[go: up one dir, main page]

JPH045269A - シクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤 - Google Patents

シクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤

Info

Publication number
JPH045269A
JPH045269A JP2106517A JP10651790A JPH045269A JP H045269 A JPH045269 A JP H045269A JP 2106517 A JP2106517 A JP 2106517A JP 10651790 A JP10651790 A JP 10651790A JP H045269 A JPH045269 A JP H045269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
acid
formula
aralkyl
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2106517A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Otsubo
一政 大坪
Wataru Takahashi
亘 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2106517A priority Critical patent/JPH045269A/ja
Publication of JPH045269A publication Critical patent/JPH045269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規なシクロヘキサンカルボンヒドロキサム
酸誘導体に関し、さらに詳しくは、蛋白分解酵素阻害活
性とウレアーゼ阻害活性を併せ持つシクロヘキサンカル
ボンヒドロキサム酸誘導体またはその薬学的に許容し得
る塩、およびそれを有効成分とする抗潰瘍剤などとして
有用な酵素阻害剤に関する。
(従来の技術) 生体内には数多くの種類の酵素が存在しており、様々な
疾患との関連が知られている。例えば、プラスミン、ト
リプシン、カリクレイン等の蛋白分解酵素も例外ではな
く、何らかの理由によって異常に活性化されると、種々
の疾患を誘発することが知られている。例えば、血液中
にプラスミンが多量に存在すると出血性疾患を生ずる。
また、プラスミンは胃潰瘍の発生あるいは進行に関与す
ることが知られている〔日本消化器病学会大会講演要旨
集 1988. P2O94,Japan、 J、 P
harmacol、 50゜72 (1989) )。
したがって、これらの蛋白分解酵素を阻害する活性を有
する物質は、様々の疾患の治療薬として有用であり、従
来よりその開発が検討されてきた。例えば、抗プラスミ
ン剤は止血剤、抗潰瘍剤、抗炎症剤として有用であり、
抗トリプシン剤はスイ炎治療剤として、抗カリクレイン
剤は抗潰瘍剤などとして有用である。
一方、蛋白分解酵素と共に疾患との関連が知られている
酵素にウレアーゼがある。ウレアーゼは尿素をアンモニ
アと二酸化炭素に分解する酵素であるが、哺乳動物にお
いて検出されるウレアーゼ活性は、共生あるいは感染し
た微生物由来であることが知られている。さらに、ウレ
アーゼと疾患の関連については、例えば、プロテウス 
ミラビリス感染による尿路結石症があり、また近年、慢
性胃炎、胃潰瘍の発症や進行に強力なウレアーゼ活性を
有するカンピロバクタ−ピロリが関与していることが示
唆されている。〔例えば、J、 ofClinical
 Microbiology 26.5 P831 (
1988) 、治療 71巻 10号 P2O93(1
989))しかし、ウレアーゼ阻害剤の医薬品への応用
については、アセトヒドロキサム酸を尿路結石症治療剤
として使用する試みがなされているにすぎない。本発明
に比較的構造の近い物質としてセトラキサートやトラネ
キサム酸などが知られているが、これらの物質は、抗プ
ラスミン活性などの蛋白分解酵素阻害活性を有している
もので、抗ウレアーゼ活性を併せ持つ物質は知られてい
ない。
また、抗潰瘍剤として数多くの薬剤が知られ、かつ販売
されている。例えば、防御型抗潰瘍剤の塩酸セトラキサ
ートや強力な胃酸分泌抑制作用を持つヒスタミンH2受
容体拮抗薬であるシメチジンが代表例として挙げられる
塩酸セトラキサートの抗潰瘍活性は、特に慢性潰瘍に対
