度で減少させ、滑り周波数絞り量△r sv
が空転または滑走検知時の周波数差Δfvに粘着係数推
定誤差補正分△fえを加算した周波数△rsvzに一致
すると、滑り周波数絞り量へf mVを保持する0図7
のレール/車輪間の粘着係数μmすべり率γ特性の特性
■上のA点で走行する車輪がレール湿潤等のため粘着係
数が低下し、空転滑走を起こし滑り周波数保持制御によ
り特性■上のC°点で均衡する。A点とC°点との粘着
係数差すなわち粘着力の低下量に対応するのが滑り周波
数の低減量△f、である。空転または滑走軸を再粘着さ
せるために特性■上のD点に車軸のすべり率γを持って
くるために粘着係数Δμに対応する粘着係数推定誤差補
正分Δf、を予め設定する。
一定時間後に滑り周波数絞り量△f mVをさらに減少
させ零になったら滑り周波数絞り量演算器18から信号
をRSフリップフロップ回路19のリセット人力Rに入
力しセント出力Qをリセットする。上記リセット信号を
切換回路10.15および保持回路9.14に出力し、
切換回路10.15はa側に切り換わり、保持回路9.
14は保持動作を止め、そのため電流制御系が生きる(
閉ループとなる)。
させ零になったら滑り周波数絞り量演算器18から信号
をRSフリップフロップ回路19のリセット人力Rに入
力しセント出力Qをリセットする。上記リセット信号を
切換回路10.15および保持回路9.14に出力し、
切換回路10.15はa側に切り換わり、保持回路9.
14は保持動作を止め、そのため電流制御系が生きる(
閉ループとなる)。
第2図は第1図の回路構成による滑走時の制御状態を示
したものである。
したものである。
インバータ電気車が回生制動中に滑走を起こし空転滑走
検知器4が動作すると、空転滑走検知時の値に滑り周波
数f、が保持され、かつ電流制御系が開ループとなり一
定時間T1後に非滑走軸と滑走軸の速度差△■を電動機
周波数上に換算した八fvに回復余力分Δf、を加えた
滑り周波数△frVlだけ滑り周波数を絞る。滑走軸が
再粘着し空転滑走検知器4の出力がなくなると滑り周波
数絞り量Δf SVを一定速度で減少させ、前記空転滑
走検知時の周波数差△fvに粘着係数推定誤差補正分Δ
ftを加算した周波数△fsvzに一致すると滑り周波
数絞り量△fsvを一定時間T1後持する。その後一定
速度で回復させ、滑り周波数絞り量へf、vが零になっ
たら電流制御系を閉ループに、すなわち生かす。
検知器4が動作すると、空転滑走検知時の値に滑り周波
数f、が保持され、かつ電流制御系が開ループとなり一
定時間T1後に非滑走軸と滑走軸の速度差△■を電動機
周波数上に換算した八fvに回復余力分Δf、を加えた
滑り周波数△frVlだけ滑り周波数を絞る。滑走軸が
再粘着し空転滑走検知器4の出力がなくなると滑り周波
数絞り量Δf SVを一定速度で減少させ、前記空転滑
走検知時の周波数差△fvに粘着係数推定誤差補正分Δ
ftを加算した周波数△fsvzに一致すると滑り周波
数絞り量△fsvを一定時間T1後持する。その後一定
速度で回復させ、滑り周波数絞り量へf、vが零になっ
たら電流制御系を閉ループに、すなわち生かす。
インバータ電気車が力行中に空転を起こした場合も同じ
制御となる。
制御となる。
E発明の効果]
以上のように、インバータ電気車の動輪が空転または滑
走した場合に、その空転または滑走を検知してインバー
タの滑り周波数を保持し、空転軸または滑走軸の軸速度
がレール/車輪間の粘着状態に沿って安定した一定時間
後に列車速度と空転または滑走軸の軸速度との差△Vを
検出し、その速度差△Vに応じた滑り周波数絞り量Δf
工を決めて、その場のレール/車軸間で得られる粘着力
に応じて滑り周波数を制御し引張力または制動力を制御
することにより、その場で得られる最大の引張力あるい
は制動力を得ることが出来る。
走した場合に、その空転または滑走を検知してインバー
タの滑り周波数を保持し、空転軸または滑走軸の軸速度
がレール/車輪間の粘着状態に沿って安定した一定時間
後に列車速度と空転または滑走軸の軸速度との差△Vを
検出し、その速度差△Vに応じた滑り周波数絞り量Δf
工を決めて、その場のレール/車軸間で得られる粘着力
に応じて滑り周波数を制御し引張力または制動力を制御
することにより、その場で得られる最大の引張力あるい
は制動力を得ることが出来る。
4、図の簡単な説明
第1図は本発明の一実施例の制御回路ブロック図、第2
図は第1図の制御状態図、第3図はインバータ電気車の
一生回路図、第4図は従来のインバータ電気車の制御ブ
ロック図、第5図は第4図の制御状態図、第6図は誘導
電動機のトルク・電流−周波数特性、第7図は粘着係数
−すべり率特性である。 リミツタ、14・・・保持回路、15・・・切換回路、
16・・・変化率リミフタ、17・・・ゲートパルス発
生器、1B・・・滑り周波数絞り量演算器、19・・・
RSSフリツブフロ路、20・・・パンタグラフ、21
・・・遮断器、22・・・フィルタ、23・・・VVV
Fインバータ、24・・・主電動機(誘導電動II)、
25・・・回転数検出器、26・・・電流検出器、27
・・・制御装置1・・・回転数検出器、2・・・最小値
演算器、3・・・最大値演算器、4・・・空転滑走検知
器、5・・・周波数差演算器、6・・・す換回路、7・
・・変化率リミッタ、8・・・電流パターン発生器、9
・・・保持回路、10・・・切換回路、11・・・電流
補正演算器12・・・基準滑り周波数発生器、13・・
・滑り周波数特許畠願人 財団法人鉄道総合技術研究所 峙閣 −一十時間 MT 第6図 1尺 沫 同uJα
図は第1図の制御状態図、第3図はインバータ電気車の
一生回路図、第4図は従来のインバータ電気車の制御ブ
ロック図、第5図は第4図の制御状態図、第6図は誘導
電動機のトルク・電流−周波数特性、第7図は粘着係数
−すべり率特性である。 リミツタ、14・・・保持回路、15・・・切換回路、
16・・・変化率リミフタ、17・・・ゲートパルス発
生器、1B・・・滑り周波数絞り量演算器、19・・・
RSSフリツブフロ路、20・・・パンタグラフ、21
