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JPH0465846B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0465846B2
JPH0465846B2 JP126084A JP126084A JPH0465846B2 JP H0465846 B2 JPH0465846 B2 JP H0465846B2 JP 126084 A JP126084 A JP 126084A JP 126084 A JP126084 A JP 126084A JP H0465846 B2 JPH0465846 B2 JP H0465846B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
titanium
component
ethylene
polymerization
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP126084A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60147404A (ja
Inventor
Takefumi Yano
Shigeru Igai
Michimasa Shimizu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP126084A priority Critical patent/JPS60147404A/ja
Publication of JPS60147404A publication Critical patent/JPS60147404A/ja
Publication of JPH0465846B2 publication Critical patent/JPH0465846B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はエチレンの高温高圧重合法に関する。 125℃以上の温度及び200Kg/cm2以上の圧力で、
エチレンをチーグラー型触媒の存在下に重合させ
る方法は知られている。上記触媒としては、チタ
ン成分、例えば、三塩化チタン及びマグネシウム
化合物に担持されたチタン化合物と有機アルミニ
ウム化合物との組み合わせが提案されている(例
えば、特開昭49−97087号、同56−18607号、同57
−190009号)。 提案された方法において使用されるチタン成分
はすべて固体であるため、次に述べるような問題
を有している。固体のチタン成分は、適当な粘度
及び比重を有する媒体のスラリーとして、高圧に
保持された重合反応器に供給する必要がある。し
かし、均一なチタン成分のスラリーを調製するこ
と自体困難であり、たとえ均一スラリーを調製す
ることができても、輸送管内で固体チタン成分が
沈降し易く、重合反応器にチタン成分を定量的に
供給することは極めて困難である。重合反応器に
供給されるチタン成分の量が一定しないため、重
合反応の安定性が失われる。特に、チタン成分が
過剰に供給されると、重合反応が暴走し、著しく
危険な状態を招いてしまう。 チーグラー型触媒を使用するエチレンの高温高
圧重合において、高い触媒活性を有する液状のチ
タン成分の開発が望まれている。 本出願人は上記要望を満たすエチレンの重合法
を特願昭58−199969号として提案した。提案の方
法は、2−エチルヘキサン酸マグネシウムとチタ
ン化合物とを炭化水素溶媒の存在下に接触させて
得られるチタン含有溶液、及び有機アルミニウム
化合物から得られる触媒の存在下に、エチレンを
高温高圧重合させる方法である。 本発明は、上記提案の方法を改良したエチレン
の重合法を提供する。 即ち、本発明は、エチレン又はエチレンと炭素
数3以上のα−オレフインとの混合物を、下記成
分〔A〕及び成分〔B〕から得られる触媒の存在
下に、125℃以上の温度、200Kg/cm2以上の圧力下
に重合させることを特徴とするエチレンの重合法
である。 記 成分〔A〕:2−エチルヘキサン酸マグネシウ
ム、 式 X1Ti(OR14−m (式中、X1は塩素原子、臭素原子、又は沃素原
子を示し、R1は炭素数1〜20の炭化水素基を示
し、mは0〜4の数である。)で表わされるチタ
ン化合物及びチタン化合物1モル当り0.05〜10モ
ルの水を、炭化水素溶媒の存在下に接触させて得
られるチタン含有溶液。 成分〔B〕:式 R2nAlX2/3−n (式中、X2は上記X1と同一の意味を有し、R2
は炭素数1〜12のアルキル基、又はフエニル基を
示し、nは1より大きく3未満の数である。)で
表わされる有機アルミニウム化合物。 本発明によれば、触媒成分がいずれも液状であ
るため、各成分を定量的に重合反応器へ供給する
ことができ、さらに、使用する触媒当り極めて大
きい収量でエチレン重合体を得ることができる。 本発明で使用される2−エチルヘキサン酸マグ
ネシウムは、例えば、下記のようなそれ自体公知
の反応で調製することができる。 (1) ジアルキルマグネシウム又はジアルコキシマ
グネシウムと2−エチルヘキサン酸との反応。 (2) 金属マグネシウムと2−エチルヘキサン酸と
の反応。 (3) 水酸化マグネシウム又は酸化マグネシウムと
2−エチルヘキサン酸との反応。 チタン化合物の具体例としては、チタンテトラ
クロライド、チタンテトラブロマイド、メトキシ
チタントリクロライド、エトキシチタントリクロ
ライド、ブトキシチタントリクロライド、オクト
キシチタントリクロライド、ドデカコキシチタン
トリクロライド、フエノキシチタントリクロライ
ド、ベンゾキシチタントリクロライド、エトキシ
チタントリブロマイド、エトキシチタントリヨー
ダイド、ジエトキシチタンジクロライド、ジブト
キシチタンジクロライド、ジヘキソキシチタンジ
クロライド、トリエトキシチタンクロライド、ト
