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JPH0451852A - 可食性フィルム及びその製造方法 - Google Patents

可食性フィルム及びその製造方法

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Publication number
JPH0451852A
JPH0451852A JP2154078A JP15407890A JPH0451852A JP H0451852 A JPH0451852 A JP H0451852A JP 2154078 A JP2154078 A JP 2154078A JP 15407890 A JP15407890 A JP 15407890A JP H0451852 A JPH0451852 A JP H0451852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
water
polyhydric alcohol
film layer
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2154078A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Ninomiya
弘文 二宮
Kazuhiro Ishii
石井 一裕
Shoji Suzuki
昌二 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2154078A priority Critical patent/JPH0451852A/ja
Publication of JPH0451852A publication Critical patent/JPH0451852A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は乾燥食品、油性食品等の封入、包装材料として
用いえるヒートシール可能な可食性フィルム及びその製
造方法に関する。
[従来の技術] 一般に即席ラーメン、カップ麺の粉末スープ、調味オイ
ル、乾燥野菜等は品質維持、形態維持のために各種の包
装材料、例えばアルミニウムポリエチレンラミネート、
セロファン−ポリエチレンラミネートや各種プラスチッ
クフィルムに封入されている。
又、カップ麺の場合は乾燥野菜等の具が無包装で入って
いる場合もある。
しかし、粉末スープ、調味オイル、乾燥野菜等が包装さ
れた状態で入っている場合は、調理の際−々包装を破っ
て内容物を取り出す必要があり煩雑であるばかりでなく
、内容物が粉末や液状物の場合は包装を破る際にこぼし
易いという問題があった。
又、無包装で入っている場合は香りが抜は易い、品質維
持が困難になると&N−う問題があるばかりでなく、形
態維持に支障があり、又、輸送、取扱等で揺られた時に
具等が下の方にマイグレートして、カップ麺の蓋を開け
た時に具の存在が確認できなく成る等の問題があった。
このような問題を解決する方法として、可食性フィルム
で上記内容物を包装すれば輸送時、保存時には内容物が
包装されているので品質や形態の維持ができ、この材料
が熱水溶解性である場合はそのままお湯をかければ包装
が溶けるので包装を一々破る必要がなく、そうでなくて
も−緒に食べてしまうことができるので、このような材
料で包装したいという要請がある。
このような材料としては包装時、取り扱い時包装が破れ
て中身がこぼれない、ようにフィルム強度を充分に有し
ている必要があり、かつ、包装の作業性の点からヒート
シール可能であることが要望されている。ところが、従
来より知られている可食性フィルムは水溶性多糖や水溶
性蛋白質を主成分とするものが主であり、これらは可食
性並びに酸素遮断性に優れているものの、ヒートシール
性が充分ではなく、通常のヒートシール条件ではヒート
シール不能であったり、一応ヒートシールできてもヒー
トシール強度が不充分であったりし、これを改善しよう
とヒートシール条件を厳しくするとフィルムに収縮が生
じたり破損したりするという問題があった。
そこで、かかる問題に対し可食性フィルムのヒートシー
ル性を向上させるために、アミロース、カゼインのアル
カリ金属塩及び低分子量可塑剤を均一混合、混練してフ
ィルムを形成する方法(特開昭51−112533号公
報参照)、コラーゲン膜をゼラチン又は膠と可塑剤の混
合液に浸漬あるいは混合液を塗布する方法(特開昭52
−11280号公報参照)、多W類とアラビアガム、プ
ルラン、澱粉あるいはゼラチンとを積層する方法(特開
昭60−76336号公報参照)及び可食性フィルムに
固形脂を含有させる方法(特開昭63−59855号公