・・・遮断器、22・・・フィルタ、23・・・VVV
Fインバータ、24・・・主電動機(誘導電動II)、
25・・・回転数検出器、26・・・電流検出器、27
・・・制御装置1・・・回転数検出器、2・・・最小値
演算器、3・・・最大値演算器、4・・・空転滑走検知
器、5・・・周波数差演算器、6・・・す換回路、7・
・・変化率リミッタ、8・・・電流パターン発生器、9
・・・保持回路、10・・・切換回路、11・・・電流
補正演算器12・・・基準滑り周波数発生器、13・・
・滑り周波数特許畠願人 財団法人鉄道総合技術研究所 峙閣 −一十時間 MT 第6図 1尺 沫 同uJα
Claims (1)
- 1台の可変電圧可変周波数インバータで1個または複数
個の誘導電動機を制御し、この駆動力により動輪がレー
ル上を走行し、前記電気車が力行中に動輪の空転および
回生制動中に滑走を検知すると、前記インバータの滑り
周波数を空転滑走検知時の値に保持するとともに電動機
電流の電流制御系を開ループとし、所定時間内に空転滑
走検知出力がなくなったときは滑り周波数の保持をやめ
電流制御系を閉ループとする電気車において、所定時間
後にも空転滑走検知出力が継続しているときは、前記所
定時間後の列車速度に対応する電動機周波数と空転滑走
軸の電動機周波数との周波数差Δf_vの中で最大のも
のに回復余力分を加えた周波数だけインバータの滑り周
波数を絞り、滑り周波数を再設定後に前記の空転滑走検
知出力がなくなれば滑り周波数絞り量を前記周波数差Δ
f_vに粘着係数推定誤差補正分を加えた値まで減少さ
せ、一定時間後に滑り周波数絞り量を零にすることによ
り滑り周波数を空転滑走検知時の値に戻し電流制御系を
閉ループにすることを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17573590A JPH0469002A (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | インバータ電気車の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17573590A JPH0469002A (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | インバータ電気車の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0469002A true JPH0469002A (ja) | 1992-03-04 |
Family
ID=16001331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17573590A Pending JPH0469002A (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | インバータ電気車の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0469002A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013251972A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Railway Technical Research Institute | 再粘着制御方法及び電動機制御装置 |
CZ308117B6 (cs) * | 2019-08-10 | 2020-01-08 | ÄŚeskĂ© vysokĂ© uÄŤenĂ technickĂ© v Praze | Způsob pro odhad sklonu adhezní charakteristiky kolejového vozidla v pracovním bodě a zařízení pro provádění tohoto způsobu |
CZ308113B6 (cs) * | 2019-08-10 | 2020-01-08 | ÄŚeskĂ© vysokĂ© uÄŤenĂ technickĂ© v Praze | Zařízení pro řízení skluzu kol kolejového vozidla a způsob řízení skluzu kol kolejového vozidla v tomto zařízení |
-
1990
- 1990-07-03 JP JP17573590A patent/JPH0469002A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013251972A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Railway Technical Research Institute | 再粘着制御方法及び電動機制御装置 |
CZ308117B6 (cs) * | 2019-08-10 | 2020-01-08 | ÄŚeskĂ© vysokĂ© uÄŤenĂ technickĂ© v Praze | Způsob pro odhad sklonu adhezní charakteristiky kolejového vozidla v pracovním bodě a zařízení pro provádění tohoto způsobu |
CZ308113B6 (cs) * | 2019-08-10 | 2020-01-08 | ÄŚeskĂ© vysokĂ© uÄŤenĂ technickĂ© v Praze | Zařízení pro řízení skluzu kol kolejového vozidla a způsob řízení skluzu kol kolejového vozidla v tomto zařízení |
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