JPH046132Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH046132Y2 JPH046132Y2 JP1987042069U JP4206987U JPH046132Y2 JP H046132 Y2 JPH046132 Y2 JP H046132Y2 JP 1987042069 U JP1987042069 U JP 1987042069U JP 4206987 U JP4206987 U JP 4206987U JP H046132 Y2 JPH046132 Y2 JP H046132Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- hole
- screw
- spring washer
- electrical components
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は電気接続構造に係り、特にプリント配
線基板の如き電気部品を同時にケースに固定する
とともに両者を電気的に導通させるよう電気接続
構造に関する。
線基板の如き電気部品を同時にケースに固定する
とともに両者を電気的に導通させるよう電気接続
構造に関する。
この種の構造につき第4図、第5図に基づき説
明する。
明する。
第4図は、車両用計器の固定及びそれらに対応
して設けられる配線基板の固定構造を示したもの
である。
して設けられる配線基板の固定構造を示したもの
である。
図において、合成樹脂(電気絶縁性)のケース
1の両面には計器にまつわる第1、第2の配線基
板2,3が載置されており、第2の配線基板3
(図中下方位置)には計器の内機4が取り付けら
れている。第1、第2の配線基板2,3はケース
1のネジ貫通孔1aを貫通するネジ5によつてケ
ース1の上下面に固定されるとともに、導電性の
ネジ5により互いに電気的に導通される。
1の両面には計器にまつわる第1、第2の配線基
板2,3が載置されており、第2の配線基板3
(図中下方位置)には計器の内機4が取り付けら
れている。第1、第2の配線基板2,3はケース
1のネジ貫通孔1aを貫通するネジ5によつてケ
ース1の上下面に固定されるとともに、導電性の
ネジ5により互いに電気的に導通される。
具体的には、ネジ5は導電性のワツシヤ6、導
電性のスプリングワツシヤ7を介して第1の配線
基板2上の回路と電気的に接続され、一方第2の
配線基板3の回路と導通する導電性の端子板8と
螺合することにより第2の配線基板3と導通し、
ネジ5の螺着により第1、第2の配線基板2,3
でケース1を挟持することでケース1に固定され
る。
電性のスプリングワツシヤ7を介して第1の配線
基板2上の回路と電気的に接続され、一方第2の
配線基板3の回路と導通する導電性の端子板8と
螺合することにより第2の配線基板3と導通し、
ネジ5の螺着により第1、第2の配線基板2,3
でケース1を挟持することでケース1に固定され
る。
ところで上記電気接続構造では、第4図矢印f
で示す方向に振動、ストレスが長時間加わつた場
合、第5図に示すように、ケース1、ワツシヤ
6、端子板8等の変形が生じることがある。この
様な変形は第1、第2の配線基板2,3間の電気
的接続が不安定となる原因となるため、従来では
第4図に示すようにスプリングワツシヤ7を介在
させ、第5図に示すようにスプリングワツシヤ7
の伸長により導通状態を保持しようとしているの
である。
で示す方向に振動、ストレスが長時間加わつた場
合、第5図に示すように、ケース1、ワツシヤ
6、端子板8等の変形が生じることがある。この
様な変形は第1、第2の配線基板2,3間の電気
的接続が不安定となる原因となるため、従来では
第4図に示すようにスプリングワツシヤ7を介在
させ、第5図に示すようにスプリングワツシヤ7
の伸長により導通状態を保持しようとしているの
である。
しかし乍ら、上記構造では、スプリングワツシ
ヤ7が伸長すると、ネジ5及びワツシヤ6とスプ
リングワツシヤ7上下面との接触は面接触から線
又は点接触に近くなるため接触面積が小さくな
り、この部分における接触抵抗が大となる。従つ
て、微小電流による信号の伝送経路にこのような
構造を用いると、電気回路の動作は極めて不安定
なものとなる欠点があつた。
ヤ7が伸長すると、ネジ5及びワツシヤ6とスプ
リングワツシヤ7上下面との接触は面接触から線
又は点接触に近くなるため接触面積が小さくな
り、この部分における接触抵抗が大となる。従つ
て、微小電流による信号の伝送経路にこのような
構造を用いると、電気回路の動作は極めて不安定
なものとなる欠点があつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、電
気的導通を安定させた高信頼性の電気接続構造の
提供を目的としている。
気的導通を安定させた高信頼性の電気接続構造の
提供を目的としている。
上記目的を達成するため、本考案は、ネジ貫通
孔を穿つたケースのネジ貫通孔近傍に、溝、孔等
による薄肉部を形成し、ネジ貫通部に弾性を付与
した構成を特徴としている。
孔を穿つたケースのネジ貫通孔近傍に、溝、孔等
による薄肉部を形成し、ネジ貫通部に弾性を付与
した構成を特徴としている。
本考案の実施例を第1〜第3図に基づいて説明
する。
する。
第1図において、ケース1に対しネジ5、ワツ
シヤ6、スプリングワツシヤ7、端子板8を用い