報参照)等が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、アミロース、カゼインのアルカリ金属塩及び低
分子量可塑剤を均一混合、混練したもの、多糖類とアラ
ビアガム、プルランあるいは澱粉とを積層したもの、可
食性フィルムに固形脂を含有させたものはいずれも未だ
ヒートシール性が充分とは言えず、コラーゲン膜あるい
は多糖類とゼラチンとを積層したものはヒートシール強
度は著しく向上するが、表面層にゼラチンが存在するた
めにフィルム同士のブロッキングが著しく発現し、フィ
ルムの取扱いが困難になるという問題があった。
そこで、ヒートシール性に優れ、耐ブロッキング性に優
れる可食性フィルムの出現が強(要望されていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らはこのような状況に鑑み、包装材料としての
性能を備え、良好なヒートシール性を有し、かつ耐ブロ
ッキング性に優れた可食性フィルムにつき鋭意検討した
結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、カラギーナンを主成分とする水溶性多
Ii類と多価アルコール類と水とを主成分とし、水分率
が25重量%以下であり、多価アルコール類と/水溶性
多Ii類の重量比が0.2乃至1であるフィルム層から
少な(とも成るヒートシール可能な可食性フィルム及び
その製造方法を提供するものであり、さらに、改良され
たものとして少なくとも水溶性多#a類を主成分とする
フィルム層と、該フィルム層の少なくとも一方の表面に
カゼインのアルカリ金属塩、大豆蛋白質あるいは大豆蛋
白質とゼラチンとを主成分とするサブフィルム層が形成
されてなるヒートシール可能な可食性フィルムを提供す
るものである。
また、本発明は、上記少なくとも1層から成る可食性フ
ィルムを製造する方法であって、多価アルコール類/水
の重量比率が0.2 /99.8乃至20/80である
多価アルコール類水溶液にカラギーナンを主成分とする
水溶性子I!類を溶解した溶液からフィルムを賦形した
後乾燥することにより水分率を25重量%以下とする工
程を包含する前記可食性フィルムの製造方法を提供する
ものであり、とくに水溶性多糖類の濃度が20重量%以
下の水溶液からフィルムを成形して後乾燥することによ
ってフィルム層を形成し、得られたフィルム層に、蛋白
質としてカゼインのアルカリ金属塩、大豆蛋白質あるい
は大豆蛋白質とゼラチンを含有する水溶液を塗布あるい
は該水溶液中に該フィルム層を浸漬後、乾燥することに
より、又、該フィルム層と前記蛋白質を主成分とするサ
ブフィルム層を別個に作成し、これを水や可食性接着剤
によりあるいは熱により接着させることによりサブフィ
ルム層をフィルム層上に形成する工程を包含する前記可
食性フィルムの製造方法を提供するものである。
さらに、本発明は前記可食性フィルムを用いて形成され
た各種食品収納袋を提供するものである。
本発明により得られる可食性フィルムは、インパルスシ
ールを含めヒートシールが可能であり、熱水に容易に溶
解しうる強度特性、低温特性にも優れ、高湿度雰囲気に
おいた後での物性も優れているので即席ラーメン、カッ
プ麺等の粉末スープ、調味オイル、乾燥野菜等の具やイ
ンスタントコーヒー、インスタントスーブミックス等の
各種インスタント食品の包装材料として極めて有用であ
る。
本発明の可食性フィルムは、水溶性多11Mを主成分と
し可食性フィルムの基本的性能を付与するフィルム層又
はさらに特定の水可溶性蛋白質を主成分とするサブフィ
ルム層とをその構成要件とするものである。
ここでサブフィルム層は本発明において必須の構成要素
ではないが、本発明の可食性フィルムのヒートシール性
さらに又耐ブロッキング性を向上させる効果があり、重
要な要素である。
即ち、サブフィルム層を用いた態様においては、所望の
性能を有するフィルム層をより広い選択の幅から選択す
ることができる。
次に、本発明におけるフィルム層について説明する。
フィルム層は可食性フィルムの基本的性能すなわち可食
性、熱水溶解性、強度特性、ヒートシール性、耐ブロッ
キング性等の基本特性を備えたものであり、その主成分
は水溶性多糖類にて構成されている。
ここで水溶性多糖類(以下、多糖類という。)とは、広
義に水可溶性を有する多II類であり、温水(室温〜1
00°C)可溶なもの、pH2〜12100pH領域の
水に可溶なものを包含し、さらに分子が会合しあるいは
荷電作用等により架橋構造を形成するにたる分子量を有
する多Ii類であって被化しえるものがよいが、分子量
については特に制限はない。
本発明において用いることのできる多Ii類としてはア
ルギン酸及びそのナトリウム塩等の塩類、ファーセレラ
ン、カッパー、イオタ−及びラムダ−、カラギーナン、
