[go: up one dir, main page]

JPH0460015A - 可変型振動発生機 - Google Patents

可変型振動発生機

Info

Publication number
JPH0460015A
JPH0460015A JP17052990A JP17052990A JPH0460015A JP H0460015 A JPH0460015 A JP H0460015A JP 17052990 A JP17052990 A JP 17052990A JP 17052990 A JP17052990 A JP 17052990A JP H0460015 A JPH0460015 A JP H0460015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eccentric
weight
rotating shaft
movable
weights
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17052990A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kanda
神田 晋治
Yasuhide Inoue
安秀 井上
Kazumi Takada
高田 一三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinki KK
Original Assignee
Kinki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinki KK filed Critical Kinki KK
Priority to JP17052990A priority Critical patent/JPH0460015A/ja
Publication of JPH0460015A publication Critical patent/JPH0460015A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、振幅と振動数に基づく振動特性を、作業状
況に応じて機械の稼働を停止することなく、駆動電動機
に影響を与えずに可変にできる可変型振動発生機に関す
る。
〔従来の技術] 従来より振動杭打機や振動式転圧機械等に使用される振
動発生機(起振機)においては遠心力を利用して起振力
を発生させる機構のものが多用されている。その起振力
の発生原理を第9図に示す、すなわち、 一般に、振動を発生させる機構としては一対の不平衡重
錘(偏心ウェイト)2を等速進回転させる方法が広く採
用されている。特に振動杭打機においては、その振動の
方向を上下にする必要があり、回転軸1に装着された不
平衡重錘2の回転により発生する円軌跡の振動を上下の
直線軌跡の振動に変換するために2つの軸1を水平に並
設し、双方の軸1に装着されたギヤ1aを相互に噛合さ
せている。そして、一方の軸を駆動軸として図示しない
電動機によってベルト駆動し、互いに等速進回転させて
上下振動を発生させている。すなわち、第9図(a)で
は双方の重錘2が下側にあり、遠心力の合力は2Fとな
って下向きに作用する。さらに重錘2が回転して図(b
)の位置に来た時は双方の遠心力は反対方向に作用して
相殺されて零になる。さらに、図(C)の位置まで回転
した時には図(a)とは反対の遠心力の合力2Fが上向
きに作用する。さらに回転して図(d)の位置にくると
図ら)と同様に遠心力は相互に打ち消される。結局、上
下方向に作用する遠心力のみが残りこれが起振力となる
なお、上記振動発生機において発生する起振力は次式で
表される。
F=W−R・ω2/g  (kgf) ここに、 W:不平衡重錘(偏心ウェイト)の重量R:偏心量(回
転軸心から不平衡重錘の重心までの距離) ω:角速度 g:重力加速度 である。
ところで、振動杭打機を使用して杭の打ち込み、引き抜
きを行う場合や、振動ローラを使用して地盤の締め固め
作業を行う場合、最適条件を得るためには作業の種類に
対応させて或いは地盤の性質に応じて起振力を変化させ
ることがある。上記のように遠心力を利用して起振力を
発生する従来の振動発生機ではこれを行うために偏心モ
ーメントを増減させている。
従来の偏心モーメントを増減させる方法としては、第1
0図に示す如く不平衡重錘2に設けた孔0に鉛棒Pを挿
着して外からカバーで蓋をしてセットすることにより不
平衡重錘2の全体の重心位置をGからGoまで変化させ
ることによっていた。この鉛棒Pの脱着作業は機械本体
