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JPH0464117B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0464117B2
JPH0464117B2 JP61171419A JP17141986A JPH0464117B2 JP H0464117 B2 JPH0464117 B2 JP H0464117B2 JP 61171419 A JP61171419 A JP 61171419A JP 17141986 A JP17141986 A JP 17141986A JP H0464117 B2 JPH0464117 B2 JP H0464117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
coil
impedance
detection means
oscillation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61171419A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6327995A (ja
Inventor
Osamu Kai
Masaaki Tsukada
Hiroshi Tachibana
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Electric Works Ltd filed Critical Tamura Electric Works Ltd
Priority to JP61171419A priority Critical patent/JPS6327995A/ja
Priority to US07/068,563 priority patent/US4995497A/en
Publication of JPS6327995A publication Critical patent/JPS6327995A/ja
Publication of JPH0464117B2 publication Critical patent/JPH0464117B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D5/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
    • G07D5/08Testing the magnetic or electric properties
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D5/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
    • G07D5/02Testing the dimensions, e.g. thickness, diameter; Testing the deformation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Coins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、公衆電話機や各種の自動販売機等に
おいて、投入される硬貨の正擬および種類を判定
するために用いられる硬貨選別装置に関する。
〔従来の技術〕
従来この種の装置としては、例えば公表特許公
報昭和58年第500263号に記載されたものがある。
これは、発生する磁束が被選別硬貨を通過するよ
うな低い周波数における高低2つの周波数の発振
磁界を利用して選別を行なうもので、その際、直
径および厚さを高い方の発振磁界により、一方、
材質を低い方の発振磁界により選別するものと
し、かつ厚さおよび材質選別用のコイルの直径を
選別対象となる最小径硬貨の直径よりも小さくす
る反面、直径選別用のコイルについては、長径が
上記最小径硬貨の直径より大きい楕円形のコイル
とし、直径、厚さおよび材質の各特性につきそれ
ぞれ独立に選別信号を得ることができるようにな
つている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の硬貨選別装置においては、各選
