JPH0452450Y2 - - Google Patents
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- JPH0452450Y2 JPH0452450Y2 JP19668986U JP19668986U JPH0452450Y2 JP H0452450 Y2 JPH0452450 Y2 JP H0452450Y2 JP 19668986 U JP19668986 U JP 19668986U JP 19668986 U JP19668986 U JP 19668986U JP H0452450 Y2 JPH0452450 Y2 JP H0452450Y2
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、空燃比フイードバツク制御機能を有
する電子制御燃料噴射式内燃機関に関し、特に機
関の空燃比制御に伴うサージ発生による車両振動
を低減するための技術に関する。
する電子制御燃料噴射式内燃機関に関し、特に機
関の空燃比制御に伴うサージ発生による車両振動
を低減するための技術に関する。
<従来の技術>
空燃比フイードバツク制御機能を有する電子制
御燃料噴射式内燃機関として従来以下に示すよう
なものがある(特開昭60−240840号公報等参照)。
御燃料噴射式内燃機関として従来以下に示すよう
なものがある(特開昭60−240840号公報等参照)。
即ち、エアフローメータにより検出される吸入
空気流量Qとクランク角センサや点火コイル等に
よつて検出される機関回転速度Nとから基本燃料
噴射量Tp(=K×Q/N;Kは定数)を演算し、
更に、機関温度を主とする機関運転状態に応じた
各種補正係数COEFと空燃比フイードバツク補正
係数αとバツテリ電圧の変化による燃料噴射弁の
有効開弁時間の変化を補正するための補正分Ts
とをそれぞれ演算し、前記基本燃料噴射量Tpを
これらにより補正演算して最終的な燃料噴射量
Ti(=Tp×COEF×α+Ts)を設定する。
空気流量Qとクランク角センサや点火コイル等に
よつて検出される機関回転速度Nとから基本燃料
噴射量Tp(=K×Q/N;Kは定数)を演算し、
更に、機関温度を主とする機関運転状態に応じた
各種補正係数COEFと空燃比フイードバツク補正
係数αとバツテリ電圧の変化による燃料噴射弁の
有効開弁時間の変化を補正するための補正分Ts
とをそれぞれ演算し、前記基本燃料噴射量Tpを
これらにより補正演算して最終的な燃料噴射量
Ti(=Tp×COEF×α+Ts)を設定する。
そして、設定された燃料噴射量Tiに相当する
パルス巾の噴射パルス信号を各気筒に備えられた
電磁式燃料噴射弁に所定タイミングで出力するこ
とにより、機関に所定量の燃料を噴射供給するよ
うにしていた。
パルス巾の噴射パルス信号を各気筒に備えられた
電磁式燃料噴射弁に所定タイミングで出力するこ
とにより、機関に所定量の燃料を噴射供給するよ
うにしていた。
前記空燃比フイードバツク補正係数αは、機関
吸入混合気の空燃比を所定の目標空燃比(通常は
理論空燃比)に制御するためのものであり、この
空燃比フイードバツク補正係数αの値は、比例積
分制御により変化させることにより安定した制御
としている。
吸入混合気の空燃比を所定の目標空燃比(通常は
理論空燃比)に制御するためのものであり、この
空燃比フイードバツク補正係数αの値は、比例積
分制御により変化させることにより安定した制御
としている。
即ち、第7図に示すように、機関の排気管に装
着されて排気中の酸素濃度に対応した電圧を出力
する酸素センサからの出力電圧Vと所定のスライ
スレベル電圧Vsとを比較して、機関吸入混合気
の空燃比が所定の目標空燃比(通常この目標空燃
比は理論空燃比であり、このとき前記スライスレ
ベル電圧Vsは理論空燃比における酸素濃度に対
応させる)に対してリツチかリーン化を判定し、
例えば空燃比がリーン(リツチ)の場合には、空
燃比フイードバツク補正係数αを所定積分分(I
分)ずつ徐々(例えば機関の1回転毎)に上げて
(下げて)いき、排気中の酸素濃度に基づく空燃
比を目標空燃比に制御する。尚、空燃比のリツ
チ・リーン判定の反転時には、制御速度を早める
ため空燃比フイードバツク補正係数αを所定比例
分(P分)だけ変化させるようにしてある。
着されて排気中の酸素濃度に対応した電圧を出力
する酸素センサからの出力電圧Vと所定のスライ
スレベル電圧Vsとを比較して、機関吸入混合気
の空燃比が所定の目標空燃比(通常この目標空燃
比は理論空燃比であり、このとき前記スライスレ
ベル電圧Vsは理論空燃比における酸素濃度に対
応させる)に対してリツチかリーン化を判定し、
例えば空燃比がリーン(リツチ)の場合には、空
燃比フイードバツク補正係数αを所定積分分(I
分)ずつ徐々(例えば機関の1回転毎)に上げて
(下げて)いき、排気中の酸素濃度に基づく空燃
比を目標空燃比に制御する。尚、空燃比のリツ
チ・リーン判定の反転時には、制御速度を早める
ため空燃比フイードバツク補正係数αを所定比例
分(P分)だけ変化させるようにしてある。
<考案が解決しようとする問題点>
ところで、上記のようにして機関吸入混合気の
空燃比を比例積分制御される空燃比フイードバツ
ク補正係数αによつて制御すると、空燃比フイー
ドバツク制御による目標空燃比を中心とする空燃
比変動(リツチ・リーンの反転周期)に伴つてサ
ージが発生して車両前後方向の低周波振動を招く
ことがあつた。
空燃比を比例積分制御される空燃比フイードバツ
ク補正係数αによつて制御すると、空燃比フイー
ドバツク制御による目標空燃比を中心とする空燃
比変動(リツチ・リーンの反転周期)に伴つてサ
ージが発生して車両前後方向の低周波振動を招く
ことがあつた。
即ち、前記空燃比フイードバツク補正係数αに
よる制御では、所定の周期で空燃比のリツチ補正
とリーン補正とを交互に繰り返すことにより平均
的な空燃比を目標空燃比に制御するものであるた
め、リツチ状態とリーン状態とにおけるトルク変
化によつて駆動系のねじり振動が発生して、これ
が車両の前後方向の低周波振動として現れるもの
である。特に車両の定常走行状態においては、こ
の低周波振動が乗員に敏感に感じ取られて不快感
を与えるという問題があつた。
よる制御では、所定の周期で空燃比のリツチ補正
とリーン補正とを交互に繰り返すことにより平均
的な空燃比を目標空燃比に制御するものであるた
め、リツチ状態とリーン状態とにおけるトルク変
化によつて駆動系のねじり振動が発生して、これ
が車両の前後方向の低周波振動として現れるもの
である。特に車両の定常走行状態においては、こ
の低周波振動が乗員に敏感に感じ取られて不快感
を与えるという問題があつた。
本考案は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、空燃比フイードバツク制御に伴うサージ発生
による車両振動を低減できる空燃比制御装置を提
供することを目的とする。
り、空燃比フイードバツク制御に伴うサージ発生
による車両振動を低減できる空燃比制御装置を提
供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段>