の分解作業を伴い煩雑な上、脱着の際には機械の稼働を
停止しなければならず、作業能率の悪化の一因となって
いた。
そこで、これを解消すべく、幾つかの提案がなされてい
る0例えば特開昭51−57075号(従来例1)、特
公昭62−28242号(従来例2)、特公昭56−8
170号(従来例3)、特公昭61−47934号公報
(従来例4)に記載のものである。
従来例1では揺動モータに直結の可変軸に固定されたギ
ヤを有し、この可変軸に平行に偏心ウェイト(固定ウェ
イト)を備えた回転軸を別途有し、この回転軸に偏心モ
ーメント増減用の偏心ウェイト(可変ウェイト)および
ギヤを有するスリーブが装着され、前記ギヤ同士が噛合
している。揺動モータを油圧で作動させると可変軸が回
転し、ギヤを介してスリーブが回転軸上を回転し、可変
ウェイトと回転軸上の固定ウェイトとの相対角度が変化
することによって偏心モーメントが増減するようになっ
ている。
従来例2および従来例3も同様に偏心ウェイトの相対角
度を変えて偏心モーメントの増減を図るものであるが、
前者は油圧シリンダによって駆動される数個のギヤを介
して調整軸を昇降させることにより達成するものであり
、後者は機械本体の外に出ている開放軸と調節軸を外か
ら作業員が操作することにより固定ウェイトと可動ウェ
イトの相対角度を任意に変化させるものである。
従来例4は起振機の振動周波数が可変になるよう、起振
機に電源を供与するエンジン駆動型発電機の回転速度を
制御するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例1〜3の偏心モーメント可変装置は、いずれ
もギヤや軸等が増えて装置が非常に複雑で、その機構自
体も複雑であり、従って振動発生機本体が大きくなり、
装置重量も大きくなるという欠点がある。従来例1.2
の場合には偏心ウェイトの相対角度を変化させるための
別の動力源(駆動装置)を必要としている。また、従来
例3の場合は手操作によって偏心ウェイトの相対角を変
化させる必要があり、手数がかかる。
従来例4は電気的制御装置が非常に複雑化すると共に、
装置重量等の増大は避けられず、安価な振動発生機は提
供できない。
ところで、振動杭打機においては杭打ち作業と抗抜き作
業においては振幅と振動数の最適な組み合わせがある。
つまり、−船釣には杭打ち時には大振幅かつ小振動数を
、杭抜き時には小振幅かつ大振動数にする方が作業効率
が蟲かに優れていることが判っている。
しかるに、上記従来例ではいずれもこの点の配慮がなさ
れておらず、作業種類に応じて最適な振幅と振動数の組
み合わせが選択調整できないと考えられる。しかもこの
場合、大振幅かつ小振動数で作業していたものを小振幅
かつ大振動数に変換する場合には偏心ウェイト回転駆動
用の動力の変動が許容範囲内なるように発生せる遠心力
も一定範囲内に抑える必要があり、そのための手段ない
し機構が必須となるが、上記従来例では考慮されていな
い。そうでなければ、遠心力の変動を無制限に許容した
場合、これに対応できる非常に大きい、不経済な容量を
持った動力源を装備しなければならず、また場合によっ
ては装置そのものが成り立たなくなる可能性もあるから
である。
かかる従来の課題に鑑み、本発明は偏心モーメントの変
化をきわめて簡素な機構でもって達成する可変型振動発
生機を提供することを特徴とする特に、作業の種類に応
じて振幅と振動数の組み合わせを最適なものに選択した
時にも動力はほぼ一定となるよう合成遠心力をほぼ一定
範囲内に収めることができる機構を有する可変型振動発
生機を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本発明の振動発生機のうち、まず
第1発明は、偏心ウェイトの相対角度を変化させて振動
特性を変化させる振動発生機において、一の回転軸に装
着した偏心ウェイトに該回転軸に略垂直方向に移動可能
に可動ウェイトを設け、該可動ウェイトと該回転軸との
間に弾性ばねを介装したことを特徴とする。
第2発明は、偏心ウェイトの相対角度を変化させて振動
特性を変化させる振動発生機において、一の回転軸と一
体的に回転する回転体に対称的に一対の偏心ウェイトを
相対回転自在に軸支し、該回転軸の軸心に対し該偏心ウ
ェイトの軸支点を偏位させたことを特徴とする。
第3発明は、偏心ウェイトの相対角度を変化させて振動
特性を変化させる振動発生機において、一の回転軸に同
心的に一対の偏心ウェイトを対称的に相対回転自在に装
着するとともに、該一対の偏心ウェイトの間の相対角度
を強制的に変化させうる制御手段を設けたことを特徴と
する。