別要素について独立の出力が得られる利点がある
が、反面、直径は直径選別用のコイルのみを用
い、厚さおよび材質もそれぞれ厚さ選別用のコイ
ルのみ、材質選別用のコイルのみを用いて独立に
選別するものであり、かつその場合の出力変化
は、磁束が集中するコイル中心付近で最も大きい
(中心付近で最も精度が良い)ため、例えば同一
材質でわずかに直径の異なる2種類の硬貨があつ
た場合に、小径の硬貨に異なる材質のものを巻き
付けて大径の硬貨に直径を揃えたもの(以下、こ
のような疑似貨を鉢巻き硬貨と称する)はその2
種類の硬貨を同一のものと誤つて判断してしまう
確率が高い。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本発明は、
発生する磁束が硬貨2を通過するような低い周波
数帯域における高低2つの周波数の発振磁界によ
つて硬貨2の正擬および種類を判定する硬貨選別
装置において、 傾斜した硬貨通路1の硬貨接触面側および硬貨
非接触面側に対向配置した低い方の周波数の発振
磁界を形成する第1の発振コイルA1および受信
コイルA2と、 硬貨非接触面側に受信コイルA2から硬貨転動
方向にその受信コイルA2から硬貨の直径よりも
短い間隔で離間させて配置した高い方の周波数の
発振磁界を形成する第2の発振コイルB1と、 硬貨2の通過に伴うこれら第1発振コイルのイ
ンピーダンス変化量を検出する第1発振コイルイ
ンピーダンス変化検出手段10と、 受信コイルA2のインピーダンス変化量を検出
する受信コイルインピーダンス変化検出手段20
と、 第2発振コイルB1のインピーダンス変化量を
検出する第2発振コイルインピーダンス変化検出
手段30と、 第1発振コイルインピーダンス検出手段10、
第2発振コイルインピーダンス検出手段30、受
信コイルインピーダンス変化検出手段20の検出
結果から硬貨の材質および厚みを判定する第1判
定手段50(厳密には第8図のステツプ106およ
び109)と、 第1発振コイルインピーダンス検出手段10と
第2発振コイルインピーダンス検出手段30のイ
ンピーダンス変化が一致した時の当該インピーダ
ンス変化量から硬貨の直径を判定する第2判定手
段50(厳密には第8図のステツプ108)と、 第1判定手段の判定結果と第2判定手段の判定
結果から硬貨の正擬および種類を総合的に判定す
る総合判定手段50(厳密には第8図のステツプ
111)を備えたものである。
〔作用〕
本装置は発生する磁束が硬貨2を通過するよう
な低い周波数帯域における高低2つの周波数の発
振磁界によつて硬貨2の正擬および種類を判定す
る硬貨選別装置である。
傾斜した硬貨通路1の硬貨接触面側および硬貨
非接触面側に第1の発振コイルA1および受信コ
イルA2が対向配置され、それによつて低い方の
周波数(実施例では8KHz)の発振磁界が形成さ
れる。
一方、硬貨非接触面側に受信コイルA2から硬
貨転動方向にその受信コイルA2から硬貨の直径
よりも短い間隔で離間させて第2の発振コイルB
1が配置され、それによつて高い方の周波数(実
施例では20KHz)の発振磁界が形成される。
第1発振コイルA1は硬貨2の通過に伴いイン
ピーダンスが変化するので、このインピーダンス
変化量が第1発振コイルインピーダンス変化検出
手段10によつて検出される。また、硬貨2の通
過にともない、受信コイルA2のインピーダンス
が変変化するので、受信コイルインピーダンス変
化検出手段20がそのインピーダンス変化量を検
出する。硬貨2が転動すると第2発振コイルB1
のインピーダンスが変化するので、第2発振コイ
ルインピーダンス変化検出手段30がそのインピ
ーダンス変化量を検出する、 そして、第1判定手段50(厳密には第8図の
ステツプ106および109)が第1発振コイルインピ
ーダンス検出手段10、第2発振コイルインピー
ダンス検出手段30、受信コイルインピーダンス
変化検出手段20の検出結果から硬貨の材質およ
び厚みが判定する。また、第2判定手段50(厳
密には第8図のステツプ108)が第1発振コイル
インピーダンス検出手段10と第2発振コイルイ
ンピーダンス検出手段30のインピーダンス変化
が一致した時の当該インピーダンス変化量から硬
貨の直径を判定する。
最後に、総合判定手段50(厳密には第8図の
ステツプ111)が第1判定手段の判定結果と第2
