JPH0453806Y2 - - Google Patents
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- JPH0453806Y2 JPH0453806Y2 JP1986024512U JP2451286U JPH0453806Y2 JP H0453806 Y2 JPH0453806 Y2 JP H0453806Y2 JP 1986024512 U JP1986024512 U JP 1986024512U JP 2451286 U JP2451286 U JP 2451286U JP H0453806 Y2 JPH0453806 Y2 JP H0453806Y2
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- orifice
- extinguishing liquid
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- fire
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Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
a 考案の目的
(産業上の利用分野)
この考案は、油火災等の消火に使用する泡消火
器の消火液噴出用ホースの先端に装着し、消火液
を発泡させつつ火災現場に向けて噴出する消火器
用発泡ノズルの改良に関する。
器の消火液噴出用ホースの先端に装着し、消火液
を発泡させつつ火災現場に向けて噴出する消火器
用発泡ノズルの改良に関する。
(従来の技術)
油火災、或は化学物質による火災を消火する場
合、消火液を発泡させた状態で火災現場に向けて
噴射する泡消火器が広く使用されている。このよ
うな泡消火器に於いては、ホース内を圧送されて
来る消火液と空気とをホース先端に装着したノズ
ル内で混合し発泡させてから火災現場に向けて噴
射する。
合、消火液を発泡させた状態で火災現場に向けて
噴射する泡消火器が広く使用されている。このよ
うな泡消火器に於いては、ホース内を圧送されて
来る消火液と空気とをホース先端に装着したノズ
ル内で混合し発泡させてから火災現場に向けて噴
射する。
このような目的に使用される発泡ノズルとし
て、従来、例えば第2図に示すような構造のもの
が知られている。即ち、ホース1の先端に、開口
端を絞つたノズル状の通孔2を中心部に穿設した
基体3を固着し、該基体3の先端に、基部周壁に
通孔4,4を穿設した円筒5の基端を接続し、該
円筒5の先端内面と該円筒5に螺着される先細ノ
ズル6の基部内周の段部との間で円錐体7の環状
基部7aを挟持して、該円錐体7の尖端を上流側
(第2図左側)に向けて円筒5と同心に該筒5内
に固定したものである。円錐体7の環状基部7a
には通孔7bが穿設される。円筒5の通孔4,4
の周囲には楕円形断面の保護カバー8が設けられ
ている。
て、従来、例えば第2図に示すような構造のもの
が知られている。即ち、ホース1の先端に、開口
端を絞つたノズル状の通孔2を中心部に穿設した
基体3を固着し、該基体3の先端に、基部周壁に
通孔4,4を穿設した円筒5の基端を接続し、該
円筒5の先端内面と該円筒5に螺着される先細ノ
ズル6の基部内周の段部との間で円錐体7の環状
基部7aを挟持して、該円錐体7の尖端を上流側
(第2図左側)に向けて円筒5と同心に該筒5内
に固定したものである。円錐体7の環状基部7a
には通孔7bが穿設される。円筒5の通孔4,4
の周囲には楕円形断面の保護カバー8が設けられ
ている。
このように構成される従来の発泡ノズルに於い
ては、ホース1を通つて送られて来る消火液を基
部3の通孔2から円筒5内に噴出させると、該消
火液は円錐体7の外周面に案内されて広がりつつ
通孔4,4から吸引された空気と混合して先細ノ
ズル6の内面に衝突し発泡してから、該ノズル先
端から泡となつて噴射される。
ては、ホース1を通つて送られて来る消火液を基
部3の通孔2から円筒5内に噴出させると、該消
火液は円錐体7の外周面に案内されて広がりつつ
通孔4,4から吸引された空気と混合して先細ノ
ズル6の内面に衝突し発泡してから、該ノズル先
端から泡となつて噴射される。
ところが、上述のように構成され作用する従来
の発泡ノズルに於いては、放射距離が長いと言う
利点を有する反面、ホース1から送られて来る消
火液の圧力が低いと、該消火液が単に円錐体7の
外周面と先細ノズル6の内周面とに沿つて流れる
だけで発泡せず、有効な消火作業を行なうことが
できないと言う不都合があつた。