寒天、低メトキシペクチン、高メトキシペクチン、高メ
トキシペクチン、タマリンドガム、キサンタンガム、グ
アガム、タラガム、ローカストビーンガム、アラビノガ
ラクタン、アラビアガム等のガム類、プルラン、キトサ
ン等のキチン誘導体、スターチ、デキストリン、カルボ
キシメチルセルロース等の可食水溶性セルロース誘導体
及びこれらの2種以上の混合物を挙げることができるが
、フィルム形成性、フィルム物性等の点からアルギン酸
及びその塩類、ファーセレラン、カラギーナン、寒天か
ら選ばれる1種以上を主成分とするものが好ましい。
又、上記の多Ii類を2種以上を組み合せることにより
強度特性等の性能が改良させることもできる。例えばポ
リアニオン多糖類であるカラギーナンには、ポリカチオ
ン多糖類であるキトサン等を共存させると両者間に架橋
反応が起り強固なネットワークを形成しえるので、適宜
目的の物性に応じて選定し用いればよい。
上記列挙した多糖類の中で、特に好ましいものとしては
カラギーナンであり、これを用いることにより本発明の
可食性フィルムの強度特性、ヒートシール性、熱水溶解
性等に優れたものとすることができ、カラギーナンを多
1Jii中20重量%以上、好ましくは50重量%以上
含有させることにより効果を充分発揮させることができ
る。
後述するサブフィルム層を有さない場合は、フィルムの
ヒートシール性及び耐ブロッキング性等はフィルム層の
みの有する特性に依存するため、上記したようにカラギ
ーナンを多I!類中50重量%以上含有させることが特
に好ましく、100重量%であってもよい。一方、サブ
フィルム層を有する場合では、サブフィルム層に基づき
ヒートシール性又はさらに耐ブロッキング性の向上を図
ることができるので、がならずしもカラギーナンの存在
は必要ではなく、所望の強度特性、低温特性、熱水溶解
性等が得られるよう適宜調製すればよい。
次に多糖類を主成分とするフィルム層はフィルムに柔軟
性を与えるために多価アルコールを含有していることが
好ましい。
尚、本発明において主成分としては、通常、重量比で有
効成分の50%以上を占める成分をいう、従ってフィル
ム層の主成分が多wN類であるとは通常は乾燥重量比で
該多I!類が50%以上含有されていることをいうが、
次に説明する多価アルコールを多I!類と同量まで、又
多Ii類より少ない量であれば水溶性蛋白質、食用色素
等を含有していてもよく、結果的に多Ii類の含有比率
が50重量%を下回ってもよい。
本発明で用いることのできる多価アルコールとしては可
食性であり、湿気保持性等の性質を有するもので、例え
ばエチレングリコール、プロピレングリコール等の二価
アルコール、グリセリン等の三価アルコール及びソルビ
トール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、
還元澱粉糖化物等の糖アルコール、グルコース、フラク
トース、ガラクトース、キシロース等の単糖類、サッカ
ロース、マルトース、ラクトース等の二II類、澱粉の
分解物等のオリゴ糖を例示できる。多価アルコールの含
有量は多糖If1重量部に対して0.2〜1重量部であ
ることが好ましい。
特に、サブフィルム層ををさない態様番こおいては、上
記範囲内での多価アルコールの使用が好ましく、フィル
ム中の多価アルコールと多糖類との重量比が1より大き
くなると耐ブロッキング性が低下するばかりでなくフィ
ルム強度も著しく低下し、又、フィルム巻取り時しゎに
なり易くなる。又、該重量比が0.2より小さくなると
フィルムがもろくなり、がっ、フィルム製造時の支持体
からのフィルム剥離性が悪くなる傾向にある。特に好ま
しい多価アルコール類としては室温で液状(半液状を含
む、)である多価アルコールと室温で固形である多価ア
ルコールの混合物を用いると、フィルムに付与されえる
柔軟性は低温(−50〜−40″C)においても保持さ
れ、低温ハンドリングにおいてフィルムにヒビ割れ等が
住ぜず環境安定性を高めることができる。
このような環境安定性を有効に向上させるには両者の重
量比率は3/1乃至1/3であることが好ましい、室温
で液状の多価アルコールとしてはプロピレングリコール
、グリセリンあるいは両者の混合物を例示でき、室温で
固形の多価アルコールとしてはソルビトール、マンニト
ール、マルチトール、キシリトール、還元澱粉糖化物等
の糖アルコール、グルコース、フラクトース、ガラクト
ース、キシロース等の単Ii類、サッカロース、マルト
ース、ラクトース等の三糖類、澱粉の分解物等のオリゴ
糖を例示でき、これらの2種以上を組み合わせて用いて
もよい。
次にフィルム層の水分率はフィルムの耐ブロッキング性
、柔軟性等に影響するため目的とするフィルムの特性に
従い適宜調整するとよい。
即ち、水分率が比較的多ければ、柔軟性が向上し、伸張