第4発明は偏心ウェイトのの相対角度を変化させて振動
特性を変化させる振動発生機において、一の回転軸に奇
数個又は偶数個の偏心ウェイトを装着し、このうちの少
なくとも一つの偏心ウェイトは該回転軸に対して相対回
転自在に構成した可動偏心ウェイトとなし、他の偏心ウ
ェイトは該回転軸に対して一体的に回転する固定偏心ウ
ェイトとなし、、しがも、前記可動偏心ウェイトと固定
偏心ウェイトとの間に共回ゎり可能な係止手段を設けた
ことを特徴とする〔作用] 上記いずれの発明の構成においても、地盤等の性質に対
応して或いは作業の種類に応じて最適な振動特性を、簡
素な構成でもって合成遠心力を一定の範囲に抑えつつ、
偏心ウェイト全体の回転軸の軸心に対する偏心量を変化
させて全体の偏心モーメントを変化させることによって
得ることができる。また、第4発明を除き、振動特性の
無段階調整が可能である。特に、第、、第2発明の場合
には回転数(角速度)の大きさ(つまり、振動数の大き
さ)によって自動的に予め設定された振幅変化が得られ
る結果、所望の振動特性が得られる。
また、特に第3発明においては、制御手段を作動するこ
とで一対の偏心ウェイトを任意の位置に強制的にもって
来れるため、起動時にはバランス作用を発揮せしめて起
動トルクが小さく、起動をスムーズにする。つまり、起
動時などの不必要な時に起振力を発生しないようにする
ことができる。
また、第4発明においては、よりシンプルな構成でもっ
て、全体の偏心ウェイトの偏心モーメントを変化させる
ことができ、振動特性の2段階調節が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
本発明の起振力の発生原理も上述した従来のものを採用
する。従って、上述したように、振動発生機における起
振力は次式で表される。
F=W−R・ω2/g ここに、 W:不平衡重錘(偏心ウェイト)の重量R:偏心量 ω:角速度 g:重力加速度 である。
上記の式によれば、同じ起振力でも、W−Rとωの組み
合わせを変化させると、異なった振動特性が得られるこ
とが判る。
第1図と第2図は、本発明の基本的実施例(第、、第2
実施例)であって、第1図(a)は起振力発生部の要部
分解斜視図、同図(b)は正面図である。これらの図は
、実際には第9図で示したように両側の回転軸に装着さ
れた一対の偏心ウェイトが存在し、両者がギヤを介して
等速進回転するように構成されている。ここでは、便宜
上そのうちの片側のみ示す。
第1図に示すように、回転軸1に半円状ないし扇状の偏
心ウェイト2が固着されており(このように回転軸lに
一体に回転するように装着されたものを「固定偏心ウェ
イト」ともいう)、この固定偏心ウェイト2には回転軸
1を挟むように両側に一対のガイド3が偏心ウェイト2
の正面に一体的に突設されている。一方、偏心位置に長
円状の開口5を有する可動ウェイト4が、前記回転軸l
に遊挿され、両ガイド3の間に上下摺動自在に介装され
るようになっている、回転軸1と可動ウェイト4の開口
5の下部との間にはコイルばね(弾性ばね)6が介装さ
れており、可動ウェイト4がバネ力に抗して上下に移動
可能に構成されている。また、可動ウェイト4がガイド
3の間にセットされた後には矩形のカバープレート7で
蓋されるようになっている。つまり、カバープレート7
はガイド3の前面にボルト等で取り付けられる。
第2図もほぼ同じ構成であるが、第2図に記載の第2実
施例の場合には、固定偏心ウェイト2の厚さを大きくし
て、可動ウェイト4を収納しうる凹部8を形成した点が
異なる。そしてカバープレート7も偏心ウェイト2の形
状に合わせたものにしである。
第3図(a)は上記第1実施例の力学的模式図である。
第1図と第3図(a)に示すように、いま、回転軸lを
回転角速度ωで回転すると偏心ウェイト2は可動ウェイ
ト4を保持したまま回転する。
偏心ウェイト2は、その重心Gが回転軸中心OからRの
偏心量(これは変化しない)をもって回転する。
偏心ウェイト2が回転すると、可動ウェイト4には遠心
力が働き、ある回転角速度以上になるとコイルばね6の
バネ力に抗してガイド3端面より突出するようになる。
このとき可動ウェイト4の重心G0はG1まで移動する
。即ち、可動ウェイト4の重心G、は、回転前の初期偏
心量(回転軸lの中心からの距離)roから偏心量r、
に変化する。このように、可動ウェイト4の重心G。の
回転軸中心に対する偏心量は、該回転軸10角速度ω(
回転数)によって変動するように構成されている。この
偏心量はコイルばね6のバネ定数を変化させることによ
っても変えることができ、いかなる振動特性を得るのか