の発泡ノズルに於いては、放射距離が長いと言う
利点を有する反面、ホース1から送られて来る消
火液の圧力が低いと、該消火液が単に円錐体7の
外周面と先細ノズル6の内周面とに沿つて流れる
だけで発泡せず、有効な消火作業を行なうことが
できないと言う不都合があつた。
このような不都合を解消するため、本出願人は
先に実公昭58−1328号公報に示されている様な構
造の消火器用発泡ノズルを考案した。この従来構
造の第2例である消火器用発泡ノズルは、第3図
に示すように、基端側から大径部11aと小径部
11bとを連設して成り、基端を消火液噴出用の
ホース1の先端部に固着される基体9の中心部
に、基端から小径部11bの途中まで達する通路
12を設け、該小径部11bの側面と端面とに該
通路12の内外を連通する通孔13,14を穿設
し、通孔16を穿設した隔壁15を有し、該隔壁
15よりも下流側の側面に通孔17,17を穿設
した円筒10の基端を、上記基体9の大径部11
aに固定して小径部11bと隔壁15との間に室
20を形成し、円筒10の先端には、途中に内径
が急激に狭くなる段部19a,19aを形成した
消火液通路19を有する先細ノズル18の基端を
固着して成るもので、消火液の圧力が低い場合で
も発泡が良好に行なわれ、しかも放射距離が長い
だけでなく、先細ノズルも短くすることができる
という効果がある。
先に実公昭58−1328号公報に示されている様な構
造の消火器用発泡ノズルを考案した。この従来構
造の第2例である消火器用発泡ノズルは、第3図
に示すように、基端側から大径部11aと小径部
11bとを連設して成り、基端を消火液噴出用の
ホース1の先端部に固着される基体9の中心部
に、基端から小径部11bの途中まで達する通路
12を設け、該小径部11bの側面と端面とに該
通路12の内外を連通する通孔13,14を穿設
し、通孔16を穿設した隔壁15を有し、該隔壁
15よりも下流側の側面に通孔17,17を穿設
した円筒10の基端を、上記基体9の大径部11
aに固定して小径部11bと隔壁15との間に室
20を形成し、円筒10の先端には、途中に内径
が急激に狭くなる段部19a,19aを形成した
消火液通路19を有する先細ノズル18の基端を
固着して成るもので、消火液の圧力が低い場合で
も発泡が良好に行なわれ、しかも放射距離が長い
だけでなく、先細ノズルも短くすることができる
という効果がある。
ところが、この消火器用発泡ノズルに於いて
は、大径部11aと小径部11bとから成り、小
径部に複数の通孔13,14を穿設した基体9の
形状が複雑で工作が面倒なため、製作費が嵩む欠
点があつた。
は、大径部11aと小径部11bとから成り、小
径部に複数の通孔13,14を穿設した基体9の
形状が複雑で工作が面倒なため、製作費が嵩む欠
点があつた。
このような不都合を解消するため、更に実開昭
60−163950号公報には、第4〜5図に示すような
消火器用発泡ノズルが開示されている。この従来
構造の第3例である消火液を圧送するためホース
1の端部に装着する円管状の基体21の先端部に
傾斜面23から連続する絞り口22を形成し、基
体21の内側でこの絞り口22よりも少し上流側
の部分に円柱状のピン24を、基体21の直径方
向に亘つて固定している。更に、基体21の下流
側端部には、円管状の混合筒27の上流端を外嵌
している。この混合筒27の上流側端部には、筒
27の内外を連通する通孔28を穿設している。
60−163950号公報には、第4〜5図に示すような
消火器用発泡ノズルが開示されている。この従来
構造の第3例である消火液を圧送するためホース
1の端部に装着する円管状の基体21の先端部に
傾斜面23から連続する絞り口22を形成し、基
体21の内側でこの絞り口22よりも少し上流側
の部分に円柱状のピン24を、基体21の直径方
向に亘つて固定している。更に、基体21の下流
側端部には、円管状の混合筒27の上流端を外嵌
している。この混合筒27の上流側端部には、筒
27の内外を連通する通孔28を穿設している。
このように構成される消火器用発泡ノズルに於
いては、ホース1から基体21内に消火液を送り
込むと、この消火液はピン24の下流側に於いて
渦を巻き、そのまま絞り口22から末広がり状に
混合筒27の内側に噴出される。この際、混合筒
27上流側端部の通孔28から外気が吸引され、
この外気と上記消火液とが混合筒27内で混合し
発泡した後、この混合筒27の下流端開口から噴
出される。混合筒27の形状としては、第4図に
示すような直管状で内周面に段部29が形成され
ているものの他、第6図に示すような円管を倒立
J字形に曲げ形成したものでも良い。