して必ずしも満足するものでないため、主にシメチジン
などの胃酸分泌抑制剤との併用療法が必要となる。また
、シメチジンは強力な胃酸分泌抑制作用を有しており、
潰瘍の治癒率も上昇したが、抗男性ホルモン作用、無顆
粒球症等の副作用が知られ、さらに、潰瘍の再発、慢性
化、抵抗性潰瘍の発生といった問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、かかる従来技術の問題点を解決して、蛋白分
解酵素阻害活性とウレアーゼ阻害活性を併せ持つ物質、
およびそれを有効成分とする抗潰瘍剤などの医薬品とし
て有用な酵素阻害剤の開発を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記の課題を解決するため鋭意研究を重
ねた結果、新規のシクロヘキサンカルボンヒドロキサム
酸誘導体が優れた蛋白分解酵素阻害活性とウレアーゼ阻
害活性を有し、さらに、強力な抗潰瘍活性を有すること
を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、一般式(N (式中、R1はH1炭素数1〜5のアルキル、アリール
あるいはアラルキルを表し、R2,R3は同一または異
なってH1炭素数1から5のアルキル基、グアニル基、
あるいは置換基を有してもよいアリール基またはアラル
キル基を表す。ただし、R2およびR3が同時にHには
ならない。)で示されるシクロヘキサンカルボンヒドロ
キサム酸誘導体またはその薬学的に許容し得る塩を有効
成分とする抗潰瘍剤などとして有効な酵素阻害剤を提供
せんとするものである。
上記薬学的に許容し得る塩としては、アミノ基部分の塩
として、例えば、塩酸塩、臭化水素塩、硫酸塩などの無
機酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、トルエンスルホン酸
塩等の有機酸塩を挙げることができ、また、ヒドロキサ
ム酸の塩としては、例えば、ナトリウム、カリウム等の
無機金属塩や、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩
を挙げることができる。
一般式(1)で示される新規ヒドロキサム酸誘導体には
、シス−トランス異性体が含まれるが、トランス体が特
に好ましい。一般式(I)におけるR’ としては、水
素原子の他に、例えばメチル基、エチル基、イソプロピ
ル基、t−ブチル基などのような炭素数1から5までの
アルキル基、例えばフェニル基、ナフチル基、トルイル
基などのようなアリール基、例えばベンジル基、フェニ
ルエチル基、p−メチルベンジル基などのようなアルキ
ル部分の炭素数が1から5までのアラルキル基などが挙
げられる。また、R2およびR3としては、水素原子、
グアニル基の他に、例えばメチル基、エチル基、イソプ
ロピル基、t −ブチル基などのような炭素数1から5
までのアルキル基、例えばフェニル基、ナフチル基、ト
ルイル基などのようなアリール基、例えばベンジル基、
フェニルエチル基、P−メチルベンジル基などのような
アルキル部分の炭素数が1から5までのアラルキル基な
どが挙げられる。この場合、アリール基およびアラルキ
ル基は官能基を有してもよく、官能基としては、−置換
から三置換までの、例えば、フッ素基、塩素基、臭素基
などのようなノ10ゲン基、例えばメトキシ基、エトキ
シ基、イソプロポキシ基などのような炭素数1から5ま
でのアルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基、ニトロ
基、アミノカルボニル基などが挙げられる。
一般式(1)の本発明化合物は、次式(II)(式中、
RZ、R3は前述と同意味を表す。)で示されるアミノ
メチルシクロヘキサンカルボン酸またはその反応性誘導
体に、次式(I[[)%式%() (式中、R1は前述と同意味を表す。)で示される化合
物と反応させるか、あるいはNH2OHで示されるヒド
ロキシルアミンと反応させた後、さらに次式(IV) R’−Ha l    (IV) (式中、R1は前述と同意味を表し、Halはハロゲン
原子を表す。) で示される化合物を反応させることによって製造される
削代(n)のアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸の
反応性誘導体としては、酸クロリド、酸プロミドなどの
酸ハライド、混合酸無水物、メチル、エチル、フェニル
、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェ
ニルエステルなどのエステル誘導体が挙げられるが、操