そのため本考案では、第1図に示すように、機
関に吸入される空気量に関与するパラメータを少
なくとも含む機関運転状態を検出する機関運転状
態検出手段と、機関排気成分を検出しこれにより
機関吸入混合気の空燃比の目標空燃比に対するリ
ツチ・リーンを検出する空燃比検出手段と、この
空燃比検出手段によつて検出される空燃比のリツ
チ・リーンが反転する間隔を計測する反転間隔計
測手段と、前記機関運転状態検出手段によつて検
出されたパラメータに基づいて基本燃料噴射量を
設定する基本燃料噴射量設定手段と、前記空燃比
検出手段によつて検出された空燃比のリツチ・リ
ーンに基づき比例積分制御により空燃比フイード
バツク補正係数を設定する空燃比フイードバツク
補正係数設定手段と、機関定常運転状態における
サージの発生を検出するサージ検出手段と、この
サージ検出手段によるサージ発生検出後に前記空
燃比検出手段によつて空燃比リツチ・リーンの反
転が検出されてから前回の反転間隔だけ空燃比フ
イードバツク補正係数を所定クランプ値にクラン
プして設定する補正係数クランプ設定手段と、こ
の補正係数クランプ設定手段による空燃比フイー
ドバツク補正係数のクランプが解除された後に設
定される空燃比フイードバツク補正係数の周期が
クランプ前の周期と逆位相になるように前記所定
クランプ値を設定するクランプ値設定手段と、設
定された空燃比フイードバツク補正係数と基本燃
料噴射量とに基づいて燃料噴射量を設定する燃料
噴射量設定手段と、これにより設定された燃料噴
射量に応じて燃料噴射弁を駆動制御する燃料噴射
弁駆動制御手段と、を備えるようにした。
関に吸入される空気量に関与するパラメータを少
なくとも含む機関運転状態を検出する機関運転状
態検出手段と、機関排気成分を検出しこれにより
機関吸入混合気の空燃比の目標空燃比に対するリ
ツチ・リーンを検出する空燃比検出手段と、この
空燃比検出手段によつて検出される空燃比のリツ
チ・リーンが反転する間隔を計測する反転間隔計
測手段と、前記機関運転状態検出手段によつて検
出されたパラメータに基づいて基本燃料噴射量を
設定する基本燃料噴射量設定手段と、前記空燃比
検出手段によつて検出された空燃比のリツチ・リ
ーンに基づき比例積分制御により空燃比フイード
バツク補正係数を設定する空燃比フイードバツク
補正係数設定手段と、機関定常運転状態における
サージの発生を検出するサージ検出手段と、この
サージ検出手段によるサージ発生検出後に前記空
燃比検出手段によつて空燃比リツチ・リーンの反
転が検出されてから前回の反転間隔だけ空燃比フ
イードバツク補正係数を所定クランプ値にクラン
プして設定する補正係数クランプ設定手段と、こ
の補正係数クランプ設定手段による空燃比フイー
ドバツク補正係数のクランプが解除された後に設
定される空燃比フイードバツク補正係数の周期が
クランプ前の周期と逆位相になるように前記所定
クランプ値を設定するクランプ値設定手段と、設
定された空燃比フイードバツク補正係数と基本燃
料噴射量とに基づいて燃料噴射量を設定する燃料
噴射量設定手段と、これにより設定された燃料噴
射量に応じて燃料噴射弁を駆動制御する燃料噴射
弁駆動制御手段と、を備えるようにした。
<作用>
かかる構成により、機関の定常運転状態でサー
ジが発生したときには、検出された空燃比のリツ
チ・リーンに基づき設定される空燃比フイードバ
ツク補正係数は用いずに、サージの検出後の空燃
比反転検出から前回反転間隔だけ空燃比フイード
バツク補正係数を所定クランプ値にクランプ設定
する。然も、クランプ解除後に再開される空燃比
のリツチ・リーンに基づく空燃比フイードバツク
補正係数の設定が、クランプ前の周期と逆位相と
なるようにクランプ値が設定される。
ジが発生したときには、検出された空燃比のリツ
チ・リーンに基づき設定される空燃比フイードバ
ツク補正係数は用いずに、サージの検出後の空燃
比反転検出から前回反転間隔だけ空燃比フイード
バツク補正係数を所定クランプ値にクランプ設定
する。然も、クランプ解除後に再開される空燃比
のリツチ・リーンに基づく空燃比フイードバツク
補正係数の設定が、クランプ前の周期と逆位相と
なるようにクランプ値が設定される。
従つて、空燃比フイードバツク補正係数のクラ
ンプにより空燃比がこのクランプ期間(前回の反
転間隔)だけ略一定となつて機関発生トルクが一
定となり、クランプ前の空燃比フイードバツク補
正係数による空燃比の変動に伴う車両の前後方向
の低周波振動が減衰し始める。更に、クランプ解
除のときの空燃比フイードバツク補正係数による
空燃比制御周期がクランプ前の空燃比制御周期と
逆位相になるため、補正係数をクランプしても慣
性により残る車両振動と、クランプ後の空燃比制
御によつて発生する機関の出力方向とが逆方向と
なつて更に車両振動を減衰させる。
ンプにより空燃比がこのクランプ期間(前回の反
転間隔)だけ略一定となつて機関発生トルクが一
定となり、クランプ前の空燃比フイードバツク補
正係数による空燃比の変動に伴う車両の前後方向
の低周波振動が減衰し始める。更に、クランプ解
除のときの空燃比フイードバツク補正係数による
空燃比制御周期がクランプ前の空燃比制御周期と
逆位相になるため、補正係数をクランプしても慣
性により残る車両振動と、クランプ後の空燃比制
御によつて発生する機関の出力方向とが逆方向と
なつて更に車両振動を減衰させる。
<実施例>
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第2図において、内燃機関1にはエアクリーナ
2、吸気ダクト3、スロツトルチヤンバ4、吸気
マニホールド5及び吸気弁6を介して空気が吸入
される。
2、吸気ダクト3、スロツトルチヤンバ4、吸気
マニホールド5及び吸気弁6を介して空気が吸入
される。
スロツトルチヤンバ4には、図示しないアクセ
ルペダルと連動するスロツトル弁7が設けられて
いて、吸入空気流量Qを制御する。
ルペダルと連動するスロツトル弁7が設けられて
いて、吸入空気流量Qを制御する。
吸気マニホールド5には、各気筒毎に燃料噴射
弁8が設けれらている。この燃料噴射弁8は、ソ
レノイドに通電されて開弁し、通電停止されて閉
弁する電磁式燃料噴射弁であつて、コントロール
ユニツト9からの駆動パルス信号によりソレノイ
ドに通電されて開弁し、図示しない燃料ポンプか
ら圧送されプレツシヤレギユレータにより所定圧
力に調整された燃料を機関1に噴射供給する。
弁8が設けれらている。この燃料噴射弁8は、ソ
レノイドに通電されて開弁し、通電停止されて閉
弁する電磁式燃料噴射弁であつて、コントロール
ユニツト9からの駆動パルス信号によりソレノイ
ドに通電されて開弁し、図示しない燃料ポンプか
ら圧送されプレツシヤレギユレータにより所定圧
力に調整された燃料を機関1に噴射供給する。
コントロールユニツト9は、各種のセンサから
の入力信号を受け、内蔵のマイクロコンピユータ
により後述の如く演算処理(空燃比フイードバツ
ク制御を含む)して燃料噴射量(噴射時間)Ti
を設定し、これに従つて駆動パルス信号を燃料噴
射弁8に出力する。
の入力信号を受け、内蔵のマイクロコンピユータ