に対し耐性を奏するが、耐ブロッキング性が劣下する。
又水分率が比較的少なければ耐ブロッキング性は向上す
るが柔軟性ヒートシール性が低下する。この場合は、前
記多価アルコールの添加により有効に柔軟性が改善され
えるので、多価アルコールの使用は好適である。
従って多価アルコールを用いた態様においては、水分率
を低減させることにより柔軟性を保持しつつ耐ブロッキ
ング性を向上させることが可能となる。好ましい水分率
としては多価アルコールの存在下25重量%以下、さら
に好ましくは20重量%以下である。
次に、本発明におけるサブフィルム層について説明する
。サブフィルム層はヒートシール性又はさらに耐ブロッ
キング性を向上させる目的で前述フィルム層上に積層さ
れるものであり、この目的を達成できる範囲であれば必
ずともフィルム層の全面に形成されている必要はない。
又、この層はフィルム層の両面に形成されていてもよい
が、自動ヒートシーラーでヒートシールするのに用いら
れる場合はヒートシール作業性の観点からシール面のみ
に形成されているものであることが好ましい。
サブフィルム層の主成分は、カゼインのアルカリ金属塩
、大豆蛋白質、又は大豆蛋白質とゼラチンから成る水可
溶性蛋白質である。そこで、カゼインのアルカリ金属塩
とはカゼイン中に含まれるカルボン酸基の少なくとも一
部が、カゼインが水溶性になる程度以上にアルカリ金属
の塩となっているものであり、アルカリ金属としてはナ
トリウム、カリウムを例示できる。即ち、カゼインのア
ルカリ金属塩として市販のソディウムカゼイネート等を
用いてもよく、又サブフィルム層を形成する際にかん水
等の食品添加用アルカリ物質の水溶液にカゼインを溶解
しアルカリ金属塩としたものを用いてもよい。
一方、サブフィルム層として大豆蓋白質のみを主成分と
するものも大豆蛋白質とゼラチンとを主成分とするもの
も、いずれもヒートシール性及び耐ブロッキング性に優
れたフィルムを与えるが、両者を比較すると前者はより
耐ブロッキング性に優れるという特徴を有し、後者はよ
りヒートシール性に優れるという特徴を有する。
後者の場合、大豆蛋白質とゼラチンの合計量に占めるゼ
ラチンの比率が80重量%以下であればゼラチン100
%の場合に比べて大幅に耐ブロッキング性に優れたもの
とすることができ、工程からの要請にもよるが通常は実
用上さほど問題とならない程度の耐ブロッキング性を付
与することができる。このゼラチンの比率は70重量%
以下であることが好ましく、60重量%以下であること
がより好ましい。
本発明で用いられる大豆蛋白質とは大豆種子もしくはそ
の脱脂物から、これらの含有する蛋白質を分離濃縮して
蛋白質含有率を高めたものであって、一般には主原料に
由来する蛋白質の全体に占める割合が50重量%より高
いものが好ましいが、蛋白質含有率として特定の値のも
のに限定されるものではない。
本発明で用いられる大豆蛋白質としては市販の大豆由来
粉末蛋白質を使用することができる。
本発明においてゼラチンをも用いる場合、このゼラチン
としては可食性であればどのようなグレードのものも用
いることができ、一般に市販されている粉末ゼラチンを
好適に使用できる。
なお、サブフィルム層にも食用色素、香料等の添加物が
加えられていてもよい。
尚サブフィルム層の水分率はフィルム層と同様25重量
%以下が好ましく、さらに20重量%以下が好ましいが
、フィルム層と同一である必要はなく、例えばフィルム
層の水分率が高い場合でもサブフィルム層の水分率を低
くすることで実質上良好なヒートシール性を獲保するこ
とができる。
又、上述カゼインのアルカリ金属塩は特有のミルク様の
匂いを若干有し又、該金属塩の水溶液の腐敗速度が比較
的早くサブフィルム層形成上の制約が若干あるが、ヒー
トシール性が良好で、かつ、柔軟性、強度特性等に比較
的硬れている。一方、大豆蛋白質を用いる場合は、上記
問題がほとんどなく、さらに耐ブロッキング性が優れて
いるが、サブフィルムが若干着色される。
次に、フィルム層の厚みとしては特に限定されるもので
はないが、包装を目的とする場合はインパルスシール性
を勘案して10〜1004程度であることが好ましいが
、通常のヒートシールを施す場合はそれ以上であっても
よい。又サブフィルム層の厚さはこれが主としてフィル
ムのヒートシール性、耐ブロッキング性の付与を目的と
していることから0.1〜10−程度、特にカゼインの
アルカリ金属塩を用いる場合は1〜10−程度であるこ
とが好ましく、これ以上厚くしても厚くしたことによる
メリットはあまり期待、できない。
尚、本発明においてはフィルムの積層構造として着色層
を別に設けたり、ガスバリヤ−層を設はガスバリヤ−性
を付与したりさらにサブフィルム層を複数層とする等は
、すべて本発明の技術的範囲に包含されるものである。