によって装置の設計段階において偏心ウェイトの重量重
心や回転速度に対応させて適宜選択・設定されるもので
ある。
かくして上記構成においては、偏心ウェイト2の回転中
、可動ウェイト4の偏心量が変化することによって次の
ような作用を生じる。
いま、偏心ウェイト2によって発生する遠心力Fは、 F=W−R・027g ・・・・・・(1)である。一
方、可動ウェイト4によって発生する遠心力rは、 f =w −r +  ・(IJ2/ g  −・”(
2)である。
上記偏心ウェイト2の遠心力Fと可動ウェイト4の遠心
力rとは互いに打ち消し合う方向に働くから、結局、全
体としての遠心力(これを以下「合成遠心力jという)
は、F−fとなる。この値をほぼ一定範囲に抑えること
によって、動力源に何ら影響を与えずに振動特性を変化
させることが可能となる。
上記の点を具体的数値をもって示すと、いま、偏心ウェ
イト2の重量w=800kg同 偏心量R=20cm とし、 可動ウェイト4の重量w−210kg 同 初期偏心量ro=8cm とし、バネ定数をk =1400 kg/cmに設定す
る。
この設定条件の下、回転数N(rpm)(回転角速度ω
=2πN /60)を、通常の使用範囲内、つまり、約
560〜680 rpmの間で運転して、合成遠心力の
値を計算した結果を図表に表すと、第3図(b)のよう
になる。
この図において、縦軸には遠心力、横軸には回転数をと
っている。実線で示す曲線は固定ウェイトつまり固定偏
心ウェイト2による遠心力、−点鎖線は可動ウェイト4
による遠心力、点線は両者を合成した合成遠心力を示し
ている。
この図によれば、通常の使用回転数の範囲内においては
合成遠心力がほぼ一定の範囲内におさまっていることが
判る。このことは、例えば小振幅十人振動数から大振幅
+小振動数へと振動特性変化させても動力源には何ら影
響を与えないことを意味する。例えば、駆動源として回
転数を無段階に変えられるインバータ方式の電動機を使
用した場合でもその変動許容範囲内に収めることができ
、振動特性を変えるために大きな容量の駆動電動機を装
備する必要がなくなるものである。
更に、この実施例では回転数(角速度)に応じて無段階
の振動特性が得られるというメリットがある。
第4図〜第8図は上記実施例の変形例である。第4図に
示す第3実施例において、団扇状の回転体8が回転軸I
に固着されており、この回転体8の上部両側に対称的に
設けた一対の扇状の偏心ウェイト9が相対回動(揺動)
自在に軸支されている(このような偏心ウェイトを、以
下「可動偏心ウェイトjともいう)。そして、各偏心ウ
ェイト9同士がコイルばね10を介して回転体8の下部
に係着されている。OIは回転軸の中心を示し、0□は
軸支点の中心を示す。従って両者には!なる偏心量が設
けである。
回転軸1を回転すると、回転体8とともに偏心ウェイト
9も回転するが、回転角速度(つまり、回転数)が大き
くなると一対の偏心ウェイト9はコイルばね10のバネ
力に抗して相互に離れる方向(開く方向)に変位する。
この理由は、回転軸1が回転すると偏心ウェイト9には
遠心力fが働き、偏心ウェイト9には遠心力f×!の回
転モーメントが作用して、回転数が上昇すると両偏心ウ
ェイト9は相互に開く方向に02中心の回りに回動して
離れていくからである。そうすると、各偏心ウェイト9
の偏心量が減少することによって2つの偏心ウェイト9
の合成した重心位置(図示せず)が回転軸1の中心01
に近づく。かくして、角速度が大きくなっても偏心ウェ
イト9全体の偏心量が減少するから遠心力は大きくなる
ことなく一定範囲に抑えられるものである。
第5図は、一対の可動の偏心ウェイト9同士を、相対角
度制御手段たる流体シリンダ11で連結して、強制的に
両偏心ウェイト9の開き(相対角度)を制御しようとす
るものである。この場合、流体配管12は回転軸1内を
導通させて流体シリンダ11まで導設する。前記実施例
ではコイルばねのバネ定数を適切に選定しなければなら
ないが、この第4実施例では強制的に偏心ウェイト9の
偏心量を制御できるので便利である。つまり、この構成
によって駆動電動機の起動時には流体シリンダ11を伸
長させることにより2つの偏心ウェイト9をバランス位
置、つまり、遠心力が相互に打ち消し合う位置にもって
来れば、起振力が何ら発生しない状態をつくり出せるの
で、起動力(起動トルク)が小さくてすむ。そして、回
転数を上昇させるに伴い、流体シリンダ11を短縮させ
て2つの偏心ウェイト9の位相を変化させる、つまり、
両者の相対角度を小さくする方向に制御する。そうすれ
ば、前述した実施例と同様な作用が得られるものである