いては、ホース1から基体21内に消火液を送り
込むと、この消火液はピン24の下流側に於いて
渦を巻き、そのまま絞り口22から末広がり状に
混合筒27の内側に噴出される。この際、混合筒
27上流側端部の通孔28から外気が吸引され、
この外気と上記消火液とが混合筒27内で混合し
発泡した後、この混合筒27の下流端開口から噴
出される。混合筒27の形状としては、第4図に
示すような直管状で内周面に段部29が形成され
ているものの他、第6図に示すような円管を倒立
J字形に曲げ形成したものでも良い。
ところが、上述のように構成され作用する消火
器用発泡ノズルに於いては、依然として次に述べ
るような不都合を生じる。
器用発泡ノズルに於いては、依然として次に述べ
るような不都合を生じる。
即ち、ホース1から基体21内に流入した消火
液は、この基体21の内側流路を横切るようにし
て固定されたピン24によつて流れを2分割され
る為、絞り口22から混合筒27内に噴出し、こ
の混合筒27内で空気と混ざり合つて発泡した後
に於いても、流れが完全に均一とはなり難く、混
合筒27から噴出した泡消火液の濃度が部分的に
異なつてしまう。
液は、この基体21の内側流路を横切るようにし
て固定されたピン24によつて流れを2分割され
る為、絞り口22から混合筒27内に噴出し、こ
の混合筒27内で空気と混ざり合つて発泡した後
に於いても、流れが完全に均一とはなり難く、混
合筒27から噴出した泡消火液の濃度が部分的に
異なつてしまう。
本考案の消火器用発泡ノズルは、上述のような
不都合をいずれも解消するものである。
不都合をいずれも解消するものである。
b 考案の構成
(問題を解決するための手段)
本考案の消火器用発泡ノズルは、消火液を圧送
するためのホース1の端部に装着する円管状基体
の内側に、それぞれ流路断面積を急激に小さく絞
り、消火液を小径部21aに膨張させる第一のオ
リフイス33、次いでこれを大径部に膨張させる
第二のオリフイス32を間隔をあけて形成してい
る。この第一,第二の両オリフイスの内、下流側
に位置する第二のオリフイスの流路面積は、上流
側に位置する第一のオリフイスの3分の2として
いる。
するためのホース1の端部に装着する円管状基体
の内側に、それぞれ流路断面積を急激に小さく絞
り、消火液を小径部21aに膨張させる第一のオ
リフイス33、次いでこれを大径部に膨張させる
第二のオリフイス32を間隔をあけて形成してい
る。この第一,第二の両オリフイスの内、下流側
に位置する第二のオリフイスの流路面積は、上流
側に位置する第一のオリフイスの3分の2として
いる。
更に、基体の下流側端部には、円管状で内側中
間部に直径が急に小さくなる段部を形成した混合
筒の上流端を外嵌している。この混合筒の上流側
端部には、筒の内外を連通する通孔を穿設してい
る。
間部に直径が急に小さくなる段部を形成した混合
筒の上流端を外嵌している。この混合筒の上流側
端部には、筒の内外を連通する通孔を穿設してい
る。
(作 用)
上述のように構成される消火器用発泡ノズルに
於いては、ホースから基体内に消火液を送り込む
と、この消火液流は、先ず通路面積の大きい第一
のオリフイス33を通つて基体の小径部21aに
流出膨張し、第一次の乱流を発生する。次いでこ
の消火液流は第二のオリフイス32で再び絞られ
て大径部21bに流出膨張し、第二次の乱流を発
生して混合筒27へ流れる。この際、通孔28か
ら空気を吸入するが、この空気は乱流となつた消
火液中に良く混入し消火液を発泡させる。この消
火液は混合筒の段部29を通過するとき乱されて
発泡を更に良くして放射される。
於いては、ホースから基体内に消火液を送り込む
と、この消火液流は、先ず通路面積の大きい第一
のオリフイス33を通つて基体の小径部21aに
流出膨張し、第一次の乱流を発生する。次いでこ
の消火液流は第二のオリフイス32で再び絞られ
て大径部21bに流出膨張し、第二次の乱流を発
生して混合筒27へ流れる。この際、通孔28か
ら空気を吸入するが、この空気は乱流となつた消
火液中に良く混入し消火液を発泡させる。この消
火液は混合筒の段部29を通過するとき乱されて
発泡を更に良くして放射される。
このように第一及び第二のオリフイスで2段階
で消火液流を絞り膨張させることにより、消火液
の乱れの程度を高め、通孔28から吸入した空気
を良く混合させて発泡を良くすることができる。
で消火液流を絞り膨張させることにより、消火液
の乱れの程度を高め、通孔28から吸入した空気
を良く混合させて発泡を良くすることができる。
又、第一及び第二のオリフイスを同心に設けた
から、これらが消火液に抵抗を与える程度を小さ