リブトキシチタンクロライド、トリヘキソキシチ
タンクロライド、トリオクトキシチタンクロライ
ド、テトラメトキシチタン、テトラエトキシチタ
ン、テトラブトキシチタン、及びテトラオクトキ
シチタンが挙げられる。 チタン化合物の使用量は、2−エチルヘキサン
酸マグネシウム1モル当り、0.005〜1モル、特
に0.01〜0.5モルであることが好ましい。 水の使用量は、チタン化合物1モル当り0.05〜
10モル、好ましくは1〜5モルである。水の使用
量が下限より小さいと得られる触媒の重合活性が
低下し、その使用量を上限より大きくしても得ら
れる触媒の重合活性がより増大することはなく、
エチレンの重合時に有機アルミニウム化合物が無
駄に消費されるだけなので工業的に意味がない。 炭化水素溶媒の具体例としては、ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素、シク
ロペンタン、シクロヘキサンのような脂環族炭化
水素、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳
香族炭化水素、これらのハロゲン化物が挙げられ
る。炭化水素溶媒の使用量は、通常、2−エチル
ヘキサン酸マグネシウム1モル当り1〜100で
ある。 2−エチルヘキサン酸マグネシウム、チタン化
合物及び水を炭化水素溶媒の存在下に接触させる
方法については特に制限はなく、例えば、下記の
ような方法を採用することができる。 (1) 2−エチルヘキサン酸マグネシウムの炭化水
素溶媒溶液に水ついでチタン化合物を添加する
方法。 (2) チタン化合物に上記溶液及び水を添加する方
法。 (3) 上記溶液に水ついでチタン化合物の炭化水素
溶媒溶液を添加する方法。 (4) チタン化合物の溶液に2−エチルヘキサン酸
マグネシウムの溶液及び水を添加する方法。 なお、2−エチルヘキサン酸マグネシウムを水
酸化マグネシウム又は酸化マグネシウムと2−エ
チルヘキサン酸との反応で合成する場合は水が副
生するので、水を含有する2−エチルヘキサン酸
マグネシウムの溶液をチタン化合物と接触させる
ことによつてチタン含有溶液を得ることもでき
る。 接触温度は、通常0〜300℃、好ましくは10〜
200℃である。接触時間については特に制限はな
く、通常5分以上である。 こうして得られるチタン含有溶液は、そのま
ま、あるいは必要に応じて炭化水素溶媒で希釈し
て、重合反応に供される。 有機アルミニウム化合物(成分〔B〕)の具体
例としては、ジエチルアルミニウムクロライド、
ジブチルアルミニウムクロライド、ジヘキシルア
ルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムブ
ロマイド、ジエチルアルミニウムヨーダイド、ジ
フエニルアルミニウムクロライド、及びジベンジ
ルアルミニウムクロライドが挙げられる。 有機アルミニウム化合物の使用量は、チタン含
有溶液中のチタン1グラム原子当り、通常1〜
1000モルである。 本発明においては、成分〔A〕及び成分〔B〕
から得られる触媒の存在下に、エチレン又はエチ
レンと炭素数3以上のα−オレフインとの混合物
を重合させて、エチレンホモポリマー又はエチレ
ンコポリマーを得る。 炭素数3以上のα−オレフインの具体例として
は、プロピレン、ブテン−1,4−メチルペンテ
ン−1、及びオクテン−1が挙げられる。 重合圧力は200Kg/cm2以上、好ましくは500〜
3000Kg/cm2である。重合温度は125℃以上、好ま
しくは150〜350℃である。重合系内でのモノマー
の平均滞留時間は2〜600秒、好ましくは10〜150
秒である。 重合装置としては、管型反応器または槽型反応
器を使用することができる。 生成するポリエチレンの分子量は、重合系に分
子量調節剤、例えば水素を添加することによつて
容易に調節することができる。 つぎに実施例及び比較例を示す。以下におい
て、「重合活性」とは、重合反応に使用した成分
〔A〕中のチタン1g当たりのエチレン重合体の
生産量(Kg)を意味し、「M.I.」はASTM D
1238に従い、2.16Kgの荷重下に190℃で測定した
エチレン重合体の溶融指数である。 実施例 1〜3 (1) チタン含有溶液(成分〔A〕)の調製 市販の2−エチルヘキサン酸を1mmHgで真空
蒸留し、76〜78℃の留分を分取した。こうして得
られた精製2−エチルヘキサン酸5.55モルをシエ
ルソル−71(シエル化学製)8に加え、この溶
液に、ジ−n−ヘキシルマグネシウム2.52モルの
n−ヘプタン溶液2を、0℃で徐々に加えた。
この後、溶液を90℃に昇温し、同温度で1時間攪
拌して、無色透明溶液を得た。この溶液に第1表
に記載の量の水を加え、超音波振とう器で充分に
分散させた。 得られた均一溶液を室温に冷却した後、攪拌下
にテトラ−n−ブトキシチタン0.347モルを含有
するn−ヘプタン溶液1.2を添加して、均一溶
液を得た。この溶液を、シエルソル71(シエル化
学製)19.7で希釈して、成分〔A〕とした。 (2) 重合 全長約400mの反応管に、エチレン60重量%、
ブテン−1 40重量%からなるモノマー及びモノ
マーに対して0.2容量%の水素を連続的に供給し、
2000Kg/cm2の加圧下に、エチレンとブテン−1と
を共重合させた。 上記成分〔A〕及び成分〔B〕としてのジエチ
ルアルミニウムクロライドのシエルソル71溶液
(濃度:1.425モル/)を、それぞれ、4/時
及び3.5/時の割合で、反応管の入口に設けられ
た注入点から連続的に供給した。反応管内の温度
は、入口を140℃に、最高温度を250℃に保つた。
モノマーの反応管内の流速は10m/秒とした。反
応管の出口に設けられた注入点から停止剤として
ステアリン酸亜鉛のシエルソル71スラリー(濃
度:0.45モル/)を5.5/時の割合で注入し
た。上記連続運転を3時間行なつて、エチレン/
ブテン−1コポリマーを得た。 上記コポリマーのM.I.、密度及び重合活性を第