以上のような構成にすることにより、強度物性に優れ、
熱水に溶解し、かつ、ヒートシール性に優れ、耐ブロッ
キング性に優れ食品材料を包装するに好適な可食性フィ
ルムとなる。
次に、本発明の可食性フィルムの製造方法について説明
する。
まず、フィルム層を製造するには、該フィルム層の主成
分となる多Ii類の水溶液からフィルムを成形し、その
後乾燥することにより行うことができるが、該水溶液中
の多*iの濃度は20重量%以下とすることが好ましく
、10重量%以下であることがより好ましい。多Ii類
濃度が20重量%を越えると多Ii類の水溶液中への完
全溶解が困難となるためである。
又多価アルコールを用いる場合は多価アルコール/水の
重量比率が0.2 /99.8乃至20/80である多
価アルコール水溶液に多I!類を溶解し同様に行えばよ
い。
多糖類水溶液を調製するには多Ii類の溶解にあたって
70℃以上に加熱した条件下で溶解を促進して行うこと
が好ましい。
又、必要により多Il類は予め水中で膨潤させ溶解が促
進されるようにしてもよい。水溶液のp「は通常6〜9
程度でよいが、アルカリ領域で溶解が促進される多II
類、例えばアルギン酸の如き多糖類では水溶液のpH領
域を適宜アルカリ側にして行ってもよい。得られた多糖
類水溶液を脱泡後ドラム、スチールベルト、ポリテトラ
フルオロエチレン含浸ガラス織物、各種プラスチックフ
ィルム・シート等の支持体上に所定の厚みになるように
流延し、支持体側からの電熱、熱風あるいは赤外線輻射
等によりフィルム層中の水分率が25重量%以下、好ま
しくは20重量%以下となるように乾燥すればフィルム
層を形成することができる。こうして得られたフィルム
は連続してロール状に巻取ってもブロッキングを起こす
ことがほとんどない。
フィルム層の乾燥にあたって多価アルコールは実質的に
蒸発しないでフィルム層中に実質的にほぼ全量残るので
、この水溶液に溶解する多糖類の濃度と目的・とする多
糖類/多価アルコールの比率を勘案して多価アルコール
水溶液中の多価アルコールの濃度を決定すればよい。
サブフィルム層をフィルム層上に積層形成するには、上
記で得たフィルム層にカゼインのアルカリ金属塩水溶液
を塗布あるいはカゼインのアルカリ金属塩水溶液中に該
フィルムを浸漬後、乾燥することにより、又該フィルム
層とカゼインのアルカリ金属塩を主成分とするサブフィ
ルム層を別個に作成し、これを水と可食性物質とよりな
る接着剤あるいは熱により接着させることにより行うこ
とができる。尚、浸漬又は塗布によりサブフィルム層を
フィルム層上に形成するのに用いるカゼインの水溶液の
濃度は概ね1〜5重量%程度でよく、又別個に作成する
場合はフィルム層と同様の手段により形成することがで
きる。又塗布によればシール面のみにサブフィルム層を
容易に形成することができる。
大豆蛋白質を主成分とするサブフィルム層を形成する場
合も同様に、上記フィルム層に大豆蛋白質水溶液あるい
はこれに更にゼラチンを溶解したものを塗・布、あるい
はこの溶液に該フィルム層を浸漬後乾燥することにより
、又、大豆蛋白質あるいは更にゼラチンを含有する水溶
液からサブフィルム層を作成し、これと該フィルム層と
を積層して水と可食性物質とよりなる接着剤あるいは熱
により接着させることにより行うことができる。
尚、サブフィルム層も好ましくは水分率が25重量%以
下、さらに好ましくは20重量%以下になるまで乾燥す
る。
次に、本発明の可食性フィルムを用いて成型される食品
材料封入、包装袋について説明する。
本発明の可食性フィルムはインパルスシール性を含めヒ
ートシール性に優れ、又耐水性、耐寒性、防湿性、耐潤
性等も良好であることから、インスタントスーブ、イン
スタントコーヒー等の粉末、顆粒食品、乾燥野菜等の具
等の乾燥固形食品、調味オイル等の油性食品、冷凍保存
用インスタント食品等幅広く利用できカップ麺、即席麺
等の各種インスタント食品に添付して用いることができ
るものである。袋の形態としては、ヒートシール性及び
インパルスシール性に優れていることから4方シール、
3方シール、背貼りシール、ガゼツト等通常供される形
態に加工できる、又スチイックタイプ等の形状にも容易
に対応できる。サブフィルム層を用いる場合はのりしろ
部分のみに核層を設けてもよい。
更に、本可食性フィルムは印刷性にも優れているため、
食用インクを用いれば任意に印刷を行うことができる。
尚、可食性フィルムの各物性は、サブフィルム層の有無
、種類、多価アルコール類含有量、種類、多糖類の種類
、水分率等により異なるため、目的の使用形態に従って
それらを適宜選定し製造する。
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明する。
まず、本発明の可食性フィルムのうち、ザブフィルム層