第6図(a) (b)の第5実施例では、回転軸1に拡
径した偏心軸IAが形成され、この偏心軸IAに相対回
動自在に一対の扇状の可動偏心ウェイト9が装着されて
いる。そして、偏心ウェイト9の下部同士がコイルばね
13で連結されている。01は回転軸1の中心を示し、
02は偏心軸IAの中心を示す。従って両者には!なる
偏心量が設けである。この場合の作用も第4図に述べた
実施例と同様である。すなわら、回転軸1が回転すると
偏心ウェイト9には遠心力fが働く。すると、偏心ウェ
イトには遠心力fx1の回転モーメントが作用して、回
転数が上昇すると両偏心ウェイト9はコイルばねのバネ
力に抗して相互に開く方向(相対角度が大きくなる方向
)に回動して離れていく。この例では第4図のものと比
較して、団扇状の回転体を省略でき、装置的に簡素化さ
れるというメリットがある。
第7図に示す第6実施例では、第5図の実施例における
流体シリンダの代わりに油圧ロークリアクチュエータ1
4を使用して、この場合も角速度に応じて強制的に2つ
の可動偏心ウェイト9の相対角度を制御しようとするも
のである。この実施例のメリットは、第5図と同様駆動
電動機の起動時には油圧をB室にかけることにより2つ
の偏心ウェイト9をバランスさせて遠心力が相互に打ち
消し合う位置に持って来ておけば、起動力が少なくてす
むということにある。そして、回転数を上昇させるに伴
い、油圧をA室に作用させて、2つの偏心ウェイトの位
相、つまり、両者の相対角度を小さくすれば他の実施例
と同様な作用が得られる。
第8図(a)(b)に示す第7実施例では、3つの偏心
ウェイト15.15.16が並設されており、そのうち
両側の偏心ウェイト15は回転軸1に固着された固定偏
心ウェイトである。中央の偏心ウェイト16は回転軸1
に相対回動自在に軸支された可動偏心ウェイトとして構
成されている。しかも、この中央の可動偏心ウェイト1
6の上面には係止棒17がその幅方向に突出するように
設けられている。第8図(a)の状態では、中央の偏心
ウェイトI6は他の両側の偏心ウェイト15に係止棒1
7を介して係止されている。この状態で、回転軸1を矢
印X方向に回転させると、両側の偏心ウェイト15と一
緒に中央の偏心ウェイト16も回転する。この場合は最
も合成重量の大きい偏心ウェイトが回転していることと
なるから、大振幅の起振力が得られる。一方、矢印Y方
向に逆回転させると両側の偏心ウェイト15は第8図(
b)のように、中央の偏心ウェイト16とは離れて、正
面視では全体が円板状になり、係止棒17が両側の偏心
ウェイト15に形成された係止溝18に嵌まり込み、こ
の状態で3つの偏心ウェイト15.15.16が回転す
るようになる。つまり、係止棒17と係止溝18によっ
て係止手段が構成されている。この場合には中央の偏心
ウェイト16によって両側偏心ウェイト15の重量の半
分が打ち消された格好となり(換言すれば、3つの偏心
ウェイトによる合成重心の位置が回転軸中心に近づき、
偏心量が減少する)、小振幅の振動特性に変化する。か
くして、この実施例では回転軸の回転方向によって、簡
単に振動特性を変化することができる。但し、いままで
の実施例では振動特性の無段階調整ができたのに対し、
この例は2段階調整のみできるタイプである。
従って、偏心ウェイトを回転させる動力源としては、回
転数を変える機能を有するインバータ方式でなくともポ
ールチェンジ型の電動機でもよい。この実施例のものは
振動杭打機に好適であり、杭打ち、杭抜き作業の種類に
応して最適の振幅と振動数の組み合わせを最も簡素な構
成でもって実現できる点で他の実施例よりすくれている
と言える。
なお、上記構成においては、3つの偏心ウェイトの場合
を示したが、−船釣には奇数個の偏心ウェイトを装備し
て同様な作用を奏するように構成できるし、また、各偶
数個であっても、各偏心ウェイトの重量重心を異なるも
のに構成しておけば同様な作用が得られることは明らか
である。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によれば、次のような効果が得られ
る。
(a)振動杭打機や振動式転圧機械等における作業にお
いて、地盤等の性質に対応して或いは作業の種類に応じ
て最適な振動特性を、合成遠心力を一定範囲内に抑えつ
つ実現できるような振動杭打機ないし転圧機械が、簡単
な構成でもって得られる。この結果、軽量でコンパクト
な且つ安価な機械を構成することが可能となる。
特に、第、、第2発明の場合には、回転数(角速度)つ
まり、所定の振動数に応して所定の振幅が自動的に得ら
れる結果、所望の振動特性が得られる。また、第4発明