により後述の如く演算処理(空燃比フイードバツ
ク制御を含む)して燃料噴射量(噴射時間)Ti
を設定し、これに従つて駆動パルス信号を燃料噴
射弁8に出力する。
前記各種のセンサとしては、吸気ダクト3に熱
線式のエアフローメータ10が設けられていて、
吸入空気流量Qに応じた信号を出力する。また、
図示しないデイストリビユータに内蔵させてクラ
ンク角センサ11が設けられていて、所定のクラ
ンク角毎(例えば単位角度である2°毎と4気筒の
場合180°毎)に信号(単位角度信号及び基準角度
信号)を出力する。スロツトルチヤンバ4に設け
られたスロツトル弁7には、ポテンシヨメータ式
のスロツトルセンサ12が設けられていて、スロ
ツトル弁7の開度θに応じた信号を出力する。機
関1のウオータジヤケツトには水温センサ13が
設けられていて、冷却水温度Twに応じた信号を
出力する。更に、排気マニホールド14の集合部
には、排気中の酸素濃度を検出する空燃比検出手
段としての酸素センサ15が設けられていて、排
気中の酸素濃度に応じた信号(電圧V)を出力す
る。
線式のエアフローメータ10が設けられていて、
吸入空気流量Qに応じた信号を出力する。また、
図示しないデイストリビユータに内蔵させてクラ
ンク角センサ11が設けられていて、所定のクラ
ンク角毎(例えば単位角度である2°毎と4気筒の
場合180°毎)に信号(単位角度信号及び基準角度
信号)を出力する。スロツトルチヤンバ4に設け
られたスロツトル弁7には、ポテンシヨメータ式
のスロツトルセンサ12が設けられていて、スロ
ツトル弁7の開度θに応じた信号を出力する。機
関1のウオータジヤケツトには水温センサ13が
設けられていて、冷却水温度Twに応じた信号を
出力する。更に、排気マニホールド14の集合部
には、排気中の酸素濃度を検出する空燃比検出手
段としての酸素センサ15が設けられていて、排
気中の酸素濃度に応じた信号(電圧V)を出力す
る。
本実施例において機関運転状態検出手段とは、
上記エアフローメータ10及びクランク角センサ
11が相当する。
上記エアフローメータ10及びクランク角センサ
11が相当する。
次にコントロールユニツト9内のマイクロコン
ピユータをよる燃料噴射量制御を第3図〜第5図
のフローチヤートに従つて説明する。
ピユータをよる燃料噴射量制御を第3図〜第5図
のフローチヤートに従つて説明する。
第3図のフローチヤートに示すルーチンは、空
燃比フイードバツク補正係数αの設定制御を行う
ためのものであり、機関1の1回転毎に実行され
る。即ち、本実施例において、コントロールユニ
ツト9は、空燃比フイードバツク補正係数設定手
段、反転間隔計測手段、補正係数クランク設定手
段、クランク値設定手段を兼ねると共に、クラン
ク角センサ11とスロツトルセンサ12とによつ
てサージ検出手段を構成する。
燃比フイードバツク補正係数αの設定制御を行う
ためのものであり、機関1の1回転毎に実行され
る。即ち、本実施例において、コントロールユニ
ツト9は、空燃比フイードバツク補正係数設定手
段、反転間隔計測手段、補正係数クランク設定手
段、クランク値設定手段を兼ねると共に、クラン
ク角センサ11とスロツトルセンサ12とによつ
てサージ検出手段を構成する。
ステツプ(図中では「S」としてあり、以下同
様とする)1では、酸素センサ15からの出力さ
れる排気中の酸素濃度に応じた電圧Vと、クラン
ク角センサ11からの単位角度信号若しくは基準
角度信号に基づき算出される機関回転速度Nと、
スロツトルセンサ12によつて検出されるスロツ
トル弁7の開度θと、を入力する。
様とする)1では、酸素センサ15からの出力さ
れる排気中の酸素濃度に応じた電圧Vと、クラン
ク角センサ11からの単位角度信号若しくは基準
角度信号に基づき算出される機関回転速度Nと、
スロツトルセンサ12によつて検出されるスロツ
トル弁7の開度θと、を入力する。
ステツプ2では、空燃比フイードバツク補正係
数αを所定値にクランプすべき運転状態か否かを
示すクランプフラグ(後に詳細に説明する)の判
定を行う。
数αを所定値にクランプすべき運転状態か否かを
示すクランプフラグ(後に詳細に説明する)の判
定を行う。
ステツプ2でクランプフラグが0であると判定
されたとき、即ち、空燃比フイードバツク補正係
数αをクランプすべき運転状態でないときには、
ステツプ3へ進み機関1の吸入混合気の空燃比を
判定する。具体的には、ステツプ1で入力した酸
素センサ15の出力電圧Vと、目標空燃比である
理論空燃比の混合気を燃焼させたときの酸素濃度
に対応する所定のスライスレベル電圧Vsとを比
較することにより、現在の排気中の酸素濃度に基
づく空燃比が理論空燃比に対してリツチであるか
リーンであるかを判定する。
されたとき、即ち、空燃比フイードバツク補正係
数αをクランプすべき運転状態でないときには、
ステツプ3へ進み機関1の吸入混合気の空燃比を
判定する。具体的には、ステツプ1で入力した酸
素センサ15の出力電圧Vと、目標空燃比である
理論空燃比の混合気を燃焼させたときの酸素濃度
に対応する所定のスライスレベル電圧Vsとを比
較することにより、現在の排気中の酸素濃度に基
づく空燃比が理論空燃比に対してリツチであるか
リーンであるかを判定する。
ここで、空燃比リツチと判定されたときには、
ステツプ4へ進んでこのリツチ判定が初回である
か否かを判定する。
ステツプ4へ進んでこのリツチ判定が初回である
か否かを判定する。
そして、リツチ判定が初回であると判定された
ときにはステツプ5へ進み、今回までにカウント
アツプされた周期カウンタTMLMDの値を空燃
比フイードバツク補正係数αの周期(比例制御の
間隔即ち空燃比反転の間隔)Aとして設定すると
共に、周期カウンタTMLMDの値を0にリセツ
トする。次のステツプ6では、後述するようにサ
ージ発生の検出時に1に設定されるサージフラグ
を判定し、サージフラグが1であるときにはステ
ツプ23へ進み、サージフラグが0であるときには
ステツプ7へ進む。ステツプ7では、前回までの
空燃比フイードバツク補正係数αの値から所定の
比例分PRを減算して今回の空燃比フイードバツ
ク補正係数αとして設定する。
ときにはステツプ5へ進み、今回までにカウント
アツプされた周期カウンタTMLMDの値を空燃
比フイードバツク補正係数αの周期(比例制御の
間隔即ち空燃比反転の間隔)Aとして設定すると
共に、周期カウンタTMLMDの値を0にリセツ
トする。次のステツプ6では、後述するようにサ
ージ発生の検出時に1に設定されるサージフラグ
を判定し、サージフラグが1であるときにはステ
ツプ23へ進み、サージフラグが0であるときには
ステツプ7へ進む。ステツプ7では、前回までの
空燃比フイードバツク補正係数αの値から所定の
比例分PRを減算して今回の空燃比フイードバツ
ク補正係数αとして設定する。
尚、上記比例分PR及び後述する比例分PL、積
分分IR,ILは、例えば基本燃料噴射量Tpと機関回
転速度Nとに対応させて記憶させておき、前記
TpとNとに応じて可変設定しても良く、また、
一定値でも良い。
分分IR,ILは、例えば基本燃料噴射量Tpと機関回
転速度Nとに対応させて記憶させておき、前記
TpとNとに応じて可変設定しても良く、また、