判定手段の判定結果から硬貨の正擬および種類を
総合的に判定する。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
あり、第2図は第1図において上から見ている硬
貨通路1を横から見た図、第3図および第4図は
第1図の−断面図および−断面図であ
る。
傾斜した硬貨通路1の硬貨2の接触面側に、低
い方の周波数(本実施例では8KHz)の発振磁界
を形成する第1の発振コイルA1を配置し、これ
に対向して硬貨2の非接触面側に受信コイルA2
を配置し、さらに硬貨の非接触面側に、上記受信
コイルA2から硬貨の転動方向に所定間隔離間さ
せて、高い方の周波数(ただし発生する磁束が硬
貨を通過するような低い周波数帯域内。本実施例
では20KHz)の発振磁界を形成する第2の発振コ
イルB1を配置してある。
なお、第1の発振コイルA1および受信コイル
A2と第2の発振コイルB1との位置関係を、本
実施例では硬貨の転動方向に沿つて前者を上方、
後者を下方としたが、これは、後述する信号処理
の手順との関係で、逆転させることも可能であ
る。
コイルA1,A2とコイルB1との間隔dは、
後述するように硬貨がコイルA1,A2とコイル
B1との中央に位置するときにその外周部がコイ
ルA1とコイルB1のいずれに対しても検出範
囲、さらに望ましくは大きな出力変化が得られる
範囲内にかかるように設定する。これは、各コイ
ルの硬貨通路底面からの高さによつても変わる
し、各コイルの形状によつても影響を受ける。本
実施例では、被選別硬貨の直径として16〜33mmを
想定し、外径が14mmで、検出範囲の直径が10mm、
そのうちでも特に大きな出力変化が得られる範囲
の直径が6mmの各コイルを、硬貨通路底面からh
=9mmの高さに、d=22mmの間隔で配置した。
10ないし30は各コイルに接続されたセンサ
回路で、11,31は発振回路、21は増幅回
路、12,22,32はそれぞれ整流回路であ
る。40は温度補償用の温度センサ回路であり、
この出力に基いて、検出データを温度補正する。
次に、第5図および第6図を用いて硬貨の材
質、厚さおよび直径の各特性の検出原理を説明す
る。
はじめに、硬貨2が第5図に示すように転動し
ながらコイルA1,A2の検出面間を通過すると
き、コイルA1のインピーダンスは、硬貨の材質
によつて変化する。このインピーダンス変化によ
り、発振回路3の出力振幅も変化する。したがつ
て、この出力を整流した出力電圧VA1の振幅も、
第6図aに示すように変化するが、この最小レベ
ル(変化量最大)VM1を、材質1次特性とする。
一方、コイルA1によつて励起された交番磁界
が硬貨2を通してコイルA2に交流電圧を励起す
る。この励起された交流電圧の振幅は、硬貨の材
質によつて異なる。この交流電圧を増幅した後、
整流した出力電圧VA2(第6図b)の最小レベル
VM2を材質2次特性レベルとする。
なお、このような材質特性は、第7図に示すよ
うに比較的低い周波数の交番磁界ほど顕著にあら
われるが、1次特性(第7図a)と2次特性(第
7図b)とではあらわれ方に多少差がある。同図
において、曲線は鉄、はステンレス、は白
銅、はリン青銅、は黄銅、はニツケルを示
すが、1次および2次の両特性をとることによ
り、上記各材質を明確に判別できることがわか
る。
同様に、転動する硬貨2がコイルB1の検出面
を通過するとき、コイルB1のインピーダンス
は、硬貨の材質およびコイルB1の検出面から硬
貨面までの距離、換言すれば硬貨の厚さによつて
変化する。このインピーダンス変化により発振回
路31の出力振幅が変化し、それを整流した出力
電圧VB1も、第6図cに示すように変化する。こ
の最小レベルVTを厚さ特性レベルとする。
さらに、転動する硬貨2が第1および第2の発
振コイルの検出面を通過するとき、硬貨が各検出
面を覆う面積によつて、その出力は変化するが、
硬貨の直径の大小によつて両者のインピーダンス
変化が一致するタイミングにずれが生ずる。この
ことから、本実施例ではコイルA1の出力電圧
VA1とコイルB1の出力電圧VB1とが一致したと
きの当該レベルVDを、一定材質および一定厚さ
における直径特性レベルとする。
第1図において、50は周知のマイクロプロセ
ツサ等のプロセツサユニツト(以下CPUと略記
する)51を備えた制御部であり、後述するよう