の無い最も基本的な配合による態様(タイプAという。
)を実施した例を示す(実施例1〜3、比較例1〜3) なお、各評価は紙管に巻取ったフィルムからサンプルを
切り出し、室温で測定した。部は重量部である。
引張強度及び引張伸度: JIS 21707に準拠し
た。
ヒートシール強度:富士インパルス ポリシーラー21
0E型、目盛り7でヒ ートシール実施し、JIS Z 0238に準拠して測定した。
突刺強度:JAS(レトルトパウチに関する規格)に準
拠した。
ブロッキング性:紙管に巻取ったフィルムを手で巻き出
した時 抵抗なく巻き出しでき た場合を        優 少し抵抗があるが問題 なく巻き出しできた場 合を         良 抵抗が強く、フィルム に破れ等が発生した場 合を         不良 とした。
熱水溶解性:砂112kgを封入した3C11X3C1
1の小袋をヒートシールにより作成し、 80℃の熱水200g中にこれを投入、硝子棒を用いて
緩やかに撹拌し、 3分以内に完全溶解したものを 3分では未溶解物が残存する場合 を            不良 とした。
実施例1(タイプA) カッパーカリウムカラギーナン7部をグリセリン3部と
水100部の混合液中に分散させ、85℃に昇温しで6
0分間撹拌してカラギーナンを溶解させた。こうして得
られた溶液を温度85°Cに保ったまま減圧脱泡した後
内部に95℃の熱水を循環することにより加熱したドラ
ムの上に連続的に流延し、ドラム上への滞在時間4分で
紙管に巻取って水分16%、厚さ49−のフィルムを得
た。多糖類と多価アルコールの重量比率は7:3であっ
た。
ドラムからのフィルムの剥離性、紙管への巻取り性とも
に良好であった。
フィルム物性を第1表に示す。
実施例2(タイプA) 多価アルコール水溶液としてソルビトール6部と水10
0部とからなる混合液を用いた以外は実施例1と同様に
して水分14%、厚さ47−のフィルムを得た。多11
[と多価アルコールの重量比率は7:6であった。
ドラムからのフィルムの剥離性、紙管への巻取り性とも
に良好であった。
フィルム物性を第1表に示す。
実施例3(タイプA) 多糖類としてカッパカリウムカラギーナン5部とタマリ
ンドガム2部との混合物、多価アルコール水溶液として
グリセリン4部と水100部とからな条理合液を用いた
以外は実施例1と同様にして水分15%、厚さ5(1m
のフィルムを得た。
多糖類と多価アルコールの重量比率は7:4であった。
ドラムからのフィルムの剥離性、紙管への巻取り性とも
に良好であった。
フィルム物性を第1表に示す。
比較例1 加熱ドラムへのフィルムの滞在時間を3分間として以外
は実施例1と同様にして水分28%、厚さ55.111
1のフィルムを得た。加熱ドラムからのフィルムの剥離
性は良好であったが、フィルムのブロッキング性が著し
く、巻取り時に多量のしわが発生した。フィルム物性を
第1表に示す。
比較例2 多価アルコール水溶液としてグリセリン8部と水100
部とからなる混合液を用いた以外は実施例1と同様にし
て水分18%、厚さ51虜のフィルムを得た。多糖類と
多価アルコールの重量比率は7:8であった。
加熱ドラムからの剥離性は良好であったがフィルムのブ
ロッキング性が著しく、巻取り時に多量のしわが発生し
た。フィルム物性を第1表に示す。
比較例3 多価アルコール水溶液としてグリセリン1部と水100
部とからなる混合液を用いた以外は実施例1と同様にし
て水分14%、厚さ47趨のフィルムを得た。多糖類と
多価アルコールの重量比率は7:1であった。
このフィルムはと乾燥調整が困難であり、ドラムからの
剥離時フィルムの破れが多発した。
又、ヒートシール性も充分とは言えないものとなった。
第  1  表 次に、サブフィルム層無しで室温で液状、固体状の多価
アルコールを混合して得られる態様(タイプBという。
)を実施した例を示す(実施例4〜9、比較例4.5)
なお、引張強度、伸度及び突刺強度は紙管に巻取ったフ
ィルムからサンプルを切り出し、20°C65%RH及
び20″C90%RHの雰囲気に24±1時間放置後、
室温で測定した。低温特性、ヒートシール強度及び熱水
溶解性は切り出したフィルムをそのまま使用した。
ヒートシール強度、ブロッキング性及び熱水溶解性の判
断基準は実施例1〜3と同じである。
引張強度及び伸度: JIS Z1707に準拠した。
低温特性:5C11X10C1lのフィルムを一45℃
の雰囲気下に1時間放置した後、フィル ムを折り曲げた時、 フィルムに割れが発生しない場合を 良 フィルムに割れが発生する場合を不 良とした。
突刺強度: JAS(レトルトパウチに関する規・格)
実施例4(タイプB) カッパーカリウムカラギーナン7部をグリセリン3部、
ソルビトール2部と水100部の混合液中に分散させ、