一定値でも良い。
一方、ステツプ4でリツチ判定が初回でないと
判定されたときには、ステツプ8へ進んで周期カ
ウンタTMLMDを1アツプさせ、次のステツプ
9で前回の空燃比フイードバツク補正係数αの値
から所定の積分分IRを減算して今回の空燃比フイ
ードバツク補正係数αとして設定する。
判定されたときには、ステツプ8へ進んで周期カ
ウンタTMLMDを1アツプさせ、次のステツプ
9で前回の空燃比フイードバツク補正係数αの値
から所定の積分分IRを減算して今回の空燃比フイ
ードバツク補正係数αとして設定する。
また、ステツプ3で空燃比がリーンであると判
定されたときには、ステツプ10へ進みリツチ判定
のときと同様にそのリーン判定が初回であるか否
かを判定する。
定されたときには、ステツプ10へ進みリツチ判定
のときと同様にそのリーン判定が初回であるか否
かを判定する。
そして、リーン判定が初回であると判定された
ときにはステツプ11へ進み、今回までにカウント
アツプされた周期カウンタTMLMDの値を空燃
比フイードバツク補正係数αの周期Aとして設定
すると共に、周期カウンタTMLMDの値を0に
リセツトする。尚、このステツプ11での処理はス
テツプ5と同様である。
ときにはステツプ11へ進み、今回までにカウント
アツプされた周期カウンタTMLMDの値を空燃
比フイードバツク補正係数αの周期Aとして設定
すると共に、周期カウンタTMLMDの値を0に
リセツトする。尚、このステツプ11での処理はス
テツプ5と同様である。
次のステツプ12では、ステツプ6と同様にサー
ジフラグの判定を行い、サージフラグが1である
ときにはステツプ23へ進み、サージフラグが0で
あるときにはステツプ13へ進む。ステツプ13で
は、前回の空燃比フイードバツク補正係数αの値
に所定の比例分PLを加算して今回の補正係数α
として設定する。
ジフラグの判定を行い、サージフラグが1である
ときにはステツプ23へ進み、サージフラグが0で
あるときにはステツプ13へ進む。ステツプ13で
は、前回の空燃比フイードバツク補正係数αの値
に所定の比例分PLを加算して今回の補正係数α
として設定する。
一方、ステツプ10でリーン判定が初回でないと
判定されたときには、ステツプ14へ進んでステツ
プ8と同様に周期カウンタTMLMDを1アツプ
させ、次のステツプ15で前回の空燃比フイードバ
ツク補正係数αの値に所定の積分分ILを加算して
今回の補正係数αとして設定する。このように、
周期カウンタTMLMDは、空燃比リツチ・リー
ンの判定初回即ちリツチ・リーン反転時にリセツ
トされ、リツチ若しくはリーン状態が継続してい
るときには1アツプさせることにより、空燃比反
転間隔である周期Aを順次更新設定するものであ
る。
判定されたときには、ステツプ14へ進んでステツ
プ8と同様に周期カウンタTMLMDを1アツプ
させ、次のステツプ15で前回の空燃比フイードバ
ツク補正係数αの値に所定の積分分ILを加算して
今回の補正係数αとして設定する。このように、
周期カウンタTMLMDは、空燃比リツチ・リー
ンの判定初回即ちリツチ・リーン反転時にリセツ
トされ、リツチ若しくはリーン状態が継続してい
るときには1アツプさせることにより、空燃比反
転間隔である周期Aを順次更新設定するものであ
る。
ステツプ7及びステツプ9での空燃比フイード
バツク補正係数α設定は、空燃比リツチ状態にお
けるものであるため、ステツプ7及びステツプ9
の次はステツプ16へ進んで空燃比フラグをリツチ
を示す1に設定する。
バツク補正係数α設定は、空燃比リツチ状態にお
けるものであるため、ステツプ7及びステツプ9
の次はステツプ16へ進んで空燃比フラグをリツチ
を示す1に設定する。
一方、ステツプ13及びステツプ15での空燃比フ
イードバツク補正係数αの設定は、空燃比リーン
状態におけるものであるため、ステツプ13及びス
テツプ15の次はステツプ17へ進んで空燃比フラグ
をリーンを示す0に設定する。
イードバツク補正係数αの設定は、空燃比リーン
状態におけるものであるため、ステツプ13及びス
テツプ15の次はステツプ17へ進んで空燃比フラグ
をリーンを示す0に設定する。
ステツプ16で空燃比フラグを1に設定すると、
次のステツプ18ではステツプ1において今回入力
した機関回転速度Nと前回入力値とから回転速度
変化率ΔN(ルーチンの実行周期当たりの変化量)
を求め、このΔNと正の所定値N1とを比較する。
空燃比リツチ状態(空燃比フラグ←1)では、第
7図に示すようにサージの発生によつて回転速度
Nが上昇傾向を示すため、このステツプ18でΔN
>N1と判定されて機関回転速度Nが所定以上の
割合で上昇していると認められたときには、サー
ジ発生の可能性があるため、ステツプ20へ進んで
機関回転速度Nの上昇が過渡運転(機関加速)に
よるものであるか否かを判定する。一方、ステツ
プ18でΔN≦N1と判定されて機関回転速度Nの上
昇割合が僅かであるか上昇が認められないときに
は、ステツプ22へ進んでサージ発生の有無を示す
サージフラグを、サージの発生がないことを示す
0に設定する。
次のステツプ18ではステツプ1において今回入力
した機関回転速度Nと前回入力値とから回転速度
変化率ΔN(ルーチンの実行周期当たりの変化量)
を求め、このΔNと正の所定値N1とを比較する。
空燃比リツチ状態(空燃比フラグ←1)では、第
7図に示すようにサージの発生によつて回転速度
Nが上昇傾向を示すため、このステツプ18でΔN
>N1と判定されて機関回転速度Nが所定以上の
割合で上昇していると認められたときには、サー
ジ発生の可能性があるため、ステツプ20へ進んで
機関回転速度Nの上昇が過渡運転(機関加速)に
よるものであるか否かを判定する。一方、ステツ
プ18でΔN≦N1と判定されて機関回転速度Nの上
昇割合が僅かであるか上昇が認められないときに
は、ステツプ22へ進んでサージ発生の有無を示す
サージフラグを、サージの発生がないことを示す
0に設定する。
また、ステツプ17で空燃比フラグを0に設定す
ると、次のステツプ19ではステツプ18と同様にス
テツプ1において今回入力した機関回転速度Nと
前回入力値とから回転速度変化率ΔNを求め、こ
のΔNと負の所定値−N1とを比較する。空燃比リ
ーン状態(空燃比フラグ←0)では、第7図に示
すようにサージの発生によつて機関回転速度Nが
下降傾向を示すため、このステツプ19でΔN<−
N1と判定されて機関回転速度Nが所定以上の割
合で下降していると認められたときには、サージ
発生の可能性があるため、ステツプ20へ進んで機
関回転速度Nの下降が過渡運転(機関減速)によ
るものであるか否かを判定する。一方、ステツプ
19でΔN≧−N1と判定されて機関回転速度Nの下
降割合が僅かであるか下降が認められないときに
は、ステツプ22へ進んでサージフラグを0に設定
する。
ると、次のステツプ19ではステツプ18と同様にス
テツプ1において今回入力した機関回転速度Nと
前回入力値とから回転速度変化率ΔNを求め、こ
のΔNと負の所定値−N1とを比較する。空燃比リ
ーン状態(空燃比フラグ←0)では、第7図に示
すようにサージの発生によつて機関回転速度Nが