にROM(read onry memory:読出し専用のメ
モリ)52Aに予めストアされているプログラム
に従い、適宜RAM(random access memory:
読み書き可能なメモリ)52Bの所定エリアにア
クセスしながら、各部を制御して投入硬貨の各特
性データを検出し、予めEPROM(electrically
programmable read only memory:電気的に
プログラム可能なROM)52Cに記憶されてい
るデータからその正擬および種類を判定し、正貨
と判定されたものについては蓄積軌道に蓄積す
る。本実施例は、公衆電話機の硬貨選別ユニツト
に適用した例であり、正貨を蓄積したときは、そ
の硬貨の種類を示す信号が、伝送線60を介して
電話機ユニツトのメインCPU(図示せず)に出力
される。なお、53は前記各センサの出力電圧を
デイジタルデータに変換して取り込むためのAD
変換器、54はそのチヤネルコントロール回路で
ある。55は投入検知回路であり、硬貨軌道1に
おいて各コイルA1,A2,B1よりも上方に配
置されたホトカプラなどにより構成され、硬貨の
投入があつたことを検出するものである。通過検
知回路56も、同様にホトカプラなどにより構成
されるが、硬貨が蓄積軌道に入つたことを確認す
るためのものである。57は投入硬貨を蓄積軌道
に導くための振分けレバーを駆動する回路で、投
入硬貨が疑似貨と判定されると振分けレバーは駆
動されず、硬貨は自動的に返却口に返却される。
58はセンサ電源制御回路で、各センサ回路10
〜40の電源を制御するものである。
次に、第8図および第9図により、この選別動
作を詳細に説明する。
第9図において、CPU51は初期設定(イニ
シヤライズ)を行なつた後(ステツプ101)、硬貨
の投入を待つ。投入検知回路55により硬貨が投
入されたことが検知されると(ステツプ102)、各
センサの電源をオンし(ステツプ103)、硬貨特性
の測定を行なう(ステツプ104)。
この硬貨特性測定ルーチンにおいては、各セン
サ回路10〜30の出力VA1,VA2,VB1を定期
的にA/D変換して取込み、この変換データから
前述した材質1次特性、材質2次特性、厚さ特性
および直径特性の各データを検出する。以下、こ
の硬貨特性測定ルーチンプログラムを、第9図に
より説明する。
第9図において、プログラムの実行が硬貨特性
測定ルーチンに移行すると、CPU51は、RAM
52Bの所定エリアに設けたピークホールドメモ
リ(PHM)およびクロスポイントメモリ
(XPM)の全エリアをクリアした後(ステツプ
201)、センサ回路出力のAD変換を行なう(ステ
ツプ202)。はじめは、材質特性レベルを検出する
ため、VA1とVA2のチヤンネルのみ選択してAD変
換を行なう。次に、各センサ回路が断線などの異
常がなく正常に働いていることを、一定の出力レ
ベルが得られていることで確認した後(ステツプ
203)、AD変換したセンサ回路10の出力電圧
VA1の検出値がピーク値に至らないときは(ステ
ツプ204)、そのVA1のデータを第1のピークホー
ルドメモリ(PHM1)に格納する(ステツプ
205)、同様にセンサ回路20の出力電圧VA2の検
出値がピーク値に至らなければ(ステツプ206)、
そのVA2データを第2のピークホールドメモリ
(PHM2)に格納する(ステツプ207)。VA1
VA2のピーク値がともに検出されない限り(ステ
ツプ208)、同様にVA1およびVA2を繰返し取込み、
ピーク値が検出されるまで、ピークホールドメモ
リの内容を更新する。
VA1,VA2のピーク値VM1,VM2の検出が終了し
た後は(ステツプ208)、CPU51は、直径特性
レベルVDが検出されるまで(ステツプ209)、VA1
とVB1とを比較して(ステツプ210)、VA1<VB1
ある間は、VA1およびVB1のデータをそれぞれ第
1および第2のクロスポイントメモリXPM1,
XPM2に格納して(ステツプ211)。その値を順
次更新する。そしてVA1>VB1となつたときに
(ステツプ210)、前回の検出の際のVA1<VB1であ
つたときの当該検出値VA1,VB1から、その平均
値X1を求める。この検出値VA1,VB1は、それぞ
れ第1および第2のクロスポイントメモリXPM
1,XPM2に格納されている(ステツプ112)。
同様に今回VA1>VB1となつた当該検出値VA1