85°Cに昇温しで60分間撹拌してカラギーナンを溶
解させた。こうして得られた溶液を温度85℃に保った
まま減圧脱泡した後内部に95°Cの熱水を循環するこ
とにより加熱したドラム上に連続的に流延し、ドラム上
への滞在時間4分で紙管に巻取って水分16%、厚さ5
0屡のフィルムを得た。多Ii類と多価アルコールの重
量比率は7:5であった。
ドラムからのフィルムの剥離性、紙管への巻取り性とも
に良好であった。
フィルム物性を第2表に示す。
実施例5(タイプB) 多価アルコール水溶液としてグリセリン2部、ソルビト
ール3部と水100部とからなる混合液を用いた以外は
実施例4と同様にして水分14%、厚さ48−のフィル
ムを得た。多Ill類と多価アルコールの重量比率は7
:5であった。
ドラムからのフィルムの剥離性、紙管への巻取り性とも
に良好であった。
フィルム物性を第2表に示す。
実施例6(タイプB) 多糖類としてカッパカリウムカラギーナン3部とローカ
ストビーンガム1部との混合物、多価アルコール水溶液
としてグリセリン2部、ソルビトール1部と水100部
とからなる混合液を用いた以外は実施例4と同様にして
水分15%、厚さ47μのフィルムを得た。多II類と
多価アルコールの重量比率は4:3であった。
ドラムからのフィルムの剥離性、紙管への巻取り性とも
に良好であった。
フィルム物性を第2表に示す。
実施例7(タイプ^) 多価アルコール水溶液としてグリセリン5部と水100
部とからなる混合液を用いた以外は実施例4と同様にし
て水分16%、厚さ48−のフィルムを得た。多I!類
と多価アルコールの重量比率は7:5であった。
得られたフィルムの物性は第2表に示す。
実施例8(タイプ^) 多価アルコール水溶液としてソルビトール5部と水10
0部とからなる混合液を用いた以外は実施例4と同様に
して水分15%、厚さ47−のフィルムを得た。多糖類
と多価アルコールの重量比率ば7:5であった。
得られたフィルムの物性は第2表に示す。
実施例9 多価アルコール水溶液としてソルビトール3部と水10
0部とからなるものを用いた以外は実施例4と同様にし
て、水分14%厚み46JZIIのフィルムを得た。そ
の物性を第2表に示す。
比較例4 多価アルコールとしてグリセリン0.5部、ソルビトー
ル0.5部の混合物を用いた以外は実施例4と同様にし
て水分14%厚み45izmのフィルムを得た。多II
類と多価アルコール類の重量比率は7:1であった。し
かし、フィルムの乾燥調整が困難であり、又、ドラムか
らの剥離時にフィルムの破れが多発した。多価アルコー
ル含有量が不充分なためである。
フィルムの物性を第2表に示す。
比較例5 多価アルコール水溶液としてグリセリン4部、ソルビト
ール4部と水100部とからなるものを用いた以外は実
施例4と同様にして水分17%、厚み51屑のフィルム
を得た。多糖類と多価アルコール類の重量比率は7:8
であった。製造に当たって加熱ドラムからのフィルムの
剥離性は良好であったが、フィルムのブロッキング性が
著しく、巻き取り時、多量のしわが発生した。
多価アルコール過原による。
フィルムの物性を第2表に示す。
次に、カゼインのアルカリ金属塩を用いたサブフィルム
層を有する態様(タイプCという。)についての実施例
を示す(実施例10、比較例6〜9)。
なお、各評価は室温で以下のようにして測定した。
ヒートシール強度、8士インパルス ポリシーラー21
0E型、目盛り1〜6でヒートシールを実施し、JIS
 Z0238に準拠してヒートシール強度を測定した。
ブロッキング性: 1.5 CD1幅10cm長のサン
プルを2枚切り出し、カゼインのアルカリ金属塩を主成
分とする層同士が接するように重ねあわせ、重ねあわせ
たフィルムの一方の端から面積の半分(1,5CI1幅
10 cm )になる部分に紙を挟んでブロッキングを
紡糸するようにしてこの重ねあわせたフィルムを70g
/dで加圧したまま20°C65%RHの雰囲気に24
±1時間放置し、その後該サンプルを取り出し、5cm
/sinの引張強度で剥離させ、1.5 e1m幅での
180度剥離強度を測定した。
実施例10 (タイプC) カッパーカリウムカラギーナン7部をグリセリン4部と
水100部の混合液中に分散させ、85°Cに昇温しで
60分間撹拌してカラギーナンを溶解させた。こうして
得られた溶液を温度85℃に保ったまま減圧脱泡した後
ステンレススチール平板上に流延し、熱風乾燥して水分
15%、厚さ48−のフィルムを得た。多糖類と多価ア
ルコールの重量比率は7:4であった。次いで、このフ
ィルムの上(一方の面のみ)にソディウムカゼイネート
の5%水溶液を塗布した後再度熱風乾燥して水分15%
、厚さ49mのフィルムを得た。
又、比較例としてソディウムカゼイネート水溶液塗前の
フィルム(タイプAに相当)の物性を測定した。これら