下降傾向を示すため、このステツプ19でΔN<−
N1と判定されて機関回転速度Nが所定以上の割
合で下降していると認められたときには、サージ
発生の可能性があるため、ステツプ20へ進んで機
関回転速度Nの下降が過渡運転(機関減速)によ
るものであるか否かを判定する。一方、ステツプ
19でΔN≧−N1と判定されて機関回転速度Nの下
降割合が僅かであるか下降が認められないときに
は、ステツプ22へ進んでサージフラグを0に設定
する。
ステツプ20では、機関1が過渡運転状態、即ち
加速又は減速運転状態であるか否かを判定する。
具体的には、ステツプ1で今回入力したスロツト
ル弁開度θと前回入力値とからスロツトル弁開度
変化率Δθ(ルーチン実行周期当たりの開度変化
量)を求め、スロツトル弁7が所定以上の割合で
開弁若しくは閉弁されていることが判別されたと
きには、機関1が過渡運転状態であつてステツプ
18及びステツプ19においてそれぞれ判定された所
定方向所定以上の回転速度変化がこの過渡運転に
よるものであるとする。従つて、ステツプ20で機
関1が過渡運転状態であると判定されたときに
は、所定以上の回転速度変化が認められないとき
と同様にステツプ22へ進んでサージフラグを0に
設定する。
加速又は減速運転状態であるか否かを判定する。
具体的には、ステツプ1で今回入力したスロツト
ル弁開度θと前回入力値とからスロツトル弁開度
変化率Δθ(ルーチン実行周期当たりの開度変化
量)を求め、スロツトル弁7が所定以上の割合で
開弁若しくは閉弁されていることが判別されたと
きには、機関1が過渡運転状態であつてステツプ
18及びステツプ19においてそれぞれ判定された所
定方向所定以上の回転速度変化がこの過渡運転に
よるものであるとする。従つて、ステツプ20で機
関1が過渡運転状態であると判定されたときに
は、所定以上の回転速度変化が認められないとき
と同様にステツプ22へ進んでサージフラグを0に
設定する。
また、ステツプ20で機関1が過渡運転状態でな
いと判定されたときには、スロツトル弁7の開度
に対応しないで機関運転速度Nが変化していて、
然も、その変化方向が空燃比状態に対応している
ことになり、機関定常運転状態における空燃比制
御に伴うサージの発生を示すので、ステツプ21へ
進んでサージフラグをサージ発生を示す1に設定
する。
いと判定されたときには、スロツトル弁7の開度
に対応しないで機関運転速度Nが変化していて、
然も、その変化方向が空燃比状態に対応している
ことになり、機関定常運転状態における空燃比制
御に伴うサージの発生を示すので、ステツプ21へ
進んでサージフラグをサージ発生を示す1に設定
する。
酸素センサ15の出力電圧Vに基づく通常の空燃
比フイードバツク補正係数α設定時に、機関定常
運転におけるサージの発生が検出されてステツプ
21でサージフラグが1に設定されると、空燃比の
リツチ若しくはリーン判定が初回であると判定さ
れるまではステツプ9若しくはステツプ15で空燃
比フイードバツク補正係数αの設定が行われ、そ
の後空燃比が反転して初回であると判定される
と、サージフラグが1に設定されているためステ
ツプ6若しくはステツプ12からステツプ23へ進み
本考案にかかる空燃比フイードバツク補正係数α
のクランプ制御を開始する。
比フイードバツク補正係数α設定時に、機関定常
運転におけるサージの発生が検出されてステツプ
21でサージフラグが1に設定されると、空燃比の
リツチ若しくはリーン判定が初回であると判定さ
れるまではステツプ9若しくはステツプ15で空燃
比フイードバツク補正係数αの設定が行われ、そ
の後空燃比が反転して初回であると判定される
と、サージフラグが1に設定されているためステ
ツプ6若しくはステツプ12からステツプ23へ進み
本考案にかかる空燃比フイードバツク補正係数α
のクランプ制御を開始する。
ステツプ23では、ステツプ20と同様して機関1
が過渡運転状態であるかを判定する。これは、サ
ージ発生検出(サージフラグ1設定)後における
過渡運転状態における空燃比フイードバツク補正
係数αのクランプを回避するためであり、過渡運
転状態であると判定されたときには、ステツプ33
へ進んでクランプフラグ及びサージフラグを0に
設定して、酸素センサ15の出力電圧Vに基づく
制御に戻す。
が過渡運転状態であるかを判定する。これは、サ
ージ発生検出(サージフラグ1設定)後における
過渡運転状態における空燃比フイードバツク補正
係数αのクランプを回避するためであり、過渡運
転状態であると判定されたときには、ステツプ33
へ進んでクランプフラグ及びサージフラグを0に
設定して、酸素センサ15の出力電圧Vに基づく
制御に戻す。
ステツプ23で機関1が過渡運転状態でないと判
定されたときには、ステツプ24へ進んでステツプ
8及びステツプ14と同様に周期カウンタ
TMLMDを1アツプさせる。
定されたときには、ステツプ24へ進んでステツプ
8及びステツプ14と同様に周期カウンタ
TMLMDを1アツプさせる。
次のステツプ25では、ステツプ24で1アツプさ
せた周期カウンタTMLMDの値と、ステツプ5
若しくはステツプ11で設定された前回の空燃比フ
イードバツク補正係数αの周期A(空燃比反転間
隔)とを比較する。
せた周期カウンタTMLMDの値と、ステツプ5
若しくはステツプ11で設定された前回の空燃比フ
イードバツク補正係数αの周期A(空燃比反転間
隔)とを比較する。
ここで、TMLMD<Aであつて空燃比フイー
ドバツク補正係数αの周期途中である(前回空燃
比が反転した時期まで到つていない)と判定され
たときには、ステツプ26へ進んでステツプ16若し
くはステツプ17で設定された空燃比フラグの判定
を行い、サージフラグが1に設定されたとき即ち
サージの発生が検出されたときの空燃比を判定す
る。
ドバツク補正係数αの周期途中である(前回空燃
比が反転した時期まで到つていない)と判定され
たときには、ステツプ26へ進んでステツプ16若し
くはステツプ17で設定された空燃比フラグの判定
を行い、サージフラグが1に設定されたとき即ち
サージの発生が検出されたときの空燃比を判定す
る。
ステツプ26で空燃比フラグが0であると判定さ
れ、サージ発生検出時における空燃比がリーンで
あつたときには、ステツプ28へ進んで空燃比フイ
ードバツク補正係数αをリーンにおけるクランプ
値である(a+b)/2+βに設定する。また、
空燃比フラグが1であると判定され、サージ発生
検出時における空燃比がリツチであつたときに
は、ステツプ29へ進んで空燃比フイードバツク補
正係数αをリツチにおけるクランプ値である(a
+b)/2−βに設定する。
れ、サージ発生検出時における空燃比がリーンで
あつたときには、ステツプ28へ進んで空燃比フイ
ードバツク補正係数αをリーンにおけるクランプ
値である(a+b)/2+βに設定する。また、
空燃比フラグが1であると判定され、サージ発生
検出時における空燃比がリツチであつたときに
は、ステツプ29へ進んで空燃比フイードバツク補
正係数αをリツチにおけるクランプ値である(a
+b)/2−βに設定する。
上記(a+b)/2は、第4図のフローチヤー
トに示すルーチンに示すようにして可変設定され