VB1から、その平均値X2を求め(ステツプ213)、
さらにこれらX1とX2との平均値をとつて、これ
をVDとする(ステツプ214)。
他方、VB1のピーク値がVT検出されるまで(ス
テツプ215)、第3のピークホールドメモリPHM
3にそのVB1の値を更新格納する(ステツプ
216)。
このようにして4種類の特性に相当するデータ
の検出がすべて終了した場合(ステツプ217)、次
にCPU51は、上記各特性データの温度補正を
行なう(ステツプ218)。これは、各センサ回路の
温度特性により、AD変換器53に入力するアナ
ログ信号は周囲温度に応じて変化することから、
この影響を補償するために行なうもので、上述し
たようにして得られた各特性データを、温度セン
サ回路40の検出出力電圧VTMPに応じ、基準温
度における値に換算する。このために、本実施例
では、EPROM52Cの所定エリアに、予め材質
1次特性、材質2次特性、直径特性および厚さ特
性の各特性ごとのブロツクに分けて、各温度に対
応する補正用データを、特定の温度に特定のアド
レスを対応させる形で格納してある。
したがつて、ある特性、例えば材質1次特性に
ついてある特性データが得られ、一方、温度セン
サ回路40の出力をAD変換してそのときの周囲
温度を示すデータが得られた場合に、材質1次特
性についての温度補正用データを格納したブロツ
クを示すブロツクアドレスに、下位ビツトとして
上記温度データを付加して1つの完結したアドレ
スデータを作成し、これによつて、EPROM52
Cの所定エリアを指定する(ADDはそのための
アドレスパスを示している)。すると、そこには
所定の値を減算もしくは加算すべきことを示すデ
ータが格納されているから、それを読出し、その
内容に応じた補正を行なう。これを各特性データ
について行なつて、補正済みのデータを求める。
なお、このような温度補正方法については、本出
願人の別途出願(特開昭60−262293号公報)に詳
しい。
このようにして硬貨特性測定を終了した後(第
8図ステツプ104),CPU51はセンサ電源をオ
フし(ステツプ105)、次いで各特性について、順
次正擬の判定を行なう(ステツプ106〜109)。こ
れは、次のように行なわれる。すなわち、本実施
例ではEPROM52C内に、4種類の各特性ごと
のブロツクに分けて、各特性データの値について
許容の可否、つまりある種類の硬貨、100円なら
100円の硬貨について正貨として許容できる範囲
にあるか否かを示すデータが、特定の特定データ
値を特定のアドレスに対応させる形で格納してあ
る。より具体的にはこのデータは、例えば上位3
ビツトをそれぞれ100円、50円、10円の硬貨に対
応させてあり、そのアドレスに対応する特性デー
タ値が、例えば100円の正貨として許容し得る範
囲内にあれば最上位ビツトを「0」とし、50円や
10円の正貨として許容できるものであれば第2、
第3ビツトをそれぞれ「0」としておく。その他
のビツトは「1」としておく。
したがつて、ある特性、例えば材質1次特性に
ついてある特性データが得られた場合、材質1次
特性についての許容可否データを格納したブロツ
クを示すブロツクアドレスに、下位ビツトとして
上記特性データを付加して1つの完結したアドレ
スデータを作成し、これによつて、EPROM52
Cの所定エリアを指定し、そのデータを読出す。
このようにして4つのデータがそれぞれ読出さ
れたら、次いてCPU51は、これら4つのデー
タを総合的に判断して、当該硬貨の種類を判定す
る(ステツプ110)。本実施例ではこの判定は、具
体的には次のように行なわれる。つまり、上記4
つのデータのビツトごとの論理和をとる。例えば
100円の正貨であれば、上記4つのデータの最上
位には、すべて「0」のビツトが立つことから、
その論理和をとつた結果は、最上位ビツトが
「0」となる。したがつて逆に、最上位ビツトが
「0」であればその硬貨は100円硬貨として許容さ
れ得るものであることがわかる。同様に第2位ビ
ツトが「0」であれば50円硬貨として、第3位ビ
ツトが「0」であれば10円硬貨として許容され得
るものであることがわかる。なお、このような判
定方法については、本出願人の別途出願(特開昭
60−262292号公報)に詳しい。
このように各硬貨種類に対応した上位3ビツト
のいずれか1つのみが「0」であれば、当該ビツ