1表に示す。 比較例 1 成分〔A〕の調製時に水を使用しなかつた以外
は実施例1を繰返した。 結果を第1表に示す。
【表】 実施例4及び5 テトラ−n−ブトキシチタンに代えて、第2表
に記載のチタン化合物0.347モルを使用した以外
は実施例1を繰返した。結果を第2表に示す。
【表】 実施例6及び7 テトラ−n−ブトキシチタンの使用量を0.416
モル(実施例6)又は0.231モル(実施例7)に
変えた以外は実施例1を繰返した。結果を第3表
に示す。
【表】 実施例 8 (1) チタン含有溶液(成分〔A〕)の調製 シエルソル−71 30を溶媒として酸化マグネ
シウム78モルと蒸留精製した2−エチルヘキサン
酸77.1モルとを窒素雰囲気下に170℃で攪拌下に
10時間反応させた。反応後ケイソウ土つきの金網
フイルターで反応混合物を炉過し透明な液体を得
た。徐冷して120℃とし、100mmHgで2時間攪拌
を行なつた。こうして得られた2−エチルヘキサ
ン酸マグネシウムのシエルソル−71溶液中のマグ
ネシウム含有量は金属として3.12wt%であつた。
また、得られた2−エチルヘキサン酸マグネシウ
ム溶液中の水分は4952PPMであつた。 上記で得た2−エチルヘキサン酸マグネシウム
のシエルソル−71溶液25中に室温で窒素雰囲気
下にテトラ−n−ブトキシチタン2.29モルを含む
シエルソル−71の溶液1.0を加えて均一溶液を
得た。得られたチタン含有溶液にシエルソル71
52を加えて希釈し、成分〔A〕とした。 (2) 重合 上記成分〔A〕及び成分〔B〕の供給量を、そ
れぞれ、5.0/時及び5.2/時に変え、さら
に、ステアリン酸亜鉛のシエルソル71スラリーの
供給量を8.2/時に変えた以外は実施例1にお
けると同様にして、エチレンとブテン−1とを共
重合させた。 M.I.4.9g/10分、密度0.922g/cm2のエチレ
ン/ブテン−1コポリマーが810の重合活性で得
られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の触媒の製造工程をフローチヤ
ート図で示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレン又はエチレンと炭素数3以上のα−
    オレフインとの混合物を、下記成分〔A〕及び成
    分〔B〕から得られる触媒の存在下に、125℃以
    上の温度、200Kg/cm2以上の圧力下に重合させる
    ことを特徴とするエチレンの重合法。 記 成分〔A〕:2−エチルヘキサン酸マグネシウ
    ム、 式 X1Ti(OR14−m (式中、X1は塩素原子、臭素原子、又は沃素原
    子を示し、R1は炭素数1〜20の炭化水素基を示
    し、mは0〜4の数である。)で表わされるチタ
    ン化合物及びチタン化合物1モル当り0.05〜10モ
    ルの水を、炭化水素溶媒の存在下に接触させて得
    られるチタン含有溶液。 成分〔B〕:式 R2nAlX2/3−n (式中、X2は上記X1と同一の意味を有し、R2
    は炭素数1〜12のアルキル基、又はフエニル基を
    示し、nは1より大きく3未満の数である。)で
    表わされる有機アルミニウム化合物。
JP126084A 1984-01-10 1984-01-10 エチレンの重合法 Granted JPS60147404A (ja)

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JP126084A JPS60147404A (ja) 1984-01-10 1984-01-10 エチレンの重合法

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JP126084A JPS60147404A (ja) 1984-01-10 1984-01-10 エチレンの重合法

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JPS60147404A JPS60147404A (ja) 1985-08-03
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ID=11496482

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5078138A (en) * 1988-09-22 1992-01-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Biomedical electrode construction having a non-woven material
US5012810A (en) * 1988-09-22 1991-05-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Biomedical electrode construction
US5215087A (en) * 1988-09-22 1993-06-01 Minnesota Mining And Manufacturing Company Biomedical electrode construction
US5078139A (en) * 1988-09-22 1992-01-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Biomedical electrode construction

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JPS60147404A (ja) 1985-08-03

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