るものであり、また、βは一定値である。ここ
で、(a+b)/2の設定を第4図のフローチヤ
ートに従つて説明すると、ステツプ41で酸素セン
サ15の出力電圧Vと、第3図のフローチヤート
に示すルーチンに従つて設定される空燃比フイー
ドバツク補正係数αとを入力する。ステツプ42で
は、ステツプ41で入力した酸素センサ15の出力
電圧Vに基づき空燃比がリツチ→リーン若しくは
リーン→リツチに反転をしたかを判定する。空燃
比の反転が判定されたときには、初期設定が0で
ある反転フラグを判定し、空燃比の反転が検出さ
れなかつたときにはそのままリターンさせる。
トに示すルーチンに示すようにして可変設定され
るものであり、また、βは一定値である。ここ
で、(a+b)/2の設定を第4図のフローチヤ
ートに従つて説明すると、ステツプ41で酸素セン
サ15の出力電圧Vと、第3図のフローチヤート
に示すルーチンに従つて設定される空燃比フイー
ドバツク補正係数αとを入力する。ステツプ42で
は、ステツプ41で入力した酸素センサ15の出力
電圧Vに基づき空燃比がリツチ→リーン若しくは
リーン→リツチに反転をしたかを判定する。空燃
比の反転が判定されたときには、初期設定が0で
ある反転フラグを判定し、空燃比の反転が検出さ
れなかつたときにはそのままリターンさせる。
ステツプ43で反転フラグが0であると判定され
たときには、ステツプ44へ進みステツプ41で入力
した空燃比フイードバツク補正係数α(比例制御
される前の値)を定数aとして設定する。即ち、
空燃比の反転時に、空燃比フイードバツク補正係
数αが比例制御されて所定の比例分(P分)だけ
増減される前のピーク値を求めるものである。定
数aを設定すると、ステツプ45で反転フラグを1
に設定し、次回に空燃比の反転が判定されたとき
にはステツプ43からステツプ46へ進むようにす
る。
たときには、ステツプ44へ進みステツプ41で入力
した空燃比フイードバツク補正係数α(比例制御
される前の値)を定数aとして設定する。即ち、
空燃比の反転時に、空燃比フイードバツク補正係
数αが比例制御されて所定の比例分(P分)だけ
増減される前のピーク値を求めるものである。定
数aを設定すると、ステツプ45で反転フラグを1
に設定し、次回に空燃比の反転が判定されたとき
にはステツプ43からステツプ46へ進むようにす
る。
ステツプ46では、ステツプ44と同様にしてステ
ツプ41で入力した空燃比フイードバツク補正係数
αを定数bとして設定する。このとき、定数aが
最大値であるとすれば、定数bは最小値である。
そして、この定数bと前回の空燃比反転のときに
設定した定数aとの平均(a+b)/2をステツ
プ47で演算し、次のステツプ48で反転フラグを0
に設定して、次回の空燃比反転時には定数aの更
新設定がなされるようにする。即ち、空燃比フイ
ードバツク補正係数αは空燃比が反転する毎に交
互にその最大値・最小値をとるため、ピーク値の
平均値を順次更新設定して空燃比フイードバツク
補正係数αの平均値(目標空燃比に対応した値)
を求めるようにしたものである。尚、ピーク値の
平均を記憶させるようにして、加重平均させるよ
うにしても良い。
ツプ41で入力した空燃比フイードバツク補正係数
αを定数bとして設定する。このとき、定数aが
最大値であるとすれば、定数bは最小値である。
そして、この定数bと前回の空燃比反転のときに
設定した定数aとの平均(a+b)/2をステツ
プ47で演算し、次のステツプ48で反転フラグを0
に設定して、次回の空燃比反転時には定数aの更
新設定がなされるようにする。即ち、空燃比フイ
ードバツク補正係数αは空燃比が反転する毎に交
互にその最大値・最小値をとるため、ピーク値の
平均値を順次更新設定して空燃比フイードバツク
補正係数αの平均値(目標空燃比に対応した値)
を求めるようにしたものである。尚、ピーク値の
平均を記憶させるようにして、加重平均させるよ
うにしても良い。
再び、第3図のフローチヤートに戻つて説明す
ると、ステツプ28及びステツプ29では上記のよう
にして設定された(a+b)/2と所定値βとに
よつて決定される値に空燃比フイードバツク補正
係数αをクランプ設定し、次のステツプ30でクラ
ンプフラグを1に設定する。クランプフラグが1
に設定されると、ステツプ33での処理が実行され
るまでは、ステツプ2からステツプ23へと進みク
ランプ制御がなされる。
ると、ステツプ28及びステツプ29では上記のよう
にして設定された(a+b)/2と所定値βとに
よつて決定される値に空燃比フイードバツク補正
係数αをクランプ設定し、次のステツプ30でクラ
ンプフラグを1に設定する。クランプフラグが1
に設定されると、ステツプ33での処理が実行され
るまでは、ステツプ2からステツプ23へと進みク
ランプ制御がなされる。
即ち、第6図に示すように、空燃比フイードバ
ツク補正係数αを酸素センサ15の検出結果に基
づき通常設定しているときにサージの発生が検出
されると、空燃比のリツチ・リーン反転が検出さ
れるまでは酸素センサ15に基づく通常の補正係
数α設定を行い、サージ検出後に空燃比の反転が
検出されるとサージ検出時の空燃比と通常設定時
における空燃比フイードバツク補正係数αの平均
値とに基づく所定値(a+b)/2±βに、前回
の通常設定における周期Aの間だけ空燃比フイー
ドバツク補正係数αをクランプするものである。
ツク補正係数αを酸素センサ15の検出結果に基
づき通常設定しているときにサージの発生が検出
されると、空燃比のリツチ・リーン反転が検出さ
れるまでは酸素センサ15に基づく通常の補正係
数α設定を行い、サージ検出後に空燃比の反転が
検出されるとサージ検出時の空燃比と通常設定時
における空燃比フイードバツク補正係数αの平均
値とに基づく所定値(a+b)/2±βに、前回
の通常設定における周期Aの間だけ空燃比フイー
ドバツク補正係数αをクランプするものである。
従つて、ステツプ2からステツプ23へと進み、
ステツプ24でカウントアツプされる周期カウンタ
TMLMDの値が、ステツプ5若しくはステツプ
11において設定された周期A(クランプ前の通常
設定時における周期)の値を越えるようになる
と、通常制御に戻すためステツプ27で空燃比フラ
グの判定を行う。
ステツプ24でカウントアツプされる周期カウンタ
TMLMDの値が、ステツプ5若しくはステツプ
11において設定された周期A(クランプ前の通常
設定時における周期)の値を越えるようになる
と、通常制御に戻すためステツプ27で空燃比フラ
グの判定を行う。
ここで、空燃比フラグが1であると判定され、
空燃比リツチ状態においてサージの発生が検出さ
れたものであるときには、第6図に示すように、
ステツプ31で前回までのクランプ値に所定比例分
PRF(例えばクランプ前の通常のリーン反転時にお
ける積分分ILによる制御の開始点とクランプ解除
時の開始点を略一致させるようにする)を加算し
て今回の空燃比フイードバツク補正係数αとして
設定する。また、ステツプ27で空燃比フラグが0
であると判定され、空燃比リーン状態においてサ
ージの発生が検出されたものであるときには、ス
テツプ32で前回までのクランプ値から所定比例分