作の簡便さ、反応選択性および収率の向上のために、メ
チル、エチルなどのような低級アルキルエステル誘導体
が望ましい。
削代(II)のアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸
の反応性誘導体と削代(II[)の化合物との反応は、
反応に不活性な溶媒の存在下に実施されるが、溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、THF、1,4−ジオ
キサンが好ましい。この場合、前代(II[)の化合物
の使用量は、アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸誘
導体に対して1〜10当量、特に好ましくは1〜3当量
である。反応温度は、例えば−50°C−150°C1
好ましくは副反応を抑制するため、−10″C〜40°
Cで行われる。
削代(IV)の化合物によるアルキル化反応は、反応に
不活性な溶媒の存在下に実施されるが、溶媒としては、
THF、1.4−ジオキサンが好ましい。この場合、削
代(IV)の化合物の使用量は、アミノメチルシクロヘ
キサンカルボンヒドロキサム酸誘導体に対して1〜10
当量、特に好ましくは1〜3当量である。反応温度は、
例えば−50°C〜150℃、好ましくは副反応を抑制
するため、−10”C〜40°Cで行われる。この場合
、反応の選択性、収率の向上のために、求核性のない2
級あるいは3級塩基、例えば、トリエチルアミン、ジイ
ソプロピルアミン、ピリジンなどの有機塩基の存在下行
うのが望ましく、この場合、有機塩基の使用量は、アミ
ノメチルシクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸誘導体
に対して1〜10当量、特に好ましく1〜3当量である
次に、酵素阻害活性測定法を説明する。
1)抗プラスミン活性の測定 阻害剤を0.05Mトリス塩酸緩衝液(p H7゜5)
に溶解して全体を0.4dとし、ここへ基質である1、
15mMのS−2251溶液を0. 1−加え、37°
Cの恒温槽中で5分間インキュベーションし、ヒトプラ
スミン溶液0.1mlを添加し、37°Cで10分間反
応させる。2%クエン酸溶液2IIdlを加えて反応を
停止した後、生成したバラニトロアニリンの吸光度を4
05 nmで測定し、阻害剤無しの時の50%の吸光度
を示す阻害剤の濃度をIC3゜として求めた。
2) 抗カリクレイン活性の測定 阻害剤を0.05M1−リス塩酸緩衝液(pH7゜5)
に溶解して全体を0.4dとし、ここへ82302の1
.15mM溶液0.11dを加え、37℃の恒温槽中で
5分間インキュベーションし、ブタの膵臓カリクレイン
0.1ユニット/NIRKO01−を添加し、37°C
で10分間インキュベーションした後、2%クエン酸溶
液を加え反応を停止する。生成したバラニトロアニリン
の吸光度を405nmで測定し、阻害剤無しの時の50
%の吸光度を示す阻害剤の濃度をIC,、として求めた
3)抗ウレアーゼ活性の測定 阻害剤を0.05Mリン塩酸緩衝液(pH7゜0)に溶
解して全体を0.5dとし、尿素の50mM水溶液0.
1dを加え、37°Cの恒温槽中で5分間インキュベー
ションし、53μg/lR11のウレアーゼ溶液(バチ
ルス属細菌由来)を加え、37°Cで10分間反応させ
る。90°Cで5分間熱処理した後、インドフェノール
法によって生成したアンモニアを定量する。阻害剤無し
の時の50%のアンモニア生成を示すときの阻害剤濃度
をIC3゜とじて求めた。
表1に本発明の化合物(実施例1〜3に記載の化合物1
〜3)および対照物質の酵素阻害活性を示す。(IC,
。: mM) 表1に示すように、本発明の化合物は、強力な蛋白分解
酵素阻害活性を有するだけでなく、きわめて強力な抗ウ
レアーゼ活性を有していることがわかる。
表1 ぞれの損傷を実体顕微鏡(10倍率)で観察し、その長
さの総和(mm)を以て潰瘍係数とし、下記の式により
抑制率を算出する。なお、被験薬剤は塩酸エタノール投
与30分前に経口投与する。
抑制率(χ)= 次に、本発明の化合物が消化性潰瘍の治療に有効である
ことを示すために、実験潰瘍である塩酸エタノール潰瘍
に対する効果を検討した。以下に実験方法と結果(表2
)を示す。
体重180g前後のSD系雄性う・ントを1群8匹とし
、244時間絶した後、150mM・60%エタノール
ld/匹を経口投与する。塩酸エタノール投与1時間後
に、脱血致死させて胃を摘出し、2%ホルマリン液10
111!を胃内に注入後、さらに固液に10分間浸し、