のフィルムのヒートシール強度とブロッキング性を測定
した(実施例10°)。
その結果を第3表に示す。
比較例6〜9 実施例1Oで製造したソディウムカゼイネート水溶液塗
前のフィルムに、各々濃度5%のゼラチン(比較例6)
、プルラン(比較例7)、アラビアガム(比較例8)及
びコーンスターチ(比較例9)の水溶液を塗布した後熱
風乾燥して得られた積層フィルムのヒートシール強度と
ブロッキング性を測定した。その結果を第3表に示す。
第  3  表 り 次に、大豆蛋白質又は大豆蛋白質とゼラチンを用いたサ
ブフィルム層を有する態様(タイプDという、)につい
ての実施例を示す(実施例11〜13、比較例1O〜1
3)。
尚、ヒートシール強度及びブロッキング性は実施例10
と同様に行い、臭いの官能試験は以下のようにして行っ
た。
臭いの官能試験:フィルムから10cmX10cmのサ
ンプルを切り出して、パネラ−5人が各自サンプルの匂
いをかぎ、コーテイング物質の臭いを感じたサンプルを
1点、その臭いをまったく感じなかったサンプルを0点
として下記のようにランク付けした。
0〜1 無臭(第4表中、無と記載) 2〜3 微臭(第4表中、微と記載) 4〜5 臭い有り(第1表中、有と記載)実施例11(
タイプD) カッパーカリウムカラギーナン7部をグリセリン4部と
水100部の混合液中に分散させ、85℃に昇温して6
0分間撹拌してカラギーナンを溶解させた。こうして得
られた溶液を温度85°Cに保ったまま減圧脱泡した後
ステンレススチール平板上に流延し、熱風乾燥して水分
15%、厚さ484のフィルムを得た。多糖類と多価ア
ルコールの重量比率は7:4であった。次いで、このフ
ィルムの上(一方の面のみ)全面に大豆蛋白(フジプロ
R1不二製油■製)5.0%水溶液を塗布した後、再度
熱風乾燥して水分15%、厚さ49−の強度特性に優れ
たフィルムを得た。このフィルムのヒートシール強度、
プロ・ンキング性の測定結果と臭いの官能テストを実施
した結果を第4表に示す。
又、比較のため、大豆蛋白質水溶液塗布前のフィルム(
タイプA)の物性も同様にして測定した(実施例11゛
)。この結果も第4表に示す。
実施例12(タイプロ) 実施例11で製造した大豆蛋白水溶液塗布前のフィルム
(フジプロR) 2.5%とゼラチン(S−4、新田ゼ
ラチン社製)2.5%の混合水溶液を塗布した後、再度
熱風乾燥して水分15%、厚さ49IImの強度特性に
優れたフィルムを得、このフィルムを用いて実施例11
と同様に評価した。その結果を第4表に示す。
実施例13(タイプD) カッパーカリウムカラギーナン3部と精製ローカストビ
ーンガム1部とをグリセリン2部、ソルビトール1部と
水100部の混合液中に分散させ85℃に昇温して60
分間撹拌溶解した。この溶液を用いた以外は実施例11
と同様にして水分15%、厚さ4711mのフィルムを
得た。このフィルムの一方の面に濃度3.0%の大豆蛋
白質水溶液を塗布した後、再度熱風乾燥して水分15%
、厚さ47.6−の強度特性に優れたフィルムを得た。
このフィルムの物性を実施例11と同様にして評価した
。又、比較例として、大豆蛋白質水溶液塗布前のフィル
ム(タイプ^)についても評価した。これらの結果を第
4表に示す。
比較例10〜13 実施例11で製造した大豆蛋白水溶液塗布前のフィルム
に各々濃度5%のゼラチン(比較例10)、プルラン(
比較例11)、アラビアガム(比較例12)及びコーン
スターチ(比較例13)の水溶液を塗布した後熱風乾燥
して得られたフィルムの物性を実施例11と同様にして
評価した。その結果を第4表に示す。又、ソデイウム力
ゼイネートの水溶液を同様に塗布して得られたフィルム
(タイプCに相当)の物性を参考としてあげる(参考例
)。
第  4  表 特許出願人  三菱レイヨン株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カラギーナンを主成分とする水溶性多糖類と多価
    アルコール類と水を主成分とし、水分率が25重量%以
    下であり、多価アルコール類と水溶性多糖類との重量比
    が0.2〜1であるフィルム層を少なくとも1成分とす
    るヒートシール可能な可食性フィルム。
  2. (2)多価アルコール/水の重量比が20/80〜0.
    2/99.8である媒体にカラギーナンを主成分とする
    水溶性多糖類を溶解した溶液をフィルム状に賦形した後
    乾燥し、水分率が25重量%以下であり、多価アルコー
    ル類と水溶性多糖類との重量比が0.2〜1なる組成の
    フィルムとすることを特徴とするヒートシール可能な可
    食性フィルムの製造方法。
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