PLF(前述の比例分PRFと同様に通常制御への移行
がスムースとなるように設定する)を減算して今
回の空燃比フイードバツク補正係数αとして設定
する。
空燃比リツチ状態においてサージの発生が検出さ
れたものであるときには、第6図に示すように、
ステツプ31で前回までのクランプ値に所定比例分
PRF(例えばクランプ前の通常のリーン反転時にお
ける積分分ILによる制御の開始点とクランプ解除
時の開始点を略一致させるようにする)を加算し
て今回の空燃比フイードバツク補正係数αとして
設定する。また、ステツプ27で空燃比フラグが0
であると判定され、空燃比リーン状態においてサ
ージの発生が検出されたものであるときには、ス
テツプ32で前回までのクランプ値から所定比例分
PLF(前述の比例分PRFと同様に通常制御への移行
がスムースとなるように設定する)を減算して今
回の空燃比フイードバツク補正係数αとして設定
する。
そして、次のステツプ33でクランプフラグ及び
サージフラグを0に設定して、次回においてステ
ツプ2からステツプ3へ進むようにし、空燃比フ
イードバツク補正係数αの設定を酸素センサ15
の出力に基づく通常の比例積分制御に戻す。
サージフラグを0に設定して、次回においてステ
ツプ2からステツプ3へ進むようにし、空燃比フ
イードバツク補正係数αの設定を酸素センサ15
の出力に基づく通常の比例積分制御に戻す。
サージ検出のときの空燃比が第6図に示すよう
にリツチ状態であつて、空燃比がリーンへ反転し
てから空燃比フイードバツク補正係数αを(a+
b)/2−βにクランプ設定すると、クランプ値
が目標空燃比に対応する値である(a+b)/2
よりも所定値βだけ低く設定されるため、本来空
燃比がリーン状態であるのでリツチ制御すべき状
態においてリーン制御がなされることになり、再
び酸素センサ15の出力に基づく比例積分制御に
移行したときにもリーン状態が継続してリツチ制
御がなされることになる。従つて、見掛け上クラ
ンプ制御期間(前回周期A)だけリツチ制御が遅
れることになり、クランプ前の空燃比フイードバ
ツク補正係数αの周期がクランプ後に逆位相とな
る。このクランプ後の逆位相化は、サージ検出が
空燃比リーン状態でなされた場合でも、前述の理
由により同様となる。
にリツチ状態であつて、空燃比がリーンへ反転し
てから空燃比フイードバツク補正係数αを(a+
b)/2−βにクランプ設定すると、クランプ値
が目標空燃比に対応する値である(a+b)/2
よりも所定値βだけ低く設定されるため、本来空
燃比がリーン状態であるのでリツチ制御すべき状
態においてリーン制御がなされることになり、再
び酸素センサ15の出力に基づく比例積分制御に
移行したときにもリーン状態が継続してリツチ制
御がなされることになる。従つて、見掛け上クラ
ンプ制御期間(前回周期A)だけリツチ制御が遅
れることになり、クランプ前の空燃比フイードバ
ツク補正係数αの周期がクランプ後に逆位相とな
る。このクランプ後の逆位相化は、サージ検出が
空燃比リーン状態でなされた場合でも、前述の理
由により同様となる。
第3図のフローチヤートに示すルーチンに従つ
て空燃比フイードバツク補正係数αを設定する
と、この空燃比フイードバツク補正係数αを用い
第5図のフローチヤートに示すルーチンに従つて
燃料噴射量Tiの設定がなされる。即ち、本実施
例においてコントロールユニツト9は、基本燃料
噴射量設定手段、燃料噴射量設定手段及び燃料噴
射弁駆動制御手段を兼ねるものである。
て空燃比フイードバツク補正係数αを設定する
と、この空燃比フイードバツク補正係数αを用い
第5図のフローチヤートに示すルーチンに従つて
燃料噴射量Tiの設定がなされる。即ち、本実施
例においてコントロールユニツト9は、基本燃料
噴射量設定手段、燃料噴射量設定手段及び燃料噴
射弁駆動制御手段を兼ねるものである。
ステツプ51では、各センサによつて検出される
機関回転速度N、吸入空気流量Q、スロツトル弁
開度θ、冷却水温度Twを入力する。
機関回転速度N、吸入空気流量Q、スロツトル弁
開度θ、冷却水温度Twを入力する。
ステツプ52では、ステツプ51で入力した機関回
転速度Nと吸入空気流量Qとに基づき基本燃料噴
射量Tp(←K×Q/N;Kは定数)を演算する。
転速度Nと吸入空気流量Qとに基づき基本燃料噴
射量Tp(←K×Q/N;Kは定数)を演算する。
ステツプ53では、スロツトル弁開度θによつて
知ることのできる機関1のアイドル運転状態や過
渡運転状態、更に機関温度を代表する冷却水温度
Tw等に対応させて各種補正係数COEFを設定す
る。
知ることのできる機関1のアイドル運転状態や過
渡運転状態、更に機関温度を代表する冷却水温度
Tw等に対応させて各種補正係数COEFを設定す
る。
ステツプ54では、第3図のフローチヤートに示
したルーチンに従つて前述のように設定される空
燃比フイードバツク補正係数αを読み込む。
したルーチンに従つて前述のように設定される空
燃比フイードバツク補正係数αを読み込む。
ステツプ55では、バツテリ電圧による燃料噴射
弁8の開弁特性変化を補正するための補正分Ts
を設定する。
弁8の開弁特性変化を補正するための補正分Ts
を設定する。
ステツプ56では、上記ステツプ52〜55で設定さ
れた各要素に基づき最終的な燃料噴射量Ti(=
Tp×COEF×α+Ts)を演算する。
れた各要素に基づき最終的な燃料噴射量Ti(=
Tp×COEF×α+Ts)を演算する。
そして、次のステツプ57でこの燃料噴射量Ti
に相当する駆動パルス信号を所定の燃料噴射弁8
に対してセツトし、所定タイミングとなつたとこ
ろで燃料噴射弁8を所定時間だけ開弁させて燃料
噴射弁8から燃料を噴射供給させる。
に相当する駆動パルス信号を所定の燃料噴射弁8
に対してセツトし、所定タイミングとなつたとこ
ろで燃料噴射弁8を所定時間だけ開弁させて燃料
噴射弁8から燃料を噴射供給させる。
ところで、燃料噴射量Tiを上記のように空燃
比フイードバツク補正係数αによつて制御する場
合には、目標空燃比を中心として空燃比をリツ
チ・リーンに反転制御することにより、実際の空
燃比を平均的に目標空燃比に制御するものである
ため、この空燃比のリツチ・リーン制御周期に沿
つてサージが発生して車両の前後方向の低周波振
動となつて現れることは前にも述べたが、本実施
例のようにサージ検出後に空燃比フイードバツク
補正係数αをクランプ制御することによりこの車
両振動を効率良く低減できる。
比フイードバツク補正係数αによつて制御する場
合には、目標空燃比を中心として空燃比をリツ
チ・リーンに反転制御することにより、実際の空
燃比を平均的に目標空燃比に制御するものである
ため、この空燃比のリツチ・リーン制御周期に沿
つてサージが発生して車両の前後方向の低周波振
動となつて現れることは前にも述べたが、本実施
例のようにサージ検出後に空燃比フイードバツク
補正係数αをクランプ制御することによりこの車
両振動を効率良く低減できる。
なぜなら、機関1のサージ発生に伴う車両の前
後方向の低周波振動は、機関1の定常運転状態が
継続されると助長されて時間経過に伴つて増大す
る傾向を示し、たとえ空燃比を一定に保つように
しても慣性があるため徐々に減衰する。本実施例