を除き、無段階の振動特性が得られる。
(b)一対の偏心ウェイトの相対角度を強制的に変化さ
せることができるようにしておけば、バランス効果が得
られ、起動時のような不必要時には起振力を発生させな
いようにすることができる。そのため、駆動電動機の起
動力(起動トルク)が小さくてすみ、小型小容量の電動
機でよくなる。この結果、起動時のオーバカレントによ
る電動機の損傷事故も防止でき、装置として信軌性の高
いものが得られる。
(C)第4発明の場合には、よりシンプルな構成でもっ
て、回転方向を選択することで振動特性の2段階調整が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は、本発明の実施例であって、第1図(
a)(b)は第1実施例に係る起振力発生部の要部分解
斜視図と同正面図、第21は第2実施例に係る起振力発
生部の要部分解斜視図、第3図(a) (b)は第1図
の力学的模式図とその作用圓、第4図は第3実施例に係
る起振力発生部の要部正面図、第5図は第4実施例に係
る起振力発生部の要部正面図、第6図(a) (b)は
第5実施例に係る起振力発生部の要部斜視図とその正面
図、第7図は第6実施例に係る起振力発生部の要部正面
図、第8図(a)(b)は第7実施例に係る起振力発生
部の要部斜視図と回転方向を逆にした場合の状態を示す
斜視図である。 第9図(a)〜(d)は従来の一般的な振動発生機の原
理図、第10図は従来の偏心モーメントを変化させる方
法の一例を示す図である。 1・・・回転軸、IA・・・偏心軸、2.15・・・(
固定)偏心ウェイト、4・・・可動ウェイト9、I6・
・・(可動)偏心ウェイト、6.10.13・・・コイ
ルばね(弾性ばね)、11・・・(相対角度)制御手段
、 7・・・係止棒、 8・・・係止溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)偏心ウェイトの相対角度を変化させて振動特性を
    変化させる振動発生機において、一の回転軸に固着した
    固定偏心ウェイトに該回転軸に略垂直方向に移動可能に
    可動ウェイトを設け、該可動ウェイトと該回転軸との間
    に弾性ばねを介装したことを特徴とする可変型振動発生
    機。
  2. (2)偏心ウェイトの相対角度を変化させて振動特性を
    変化させる振動発生機において、一の回転軸と一体的に
    回転する回転体に対称的に一対の偏心ウェイトを相対回
    転自在に軸支し、該回転軸の軸心に対し該偏心ウェイト
    の軸支点を偏位させたことを特徴とする可変型振動発生
    機。
  3. (3)偏心ウェイトの相対角度を変化させて振動特性を
    変化させる振動発生機において、一の回転軸に同心的に
    一対の偏心ウェイトを対称的に相対回転自在に装着する
    とともに、該一対の偏心ウェイトの間の相対角度を強制
    的に変化させうる制御手段を設けたことを特徴とする可
    変型振動発生機。
  4. (4)偏心ウェイトの相対角度を変化させて振動特性を
    変化させる振動発生機において、一の回転軸に奇数個ま
    たは偶数個の偏心ウェイトを装着し、このうちの少なく
    とも一つの偏心ウェイトは該回転軸に対して相対回転自
    在に構成した可動偏心ウェイトとなし、他の偏心ウェイ
    トは該回転軸に対して一体的に回転する固定偏心ウェイ
    トとなし、、しかも、前記可動偏心ウェイトと固定偏心
    ウェイトとの間に共回わり可能な係止手段を設けたこと
    を特徴とする可変型振動発生機。
JP17052990A 1990-06-27 1990-06-27 可変型振動発生機 Pending JPH0460015A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17052990A JPH0460015A (ja) 1990-06-27 1990-06-27 可変型振動発生機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17052990A JPH0460015A (ja) 1990-06-27 1990-06-27 可変型振動発生機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0460015A true JPH0460015A (ja) 1992-02-26

Family