くし、消火液の流速を大きくして空気の吸入を良
好にししかもカルマン渦を2段階で発生させるか
ら、発泡に必要な乱流を十分に生じさせることが
できる。
から、これらが消火液に抵抗を与える程度を小さ
くし、消火液の流速を大きくして空気の吸入を良
好にししかもカルマン渦を2段階で発生させるか
ら、発泡に必要な乱流を十分に生じさせることが
できる。
このようにして消火液流に加わる抵抗を可及的
小さくして流速の減少を少なくし、消火液の到達
距離を延ばすと共に発泡を良好に行なわせること
ができる。
小さくして流速の減少を少なくし、消火液の到達
距離を延ばすと共に発泡を良好に行なわせること
ができる。
各オリフイスの孔は、消火液の乱れを大きくす
るため断面を急激に変火させる。
るため断面を急激に変火させる。
(実施例)
次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
詳しく説明する。
第1図は本考案の実施例を示している。
消火液圧送用のホース1の端部には、円管状の
基体21が嵌着固定されている。この基体21
は、ホース1から脱落し難くするため外周面に凹
凸を形成した小径部21aと、端部外周面に混合
筒27を螺着するための雄ねじを刻設した大径部
21bとから成つており、大径部21b側の開口
端部には中心を絞り口22とした第二のオリフイ
ス32を形成している。更に、基体21の上流側
端部には、上記第二のオリフイス32の1.5倍の
流路面積を有する第一のオリフイス33が固定さ
れている。第一のオリフイス33は、消火剤を小
径部21aで第一段の比較的軽度の膨張をさせ、
第二のオリフイス32は最終の膨張をさせると共
に消火剤の噴出流速を大きくするものであるた
め、両オリフイスの絞り口は第一のオリフイスで
大きく、第二のオリフイスで小さくしており、上
記の流路面積比にすると良好な結果が得られた。
基体21が嵌着固定されている。この基体21
は、ホース1から脱落し難くするため外周面に凹
凸を形成した小径部21aと、端部外周面に混合
筒27を螺着するための雄ねじを刻設した大径部
21bとから成つており、大径部21b側の開口
端部には中心を絞り口22とした第二のオリフイ
ス32を形成している。更に、基体21の上流側
端部には、上記第二のオリフイス32の1.5倍の
流路面積を有する第一のオリフイス33が固定さ
れている。第一のオリフイス33は、消火剤を小
径部21aで第一段の比較的軽度の膨張をさせ、
第二のオリフイス32は最終の膨張をさせると共
に消火剤の噴出流速を大きくするものであるた
め、両オリフイスの絞り口は第一のオリフイスで
大きく、第二のオリフイスで小さくしており、上
記の流路面積比にすると良好な結果が得られた。
又、基体21の大径部21bの外周面に形成し
た雌ねじには、内径が次第に小さくなる管状の混
合筒27の上流側端部内周面に形成した雄ねじが
螺合している。この混合筒27の上流側端部に
は、混合筒27の内外を連通する複数の通孔2
8,28が穿設されている。又、先端に向けて内
径が次第に小さくなる混合筒27の内側中間部に
は、2個所(1個所でも良い。)に亘り直径が急
激に小さくなる段部29,29を形成している。
この段部は、消火剤の到達距離を多少短かくして
も発泡を良くして発泡消火剤の効果をあげるもの
である。30は発泡ノズルを手で持つた際に、通
孔28,28を塞がれるのを防止する保護カバー
である。
た雌ねじには、内径が次第に小さくなる管状の混
合筒27の上流側端部内周面に形成した雄ねじが
螺合している。この混合筒27の上流側端部に
は、混合筒27の内外を連通する複数の通孔2
8,28が穿設されている。又、先端に向けて内
径が次第に小さくなる混合筒27の内側中間部に
は、2個所(1個所でも良い。)に亘り直径が急
激に小さくなる段部29,29を形成している。
この段部は、消火剤の到達距離を多少短かくして
も発泡を良くして発泡消火剤の効果をあげるもの
である。30は発泡ノズルを手で持つた際に、通
孔28,28を塞がれるのを防止する保護カバー
である。
本考案の消火器用発泡ノズルは以上に述べた様
に構成されるため、消火を行なう際にホース1か
ら基体21内に消火液を勢い良く送り込むと、こ
の消火液は第一のオリフイス33の下流側でカル
マン渦を発生して流れが乱れ、そのまま第二のオ
リフイス32の中央の絞り口22に送られる。消
火液はこの絞り口22を乱流状態のまま通過する
ため、混合筒27内に末広がり状に噴出し、次い
で混合筒27の内周面に沿つて流れる。この際、
消火液の噴出により通孔28,28から混合筒2
7内に外気が吸引され、消火液を発泡させつつ消
火液とともに混合筒27内を下流端開口に向けて