の場合、定常運転状態が継続されてサージが所定
以上のレベルとなると、次回周期において空燃比
フイードバツク補正係数αをクランプするため、
このクランプ期間は機関1の出力が略一定となり
車両の前後方向の低周波振動は減衰し始める。こ
こで、クランプ後の空燃比フイードバツク補正係
数αの周期が第6図に示すようにクランプ前と逆
位相となるため、慣性によつて残るクランプ前の
補正係数αの周期に沿つた車両の前後方向の低周
波振動と、クランプ後の空燃比フイードバツク制
御による機関1の出力方向とが逆方向となり、慣
性による振動と機関出力方向が相殺されて、車両
の前後方向の低周波振動は微小レベルとなる。こ
のようにして、車両の前後方向の低周波振動が微
小レベルになれば、問題となるレベルにまで振動
が増大するのに時間がかかるため再発を抑止で
き、車両振動を速やかに減衰させることができる
と共に、長時間に亘つて一定走行する場合でも車
両振動の発生を抑止できるものである。
後方向の低周波振動は、機関1の定常運転状態が
継続されると助長されて時間経過に伴つて増大す
る傾向を示し、たとえ空燃比を一定に保つように
しても慣性があるため徐々に減衰する。本実施例
の場合、定常運転状態が継続されてサージが所定
以上のレベルとなると、次回周期において空燃比
フイードバツク補正係数αをクランプするため、
このクランプ期間は機関1の出力が略一定となり
車両の前後方向の低周波振動は減衰し始める。こ
こで、クランプ後の空燃比フイードバツク補正係
数αの周期が第6図に示すようにクランプ前と逆
位相となるため、慣性によつて残るクランプ前の
補正係数αの周期に沿つた車両の前後方向の低周
波振動と、クランプ後の空燃比フイードバツク制
御による機関1の出力方向とが逆方向となり、慣
性による振動と機関出力方向が相殺されて、車両
の前後方向の低周波振動は微小レベルとなる。こ
のようにして、車両の前後方向の低周波振動が微
小レベルになれば、問題となるレベルにまで振動
が増大するのに時間がかかるため再発を抑止で
き、車両振動を速やかに減衰させることができる
と共に、長時間に亘つて一定走行する場合でも車
両振動の発生を抑止できるものである。
<考案の効果>
以上説明したように本考案によると、機関定常
運転状態における空燃比フイードバツク制御周期
に伴うサージの発生によつて車両の前後方向の低
周波振動が発生しても、この車両振動を速やかに
減衰させ、再発を抑止できるという効果がある。
運転状態における空燃比フイードバツク制御周期
に伴うサージの発生によつて車両の前後方向の低
周波振動が発生しても、この車両振動を速やかに
減衰させ、再発を抑止できるという効果がある。
第1図は本考案の構成図、第2図は本考案の一
実施例を示すシステム図、第3図は同上実施例に
おける空燃比フイードバツク補正係数αの設定ル
ーチンを示すフローチヤート、第4図は同上実施
例におけるクランプ値設定ルーチンを示すフロー
チヤート、第5図は同上実施例の燃料噴射量設定
ルーチンを示すフローチヤート、第6図は同上実
施例における効果を説明するためのタイムチヤー
ト、第7図は従来の問題点を説明するためのタイ
ムチヤートである。 1……機関、8……燃料噴射弁、9……コント
ロールユニツト、10……エアフローメータ、1
1……クランク角センサ、12……スロツトルセ
ンサ、15……酸素センサ。
実施例を示すシステム図、第3図は同上実施例に
おける空燃比フイードバツク補正係数αの設定ル
ーチンを示すフローチヤート、第4図は同上実施
例におけるクランプ値設定ルーチンを示すフロー
チヤート、第5図は同上実施例の燃料噴射量設定
ルーチンを示すフローチヤート、第6図は同上実
施例における効果を説明するためのタイムチヤー
ト、第7図は従来の問題点を説明するためのタイ
ムチヤートである。 1……機関、8……燃料噴射弁、9……コント
ロールユニツト、10……エアフローメータ、1
1……クランク角センサ、12……スロツトルセ
ンサ、15……酸素センサ。
Claims (1)
- 機関に吸入される空気量に関与するパラメータ
を少なくとも含む機関運転状態を検出する機関運
転状態検出手段と、機関排気成分を検出しこれに
より機関吸入混合気の空燃比の目標空燃比に対す
るリツチ・リーンを検出する空燃比検出手段と、
該空燃比検出手段によつて検出される空燃比のリ
ツチ・リーンが反転する間隔を計測する反転間隔
計測手段と、前記機関運転状態検出手段によつて
検出されたパラメータに基づいて基本燃料噴射量
を設定する基本燃料噴射量設定手段と、前記空燃
比検出手段によつて検出された空燃比のリツチ・
リーンに基づき比例積分制御により空燃比フイー
ドバツク補正係数を設定する空燃比フイードバツ
ク補正係数設定手段と、機関定常運転状態におけ
るサージの発生を検出するサージ検出手段と、該
サージ検出手段によるサージ発生検出後に空燃比
リツチ・リーンの反転が検出されてから前回の反
転間隔だけ空燃比フイードバツク補正係数を所定
クランプ値にクランプして設定する補正係数クラ
ンプ設定手段と、該補正係数クランプ設定手段に
よる空燃比フイードバツク補正係数のクランプが
解除された後に設定される空燃比フイードバツク
補正係数の周期がクランプ前の周期と逆位相にな
るように前記所定クランプ値を設定するクランプ
値設定手段と、設定された空燃比フイードバツク
補正係数と基本燃料噴射量とに基づいて燃料噴射
量を設定する燃料噴射量設定手段と、設定された
燃料噴射量に応じて燃料噴射弁を駆動制御する燃
料噴射弁駆動制御手段と、を備えてなる電子制御
燃料噴射式内燃機関の空燃比制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19668986U JPH0452450Y2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19668986U JPH0452450Y2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63174550U JPS63174550U (ja) | 1988-11-11 |
JPH0452450Y2 true JPH0452450Y2 (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=31155742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19668986U Expired JPH0452450Y2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0452450Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP19668986U patent/JPH0452450Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63174550U (ja) | 1988-11-11 |
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