ID=15906621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17052990A Pending JPH0460015A (ja) 1990-06-27 1990-06-27 可変型振動発生機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0460015A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106638597A (zh) * 2017-03-05 2017-05-10 李沛 一种围堵河坝溃决的打桩机

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834071A (ja) * 1981-08-13 1983-02-28 株式会社チップトン 加振力可変重錘付振動装置
JPS58123903A (ja) * 1982-01-20 1983-07-23 大倉電機工業株式会社 振動機
JPH02108725A (ja) * 1988-10-17 1990-04-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 偏心量可変振動機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834071A (ja) * 1981-08-13 1983-02-28 株式会社チップトン 加振力可変重錘付振動装置
JPS58123903A (ja) * 1982-01-20 1983-07-23 大倉電機工業株式会社 振動機
JPH02108725A (ja) * 1988-10-17 1990-04-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 偏心量可変振動機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106638597A (zh) * 2017-03-05 2017-05-10 李沛 一种围堵河坝溃决的打桩机
CN106638597B (zh) * 2017-03-05 2018-10-26 李沛 一种围堵河坝溃决的打桩机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4131433B2 (ja) 突固め機
CN101961710B (zh) 用于产生圆形振动或定向振动的设备
US7168890B1 (en) Eccentric vibration system with resonance control
JP2008546933A (ja) 角度を成して配置されたアンバランス軸を備えた振動プレート
JP5364154B2 (ja) 歯車デバイス、好ましくはモーターデバイス
JP2013053513A (ja) 加振機及び該加振機を備えた建設機械
JP6363667B2 (ja) 起振機及び杭の施工方法
JPH026295B2 (ja)
JP4314194B2 (ja) 地面締固め機器のための振動発生器
JP3914919B2 (ja) 地面突固め装置のための励振器
JPH10165893A (ja) 振動機構およびその振動機構を用いた振動ローラ
CN114146902A (zh) 一种振动筛减共振偏心块及振动电机
CN111373098A (zh) 具有同心布置的偏心质量的表面压实机
EP3227496B1 (en) Infinitely variable eccentric device for vibratory compactor
JPH0460015A (ja) 可変型振動発生機
JP4117408B2 (ja) 起振力の制御方法、および同制御装置
US10024004B1 (en) Variable eccentricity via sliding mechanism
JPH10298990A (ja) 振動杭打抜装置、および振動杭打抜の制御方法
JPH05237459A (ja) 振動発生装置
CN210253029U (zh) 配活配重块的偏心块及振动电机、振动器、振动筛
RU2805708C1 (ru) Вибрационный механизм вальца дорожного катка с регулировкой вынуждающей силы
JP3243551B2 (ja) 起振機の起振力制御方法、および、起振機の起振力制御装置
JPH0754322Y2 (ja) 振動ローラの起振力発生装置
JP3120064B2 (ja) 起振力発生装置
JP2664957B2 (ja) 偏心量可変振動機