流れるが、段部29,29を通過する際に消火液
の流れが急激に変火し、消火液と空気とが良好に
混合されて発泡を一層良くし、混合筒27の下流
端開口から噴出する。なお、この混合筒27の形
状は、第6図に示した様に倒立J字状とし、この
混合筒27の下端部に外気吸入用の通孔28,2
8を穿設すると共に、噴出側端部開口に、発泡し
た消火液を扇状に拡散するプラグ31を装着して
も良い。
に構成されるため、消火を行なう際にホース1か
ら基体21内に消火液を勢い良く送り込むと、こ
の消火液は第一のオリフイス33の下流側でカル
マン渦を発生して流れが乱れ、そのまま第二のオ
リフイス32の中央の絞り口22に送られる。消
火液はこの絞り口22を乱流状態のまま通過する
ため、混合筒27内に末広がり状に噴出し、次い
で混合筒27の内周面に沿つて流れる。この際、
消火液の噴出により通孔28,28から混合筒2
7内に外気が吸引され、消火液を発泡させつつ消
火液とともに混合筒27内を下流端開口に向けて
流れるが、段部29,29を通過する際に消火液
の流れが急激に変火し、消火液と空気とが良好に
混合されて発泡を一層良くし、混合筒27の下流
端開口から噴出する。なお、この混合筒27の形
状は、第6図に示した様に倒立J字状とし、この
混合筒27の下端部に外気吸入用の通孔28,2
8を穿設すると共に、噴出側端部開口に、発泡し
た消火液を扇状に拡散するプラグ31を装着して
も良い。
c 考案の効果
以上のように、本考案の消火器用発泡ノズル
は、消火液の流れに著しい乱流を生じさせて吸入
空気をよく混合させると共に、抵抗を可及的小さ
くして噴出消火液の到達距離の減少を軽減するた
めに、消火液の流れを急激に絞り、次いで膨張さ
せる二つのオリフイスを同心に配置し、且つ両オ
リフイスの流路面積の比を下流側のものを上流側
のものの3分の2としたので、流路の抵抗が少な
くなつて、消火液の流量が少ない場合でも発泡を
良好にして濃度むらをなくすと共に、消火液到達
距離を減少させない効果が得られる。又、構造が
比較的簡単であるので、製作費も安価になる。
は、消火液の流れに著しい乱流を生じさせて吸入
空気をよく混合させると共に、抵抗を可及的小さ
くして噴出消火液の到達距離の減少を軽減するた
めに、消火液の流れを急激に絞り、次いで膨張さ
せる二つのオリフイスを同心に配置し、且つ両オ
リフイスの流路面積の比を下流側のものを上流側
のものの3分の2としたので、流路の抵抗が少な
くなつて、消火液の流量が少ない場合でも発泡を
良好にして濃度むらをなくすと共に、消火液到達
距離を減少させない効果が得られる。又、構造が
比較的簡単であるので、製作費も安価になる。
第1図は本考案の消火器用発泡ノズルの実施例
を示す縦断側面図、第2〜6図は従来の消火器用
発泡ノズルの構造例を示し、第2図は第1例を示
す半部縦断側面図、第3図は第2例を示す縦断側
面図、第4〜6図は第3例を示し、第4図は発泡
ノズルの全体構造を示す縦断側面図、第5図はピ
ンの装着部を示す縦断正面図、第6図は混合筒を
曲げて形成した第4図のものの変形例を示す部分
縦断側面図である。 1……ホース、2……通孔、3……基体、4…
…通孔、5……円筒、6……先細、7……円錐
体、7a……環状基部、7b……通孔、8……保
護カバー、9……基体、10……円筒、11a…
…大径部、11b……小径部、12……通路、1
3,14……通孔、15……隔壁、16,17…
…通孔、18……先細ノズル、19……消火液通
路、19a……段部、20……室、21……基
体、21a……小径部、21b……大径部、22
……絞り口、23……傾斜面、24……ピン、2
5……円孔、26……凹部、27……混合筒、2
8……通孔、29……段部、30……保護カバ
ー、31……プラグ、32……第二のオリフイ
ス、33……第一のオリフイス。
を示す縦断側面図、第2〜6図は従来の消火器用
発泡ノズルの構造例を示し、第2図は第1例を示
す半部縦断側面図、第3図は第2例を示す縦断側
面図、第4〜6図は第3例を示し、第4図は発泡
ノズルの全体構造を示す縦断側面図、第5図はピ
ンの装着部を示す縦断正面図、第6図は混合筒を
曲げて形成した第4図のものの変形例を示す部分
縦断側面図である。 1……ホース、2……通孔、3……基体、4…
…通孔、5……円筒、6……先細、7……円錐
体、7a……環状基部、7b……通孔、8……保
護カバー、9……基体、10……円筒、11a…
…大径部、11b……小径部、12……通路、1
3,14……通孔、15……隔壁、16,17…
…通孔、18……先細ノズル、19……消火液通
路、19a……段部、20……室、21……基