て、第1、第2の配線基板2,3を固定する構成
は従来構造と同様である。
シヤ6、スプリングワツシヤ7、端子板8を用い
て、第1、第2の配線基板2,3を固定する構成
は従来構造と同様である。
本考案実施例の特徴は、ケース1に設けられた
薄肉部1b及び孔1cにある。
薄肉部1b及び孔1cにある。
この薄肉部1b、孔1cは第1図の断面図、第
2図の平面図からわかるように、ネジ貫通孔1a
の周辺部にあり、ネジ貫通孔1a周囲の半円部分
ではケース1の上下面において半円状の溝を設け
て薄肉部1bとし、残りの半円部分では円周方向
に沿つて孔1cとなつている。
2図の平面図からわかるように、ネジ貫通孔1a
の周辺部にあり、ネジ貫通孔1a周囲の半円部分
ではケース1の上下面において半円状の溝を設け
て薄肉部1bとし、残りの半円部分では円周方向
に沿つて孔1cとなつている。
この構成により、ケース1はネジ貫通孔1a近
傍が薄肉部1bのみで支持され、孔1cの存在に
より上下に可動となるため、弾性(柔軟性)を付
与されたこととなり、この部分に矢印f方向(ネ
ジ長手方向)にストレス、振動が加わつても、ケ
ース1自身の弾性がこれを吸収し、スプリングワ
ツシヤ7あるいは端子板8等に直接振動等が加わ
ることがない。従つてスプリングワツシヤ7が第
5図に示すように大きく伸長することはない。
傍が薄肉部1bのみで支持され、孔1cの存在に
より上下に可動となるため、弾性(柔軟性)を付
与されたこととなり、この部分に矢印f方向(ネ
ジ長手方向)にストレス、振動が加わつても、ケ
ース1自身の弾性がこれを吸収し、スプリングワ
ツシヤ7あるいは端子板8等に直接振動等が加わ
ることがない。従つてスプリングワツシヤ7が第
5図に示すように大きく伸長することはない。
第3図a,b,cは上記ケース1の弾性による
振動吸収作用を説明するものであり、ネジ貫通孔
1a付近は薄肉部1bを支点として上下に可動と
なつていることを示している。
振動吸収作用を説明するものであり、ネジ貫通孔
1a付近は薄肉部1bを支点として上下に可動と
なつていることを示している。
本考案は以上の如くであり、ケース1自身の弾
性によりストレス、振動を吸収し、スプリングワ
ツシヤの伸長を抑制するようにしたものである。
性によりストレス、振動を吸収し、スプリングワ
ツシヤの伸長を抑制するようにしたものである。
従つて、スプリングワツシヤの接触は概ね面接
触を保持するから、この部分における接触抵抗は
小さく、第1、第2の配線基板間の電気的導通は
安定したものとすることができる。
触を保持するから、この部分における接触抵抗は
小さく、第1、第2の配線基板間の電気的導通は
安定したものとすることができる。
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は要
部平面図、第3図a,b,cは本考案実施例の作
用説明図、第4図は従来例の断面図、第5図は従
来例における作用を説明する断面図である。 1……ケース、1a……ネジ貫通孔、1b……
薄肉部、2……第1の配線基板、3……第2の配
線基板、5……ネジ。
部平面図、第3図a,b,cは本考案実施例の作
用説明図、第4図は従来例の断面図、第5図は従
来例における作用を説明する断面図である。 1……ケース、1a……ネジ貫通孔、1b……
薄肉部、2……第1の配線基板、3……第2の配
線基板、5……ネジ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 絶縁ケースの両面に第1、第2の電気部品を配
し、ケースを貫通するネジにて第1、第2の電気
部品をケースに固定するとともに第1、第2の電
気部品を電気的に導通するようにしたものにおい
て、 ネジ貫通孔を穿つたケースのネジ貫通孔周囲に
溝、孔等による薄肉部を形成し、ネジ貫通部に弾
性を付与したことを特徴とする電気接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987042069U JPH046132Y2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987042069U JPH046132Y2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63150471U JPS63150471U (ja) | 1988-10-04 |
JPH046132Y2 true JPH046132Y2 (ja) | 1992-02-20 |
Family
ID=30857644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987042069U Expired JPH046132Y2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH046132Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-24 JP JP1987042069U patent/JPH046132Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63150471U (ja) | 1988-10-04 |
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