軽度に固定する。胃を天竜に沿って切開し、腺胃部に発
生しているそれ表2 塩酸エタノール潰瘍モデルに対して、本発明の前記一般
式(I)で示される化合物から選ばれた化合物が強力な
防御因子増強作用により潰瘍生成を抑制していることは
、表2の結果より明らかに示されている。
次に、急性毒性試験について述べる。
体重25g前後のddY系雄性マウスを1群5匹とし、
6時間絶食後使用した。被験薬物は水溶液または0.5
%に懸濁させ、0.21R1/Logの容量で経口投与
した。投与後の一般症状および死亡発現の有無を7日間
観察した。表3に結果を示すが、本発明の一般式(1)
で示される化合物から選ばれた化合物は、2000■/
kgの投与により、いずれも死亡例がなく、中毒症状も
認められないことから、LD、。値は2000■/kg
以上と極めて安全性の高い薬物であると推定された。
表3 以上の結果より、本発明の化合物は、酵素阻害剤特に抗
潰瘍剤として有用である。さらに、抗ウレアーゼ活性を
有することから、胃粘膜においてカンピロバクタ−由来
のウレアーゼを阻害し、胃粘膜を防御し、潰瘍の再発や
慢性化の抑制効果も期待できる。
一般式(I)の化合物またはその塩を抗潰瘍剤として用
いる場合、投与形態としては、経口投与あるいは非経口
投与のいずれでもよい。投与量は投与方法、症状、年令
などにより異なるが、一般式(I)の化合物として、1
同量約0.1〜30■/kg体重程度、1日1〜3回程
度投与するのが望ましい。一般式(1)の化合物または
その塩は、通常、製剤用担体として調製した製剤の形で
投与される。
製剤用担体としては、製剤分野において常用され、かつ
、一般式(1)の化合物またはその塩と反応しない物質
、例えば、ゼラチン、乳糖、デンプン、結晶セルロース
、カルボキシメチルセルロース、植物油、軽質無水ケイ
酸、プロピレングリコールなどがあげられる。
剤型としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散在などの
固体製剤、またはシロップ、エリキシル剤、注射剤など
の液体製剤などが挙げられる。これらの製剤は、常法に
したがって調製される。また、錠剤は周知の方法でコー
ティングしてもよい。
注射剤の場合には、一般式(I)の化合物またはその塩
を水に溶解させて調製するが、必要に応じて生理食塩水
あるいはブドウ糖溶液に溶解させてもよい。
(実施例) 実施例1 t−4−グアニルメチルシクロヘキサンカルボンヒドロ
キサム酸・塩酸塩(化合物1)の合成ヒドロキシアミン
塩酸塩1.75g (24,4mmol)をメタノール
151Ei!に溶解し、これに水酸化カリウム2.65
g (40,3mmol)のメタノール溶液101dを
加えた。析出した結晶を濾過し、その濾液にエチル−t
−4−グアニルメチルシクロヘキサンカルボン酸エステ
ル3.0g (12゜2mmol)のメタノール15d
溶液を滴下した。2時間室温で攪拌後、析出した結晶を
濾集し、エタノールに溶解し、濃塩酸を加えた後に濃縮
した。
これを熱水から再結し、結晶を真空乾燥して、t−4−
グアニルメチルシクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸
・塩酸塩2. 69g (10,8+*m。
l)を収率88.1%で得た。
I R(KB r )  : 3350.3200.2
930.1665゜1650 1480cm−’ NMR(DMSOdh):0.5−2.5(m、l0H
)+  3゜00(m、2H)、  7.22(s、5
H)、  7.88(b、LH)、  10.40(s
、LH) 塩化第二鉄呈色反応:陽性 実施例2 t−4−ベンジルアミノメチルシクロヘキサンカルボン
ヒドロキサム酸(化合物2)の合成ヒドロキシアミン塩
酸塩1.75g (24,4mmo l )をメタノー
ル15dに溶解し、これに水酸化カリウム2. 65 
g (40,3mmol)のメタノール溶液10a2を
加えた。析出した結晶を濾過し、その濾液にエチル−t
−4−ベンジルアミノメチルシクロヘキサンカルポン酸
エステル3.36g(12,2n+mol)のメタノー
ル15d溶液を滴下した。2時間室温で攪拌後、析出し
た結晶を濾集し、エタノールに溶解し、濃塩酸を加え、
pH2にした後に濃縮した。これをメタノール−ヘキサ
ンから再結し、結晶を真空乾燥して、t−4−ベンジル
アミノメチルシクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸2
. 95 g (11,26tmol)を収率92.3
%で得た。
I R(K B r )  : 3350.3180.