体、21a……小径部、21b……大径部、22
……絞り口、23……傾斜面、24……ピン、2
5……円孔、26……凹部、27……混合筒、2
8……通孔、29……段部、30……保護カバ
ー、31……プラグ、32……第二のオリフイ
ス、33……第一のオリフイス。
Claims (1)
- 消火液を送るホースの端部に接続される管状の
基体21の内側に、絞り口を同心に位置させた第
一のオリフイス33、第二のオリフイス32を間
隔をあけて固定し、第一のオリフイス33は、ホ
ース1から送られて来る消火液を絞つた後基体の
小径部21aに膨張させ、第二のオリフイス32
は小径部21aで膨張した消火液を絞つた後大径
部21bに膨張させるものとし、上記両オリフイ
スの流路面積は、下流側の第二のオリフイス32
の流路面積を上流側の第一のオリフイス33の3
分の2とし、基体21には第二のオリフイスの中
央の絞り口から噴出した消火液を膨張させると共
に、内側中間部に直径が急激に小さくなる段部を
形成した混合筒を連結し、この混合筒の第二のオ
リフイス32に近い部分の側方に外気に通じる通
孔28を穿設して成る消火器用発泡ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986024512U JPH0453806Y2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986024512U JPH0453806Y2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62137049U JPS62137049U (ja) | 1987-08-28 |
JPH0453806Y2 true JPH0453806Y2 (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=30823808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986024512U Expired JPH0453806Y2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453806Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8724973D0 (en) * | 1987-10-24 | 1987-11-25 | Bp Oil Ltd | Fire fighting |
JPH0737635Y2 (ja) * | 1989-10-04 | 1995-08-30 | 日本ドライケミカル株式会社 | 消火器のノズル |
WO2022240137A1 (ko) * | 2021-05-10 | 2022-11-17 | 삼성에스디아이(주) | 에너지 저장 시스템의 소화 시스템 |
KR102461578B1 (ko) * | 2021-05-10 | 2022-11-01 | 삼성에스디아이 주식회사 | Ess의 소화 시스템 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53103697A (en) * | 1977-02-21 | 1978-09-09 | Nippon Dry Chemical Kk | Method of projecting water |
JPS5345800B2 (ja) * | 1973-05-11 | 1978-12-08 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345800U (ja) * | 1976-09-22 | 1978-04-19 |
-
1986
- 1986-02-24 JP JP1986024512U patent/JPH0453806Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345800B2 (ja) * | 1973-05-11 | 1978-12-08 | ||
JPS53103697A (en) * | 1977-02-21 | 1978-09-09 | Nippon Dry Chemical Kk | Method of projecting water |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62137049U (ja) | 1987-08-28 |
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