JPH0453799Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453799Y2 JPH0453799Y2 JP1987144896U JP14489687U JPH0453799Y2 JP H0453799 Y2 JPH0453799 Y2 JP H0453799Y2 JP 1987144896 U JP1987144896 U JP 1987144896U JP 14489687 U JP14489687 U JP 14489687U JP H0453799 Y2 JPH0453799 Y2 JP H0453799Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plaster
- shape
- water
- viscosity
- retaining member
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は皮膚損傷部貼付体、更に詳細には火
傷、褥瘡、開放創等の皮膚損傷部への高粘度膏体
の施薬適用を極めて簡便に行い得る皮膚損傷部貼
付体に関する。
傷、褥瘡、開放創等の皮膚損傷部への高粘度膏体
の施薬適用を極めて簡便に行い得る皮膚損傷部貼
付体に関する。
[従来の技術]
従来、上記の如き皮膚損傷部への膏体の施薬適
用に際しては、膏体をガーゼに塗布展延した後こ
れを患部に貼付し、次いで適宜絆創膏、包帯等で
固定するのが一般的であつた。
用に際しては、膏体をガーゼに塗布展延した後こ
れを患部に貼付し、次いで適宜絆創膏、包帯等で
固定するのが一般的であつた。
[考案が解決しようとする問題点]
然しながら、斯かる従来の施薬適用方法はそも
そも甚だ煩瑣であり、特に500cp以上の高粘度膏
体の場合にはガーゼに一定の厚さに塗布展延する
ことすら困難であつて、実用上の価値を著しく減
殺していたのが実状であつた。
そも甚だ煩瑣であり、特に500cp以上の高粘度膏
体の場合にはガーゼに一定の厚さに塗布展延する
ことすら困難であつて、実用上の価値を著しく減
殺していたのが実状であつた。
また、一般に膏体は硬化や層分離が生じ易いと
共に、各種光線による影響を受け易いが故に事前
調製が困難で、用時前記の如き施薬適用を行わざ
るを得なかつたのが実態であつた。
共に、各種光線による影響を受け易いが故に事前
調製が困難で、用時前記の如き施薬適用を行わざ
るを得なかつたのが実態であつた。
そこで、本考案者は斯かる従来の問題点を解消
すべく種々検討を重ねた結果、事前調製した膏体
を極めて安定に保存し得ると共に、施薬適用が簡
便かつ効果的な本考案皮膚損傷部貼付体を案出し
たものである。
すべく種々検討を重ねた結果、事前調製した膏体
を極めて安定に保存し得ると共に、施薬適用が簡
便かつ効果的な本考案皮膚損傷部貼付体を案出し
たものである。
[問題点を解決するための手段]
すなわち、本考案は両面を非吸水かつ通水性保
形部材にて剥離自在に挟持被覆した500cp以上の
展延高粘度膏体を、遮光かつ不透湿性包装部材に
て被包したことを特徴とする皮膚損傷部貼付体で
ある。
形部材にて剥離自在に挟持被覆した500cp以上の
展延高粘度膏体を、遮光かつ不透湿性包装部材に
て被包したことを特徴とする皮膚損傷部貼付体で
ある。
[実施例]
以下実施例を示す図面と共に本考案を更に説明
する。
する。
1は500cp以上の高粘度膏体で、その両面が非
吸水かつ通水性保形部材2にて挟持被覆せられて
いるものである。
吸水かつ通水性保形部材2にて挟持被覆せられて
いるものである。
斯かる保形部材2付き展延高粘度膏体1の具体
的形成法はその如何を問わないが、例えば一方の
保形部材2に高粘度膏体1を機械的に一定厚塗布
展延した後、当該高粘度膏体1の外面に他方の保
形部材2を被覆せしめて形成する方法が簡便であ
る。
的形成法はその如何を問わないが、例えば一方の
保形部材2に高粘度膏体1を機械的に一定厚塗布
展延した後、当該高粘度膏体1の外面に他方の保
形部材2を被覆せしめて形成する方法が簡便であ
る。
高粘度膏体1としては、500cp以上の粘度を有
するものであればその種類の如何を問わないが、
例えば糖とポピドンヨード(ポリビニルピロリド
ン・ヨード錯体)を有効成分として含有する組成
物膏体が、より有利な実施効果を得ることができ
るものとして挙げられる。
するものであればその種類の如何を問わないが、
例えば糖とポピドンヨード(ポリビニルピロリド
ン・ヨード錯体)を有効成分として含有する組成
物膏体が、より有利な実施効果を得ることができ