ト位置に応じた種類の正貨であると判定される
(ステツプ111)。その場合CPU51は、直ちに振
分けレバーを動作させ(ステツプ112)、硬貨が蓄
積軌道に向かつたことを確認した後(ステツプ
113)、振分けレバーを復旧させ(ステツプ114)、
メインプロセツサに対し、当該蓄積硬貨の種類を
示すデータを出力する(ステツプ115)。これによ
り、メインプロセツサは、蓄積金額を把握するこ
とが可能となり、これを表示器に表示したり、課
金度数に単位通話料金を乗じて得られる通話料金
がこの蓄積金額を上回つたときに通話を強制切断
したりすることができるようになる。
上記4データの論理和データに、ビツト「0」
が全くなかつたり、あるいは2以上あつたりした
場合には、擬似貨と判定される(ステツプ111)。
その場合には、振分けレバーは動作されず、硬貨
は自動的に返却される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、第1の
発振コイルとそれに対応する受信コイル、これら
から所定距離離間して配置された第2の発振コイ
ルからのデータを総合して材質、厚さ、直径を相
互に関連づけて判定し、特に直径はその径方向に
離間させて設けた2つのコイルの出力レベルが等
しくなる情報を基に判定しているので、従来のよ
うに硬貨中心部の情報のみで判断していないため
に、例えば鉢巻硬貨でも正貨と判定するような誤
選別の確率を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は第1図において上から見ている硬貨通路
を横から見た側面図、第3図および第4図は断面
図、第5図は硬貨が転動する様子を示す図、第6
図はその際の各出力を示す図、第7図は材質特性
出力の周波数依存性を示す図、第8図および第9
図はフローチヤートである。 1……硬貨通路、2……硬貨、50……制御
部、51……プロセツサユニツト、52C……
EPROM、A1……第1の発振コイル、A2……
受信コイル、B1……第2の発振コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発生する磁束が硬貨を通過するような低い周
    波数帯域における高低2つの周波数の発振磁界に
    よつて硬貨の正擬および種類を判定する硬貨選別
    装置において、 傾斜した硬貨通路の硬貨接触面側および硬貨非
    接触面側に対向配置した低い方の周波数の発振磁
    界を形成する第1の発振コイルおよび受信コイル
    と、 硬貨非接触面側に上記受信コイルから硬貨転動
    方向にその受信コイルから硬貨の直径よりも短い
    間隔で離間させて配置した高い方の周波数の発振
    磁界を形成する第2の発振コイルと、 硬貨の通過に伴うこれら第1発振コイルのイン
    ピーダンス変化量を検出する第1発振コイルイン
    ピーダンス変化検出手段と、 受信コイルのインピーダンス変化量を検出する
    受信コイルインピーダンス変化検出手段と、 第2発振コイルのインピーダンス変化量を検出
    する第2発振コイルインピーダンス変化検出手段
    と、 第1発振コイルインピーダンス検出手段、第2
    発振コイルインピーダンス検出手段、受信コイル
    インピーダンス変化検出手段の検出結果から硬貨
    の材質および厚みを判定する第1判定手段と、 第1発振コイルインピーダンス検出手段と第2
    発振コイルインピーダンス検出手段のインピーダ
    ンス変化が一致した時の当該インピーダンス変化
    量から硬貨の直径を判定する第2判定手段と、 前記第1判定手段の判定結果と前記第2判定手
    段の判定結果から硬貨の正擬および種類を総合的
    に判定する総合判定手段とを備えたことを特徴と
    する硬貨選別装置。
JP61171419A 1986-07-21 1986-07-21 硬貨選別装置 Granted JPS6327995A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61171419A JPS6327995A (ja) 1986-07-21 1986-07-21 硬貨選別装置
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