2930.1665゜1620、1500.1450.
1430cm−’NMR(DMSO−dh):0.5−
2.3軸、IIH)、 2゜80(d、2H)、 3.
73(s、2H)、 7.22(s、5H)、 8.0
0(b、11()。
10.35(s、1B) 塩化第二鉄呈色反応:陽性 実施例3 t−4−ジベンジルアミノメチルシクロヘキサンカルボ
ンヒドロキサム酸(化合物3)の合成ヒドロキシアミン
塩酸塩1.75g (24,4mmol)をメタノール
15IR1に溶解し、これに水酸化カリウム2. 65
 g (40,3mmol)のメタノール溶液101d
を加えた。析出した結晶を濾過し、その濾液にエチル−
t−4−ジベンジルアミノメチルシクロヘキサンカルポ
ン酸エステル3.46g (12,2+nmol)のメ
タノール15N1溶液を滴下した。2時間室温で攪拌後
、析出した結晶を濾集し、エタノールに溶解し、濃塩酸
を加え、pH2にした後に濃縮した。これをメタノール
−ヘキサンから再結し、結晶を真空乾燥して、t−4−
ジベンジルアミノメチルシクロヘキサンカルボンヒドロ
キサム酸4. 09g (11,59a+mol)を収
率95.0%で得た。
I R(KB r )  : 3340.3185.2
930.1665゜1620、 1600. 1500
. 1450. 1430cm−’NM R(D M 
S Od 6) : 0.5−2.3(m、]、OH)
、2゜83(d、2H)、3.78(s、4H)、7.
22(s、l0H)、8.10(b、IH)、  10
.40(s、IH) 塩化第二鉄呈色反応:陽性 実施例4(錠剤の製剤例) t−4−グアニルメチルシクロヘキサンカルボンヒドロ
キサム酸・塩酸塩  ・・・・・100■軽質無水ケイ
酸      ・・・・・100■結晶セルロース  
     ・・・・・ 50■カルボキシメチルセルロ
ースカルシウム・・・・ 25■ タルク                 4■乳糖 
    ・・・・・69■ ステアリン酸マグネシウム ・・・・・  2■常法に
したがって、上記各成分を混和して顆粒状とし、圧縮成
型して1錠350■の錠剤を製造した。
(発明の効果) 本発明で得られる酵素阻害剤の有効成分である前記一般
式(I)のシクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸誘導
体は、前記の実験結果から明らかなとおり、プラスミン
、カリクレインおよびウレアーゼに対し非常に強力な阻
害活性を有する。本発明の化合物は、従来公知の薬剤、
例えば、セトラキサートやトラネキサム酸と異なり、蛋
白分解酵素だけでなくウレアーゼも強力に阻害する。し
たがって、本発明で得られる酵素阻害剤は、止血剤、抗
炎症剤としてだけでなく新しい機能、すなわち、胃粘膜
におけるカンピロバクタ−由来のウレアーゼを阻害し、
防御する機能をもった抗潰瘍剤としても極めて有用であ
る。
本発明は、詳細に、かつ、特にその具体化においては実
施例をもって述べてきたが、本発明の精神と範囲から外
れることがないならば、本発明のなかで各種の変化や変
更ができることは、この技術分野の者には明らかであろ
う。
手続補正書 平成3年 7月18日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はH、炭素数1〜5のアルキル、アリー
    ルあるいはアラルキルを表し、R^2、R^3は同一ま
    たは異なってH、炭素数1から5のアルキル基、グアニ
    ル基、あるいは置換基を有してもよいアリール基または
    アラルキル基を表す。ただし、R^2およびR^3が同
    時にHにはならない。)で示されるシクロヘキサンカル
    ボンヒドロキサム酸誘導体または薬学的に許容し得る塩
  2. (2)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はH、炭素数1〜5のアルキル、アリー
    ルあるいはアラルキルを表し、R^2、R^3は同一ま
    たは異なってH、炭素数1から5のアルキル基、グアニ
    ル基、あるいは置換基を有してもよいアリール基または
    アラルキル基を表す。ただし、R^2およびR^3が同
    時にHにはならない。)で示されるシクロヘキサンカル
    ボンヒドロキサム酸誘導体または薬学的に許容し得る塩
    を有効成分として含有する酵素阻害剤。
  3. (3)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はH、炭素数1〜5のアルキル、アリー
    ルあるいはアラルキルを表し、R^2、R^3は同一ま
    たは異なってH、炭素数1から5のアルキル基、グアニ
    ル基、あるいは置換基を有してもよいアリール基または
    アラルキル基を表す。ただし、R^2およびR^3が同
    時にHにはならない。)で示されるシクロヘキサンカル
    ボンヒドロキサム酸誘導体または薬学的に許容し得る塩
    を有効成分として含有する抗潰瘍剤。