るものとして挙げられる。
因みに、当該組成物膏体の一例を示せば、糖50
〜90重量%、ポピドンヨード0.5〜10重量%、水
1〜20重量%及び組成物のPHを3.5〜6に調整す
る緩衝剤を含有する損傷皮膚修復用組成物が、好
適なものとして挙げられる。
〜90重量%、ポピドンヨード0.5〜10重量%、水
1〜20重量%及び組成物のPHを3.5〜6に調整す
る緩衝剤を含有する損傷皮膚修復用組成物が、好
適なものとして挙げられる。
尚、展延高粘土膏体1の展延厚は、当該膏体の
種類や患部の状態により適宜選定されるが、通常
3〜6mm程度とするのが好ましい。
種類や患部の状態により適宜選定されるが、通常
3〜6mm程度とするのが好ましい。
保形部材2は、当該高粘度膏体1の展延形状を
保持すると共に、後述の包装部材3による被包
時、該包装部材3と高粘度膏体1との接着を防止
するためにその両面に用いられているもので、非
吸水性かつ通水性を有するものである。
保持すると共に、後述の包装部材3による被包
時、該包装部材3と高粘度膏体1との接着を防止
するためにその両面に用いられているもので、非
吸水性かつ通水性を有するものである。
因みに、該保形部材2が吸水性を有する場合に
は、高粘度膏体1の水分が吸収されてその硬化・
乾燥を招くと共に、該保形部材2が通水性を有し
ない場合には、患部から浸出液が保形部材2外に
排出されず滞留してしまい、何れも実質上皮膚損
傷部貼付体としての用をなさない。
は、高粘度膏体1の水分が吸収されてその硬化・
乾燥を招くと共に、該保形部材2が通水性を有し
ない場合には、患部から浸出液が保形部材2外に
排出されず滞留してしまい、何れも実質上皮膚損
傷部貼付体としての用をなさない。
而して、当該保形部材2としては、例えばナイ
ロンメツシユ体、就中10〜300メツシユの目を有
すると共に、厚さ0.01〜2mm程度のナイロンメツ
シユ体が好適なものとして挙げられる。
ロンメツシユ体、就中10〜300メツシユの目を有
すると共に、厚さ0.01〜2mm程度のナイロンメツ
シユ体が好適なものとして挙げられる。
3は包装部材で、前記保形部材2付き展延高粘
度膏体1を安定した状態に保持すべく、これを被
包しているものであつて、遮光性かつ不透湿性を
有するものである。
度膏体1を安定した状態に保持すべく、これを被
包しているものであつて、遮光性かつ不透湿性を
有するものである。
因みに、該包装部材3が遮光性を有しない場合
には、高粘度膏体1が各種光線による影響を受
け、その変化・変質を招き易いと共に、該包装部
材3が透湿性を有する場合には、高粘度膏体1の
水分が蒸発し易く、何れも安定保存性に欠け、本
考案の目的を達し得ない。
には、高粘度膏体1が各種光線による影響を受
け、その変化・変質を招き易いと共に、該包装部
材3が透湿性を有する場合には、高粘度膏体1の
水分が蒸発し易く、何れも安定保存性に欠け、本
考案の目的を達し得ない。
而して、当該包装部材3としては、例えばアル
ミニウム箔袋31、或いは収納凹所を有する非透
明合成樹脂容器32aと当該凹所を密閉する剥離
自在のアルミニウムシート32bとからなる被包
体32が好適なものとして挙げられる。
ミニウム箔袋31、或いは収納凹所を有する非透
明合成樹脂容器32aと当該凹所を密閉する剥離
自在のアルミニウムシート32bとからなる被包
体32が好適なものとして挙げられる。
[作用及び効果]
本考案は以上の如く構成せられているものであ
るから、不使用時に於いては包装部材2の存在に
より、内容物たる保形部材2付き高粘度膏体1が
安定に保存されると共に、当該保形部材2の存在
により、高粘度膏体1と包装部材3とが不必要に
接着してしまうこともない。
るから、不使用時に於いては包装部材2の存在に
より、内容物たる保形部材2付き高粘度膏体1が
安定に保存されると共に、当該保形部材2の存在
により、高粘度膏体1と包装部材3とが不必要に
接着してしまうこともない。
また使用時に於いては単に包装部材3から内容
物たる保形部材2付き高粘度膏体1を取り出し
て、その一方の保形部材2のみを剥離し、露出し
た高粘度膏体1面を直接皮膚損傷患部に貼付する
だけで直ちに施薬適用することができるので、そ
の取り扱いは極めて簡便である。
物たる保形部材2付き高粘度膏体1を取り出し
て、その一方の保形部材2のみを剥離し、露出し
た高粘度膏体1面を直接皮膚損傷患部に貼付する
だけで直ちに施薬適用することができるので、そ
の取り扱いは極めて簡便である。
しかも、本考案の保形部材2は非吸水かつ通水
性を有するものであるため、当該高粘度膏体1自
体の水分を不必要に吸収してしまうこともないと
共に、患部よりの浸出液はこれを保形部材2外側
に透過排出し得るので、当該外側にガーゼ、綿、
吸水パツド等の吸水部材を適宜包帯等により被覆
固定することにより、該浸出液の患部滞留を防止
することができる。
性を有するものであるため、当該高粘度膏体1自
体の水分を不必要に吸収してしまうこともないと
共に、患部よりの浸出液はこれを保形部材2外側
に透過排出し得るので、当該外側にガーゼ、綿、
吸水パツド等の吸水部材を適宜包帯等により被覆
固定することにより、該浸出液の患部滞留を防止
することができる。
また、保形部材2の存在により、交換時に於け
る膏体の剥落が防止されるので、交換作業性にも
優れるものである。
る膏体の剥落が防止されるので、交換作業性にも
優れるものである。
以上説述した如く、本考案皮膚損傷部貼付体を
用いれば、事前調製した500cp以上の高粘度膏体
を長期安定に保持し得ると共に、施薬者の手を汚
損することもなく極めて容易に患部に貼付し得、
頗る簡便かつ効果的な施薬適用を可能ならしめる
ものである。
用いれば、事前調製した500cp以上の高粘度膏体
を長期安定に保持し得ると共に、施薬者の手を汚
損することもなく極めて容易に患部に貼付し得、
頗る簡便かつ効果的な施薬適用を可能ならしめる
ものである。
第1図及び第2図は何れも本考案皮膚損傷部貼
付体の実施例を示す断面説明図である。
付体の実施例を示す断面説明図である。
Claims (1)
- 両面を非吸水かつ通水性保形部材にて挟持被覆
した展延高粘度膏体を、遮光かつ不透湿性包装部
材にて被包したことを特徴とする皮膚損傷部貼付
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987144896U JPH0453799Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987144896U JPH0453799Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6449247U JPS6449247U (ja) | 1989-03-27 |
JPH0453799Y2 true JPH0453799Y2 (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=31413007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987144896U Expired JPH0453799Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453799Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101062933B1 (ko) * | 2008-07-24 | 2011-09-06 | 유상규 | 휴대용 디스플레이 장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4019678Y1 (ja) * | 1964-03-07 | 1965-07-08 | ||
JPS565663A (en) * | 1979-04-09 | 1981-01-21 | Spenco Medical Corp | Gelled trauma protective material |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4859389U (ja) * | 1971-11-06 | 1973-07-27 |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP1987144896U patent/JPH0453799Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4019678Y1 (ja) * | 1964-03-07 | 1965-07-08 | ||
JPS565663A (en) * | 1979-04-09 | 1981-01-21 | Spenco Medical Corp | Gelled trauma protective material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6449247U (ja) | 1989-03-27 |
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