JP2106517A 1990-04-24 1990-04-24 シクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤 Pending JPH045269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2106517A JPH045269A (ja) 1990-04-24 1990-04-24 シクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2106517A JPH045269A (ja) 1990-04-24 1990-04-24 シクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH045269A true JPH045269A (ja) 1992-01-09

Family

ID=14435603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2106517A Pending JPH045269A (ja) 1990-04-24 1990-04-24 シクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH045269A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102056403A (zh) * 2009-10-26 2011-05-11 株式会社电装 印制线路板

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6197064U (ja) * 1980-04-05 1986-06-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6197064U (ja) * 1980-04-05 1986-06-21

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102056403A (zh) * 2009-10-26 2011-05-11 株式会社电装 印制线路板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4634783A (en) Novel amidine compound
KR101358574B1 (ko) Xa 인자 억제제, n­(5­클로로­2­피리디닐)­2­[[4­[(디메틸아미노)이미노메틸]벤조일]아미노]­5­메톡시­벤자마이드의 약제학적 염 및 다형체
EP0343894B1 (en) Benzamide protease inhibitors
JPH06506447A (ja) Egfレセプターチロシンキナーゼを阻害するスチリル置換ヘテロアリール化合物
WO2024060911A1 (zh) 苯并异噻唑化合物及其药物组合物和应用
JPS6229566A (ja) 新規グアニジノメチル安息香酸誘導体
JPS63258892A (ja) 新規リボフラヌロン酸誘導体
JPH04217950A (ja) ヒドロキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤
JPS6133173A (ja) アミジン化合物
JP4414652B2 (ja) ウロキナーゼ阻害剤
RU2056416C1 (ru) Производные тиомочевины, фармацевтическая композиция и способ лечения
US4490388A (en) Amidine compound and anticomplement agent comprising same
JPH0141616B2 (ja)
JPH045269A (ja) シクロヘキサンカルボンヒドロキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤
JPS634528B2 (ja)
CA3191078A1 (en) Inhibitors of pseudomonas aeruginosa virulence factor lasb
CN106632065B (zh) 苯并咪唑类化合物及其应用
JP3739011B2 (ja) グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸エステル誘導体
BRPI0611096A2 (pt) (5z)-5-(6-quinoxalinilmetilideno)-2-[(2,6-diclorofenil)a mino]-1,3-tiazol-4(5h)-ona
IE853326L (en) Allylic amines
JPH04187666A (ja) シクロヘキサンカルボン酸アミド誘導体及び酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤
JPH03232858A (ja) 1,8―ナフタル酸イミド誘導体とその製法及び用途
JPS63218652A (ja) 新規グアニジノメチル安息香酸誘導体およびこれを含有する消化性潰瘍治療剤
JPS63126860A (ja) グアニジノメチル安息香酸誘導体
JPS6122075A (ja) アミジン誘導体